JP6049396B2 - 電磁波減衰構造および電磁シールド扉 - Google Patents

電磁波減衰構造および電磁シールド扉 Download PDF

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Description

この発明は、電磁シールド扉における扉と扉枠や導波管等、対向する金属壁により導波路が形成される構造において、その間隙を伝播する電磁波に対して、特定の周波数帯域において減衰特性を得る電磁波減衰構造および電磁シールド扉に関するものである。
電磁波減衰構造は、対向した一対の金属壁(導体壁)の間隙を伝搬する電磁波に対して、特定の周波数帯域において減衰特性を得るものである。電磁波減衰構造の従来例について、図16を参照しながら説明する。
電磁波減衰構造は、図16(a)に示すように、間隙を有して対向した一対の金属壁101と、当該間隙に配置された誘電体基板102とから構成される。なお、図中の符号201は、電磁波の伝搬方向を示している。図16(b)は、図16(a)に示す金属壁101の間隙において、Z軸方向から見た誘電体基板102の斜視図である。
図16(b)に示すように、誘電体基板102の表面には、複数のストライプ状導体パターン103が一定のギャップ間隔で配列されている。このストライプ状導体パターン103上には、複数の貫通スルーホール104が等ピッチで配置されている。また、誘電体基板102の裏面には、ベタ導体パターン105が配置されている。このベタ導体パターン105は、図16(a)に示すように、一対の金属壁101のうちの一方に接している。そして、貫通スルーホール104は、各配置箇所において、ストライプ状導体パターン103およびベタ導体パターン105を電気的に接続している。
図16(b)に示す構造は、誘電体基板102上にストライプ状導体パターン103および貫通スルーホール104を周期的に配置して構成するEBG(Electromagnetic Band Gap)構造の一種であり、矢印201の方向に伝播する電磁波に対して、バンドギャップ帯域と呼ばれる特定の周波数帯域において減衰特性が得られる構造である。
次に、図16に示す従来の電磁波減衰構造の動作について説明する。
まず、図17を用いて、矢印201の方向に伝播する電磁波に対する、誘電体基板102の表面インピーダンスZsの計算方法について説明する。図17は、図16(b)の輪郭図である。図17において、符号301は周期構造の単位セルを示している。また、wはストライプ状導体パターン103における貫通スルーホール104のピッチ間隔、dはストライプ状導体パターン103の幅寸法、gはストライプ状導体パターン103間のギャップ間隔、tは誘電体基板102の基板厚、εは誘電体基板102の比誘電率を示している。
表面インピーダンスZsは、上記の数値を用いることで下式(1)のように表される。式(1)において、ωはバンドギャップ帯域の中心角周波数を示している。この中心角周波数ωは、バンドギャップ帯域の中心周波数fを用いると2πfで表され、また、図16の矢印201の方向に対し周期構造の単位セル301が有するストライプ状導体パターン103のギャップ間の直列キャパシタンス値Cと、貫通スルーホール104が有する単位面積当たりの並列インダクタンス値Lを用いると式(2)で表される。直列キャパシタンス値Cと並列インダクタンス値Lは、それぞれ式(3)と式(4)で表される。また、式(3)と式(4)において、εとμはそれぞれ真空の誘電率と透磁率を示している。
Figure 0006049396

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式(1)より、周波数fにおいて、Zsの絶対値は無限大に発散する。このとき、誘電体基板102の表面を伝搬する電磁波は、矢印201の方向には伝搬できず、その通過特性は、図18に示すように周波数fを中心周波数とするバンドギャップ帯域にて減衰特性を有する。つまり、図16に示す従来例の構造は、矢印201の方向に伝搬する電磁波に対し、周波数fの近辺において減衰特性を有する。
非特許文献1では、図16に示す構造を、矢印201が管軸方向と一致する方向として導波管内に配置したものについて示されている。これにより、導波管内を管軸方向に伝搬する電磁波に対して、特定のバンドギャップ帯域内における減衰特性を実現することができる。
"Electromagnetic Crystal(EMXT)Waveguide Band−Stop Filter",IEEE MICROWAVEANDIWIRELESS COMPONENTS LETTERS,VOL.13,N0.3,MARCH 2003
図19を用いて、発明が解決しようとする課題について説明する。図19は、図16(a)に示す金属壁101の間隙において、Z軸方向から見た誘電体基板102の上面図である。なお、図中の符号202,203は、電磁波の伝搬方向を示している。
図19において、まず、矢印202の方向に伝搬する電磁波を考える。この場合、矢印202の方向にはストライプ状導体パターン103のギャップが存在せず、電磁波の伝搬を妨げる要素が存在しないため減衰特性は得られない。
