JP6046613B2 - 保護ヘルメット - Google Patents

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Description

本発明は、ヘルメットシェルと、ヘルメット装着者の頭部に装着されるサブアセンブリを含む内装構造体とを備えた保護ヘルメット、特に森林作業者用の保護ヘルメットに関する。前記内装構造体サブアセンブリは、少なくとも1つの支持ケージ、1つのヘッドバンド、1つのネックバンド及び該サブアセンブリを前記ヘルメットシェルに取り付けるための取付手段を含む。
このタイプの保護ヘルメットは、特許文献1から公知である。この公知の保護ヘルメットは基本的なヘルメットであり、付属品を交換することにより、様々な作業条件下で様々な目的に適用可能である。この保護ヘルメットは、ヘルメットシェルと最低限の内装構造とから構成されている。内装構造体は、ヘルメットを着用者の頭部に装着させ、かつ頭部とヘルメットシェルとの間に衝撃吸収空間を確保するための交差ストラップから構成されている。このヘルメットは、その外周部に、ヘルメットの側部及び後部に延在する突出部と、ヘルメットの下側縁部に設けられた、前記交差ストラップを取り付けるための4つの凹部と、追加の付属品を取り付けるためのさらなる凹部とを有している。このヘルメットの基本的形態は、付属品を使用しない単純な一般的なヘルメットとして使用される。付属品は、必要に応じて取り付けたり取り外したりすることができる。ヘルメットの最も幅が広い部分において、その部分に延在する前記突出部の外側に凹部が設けられる。これが、顔面及び耳保護具の取付位置である。前記保護具は、バイザーと、ワイヤブラケット及び耳覆い部材を各々有する2つの耳保護具とから構成される。前記顔面及び耳保護具は、前記突出部に設けられた前記凹部に挿入される一般的な結合手段によって、ヘルメットの外面に取り付けられる。このような保護具を備えたヘルメットの欠点は、現場作業時に、ヘルメットに衝突した障害物が前記耳保護具及び/またはバイザーのブラケットに引っ掛かり、それにより、ヘルメットの着用者の作業を妨げたり、ヘルメットを剥ぎ取ってヘルメットの着用者を危険にさらしたりすることである。
顔面及び/または耳保護具などのヘルメット付属品を保護ヘルメットの外面に取り付けることが、特許文献2〜7に開示されている。これらの特許文献から公知の保護ヘルメットもまた、障害物が耳及び/または顔面保護具のブラケットに引っ掛かった場合は、ヘルメットの着用者の作業が妨げられたり、ヘルメットの着用者が危険にさらされたりする。
ヘルメットシェルの外側に取り付けられるヘルメット付属品を有していない保護ヘルメットについての、内装構造体サブアセンブリとヘルメットシェルとの相互結合が、下記の特許文献に記載されている。
特許文献8には、支持ケージ、ヘッドバンド及びネックバンドから構成されヘルメットの着用者の頭部に装着されるサブアセンブリを含む内装構造体を備えた保護ヘルメットが開示されている。この保護ヘルメットは、ヘルメットシェルと、ヘルメットシェルの下側縁部に取り付けられるシールドとをさらに備えており、前記内装構造体サブアセンブリは、該アセンブリを前記シールドに取り付けるための結合要素を有している。
特許文献9には、支持ケージ、ヘッドバンド及びネックバンドを有し、かつヘルメットの着用者の頭部に装着されるサブアセンブリを含む内装構造体を備えた保護ヘルメットが開示されている。前記内装構造体は、二重壁構造ヘルメットシェルの下側縁部の4カ所に形成された形成された溝部に挿入される結合用突起部によって、ヘルメットシェルに取り付けられる。前記ヘッドバンドは、ヘルメットの着用者の頭部のサイズ及び形状に容易に適合可能なフレキシブルな材料から形成されている。
特許文献10には、支持ケージ、ヘッドバンド及びネックバンドを含みヘルメットの着用者の頭部に装着される内装構造体サブアセンブリと、前記内装構造体サブアセンブリを取り囲む衝撃吸収ユニットとが、ヘルメットシェル内に配置された安全ヘルメットが開示されている。ヘルメットシェルの内面には、衝撃吸収ユニット及び内装構造体アブアセンブリをねじで取り付けるための突出部が設けられている。この公知の安全ヘルメットでは、ヘルメットシェルの内面に面する衝撃吸収ユニットの外面に、外部に引き出される接続線を有する送受信器を収容可能な凹部を設けることができるように、衝撃吸収ユニットは十分な厚さを有して形成されている。
DE 87 14 490U1(ドイツ国実用新案公報) DE 28 26 636C2(ドイツ国特許公報) DE 29 07 056A1(ドイツ国特許公報) DE 33 14 595C2(ドイツ国特許公報) DE 35 90 667C2(ドイツ国特許公報) DE 97 10 596U1(ドイツ国実用新案公報) DE 297 08 134U1(ドイツ国実用新案公報) DE 10 2004 004044B4(ドイツ国特許公報) DE 69 81 1738T2(ドイツ国の欧州特許翻訳公開) PCT国際特許公開第WO 2005/027671 A1号
上述した全ての公知の保護ヘルメットは、ヘルメットに作用する外力が、内装構造体(特に交差ストラップで形成された支持ケージ)を介して、ヘルメットの着用者の頭部に実質的に完全に伝達される点で共通している。すなわち、交差ストラップは、着用者の頭部にヘルメットを密着させて保持するための別の機能を有しているので、衝撃吸収機能はある程度までしか果たすことができない。そのため、向上した衝撃吸収能力を有する保護ヘルメット用の内装構造体が求められている。
本発明の目的は冒頭に説明した及び最初に述べた文献(特許文献1)から公知のタイプの保護ヘルメットであって、衝撃吸収能力を向上させ、かつ、ヘルメットに取り付けられる顔面及び/または耳保護具などのヘルメット付属品に起因して使用時にヘルメットが障害物に引っ掛かる危険性を排除することができる、特に森林作業用に好適な保護ヘルメットを提供することにある。
本発明によれば、上記課題は、スペーサとして形成された少なくとも3つの支持アームを含む結合手段を設けることによって、及び、ヘルメットシェル及び前記支持アームを、内装構造体サブアセンブリとヘルメットシェルとの間に、耳保護具、他のヘルメット付属品、並びに顔面保護具及び/または耳保護具の取付具を収容するための間隙が形成されるような寸法に形成し配置することによって解決される。
本発明の保護ヘルメットでは、顔面保護具及び耳保護具の支持アームまたは支持ブラケットが木の枝などの障害物に引っ掛からないようにするために前記支持アームまたは支持ブラケットを保護ヘルメットの周縁部の内側に配置するために、顔面保護具及び/または耳保護具の取付具はヘルメットシェルの内面に配置される。耳保護具が不要な場合は、保護ヘルメットの周縁部の内側で耳保護具を後方へ回動変位させる。このことにより、耳保護具が障害物に引っ掛かる可能性がさらに低くなる。顔面保護具の取付具も前記間隙内に配置されるので、バイザーを上げた状態でも下げた状態でも、バイザーが木の枝などの障害物に引っ掛からないようにすることができる。支持アームは、内装構造体サブアセンブリとヘルメットシェルとの間のスペーサとして構成されており、ヘルメットシェルを変形させることだけにより、ヘルメットに作用する外力を吸収する。そのため、本発明による内装構造体サブアセンブリを含む保護ヘルメットは、全体として、着用者の頭部に伝達される力がより少なくなるので、より良好な衝撃吸収能力を有する。
