JP4933353B2 - 吸着ノズルおよび表面実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を吸着するときの衝撃またはプリント配線板に実装するときの衝撃を緩和できる吸着ノズルおよびこの吸着ノズルを備えた表面実装機に関するものである。
従来のこの種の吸着ノズルとしては、たとえば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示された吸着ノズルは、電子部品を吸着するノズル本体と、このノズル本体を保持した状態で表面実装機の吸着ヘッドに取付けられるノズルホルダと、前記ノズル本体を下方に付勢する圧縮コイルばねなどによって構成されている。
前記ノズル本体は、一端(下端)に部品吸着面が形成されるとともに内部に空気通路が形成された筒体からなり、前記ノズルホルダに穿設された孔に移動自在に嵌合している。前記空気通路の一端は前記部品吸着面に開口し、他端はノズルホルダの孔と吸着ヘッド側の空気通路などを介して空気圧制御装置に接続されている。
前記ノズル本体におけるノズルホルダに嵌合する部分には、ノズルホルダに設けられたピンが係合する係合部が形成されている。この係合部は、ノズル本体の軸線方向に所定の長さを有する二つの長孔によって構成されている。これらの長孔は、ノズル本体の径方向の一方と他方とに位置付けられており、ノズル本体内の空気通路に開口している。
前記ピンは、前記二つの長孔内を通ってノズル本体とノズルホルダとの嵌合部分と、空気通路とを横切る状態でノズルホルダに取付けられている。このピンは、一端部に雄ねじが形成されており、ノズルホルダ側のナットに締め付けることによってノズルホルダに固定されている。
すなわち、ノズル本体は、ピンが長孔の長手方向の一端に接触する位置と、ピンが長孔の長手方向の他端に接触する位置との間でノズルホルダに対して移動することができる。
前記圧縮コイルばねは、ノズル本体の外側であって部品吸着面側の一端部と、ノズルホルダとの間に弾装されており、ノズル本体をノズルホルダから突出する方向(下方)に付勢している。
このように構成された従来の吸着ノズルは、部品吸着面の開口から空気を吸引しながら電子部品に接触する。この部品吸着時にノズル本体が電子部品に接触する際の衝撃は、ノズル本体が圧縮コイルばねの弾発力に抗して上に移動することによって緩和される。この緩衝作用は、電子部品をプリント配線板に実装する場合にも同様に作用する。
特開2006−93248号公報
しかしながら、上述したように構成された吸着ノズルでは、ピンがノズル本体の空気通路を横切っているから、このピンに異物が付着し易いという問題があった。この異物とは、ノズル本体の部品吸着面側の開口から空気とともにノズル本体内に吸引され、ノズル本体内を通過する途中でピンに付着するものである。
この異物は、ピンに付着した後にその外表面に新たな異物がさらに付着することにより堆積し、長期間にわたる使用によってノズル本体内の空気通路を閉塞してしまう。このため、この種の吸着ノズルでは、定期的にノズル本体内を清掃しなければならない。この清掃作業は、ノズル本体の部品吸着面側の微細な開口から清掃用のツールを挿入して行わなければならず、神経を使う煩雑な作業であった。一方、前記ピンを取外して吸着ノズルを分解した状態で清掃することも考えられる。しかし、前記ピンは、ノズルホルダにねじによって取付けられているから、吸着ノズルを分解するためにはドライバなどの工具が必要になり、作業が煩雑になるという問題は避けられなかった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、内部に異物が付着し難く、清掃作業の頻度を減らすことができる吸着ノズルを提供することを第1の目的とし、分解して清掃する場合の作業性が改善された吸着ノズルを提供することを第2の目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る吸着ノズルは、部品吸着面が一端に形成されるとともにこの部品吸着面に開口する空気通路が内部に形成されたノズル本体と、このノズル本体が移動自在に嵌合する孔が形成され、吸着ヘッドに取付けられるノズルホルダと、前記ノズル本体に形成された係合部に係合することによりノズル本体のノズルホルダに対する移動を所定長さだけ移動可能に規制するピンと、前記ノズル本体を前記ノズルホルダから突出する方向に付勢するばね部材とを備えた吸着ノズルにおいて、前記ノズルホルダにおける前記ノズル本体が突出する一端部には、相対的に外径が大きい遮光用のフランジが設けられ、前記ばね部材を、前記ノズル本体の外側においてノズル本体と前記ノズルホルダとの間に弾装し、前記係合部を、前記ノズル本体における前記空気通路の外側に形成し、前記ピンを、前記ノズルホルダに穿設されたピン孔に挿入させるとともに、前記係合部に係合しかつ前記ノズルホルダとノズル本体との嵌合部を横切るように前記ノズルホルダに支持させ、前記ノズルホルダは、前記ピン孔の開口と対向する抜け止め部を有するクリップ部材を備え、このクリップ部材は、弾性によりノズルホルダを緊縛するものであり、かつ前記ノズルホルダにおける前記フランジより他端部側に位置付けられ、ノズルホルダの軸線方向から見て前記フランジより小さく形成されているものである。