次に、矢印203の方向に伝搬する電磁波を考える。この場合、矢印203の方向に伝搬する電磁波は、互いに直交で独立である矢印201と矢印202の方向に伝搬する2つの電磁波の重ね合わせと考えることができる。このうち、矢印201の方向に伝搬する成分はバンドギャップ帯域において減衰するが、矢印202の方向に伝搬する成分は減衰しない。そのため、矢印203の方向に伝搬する電磁波に対する減衰特性は、矢印201の方向に伝搬する電磁波よりも劣化する。
つまり、従来の電磁波減衰構造では、減衰特性が得られる電磁波の伝搬方向が矢印201の1方向に限られている。そのため、電磁波の伝搬方向が矢印201と異なる場合、減衰特性が得られない、あるいは劣化するという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、対向する導体壁の間隙を伝搬する電磁波に対して特定の周波数帯域で減衰特性を得る電磁波減衰構造において、減衰特性が得られる電磁波の伝搬方向を1方向に限定せず、より多方向に伝搬する電磁波に対して減衰特性を得ることができる電磁波減衰構造および電磁シールド扉を提供することを目的としている。
この発明に係る電磁波減衰構造は、間隙を有して対向した一対の導体壁と、間隙の一方または両方の導体壁側に配置された誘電体基板と、所定ピッチで山と谷を有する折れ線状に構成され、誘電体基板の開放面内で、互いの山同士と谷同士が対向するように1次元方向に配列された複数の折れ線状導体パターンと、誘電体基板の導体壁側の面に設けられ、当該導体壁と接したベタ導体パターンと、折れ線状導体パターン上に等ピッチで配置され、当該折れ線状導体パターンおよびベタ導体パターンを電気的に接続した複数の貫通スルーホールとを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、対向する導体壁の間隙を伝搬する電磁波に対して特定の周波数帯域で減衰特性を得る構造において、減衰特性が得られる電磁波の伝搬方向を1方向に限定せず、より多方向に伝搬する電磁波に対して減衰特性を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る電磁波減衰構造の構造を示す図であり、(a)側断面図であり、(b)誘電体基板の構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る電磁波減衰構造の動作を説明する図であり、(a)誘電体基板上の伝搬方向を示す図であり、(b)(a)に示す破線30aの拡大図である。 この発明の実施の形態1に係る電磁波減衰構造による電磁波の通過特性を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電磁波減衰構造の誘電体基板の別の構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係る電磁波減衰構造の誘電体基板の構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係る電磁波減衰構造による電磁波の通過特性を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る電磁波減衰構造による電磁波の別の通過特性を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る電磁波減衰構造の誘電体基板の別の構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係る電磁波減衰構造の誘電体基板の別の構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態3に係る電磁シールド扉の構成を示す図であり、(a)正面図であり、(b)側断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電磁シールド扉の別の構成を示す側断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電磁シールド扉の別の構成を示す側断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電磁シールド扉の別の構成を示す側断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電磁波減衰構造の誘電体基板の構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態3に係る電磁波減衰構造の誘電体基板の別の構成を示す上面図である。 従来の電磁波減衰構造の構成を示す図であり、(a)側断面図であり、(b)誘電体基板の構成を示す斜視図である。 従来の電磁波減衰構造の動作を示すための誘電体基板の輪郭図である。 従来の電磁波減衰構造による電磁波の通過特性を示す図である。 従来の電磁波減衰構造の課題を説明する図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電磁波減衰構造の構成を示す図である。
