JP6042308B2 - 車両衝突判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センサの車両における上下方向の加速度の出力を用いて車両の衝突を判定する装置に関する。
例えば特許文献1には、車両衝突判定装置として加速度センサの車両における前後方向の出力だけではなく、左右方向、上下方向の出力も用いて車両の衝突を判定することができる装置が開示されている。特許文献1に示される車両衝突判定装置は、加速度センサの車両における前後方向の出力に基づいて求められる衝撃力ΔE(k)と速度変化量ΔV(k)とを2軸とする二次元マップである衝突判定マップを用いて、車両の衝突を判定している。衝突判定マップには、エアバッグの展開が必要である領域である衝突域とエアバッグの展開が不要である非衝突域とを区別する閾値である判定曲線が設定されている。特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、衝突が発生したときの加速度センサの車両における前後方向の出力に基づいて求められる衝撃力ΔE(k)と速度変化量ΔV(k)とで定まる衝突判定マップ上の座標が衝突域にあると判定すると、エアバッグの展開が必要な衝突であると判定する。
また、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、加速度センサの車両における上下方向の出力と、車両の前後方向の出力とで定まる車両の進行方向に対する加速度の上下方向角度が所定角度以上であるか否かを判定する。特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、加速度の上下方向角度が所定角度以上であると判定すると、車体の下面を路面が擦ることで乗員に対し下から上へ突き上げる衝撃を及ぼすアンダーキャリッジ衝突が発生したと判定する。特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、アンダーキャリッジ衝突が発生したと判定すると、衝突判定マップの判定曲線を衝突域側へ引き上げ、エアバッグの展開を抑制している。
特許文献1の記載によると、加速度センサの車両における上下方向の出力は、車両の上下方向に加わる衝撃の有無を判定するために用いられている。すなわち、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、車両の前後方向に加わる衝突の衝撃の判定に、加速度センサの車両における上下方向の出力を用いず、車両における前後方向の出力を用いている。
ここで、例えば前面衝突であって車体と衝突対象物とのラップ量が小さい衝突は、衝突時の乗員傷害は厳しくないが、衝突の瞬間に車両の後方向に大きな加速度(減速度)が発生してしまう。そうすると、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、加速度センサの車両における前後方向の出力に基づいて求められる衝撃力ΔE(k)と速度変化量ΔV(k)とで定まる衝突判定マップ上の座標が衝突域にあると判定する場合がある。
ここで、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、加速度センサの車両における左右方向の出力を利用することができる。アンダーキャリッジ衝突判定と同様に、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、加速度センサの車両における左右方向の出力と、車両の前後方向の出力とで定まる車両の進行方向に対する加速度の左右方向角度が所定角度以上であるか否かを判定する。特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、加速度の左右方向角度が所定角度以上であると判定すると、衝突判定マップの判定曲線を衝突域側へ引き上げ、エアバッグの展開を抑制する。ここで、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置において、前面衝突であって車体と衝突対象物とのラップ量が小さい衝突は、車体と衝突対象物とのラップ量が小さい程、加速度センサの車両における左右方向の出力が大きくなる。
しかしながら、前面衝突であって車体と衝突対象物とのラップ量が小さい衝突において、車両における左右方向の加速度が発生するタイミングは車両の後方向の加速度が発生するタイミングと比較すると遅くなる。すると、加速度センサの車両における左右方向の出力を待ってエアバッグの展開が必要な衝突か否かを判定するのでは、エアバッグによる乗員の保護が適切にできない。したがって、結果として、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置は、前面衝突であって車体と衝突対象物とのラップ量が小さい衝突が発生したときは、加速度センサの車両における前後方向の出力に基づいてエアバッグの展開が必要な衝突であると判定し得る。このように、特許文献1に記載されている車両衝突判定装置では、エアバッグの展開が不要な衝突の判定が不十分になる状況が起こりうる。
特開平7−165004号公報
本発明の1つの目的は、センサの車両における上下方向の加速度の出力を用いて、車両の衝突を正確に判定することができる車両衝突判定装置を提供することにある。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び好ましい実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
本発明に従う第1の態様は、車両の室の設置面に設けられたセンサと、
前記センサの出力に基づき前記車両の衝突が発生したか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記センサの前記出力は、前記設置面に垂直な方向の第1の加速度を有し、
前記判定部は、前記第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量が閾値を超えたときに、前記衝突が発生したと判定する、車両衝突判定装置に関係する。