また、本発明は、部品吸着面が一端に形成されるとともにこの部品吸着面に開口する空気通路が内部に形成されたノズル本体と、このノズル本体が移動自在に嵌合する孔が形成され、吸着ヘッドに取付けられるノズルホルダと、前記ノズル本体に形成された係合部に係合することによりノズル本体のノズルホルダに対する移動を所定長さだけ移動可能に規制するピンと前記ノズル本体を前記ノズルホルダから突出する方向に付勢するばね部材とを備えた吸着ノズルにおいて、前記ばね部材は、前記ノズル本体の外側においてノズル本体と前記ノズルホルダとの間に弾装され、前記係合部は、前記ノズル本体における前記空気通路の外側に形成され、前記ノズルホルダは、互いに平行になる二箇所の平坦部を有するクリップ取付部を有し、前記ピンは、前記二箇所の平坦部のうち一方の平坦部から他方の平坦部まで延びるように前記クリップ取付部に穿設されたピン孔に挿入されるとともに、前記係合部に係合しかつ前記ノズルホルダとノズル本体との嵌合部を横切るように前記ノズルホルダに支持され、前記ノズルホルダは、前記ピン孔の開口と対向する抜け止め部を有するクリップ部材を備え、このクリップ部材は、弾性によりノズルホルダを緊縛していることを特徴とするものである。
本発明は、前記発明において、前記ノズルホルダにおける前記ノズル本体が突出する一端部には、相対的に外径が大きい遮光用のフランジが設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、前記発明において、前記係合部を、前記ノズル本体の外周面の一部を平坦に形成してなる係合溝とし、前記ピンの一部を、前記ノズルホルダに形成されたノズル本体嵌合用の穴内に露出させ、この露出部分を前記係合溝に係合させたものである。
本発明は、前記発明に係る吸着ノズルを表面実装機に設けたものである。
本発明によれば、ノズル本体の移動を規制するピンが空気通路の外に位置しているから、空気通路内に吸引された異物がピンに付着するようなことがない。このため、内部の空気通路に異物が付着し難く、この空気通路を清掃する作業の頻度を従来に較べて低減することができる。
また、本発明によれば、部品吸着面の開口から清掃用ツールを挿入してノズル本体内を清掃する場合、ノズル本体内に従来のピンのような突起物が存在しないため、さほど神経を使うようなことがなく清掃作業が容易で、しかも清掃時間を短縮することができる。
さらに、本発明によれば、クリップ部材をノズルホルダに取付けることによって、ピンがピン孔から抜けるのを阻止することができる。このため、ピンをノズルホルダに固定するためにねじを使用しなくてよい。また、クリップ部材をノズルホルダから取外すことによってピン孔が開放されるから、簡単にピンを着脱させることができる。しかも、クリップ部材は、弾性でノズルホルダを緊縛するものであるから、クリップ部材をノズルホルダに対して着脱させるに当たって工具は不要である。
したがって、この発明によれば、吸着ノズルを分解して清掃する場合に分解作業を容易に行うことができる。
らにまた、本発明によれば、電子部品を吸着した状態で下方から部品認識用カメラによって撮像されたときに遮光用のフランジの外にクリップ部材が写ることがない。このため、この発明によれば、分解が容易になるようにクリップ部材を使用しているにもかかわらず、画像処理による部品認識の精度を高く保つことができる。
係合部を係合溝とする発明によれば、係合部を長孔によって構成する場合に較べて、ノズル本体に係合部を容易に形成することができる。このため、空気通路の外にピンを位置付ける構成を採っているにもかかわらず、製造コストを低く抑えることができる。
ノズル本体の移動規制用のピンが空気通路の外に設けられた吸着ノズルを備えた表面実装機の発明によれば、吸着ノズルを清掃するために必要なコストが低い表面実装機を提供することができる。
(第1の実施例)
以下、本発明に係る吸着ノズルの一実施例を図1〜図14によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る吸着ノズルの側面図、図2は同じく底面図、図3は部品吸着面を拡大して示す図、図4は本発明に係る吸着ノズルの縦断面図で、同図は図2におけるIV−IV線断面図である。