特許請求の範囲のサブクレームに記載されている内容は、本発明の好適な実施形態である。
本発明の保護ヘルメットの一実施形態では、前記支持ケージが、硬くて、弾性的にフレキシブルな材料から形成されており、前記支持アームが、剛性体であり、左右のこめかみ領域及び後頭部領域において前記支持ケージから斜め下向きまたは斜め後向きに延出して形成されており、かつ該支持アームの遊端がヘルメットシェルにそれぞれ結合されるように構成されている。本発明による保護ヘルメットは、硬くて、弾性的にフレキシブルな材料から形成された支持ケージにおいて、支持機能と衝撃吸収機能とが組み合わされている。斜め下向きまたは斜め後向きに延出して形成された前記支持アームは衝撃吸収機能を果たすために該支持アームの遊端で前記ヘルメットシェルに支持されている。そのため、上側から前記ヘルメットシェルに外圧が作用した場合、前記ヘルメットシェルにより前記支持アームに引張荷重が加えられ、それにより、前記支持アームは前記ヘルメットシェルを内向きに変形させようとする。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記耳保護具の前記取付具が、前記ヘルメットシェルの内面に配置され、かつ前記耳覆い部材を保持する左右2つの前記各支持ブラケットをそれぞれ回動可能に支持する左右2つの耳保護具支持部を含む。この実施形態では、支持ブラケット及び耳覆い部材に加えて、耳保護具支持部も、保護ヘルメットが障害物と衝突したときに生じる外力の影響から保護される。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記耳保護具支持部及び前記支持ブラケットは、前記支持ブラケットを前記間隙内で、前記耳覆い部材が着用者の耳を覆うかつ前記ヘルメットシェルの周縁部の内側に依然として位置する使用位置と、前記耳覆い部材が前記間隙に収容される待機位置との間で回動変位することができるように構成され配置される。この実施形態では、前記支持ブラケット及び前記耳覆い部材は、使用位置及び待機位置の両方の位置において、障害物と引っ掛かったり絡まったりする部分を提供しない。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、顔面保護具の取付具は、ヘルメットシェルの内面に配置され、かつバイザーの2つのバイザー支持アームをそれぞれ回動可能に支持する左右2つの顔面保護具支持部を含む。この実施形態では、バイザー支持アーム及び、該アームとバイザーとの結合部分は、木の枝などの障害物に引っ掛かる部分を提供しないように、単純な形態で形成される。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記顔面保護具支持部及び前記バイザー支持アームは、前記バイザー支持アームを前記間隙内で、前記バイザーが顔面を覆って保護する使用位置と、前記バイザーが前記ヘルメットシェルの外面に密接に隣接して配置される待機位置との間で回動変位させることができるように構成され配置される。この実施形態では、前記支持アームは、木の枝などの障害物に引っ掛かることがないように、前記ヘルメットシェルの周縁部の内側に最初から位置するようにバイザーに設けられる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、支持ケージは、その下側縁部に、周縁が閉じた形状の環状支持ストリップを含み、この環状支持ストリップに前記支持アームが一体的に形成されている。この実施形態では、前記支持アーム及び前記環状支持ストリップは、要求される剛性を有する1つの一体部品として構成されており、前記支持ケージの他の部分と協働して十分な衝撃吸収能力を提供する。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記ネックバンドは、前記支持ケージに結合されており、かつ該ネックバンドの2つの端部をネック領域において互いに締結するための締結ユニットを備えている。前記締結ユニットは、前記間隙内に収容される。このことにより、前記ネックバンドは、障害物との衝突の影響から保護され、かつヘルメットの着用者が操作することができる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記締結ユニットは、前記ネックバンドをロック用フラップによって締結したときに、ヘルメット着用者の後頭部を当接支持する支持シェルを含む。この実施形態は、着用者が片手で確実に操作することを可能にし、その上、内装構造体サブアセンブリを着用者の頭部に簡単な方法で装着することを可能にする。一般的な顎ストラップを使用することにより、さらなる安全性を提供することができる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、左右のこめかみ領域において下向きに延出して形成された前記支持アームは、該支持アームをヘルメットシェルの内側に着脱自在に結合させるための結合手段を有している。したがって、前記内装構造体サブアセンブリを前記ヘルメットシェルに着脱自在に取り付けることができる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、下向きに延出して形成された前記各支持アームの前記結合手段は、前記支持アームを前記ヘルメットシェルに確実に結合させることができるように構成されている。このことにより、前記内装構造体サブアセンブリを前記ヘルメットシェルの内面に結合させた位置を介して、前記ヘルメットシェルに加えられた外力を前記内装構造体サブアセンブリに単純な方法で伝達することができる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、後頭部領域において後向きに延出して形成された前記支持アームは、該支持アームを前記ヘルメットシェルに結合させるための結合手段を有している。この実施形態では、前記ヘルメットシェルは、単純に、前記支持アームの遊端を挿入して係合させることができる係合孔を有しており、この係合位置を介して、前記ヘルメットシェルに加えられた外力を前記内装構造体サブアセンブリに伝達することができる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記顔面保護具支持部は、前記支持アームと係合した前記棒状突出体上に嵌め込むことができるコネクタとして形成される。このことにより、前記顔面保護具をヘルメットに容易に取り付けることができ、それと同時に、前記支持アームの遊端を前記ヘルメットシェルの前記棒状突出体に固定することができる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記各貫通孔が、前記棒状突出体における前記貫通孔の内側幅以上の幅を有する部分と係合するように構成されている。このことにより、上側から前記ヘルメットに作用した負荷に起因して前記支持アームに加えられた力により、前記支持アームにおいて、前記ヘルメットシェルをその下側縁部まで内向きに変形させるモーメントを生成することができる。この実施形態では、前記内装構造体サブアセンブリの衝撃吸収機能は、前記ヘルメットシェルの弾性変形によって、単純な方法でサポートすることができる。前記支持アームの遊端に設けられた貫通孔は、ヘルメットシェルに力が作用したときに、てこの作用が棒状突出体に作用することができるように、棒状突出体に応じて調節される。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、前記支持ケージは、下向きに延出して形成され、かつ前記ネックバンドと選択された高さで各々結合可能な2つの連結アームを有する。このことにより、保護ヘルメットの着用者の頭部への適合を、簡単な方法で向上させることができる。
