JP6047239B2 - 部品吸着ノズルおよび部品実装装置 - Google Patents

部品吸着ノズルおよび部品実装装置 Download PDF

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Description

この発明は、部品吸着ノズルおよび部品実装装置に関する。
従来、部品吸着ノズルが知られている。このような部品吸着ノズルは、たとえば、特開2011−685号公報に開示されている。
上記特開2011−685号公報には、複合ハンドツールに水平方向を回動軸線として回動可能に取り付けられ、部品を吸着する吸着ノズル(部品吸着ノズル)を備えるビンピッキングシステムが開示されている。このビンピッキングシステムは、吸着ノズルで部品を吸着した後、吸着ノズルを水平方向を回動軸線として回動させて部品の姿勢を変更させてから仮置きし、吸着ノズルで再び部品を吸着して部品載置位置に部品を載置するように構成されている。
特開2011−685号公報
しかしながら、上記特開2011−685号公報の吸着ノズル(部品吸着ノズル)は、部品を吸着した後、水平方向を回動軸線として回動させて部品の姿勢を変更させてから仮置きし、再び部品を吸着して部品載置位置に部品を載置するため、部品を一旦仮置きする分、タクトタイムが長くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、部品を吸着して姿勢変更させてから部品を実装する場合のタクトタイムを短縮することが可能な部品吸着ノズルおよび部品実装装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における部品吸着ノズルは、実装ヘッドに取り付けられるノズル本体部と、ノズル本体部に略水平方向を回動軸線として回動可能に取り付けられ、部品を吸着する部品吸着部とを備え、部品吸着部は、部品を吸着する際に部品に当接する吸着面を有し、部品を吸着可能な第1回動位置と部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成されている。
この発明の第1の局面による部品吸着ノズルでは、上記のように、部品吸着部を、部品を吸着可能な第1回動位置と部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成することによって、部品を吸着して姿勢変更させてから部品を実装する場合に、部品を仮置きする必要がないので、その分、タクトタイムを短縮することができる。また、部品を仮置きするスペースを設ける必要がないので、部品を実装する装置が大型化するのを抑制することができる。
上記第1の局面による部品吸着ノズルにおいて、好ましくは、部品吸着部は、部品の実装面および部品の実装面の反対側の面以外の部品の面を吸着して、部品の実装面を実装対象物に向くように回動して部品を実装することが可能に構成されている。このように構成すれば、部品の実装面の反対側の面を吸着することができない場合でも、部品の実装面および部品の実装面の反対側の面以外の部品の面を吸着して容易に部品を実装することができる。
この場合、好ましくは、部品吸着部は、第1回動位置において吸着面を略水平方向にした状態で部品の実装面に対して略直交する面を吸着して、部品の実装面を実装対象物に向くよう第2回動位置において吸着面を実装対象物に対して略垂直となるように回動して、部品を実装することが可能に構成されている。このように構成すれば、部品の実装面の反対側の面を吸着することができない場合でも、吸着面を略水平にして部品の実装面に対して略直交する面を吸着した後、部品の実装面が下になるように吸着面を略鉛直にして部品を実装することができるので、実装面を下向きに置くことが困難である部品であっても容易に吸着して姿勢を変更して実装することができる。
上記第1の局面による部品吸着ノズルにおいて、好ましくは、部品吸着部は、吸着面から交差する方向に突出した突出部をさらに有し、突出部は、部品を実装する際に、部品の実装面の反対側の面に当接するように構成されている。このように構成すれば、部品の実装面の反対側の面以外の面を吸着して部品を実装する場合に、突出部により部品の実装面と反対側の面を実装面側に押圧することができるので、部品を実装対象物に確実に実装することができる。
上記第1の局面による部品吸着ノズルにおいて、好ましくは、部品吸着部の略水平方向の回動軸線上に沿った回動軸と、部品を吸着するための負圧を部品吸着部に連通させる吸着負圧通路とをさらに備え、部品吸着部は、回動軸を中心に回動する回動部を含み、吸着負圧通路は、回動軸の回動軸線に沿って設けられた第1吸着負圧通路と、部品吸着部の回動部に設けられた第2吸着負圧通路と、第1吸着負圧通路および第2吸着負圧通路を接続する負圧通路接続部とを含み、負圧通路接続部は、部品吸着部が第1回動位置および第2回動位置のいずれの位置においても、第1吸着負圧通路および第2吸着負圧通路を連通するように形成されている。このように構成すれば、部品吸着部が回動した場合でも、部品を吸着するための負圧を部品吸着部の吸着面に容易に供給することができるので、部品吸着部の回動位置に関わらず部品を確実に吸着することができる。
上記第1の局面による部品吸着ノズルにおいて、好ましくは、部品吸着部は、部品を吸着するための負圧とは別系統の空気圧により略水平方向を回動軸線として回動するように構成されている。このように構成すれば、部品を吸着するための負圧とは独立した空気圧を用いて容易に部品吸着部を回動させることができる。