図5はクリップ部材を示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図である。図6はノズルホルダを示す図で、同図(a)は側面図、同図(b)は底面図、同図(c)は(b)図におけるC−C線断面図、同図(d)は(a)図におけるD−D線断面図である。図7はノズル本体を示す図で、同図(a)は側面図、同図(b)は(a)図におけるB−B線断面図である。
図8は本発明に係る吸着ノズルの斜視図、図9は同じく分解斜視図、図10はノズル本体の斜視図、図11はクリップ部材の斜視図で、同図(a)はノズルホルダに組付けられた状態を示し、同図(b)は組付位置から外されている状態を示す。図11は、ノズルホルダを中間部分で破断した状態で描いてある。図12はノズル取外し用のシャッター部材に吸着ノズルを挿入した状態を示す斜視図、図13は本発明に係る吸着ノズルを装備した表面実装機の平面図、図14(a)〜(j)は空気出入口の形状の例を示す図である。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施例による吸着ノズルを示す。この吸着ノズル1は、図13に示す表面実装機2の吸着ヘッド3に取付けられて使用するものである。
図13に示す表面実装機2は、基台4のY方向(図13においては上下方向)の中央部に設けられたコンベア5,5と、基台4のY方向の両端部に設けられた複数の部品供給部6と、これらの部品供給部6から電子部品(図示せず)を前記コンベア5上のプリント配線板7に移載する部品移載部8などを備えている。
この部品移載部8は、Y方向に延びる一対のガイドレール9,9と、これらのガイドレール間に架け渡されてガイドレール9にY方向へ移動自在に支持された支持部材10と、この支持部材10を駆動するボールねじ式のY方向駆動装置11と、前記支持部材10にX方向に移動自在に支持されたヘッドユニット12と、このヘッドユニット12をX方向に移動させるX方向駆動装置(図示せず)などを備えている。
前記ヘッドユニット12は、複数の吸着ヘッド3を備えている。本発明に係る吸着ノズル1は、これらの吸着ヘッド3の下端部に取付けられており、前記吸着ヘッド3によって上下方向に移動させられるとともに、上下方向の軸線回りに回動させられる。
また、この表面実装機2においては、X方向に並べられた二つの部品供給部6,6の間に部品認識用カメラ13が設けられている。
さらに、図13において上側に位置する部品認識用カメラ13の近傍には、吸着ノズル交換用ステーション14が設けられている。この吸着ノズル交換用ステーション14は、後述するノズル交換用のシャッター板15(図12参照)を備えており、本発明に係る吸着ノズル1と、予備の吸着ノズル16(図1参照)や特殊な吸着ノズル17などの交換用吸着ノズルとを仮に保持するとともに、これらの吸着ノズル1,16,17をヘッドユニット12に装着されている吸着ノズル1と交換することができるように構成されている。
この実施例による吸着ノズル1は、図1、図4、図8および図9に示すように、前記吸着ヘッド3の下端部に下方へ突出するように取付けられるノズルホルダ21と、このノズルホルダ21の下部に上下方向に移動自在に保持されたノズル本体22と、このノズル本体22のノズルホルダ21に対する回転と上下方向への移動量とを規制するためのピン23と、このピン23がノズルホルダ21から外れるのを阻止するためのクリップ部材24と、前記ノズル本体22を下方(ノズルホルダ21から突出する方向)に付勢するための圧縮コイルばね25などを備えている。
前記ノズルホルダ21は、図6および図9に示すように、上下方向に延びる筒体に複数の機能部材を一体に形成した構造のもので、ステンレス鋼によって所定の形状に形成されている。また、このノズルホルダ21の中空部の下半部は、後述するノズル本体22を嵌合させるための嵌合孔26として形成されている。この嵌合孔26によって、本発明でいうノズル本体が移動自在に嵌合する孔が構成されている。
前記機能部材とは、上端部に位置する係合凸部31と、この係合凸部31の下面に上側筒状部32を挟んで隣接する上側フランジ部33と、この上側フランジ部33の下に位置するクリップ取付部34と、このクリップ取付部34の下に位置する下側フランジ部35と、この下側フランジ部35から下方に突出する下側筒状部36である。
前記係合凸部31は、吸着ヘッド3(図示せず)に設けられているクランプ部材に係合するものである。
前記上側フランジ部33は、図4に示すように、後述するクリップ部材24の上方への移動を規制するためのもので、クリップ取付部34より径方向の外側に突出するように形成されている。この実施例による上側フランジ部33は、図6(d)および図9に示すように、円板の外周部の二箇所を平坦に切り欠いた形状に形成されている。この切り欠きからなる二箇所の平坦部33aは、図6(d)に示すように、互いに並行になるように形成されている。