衝突が発生するとその衝撃の入力により車両全体が前後方向だけでなく上下方向にも振動又は加速度が生ずる。また、衝突による衝撃の入力が大きい程、車両の上下方向の振動の振幅又は加速度は大きくなる。車両の室の設置面に設けられたセンサの出力は設置面に垂直な方向の第1の加速度を有するので、センサの設置面が水平であれば、センサは車両の上下方向の加速度を出力することができ、判定部は衝撃の入力が大きい衝突の発生を正確に判定することができる。
本発明に従う第2の態様では、第1の態様において、
前記センサの前記出力は、前記車両の後方向の第2の加速度をさらに有し、
前記判定部は、前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量と前記第2の加速度の積分値とで定まる値が閾値を超えたときに、前記衝突が発生したと判定してもよい。
判定部は、第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量に加えて、車両の後方向の第2の加速度の積分値を用いて衝突が発生したか否かを判定するので、閾値の設定の自由度が増し、衝撃の入力が大きい衝突の発生をさらに正確に判定することができる。
本発明に従う第3の態様では、第2の態様において、
前記判定部は、前記第2の加速度の1階積分値と前記第2の加速度の2階積分値とを用いて、前記衝突が発生したか否かをさらに判定し、
前記1階積分値及び2階積分値を用いて前記衝突が発生したことが判定され、且つ前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて前記衝突が発生したことが判定された時に、前記判定部は、前記衝突が発生したことを確定させてもよい。
第2の加速度の1階積分値と第2の加速度の2階積分値とを用いて衝突が発生したことが判定され、且つ、第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量と第2の加速度の積分値を用いて衝突が発生したことが判定されたときに、判定部は衝突が発生したことを確定させるので、衝撃の入力が大きい衝突の発生をさらに正確に判定することができる。
本発明に従う第4の態様では、第1から第3のいずれか1つの態様において、
前記判定部は、前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて、前記衝突の厳しさを判定してもよい。
衝突の発生を判定する車両衝突判定装置を用いて衝突の厳しさを判定することができるので、衝突の厳しさに応じて複数の保護力のうち対応する1つの保護力で乗員保護装置を作動させることができる。
本発明に従う第5の態様では、第3の態様において、
前記判定部は、前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて、前記衝突の前記厳しさを判定するとともに、前記第2の加速度の1階積分値と前記第2の加速度の2階積分値とを用いて、前記衝突の前記厳しさをさらに判定し、
前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて前記衝突の厳しさのレベルが高いと判定され、且つ前記第2の加速度の1階積分値と前記第2の加速度の2階積分値とを用いて前記衝突の厳しさのレベルが高いと判定された時に、前記判定部は、前記衝突の厳しさのレベルが高いと確定させてもよい。
第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量を用いて衝突の厳しさのレベルが高いと判定され、且つ、第2の加速度の1階積分値と第2の加速度の2階積分値とを用いて衝突の厳しさのレベルが高いと判定されたときに、判定部は衝突の厳しさのレベルが高いと確定させるので、衝突の発生を判定する車両衝突判定装置を用いて衝突の厳しさを正確に判定することができる。
本発明に従う第6の態様は、車両の室の設置面に設けられたセンサと、
前記センサの出力に基づき前記車両の衝突の厳しさを判定する判定部と、
を備え、
前記センサの前記出力は、前記設置面に垂直な方向の第1の加速度を有し、
前記判定部は、前記第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量が閾値を超えたときに、前記衝突の前記厳しさのレベルが高いと判定する、車両衝突判定装置に関する。
衝突が発生するとその衝撃の入力により車両全体が前後方向だけでなく上下方向にも振動又は加速度が生ずる。また、衝突による衝撃の入力が大きい程、車両の上下方向の振動の振幅又は加速度は大きくなる。車両の室の設置面に設けられたセンサの出力は設置面に垂直な方向の第1の加速度を有するので、センサの設置面が水平であれば、センサは車両の上下方向の加速度を出力することができ、判定部は衝撃の厳しさを正確に判定することができる。
本発明に従う第7の態様は、第6の態様において、
前記センサの前記出力は、前記車両の後方向の第2の加速度をさらに有し、
前記判定部は、前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量と前記第2の加速度の積分値とで定まる値が閾値を超えたときに、前記衝突の前記厳しさのレベルが高いと判定してもよい。
判定部は、第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量に加えて、車両の後方向の第2の加速度の積分値を用いて衝突の厳しさを判定するので、閾値の設定の自由度が増し、衝突の厳しさをさらに正確に判定することができる。
本発明に従う第8の態様では、第7の態様において、
前記判定部は、前記第2の加速度の1階積分値と前記第2の加速度の2階積分値とを用いて、前記衝突の前記厳しさをさらに判定し、
前記1階積分値及び2階積分値を用いて前記衝突の前記厳しさのレベルが高いと判定され、且つ前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて前記衝突の前記厳しさのレベルが高いと判定された時に、前記判定部は、前記衝突の前記厳しさのレベルが高いと確定させてもよい。
第2の加速度の1階積分値と第2の加速度の2階積分値とを用いて衝突の厳しさのレベルが高いと判定され、且つ、第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量と第2の加速度の積分値を用いて衝突の厳しさのレベルが高いと判定されたときに、判定部は衝突の厳しさのレベルが高いと確定させるので、衝突の厳しさの判定をさらに正確に判定することができる。