電磁波減衰構造は、図1(a)に示すように、間隙を有して対向した一対の金属壁(導体壁)1と、当該間隙の一方の金属壁1(図1(a)では下方の金属壁1)側に配置された誘電体基板2とから構成されている。
誘電体基板2の表面(開放面)内には、図1(b)に示すように、複数の折れ線状導体パターン3が一定のギャップ間隔で配列されている。また、折れ線状導体パターン3上には、複数の貫通スルーホール4が等ピッチで配置されている。折れ線状導体パターン3は、XY平面内において、貫通スルーホール4の2ピッチごとに直角に折れ曲がることで、山と谷を有する折れ線状に構成されている。
また、誘電体基板2の裏面(金属壁1側の面)には、図1(a)に示すように、従来例と同様にベタ導体パターン5が配置されている。このベタ導体パターン5は金属壁1(図1(a)では下方の金属壁1)と接している。
そして、貫通スルーホール4は、各配置箇所において、折れ線状導体パターン3およびベタ導体パターン5を電気的に接続している。
次に、図2を用いて実施の形態1による電磁波減衰構造の動作について説明する。図2(a)は図1(b)において電磁波の伝搬方向を追記した図であり、図2(b)は図2(a)の破線30aの拡大図である。なお、図2において、符号21はXY平面においてY軸方向からX軸負の方向に45度の伝搬方向、符号22はXY平面においてY軸方向からX軸正の方向に45度の伝搬方向、符号23はXY平面においてY軸方向からX軸正負の方向に45度以内の伝搬方向を示している。図2において、その他の部位の説明は図1(b)と同じなので省略する。
まず、図2を用いて、矢印21の方向に伝搬する電磁波を考える。この場合、図2(b)における矢印21の方向と折れ線状導体パターン3の位置関係は、従来例において示した図19の矢印201とストライプ状導体パターン103の位置関係と同じである。したがって、図2(a)の破線30aの箇所では、従来例と同様に、折れ線状導体パターン3における貫通スルーホール4のピッチ間隔、折れ線状導体パターン3の幅寸法とギャップ間隔、誘電体基板2の基板厚と比誘電率を用いて式(1)〜(4)から求まる周波数fを中心周波数とするバンドギャップ帯域aにおいて、矢印21の方向に伝搬する電磁波に対し、従来例と同様に減衰特性を得ることができる(図3参照)。
次に、図2(a)を用いて、矢印22の方向に伝搬する電磁波を考える。この場合についても同様の理由により、図2(a)における破線30bに示す箇所において、折れ線状導体パターン3における貫通スルーホール4のピッチ間隔、折れ線状導体パターン3の幅寸法とギャップ間隔、誘電体基板2の基板厚と比誘電率を用いて式(1)〜(4)から求まる周波数fを中心周波数とするバンドギャップ帯域aにおいて、矢印22の方向に伝搬する電磁波に対して減衰特性を得ることができる。つまり、図2(a)の構造は、矢印21の方向と矢印22の方向に伝搬する電磁波に対して、図3に示すように、バンドギャップ帯域aにてそれぞれ減衰特性を有する。
ここで、矢印21の方向と矢印22の方向に伝搬する2つの電磁波は互いに直交で独立である。そのため、図2(a)において矢印23で示す範囲の方向に伝搬する電磁波は、矢印21の方向と矢印22の方向に伝搬する2つの電磁波の重ね合わせと考えることができる。また、図2(a)の構造は、矢印21の方向と矢印22の方向に伝搬する電磁波に対して、バンドギャップ帯域にて減衰特性を有する。したがって、図2(a)の構造は、矢印21の方向と矢印22の方向に伝搬する2つの電磁波の重ね合わせである、矢印23で示す範囲の方向に伝搬する電磁波に対しても、図3に示すように、バンドギャップ帯域aにて減衰特性を有する。
以上のように、この実施の形態1によれば、貫通スルーホール4が等ピッチで配置された複数の導体パターン3を備える誘電体基板2を、対向する金属壁1の少なくとも一方の壁面に配置する構造において、当該導体パターン3の形状を折れ線状とするように構成したので、バンドギャップ帯域において減衰特性が得られる電磁波の伝播方向の角度を1方向に限定せず、より多方向に伝搬する電磁波に対して減衰特性を得ることができる。
なお、実施の形態1では、対向する一対の金属壁1の片側に誘電体基板2を配置した場合について示した。しかしながら、これに限るものではなく、対向する一対の金属壁1の両側に誘電体基板2をそれぞれ配置してもよい。
また、実施の形態1では、折れ線状導体パターン3は貫通スルーホール4の2ピッチごとに直角に折れ曲がる構造としている。しかしながら、折れ線状導体パターン3の折れ曲がり間隔を貫通スルーホール4の2ピッチに限定する必要はない。
また、実施の形態1では、折れ線状導体パターン3が有する折れ曲がり角度を直角としている。しかしながら、折れ線状導体パターン3の折れ曲がり角度を直角に限定する必要はない。
また、実施の形態1では、折れ線状導体パターン3の折れ曲がり構造部は直角の形状である。しかしながら、これに限るものではなく、例えば図4に示すように、折れ曲がり構造部の角部分を丸め、折れ線状導体パターン3の一部を曲線の形状としてもよい。また、波線状としてもよい。
また、実施の形態1では、折れ線状導体パターン3を6個配置しているが、折れ線状導体パターン3の個数は6個に限定する必要はない。
実施の形態2.