この発明の第2の局面における部品実装装置は、部品吸着ノズルと、部品吸着ノズルを昇降させる昇降装置と、部品吸着ノズルを下降させた状態で基板に部品を実装する実装ヘッドとを備え、部品吸着ノズルは、実装ヘッドに取り付けられるノズル本体部と、ノズル本体部に略水平方向を回動軸線として回動可能に取り付けられ、部品を吸着する部品吸着部とを含み、部品吸着部は、部品を吸着する際に部品に当接する吸着面を有し、部品を吸着可能な第1回動位置と部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成されている。
この発明の第2の局面による部品実装装置では、上記のように、部品吸着部を、部品を吸着可能な第1回動位置と部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成することによって、部品を吸着して姿勢変更させてから部品を実装する場合に、部品を仮置きする必要がないので、その分、タクトタイムを短縮することが可能な部品実装装置を提供することができる。また、部品を仮置きするスペースを設ける必要がないので、部品実装装置が大型化するのを抑制することができる。
上記第2の局面による部品実装装置において、好ましくは、部品吸着部は、部品の実装面および部品の実装面の反対側の面以外の部品の面を吸着して、部品の実装面を基板に向くように回動して部品を実装するように構成されている。このように構成すれば、部品の実装面の反対側の面を吸着することができない場合でも、部品の実装面および部品の実装面の反対側の面以外の部品の面を吸着して容易に部品を実装することができる。
この場合、好ましくは、部品吸着部は、第1回動位置において吸着面を略水平方向にした状態で部品の実装面に対して略直交する面を吸着して、部品の実装面を基板に向くよう第2回動位置において吸着面を基板に対して略垂直となるように回動して部品を実装するように構成されている。このように構成すれば、部品の実装面の反対側の面を吸着することができない場合でも、部品の実装面に対して略直交する面を吸着して容易に部品を実装することができる。
上記第2の局面による部品実装装置において、好ましくは、部品吸着部は、吸着面から交差する方向に突出した突出部をさらに有し、突出部は、部品を実装する際に、部品の実装面の反対側の面に当接するように構成されている。このように構成すれば、部品の実装面の反対側の面以外の面を吸着して部品を実装する場合に、突出部により部品の実装面と反対側の面を実装面側に押圧することができるので、部品を実装対象物に確実に実装することができる。
本発明によれば、上記のように、部品を吸着して姿勢変更させてから部品を実装する場合のタクトタイムを短縮することができる。
本発明の第1実施形態による部品実装装置の概略を示した平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の概略を示した側面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置のヘッドのシャフトを示した断面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置のノズルを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置のノズルの第1回動位置の状態を示した断面図(図4の200−200線に沿った断面図)である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置のノズルの第2回動位置の状態を示した断面図(図4の200−200線に沿った断面図)である。 図5の210−210線に沿った断面図である。 図5の220−220線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の実装される部品を示した図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置のコントローラによる部品実装処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による部品実装装置の実装される部品を示した図である。 本発明の第2実施形態による部品実装装置のコントローラによる部品実装処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態による部品実装装置100の構成について説明する。
部品実装装置100は、図1および図2に示すように、一対のコンベア11によりプリント基板2がX2方向側からX1方向側に搬送されて所定の作業位置において、プリント基板2に部品3aおよび4aを実装する装置である。なお、プリント基板2は、本発明の「実装対象物」および「基板」の一例である。
また、部品実装装置100は、図1に示すように、基台1と、一対のコンベア11と、ヘッドユニット12と、支持部13と、レール部14と、カメラユニット15と、コントローラ16(図2参照)とを備えている。また、コンベア11の両側(Y1方向側、Y2方向側)には、部品3aを供給するためのトレイ3と、部品4aを供給するための複数のテープフィーダ4とが配置されている。ヘッドユニット12は、トレイ3から部品3aを取得し、テープフィーダ4から部品4aを取得するとともに、コンベア11上のプリント基板2に部品3aおよび4aを実装する機能を有する。また、図2に示すように、ヘッドユニット12には、部品3aを吸着するノズル5と、部品4aを吸着するノズル6とが取り付けられている。なお、ノズル5は、本発明の「部品吸着ノズル」の一例である。
