JP6044383B2 - 点火プラグ - Google Patents

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    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/16Means for dissipating heat

Description

本発明は、内燃機関に用いられる点火プラグに関する。より詳細には、接地電極の放熱性を改善するための部分的な囲いを有する点火プラグに関する。
この項は、発明に関連する背景技術を開示するが、それは公知の従来技術として開示されるものではない。
内燃機関で使用される従来の点火プラグは一般に金属製の外殻としてのハウジング、セラミック製の絶縁体、中心電極、および接地電極を含んでいます。ハウジングは、内燃機関の燃焼室に点火プラグの端部を位置付けるためのネジ部を有する。絶縁体は、ハウジングの端部から絶縁体の端部が突出するように、ハウジング内に固定される。中心電極の先端部分が絶縁体の端から出るように、中心電極は絶縁体の中心穴に固定される。接地電極はハウジングに固定され、それら間に火花ギャップを形成するように、所定の間隔をもって中心電極の先端部分に対して対向配置される放電面を例えば側面に有する。中心電極と接地電極との間に高電圧を加えることによって、放電ギャップに火花放電が発生し、それによって、燃焼室内の混合気が点火される。
ガソリンエンジン用の点火プラグ技術は、より高い性能およびより長い耐用年数を実現するために開発され、発展し続けている。この傾向につれて、燃費向上への要求と排出ガス抑制の要求とが進展したように、ガソリンエンジンもまた開発され、発展し続けている。その結果、希薄燃焼を実現する内燃機関は、今や、点火プラグの性能に、特に点火性および接地電極からの放熱性とに直接的に影響を及ぼすことがあるより高い燃焼室温度を発生する。プレイグニッションと呼ばれる早過ぎる点火による内燃機関の損傷を回避し、かつ耐久性に関する懸念を緩和するために、接地電極閾値を上回る燃焼室温度が最小限に抑えられなければならないことが知られている。
これらの懸念を小さくするために、接地電極からの放熱を支援するために、いくつかの厳しいエンジン環境の中においては、覆いをもつ点火プラグが用いられている。覆いは、シュラウドとも呼ばれる。この種の点火プラグは、シュラウド型の点火プラグと呼ぶことができる。シュラウド型の点火プラグの意図は、短く形成された接地電極を円筒状のカラーに接続することにある。円筒状のカラーは、ハウジングに固定され、いくらかあるいはすべての接地電極と同様に、中心電極を完全に囲むように形成されている。この全周型のシュラウドをもつハウジングの構成は、より高い熱伝導率を生成する。それは、接地電極からの迅速な熱移動と、ハウジングへの迅速な熱移動とを促進する、全周を覆うシュラウド型の点火プラグは接地電極の改善された冷却の促進に貢献する。しかし、それは火花生成領域の中および周りにおける混合気の撹拌に対して望ましくない負の効果を及ぼす。その結果、より低い点火性能、および不完全な燃焼を生じる。点火プラグの先行技術文献として、特許文献1を挙げることができる。
よって、エンジン技術が進み続けるにつれて、完全な燃焼のための高い点火性能、および長い耐久性能を提供しながら、接地電極からの放熱を促進するように指向されたより高度の点火プラグ技術の開発を継続することが求められている。
特開2012−248389号公報
この項は、発明に関する概略的な開示を与えるが、その全範囲またはその全特徴の包括的な開示ではない。
発明の目的は、火花生成領域を覆いすぎることなく、接地電極からの放熱を促進することができる点火プラグを提供することにある。
発明の目的は、従来の点火プラグにおける欠点を克服することができる部分シュラウド型の点火プラグを提供することにある。