実施の形態1では、複数配列された折れ線状導体パターン3が全て同一寸法であり、ギャップ間隔が等間隔である場合について示した。これに対して、実施の形態2では、寸法・間隔が異なる折れ線状導体パターン3を用いた場合について示す。
図5はこの発明の実施の形態2に係る電磁波減衰構造の誘電体基板2の構成を示す上面図である。図5に示す実施の形態2に係る電磁波減衰構造は、図1(b)に示す実施の形態1に係る電磁波減衰構造の折れ線状導体パターン3を幅寸法が異なる2種類の折れ線状導体パターン3a,3bに変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
ここで、折れ線状導体パターン3bは、折れ線状導体パターン3aよりも広い幅寸法を有している。そして、図5に示す誘電体基板2では、折れ線状導体パターン3aが一定のギャップ間隔で配列された領域31aと、折れ線状導体パターン3bが一定のギャップ間隔で配列された領域31bとを有している。そして、この領域31aと領域31bはY軸方向に配列されている。なお、図5において、式(1)〜(4)で用いる各値は、折れ線状導体パターン3a,3bの幅寸法以外は実施の形態1と同じ値である。
次に、実施の形態2による電磁波減衰構造の動作について説明する。まず、図5において折れ線状導体パターン3aが配列された領域31aは、実施の形態1と同じ構造なので、実施の形態1と同様に、図5のXY平面においてY軸方向からX軸正負の方向に45度以内の方向に伝播する電磁波に対し、バンドギャップ帯域aにて減衰特性を有する。
一方、折れ線状導体パターン3bが配列された領域31bでは、折れ線状導体パターン3bの幅寸法が折れ線状導体パターン3aよりも広くなっている。そのため、折れ線状導体パターン3bが配列されている領域31bの各値と式(1)〜(4)から求められる周波数fは、周波数fよりも低域側ヘシフトする。その結果、周波数fを中心周波数とするバンドギャップ帯域bは、バンドギャップ帯域aよりも低域側となる。また、実施の形態1と同様の理由により、図5のXY平面においてY軸方向からX軸正負の方向に45度以内の方向に伝播する電磁波に対して減衰特性が得られる。
また、図5の構造は、領域31aと領域31bをY軸方向に直列に配置しているので、両領域を伝播する電磁波に対し、各領域が有するバンドギャップ帯域において減衰特性を有する。よって、図5の構造は、図5のXY平面においてY軸方向からX軸正負の方向に45度以内の方向に伝播する電磁波に対して、図6に示すように、バンドギャップ帯域aとバンドギャップ帯域bにおいて減衰特性を有する。また、バンドギャップ帯域bの中心周波数fは式(1)〜(4)から決められるので、バンドギャップ帯域aとバンドギャップ帯域bが周波数軸上で連続となるように周波数fを選択することで、図7に示すように減衰特性が得られる周波数帯域を広帯域化することが可能となる。
以上のように、この実施の形態2によれば、幅寸法が異なる折れ線状導体パターン3a,3bを用いるように構成したので、実施の形態1における効果に加えて、実施の形態1よりも多くのあるいは広帯域な周波数帯域において減衰特性が得られる電磁波減衰構造を実現できる。
なお、実施の形態2では、幅寸法が異なる2種類の折れ線状導体パターン3a,3bを用いた場合について示したが、2種類に限定する必要はない。
また、実施の形態2では、領域31a,31bにおいて、折れ線状導体パターン3a,3bの幅寸法を異なる値とすることで、2つの帯域の異なるバンドギャップ帯域a,bを形成した。しかしながらこれに限るものではなく、領域31a,31bにおいて、式(3),(4)の式中の他の値を変えることでも、実施の形態2と同様の効果が得られる。
例として、領域31a,31bにおいて、折れ線状導体パターン3における貫通スルーホール4のピッチ間隔を異なる値とした構成例を図8に示す。図8において、符号32a,32bは貫通スルーホール4のピッチ間隔を示し、ピッチ間隔32bはピッチ間隔32aよりも大きい寸法となっている。この場合、式(2),(3)より、領域31bにより形成されるバンドギャップ帯域は、領域31aにより形成されるバンドギャップ帯域よりも低域側となる。