本発明に従う第9の態様は、第4から第8のいずれか1つの態様において、
前記判定部は、前記衝突の前記厳しさに応じて、複数の拘束力のうちの1つの対応する拘束力を決定し、
前記1つの対応する拘束力は、前記衝突が発生した後に前記車両に設けられたシートベルト装置が乗員を拘束している間に発生してもよい。
衝突の厳しさに応じて複数の拘束力のうちの1つの対応する拘束力を決定するので、シートベルト装置は衝突の厳しさに応じた拘束力で乗員を拘束することができる。
本発明に従う第10の態様は、第4から第9のいずれか1つの態様において、
前記判定部は、前記衝突の前記厳しさに応じて、複数の面圧のうちの1つの対応する面圧を決定し、
前記1つの対応する面圧は、前記衝突が発生した後に前記車両に設けられたエアバッグ装置の少なくとも1つのエアバッグが展開している間に発生してもよい。
衝突の厳しさに応じて複数の面圧のうちの1つの対応する面圧を決定するので、エアバッグ装置は衝突の厳しさに応じた面圧でエアバッグを展開させることができる。
本発明に従う第11の態様は、第1から第10のいずれか1つの態様において、
前記垂直な方向は、前記車両の上下方向でもよい。
センサの設置面に垂直な方向が、車両の上下方向と一致するので、判定部は衝撃の発生及び/又は衝撃の厳しさを正確に判定することができる。
本発明に従う車両衝突判定装置の構成の例を示すブロック図である。 図2(A)は車体前部の構造の例を示す斜視図である。図2(B)はセンサの配置の例を示す車体前部の側面図である。 図3(A)から(C)は車両の衝突の種類を示す図である。 図4(A)はセンサの車両における上下方向の加速度の出力を用いて乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したかを判定する衝突発生判定マップを示す図である。図4(B)はセンサの車両における上下方向の加速度の出力を用いて衝突の厳しさを判定するシビアリティ判定マップを示す図である。 図5(A)はセンサの車両における前後方向の加速度の出力を用いて乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したかを判定する衝突発生判定マップを示す図である。図5(B)はセンサの車両における前後方向の加速度の出力を用いて衝突の厳しさを判定するシビアリティ判定マップを示す図である。 図6(A)は衝突の厳しさに基づくシートベルトに作用する荷重の変化の例を示す図である。図6(B)は衝突の厳しさに基づくエアバッグのインフレータの点火のタイミングの例を示す図である。
以下に説明する好ましい実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
1.構成と配置
図1を用いて、本発明に従う車両衝突判定装置10の構成の例について説明する。車両衝突判定装置10は、判定部11とセンサ12を備える。ここで、車両衝突判定装置10は、入出力部13、演算部14等をさらに備えることができる。また、入出力部13から少なくとも1つのエアバッグ23に備えられているインフレータ22,22へ信号を出力することでエアバッグ装置1を構成してもよい。さらに、入出力部13は、例えばシートベルト制御部30、トーションバー31、エネルギー吸収プレート(EAプレート)32等で構成されるシートベルト装置2のシートベルト制御部30へ信号を出力してもよい。また、車両100がシートベルト装置2を備えるときに、車両衝突判定装置10はSRS Unit10として車両100に設けられていてもよい。ここで、シートベルト装置2はトーションバー31、EAプレート32等の乗員拘束力を可変できる構成を用いて、衝突の厳しさに基づいて乗員拘束力を変化させるものである。トーションバー31、EAプレート32等の乗員拘束力を可変できる構成は、例えば特開2011−79387号公報に開示されているようなものである。また、シートベルト装置2は、シートベルト制御部30を設けず、トーションバー31、EAプレート32が車両衝突破堤装置(SRS Unit)10の入出力部13から信号を直接入力するよう構成されていてもよい。すなわち、車両衝突破堤装置(SRS Unit)10がシートベルト装置2を制御してもよい。
センサ12の出力は、センサ12の設置面に垂直な方向の第1の加速度を有している。また、センサ12の出力は、車両100の後方向の第2の加速度をさらに有することができる。ここで、第1の加速度は設置面に垂直な1つの方向(例えば設置面から見て上方向又は下方向)の加速度であってもよく、設置面に垂直な2つの方向(例えば設置面から見て上方向及び下方向)の加速度であってもよい。さらに、第2の加速度は車両100の後方向の加速度だけでなく、車両100の前後方向の加速度であってもよい。
センサ12の構成例としては、何れも図示されていない車両100の前後方向の加速度を検出する前後センサ素子、センサ12の設置面に垂直な方向の加速度を検出する垂直センサ素子、CPU、メモリ、入出力インターフェース等で構成されている。前後センサ素子及び垂直センサ素子が加速度を検出し、CPU及びメモリは、例えばセンサ12の設置面に垂直な方向の第1の加速度及び車両100の後方向の第2の加速度を演算する。これらの加速度は、入出力インターフェースを介して車両衝突判定装置10の入出力部13又は判定部11又は演算部14に出力される。また、前後センサ素子及び垂直センサ素子は加速度を検出するが、センサ素子の出力である加速度からセンサ12は加速度が周期的に発生しているために生じる振動も検出することが可能である。よってこのセンサ12では加速度だけではなく振動も検出することが可能である。
また、センサ12は前後センサ素子と垂直センサ素子と入出力インターフェースのみから構成されていてもよい。その場合、例えば演算部14が第1の加速度と第2の加速度の演算を行うようにしてもよい。また、センサ12は垂直センサ素子のみをセンサ素子として有していてもよい。