この開示によると、点火プラグは、ハウジング先端面(29)を有する金属製のハウジング(20)と、ハウジング(20)内に配置され、ハウジング先端面(29)から突出する先端部(34)を有する絶縁体(30)と、絶縁体(30)内に配置され、絶縁体の先端部(34)から突出する端部(42、45)を有する中心電極(40)と、ハウジング(20)から延び、絶縁体(30)を部分的に囲むように構成されたシュラウド(100、100’)であって、横方向に互いに離れた一対の横縁面(106、108)によってハウジングのハウジング先端面(29)に連接されたシュラウド先端面(102)を有するシュラウド(100、100’)と、シュラウドのシュラウド先端面(102)に接続された第1端部(52)と、火花生成領域を区画するために中心電極の端部(42、45)に面し、かつ、整列するように、第1端部に対して横切って延びる第2端部(56)とを有する接地電極(50)とを備え、ハウジング(20)はシュラウド先端面(102)を提供する筒状の下部筒状部分(26)を有し、シュラウド(100、100’)はハウジングの下部筒状部分(26)の部分筒状延長部であって、ハウジングのハウジング先端面(29)から下方向へ延びており、シュラウドのシュラウド先端面(102)は、ハウジングのハウジング先端面(29)と平行になるように配置されており、シュラウド(100、100’)は、さらに、横縁面(106、108)とハウジングのハウジング先端面(29)との間の境界において形成された連接面(110)を有し、連接面(110)は円弧面であって、シュラウド(100、100’)の横縁面(106、108)とハウジングのハウジング先端面(29)との間に隅肉部を形成し、シュラウド(100、100’)は、さらに、横縁面(106、108)とシュラウド(100、100’)のシュラウド先端面(102)との間の境界において、円弧状に形成された連接面(116)を有し、シュラウドは絶縁体および中心電極を完全に囲むことがないように、90度から270度の角度範囲にわたって延びており、シュラウド(100、100’)はハウジングのハウジング先端面(29)に接続された部分筒状の部品であって、接地電極(50)は、四角形の柱状の形であり、シュラウド(100,100’)のシュラウド先端面(102)に接地電極の第1端部(52)が接続され、ほぼ直角の形状となるように曲げられている部分(54)を有することを特徴とする
開示された発明に係る部分シュラウド型の点火プラグは、より高い点火性能およびより多くの完全燃焼のための火花生成領域の中および周りにおけるより良い混合気の撹拌を促進しながら、接地電極の温度を抑制する要請に応えるものである。
この発明によると、点火プラグが提供される。点火プラグは、ハウジングから延びる部分筒状のシュラウドを備える。このハウジングは、燃料が改善された撹拌パターンを伴いながら火花生成領域に到達することを許容する。シュラウドは改良された縁形状を追加的に採用することができる。縁形状は、例えば、傾斜面、面取り面、および/または隅肉部によって提供される。その縁形状は、熱伝達を助け、局所的な高温部分を阻止、または抑制する。
この発明を適用可能な分野はここでの開示によって明らかにされる。この発明の概要における説明と具体的な例示とは、具体的な説明を与える用途だけを意図したものであって、本発明の技術的範囲を限定することを意図したものではない。
ここに説明された図面は、選択された実施形態を図示するためだけのものであって、すべての実用的な可能性を示すものではない。そして、ここに説明された図面は、発明の範囲を限定することを意図するものではない。
本発明を適用した第1実施形態に係る点火プラグの部分断面図である。 部分的な断面図(a)、下面図(b)、および部分的な斜視図(c)によって提供される説明図であって、本発明の第1実施形態に係る点火プラグを示す。 部分的な断面図(a)、下面図(b)、および部分的な斜視図(c)によって提供される説明図であって、本発明の第2実施形態に係る点火プラグを示す。 部分的な断面図(a)、下面図(b)、および部分的な斜視図(c)によって提供される説明図であって、本発明の第3実施形態に係る点火プラグを示す。 本発明の第4実施形態に係る点火プラグを示す部分的な断面図である。 本発明の第5実施形態に係る点火プラグを示す部分的な断面図である。 本発明の第6実施形態に係る点火プラグを示す部分的な断面図である。 本発明の第7実施形態に係る点火プラグを示す部分的な断面図である。 本発明の第8実施形態に係る点火プラグを示す部分的な断面図である。 図5に示される点火プラグを示す下面図である。