また、別の例として、領域31a,31bにおいて、折れ線状導体パターン3のギャップ間隔を異なる値とした構成例を図9に示す。図9において、符号33a,33bは折れ線状導体パターンのギャップ間隔を示し、ギャップ間隔33bはギャップ間隔33aよりも大きい寸法となっている。この場合、式(2),(3)より、領域31bにより形成されるバンドギャップ帯域は、領域31aにより形成されるバンドギャップ帯域よりも高域側となる。
また上記では、図5,8,9のように、幅寸法が異なる折れ線状導体パターン3a,3bを用いた場合、貫通スルーホール4のピッチ間隔が異なる折れ線状導体パターン3を用いた場合、ギャップ間隔が異なる折れ線状導体パターン3を用いた場合の3つの例を示したが、これらを組み合わせて構成するようにしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態1,2では電磁波減衰構造について説明した。それに対して、実施の形態3では、実施の形態1の電磁波減衰構造を用いた電磁シールド扉について説明する。
図10はこの発明の実施の形態3に係る電磁シールド扉の構成を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は(a)の破線A−A’を通るYZ断面の拡大図である。
電磁シールド扉は、図10に示すように、扉6、扉枠7、ヒンジ機構8、開閉レバー9および電磁波減衰構造から構成されている。
扉6は、導電性素材で構成され、扉枠7に配置された板部材である。
扉枠7は、導電性素材で構成され、扉6が閉じられた際に扉6を収める枠である。この扉枠7の内寸は扉6の外寸に対して大きく、扉6が閉じられた際に扉枠7の内周面が扉6の外周面と間隙を有して対向するように構成されている。
ヒンジ機構8は、扉枠7が扉6を保持するための機構である。
開閉レバー9は、扉6を開閉するために操作される機構である。
電磁波減衰構造は、図1に示す実施の形態1の電磁波減衰構造と同一の構造を有するものである。ただし、図10に示す電磁波減衰構造では、一対の金属壁1が扉6と扉枠7とにより構成され、誘電体基板2が、扉6と扉枠7の間隙において、扉6の外周面に沿って配置されている。
次に、実施の形態3による電磁シールド扉の動作について説明する。
図10に示すように、実施の形態3による電磁シールド扉は、図1に示した実施の形態1における電磁波減衰構造の対向する一対の金属壁1を、扉6と扉枠7に置き換えて構成したものである。つまり、図10(b)において、扉6と扉枠7の間隙を扉6の表面から裏面方向へと伝搬する幅広い伝搬方向の電磁波に対して、実施の形態1と同様に、図3に示した減衰特性を有する。
この電磁波減衰構造による動作は、実施の形態1と同様でありその説明を省略する。
以上のように、この実施の形態3によれば、電磁シールド扉に対して本発明の電磁波減衰構造を適用することで、バンドギャップ帯域aにおいて、扉6と扉枠7の間隙における幅広い伝搬方向の電磁波の漏洩と進入を防ぎ、その結果、バンドギャップ帯域aにおける電磁シールド特性を得ることができる。
なお、実施の形態3では、扉6と扉枠7が非接触であるため、扉の開閉回数が多くなった場合にも電磁シールド性能は劣化しない。よって、定期メンテナンスが不要であるという利点を有している。
また、実施の形態3では、誘電体基板2を、扉6と扉枠7の間隙における扉6の壁面(外周面)に配置している。しかしながら、これに限るものではなく、誘電体基板2を配置する壁面は、扉6と扉枠7との間隙における扉枠7の壁面(内周面)、あるいは扉6と扉枠7の両壁面でも構わない。
また、実施の形態3では、実施の形態1に係る電磁波減衰構造を電磁シールド扉に適用した場合について示したが、実施の形態2に係る電磁波減衰構造を適用するようにしてもよい。
また、図10に示す電磁シールド扉に対して、導電性ガスケット10を併用するようにしてもよい。図11は、実施の形態3に係る電磁シールド扉に導電性ガスケット10を併用した構成例を示す、図10(a)における破線A−A’を通るYZ断面の拡大図である。図11に示す電磁シールド扉は、導電性ガスケット10を追加した点以外は図10に示す電磁シールド扉と同様であり、その他の部位の説明は省略する。