本発明による保護ヘルメットのさらなる実施形態では、支持アーム及び連結アームが、それらに一体的に形成されたリブによって補強されている。このことにより、前記結合位置を介しての力の伝達を、簡単な方法で向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明による保護ヘルメットの内装構造体サブアセンブリを斜め下方から見た斜視図である。 図1の内装構造体サブアセンブリを斜め上方から見た斜視図である。 図1の内装構造体サブアセンブリを本発明による保護ヘルメットのヘルメットシェルに取り付けた状態を示す縦断面図である。 図3のヘルメットシェルの底面図であり、内装構造体サブアセンブリを取り付けていない状態を示す。 図4のヘルメットシェルを斜め下方から見た斜視図である。 顔面保護具及び耳保護具を備えた本発明による保護ヘルメットの一実施形態を示す分解部分断面図である。 図6の保護ヘルメットを示す底面図であり、顔面保護具、締結ユニット及び耳保護具は保護ヘルメットから離して示している。 耳保護具を備えた本発明による保護ヘルメットの一実施形態を示す図であり、ヘルメットシェルは断面図で示しており、耳保護具を回動させて耳から離間させた状態を示す。 図8の保護ヘルメットを示す図であり、耳保護具を回動させて耳にあてた状態を示す。 図9の保護ヘルメットを示す側面図である。 図10の保護ヘルメットを示す図であり、耳保護具を回動させて待機位置へ変位させ、ヘルメットシェルの内側に収容した状態を示す。 本発明による保護ヘルメットの内装構造体サブアセンブリを示す図であり、ネック領域においてネックバンドの2つの端部を締結ユニットによって互いに着脱自在に締結した状態を示す。 本発明による保護ヘルメットの側面図であり、図12の内装構造体サブアセンブリをヘルメットシェルに取り付けた状態を示す。 図13の保護ヘルメットを示す底面図である。 本発明による保護ヘルメットを前方から見た断面図である。 図13の保護ヘルメットを後方から見た部分破断図である。 図13の保護ヘルメットを示す図であり、顔面保護具としてのバイザーを開いた状態を示す。 図17の保護ヘルメットを前方から見た断面図である。 図17の保護ヘルメットを後方から見た破断図である。 顔面保護具、耳保護具、及び後頭部領域においてネックバンドに取り付けられた締結ユニットを備えた本発明による保護ヘルメットの一実施形態を示す側面図である。
全体を符号30で示す、特に森林作業用に作製された本発明による保護ヘルメットの一実施形態を図20の側面図及び図6の分解部分断面図に示す。本発明の保護ヘルメット30は、全体を符号32で示す顔面保護具と、全体を符号34で示す耳保護具とを含む。本発明の保護ヘルメット30は、ヘルメットシェル36と、全体を符号40で示す内装構造体サブアセンブリとをさらに含む。内装構造体サブアセンブリ40は、支持ケージ42、ヘッドバンド44及びネックバンド46を含んで構成される。ネックバンド46は、全体を符号48で示す締結ユニットを備える。ヘルメットシェル36は、その外面に、ヘルメットシェル36に形成された通気オリフィス52を開閉可能な通気スライド部材50を備える。
スペーサとして形成された3つの支持アーム54、55及び56(支持アーム55は図6では見えない)が、内装構造体すなわち内装構造体サブアセンブリ40をヘルメットシェル36に三点で取り付けるための手段としての役割を果たす。ヘルメットシェル36並びに支持アーム54、55及び56は、内装構造体サブアセンブリ40とヘルメットシェル36との間に、耳保護具34の耳覆い部材35a、35b、他のヘルメット付属品、並びに少なくとも顔面保護具32及び耳保護具34のための取付具を収容するための間隙(空間)60が形成されるような寸法(すなわち、長さ及び内側幅)に形成され配置される。他のヘルメット付属品には、上述した、ネックバンド46の締結ユニット48が含まれる。
以下、ヘルメットシェル36、内装構造体サブアセンブリ40、内装構造体サブアセンブリ40のヘルメットシェル36への取り付け、及びヘルメット付属品について、この順番で詳細に説明する。ヘルメット付属品には、耳保護具34、顔面保護具32、耳保護具または顔面保護具の取付具、及び締結ユニット48が含まれる。
以下、ヘルメットシェル36について、特に図3〜7及び図15を参照して詳細に説明する。
ヘルメットシェル36は、一体的に形成されたプラスチック成形品して形成される。ヘルメットシェル36のための適切なプラスチック材料としては、例えばABSが挙げられる。図3は、内装構造体サブアセンブリ40を取り付けた状態のヘルメットシェル36に示す縦断面図である。図4は、内装構造体サブアセンブリ40を取り付けていない状態の図3のヘルメットシェル36を下方から見た図である。図5は、図4のヘルメットシェルを斜め下方から見た斜視図である。図6は、保護ヘルメット30の分解部分断面図であり、この図を上から見ると、ヘルメットシェル36及びその上側の通気スライド部材50を見ることができる。図7は、図6の保護ヘルメット30を組み立てた状態を示す底面図であり、顔面保護具32、締結ユニット48及び耳保護具34はヘルメットから離して示している。ヘルメットシェル36は、ヘルメット着用者の目の上側に位置するヘルメットのつばの機能を果たすように、ある程度前方へ引き出して形成されている。このようにして、ヘルメットシェル36の前側部分の外面は、木の枝などの障害物に引っ掛かる部分が存在しないように、後側に向かって所定の均等な傾斜角度に立ち上がる斜面となるように形成されている(すなわち外面に大きな段差が存在しない)。保護ヘルメット30の幅方向に延在する補強リブ62が、ヘルメットシェル36の内面の前側部分及び中央部分に一体的に形成されている。また、保護ヘルメット30の長手方向に延在する補強リブ64が、補強リブ62を横断するように、かつヘルメットシェル36の内面の中央部分を通るように形成されている。補強リブ62、64は、図3及び図4に最もよく見える。ヘルメットシェル36の内面の中央部分において、補強リブ62、64は、若干凹んでおりかつ通気オリフィス52が6つ形成されている領域に接続している。