図2を用いて、車両衝突判定装置10の配置の例を説明する。図2(A)は、車両100の前部構造の構成例を示す斜視図である。図2(A)に示されるように車両100の前方からバンパー101、バルクヘッド102、左右のフロントサイドフレーム103,103、左右のアッパメンバ106,106、ダッシュボードロア104、フロア105の順で配置されている。左右のアッパメンバ106,106の各々は、左右のアッパメンバの下がり部106a,106aの内対応する1つのアッパメンバの下がり部106aを有する。ここで、ダッシュボードロア104とは、エンジンルーム107と室108とを区別するものである。また、室108はフロア105の上方の領域をいう。車両衝突判定装置10は、特に正面衝突があった場合にバンパー101に入力した衝撃が左右のフロントサイドフレーム103,103を伝達した後に、その衝撃で発生した振動又は加速度を検出することができる場所に配置されるのが好ましい。
図2(B)は、車両100の前部構造の構成例を示す側面図である。なお、図2(B)において、バルクヘッド102、左右のアッパメンバ106,106、左右のアッパメンバの下がり部106a,106aは図示が省略されている。車両衝突判定装置10の好ましい配置の例として、図2(B)に示されるように、左右のフロントサイドフレーム103,103に伝達した振動又は加速度をダッシュボードロア104を介してフロア105で検出することができるようにフロア105上に配置されることが挙げられる。フロア105上に車両衝突判定装置10を配置することで、センサ12の配置面に垂直方向な方向が車両100の上下方向となるようにセンサ12を配置することになる。そうすることで、センサ12の出力は車両100における上下方向の第1の加速度を有することとなる。この場合、図2(A)に示される車両100の車幅方向の中心を通って車両100の前後方向へ延びる車幅中心線CL上に車両衝突判定装置10が配置されることでノイズが軽減され、正面衝突をより正確に検出することができる。また、車両衝突判定装置10をフロア105上に配置することでセンサ12の配置場所も定まるものとしたが、例えばセンサ12が車両衝突判定装置10から離れて独立して存在する場合は、センサ12がフロア105上に配置されてもよい。以下、センサ12を有する車両衝突判定装置10がフロア105上であって、車幅中心線CL上に配置されているものとして説明する。
2.衝突の判定及び衝突の厳しさの判定
2−1.衝突の種類
図3には、車両100の衝突の種類が示されている。図3(A)に示される衝突は、衝突対象物として例えばコンクリート等の硬い素材で構成された壁(バリア)200に車両100の車体前部の大部分を衝突させる、ラップ量の多いいわゆるフルラップ衝突(FR衝突)である。図3(B)に示される衝突は、衝突対象物として例えばアルミニウムハニカム等の衝撃緩衝材(ハニカム)201を装着したバリア200に、車両100の車体前部の一部を衝突させる、いわゆるオフセットハニカム衝突(ODB衝突)である。ODB衝突は実際の他の車体との衝突を想定されたものである。図3(C)に示される衝突は、衝突対象物として例えばバリア200に車両100の車体前部の端部を衝突させる、ラップ量の非常に少ないいわゆるナローオフセット衝突(ナロー衝突)である。
例えば図3(A)に示されるFR衝突の場合、車両100の車体前部とバリア200とのラップ量が多いので、左右のフロントサイドフレーム103,103への衝撃の入力が大きく、衝突時の乗員傷害は厳しい。よって、このような衝突にはエアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置の作動が必要である。
一方、例えば図3(B)に示されるODB衝突の場合、ハニカム201に衝突した瞬間ではハニカム201が硬くなく、また左のフロントサイドフレーム103のみへの衝撃の入力であるため、FR衝突と比較すると室108への衝撃の入力が小さく、衝突時の乗員傷害は厳しくない。よって、このような衝突で例えばハニカム201に衝突した瞬間では、エアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置の作動は不要なので、乗員保護装置の作動の適切なタイミングの判定が求められる。また、例えば図3(C)に示されるナロー衝突の場合、車両100の車体前部とバリア200とのラップ量が非常に少なく、左のアッパメンバ106の下がり部106aへ当たるのみで、FR衝突と比較すると室108への衝撃の入力が小さく、衝突時の乗員傷害は厳しくない。よって、このような衝突で例えばバリア200が左のアッパメンバ106の下がり部106aへ当たった瞬間では、エアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置の作動は不要なので、乗員保護装置の作動の適切なタイミングの判定が求められる。
2−2.衝突の判定方法
車両衝突判定装置10の判定部11は、センサ12が出力した第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量が閾値を超えたときにエアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したと判定する。ここで、第1の加速度の振幅に基づくエネルギーとは、例えば演算部14にて第1の加速度の振幅を二乗した値を積分することによって求められる。また、第1の加速度の振幅に基づくエネルギーに相関する物理量とは、エネルギーが変化するとそれに関係して変化する物理量であり、例えばセンサ12が検出した第1の加速度の振幅の絶対値を積分した値、エネルギーをn乗した値、加速度の振幅の絶対値又はエネルギーにnを積算及び/又は加算した値等である。ここで、nは定数である。
図4(A)を用いてセンサ12が出力する第1の加速度の振幅に基づくエネルギーを用いて乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したか否かを判定する例を説明する。図4(A)には、センサ12が出力した車両後方向の第2の加速度の2階積分値である車両後方向移動量を横軸にとり、車両100の上下方向の第1の加速度の振幅に基づくエネルギーである車両上下方向エネルギーを縦軸にとったグラフ化された衝突発生判定マップが示されている。衝突発生判定マップには、エアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置の作動が必要であるか否かを区別するデバイス作動閾値(閾値D)が予め設定されている。ここで、衝突発生判定マップに設定されている閾値Dは、一定の値である必要はなく、任意の位置で立ち上げることができる等、設定の自由度が高い。衝突における車両後方向移動量と車両上下方向エネルギーで定まる値が閾値Dを超え、網掛けされている領域(デバイス作動領域)に入ると、車両衝突判定装置10の判定部11は、乗員保護装置の作動が必要な衝突であると判定する。