前記クリップ取付部34の高さと幅(ノズルホルダ21の前後、左右方向の幅)は、後述するクリップ部材24が嵌合できる寸法に形成され、その断面形状は、クリップ部材24の形状に倣うような形状に形成されている。詳述すると、クリップ取付部34には、図6(d)および図11(b)に示すように、前記上側フランジ部33の平坦部33aと平行な平坦部34a,34aと、これらの平坦部34a,34aの一端側に位置する断面円弧状の第1の凸部34bと、前記平坦部34a,34aの他端側に位置する断面山形状の第2の凸部34cとが形成されている。
この第2の凸部34cには、二つの傾斜面34d,34dが形成されている。これらの傾斜面34d,34dは、クリップ取付部34の中心から離間するにしたがって互いに接近するように傾斜している。
このクリップ取付部34には、図6(d)に示すように、後述するピン23を挿通させるためのピン孔37がクリップ取付部34を貫通するように穿設されている。
このピン孔37は、一方の平坦部34aから他方の平坦部34aまで延びるようにクリップ取付部34に穿設されている。また、このピン孔37は、その長手方向の中央部分においてノズルホルダ21の前記嵌合孔26と交差するように形成されている。すなわち、このピン孔37に挿入されたピン23は、ノズルホルダ21とノズル本体22との嵌合部を横切るようにノズルホルダ21に支持されることになる。このようにピン孔37に挿入されたピン23の長手方向の中央部は、前記嵌合孔26内に露出する。
このクリップ取付部34には、図11に示すように、前記ピン孔37に挿通されたピン23がピン孔37から抜けて脱落するのを防ぐためにクリップ部材24が取付けられている。このクリップ部材24は、図5に示すように、ばね材からなる板を前記クリップ取付部34に嵌合する形状に成形することによって形成されている。詳述すると、このクリップ部材24は、図11に示すように、前記クリップ取付部34の第1の凸部34bに外側から重なる湾曲部24aと、この湾曲部24aの両端から平行に延びる抜け止め部24b,24bと、これらの抜け止め部24bの先端部分にそれぞれ設けられた係止部24cとから構成されている。また、このクリップ部材24は、図2に示すように、ノズルホルダ21の軸線方向から見て後述する下側フランジ部35より小さく形成されている。
前記抜け止め部24bは、前記クリップ取付部34の一対の平坦部34aに外側から重ねられ、クリップ取付部34を両側から挟持するように形成されている。
前記係止部24cは、クリップ部材24がクリップ取付部34から外れるのを防ぐためのもので、前記クリップ取付部34の第2の凸部34cに形成された二つの傾斜面34d,34d{図6(d)および図11参照}と略平行に延びる第1の傾斜部分24dと、この第1の傾斜部分24dの先端からクリップ取付部34とは反対側へ延びる第2の傾斜部分24eとから構成されている。
前記第1の傾斜部分24dは、前記第2の凸部34cに係合することによって、クリップ部材24の外れ止めとして機能するものである。第2の傾斜部分24eは、クリップ部材24をクリップ取付部34に対して着脱させるときに指を掛けるためのものである。
このクリップ部材24のクリップ取付部34への取付け、取外しは、図11(b)に示すように、一対の抜け止め部24b,24bの間隔が拡がるように弾性変形させて行う。
クリップ部材24をクリップ取付部34に取付けるためには、先ず、前記一対の係止部24c,24cの第2の傾斜部分24eをクリップ取付部34の第1の凸部34bに押し付け、さらに、第2の傾斜部分24eを第1の凸部34bに対して滑らせるようにクリップ部材24をさらに押す。このようにクリップ部材24をクリップ取付部34に押し付けることによってクリップ部材24が拡がる。
そして、このように拡がった状態でさらにクリップ部材24を押圧して平坦部34aに沿わせて平行移動させ、係止部24cを第2の凸部34cに係合させる。係止部24cが第2の凸部34cに係合することによってクリップ部材24の取付作業が終了する。クリップ部材24は、クリップ取付部34に取付けられた状態では、弾性によってクリップ取付部34(ノズルホルダ21)を緊縛することになる。このようにクリップ部材24をクリップ取付部34に取付けることにより、前記ピン孔37の開口部分がクリップ部材24の抜け止め部24bによって閉塞されるから、ピン23がピン孔37から抜けて脱落するのを防ぐことができる。