導電性ガスケット10は、扉6が閉じられた際に対向する当該扉6と扉枠7の間隙に配置され、扉6が閉じられた際に弾性変形して当該扉6および扉枠7を電気的に接続するものである。図11に示す例では、導電性ガスケット10は、扉6と扉枠7の間隙において、扉6の外周面に沿って一列配置されている。
これにより、バンドギャップ帯域aにおける電磁シールド特性を有し、かつ、導電性ガスケット10による電磁シールド特性をも有する電磁シールド扉を実現することができる。
なお、図11の例では、導電性ガスケット10を、扉6と扉枠7の間隙において、扉6の外周面に沿って一列配置した場合について示した。しかしながら、導電性ガスケット10の配置列数と箇所は図11の構成に限定する必要はなく、例えば、扉枠7の内周面に沿って配置してもよいし、扉6と扉枠7の両方に配置してもよい。また、導電性ガスケット10の種類についても限定するものではなく、例えば、フィンガーガスケット(フィンガー状の金属を金属板表面に押し当てる構造)、メッシュガスケット(凸状の金属板を金属メッシュに押し当てる構造)やクッションガスケット(凸状の金属板を、ウレタン等の緩衝材表面を導電化したクッションガスケットに押し当てる構造)等が挙げられる。
また、図10に示す電磁シールド扉に対して、電磁波吸収体11を併用するようにしてもよい。図12は、実施の形態3に係る電磁シールド扉に電磁波吸収体11を併用した構成例を示す、図10(a)における破線A−A’を通るYZ断面の拡大図である。図12に示す電磁シールド扉は、電磁波吸収体11を追加した点以外は図10に示す電磁シールド扉と同様であり、その他の部位の説明は省略する。
電磁波吸収体11は、磁性体等の電磁波を吸収する材料で構成され、扉6が閉じられた際に対向する当該扉6と扉枠7の間隙に配置されたものである。図12に示す例では、電磁波吸収体11は、扉6と扉枠7の間隙において、扉枠7の内周面に沿って一列配置されている。
これにより、バンドギャップ帯域aにおける電磁シールド特性を有し、かつ、電磁波吸収体11による電磁シールド特性をも有する電磁シールド扉を実現することができる。
なお、図12の例では、電磁波吸収体11を、扉6と扉枠7の間隙において、扉枠7の内周面に沿って一列配置した場合について示した。しかしながら、電磁波吸収体11の配置列数と箇所は図12の構成に限定する必要はない。図13は、図12において電波波吸収体11の配置箇所を変更した構成例を示す、図10(a)における破線A−A’を通るYZ断面の拡大図である。図13において、各部位の説明は図12と同じなので省略する。
図13では、誘電体基板2と電磁波吸収体11の両方を、扉6と扉枠7の間隙において、扉6の外周面にそれぞれ配置しており、この場合にも同様の効果を得ることができる。
さらに、図10に示す電磁シールド扉に対して、導電性ガスケット10と電磁波吸収体11の両方を併用するようにしてもよい。
また、例えば図14に示すように、誘電体基板2上の、複数の貫通スルーホール4のうち少なくとも一つの配置位置に、導電性ネジ12を取り付けるようにしてもよい。図14では導電性ネジ12を6箇所設けた場合を示している。この導電性ネジ12により、導体パターン3と基板GNDとを電気的に接続し、かつ、導電性接着剤等を用いることなく誘電体基板2を扉6あるいは扉枠7に固定することができる。ただし、この場合のネジ穴は貫通スルーホール4のビア径と同等の大きさとなる必要があるため、ビア径が小さい構造によっては適用が困難になる。
一方、例えば図15に示すように、誘電体基板2上の、複数の導体パターン(折れ線状導体パターンまたは波線状導体パターン)3のうち最も基板端に近い(すなわち両端の)導体パターン3と当該基板端との間に、少なくとも一つのネジ穴13を設けるようにしてもよい。図15ではネジ穴13を4箇所設けた場合を示している。この場合、ネジ穴13箇所に導体パターン3が無いため、ネジは導電性である必要がない。また、ネジ穴13の大きさを大きくすることができ、図14に示す構造よりも誘電体基板2を強固に固定できる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 金属壁(導体壁)、2 誘電体基板、3,3a,3b 折れ線状導体パターン、4 貫通スルーホール、5 ベタ導体パターン、6 扉、7 扉枠、8 ヒンジ機構、9 開閉レバー、10 導電性ガスケット、11 電磁波吸収体、12 導電性ネジ、13 ネジ穴、21〜23 伝搬方向、30a,30b 破線、31a,31b 領域、32a,32b ピッチ間隔、33a,33b ギャップ間隔。