図4(A)には、乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したか否かを判定する例として、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)、ナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)の5種類の衝突を表す5つの曲線が示されている。5つの曲線の各々は、5種類の衝突の内対応する衝突における車両後方向移動量と車両上下方向エネルギーとで定まる値をプロットすることによって得られたものである。図4(A)に示される例では、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)の3種類の衝突が閾値Dを超えデバイス作動領域に入っている。
ここで、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)の3種類の衝突は、上述したように左右のフロントサイドフレーム103,103を介してフロア105へ大きな衝撃が入力する。フロア105へ衝撃が入力すると車両後方向だけでなく車両上下方向にもフロア105が振動し、フロア105へ入力する衝撃が大きい程この振動が大きくなる。すると、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)の3種類の衝突は、ナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)の2種類の衝突と比較して、センサ12が出力する車両上下方向の第1の加速度の振幅に基づくエネルギーである車両上下方向エネルギーの値が大きくなる。したがって、閾値Dを適切に設定することで、車両衝突判定装置10の判定部11は、乗員保護装置の作動が必要な衝突とそうでない衝突を正確に判定することができる。
図4(A)に示される衝突発生判定マップの横軸は、第2の加速度の積分値として2階積分値である車両後方向移動量が採用されているが、第2の加速度の積分値は1階積分値である車両後方向速度が採用されていてもよい。図4(A)に示される衝突発生判定マップのように、センサ12の出力のうち第1の加速度を用いて行う乗員保護装置の作動が必要な衝突か否かの判定をZ軸衝突判定とも呼ぶ。Z軸衝突判定は、単独で乗員保護装置の作動が必要な衝突か否かを判定するように採用されてもよいし、後述するセンサ12の出力のうち第2の加速度のみを用いて乗員保護装置の作動が必要な衝突か否かの判定を行うX軸衝突判定と併せて判定するように採用されてもよい。
図5(A)を用いてX軸衝突判定の例を説明する。図5(A)には、センサ12が出力した車両後方向の第2の加速度の2階積分値である車両後方向移動量を横軸にとり、車両後方向の第2の加速度の1階積分値である車両後方向速度を縦軸にとったグラフ化された衝突発生判定マップが示されている。衝突発生判定マップには、エアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置の作動が必要であるか否かを区別するデバイス作動閾値(閾値D)が予め設定されている。ここで、X軸衝突判定においても、Z軸衝突判定と同様に衝突発生判定マップに設定されている閾値Dは、一定の値である必要はなく、任意の位置で立ち上げることができる等、設定の自由度が高い。衝突における車両後方向移動量と車両後方向速度で定まる値が閾値Dを超え、網掛けされている領域(デバイス作動領域)に入ると、車両衝突判定装置10の判定部11は、乗員保護装置の作動が必要な衝突であると判定する。
図5(A)には、図4(A)と同様に乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したか否かを判定する例として、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)、ナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)の5種類の衝突を表す5つの曲線が示されている。5つの曲線の各々は、5種類の衝突の内対応する衝突における車両後方向移動量と車両後方向速度とで定まる値をプロットすることによって得られたものである。図5(A)に示される例では、5種類全ての衝突が閾値Dを超えデバイス作動領域に入っている。
本来であれば、上述したように、FR衝突と比較して室108への衝撃の入力が小さく衝突時の乗員傷害が厳しくない衝突であるナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)については、厳しくない衝突であるために、乗員保護装置の作動タイミングとして適切でない場合が多い。しかし、例えば図3(C)に示されるようなナロー衝突(点線)は、バリア200は図2に示される左のアッパメンバ106の下がり部106aのみに当たるだけだが、瞬間的に車両後方向に大きな加速度が発生する。そうすると、車両後方向の第2の加速度に基づく車両後方向移動量と車両後方向速度とで定まる値は、閾値Dを超えデバイス作動領域に入ってしまい、車両衝突判定装置10の判定部11は、衝突が厳しい衝突であると認識し、早いタイミングで乗員保護装置の作動が必要であると判定してしまうことがある。
このような理由から、X軸衝突判定は単独で乗員保護装置の作動が必要な衝突か否かを判定すると適切なタイミングで乗員保護装置の作動がされず、好ましくない。しかし、Z軸衝突判定では、例えば悪路走行時等の車両上下方向に加速度が発生するようなときに車両後方向移動量と車両上下方向エネルギーで定まる値が瞬間的に図4(A)に示される閾値Dを超えてしまいデバイス作動領域に入ってしまうことが想定される。このような状況に乗員保護装置が作動されるのを防止するためにも、X軸衝突判定とZ軸衝突判定は、両者が併せて乗員保護装置の作動が必要な衝突か否かを判定するように採用されるのが好ましい。すなわち、Z軸衝突判定で乗員保護装置の作動が必要な衝突であると判定され、且つ、X軸衝突判定で乗員保護装置の作動が必要な衝突であると判定されたときに、判定部11は乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したと確定するのが好ましい。