一方、クリップ部材24をクリップ取付部34から取外すためには、先ず、図11(a)に示す取付状態で係止部24cの第2の傾斜部分24eを指で外側に押して第1の傾斜部分24dと前記第2の凸部34cとの係合を解除する。そして、クリップ部材24をクリップ取付部34の平坦部34aに沿わせて平行移動させることによって、クリップ部材24をクリップ取付部34から取外すことができる。
前記クリップ取付部34に一対の平坦部34aを形成した理由は、前記クリップ部材24の取付け、取外しを容易に行うことができるようにするためだけではなく、図12に示すように、ノズル交換用のシャッター板15との干渉を避けることができるようにするためである。このシャッター板15は、吸着ノズル1を吸着ヘッド3から取外すために用いるものである。シャッター板15には、ノズルホルダ21の下側フランジ部35を通すことができる大径穴15aと、下側フランジ部35より上の部分のみを通すことができる相対的に幅が狭い穴15bとが連なるように形成されている。
このシャッター板15を使用して吸着ノズル1を吸着ヘッド3から取外すためには、先ず、吸着ノズル1を大径穴15aに挿入して下側フランジ部35をシャッター板15の下方に位置させる。次に、吸着ノズル1を幅狭の穴15b内に水平移動させてから上方に引き上げることによって行う。このように吸着ノズル1を上方に引き上げることにより、下側フランジ部35がシャッター板15に当たり、吸着ノズル1のそれ以上の上昇が規制されて吸着ノズル1が吸着ヘッド3から外れる。この上昇動作をさせる以前の水平移動時にクリップ部材24がシャッター板15に当たることがないように、上述したように平坦部34aが形成されている。
下側フランジ部35は、この吸着ノズル1に吸着された電子部品を下方から前記部品認識用カメラ13によって撮像する際に電子部品の背景となるものである。この実施例による下側フランジ部35は、円板状に形成されている。この下側フランジ部35によって、本発明でいう遮光用のフランジが構成されている。この実施例においては、この下側フランジ部35の下面に後述する圧縮コイルばね25の上端部を接触させている。
ノズルホルダ21における前記下側フランジ部35の下に設けられている下側筒状部36は、図4に示すように、後述する圧縮コイルばね25の上端部が嵌合しており、この上端部を保持している。
前記ノズル本体22は、図4、図7および図10に示すように、前記ノズルホルダ21の嵌合孔26内に上下方向に移動自在に嵌合する有底円筒状に形成された軸部材41と、この軸部材41の先端(下端)に設けられたノズルチップ42とから構成されている。
前記軸部材41は、ステンレス鋼によって形成されており、ノズルチップ42とは反対側に位置する一端部からノズルチップ42側へ延びるように形成された嵌合用円筒43と、この円筒43よりノズルチップ42側に位置付けられた円板44と、この円板44から嵌合用円筒43とは反対側(下側)に突出するノズルチップ取付用の有底円筒45とから構成されている。
また、この軸部材41の内部には、後述するノズルチップ42の空気通路46{図7(b)参照}に接続された空気通路47が形成されている。
前記嵌合用円筒43は、図4に示すように、前記ノズルホルダ21の嵌合孔26に移動自在に嵌合するように形成されている。また、この嵌合用円筒43における前記一端部側の外周部には、図7(b)に示すように、本発明でいう係合部を構成する係合溝48が形成されている。
この係合溝48は、一定の深さで前記嵌合用円筒43の外周部を横切るように形成されている。すなわち、この係合溝48は、ノズル本体22内に形成されている空気通路47の外に形成されている。この係合溝48の深さは、図4に示すように、ノズルホルダ21のピン孔37に挿入したピン23が係合可能な深さに形成されている。この実施例では、嵌合孔26内に露出しているピン23の径方向の約半分が係合溝48に係合している。
また、この係合溝48の溝幅{図7(b)においては上下方向の幅}は、ノズル本体22がノズルホルダ21に対して所定の長さだけ上下方向に移動することができるように、所定の幅に形成されている。すなわち、ノズル本体22は、係合溝48の上端にピン23が接触する位置(図4参照)と、係合溝48の下端にピン23が接触する位置との間で上下方向に移動することができる。このため、前記ピン23は、前記係合溝48に係合することによりノズル本体22のノズルホルダ21に対する移動を所定長さだけ移動可能に規制することになる。
前記軸部材41の前記円板44は、前記圧縮コイルばね25の下端部を支えるためのものである。この円板44の外径は、前記嵌合用円筒43およびノズルホルダ21の下側筒状部36より大きくなるように形成されている。