この凹んだ領域において、通気スライド部材50の2つの前側係合突起68(ヘルメットの内側に向かって下向きに突出している)がヘルメットシェル36の2つの前側ガイドスロット66にそれぞれ係合し、かつ通気スライド部材50の2つの後側係合突起70がヘルメットシェル36の2つの後側ガイドスロット72にそれぞれ係合することによって、通気スライド部材50がヘルメットシェル36の外面にスライド変位可能に配置される。通気スライド部材50は、通気スライド部材50を通気位置に位置させたときにヘルメットシェルの通気オリフィス52の上側に位置する通気オリフィス53(図6)を有している。通気スライド部材50を閉鎖位置に位置させたときは、通気スライド部材50の通気オリフィス53の位置が変位し、ヘルメットシェルの通気オリフィス52は通気スライド部材50によって塞がれる。図5及び11に見ることができるように、ヘルメット30の下側縁部は、こめかみ領域及び後頭部領域において横方向下向きに引き出して形成されている。このようにして、内装構造体サブアセンブリ40とヘルメットシェル36との間の上述した間隙60は、こめかみ領域及び後頭部領域においては下向きに拡がっている。このことにより、顔面及び/または耳保護具の取付具をヘルメットシェル36の内側に配置することや、耳覆い部材35a、35bを間隙60に収容することが容易になる(図11参照。詳細については後述する)。
上述したこめかみ領域において、内装構造体サブアセンブリ40の支持アーム54または55と確実かつ着脱自在に結合可能な3つの棒状突出体74aまたは74bが、ヘルメットシェル36の内面の左右両側に一体的に形成されている。棒状突出体74a、74bは、図5の側面図、図4の平面図(図の右側)、及び図15の断面図に見ることができる。棒状突出体74a、74bは、断面四角形の中空部材であり、棒状突出体の基端部はヘルメットシェル36の内面と一体的に形成されている。棒状突出体74a、74bの先端部は、自由端となるように、ヘルメットシェル36の内面から突出している。棒状突出体74a、74bとヘルメットシェル36の内面との結合、及びそれぞれ三角のナックルの形態をなす連結点に隣接した領域におけるヘルメットシェルへのそれらの結合部は、棒状突出体74a、74bとヘルメットシェル36との間に一体的に形成された追加のリブによって補強され、これにより棒状突出体74a、74bがヘルメットシェル36に実質的に強固に結合される。棒状突出体74a、74bに、該棒状突出体を曲げようとする力が該棒状突出体の長手方向を横断する方向に加えられた場合、それに応じて棒状突出体74a、74bはヘルメットシェル36を変形させようとする。このような構造の目的は、後述する内装構造体サブアセンブリ40のヘルメットシェル36への取り付けについての説明に関連してより詳細に説明する。
ヘルメットシェル36は、その後端部中央の下側縁部に凹部76を有している。凹部76の内側にはネックバンド46の締結ユニット48が配置される。このことにより、ヘルメット30を完全に組み立てたときに、ネックバンド46を締結または締結解除するための手動操作のために締結ユニット48へアクセスすることが可能となる。
支持アーム56をヘルメットシェル36に結合させるために、ヘルメットシェル36の後頭部領域には、支持アーム56の自由端(図2)と着脱自在に係合可能なスロット78が適切に形成されている(図7及び図15に示す)。支持アーム56をスロット78に係合させたとき、支持アーム56に形成された突起部分56a、56bはヘルメットシェル36の外側に位置し、ヘルメットシェル36の外面に隣接することとなる。そのため、上側からヘルメット36に力が作用したとき、支持アーム56に引張荷重が加わる。
耳保護具34の取付具80は、ヘルメットシェル36の内面に設けられた2つの耳保護具支持部80a、80bを含む。耳保護具支持部80a、80bはピボットベアリングであり、ヘルメットシェル36の内面と一体的に形成されるか、または好ましくは別部品として構成されヘルメットシェル36の内面に分離不能に固定される。耳保護具支持部80a、80bによって、耳覆い部材35a、35bを含む支持ブラケット37a、37bが回動自在に支持される(詳細については後述する)。
顔面保護具32の取付具84は、ヘルメットシェル36の内面に配置される2つの顔面保護具支持部84a、84bを含む。顔面保護具支持部84a、84bによって、バイザー132の支持アーム132a、132bが回転可能に支持される。顔面保護具支持部84a、84bは、ヘルメットシェル36の内面と一体的に形成されておらず、支持アーム54、55の遊端を棒状突出体に固定すべく棒状突出体74a、74b上にスナップ結合されるコネクタ136a、136bに設けられている。それらに対応するコネクタ136a、136bを含む顔面保護具支持部84a、84bは、取付状態において間隙60(すなわち既に上述したようにヘルメットシェル36の下側縁部を下向きに引き出して形成された領域)に配置される。
以下、保護ヘルメット30の内装構造体について、特に図1〜図3、図6及び図12を参照して詳細に説明する。内装構造体サブアセンブリ40は、保護ヘルメット30における着用者の頭部と接触する部分であり、支持ケージ42と、ヘッドバンド44と、締結ユニット48を備えたネックバンド46とを含む。内装構造体サブアセンブリ40は、着用者の頭部にヘルメット30を装着して固定するために、図3及び図6に示すようにヘルメットシェル36に取り付けることができる。
図1は、本発明による保護ヘルメット30の内装構造体サブアセンブリ40を斜め下方から見た斜視図である。図2は、図1の内装構造体サブアセンブリを斜め上方から見た斜視図である。図3は、図1の内装構造体サブアセンブリ40を保護ヘルメット30のヘルメットシェル36に取り付けた状態を示す縦断面図である。図6は、顔面保護具32及び耳保護具34を備えた保護ヘルメット30の一実施形態を示す分解部分断面図である。図12は、保護ヘルメット30の内装構造体サブアセンブリ40を示す図であり、ネック領域においてネックバンド46の2つの端部を締結ユニット48によって着脱自在に締結した状態を示す。
支持ケージ42は、硬くて、弾性的にフレキシブルな材料、好ましくはポリアミドなどのプラスチック材料から形成される。支持ケージ42は、左右のこめかみ領域及び後頭部領域において斜め下向きまたは斜め後向きに延出して形成された剛性体の支持アーム54、55及び56を有しており、これらのアームにより、内装構造体はヘルメットシェル30に三点で取り付けられる。また、これらのアームにより、耳保護具32の耳覆い部材35a、35b、他のヘルメット付属品並びに顔面及び耳保護具32、34の取付具80、84を収容することができる間隙60が、ヘルメットシェル36と内装構造体との間に形成される。本明細書で説明する実施形態では、支持ケージ42は、一体形成されたプラスチック成型品として作製される。図2に示すように、支持ケージ42は、互いに離間配置された一対の帯状の支持ストリップ142と、互いに離間配置された一対の帯状の支持ストリップ144とをそれらの中央部分において互いに交差させ、各支持ストリップの端部を4箇所の接続点146a、146b、146c、146dにおいて、周縁が閉じた形状の単一の支持ストリップ148と一体化させることにより形成される。図1では、支持ストリップ142、144は十字形の当て物材料の部材149によって覆われている。