以下に、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百以上の位だけが異なる参照符号を付することにより対応関係を示し、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、発明の複数の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。複数の図面において、対応する参照符号が同一または類似の対応する部品または部分を示すために使用されている。実施形態は、この開示が完全になるように、また本発明の範囲を当業者に十分に示唆するように提供されるものである。本発明の実施形態の理解のために、多数の具体的な細部が、特定のコンポーネント、特定の装置および特定の方法などについて述べられている。具体的な細部が必須ではないこと、複数の実施形態が種々の異なる形態によって実施可能であること、そして、具体的な細部と複数の実施形態とが本発明の技術的範囲を限定するものではないことは、当業者に明白である。以下の複数の実施形態の説明において、よく知られた製造方法、装置のよく知られた構成、そしてよく知られた技術については詳細に説明されない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る点火プラグ10を示す。点火プラグ10は、自動車の動力源として利用される内燃機関への使用のために設計されたものである。内燃機関に点火プラグ10を装着する場合、点火プラグ10は、エンジンブロックに形成されたネジ穴を通して燃焼室に挿入される。エンジンブロックは、シリンダヘッドとも呼ばれ、シリンダやピストンのような他の機関部品とともに燃焼室を区画形成する。
点火プラグ10は、外殻を提供する金属製のハウジング20、絶縁体30、中心電極40、接地電極50、第1貴金属放電端45、および第2貴金属放電端55を備える。ハウジング20は、例えば低炭素鋼のように電気的な導体材料によって作られる。ハウジング20は管状、もしくは中空の形状を与えられる。ハウジング20は、エンジンブロックのネジ穴に点火プラグ10を装着するために、その外側にネジ部分22を有する。ハウジング20は、エンジンブロックへ点火プラグ12を締め付けるトルクに耐える。また、ハウジング20は、点火プラグ10から過剰な熱を取り除く。さらに、ハウジング20は、過剰な熱をエンジンブロックへ伝達する。
絶縁体30は中空のハウジング20内に装着することができる。絶縁体30は中心軸Yに沿って、ハウジング20内に同軸的に位置付けられ、固定的に支持されている。絶縁体30は、例えばアルミナセラミックのようなセラミック材料で作ることができる。絶縁体26は、先端部32と、近接端部34とを有する。先端部32は、ハウジング20の上端部24から外側へ突出し、第1端部32とも呼ばれる。近接端部34は、ハウジング20の下部筒状部分26から外へ、すなわち下方向へ突出し、第2端部34とも呼ばれる。絶縁体30の長さは点火プラグ10に適切な長さを供給するために選択することができる。さらに、ハウジング20の内周面28と絶縁体30の外周面36の間に、環状の空洞、すなわち空気が入ることができる環状のポケット状の空洞が形成される。
絶縁体30は、軸Yに沿って軸方向に延びるボア38を有する。ボア38は、中心電極40を電気的に絶縁された状態で包み込み、支持する。中心電極40の近接先端部42は、中心電極40がハウジング20の先端面29から所定の長さだけ突出するように、絶縁体30の近接端部34から突出している。第1貴金属放電端45は、中心電極40の近接端部42に、例えば溶接により固定されている。円筒状に形作られた中心電極40は、高い熱伝達性を示す材料により作られたコア部分と、高い耐熱性と高い耐食性とをもつ材料により作られ、コア部分を包み込むクラッド部分とをもつことができる。
以下により詳述されるように、接地電極50は、シュラウド100と接続され、シュラウド100から延び出している。ハウジング20の先端面29から下方向へ延び出す部材によってシュラウド100が提供されている。接地電極50は、四角形の柱状の形をとることができる。接地電極50は、第1部分52と、第2部分54と、第3部分56とを有する。第1部分52は、ハウジング20から延びるシュラウド100に固定されており、第1端部52とも呼ばれる。第2部分54はほぼ直角の形状となるように曲げられている。第3部分56は第2部分54から横方向へ延びており、第2端部56とも呼ばれる。第1端部52は、ハウジング20に接地電極50を固定するためにシュラウド100の先端面102に溶接することができる。
図示されるように、第2貴金属放電端55は、接地電極50の第3部分56、すなわち第2端部56上の表面58に、例えば溶接によって固定されている。第2貴金属放電端55は、第1貴金属放電端45に対して整列するように位置付けられる。予め設定された所定の火花ギャップ60は、第1貴金属放電端45と第2貴金属放電端55との間に区画形成される。