トレイ3は、図1および図9に示すように、複数の部品3aが水平方向に所定の間隔を隔てて整列されて載置されている。部品3aは、リード31aと、実装面32aと、側面33aとを有する。リード31aは、実装面32aから突出するように複数設けられている。また、部品3aは、実装面32aに対して略垂直な面である側面33aが上側(Z2方向側)に向いてトレイ3に載置されている。
テープフィーダ4は、複数の部品4aを所定の間隔を隔てて保持したテープが巻き回されたリール(図示せず)を保持している。テープフィーダ4は、リールを回転させて部品4aを保持するテープを送出することにより、テープフィーダ4の先端から部品4aを供給するように構成されている。ここで、部品4aは、たとえば、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗などの小型の電子部品である。
一対のコンベア11は、プリント基板2を水平方向(X方向)に搬送する機能を有する。また、コンベア11は、搬送中のプリント基板2を実装作業位置で停止させるように構成され、停止した基板2は不図示の基板保持装置で保持される。
ヘッドユニット12は、図1および図2に示すように、ボールナット121と、6本のヘッド122と、カメラ123と、Z軸駆動モータ124とを含んでいる。また、ヘッドユニット12は、支持部13に沿ってX方向に移動可能に構成されている。具体的には、支持部13は、ボールネジ軸131とボールネジ軸131を回転させるX軸駆動モータ132とX方向に延びるガイドレール(図示せず)とを有している。これにより、ヘッドユニット12は、ボールネジ軸131が螺合されるボールナット121とともにX方向に移動される。なお、ヘッド122は、本発明の「実装ヘッド」の一例であり、Z軸駆動モータ124は本発明の「昇降装置」の一例である。
6本のヘッド122は、図2に示すように、ヘッドユニット12の下面側(Z1方向側)にX方向に沿って一列に配置されている。各々のヘッド122の先端(Z1方向側の端)には、それぞれ、ノズル5またはノズル6が取付けられている。ノズル5および6は、負圧発生機(図示せず)によりノズル5および6の先端部に発生された負圧によって、それぞれ、トレイ3から供給される部品3aおよびテープフィーダ4から供給される部品4aを吸着して保持することが可能に構成されている。ノズル5およびノズル6は、それぞれ、ヘッド122に対して着脱可能に取り付けられている。つまり、ノズル5およびノズル6は、搭載する部品に応じて選択されてヘッド122に取り付けられるように構成されている。
また、各々のヘッド122は、ヘッドユニット12に対して昇降(Z軸方向の移動)可能に構成されている。具体的には、ヘッド122は、部品3aおよび4aの吸着または装着(実装)を行う時の下降位置と、部品3aおよび4aの搬送や撮影を行う時の上昇位置との間で昇降可能に構成されている。また、ヘッド122は、ヘッド122毎にヘッドユニット12に設けられたZ軸駆動モータ124により個別に昇降駆動するように構成されている。また、ヘッド122は、R軸駆動モータ(図示せず)によりノズル5および6の中心軸回り(Z軸回り)の回転が可能に構成されている。
また、ヘッド122は、図3に示すように、シャフト122aと、吸着負圧通路122bと、回動用空気圧通路122cとを有する。シャフト122aは、鉛直方向(Z方向)に延びるように形成されている。また、シャフト122aの下端には部品3aの実装時の衝撃緩和のため、シャフト122aに対して上方に摺動可能とされる衝撃緩和シャフト122dが弾発部材を介して装着され、この衝撃緩和シャフト122dの下側(Z1方向側)にノズル5または6が取り付けられるように構成されている。吸着負圧通路122bは、シャフト122a、衝撃緩和シャフト122dの各内部を通り、後述するノズル5の吸着負圧通路511に連通し、ノズル5(6)により部品3a(4a)を吸着するための負圧を供給するように構成されている。回動用空気圧通路122cは、シャフト122a、衝撃緩和シャフト122d、連結パイプ53の各内部を通り、後述するノズル5の回動用空気圧通路512に連通し、部品吸着部52を回動させる空気圧(負圧)を供給するように構成されている。また、回動用空気圧通路122cは、部品3a(4a)を吸着するための負圧とは別系統の空気圧の通路である。つまり、吸着負圧通路122bおよび回動用空気圧通路122cには、独立して負圧が供給されるように構成されている。
図1および図2に示すように、カメラ123は、プリント基板2のフィデューシャルマーク(図示せず)を撮影するように構成されている。これにより、プリント基板2の位置および方向を正確に取得することが可能となり、実装時の部品の実装位置補正、実装方向補正が可能となる。また、カメラ123は、トレイ3上の部品3aおよびテープフィーダ4の部品4aを撮影可能に構成されている。これにより、吸着する部品3aおよび4aの位置および姿勢を取得することが可能である。
支持部13は、基台1上に固定され一対のコンベア11を跨ぐように配置されたレール部14に沿ってX方向と直交するY方向に移動可能に構成されている。具体的には、レール部14は、図1に示すように、支持部13の両端部(X方向)をY方向に移動可能に支持するガイドレール141と、Y方向に延びるボールネジ軸142と、ボールネジ軸142を回転させるY軸駆動モータ143とを含んでいる。また、支持部13には、ボールネジ軸142が螺合されるボールナット133が設けられている。これにより、ヘッドユニット12は、基台1上をY方向に沿って移動される。よって、ヘッドユニット12は、基台1上をXY平面に沿って任意の位置に移動することが可能である。