支持アーム54、55、56は、接続点146a、146b、146c、146dで支持ケージ42から延出して形成されている。支持ストリップ142、144が湾曲して延在しており、好ましくは連結点146a、146b、146c、146d間で実質的に円弧を描くように延在している仮定すると、支持アーム54、55、56は、図15または図2に見ることができるように、それぞれ支持ケージ142から下向きまたは後向きに、それに関連する円弧の実質的に接線方向に延出して形成されている。本明細書で説明する実施形態では、支持アーム54、55、56は、周縁が閉じた形状の支持ストラップ148と一体的に形成されている。図2に示すように、ヘッドバンド44は、支持ケージ42と一体的に形成されている。ネックバンド46は、詳細には図示していないが例えばスナップ結合によってヘッドバンド44の後側の遊端に対して着脱自在に結合される、2つの前側端部を有している。図1〜3に示すように、ネックバンド46は、ネック領域において着脱自在に、すなわち図12に示すように締結ユニット48によって締結可能な2つの遊端を有している。ネックバンド46は、支持ケージ42と同じ材料から形成することができる。例えば図1及び図2に示すように、ネックバンド46は、高さを調節できるようにして、ヘッドバンド44に結合される前側端部と前記遊端との間に位置する部分で支持ケージ42にそれぞれ結合されている。この目的のために、支持ケージ42は、下向きに延出して形成された2つの連結アーム47a、47bを有しており、連結アーム47a、47bによってネックバンド46を選択された高さでそれぞれ固定することができる。左右両側の各ネックバンド46は、上下方向に並んで配置された3つの係合孔51を有しており、これらの係合孔51を、図1及び図2に示すように、各連結アーム47a、47bに突設された弾性ボルト49(図6)と係合させることができる。
上述の実施形態では、支持アーム54、55は、実際には、支持アーム56とは異なる方式でヘルメットシェル36に結合されるが、このことは必須ではない。支持アーム54、55は、支持アーム56と同じ方式でヘルメットシェルに結合させてもよい。必要なのは、支持アーム54、55が、支持アーム56と同じように、支持アーム54、55をヘルメットシェル36に確実に結合させることができる結合手段を備えていることだけである。この場合、支持アーム54、55の結合手段は、例えば、支持アーム56と同様の、ヘルメットシェル36のスロットに挿入して係合結合させることによって支持アーム54、55をヘルメットシェルに結合させる係合結合手段であってもよい。
ヘッドバンド44は、連結ストリッブ150を介して周縁が閉じた形状の支持ストリップ148と一体的に形成され、かつ支持ストリップ148に対して所定の距離で離間している。また、支持アーム54、55、56及び連結アーム47a、47bは、それらと一体的に形成されたリブ152、154によって補強されている。
左右のこめかみ領域において下向きに延出して形成された支持アーム54、55は、該支持アームをヘルメットシェル36の内面に結合させるための結合手段を有する。前記結合手段は、各支持アーム54、55に設けられた3つの貫通孔156、158を含み、これらの貫通孔は、ヘルメットシェル36に設けられた棒状突出体74a、74bと確実に係合することができる。後頭部領域において後向き延出して形成された支持アーム56は突起部分56a、56bを有しており、これらの突起部分は既に上述したように、内装構造体サブアセンブリ40をヘルメットシェル36に着脱自在に結合させるための結合機構を構成する。
図2を参照して、顎ストラップ(図示せず)を取り付けるための取付具88a、88bが支持ケージ42に形成されている。顎ストラップの取付具88a、88bは2つの枢動ピン90a、90bを含み、これらの枢動ピンは、左右のこめかみ領域で下方向に延出して形成された支持アーム54、55に隣接する位置において支持ケージ42の周縁が閉じた形状の環状支持ストリップ148と一体的に形成されるか、または図示のように環状支持ストリップ148にスナップ結合により取り付けられた取付部材89a、89b上に設けられる。
工場作業者や森林作業者用のヘルメットでは、顎ストラップ(図示せず)は、ヘルメットシェルまたは支持ケージ42に取り付けられる。登山用のヘルメットでは、顎ストラップは、ヘルメットシェルにのみ取り付けられる。
既に部分的に上述したヘルメットシェル36と内装構造体サブアセンブリ40との相互結合について、図2、図3及び図15を参照して要約及び補足説明する。図2は、内装構造体サブアセンブリ40を斜め上方から見た斜視図である。図3は、内装構造体サブアセンブリ40を保護ヘルメット30のヘルメットシェル36に取り付けた状態を示す縦断面図であり、ネックバンド46に設けられた締結ユニット48は図示していない。
図15は、図3のXV−XV線に沿って切断した保護ヘルメット30の断面図であり、締結ユニット48も図示している。図2では、スペーサとして形成された支持アーム55及び56を見ることができる。下向きに延出して形成された他方の支持アーム55は、図2では見ることができない。支持アーム55は、図3に示されている。図15では、支持アーム54及び55の断面が示されている。内装構造体サブアセンブリ40をヘルメットシェル36に三点で取り付けるために、後向きに延出して形成された支持アーム56を、該支持アームの突起部分56a、56bをヘルメットシェルのスロット78にヘルメットシェルの外面と係合するまで挿入する。次に、内装構造体サブアセンブリ40をヘルメットシェル36の内面にさらに接近させて、支持アーム54、55の貫通孔156、158にヘルメットシェルの棒状突出体74a、74bを挿入させる。このことにより、図15に示すように、支持アーム54、55の貫通孔156、158に棒状突出体74a、74が確実に係合される。ヘルメットシェル36と棒状突出体74a、74bとの間のナックル部において支持アーム54、55をヘルメットシェルの内面に隣接させたとき、棒状突出体74a、74b上にコネクタ136a、136b(図4及び図5)を嵌め込み、これにより支持アーム54及び55を所定の位置に固定する。このようにして、内装構造体サブアセンブリ40及びヘルメットシェル36は、三点で互いに結合される。保護ヘルメット30を着用者の頭部に装着し、締結ユニット48によって頭部に固定した後、必要であれば、顎ストラップ(図示せず)を追加し、顎の下で結んで固定する。支持アーム54、55の貫通孔156、158は、棒状突出体74a、74bにおける貫通孔156、158の内側幅以上の幅を有する部分と係合する。上側からヘルメット30に作用する負荷に起因して支持アーム54、55、56に力が加わったとき、支持アームの遊端で支持されたヘルメットシェル36によって、支持アームに引張荷重が加わる。支持アーム54、55、56に作用する力によって、ヘルメットシェル36をその下側縁部まで内向きに変形させようとするモーメントが、前記三点(ヘルメットシェルと支持アームの結合点)のそれぞれにおいて生成される。このようにして、ヘルメットシェル36はそれに作用する力の一部を変形エネルギーに変換し、これによりヘルメットの着用者に作用する力の影響を低減させることができる。支持アーム54、55、56からヘルメットシェル36への前記モーメントの伝達は、支持アームをそれと一体的に形成されたリブ152によって補強することによって、さらに向上させることができる。