圧縮コイルばね25は、図4および図8に示すように、前記ノズルホルダ21の下側筒状部36とノズル本体22の前記嵌合用円筒43とが内部に挿入された状態で、言い換えればノズル本体22の外側に位置する状態で、前記円板44と前記下側フランジ部35との間に弾装されている。このように圧縮コイルばね25がノズルホルダ21とノズル本体22との間に弾装されることにより、ノズル本体22は、ノズルホルダ21から下方へ突出する方向に付勢される。
前記ノズルチップ42は、電子部品との接触面を工業用ダイヤで形成された超鋼材であり、前記有底円筒45の先端部にろう付けされている。この実施例によるノズルチップ42は、前記有底円筒45にろう付けされる基部42aと、この基部42aから下方に突出する部品吸着部42bとから構成されている。また、このノズルチップ42の内部には、ノズルチップ42の下端から上端まで貫通するように空気通路46が形成されている。
前記基部42aは、下方に向かうにしたがって漸次細くなる断面四角形のテーパ状に形成され、前記部品吸着部42bは、断面四角形の棒状に形成されている。なお、図8〜図11においては、前記基部42aと前記軸部材41の下端部の形状とを簡略化した状態で描いてある。前記部品吸着部42bの先端(下端)には、図3に示すように、部品吸着面49が形成されているとともに、前記空気通路46の空気出入口50が形成されている。
この空気通路46は、前記軸部材41内の空気通路47と、前記ノズルホルダ21内の中空部からなる空気通路52(図2参照)と、吸着ヘッド3内の空気通路(図示せず)とを介して図示していない空気圧制御装置に接続されている。この空気圧制御装置は、部品吸着時に上述した空気通路から空気を吸引し、部品実装時に前記空気通路内に空気を供給する構成が採られている。
この実施例による空気出入口50の形状と、空気通路46の通路断面形状は、図3に示すように、X字状に形成されている。なお、空気出入口50の形状は、図14(a)〜(j)に示すように、適宜変更することができる。図14(a)に示す空気出入口50は円形に形成され、同図(b)に示す空気出入口50は長円状に形成されている。同図(c)に示す空気出入口50は円形に形成されている。同図に示す部品吸着面49は、二つの傾斜面49a,49bによって形成されている。これらの傾斜面49a,49bは、下方から見て稜線49cによって互いに接続し、この稜線49cが最も高くなるように形成されている。
同図(d)に示す部品吸着面49は、平坦な円形状に形成されており、9カ所に空気出入口50が形成されている。同図(e)に示す空気出入口50は、横長の長円状に形成されている。同図(f)〜(j)に示す空気出入口50は、いずれもX字状に形成されているが、部品吸着面49に対する空気出入口50の大きさや、Xを構成する各辺の形状、角度などが図3に示す空気出入口50とは異なっている。
次に、この実施例による吸着ノズル1の分解、組立の手順を説明する。吸着ノズル1を組立てるためには、先ず、図9に示すように、ノズル本体22の軸部材41を圧縮コイルばね25の内部に挿入し、ノズル本体22の円板44の上に圧縮コイルばね25を載せる。なお、このとき、圧縮コイルばね25は、ノズルホルダ21の下側筒状部36に嵌合させてこれに保持させておいてもよい。
そして、このノズル本体22の軸部材41をノズルホルダ21の嵌合孔26内に嵌合させる。前記圧縮コイルばね25の上端部は、前記軸部材41が嵌合孔26内に挿入されることによって、ノズルホルダ21の下側筒状部36に嵌合する。
しかる後、ノズル本体22の係合溝48がノズル本体22のピン孔37と重なるように、ノズル本体22をノズルホルダ21に対して軸線方向に移動させるとともに回転させ、ピン孔37にピン23を挿入する。
そして、ノズルホルダ21のクリップ取付部34に前記クリップ部材24を取付ける。このようにクリップ部材24をノズルホルダ21に取付けることによって、吸着ノズル1の組立作業が終了する。
このように組立てられた吸着ノズル1においては、圧縮コイルばね25の弾発力に抗してノズル本体22を上に押すことにより、ノズル本体22をノズルホルダ21に対して上に移動させることができる。
このため、この吸着ノズル1によって電子部品を吸着するときにノズルチップ42が電子部品に接触しこれを上方から押すような場合、ノズル本体22が圧縮コイルばね25の弾発力に抗してノズルホルダ21に対して上方に移動することによって衝撃が緩和される。この緩衝作用は、吸着ノズル1が吸着した電子部品をプリント配線板7に実装するときにも同様に作用する。
一方、吸着ノズル1を分解するためには、上述した組立手順とは逆の手順によって行う。すなわち、先ず、クリップ部材24をノズルホルダ21から取外し、ピン23をピン孔37から抜き出す。ピン23をピン孔37から取外すためには、このピン23を細い棒状のものでピン孔37の一方の開口へ押し込むことにより他方の開口から突出させ、このピン23の突出部分を把持して引くことによって行う。