図1および図2に示すように、カメラユニット15は、基台1の上面上に固定的に設置されている。また、カメラユニット15は、部品3aおよび4aの実装に先立って部品3aおよび4aの吸着状態を認識するために、各ヘッド122のノズル5および6に吸着された部品3aおよび4aをその下側から撮影するように構成されている。
コントローラ16は、図2に示すように、コンピュータを構成要素にして部品実装装置100に搭載されている。また、コントローラ16は、X軸駆動モータ132、Y軸駆動モータ143、Z軸駆動モータ124およびR軸駆動モータ(図示せず)を予め記憶されたプログラムに従って駆動制御して、プリント基板2に部品3aおよび4aの実装作業を行うように構成されている。具体的には、コントローラ16は、ヘッドユニット12をトレイ3およびテープフィーダ4の上方に移動させて各ヘッド122のノズル5および6により部品3aおよび4aを吸着させる。
そして、コントローラ16は、ヘッドユニット12をプリント基板2上へ移動させる。この移動途中、ヘッドユニット12を部品認識用のカメラユニット15の上方を経由させて各ヘッド122のノズル5および6に吸着された部品3aおよび4aがそれぞれカメラユニット15により撮影される。撮影された画像に基づいて各ヘッド122(ノズル5および6)に吸着された部品3aおよび4aの実装位置補正、実装方向補正が行われる。そして、ヘッドユニット12がプリント基板2上へ到達すると、各ヘッド122が下降駆動されると共に、所定のタイミングでノズル5および6への負圧の供給が停止されることによって吸着された部品3aおよび4aがプリント基板2上に実装され、その後各ヘッド122は上昇駆動される。
ここで、第1実施形態では、図4に示すように、ノズル5は、ノズル本体部51と、部品吸着部52と、回動部53と、回動軸54(図5参照)とを含む。ノズル本体部51は、図5に示すように、吸着負圧通路511と、回動用空気圧通路512と、ピストン513と、バネ514と、リンク515とを有する。部品吸着部52は、吸着面521と、突出部522と、吸着部523とを有する。回動部53は、吸着負圧通路531を含む。回動軸54は、吸着負圧通路541と、負圧通路接続部542とを含む。なお、吸着負圧通路531は、本発明の「第2吸着負圧通路」の一例であり、吸着負圧通路541は、本発明の「第1吸着負圧通路」の一例である。
ノズル本体部51は、ヘッド122に取り付けられるように構成されている。部品吸着部52は、ノズル本体部51に略水平方向(A方向)の回動軸線54aに対して回動可能に取り付けられ、部品3aを吸着するように構成されている。また、部品吸着部52は、部品3aを吸着した第1回動位置(図5参照)から約90度回動された第2回動位置(図6参照)において部品3aを実装することが可能に構成されている。
具体的には、部品吸着部52は、回動部53の先端に設けられており、回動部53が回動軸54(回動軸線54a)を中心に回動することにより、C方向に回動するように構成されている。また、部品吸着部52は、図5に示すように、C1方向に回動された第1回動位置の状態で、部品3aを吸着するとともに、図6に示すように、C2方向に回動された第2回動位置の状態で、部品3aをプリント基板2に実装するように構成されている。
また、部品吸着部52は、回動部53およびリンク515を介して接続されているピストン513が上下(Z方向に移動)することにより、C方向に回動するように構成されている。具体的には、図5に示すように、部品吸着部52は、ピストン513がバネ514の付勢力により下降された場合に、C1方向に回動して、第1回動位置に回動するように構成されている。また、図6に示すように、部品吸着部52は、回動用空気圧通路512を介して供給される負圧により、回動用空気圧通路512の端部のシリンダ状部分内でピストン513がバネ514の付勢力に抗して上昇された場合に、C2方向に回動して、第2回動位置に回動するように構成されている。回動用吸気圧通路512は、図3に示すように、ヘッド122の回動用空気圧通路122cに接続されている。また、部品吸着部52の回動半径は、ノズル5の幅(B方向の長さ)の半分程度である。
また、図5および図6に示すように、部品吸着部52は、部品3aの実装面32aおよび部品3aの実装面32aの反対側の面以外の部品3aの面を吸着して、部品3aの実装面32aをプリント基板2に向くように回動して部品3aを実装することが可能に構成されている。具体的には、部品吸着部52は、部品3aの実装面32aに対して略直交する側面33aを吸着して、部品3aの実装面32aをプリント基板2に向くように回動して部品3aを実装することが可能に構成されている。つまり、部品吸着部52は、第1回動位置において吸着面521を略水平(XY平面およびAB平面に略平行)にして部品3aを吸着するとともに、第2回動位置において吸着面521を略鉛直(Z方向に略平行)にして部品3aを実装するように構成されている。
なお、部品吸着部52は、部品の実装面と反対側の面を吸着することができる場合は、第1回動位置において部品を吸着するとともに、回動せずに第1回動位置において部品を実装することが可能に構成されている。
また、第1実施形態では、図4〜図6に示すように、突出部522は、吸着面521から交差する方向に突出するように形成されている。具体的には、突出部522は、吸着面521の一辺の端部に沿って、吸着面521に対して垂直に突出するように形成されている。また、突出部522は、図6に示すように、部品3aを実装する際に、部品3aの実装面32aの反対側の面に当接するように構成されている。つまり、突出部522は、部品3aを実装する際に部品吸着部52が第2回動位置とされた状態でプリント基板2に向くようになり、部品3aをプリント基板2側に押圧することが可能とされている。