第1および第2の貴金属放電端45、55は、それぞれ、中心電極40と接地電極50とに適宜の手法によって接続される。例えば、レーザー溶接、プラズマ溶接、抵抗溶接および適切な接着剤のような接続手法および接続構造を採用することができる。同様に、接地電極50の第1端部52は、シュラウド100の先端面102に適宜の手法によって接続することができる。
図2には、第1実施形態に係る部分シュラウド型の点火プラグ10Aが図示されている。図中には、エンジンブロック72に形成されたネジ穴70に装着された点火プラグ10Aが図示されている。点火プラグ10Aは、この開示に従って構成されており、燃焼室内に突き出すように配置される。シュラウド100を提供する部材はハウジング20の先端面29から下方向へ延びている。シュラウド100はハウジング20の下部筒状部分より下に延長された部分円筒状の部分筒状延長部である。シュラウド100、すなわち部分筒状延長部は、外側の外円弧面104、内側の内円弧面105、それら円弧面の間に位置し、先端、すなわち下に面する先端面102、および一対の横縁面106、108を有する。ハウジング20の先端面29およびシュラウド100の先端面102は、中心軸Yに関して同芯的に整列しており、同軸方向に指向されている。
部分筒状のシュラウド100は、角度範囲がφ度にわたる円弧長さにわたって延びている。この円弧長さは、点火プラグ10Aに求められる性能と耐久性との特性に合致するように選定される。
図2に図示された第1実施形態においては、シュラウド100は、およそ90度の角度範囲にわたって延在するように構成されている。シュラウド100は、ハウジング10の筒状の延長部分として形成されている。この結果、部分的な覆いを提供する部分シュラウド付のハウジング20が提供される。加えて、シュラウド100は、下方向へ軸方向距離aだけ延びている。軸方向距離aは、ハウジング10の先端面29とシュラウド100の先端面102との間の距離として計測することができる。非限定的な例として、軸方向距離aは、好ましくは下限値LWLと上限値UPLとの間の範囲に設定することができる。例えば、軸方向距離aは、1.0〜3.0ミリメートルの範囲内にある。
部分的なシュラウド100は、接地電極50および中心軸Yに対して対称に形成され配置されているように図示されている。しかし、部分的なシュラウド100の非対称な形状と配置も検討されており、この開示のひとつとして採用可能である。
ハウジング20は中空の筒状に形成されている。ハウジング20は先端面29を有する筒状の下部筒状部分26を区画提供する。先端面29は第1先端面29を提供する。シュラウド100の先端面102は、ハウジング20の先端面29と平行になるように配置されている。接地電極50は、シュラウド100の第2先端面102に接続された第1端部52を有する。接地電極50は、火花生成領域としての火花ギャップ60を区画するために中心電極40の端部42、45に面して、かつ、整列して配置された、横切って延びる第2端部56を有する。
(第2の実施形態)
図3において、第2実施形態に係る部分的なシュラウドをもつ点火プラグ10Bが図示されている。ここでも点火プラグ10Bは、エンジンブロック72のネジ穴70に装着されている。点火プラグ10Bは、上述の点火プラグ10Aを基礎的構成とする。
しかしながら、点火プラグ10Bは、さらに、少なくともひとつの連接面110を有する。連接面110は、円弧状に形成されており、円弧面とも呼ばれる。点火プラグ10Bはシュラウド100の両方の縁面の上に一対の連接面110を有する。連接面110は、以下の説明においては、隅肉面110、または隅肉部110とも呼ばれる。それぞれの連接面110は、ハウジング20の先端面29と、部分筒状のシュラウド100の横縁面106、108の各々との間の境界に形成されている。連接面110は、先端面29と横縁面106、108との間を連結することにより、垂直に交差する角部を埋める。連接面110、すなわち隅肉部110の採用は、シュラウド100上、および/またはハウジング20上における局所的な高温部分の発生を抑制するために貢献する。また、連接面110、すなわち隅肉部110の採用は、鋭利な角部を抑制する。また、連接面110、すなわち隅肉部110の採用は、改善された熱伝達性に貢献する。
(第3の実施形態)
図4において、第3実施形態に係る部分的なシュラウドをもつ点火プラグ10Cが図示されている。ここでも点火プラグ10Cは、エンジンブロック72のネジ穴70に装着されている。点火プラグ10Cは、上述の点火プラグ10Bを基礎的構成とする。