衝突の判定方法の説明において、第1の加速度の振幅に基づくエネルギーを用いた例を説明したが、第1の加速度の振幅に基づくエネルギーの代わりに第1の加速度の振幅に基づくエネルギーに相関させる物理量を用いてもよい。
2−3.衝突の厳しさの判定方法
車両衝突判定装置10の判定部11は、センサ12が出力した第1の加速度の振幅に基づくエネルギーが閾値を超えたときに衝突の厳しさのレベルが高いと判定する。衝突の厳しさのレベルに基づいて、エアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置によって生成される複数の保護力のうち対応する1つの保護力が決定される。衝突の厳しさのレベルは、高い(Hi)と低い(Low)の2段階でもよく、3段階以上でもよい。例えば衝突の厳しさのレベルが高い(Hi)と判定されると、エアバッグ装置1及び/又はシートベルト装置2等の乗員保護装置によって生成される複数の保護力のうち高い保護力が決定される。以下、衝突の厳しさのレベルをシビアリティとも呼ぶ。
図4(B)を用いてセンサ12が出力する第1の加速度の振幅に基づくエネルギーを用いてシビアリティを判定する例を説明する。図4(B)には、センサ12が出力した車両後方向の第2の加速度の2階積分値である車両後方向移動量を横軸にとり、車両100の上下方向の第1の加速度の振幅に基づくエネルギーである車両上下方向エネルギーを縦軸にとったグラフ化されたシビアリティ判定マップが示されている。シビアリティ判定マップには、例えばシビアリティがHiとLowの2段階の場合、シビアリティがHiであるかLowであるかを区別するシビアリティ判定閾値(閾値S)が予め設定されている。ここで、シビアリティ判定マップに設定されている閾値Sは、衝突発生判定マップに設定されている閾値Dと同様に、一定の値である必要はなく、任意の位置で立ち上げることができる等、設定の自由度が高い。衝突における車両後方向移動量と車両上下方向エネルギーで定まる値が閾値Sを超え、網掛けされている領域(Hi領域)に入ると、車両衝突判定装置10の判定部11は、シビアリティがHiであると判定する。また、シビアリティが3段階以上であれば、3つ以上の領域を区別することができるように閾値Sが複数設定されている。
図4(B)には、シビアリティを判定する例として、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)、ナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)の5種類の衝突を表す5つの曲線が示されている。図4(B)に示される例では、5つの曲線は、図4(A)に示される衝突発生判定マップに示される曲線と同じ軌跡を描く。しかし、例えば図4(A)に示される衝突発生判定マップと例えば図4(B)に示されるシビアリティ判定マップは、例えば積分の区間を変更する等の任意の演算をしてそれぞれのマップに示される曲線が異なる曲線を描くようにしてもよい。図4(B)に示される例では、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)の2種類の衝突が閾値Sを超えHi領域に入っている。
ここで、上述したZ軸衝突判定と同様に、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)の3種類の衝突は、ナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)の2種類の衝突と比較して車両上下方向エネルギーの値が大きくなる。したがって、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)の2種類の衝突をHi領域に、これら以外の3種類の衝突をLow領域に入るように閾値Sを容易に設定することできるので、車両衝突判定装置10の判定部11はシビアリティを正確に判定することができる。ここで、乗員保護装置の作動が必要な衝突として判定された衝突のうち、シビアリティがLowであると判定された低速FR衝突(二点鎖線)の速度は、例えば26[km/h]である。
図4(B)に示されるシビアリティ判定マップの横軸は、第2の加速度の積分値として2階積分値である車両後方向移動量が採用されているが、図4(A)に示される衝突発生判定マップの横軸と同様に、1階積分値である車両後方向速度が採用されていてもよい。図4(B)に示されるシビアリティ判定マップのように、センサ12の出力のうち第1の加速度を用いて行うシビアリティの判定をZ軸シビアリティ判定とも呼ぶ。Z軸シビアリティ判定は、単独でシビアリティを判定するように採用されてもよいし、後述するセンサ12の出力のうち第2の加速度のみを用いてシビアリティの判定を行うX軸シビアリティ判定と併せて判定するように採用されてもよい。
図5(B)を用いてX軸シビアリティ判定の例を説明する。図5(B)には、センサ12が出力した車両後方向の第2の加速度の2階積分値である車両後方向移動量を横軸にとり、車両後方向の第2の加速度の1階積分値である車両後方向速度を縦軸にとったグラフ化されたシビアリティ判定マップが示されている。シビアリティ判定マップには、例えばシビアリティがHiとLowの2段階の場合、シビアリティがHiであるかLowであるかを区別するシビアリティ判定閾値(閾値S)が予め設定されている。ここで、X軸シビアリティ判定においても、Z軸シビアリティ判定と同様にシビアリティ判定マップに設定されている閾値Sは、一定の値である必要はなく、任意の位置で立ち上げることができる等、設定の自由度が高い。衝突における車両後方向移動量と車両後方向速度で定まる値が閾値Sを超え、網掛けされている領域(Hi領域)に入ると、車両衝突判定装置10の判定部11は、シビアリティがHiであると判定する。また、Z軸シビアリティ判定と同様に、シビアリティが3段階以上であれば、3つ以上の領域を区別することができるように閾値Sが複数設定されている。
