JP6040590B2 - 鍵盤回路及び鍵盤回路の検出方法 - Google Patents

鍵盤回路及び鍵盤回路の検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、鍵盤回路及び鍵盤回路の検出方法に関する。
従来、電子ピアノや電子オルガン等の電子楽器には、鍵盤の動きに応じてオンオフする複数のスイッチをマトリクス状に配置したスイッチマトリクスが構成されている。そこで、電子楽器は、これらスイッチマトリクスを定期的にスキャンすることによって鍵盤の動作を検出している(例えば、特許文献1参照)。
このような電子楽器のうち特に88鍵を有する電子ピアノでは、演奏の強弱を検出するために、鍵毎にオン位置の異なる2つのスイッチが配置されている。そこで、電子ピアノは、これらのスイッチのオンする時間差を測定し、この測定値に基づいて、鍵盤の押鍵速度を測定している。従って、電子ピアノは、88鍵×2個=176個のスイッチマトリクスが配置されることになる。
特開2011−13259号公報
しかしながら、このような従来のスイッチマトリクスが搭載される基板(以下、「鍵盤スイッチ用基板」と称する)の配線数は限界にきている。このため、鍵盤スイッチ用基板の配線数を従来に比べ大幅に削減でき、片面基板でも配線が可能となる鍵盤スイッチ用基板が要求されている。以下、このことについて、図9乃至図10を参照してさらに詳細に説明する。
図9は、従来のスイッチマトリクスの構成の概要を示す等価回路図である。
図9に示すように、従来のスイッチマトリクスにおいては、スキャン用出力信号KC0〜KC7用の8本の線と、入力信号KI0〜KI21用の22本の線とが相互に交差するように配置されている。スキャン用出力信号KCi(iは0〜7のうちの何れかの整数値)と、入力信号KIj(jは0〜21のうちの何れかの整数値)との各配線の交点付近には、ダイオードとスイッチとが直列接続されている。ダイオードは、複数鍵が同時に押下された際に信号が回り込むのを防止する目的で設けられている。
図10は、従来のスイッチマトリクスの動作の概要を説明するタイミングチャートである。
図10においては、上から順に、スキャン用出力信号KC0〜KC7、及び、プリチャージ信号PRCの各々に流れる信号のタイミングチャートを示している。
各タイミングチャートにおいて、横軸は時間を示しており、縦軸は信号レベルを示している。なお、以下、各信号ともパルス信号であり、信号レベルはハイレベル(「Hレベル」とも記載する)とローレベル(「Lレベル」とも記載する)の2値を取るものとして説明する。
図10に示すように、従来のスイッチマトリクスでは、8本のスキャン用出力信号KC0〜KC7の各出力が、その順番で順次Lレベルにされる。
そして、スキャン用出力信号KCiがLレベルになっている状態で、22本の入力信号KI0〜KI21の各々の出力の状態から、スキャン用出力信号KCiと、22本の入力信号KI0〜KI21の各々の配線に接続されているスイッチのオンオフが検出される。
即ち、1つのスキャン用出力信号KCiあたり22個のスイッチのオンオフが検出されるので、8本のスキャン用出力信号KC0〜KC7の配線を有する従来のスイッチマトリクスでは、8×22=176個のスイッチのオンオフが検出される。
なお、プリチャージ信号PRCは、変化点において、瞬間的にバッファから供給されるHレベルの制御信号である。プリチャージ信号PRCを供給することにより、波形のなまりを是正し、高速なスキャンを可能とすることができる。
このように、従来のスイッチマトリクスが搭載されるスイッチ検出用の基板には、8本のスキャン用出力信号KC0〜KC7用の配線と、22本の入力信号KI0〜KI21用の配線とを併せて、30本もの配線が必要になる。
ところが、鍵盤の構造的な制約から、鍵盤スイッチ検出用基板の幅は一定以内に収める必要があり、30本の信号線を配線することはほぼ限界に達している状況である。
さらに、図9及び図10に示す従来のスイッチマトリクスは、1つの鍵につき2つの接点(スイッチ)を有する電子ピアノ、即ち、88[鍵]×2[個/鍵]=176[個]のスイッチを有する電子ピアノに構成されたものである。
ところが、近年、1つの鍵につき3つの接点(スイッチ)を有する電子ピアノ、即ち88[鍵]×3[個/鍵]=264[個]のスイッチを有する電子ピアノが登場してきている。このような電子ピアノに対しては、図9及び図10に示す従来のスイッチマトリクスそのものは適用できず、264[個]のスイッチを検出可能なスイッチマトリクスを構成する必要がある。この場合、図9と同様の構造のスイッチマトリクスとして実現しようとしても、8本のスキャン用出力信号と33本の入力信号とで総計41本の配線が必要になり、上述のごとく鍵盤の構造的な制約から実現が非常に困難である。
ここで、鍵盤スイッチ検出用基板として、両面スルーホールの基板を採用することにより、鍵盤の構造的な制約から求められる微小幅であっても、41本の配線自体は可能となるが、現状の片面基板に比べて大幅なコスト増大につながる。