しかしながら、点火プラグ10Cは、さらに、少なくともひとつの連接面112を有する。連接面112は、直線状に形成されており、平面とも呼ばれる。連接面112は、以下の説明においては、面取面112、または面取部112とも呼ばれる。それぞれの連接面112は、部分筒状のシュラウド100の先端面102と横縁面106、108の各々との間の境界に形成されている。連接面110は、シュラウド100の基部領域の両側に設けられた基部連接面とも呼ぶことができる。連接面112は、シュラウド100の先部領域の両側に設けられた先部連接面とも呼ぶことができる。隅肉部110および面取部112との併用は、改善された熱伝達の促進に貢献し、さらに鋭角部に関連する潜在的な高温部の発生を減らすために貢献する。
ここで、ハウジング20から延びるシュラウド100のアーチ形の長さ、すなわち円弧長さφ度は、より完全な燃焼を促進しながら、その一方で望ましくない早過ぎる点火を回避するように選定することができる。点火プラグ10A、10Bおよび10Cにおいて図示されたシュラウド100は、専ら例示のために図示されたものである。図示されたシュラウド100は、180度より小さく、より具体的には約90度である。
(第4の実施形態)
図5から図10を参照することにより、代替的な実施形態が説明され、理解される。それらは、より大きな円弧長さをもつ部分シュラウド型の点火プラグを開示する。
図5および図10において、部分シュラウド型の点火プラグ10Dが図示されている。点火プラグ10Dは、約270度の角度範囲にわたって延びる円弧長さをもつシュラウド100’をもつハウジング20’を備える。よって、より長い円筒状のシュラウド100’がハウジング20’に関連付けられているという点を除いて、点火プラグ10Dは、図2の点火プラグ10Aを基礎的構成としている。
(第5の実施形態)
図6は、部分シュラウド型の点火プラグ10Eを示す。点火プラグ10Eは、ハウジング20’の先端面29とシュラウド100’の横縁面106、108との間の連接面110を有するように形成されたシュラウド100’を備える。
(第6の実施形態)
図7は、部分シュラウド型の点火プラグ10Fを示す。点火プラグ10Fは、ハウジング20’の先端面29とシュラウド100’の横縁面106、108との間の連接面114を有するように形成されたシュラウド100’を備える。連接面114は、直線状に形成されており、平面とも呼ばれる。連接面114は、隅肉部の上に形成されいるが、面取面114、または面取部114とも呼ばれる。
(第7の実施形態)
図8は、部分シュラウド型の点火プラグ10Gを示す。点火プラグ10Gは、ハウジング20’の先端面29とシュラウド100’の横縁面106、108との間の連接面110を有する。点火プラグ10Gは、シュラウド100’の先端面102と横縁面106、108との間の連接面116も有する。連接面116は、円弧状に形成されており、円弧面とも呼ばれる。連接面116は、以下の説明においては、面取面116、または面取部116とも呼ばれる。
(第8の実施形態)
図9は、部分シュラウド型の点火プラグ10Hを示す。点火プラグ10Hは、シュラウド100’がより長い円弧長さをもつという点を除いて、図4に図示された点火プラグ10Cを基礎的構成としている。
(他の実施形態)
ここで、シュラウド100および100’の角度範囲φ度は、改善された熱伝達性能を促進しながら、火花ギャップ60の中および周囲の火花生成範囲への混合気の供給を促進するように選択することができる。特に、上下方向への撹拌、および/または横方向への混合気の撹拌の形状は、点火プラグへの部分シュラウド100、100’の一体化によって阻害されるような影響を受けない。シュラウド100、100’は絶縁体30および中心電極40を完全に囲むことがないように、90度から270度の角度範囲にわたって延在することができる。
上述の形状を得るために、部分シュラウド100、100’は、ハウジング20、20’に一体的に形成することができる。この一体構成においては、横縁面106、108は、ハウジング20の先端面29およびシュラウド100、100’の先端面102に対して直角をなすように延びている。