図5(B)には、シビアリティを判定する例として、高速FR衝突(実線)、中速FR衝突(破線)、低速FR衝突(二点鎖線)、ナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)の5種類の衝突を表す5つの曲線が示されている。図5(B)に示される例では、5つの曲線は、図5(A)に示される衝突発生判定マップに示される曲線と同じ軌跡を描く。しかし、例えば図5(A)に示される衝突発生判定マップと例えば図5(B)に示されるシビアリティ判定マップは、例えば積分の区間を変更する等の任意の演算をしてそれぞれのマップに示される曲線が異なる曲線を描くようにしてもよい。図5(B)に示される例では、低速FR衝突(二点鎖線)以外の4種類の衝突が閾値Sを超えHi領域に入っている。
本来であれば、上述したように、FR衝突と比較して室108への衝撃の入力が小さく衝突時の乗員傷害が厳しくない衝突であるナロー衝突(点線)、ODB衝突(一点鎖線)については、シビアリティがLowであると判定されるのが好ましい。しかし、例えば図3(C)に示されるようなナロー衝突(点線)は、バリア200は図2に示される左のアッパメンバ106の下がり部106aのみに当たるだけだが、瞬間的に車両後方向に大きな加速度が発生する。そうすると、車両後方向の第2の加速度に基づく車両後方向移動量と車両後方向速度とで定まる値は、閾値Sを超えデバイス作動領域に入ってしまい、車両衝突判定装置10の判定部11は、シビアリティがHiであると判定してしまうことがある。
このような理由から、X軸シビアリティ判定は単独でシビアリティを判定すると、乗員保護装置によって生成される複数の保護力のうち対応する適切な1つの保護力が決定されず好ましくない。しかし、Z軸シビアリティ判定では、例えば悪路走行時等の車両上下方向に加速度が発生するようなときに車両後方向移動量と車両上下方向エネルギーで定まる値が瞬間的に図4(B)に示される閾値Sを超えてしまいHi領域に入ってしまうことが想定される。このような状況にシビアリティがHiであると判定されるのを防止するためにも、X軸シビアリティ判定とZ軸シビアリティ判定は、両者が併せてシビアリティを判定するように採用されるのが好ましい。すなわち、Z軸シビアリティ判定でシビアリティがHiであると判定され、且つ、X軸シビアリティ判定でシビアリティがHiであると判定されたときに、判定部11はシビアリティがHiであると確定するのが好ましい。
衝突の厳しさの判定方法の説明において、第1の加速度の振幅に基づくエネルギーを用いた例を説明したが、上述した衝突の判定方法の説明と同様に第1の加速度の振幅に基づくエネルギーの代わりに第1の加速度の振幅に基づくエネルギーに相関させる物理量を用いてもよい。
3.動作
ここで、車両100に衝突が生じたときの車両衝突判定装置10を備えるエアバッグ装置1とシートベルト装置2の動作を説明する。車両衝突判定装置10の判定部11が、乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したと判定したときは、例えば入出力部13からプリテンショナ作動信号及びエアバッグ作動信号を出力する。
シートベルト装置2のシートベルト制御部30はプリテンショナ作動信号を入力すると、例えば図示されていないプリテンショナが作動し図示されていないスプールを回転させることで、図示されていないウエビングを巻取り乗員を拘束する。プリテンショナが作動した後に、トーションバー31の一方端をロック及びEAプレート32の作動がなされると、図6(A)に示される点aから点bまでのように、トーションバー31及びEAプレート32に設定された荷重までシートベルトに作用する荷重が上昇する。シートベルトに作用する荷重がトーションバー31及びEAプレート32に設定された荷重を超えると、トーションバー31によるねじれ及びEAプレート32でのエネルギー吸収により、図6(A)に示される点bから点cまでのようにシートベルトに作用する荷重が一定に保たれる。
ここで、判定部11が、乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したと判定し、且つ、シビアリティがHiであると判定したときは、乗員をシートベルトによって高い拘束力で拘束するために、シートベルト制御部30はトーションバー31及びEAプレート32の双方を作動させたままにする。一方、判定部11が、シビアリティが一定時間内(例えば後述する少なくとも1つのインフレータ22の1回目の点火タイミングから5[ms]以内)にHiであると判定しないときは、シビアリティがLowであると判定する。シビアリティがLowのときは、シビアリティがHiのときと比較して乗員を低い拘束力で拘束するために、シートベルト制御部30はEAプレート32の作動を停止させて、トーションバー31のみが作動しシートベルトに作用する荷重を吸収する。トーションバー31のみが作動するときは、トーションバー31及びEAプレート32の双方が作動するときと比較してシートベルトに作用する荷重が低い荷重で一定に保たれる。すなわち、図6(A)における点cから伸びる点線で示させるシートベルトに作用する荷重は、点cにおけるシートベルトに作用する荷重より低い荷重で一定に保たれる。
また、エアバッグ作動信号が出力されると、エアバッグ装置1の少なくとも1つのインフレータ22が点火し少なくとも1つのエアバッグ23を展開させる。ここで、判定部11が、乗員保護装置の作動が必要な衝突が発生したと判定し、且つ、シビアリティがHiであると判定したときは、図6(B)に示されるHiの場合のインフレータ22の点火タイミングの例のように、2つのインフレータ22,22が点火する。すなわち、第1回目の点火タイミングで図1に示されるインフレータ22の1つが点火する。そして第2回目の点火タイミングで図1に示されるもう1つのインフレータ22が点火する。シビアリティがHiのときは、第1回目の点火タイミングから第2回目の点火タイミングまでの時間差は例えば5[ms]である。シビアリティがHiのときは、2つのインフレータ22,22がほぼ同時に点火することで、少なくとも1つのエアバッグ23は展開時の面圧が高く設定される。