或いはまた、鍵盤スイッチ検出用基板として、図9の構造の基板を複数枚つなげて構成することも考えられる。この場合、両面スルーホールの基板を採用する場合よりもコストアップの比率は小さくなるが、それでも図9の基板単体と比較して、大幅なコストアップになることには変わりない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、従来に比べ鍵盤スイッチ用基板の配線数を大幅に削減でき、片面基板でも配線が可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の鍵盤回路は、
複数の鍵のいずれかに対応して設けられ、当該鍵に対する押離鍵操作に応じてオンオフ状態が変化する接点部と、前記接点対応して設けられ、3以上の入出力用端子を有するとともに、いずれかひとつの入出力端子に前記接点部の一端が接続された素子と、をそれぞれ有する複数の回路がマトリクス配列された回路群と、
前記回路群のうち、第1方向に配列された複数の前記素子残りの入出力用端子の一方に対してスイッチ信号を供給する第1の入力端子をそれぞれ有する複数の第1の配線と、前記回路群のうち、第2方向に配列された複数の前記素子の前記残りの入出力用端子の他方に対して制御信号を供給する第2の入力端子をそれぞれ有する複数の第2の配線と、を備えた配線部と、
前記複数の第1の配線を介して複数の前記素子の残りの入出力用端子の一方に対して前記スイッチ信号を出力するとともに、前記複数の第2の配線を介して複数の前記素子の残りの入出力用端子の他方に対して前記制御信号を出力することによって、前記複数の素子のオンオフを制御する駆動回路と、
を備え、
前記接点部が押鍵操作によってオン状態になるとき、前記接点部に対応するオン状態の前記素子に入力された前記スイッチ信号を前記接点部の他端から出力することを特徴とする。
本発明によれば、従来に比べ鍵盤スイッチ用基板の配線数を大幅に削減でき、片面基板でも配線が可能な電子楽器の鍵盤回路を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子楽器の鍵盤回路を備える鍵盤装置の横断面を示す図である。 図1の鍵盤装置の鍵盤回路内のスイッチマトリクスを示す概念図である。 本実施形態の電子楽器の鍵盤回路のうち、スイッチマトリクススイッチの構成例を示す図である。 本実施形態の電子楽器の鍵盤回路の図3に示す一部の詳細な構成例を示す図である。 図3に示す本実施形態の鍵盤回路におけるスイッチマトリクスの動作の概要を説明するタイミングチャートを示す図である。 本実施形態の電子楽器の鍵盤回路のうち、スイッチマトリクス以外の構成例を示す図である。 図6に示す、スキャン用出力信号KE[3:0]、制御信号KB[2:0]、及び入力信号KI[21:0]と、3次元スイッチマトリクス(3D_matrix)内の検出対象のスイッチの状態との対応関係を示す図である。 図6に示す、スキャン用出力信号KC[7:0]と、入力信号FI[10:0]、SI[10:0]、TI[10:0]とに基づいて特定される、2次元スイッチマトリクス(2D_matrix)内の検出対象のスイッチの状態の関係を示す図である。 従来のスイッチマトリクスの構成の概要を示す等価回路図である。 従来のスイッチマトリクスの動作の概要を説明するタイミングチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電子楽器の鍵盤回路を備える鍵盤装置の横断面を示す図である。
電子楽器の鍵盤装置1は、例えば電子ピアノの鍵盤装置1として構成される。
電子楽器の鍵盤装置1は、図1に示すように、鍵盤シャーシ11と、複数の鍵(白鍵と黒鍵、ただしこの実施形態1では1つの白鍵について説明する)12と、複数のハンマー部材(ただし、この実施形態1では1つのみを示す)13と、スイッチ14と、鍵盤回路15と、を備えている。
ハンマー部材13に対し、相対的に鍵12が設けられている側を以下「上方」と呼ぶ。これに対し、鍵12に対し、相対的にハンマー部材13が設けられている側を以下「下方」と呼ぶ。また、鍵12は、鍵盤シャーシ11に設けられた特定の点を中心に回動する。この鍵12のうち、回動中心が行われる側を以下「後方」と呼ぶ。これに対し、鍵12のうち、回動中心が行われる側とは異なる反対側を以下「前方」と呼ぶ。
鍵盤シャーシ11は、合成樹脂により形成され、鍵盤装置1の筐体を構成する。
鍵盤シャーシ11は、電子楽器の本体(図示せず)の底板11a上に配置されるものであり、鍵盤シャーシ11の前方には、前脚部16が底板11aから上方に突出して形成されている。この前脚部16の上方には、鍵12の横振れを防ぐための鍵ガイド部16aが設けられている。また、この前脚部16の後方には、図1に示すように、立上り部17が鍵ガイド部16aよりも少し低い高さで形成されている。
立上り部17には、後述するハンマー部材13の前方が挿入して上下方向に移動するためのハンマー挿入用の開口部17aが形成されている。立上り部17の上方には、ハンマー載置部18が後方に向けてほぼ水平に形成されている。このハンマー載置部18の下方には、ハンマー部材13を支持するためのハンマー支持部19が下方に突出して設けられている。このハンマー支持部19には、ハンマー部材13を回動可能に支持する支持軸19aが設けられている。