吸着部523は、回動部53の吸着負圧通路531に接続されており、負圧が供給されるように構成されている。また、吸着部523は、図8に示すように、平面視において(吸着面521(図5参照)に対して直交する方向から見て)、略矩形形状を有し、図5および図6に示すように、吸着面521に対して凹むように形成されている。
吸着負圧通路531は、回動部53に設けられ、回動軸54の負圧通路接続部542を介して、回動軸線54aに沿った吸着負圧通路541に接続されている。吸着負圧通路541は、ノズル本体部51の吸着負圧通路511に接続されている。吸着負圧通路511は、衝撃緩和シャフト122dおよびシャフト122a内に形成されている吸着負圧通路122bに接続されている。これにより、吸着部523に負圧が供給される。
また、第1実施形態では、負圧通路接続部542は、部品吸着部52が第1回動位置(図5参照)および第2回動位置(図6参照)のいずれの位置においても、回動軸54の吸着負圧通路541と、回動部53の吸着負圧通路531とを連通するように形成されている。具体的には、図7に示すように、回動軸54の下側(Z1方向側)の中央近傍(A方向)に負圧通路接続部542として、連通穴が形成されている。これにより、図5および図6に示すように、回動部53(部品吸着部52)がC方向に回動した場合のどの回動位置においても、吸着負圧通路541および吸着負圧通路531が連通するように構成されている。
次に、図10を参照して、部品実装装置100のコントローラ16が行う部品実装処理について説明する。なお、6つのヘッド122により、並行して部品の実装が行われるが、ここでは、ノズル5が取り付けられたヘッド122の実装処理について説明する。
ステップS1において、部品吸着部52が第1回動位置(図5参照)に位置した状態で、ノズル5が吸着対象の部品3aの上側(X、Y、R方向において)に移動し、さらにその後Z1方向に下降される。吸着面521が部品3aに当接あるいは近接した状態で、バキュームがONに(負圧が供給)されて部品3aが吸着される。具体的には、吸着負圧供給通路122bを介して部品吸着部52に負圧が供給される。
ステップS2において、部品3aの吸着姿勢が変更される。具体的には、回動用空気通路122cを介して回動用空気通路512に負圧が供給されて、部品吸着部52が第1回動位置(図5参照)から第2回動位置(図6参照)に回動される。また、部品吸着部52の回動と並行して、ノズル5が上昇(Z2方向に移動)されるとともに、XY方向に移動されて、部品3aがカメラユニット15の上側に移動される。
ステップS3において、カメラユニット15により、ノズル5により吸着された部品3aが撮影されて認識される。ステップS4において、ノズル5がXY方向に移動され、必要に応じてR方向に回動されて、部品3aがプリント基板2の実装位置の上方に移動される。
ステップS5において、ノズル5がZ軸方向に下降して、部品3aがプリント基板2上に載置される。その後、ステップS6において、バキュームがOFFに(負圧の供給が停止)される。ステップS7において、ノズル5がZ軸方向に上昇して、プリント基板2および載置された部品に対して退避される。これらのステップにより、部品3aがプリント基板2に実装される。
ステップS8において、部品吸着部52の姿勢が変更される。つまり、回動用空気通路122cを介した回動用空気通路512への負圧の供給が停止されて、バネ514の弾発力により部品吸着部52が第2回動位置(図6参照)から第1回動位置(図5参照)に回動される。また、部品吸着部52の回動と並行して、ヘッドユニット12が退避位置へ水平方向(XY方向)に移動される。その後、部品実装処理が終了される。なお、所定数の部品3aがプリント基板2に実装されるまでは、ステップS1〜ステップS8の処理が繰り返されるとともに、ステップS8においてヘッドユニット12の退避位置への移動はされることなく、ステップS1へ進むようにされる。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、部品3aを吸着する際に部品3aに当接する吸着面521を有する部品吸着部52を、部品3aを吸着可能な第1回動位置(図5参照)と、部品3aを実装することが可能な第2回動位置(図6参照)との間で回動するように構成することによって、部品3aを吸着して姿勢変更させてから部品3aを実装する場合に、部品3aを仮置きする必要がないので、その分、タクトタイムを短縮することができる。また、部品3aを仮置きするスペースを設ける必要がないので、部品実装装置100が大型化するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、部品吸着部52を、部品3aの実装面32aおよび部品3aの実装面32aの反対側の面以外の部品の面を吸着して、部品3aの実装面32aをプリント基板2に向くように回動して部品3aを実装することが可能に構成する。これにより、部品3aの実装面32aの反対側の面を吸着することができない場合でも、部品3aの実装面32aおよび部品3aの実装面32aの反対側の面以外の部品3aの面を吸着して容易に部品3aを実装することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、部品吸着部52は、第1回動位置において吸着面521を略水平方向とした状態で部品3aの実装面32aに対して略直交する面33aを吸着して、部品の実装面32aをプリント基板2に向くよう第2回動位置において吸着面32aをプリント基板2に対して略垂直とするように回動して、部品3aを実装することが可能に構成されている。