このようにピン23を取外した後、ノズル本体22をノズルホルダ21から引き出すことによって、吸着ノズル1の分解作業が終了する。
また、この吸着ノズル1は、長期間にわたる使用によって内部に異物が付着することがある。このような場合は、上述したように吸着ノズル1を分解して個々の部品を洗浄するか、分解することなく清掃用ツール(図示せず)を使用して清掃を行う。この清掃は、吸着ノズル1を吸着ヘッド3から取外した状態でノズルチップ42の空気出入口50に清掃用ツールを挿入して行う。
この実施例による吸着ノズル1においては、ノズル本体22を付勢する圧縮コイルばね25と、ノズル本体22の移動を規制するピン23とが空気通路の外に位置している。このため、この吸着ノズル1によれば、電子部品を吸着するために吸着ノズル1内に空気を吸引しているときに部品吸着面49の空気出入口50から空気とともに異物を吸引したとしても、この異物は、圧縮コイルばね25やピン23に付着することはない。
したがって、この実施例による吸着ノズル1は、内部の空気通路47が単純な穴として形成されているだけであり、ここに異物が付着し難いから、この空気通路47を清掃する作業の頻度を従来に較べて低減することができる。
また、この実施例によれば、ノズルチップ42のの空気出入口50に清掃用ツールを挿入してノズル本体22内を清掃する場合、ノズル本体22内に従来のピンのような突起物が存在しないため、清掃作業が容易で、しかも清掃時間を短縮することができる。
この実施例による吸着ノズル1は、ノズルホルダ21側のピン23が係合するノズル本体22側の係合部として係合溝48が用いられている。このため、この吸着ノズル1によれば、ピン23が係合するノズル本体22側の係合部を長孔によって構成する場合に較べて、ノズル本体22に係合部を容易に形成することができ、製造コストを低減することができる。
この実施の形態による吸着ノズル1は、ノズルホルダ21のクリップ取付部34を緊縛するクリップ部材24によってピン孔37が閉塞(抜け止め)されているから、ピン23をノズルホルダ21に固定するためにねじを使用しなくてよい。また、クリップ部材24をノズルホルダ21から取外すことによってピン孔37の開口部分が開放されるから、簡単にピン23を着脱させることができる。しかも、クリップ部材24は、弾性でノズルホルダ21を緊縛するものであるから、クリップ部材24をノズルホルダ21に対して着脱させるに当たって工具は不要である。
したがって、この実施例によれば、吸着ノズル1を分解して清掃する場合に分解作業を容易に行うことができる。
この実施例による吸着ノズル1のクリップ部材24は、吸着ノズル1の軸線方向から見て下側フランジ部35より小さく形成されている。このため、この吸着ノズル1によれば、電子部品を吸着した状態で下方から部品認識用カメラ13によって撮像されたときに下側フランジ部35の外にクリップ部材24が写ることがない。したがって、この実施例によれば、分解が容易で、しかも、画像処理による部品認識の精度を高い吸着ノズル1を製造することができる。
この実施例による表面実装機2は、ノズル本体22の移動を規制するピン23が空気通路47の外に設けられた吸着ノズル1を備えているから、吸着ノズル1を清掃するために必要なコストを低減することができる。
(第2の実施例)
吸着ノズルは図15に示すように形成することができる。
図15は吸着ノズルの他の実施例を示す断面図である。同図において、図1〜図14に示した実施例で説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は適宜省略する。
図15に示す吸着ノズル1は、ピン23が係合するノズル本体22側の係合部として長孔51が用いられている。すなわち、この実施例によるノズル本体22の軸部材41には、ノズルホルダ21のピン孔37と対応する位置に長孔51が上下方向(ノズルホルダ21の軸線方向)に長くなるように形成されている。
この長孔51は、ノズル本体22の嵌合用円筒43をその軸線方向とは直交する方向に貫通するように穿設されている。この長孔51が穿設されている位置は、嵌合用円筒43の内周面と外周面との間に位置する肉厚部分である。すなわち、長孔51は、ノズル本体22の空気通路47の外に形成されている。
この長孔51の内径のうち、短い方の径は、ピン23が移動自在に嵌合する寸法に形成され、長い方の径は、ノズル本体22のノズルホルダ21に対する移動量に相当する長さに形成されている。すなわち、ノズル本体22は、長孔51の上端にピン23が接触する位置(図15参照)と、長孔51の下端にピン23が接触する位置との間で上下方向に移動することができる。
ノズル本体22側の係合部をこのように長孔51によって形成しても第1の実施例と同じ効果を奏する。