以下、耳保護具34及びその取付具80について、添付図面、特に図4〜11を参照して詳細に説明する。図4は、内装構造体サブアセンブリ40を取り付けていない状態のヘルメットシェル36を下方から見た図であり、ヘルメットシェル36の内面に設けられた耳保護具支持部80a、80bの位置がよく見える。図5は、図4のヘルメットシェル36を斜め下方から見た斜視図である。図6は、保護ヘルメット30の分解部分断面図であり、耳保護具34が他のヘルメット付属品と共に示されている。図7は、保護ヘルメット30の底面図であり、耳保護具34はヘルメットから離して示している。明瞭化のために、図7では、ヘルメットの反対側に設けられる左右対称的な耳保護具34は省略している。図8は、左右両側に耳保護具を備えた保護ヘルメット30を示す図であり、ヘルメットシェル36は断面図で示しており、耳保護具34を回動変位させて耳から離した状態を示す。図9は、図8の保護ヘルメットを示す図であり、耳保護具34を回動変位させて耳にあてた状態を示す。図10は、図9の保護ヘルメットを示す側面図である。図11は、図10の保護ヘルメットを示す図であり、耳保護具34を後向きに回動させて待機位置へ変位させ、ヘルメットシェルの内側に収容した状態を示す。
耳保護具34は、2つの耳覆い部材35a、35bと、2つの耳覆い部材35a、35bを各々回転可能に支持する2つのフォーク様支持ブラケット37a、37bとを含む。図4に見ることができるように、ヘルメットシェル36の内面に、耳保護具支持部80a、80bが設けられている。図6では耳保護具支持部80bは支持ケージ42と一体的に示されているが、耳保護具支持部80bは実際には支持ケージ42ではなく、ヘルメットシェル36の内面に設けられる(耳保護具支持部80aも同様である)。図6は、内装構造体サブアセンブリ40の支持ケージ42に対する耳保護具支持部80bの位置を示すことを目的としている。図10及び図11に見ることができるように、耳覆い部材35a、35bを保持した支持ブラケット37a、37bが、耳保護具支持部80a、80bによって回動可能に支持されている。耳保護具支持部80a、80b及び支持ブラケット37a、37bは、支持ブラケット37a、37bを間隙60内で2つの位置、すなわち図9及び図10に示す耳覆い部材35a、35bが耳を覆う使用位置と、図11に示す耳覆い部材35a、35bがヘルメットシェル36の間隙60に収容される待機位置との間で回動変位させることができるように構成され配置されている。
各支持ブラケット37a、37bは、図8に示すような各支持ブラケットの曲げていない位置において耳覆い部材35a、35bをそれぞれ回動変位させて耳から離間させることができ、かつ図9に示すような各支持ブラケットの曲げた位置において各耳覆い部材35a、35bをそれぞれ回動変位させて耳に当てることができるように、ばね付勢され、かつ間隙60内に延在するその両端間の領域で曲げることができるように形成されている。保護ヘルメット30がユーザの頭部に装着されていない場合、2つの耳覆い部材35a、35bはそれぞれ、それが当てられる耳の位置よりもはるかに内側に位置する前記曲げた位置に達する。言い換えれば、このときの耳覆い部材間の距離は、耳の間の距離よりも実質的に小さくなる。このようにして、ヘルメット30の装着時は、ばね付勢によって耳覆い部材35a、35bを耳に押し付けた状態に維持することができる。2つの規定された位置の間で各支持ブラケット37a、37bを曲げるためのばね付勢は、円形に曲げたヨークばね92a、92b(図6)によって実現される。各支持ブラケット37a、37bは、曲げた位置及び曲げていない位置へ手動で変位させることができる。これらの各位置では、ヨークばね92a、92bによって終端位置ロックをもたらすことができる。ヘルメットの着用時は、上述したように各耳覆い部材35a、35bは耳に弾性的に押し付けた状態に維持されるので、支持ブラケット37a、37bの終端位置ロックには達しない。
さらに、各耳保護具支持部80a、80b及び各支持ブラケット37a、37bは、支持ブラケットが図8に示した位置から後向きにのみ回動することができるように構成される。このことにより、耳覆い部材35a、35bを、耳及びヘルメットシェル36の下側縁部と衝突することなく、耳の後ろ側の間隙内に収容することができる。
以下、顔面保護具32について、特に図6〜7及び図17〜20を参照してより詳細に説明する。図6は、保護ヘルメット30の分解部分断面図であり、顔面保護具32が他のヘルメット付属品と共に示されている。図7は、保護ヘルメット30の底面図であり、顔面保護具32のバイザー132はヘルメットから離して示している。図17は、バイザー132を開いた状態の保護ヘルメット30を示す図である。図18は、図17の保護ヘルメットを前方から見た断面図である。図19は、図17の保護ヘルメットを後方から見た破断図である。図20は、顔面保護具32に加えて、耳保護具34と、後頭部領域においてネックバンド46に取り付けられた締結ユニット48とを備えた保護ヘルメット30の一実施形態を示す側面図である。
顔面保護具32は、2つのバイザー支持アーム32a、32bと、2つのコネクタ136a、136bとを有するバイザー132を含み、コネクタ136a、136bには、顔面保護具32の取付具84としての顔面保護具支持部84a、84bが一体的に設けられている。コネクタ136a、136bは棒状突出体74a、74b上に嵌め込まれ、これにより、顔面保護具支持部84a、84bはヘルメットシェル36の内面のこめかみ領域に配置されることとなる。顔面保護具支持部84bを有するコネクタ136bを、図4に見ることができる。顔面保護具支持部84aを有し、コネクタ136bの反対側に配置されるコネクタ136aは、図4では示されていない。各顔面保護具支持部84a、84bは、回転軸方向に突出する、かつ弾性的にフレキシブルな3つのタペット85a、85bを有しており、このタペット85a、85bを介して、リング状ベアリングブッシュ134a、134bを有するバイザー支持アーム132a、132bが顔面保護具支持部84a、84bに着脱自在かつ回動可能に取り付けられる。顔面保護具支持部84a、84b及びバイザー支持アーム132a、132bは、各支持アーム132a、132bを間隙60内で2つの位置、すなわちバイザー132を閉じた着用者の顔面を覆って保護する状態の使用位置(図20)と、バイザー132を開いた状態のヘルメットシェル36の外面に密接に隣接する待機位置(図17及び19)との間で回動させることができるように構成され配置される。顔面保護具の取付具84は、バイザー支持アーム132a、132bのための自己保持マウント部を有している。この目的のために、各バイザー支持アーム136a、136bは、バイザー支持アーム132a、132bに取り付けられたリング状ベアリングブッシュ134a、134bを使用位置または待機位置において弾性付勢された状態で保持するためのばね付勢ボルトを有している。