一方、判定部11が、シビアリティが一定時間内(例えば1回目の点火タイミングから5[ms]以内)にHiであると判定しないときは、シビアリティがLowであると判定し、図6(B)に示されるLow1又はLow2の点火タイミングで2つのインフレータ22,22又は1つのインフレータ22のみが点火する。Low1の点火タイミングで2つのインフレータ22,22が点火するときは、第1回目の点火タイミングで図1に示されるインフレータ22の1つが点火し、第2回目の点火タイミングで図1に示されるもう1つのインフレータ22が点火する。Low1のときは、第1回目の点火タイミングから第2回目の点火タイミングまでの時間差は例えば40[ms]である。また、Low2の点火タイミングで1つのインフレータ22のみが点火するときは、図6(B)に示されるLow2のように第1回目の点火タイミングで図1に示される1つのインフレータ22が点火する。シビアリティがLowのときは、2つのインフレータ22,22を間隔を空けて点火又は1つのインフレータ22のみを点火するので、シビアリティがHiのときと比較して少なくとも1つのエアバッグ23は展開時の面圧が低く設定される。ここで、Low1の点火タイミングのときはLow2の点火タイミングと比較して、少なくとも1つのエアバッグ23は展開している時間が長く設定される。
上述したように、判定部11は、図6(B)に示されるHiの場合のインフレータ22の点火タイミングにおける第2回目の点火タイミングまでに、シビアリティがHiである旨の判定を行わなくてはならない。よって、車両100の衝突が発生してから、例えば第1回目のインフレータの点火後5[ms]が経過する前に、判定部11が、シビアリティがHiであるか否かの判定ができるように、閾値Sがシビアリティ判定マップに設定されている必要がある。
本実施形態において、積分値は、例えば微小時間(例えば10[ms])等の一定区間を設定して定積分した区間積分値であってもよく、衝突が始まった時刻を時刻0として、時刻0から現在の時刻までを定積分した全区間積分値であってもよい。
4.変形例
本実施形態においては、フロア105上に設けられた1つのセンサ12で車両上下方向の第1の加速度及び車両後方向の第2の加速度を出力しているが、第2のセンサをさらに設け、第2のセンサを用いて第2の加速度を出力してもよい。この場合、第2のセンサは、フロントセンサとして、例えば図2(A)に示されるバルクヘッド102の車両100の前方側であってセンターラインCL上に設けられてもよい。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
1・・・エアバッグ装置、2・・・シートベルト装置、10・・・車両衝突判定装置、11・・・判定部、12・・・センサ、13・・・入出力部、14・・・演算部、22・・・インフレータ、23・・・エアバッグ、30・・・シートベルト制御部、31・・・トーションバー、32・・・EAプレート、100・・・車両、101・・・バンパー、102・・・バルクヘッド、103・・・フロントサイドフレーム、104・・・ダッシュボードロア、105・・・フロア、106・・・アッパメンバ、106a・・・下がり部、107・・・エンジンルーム、108・・・室、200・・・バリア、201・・・ハニカム。

Claims (6)

  1. 車両の室の設置面に設けられたセンサと、
    前記センサの出力に基づき前記車両の衝突が発生したか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記センサの前記出力は、前記車両における上下方向の第1の加速度と、前記車両の後方向の第2の加速度とを有し、
    前記判定部は、前記第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又はエネルギーに相関する物理量が閾値を超えたときに衝突が発生したと判定し、且つ、前記第2の加速度の1階積分値および2階積分値とを用いて衝突が発生したと判定したときに、前記衝突が発生したことを確定させる、車両衝突判定装置。
  2. 前記判定部は、前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて、前記衝突の厳しさを判定する、請求項に記載の車両衝突判定装置。
  3. 前記判定部は、前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて、前記衝突の前記厳しさを判定するとともに、前記第2の加速度の1階積分値と前記第2の加速度の2階積分値とを用いて、前記衝突の前記厳しさをさらに判定し、
    前記エネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量を用いて前記衝突の厳しさのレベルが高いと判定され、且つ前記第2の加速度の1階積分値と前記第2の加速度の2階積分値とを用いて前記衝突の厳しさのレベルが高いと判定された時に、前記判定部は、前記衝突の厳しさのレベルが高いと確定させる、請求項に記載の車両衝突判定装置。
  4. 車両の室の設置面に設けられたセンサと、
    前記センサの出力に基づき前記車両の衝突の厳しさを判定する判定部と、
    を備え、
    前記センサの前記出力は、前記車両における上下方向の第1の加速度と、前記車両の後方向の第2の加速度とを有し、
    前記判定部は、前記第1の加速度の振幅に基づくエネルギー又は前記エネルギーに相関する物理量が閾値を超えたときに衝突の厳しさのレベルが高いと判定し、且つ、前記第2の加速度の1階積分値および2階積分値とを用いて衝突の厳しさのレベルが高いと判定したときに、衝突の厳しさのレベルが高いことを確定させる、車両衝突判定装置。
  5. 前記判定部は、前記衝突の前記厳しさに応じて、複数の拘束力のうちの1つの対応する拘束力を決定し、
    前記1つの対応する拘束力は、前記衝突が発生した後に前記車両に設けられたシートベルト装置が乗員を拘束している間に発生する、請求項に記載の車両衝突判定装置。
  6. 前記判定部は、前記衝突の前記厳しさに応じて、複数の面圧のうちの1つの対応する面圧を決定し、
    前記1つの対応する面圧は、前記衝突が発生した後に前記車両に設けられたエアバッグ装置の少なくとも1つのエアバッグが展開している間に発生する、請求項4又は5に記載の車両衝突判定装置。
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