これにより、部品3aの実装面32aの反対側の面を吸着することができない場合でも、吸着面を略水平にして部品3aの実装面32aに対して略直交する側面33aを吸着して容易に部品3aを実装することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、部品吸着部52の突出部522を、部品3aを実装する際に、部品3aの実装面32aの反対側の面に当接するように構成する。これにより、部品3aの実装面32aの反対側の面以外の面を吸着して部品3aを実装する場合に、突出部522により部品3aの実装面32aと反対側の面を実装面32a側に押圧することができるので、部品3aをプリント基板2に確実に実装することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、回動軸54の負圧通路接続部542を、部品吸着部52が第1回動位置および第2回動位置のいずれの位置においても、吸着負圧通路541および吸着負圧通路531を連通するように形成する。これにより、部品吸着部52が回動した場合でも、部品3aを吸着するための負圧を部品吸着部52の吸着面521に容易に供給することができるので、部品吸着部52の回動位置に関わらず部品3aを確実に吸着することができ、部品3aの吸着から部品3aのプリント基板2への載置まで、部品吸着部52が部品3aを吸着保持し続けることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、部品吸着部52を、部品3aを吸着するための負圧とは別系統の空気圧により略水平方向の回動軸線54aを中心に回動するように構成する。これにより、部品3aを吸着するための負圧とは独立した空気圧を用いて容易に部品吸着部52を回動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、部品吸着部52を、吸着面521を略水平にして部品3aを吸着するとともに、吸着面521を略鉛直にして部品3aを実装するように構成する。これにより、吸着面521を略水平にして部品3aを吸着した後、部品3aの実装面32aが下になるように吸着面521を略鉛直にして部品3aを実装することができるので、実装面32aを下向きに置くことが困難である部品3aであっても容易に吸着して姿勢を変更して実装することができる。
(第2実施形態)
次に、図11および図12を参照して、本発明の第2実施形態による部品実装装置100について説明する。この第2実施形態では、トレイ3に部品3aが整列されて載置されていた上記第1実施形態と異なり、トレイ30に部品3aがランダムに載置されている構成について説明する。
ここで、第2実施形態では、図11に示すように、トレイ30は、複数の部品3aがランダムに載置されている。部品3aは、リード31aと、実装面32aと、側面33aとを有する。リード31aは、実装面32aから突出するように複数設けられている。また、部品3aは、実装面32aに対して略垂直な面である側面33aが上側(Z2方向側)に向いてトレイ3に載置されている。
また、第2実施形態では、図12に示すように、部品3aを吸着する前に、ステップS11において、ヘッドユニット12のカメラ123によりトレイ30上の部品3aが撮影されて部品3aの位置および姿勢が認識される。その後、ステップS1に進み、部品吸着部52が第1回動位置(図5参照)に位置した状態で、認識結果に基づきノズル5が吸着対象の部品3aの上側(X,Y、R方向において)に移動し、さらにその後Z1方向に下降される。吸着面521が部品3aに当接あるいは近接した状態で、バキュームがONに(負圧が供給)されて部品3aが吸着される。その後、上記第1実施形態と同様のステップS2〜ステップS8の処理が実施される。なお、所定数の部品3aがプリント基板2に実装されるまでは、ステップS11、ステップS1〜ステップS8の処理が繰り返されるとともに、ステップS8においてヘッドユニット12の退避位置への移動はされることなく、ステップS11へ進むようにされる。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態の構成においても、上記第1実施形態と同様に、部品吸着部52を、部品3aを吸着した第1回動位置(図5参照)から回動された第2回動位置(図6参照)において部品3aを実装することが可能に構成することによって、部品3aを吸着して姿勢変更させてから部品3aを実装する場合に、部品3aを仮置きする必要がないので、その分、タクトタイムを短縮することができる。また、部品3aを仮置きするスペースを設ける必要がないので、部品実装装置100が大型化するのを抑制することができる。
さらに、第2実施形態では、上記のように、トレイ30にランダムに部品3aが載置されている場合でも、カメラ123により部品3aを撮影することにより、容易に部品3aの位置および姿勢を認識することができるので、容易に部品3aの側面33aをノズル5により吸着することができる。