バイザー132は、各バイザー支持アーム132a、132b(図6)と共に、バイザーを開いたときに(図17)ヘルメットシェル36の周縁部を密接に収容することができるフォーク状部材を形成する。バイザー132を閉じたとき、バイザー132の上側縁部はヘルメットシェル36の前側縁部に隣接し、バイザーの側方縁部はヘルメットシェルの外面に隣接する。したがって、保護ヘルメットの使用時(例えば森林作業時)は、バイザーを閉じている場合でも開いている場合でも、木の枝がバイザー132やバイザー支持アーム132a、132bに引っ掛かってヘルメットの着用者を危険にさらすことが生じない。
以下、締結ユニット48について、より詳細に説明する。締結ユニット48は耳保護具34と同様なヘルメット付属品であって、締結ユニット48の領域において障害物に引っ掛かるおそれがある突出部分が存在しないように、耳保護具34と共に常にヘルメットシェル36の周縁部の内側に位置する。締結ユニット48について、特に図12〜16を参照して説明する。図12は、保護ヘルメット30の内装構造体サブアセンブリ40を示す側面図であり、ネック領域においてネックバンド46の2つの端部を締結ユニット48によって着脱自在に締結した状態を示す。図13は、図12の内装構造体サブアセンブリをヘルメットシェル36に取り付けた状態を示す側面図であり、図12のような締結状態の締結ユニット48が示されている。図14は、図13の保護ヘルメット30を下方から見た図である。図15は、保護ヘルメット30を前方から見た断面図である。図16は、図13の保護ヘルメット30を後方から見た部分破断図である。
締結ユニット48はマウント部168を含み、マウント部168の左右両端にネックバンド46の遊端が挿入される。マウント部168は、ネックバンド46の複数の傾斜係合孔176と係合可能な傾斜係合ノブを有している。このことにより、ネックバンド46の長さを、着用者の頭部のサイズに応じて大まかに調節することができる。この調節は、締結ユニットを機能させていないときに保護ヘルメット30を簡単にかぶることができるように適切に行われる。ヘルメット30をかぶった後のネックバンド46の締結は、以下に説明するようにして締結ユニット48により行う。
図14に示すように、支持シェル172及びマウント部168が、伝達レバー169によって互いにジョイント結合されている。図14を参照して、伝達レバー169の一端部が、ジョイント170(図12)によって支持シェル172の下端部に連結されている。図16を参照して、伝達レバー169の他端部が、ジョイント171によって、マウント部168の上端部に連結されている。
締結ユニット48は、ジョイント173によってマウント部168に連結されたロック用フラップ174(図12)によって操作される。ロック用フラップ174は、ジョイント173の下側に位置し、その側方に伝達レバー169が隣接するタペット(図示せず)を有する。図12に示すようにロック用フラップ174を閉じた場合、伝達レバー169へのタペットの作用により、マウント部168の下端部が後向きに回動して、ジョイント170から遠ざかる。この回動により、ネックバンド46が締結される。この過程では、締結ユニット48は、ネック領域において、支持シェル172によって着用者の後頭部に支持される。図示しないばねがジョイント171に対応して設けられており、前記ばねは、ロック用フラップ174を開いたときに伝達レバー169のジョイント170をマウント部168の下側縁部に向けて付勢するために、マウント部168と伝達レバー169との間に配置される。支持シェル172の上端部がマウント部168の上端部から離間する方向に回動変位したストッパ位置に支持シェル172を付勢するために、ジョイント170の領域において、別のばね(図示しない)が支持シェル172と伝達レバー169の間に設けられる。
締結ユニット48の機能は、ロック用フラップ174によって発揮される。ロック用フラップ174を時計回りに回動させて閉じると(図12)、マウント部168がジョイント171を中心にして回動変位し、支持シェル172の下側縁部がマウント部168の下側縁部から離間する。これは、締結ユニットの締結位置であり、図12〜14に見ることができる。ロック用フラップ174を反時計回りに回転させて開くと、締結ユニット48は開状態になる。その結果、マウント部168の下側縁部は、支持シェル172に設けられたジョイント170に向かって変位し、これによりネックバンド46が解放され、保護ヘルメット30の着脱が可能となる。保護ヘルメット30をかぶったときは、ロック用フラップ174を下向きに回動させるだけで、保護ヘルメット30を着用者の頭部に固定することができる。このことは、着用者が片手で、また手袋をしていても、簡単に行うことができる。支持シェル172の前側は、当て物材料の部材180で覆われている。
30 保護ヘルメット
32 顔面保護具
34 耳保護具
35a 耳覆い部材
35b 耳覆い部材
36 ヘルメットシェル
37a 支持ブラケット
37b 支持ブラケット
40 内装構造体サブアセンブリ
42 支持ケージ
44 ヘッドバンド
46 ネックバンド
47a 支持アーム
47b 支持アーム
48 締結ユニット
49 ボルト
50 通気スライド部材
51 係合孔
52 通気オリフィス
53 通気オリフィス
54 支持アーム
55 支持アーム
56 支持アーム
56a 突起部分
56b 突起部分
60 間隙
62 補強リブ
64 補強リブ
66 前側ガイドスロット
68 前側係合突起
70 後側係合突起
72 後側ガイドスロット
74a 棒状突出体
74b 棒状突出体
76 凹部
78 スロット
80 耳保護具の取付具
80a 耳保護具支持部
80b 耳保護具支持部
84 顔面保護具の取付具
84a 顔面保護具支持部
84b 顔面保護具支持部
85a タペット
86b タペット
88a 顎ストラップの取付具
88b 顎ストラップの取付具
89a 取付部材
89b 取付部材
90a 枢動ピン
90b 枢動ピン
92a ヨークばね
92b ヨークばね
132 バイザー
132a 保持アーム
132b 保持アーム
134a リング状ベアリングブッシュ
134b リング状ベアリングブッシュ
136a コネクタ
136b コネクタ
142 支持ストリップ
144 支持ストリップ
146a 接続点
146b 接続点
146c 接続点
146d 接続点
148 支持ストリップ
149 当て物材料
150 連結ストリップ
152 リブ
154 リブ
156 貫通孔
158 貫通孔
168 支持シェルのマウント部
169 伝達レバー
170 ジョイント
171 ジョイント
172 支持シェル
173 ジョイント
174 ロック用フラップ
176 傾斜係合孔
180 当て物材料の部材

Claims (16)

  1. 保護ヘルメットであって、
    ヘルメットシェルと、
