JP6049396B2 - 電磁波減衰構造および電磁シールド扉 - Google Patents
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Description
電磁波減衰構造は、図16(a)に示すように、間隙を有して対向した一対の金属壁101と、当該間隙に配置された誘電体基板102とから構成される。なお、図中の符号201は、電磁波の伝搬方向を示している。図16(b)は、図16(a)に示す金属壁101の間隙において、Z軸方向から見た誘電体基板102の斜視図である。
まず、図17を用いて、矢印201の方向に伝播する電磁波に対する、誘電体基板102の表面インピーダンスZsの計算方法について説明する。図17は、図16(b)の輪郭図である。図17において、符号301は周期構造の単位セルを示している。また、wはストライプ状導体パターン103における貫通スルーホール104のピッチ間隔、dはストライプ状導体パターン103の幅寸法、gはストライプ状導体パターン103間のギャップ間隔、tは誘電体基板102の基板厚、εrは誘電体基板102の比誘電率を示している。
図19において、まず、矢印202の方向に伝搬する電磁波を考える。この場合、矢印202の方向にはストライプ状導体パターン103のギャップが存在せず、電磁波の伝搬を妨げる要素が存在しないため減衰特性は得られない。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電磁波減衰構造の構成を示す図である。
電磁波減衰構造は、図1(a)に示すように、間隙を有して対向した一対の金属壁(導体壁)1と、当該間隙の一方の金属壁1(図1(a)では下方の金属壁1)側に配置された誘電体基板2とから構成されている。
また、誘電体基板2の裏面(金属壁1側の面)には、図1(a)に示すように、従来例と同様にベタ導体パターン5が配置されている。このベタ導体パターン5は金属壁1(図1(a)では下方の金属壁1)と接している。
そして、貫通スルーホール4は、各配置箇所において、折れ線状導体パターン3およびベタ導体パターン5を電気的に接続している。
実施の形態1では、複数配列された折れ線状導体パターン3が全て同一寸法であり、ギャップ間隔が等間隔である場合について示した。これに対して、実施の形態2では、寸法・間隔が異なる折れ線状導体パターン3を用いた場合について示す。
図5はこの発明の実施の形態2に係る電磁波減衰構造の誘電体基板2の構成を示す上面図である。図5に示す実施の形態2に係る電磁波減衰構造は、図1(b)に示す実施の形態1に係る電磁波減衰構造の折れ線状導体パターン3を幅寸法が異なる2種類の折れ線状導体パターン3a,3bに変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1,2では電磁波減衰構造について説明した。それに対して、実施の形態3では、実施の形態1の電磁波減衰構造を用いた電磁シールド扉について説明する。
図10はこの発明の実施の形態3に係る電磁シールド扉の構成を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は(a)の破線A−A’を通るYZ断面の拡大図である。
扉枠7は、導電性素材で構成され、扉6が閉じられた際に扉6を収める枠である。この扉枠7の内寸は扉6の外寸に対して大きく、扉6が閉じられた際に扉枠7の内周面が扉6の外周面と間隙を有して対向するように構成されている。
開閉レバー9は、扉6を開閉するために操作される機構である。
図10に示すように、実施の形態3による電磁シールド扉は、図1に示した実施の形態1における電磁波減衰構造の対向する一対の金属壁1を、扉6と扉枠7に置き換えて構成したものである。つまり、図10(b)において、扉6と扉枠7の間隙を扉6の表面から裏面方向へと伝搬する幅広い伝搬方向の電磁波に対して、実施の形態1と同様に、図3に示した減衰特性を有する。
この電磁波減衰構造による動作は、実施の形態1と同様でありその説明を省略する。
これにより、バンドギャップ帯域aにおける電磁シールド特性を有し、かつ、導電性ガスケット10による電磁シールド特性をも有する電磁シールド扉を実現することができる。
これにより、バンドギャップ帯域aにおける電磁シールド特性を有し、かつ、電磁波吸収体11による電磁シールド特性をも有する電磁シールド扉を実現することができる。
図13では、誘電体基板2と電磁波吸収体11の両方を、扉6と扉枠7の間隙において、扉6の外周面にそれぞれ配置しており、この場合にも同様の効果を得ることができる。
Claims (12)
- 間隙を有して対向した一対の導体壁と、
前記間隙の一方または両方の導体壁側に配置された誘電体基板と、
所定ピッチで山と谷を有する折れ線状に構成され、前記誘電体基板の開放面内で、互いの前記山同士と前記谷同士が対向するように1次元方向に配列された複数の折れ線状導体パターンと、
前記誘電体基板の前記導体壁側の面に設けられ、当該導体壁と接したベタ導体パターンと、
前記折れ線状導体パターン上に等ピッチで配置され、当該折れ線状導体パターンおよび前記ベタ導体パターンを電気的に接続した複数の貫通スルーホールと
を備えた電磁波減衰構造。 - 前記複数の折れ線状導体パターンは、同一の寸法であり、等間隔で配列された
ことを特徴とする請求項1記載の電磁波減衰構造。 - 同一の寸法の前記折れ線状導体パターンが等間隔で配列された領域を備え、
前記誘電体基板の開放面には、前記寸法・間隔が異なる複数の領域が配列された
ことを特徴とする請求項1記載の電磁波減衰構造。 - 前記複数の領域はそれぞれ幅寸法が異なる前記折れ線状導体パターンを有した
ことを特徴とする請求項3記載の電磁波減衰構造。 - 前記複数の領域はそれぞれ前記貫通スルーホールのピッチ間隔が異なる前記折れ線状導体パターンを有した
ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の電磁波減衰構造。 - 前記複数の領域はそれぞれ配列間隔が異なる前記折れ線状導体パターンを有した
ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。 - 前記折れ線状導体パターンに代えて、所定ピッチで山と谷を有する波線状に構成された波線状導体パターンを用いた
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。 - 前記誘電体基板には、前記複数の貫通スルーホールのうち少なくとも一つの配置位置に、導電性ネジが取り付けられた
ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。 - 前記誘電体基板には、両端の前記折れ線状導体パターンまたは前記波線状導体パターンと当該誘電体基板の端との間に、少なくとも一つのネジ穴を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。 - 請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造を備えた電磁シールド扉であって、
前記一対の導体壁が、導電性の扉枠と、当該扉枠に配置された導電性の扉とで構成された
ことを特徴とする電磁シールド扉。 - 前記扉が閉じられた際に対向する当該扉と前記扉枠の間隙に配置され、前記扉が閉じられた際に弾性変形して当該扉および前記扉枠を電気的に接続する導電性ガスケットを備えた
ことを特徴とする請求項10記載の電磁シールド扉。 - 前記扉が閉じられた際に対向する当該扉と前記扉枠の間隙に配置された電磁波吸収体を備えた
ことを特徴とする請求項10または請求項11記載の電磁シールド扉。
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