さらに、R軸方向の移動により突起部522を実装面32aの反対側の面に位置付けることができ、実装時に突起部522で実装面32aの反対側を押圧することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、部品を基板に実装する部品実装装置に本発明を適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、部品を基板以外の実装対象物に実装する装置に本発明を適用してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、部品吸着部がノズル本体部に水平方向を回動軸線として回動可能に取り付けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、部品吸着部がノズル本体部に水平方向から少し傾斜した回動軸線回りに回動可能に取り付けられていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、部品吸着部が部品の実装面に対して略直交する面を吸着する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、部品吸着部が部品の実装面に対して直交していない側面を吸着する構成であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、部品吸着部の吸着面から突出するように形成された突出部を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、部品吸着部の吸着面から突出する突出部を設けなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、部品吸着部の突出部が吸着面に対して直交する方向に突出するように形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、突出部は吸着面に対して直角でない方向に突出して形成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、部品吸着部をノズル本体部に対して90度回動可能に構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、部品を実装する姿勢の角度に応じて、部品吸着部をノズル本体部に対して90度以外の回動角だけ回動させてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、空気圧により部品吸着部をノズル本体部に対して回動させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、空気圧以外により部品吸着部をノズル本体部に対して回動させてもよい。たとえば、モータなどにより部品吸着部を回動させてもよいし、ノズル(部品吸着ノズル)の移動に連動させて機械的に部品吸着部を回動させてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、負圧の供給の有無により部品吸着部をノズル本体部に対して回動させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、正圧の供給の有無により部品吸着部をノズル本体部に対して回動させてもよいし、正圧および負圧の両方により部品吸着部をノズル本体部に対して回動させてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、説明の便宜上、コントローラの処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、コントローラの処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、回動用空気圧通路122cは、シャフト122a、衝撃緩和シャフト122d、連結パイプ53の各内部を通り、ノズル5の回動用空気圧通路512に連通するようにしているが、シャフト122a、衝撃緩和シャフト122d、連結パイプ53の各内部を通る回動用空気圧通路122cを廃止し、図3における122bを回動用空気圧通路として用いるようにしてもよい。この場合、図5において511は、ピストン513とバネ514を収納する回動用空気圧通路512の端部と連通する一方、回動軸線54aに沿った吸着負圧通路541とは連通しないように区画する。ノズル本体部51には、吸着負圧通路541に連通する吸着負圧入口開口を設け、この吸着負圧入口開口に可撓パイプを接続し、この可撓パイプをヘッドユニット12に導くようにする。この構成により、部品吸着部52が第1回動位置および第2回動位置のいずれの位置においても、ヘッドユニット12から供給される吸着負圧は、可撓パイプ、吸着負圧通路541、回動軸54の負圧通路接続部542、吸着負圧通路531を介して吸着部523に到達するようにできる。
2 プリント基板(実装対象物、基板)
3a 部品
5 ノズル(部品吸着ノズル)
32a 実装面
51 ノズル本体部
52 部品吸着部
53 回動部
54 回動軸
54a 回動軸線
100 部品実装装置
122 ヘッド(実装ヘッド)
124 Z軸駆動モータ(昇降装置)
511 吸着負圧通路
521 吸着面
522 突出部
531 吸着負圧通路(第2吸着負圧通路)
541 吸着負圧通路(第1吸着負圧通路)
542 負圧通路接続部

Claims (10)

  1. 実装ヘッド(122)に取り付けられるノズル本体部(51)と、
    前記ノズル本体部に略水平方向を回動軸線(54a)として回動可能に取り付けられ、部品(3a)を吸着する部品吸着部(52)とを備え、
    前記部品吸着部は、前記部品を吸着する際に前記部品に当接する吸着面(521)を有し、前記部品を吸着可能な第1回動位置と前記部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成されているとともに、前記第1回動位置において前記吸着面を略水平方向にした状態で前記部品の実装面に対して略直交する面(33a)を吸着して、前記部品の実装面を実装対象物に向くよう前記第2回動位置において前記吸着面を前記実装対象物に対して略垂直となるように回動して、前記部品を実装することが可能に構成されている、部品吸着ノズル。