    少なくともヘッドバンド、ネックバンド、及び複数の支持ストリップを含み、着用者の頭部に装着される内装構造体サブアセンブリと、
    前記内装構造体サブアセンブリを前記ヘルメットシェルに結合させるための結合手段とを含んでおり、
    前記複数の支持ストリップは、支持ケージを形成し、
    前記結合手段が、スペーサとして形成され、かつ前記支持ケージと一体的に形成された少なくとも3つの支持アームを含み、前記支持アームは、剛性体であり、後頭部領域及び左右のこめかみ領域において前記支持ケージから斜め後向きまたは斜め下向きに延出しており、
    前記ヘルメットシェル及び前記支持アームが、前記内装構造体サブアセンブリ及び前記ヘルメットシェルの間に、前記内装構造体サブアセンブリの周囲に連続的に延在する間隙であって、少なくとも耳保護具の耳覆い部材及び支持ブラケットを含むヘルメット付属品、並びに少なくとも顔面保護具及び耳保護具を含むその他のヘルメット付属品のための取付具を収容する、前記間隙が形成されるような寸法に形成され配置されており、
    前記ヘルメットシェルの内面の左右のこめかみ領域において下向きに突出する棒状突出体が形成されており、
    前記左右のこめかみ領域における前記支持アームに前記棒状突出体が貫通し係合可能な貫通孔が形成されており、かつ
    前記ヘルメット付属品の少なくとも1つのための取付具が、前記支持アームの前記貫通孔を貫通し係合した前記棒状突出体上に嵌合されるコネクタによって前記保護ヘルメットに結合されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  2. 請求項1に記載の保護ヘルメットであって、
    前記支持ケージが、硬くて、弾性的にフレキシブルな材料から形成されており、
    前記支持アームの遊端が前記ヘルメットシェルにそれぞれ結合されるように構成されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  3. 請求項1または2に記載の保護ヘルメットであって、
    前記耳保護具の前記取付具が、前記ヘルメットシェルの内面に配置され、かつ前記耳覆い部材を保持する左右2つの前記支持ブラケットをそれぞれ回動可能に支持する左右2つの耳保護具支持部を含むことを特徴とする保護ヘルメット。
  4. 請求項3に記載の保護ヘルメットであって、
    前記耳保護具支持部及び前記支持ブラケットが、前記支持ブラケットを前記間隙内で、前記耳覆い部材が着用者の耳を覆う使用位置と、前記耳覆い部材が前記間隙に収容される待機位置との間で回動変位させることができるように構成され配置されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の保護ヘルメットであって、
    前記顔面保護具が、バイザー及び該バイザーを支持する左右2つのバイザー支持アームを含み、
    前記顔面保護具の前記取付具が、前記ヘルメットシェルの内面に配置され、かつ左右2つの前記バイザー支持アームをそれぞれ回動可能に支持する左右2つの顔面保護具支持部を含むことを特徴とする保護ヘルメット。
  6. 請求項5に記載の保護ヘルメットであって、
    前記顔面保護具支持部及び前記バイザー支持アームが、前記バイザー支持アームを前記間隙内で、前記バイザーが着用者の顔面を覆って保護する使用位置と、前記バイザーが前記ヘルメットシェルの外面に密接に隣接して配置される待機位置との間で回動変位させることができるように構成され配置されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  7. 請求項2ないし6のいずれかに記載の保護ヘルメットであって、
    前記支持ケージが、その下側縁部に、周縁が閉じた形状の支持ストリップを含み、
    前記支持ストリップに前記支持アームが一体的に形成されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  8. 請求項7に記載の保護ヘルメットであって、
    前記ネックバンドが、前記支持ケージに結合されており、かつネック領域において前記ネックバンドの2つの端部を互いに締結するための締結ユニットを備えており、
    前記締結ユニットが前記間隙内に収容されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  9. 請求項8に記載の保護ヘルメットであって、
    前記締結ユニットが、
    前記ネックバンドを締結するためのロック用フラップと、
    前記ネックバンドを前記ロック用フラップによって締結したときに、ヘルメットの着用者の後頭部を当接支持する支持シェルとを有していることを特徴とする保護ヘルメット。
  10. 請求項2ないし9のいずれかに記載の保護ヘルメットであって、
    左右のこめかみ領域において下向きに延出して形成された前記支持アームが、該支持アームを前記ヘルメットシェルの内面に着脱自在に結合させるための結合手段を有していることを特徴とする保護ヘルメット。
  11. 請求項10に記載の保護ヘルメットであって、
    前記支持アームの前記結合手段が、該支持アームを前記ヘルメットシェルの内面に確実に結合させることができるように構成されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  12. 請求項2ないし11のいずれかに記載の保護ヘルメットであって、
    後頭部領域において後向きに延出して形成された前記支持アームが、該支持アームをヘルメットシェルに結合させるための結合手段を有していることを特徴とする保護ヘルメット。
  13. 請求項5に記載の保護ヘルメットであって、
    前記顔面保護具支持部が、前記支持アームの前記の貫通孔と係合した前記棒状突出体上に嵌合される前記コネクタによって前記保護ヘルメットに結合されていることを特徴とする保護ヘルメット。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の保護ヘルメットであって、
    前記棒状突出体が、前記棒状突出体における前記貫通孔の内側幅以上の幅を有する幅広部分を有し、
    前記貫通孔が、前記棒状突出体における前記貫通孔の内側幅以上の幅を有する前記幅広部分と係合するように構成し
    上側から前記ヘルメットシェルに作用する負荷に起因する力が、前記棒状突出体を介して前記支持アームに加えられることを特徴とする保護ヘルメット。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の保護ヘルメットであって、
    前記支持ケージが、下向きに延出して形成され、かつ前記ネックバンドと選択された高さで各々結合可能な2つの連結アームを有することを特徴とする保護ヘルメット。
  16. 請求項15に記載の保護ヘルメットであって、
    前記支持アーム及び前記連結アームが、それらと一体的に形成したリブによって補強されていることを特徴とする保護ヘルメット。
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