本発明に係る吸着ノズルの側面図である。 本発明に係る吸着ノズルの底面図である。 部品吸着面を拡大して示す図である。 本発明に係る吸着ノズル1の縦断面図である。 クリップ部材を示す図である。 ノズルホルダを示す図である。 ノズル本体を示す図である。 本発明に係る吸着ノズルの斜視図である。 本発明に係る吸着ノズルの分解斜視図である。 ノズル本体の斜視図である。 クリップ部材の斜視図である。 ノズル取外し用のシャッター部材に吸着ノズルを挿入した状態を示す斜視図である。 本発明に係る吸着ノズルを装備した表面実装機の平面図である。 空気出入口の形状の例を示す図である。 吸着ノズルの他の実施例を示す断面図である。
符号の説明
1…吸着ノズル、2…表面実装機、3…吸着ヘッド、13…部品認識用カメラ、21…ノズルホルダ、22…ノズル本体、23…ピン、24…クリップ部材、24b…抜け止め部、25…圧縮コイルばね、37…ピン孔、41…軸部材、42…ノズルチップ、46,47,52…空気通路、48…係合溝、49…部品吸着面、50…空気出入口、51…長孔。

Claims (5)

  1. 部品吸着面が一端に形成されるとともにこの部品吸着面に開口する空気通路が内部に形成されたノズル本体と、
    このノズル本体が移動自在に嵌合する孔が形成され、吸着ヘッドに取付けられるノズルホルダと、
    前記ノズル本体に形成された係合部に係合することによりノズル本体のノズルホルダに対する移動を所定長さだけ移動可能に規制するピンと、
    前記ノズル本体を前記ノズルホルダから突出する方向に付勢するばね部材とを備えた吸着ノズルにおいて、
    前記ノズルホルダにおける前記ノズル本体が突出する一端部には、相対的に外径が大きい遮光用のフランジが設けられ、
    前記ばね部材は、前記ノズル本体の外側においてノズル本体と前記ノズルホルダとの間に弾装され、
    前記係合部は、前記ノズル本体における前記空気通路の外側に形成され、
    前記ピンは、前記ノズルホルダに穿設されたピン孔に挿入されるとともに、前記係合部に係合しかつ前記ノズルホルダとノズル本体との嵌合部を横切るように前記ノズルホルダに支持され、
    前記ノズルホルダは、前記ピン孔の開口と対向する抜け止め部を有するクリップ部材を備え、
    このクリップ部材は、弾性によりノズルホルダを緊縛するものであり、かつ前記ノズルホルダにおける前記フランジより他端部側に位置付けられ、ノズルホルダの軸線方向から見て前記フランジより小さく形成されていることを特徴とする吸着ノズル。
  2. 部品吸着面が一端に形成されるとともにこの部品吸着面に開口する空気通路が内部に形成されたノズル本体と、
    このノズル本体が移動自在に嵌合する孔が形成され、吸着ヘッドに取付けられるノズルホルダと、
    前記ノズル本体に形成された係合部に係合することによりノズル本体のノズルホルダに対する移動を所定長さだけ移動可能に規制するピンと、
    前記ノズル本体を前記ノズルホルダから突出する方向に付勢するばね部材とを備えた吸着ノズルにおいて、
    前記ばね部材は、前記ノズル本体の外側においてノズル本体と前記ノズルホルダとの間に弾装され、
    前記係合部は、前記ノズル本体における前記空気通路の外側に形成され、
    前記ノズルホルダは、互いに平行になる二箇所の平坦部を有するクリップ取付部を有し、
    前記ピンは、前記二箇所の平坦部のうち一方の平坦部から他方の平坦部まで延びるように前記クリップ取付部に穿設されたピン孔に挿入されるとともに、前記係合部に係合しかつ前記ノズルホルダとノズル本体との嵌合部を横切るように前記ノズルホルダに支持され、
    前記ノズルホルダは、前記ピン孔の開口と対向する抜け止め部を有するクリップ部材を備え、
    このクリップ部材は、弾性によりノズルホルダを緊縛していることを特徴とする吸着ノズル。
  3. 請求項2記載の吸着ノズルにおいて、前記ノズルホルダにおける前記ノズル本体が突出する一端部には、相対的に外径が大きい遮光用のフランジが設けられていることを特徴とする吸着ノズル
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載の吸着ノズルにおいて、前記係合部は、前記ノズル本体の外周面の一部を平坦に形成してなる係合溝であり、
    前記ピンの一部は、前記ノズルホルダに形成されたノズル本体嵌合用の穴内に露出し、この露出部分が前記係合溝に係合していることを特徴とする吸着ノズル。
  5. 請求項1ないし請求項に記載した吸着ノズルを備えた表面実装機。
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