  2. 前記部品吸着部は、前記部品の実装面(32a)および前記部品の実装面の反対側の面以外の部品の面を吸着して、前記部品の実装面を実装対象物(2)に向くように回動して前記部品を実装することが可能に構成されている、請求項1に記載の部品吸着ノズル。
  3. 前記部品を実装する際に、前記部品の実装面の反対側の面に当接する当接部(522)をさらに備える、請求項1に記載の部品吸着ノズル。
  4. 実装ヘッド(122)に取り付けられるノズル本体部(51)と、
    前記ノズル本体部に略水平方向を回動軸線(54a)として回動可能に取り付けられ、部品(3a)を吸着する部品吸着部(52)とを備え、
    前記部品吸着部は、前記部品を吸着する際に前記部品に当接する吸着面(521)を有し、前記部品を吸着可能な第1回動位置と前記部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成されており、
    前記部品吸着部は、前記吸着面から交差する方向に突出した突出部(522)をさらに有し、
    前記突出部は、前記部品を実装する際に、前記部品の実装面の反対側の面に当接するように構成されている、部品吸着ノズル。
  5. 前記部品吸着部の略水平方向の回動軸線上に沿った回動軸(54)と、
    前記部品を吸着するための負圧を前記部品吸着部に連通させる吸着負圧通路(511、531、541、542)とをさらに備え、
    前記部品吸着部は、前記回動軸を中心に回動する回動部(53)の先端に設けられており、
    前記吸着負圧通路は、前記ノズル本体部に設けられ、前記ノズル本体部が前記実装ヘッドに取り付けられることで、前記実装ヘッドの吸気負圧通路(122b)と連通する前記ノズル本体部の吸着負圧通路(511)と、前記回動軸の回動軸線に沿って設けられ、前記ノズル本体部の吸着負圧通路に接続された第1吸着負圧通路(541)と、前記回動部および前記部品吸着部に渡って設けられ、前記吸着面(521)に対して凹むように形成された吸着部(523)に接続された第2吸着負圧通路(531)と、前記第1吸着負圧通路および前記第2吸着負圧通路を接続する負圧通路接続部(542)とを含み、
    前記負圧通路接続部は、前記回動軸の下側に形成された連通穴で構成され、前記部品吸着部が前記第1回動位置および前記第2回動位置のいずれの位置においても、前記第1吸着負圧通路および前記第2吸着負圧通路を連通するように形成されている、請求項1または4に記載の部品吸着ノズル。
  6. 前記ノズル本体部は、ピストン(513)とバネ(514)とを収納するとともに、前記ノズル本体部の吸着負圧通路とは別系統の回動用空気圧通路(512)が設けられ、
    前記ピストンは、リンク(515)を介して前記回動部に接続され、
    前記部品吸着部は、前記回動用空気圧通路を介して供給される負圧と、前記バネの付勢力とにより前記ピストンが上下することにより、略水平方向を回動軸線として回動するように構成されている、請求項5に記載の部品吸着ノズル。
  7. 部品吸着ノズル(5)と、前記部品吸着ノズルを昇降させる昇降装置(124)と、前記部品吸着ノズルを下降させた状態で基板(2)に部品(3a)を実装する実装ヘッド(122)とを備え、
    前記部品吸着ノズルは、前記実装ヘッドに取り付けられるノズル本体部(51)と、前記ノズル本体部に略水平方向を回動軸線(54a)として回動可能に取り付けられ、前記部品を吸着する部品吸着部(52)とを含み、
    前記部品吸着部は、前記部品を吸着する際に前記部品に当接する吸着面(521)を有し、前記部品を吸着可能な第1回動位置と前記部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成されているとともに、前記第1回動位置において前記吸着面を略水平方向にした状態で前記部品の実装面に対して略直交する面(33a)を吸着して、前記部品の実装面を実装対象物に向くよう前記第2回動位置において前記吸着面を前記実装対象物に対して略垂直となるように回動して、前記部品を実装することが可能に構成されている、部品実装装置。
  8. 前記部品吸着部は、前記部品の実装面(32a)および前記部品の実装面の反対側の面以外の部品の面を吸着して、前記部品の実装面を前記基板に向くように回動して前記部品を実装するように構成されている、請求項7に記載の部品実装装置。
  9. 前記部品を実装する際に、前記部品の実装面の反対側の面に当接する当接部(522)をさらに備える、請求項7に記載の部品実装装置。
  10. 部品吸着ノズル(5)と、前記部品吸着ノズルを昇降させる昇降装置(124)と、前記部品吸着ノズルを下降させた状態で基板(2)に部品(3a)を実装する実装ヘッド(122)とを備え、
    前記部品吸着ノズルは、前記実装ヘッドに取り付けられるノズル本体部(51)と、前記ノズル本体部に略水平方向を回動軸線(54a)として回動可能に取り付けられ、前記部品を吸着する部品吸着部(52)とを含み、
    前記部品吸着部は、前記部品を吸着する際に前記部品に当接する吸着面(521)を有し、前記部品を吸着可能な第1回動位置と前記部品を実装することが可能な第2回動位置との間で回動するように構成されており、
    前記部品吸着部は、前記吸着面から交差する方向に突出した突出部(522)をさらに有し、
    前記突出部は、前記部品を実装する際に、前記部品の実装面の反対側の面に当接するように構成されている、部品実装装置。
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