Claims (12)

  1. 間隙を有して対向した一対の導体壁と、
    前記間隙の一方または両方の導体壁側に配置された誘電体基板と、
    所定ピッチで山と谷を有する折れ線状に構成され、前記誘電体基板の開放面内で、互いの前記山同士と前記谷同士が対向するように1次元方向に配列された複数の折れ線状導体パターンと、
    前記誘電体基板の前記導体壁側の面に設けられ、当該導体壁と接したベタ導体パターンと、
    前記折れ線状導体パターン上に等ピッチで配置され、当該折れ線状導体パターンおよび前記ベタ導体パターンを電気的に接続した複数の貫通スルーホールと
    を備えた電磁波減衰構造。
  2. 前記複数の折れ線状導体パターンは、同一の寸法であり、等間隔で配列された
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波減衰構造。
  3. 同一の寸法の前記折れ線状導体パターンが等間隔で配列された領域を備え、
    前記誘電体基板の開放面には、前記寸法・間隔が異なる複数の領域が配列された
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波減衰構造。
  4. 前記複数の領域はそれぞれ幅寸法が異なる前記折れ線状導体パターンを有した
    ことを特徴とする請求項3記載の電磁波減衰構造。
  5. 前記複数の領域はそれぞれ前記貫通スルーホールのピッチ間隔が異なる前記折れ線状導体パターンを有した
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の電磁波減衰構造。
  6. 前記複数の領域はそれぞれ配列間隔が異なる前記折れ線状導体パターンを有した
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。
  7. 前記折れ線状導体パターンに代えて、所定ピッチで山と谷を有する波線状に構成された波線状導体パターンを用いた
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。
  8. 前記誘電体基板には、前記複数の貫通スルーホールのうち少なくとも一つの配置位置に、導電性ネジが取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。
  9. 前記誘電体基板には、両端の前記折れ線状導体パターンまたは前記波線状導体パターンと当該誘電体基板の端との間に、少なくとも一つのネジ穴を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造。
  10. 請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の電磁波減衰構造を備えた電磁シールド扉であって、
    前記一対の導体壁が、導電性の扉枠と、当該扉枠に配置された導電性の扉とで構成された
    ことを特徴とする電磁シールド扉。
  11. 前記扉が閉じられた際に対向する当該扉と前記扉枠の間隙に配置され、前記扉が閉じられた際に弾性変形して当該扉および前記扉枠を電気的に接続する導電性ガスケットを備えた
    ことを特徴とする請求項10記載の電磁シールド扉。
  12. 前記扉が閉じられた際に対向する当該扉と前記扉枠の間隙に配置された電磁波吸収体を備えた
    ことを特徴とする請求項10または請求項11記載の電磁シールド扉。
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