また、代替的に、上述の形状を得るために、部分シュラウド100、100’は、独立した部分筒状の部品として形成され、シュラウドをもたないハウジングの先端面29に接続されてもよい。この分離構成においては、シュラウド100、100’に接地電極50の第1端部52が接続される。そのような構成案においては、熱伝達特性を調整するために、独立したシュラウド部品は、シュラウドをもたないハウジングとは異なる材料によって製造することができる。
以上に述べた実施形態の説明は、図示と説明のために与えられたものである。そこには、発明を限定する意図や、網羅的にする意図はない。それぞれの個別の構成要素、または特定の実施形態の特徴は、その特定の実施形態に限定されない。しかし、具体的に図示され説明されていない限り、適用可能であれば、それらは互いに入れ替え可能であり、特定の選ばれた実施形態において利用可能である。それぞれの個別の構成要素、または特定の実施形態の特徴は、多くの手法に変形可能でもある。それらの変形例は本発明からの派生物として考慮されるべきではなく、すべてのそれらの変形例は本発明の技術的範囲に属するべきものとして意図されている。
10、10A−10H 点火プラグ、 20、20’ ハウジング、
29 先端面(第1先端面)、 30 絶縁体、 40 中心電極、
50 接地電極、 52 第1端部、 56 第2端部、
45 第1貴金属放電端、 55 第2貴金属放電端、
60 火花ギャップ、 70 ねじ穴、 72 エンジンブロック、
100、100’ シュラウド、 102 先端面(第2先端面)、
104 外円弧面、 105 内円弧面、 106、108 横縁面、
110、114 隅肉面(基部連接面、連接面)、
112、116 面取面(先部連接面、連接面)。

Claims (1)

  1. ハウジング先端面(29)を有する金属製のハウジング(20)と、
    前記ハウジング(20)内に配置され、前記ハウジング先端面(29)から突出する先端部(34)を有する絶縁体(30)と、
    前記絶縁体(30)内に配置され、前記絶縁体の前記先端部(34)から突出する端部(42、45)を有する中心電極(40)と、
    前記ハウジング(20)から延び、前記絶縁体(30)を部分的に囲むように構成されたシュラウド(100、100’)であって、横方向に互いに離れた一対の横縁面(106、108)によって前記ハウジングの前記ハウジング先端面(29)に連接されたシュラウド先端面(102)を有するシュラウド(100、100’)と、
    前記シュラウドの前記シュラウド先端面(102)に接続された第1端部(52)と、火花生成領域を区画するために前記中心電極の前記端部(42、45)に面し、かつ、整列するように、前記第1端部に対して横切って延びる第2端部(56)とを有する接地電極(50)とを備え
    前記ハウジング(20)は前記シュラウド先端面(102)を提供する筒状の下部筒状部分(26)を有し、
    前記シュラウド(100、100’)は前記ハウジングの前記下部筒状部分(26)の部分筒状延長部であって、前記ハウジングの前記ハウジング先端面(29)から下方向へ延びており、
    前記シュラウドの前記シュラウド先端面(102)は、前記ハウジングの前記ハウジング先端面(29)と平行になるように配置されており、
    前記シュラウド(100、100’)は、さらに、前記横縁面(106、108)と前記ハウジングの前記ハウジング先端面(29)との間の境界において形成された連接面(110)を有し、
    前記連接面(110)は円弧面であって、前記シュラウド(100、100’)の前記横縁面(106、108)と前記ハウジングの前記ハウジング先端面(29)との間に隅肉部を形成し、
    前記シュラウド(100、100’)は、さらに、前記横縁面(106、108)と前記シュラウド(100、100’)の前記シュラウド先端面(102)との間の境界において、円弧状に形成された連接面(116)を有し、
    前記シュラウドは前記絶縁体および前記中心電極を完全に囲むことがないように、90度から270度の角度範囲にわたって延びており、
    前記シュラウド(100、100’)は前記ハウジングの前記ハウジング先端面(29)に接続された部分筒状の部品であって、
    前記接地電極(50)は、四角形の柱状の形であり、前記シュラウド(100,100’)の前記シュラウド先端面(102)に前記接地電極の前記第1端部(52)が接続され、ほぼ直角の形状となるように曲げられている部分(54)を有することを特徴とする点火プラグ。
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