また、ハンマー載置部18の後方には、基板搭載部20が形成されている。この基板搭載部20は、複数の接点部14a、14b、14cにより構成されたスイッチ14を有する鍵盤回路15が配置されている。
複数の鍵12は、鍵盤シャーシ11上に上下方向に回動可能に配置されている。
鍵盤シャーシ11の後方側、つまり基板搭載部20の後方側には、鍵載置部23がハンマー載置部18よりも少し高い高さで形成されている。この鍵載置部23の上方には、鍵支持部24が形成されている。この鍵支持部24には、鍵12の後方側を上下方向に回動可能に支持する支持軸24aが設けられている。
鍵12の前方側に位置する鍵12の箇所には、ハンマーガイド部27が鍵12の下方に向けて突出して形成されている。このハンマーガイド部27は、ハンマー部材13の前方側に位置する鍵当接部31が摺動可能に挿入し、この挿入した鍵当接部31を鍵12の押鍵操作に応じて上下方向に変位させるように構成されている。
ハンマー部材13は、これら複数の鍵12にそれぞれアクション荷重を付与するために配置されている。ハンマー部材13は、ハンマー本体28と、このハンマー本体28の後方に設けられた錘部29と、ハンマー本体28の前方側の上方に設けられてハンマー本体28の回動中心となる合成樹脂製の回動支持部30と、ハンマー本体28の前方に設けられた鍵当接部31と、ハンマー本体28の前後方向の略中間位置において、鍵盤回路15に設けられている3つの接点部14a、14b、14cを押圧するためのスイッチ押圧部32とを備えている。3つの接点部14a、14b、14cは、複数の鍵12によってそれぞれオン動作する。
ハンマー部材13は、ハンマー本体28の鍵当接部31を鍵盤シャーシ11の下方から立上り部17の開口部17aに挿入させて、ハンマー載置部18の前方に突出させ、この状態でハンマー本体28の回動支持部30をハンマー載置部18に設けられたハンマー支持部19の支持軸19aに回動可能に取り付けることにより、ハンマー本体28がハンマー支持部19の支持軸19aを中心に上下方向に回動するように構成されている。
また、ハンマー部材13は、ハンマー本体28の回動支持部30がハンマー支持部19の支持軸19aに回動可能に取り付けられる際に、ハンマー本体28の前方側の端部に設けられた鍵当接部31が鍵12のハンマーガイド部27に摺動可能に挿入され、この状態で鍵当接部31が鍵12の押鍵操作に応じてハンマーガイド部27とともに上下方向に変位することにより、ハンマー支持部19の支持軸19aを中心にハンマー本体28を上下方向に回動させるように構成されている。
鍵盤回路15のスイッチ14は、第1接点部14a、第2接点部14b、第3接点部14cを備え、鍵盤回路15の下方に設けられて、鍵盤シャーシ11の基板搭載部20の下側に突出している。スイッチ14は、鍵盤回路15の下面に配置されたゴムシートを備えている。
このゴムシートには、ドーム状の膨出部が下方に突出して形成されており、このドーム状の膨出部の内部には、3つの接点部14a、14b、14cが設けられている。この3つの接点部14a、14b、14cは、ゴムシートの膨出部の内部に設けられた3つの可動接点と、鍵盤回路15の下方の面に設けられた3つの固定接点とを備え、3つの可動接点がそれぞれ3つの固定接点に接離可能に順次接触するように構成されている。
これにより、スイッチ14は、鍵盤回路15の下方の面に配置されて基板搭載部20の下方に突出したゴムシートの膨出部がハンマー部材13のスイッチ押圧部32によって下側から押圧された際に、膨出部が弾性変形して、その内部に設けられた3つの接点部14a、14b、14cの各可動接点が、鍵盤回路15の各固定接点に異なるタイミングで順次接触することにより、スイッチングしてオン信号を出力するように構成されている。
即ち、このスイッチ14は、3つの接点部14a、14b、14cである各可動接点と各固定接点との間の距離がそれぞれ異なって形成されていることにより、ハンマー部材13のスイッチ押圧部32によってゴムシートの膨出部が押圧されて弾性変形する際に、第1接点部14aがオンした後に、第2接点部14bがオンし、第2接点部14bがオンした後に、第3接点部14cがオンする。これにより3つの接点部14a、14b、14cが時間差をもって順次スイッチングするように構成されている。
これにより、このスイッチ14は、3つの接点部14a、14b、14cが時間差をもって順次スイッチングすることにより、音源に対して発音の開始を指示するキーオンデータが得られるとともに、ハンマー部材13の回動速度、つまり押鍵速度に関するデータであって、楽音の音量や音色等の楽音特性をイニシャル制御するイニシャルタッチデータが得られるように構成されている。
次に、本実施形態の鍵盤回路15内のスイッチマトリクスの概念について説明する。
図2は、本実施形態の鍵盤装置1(図1参照)の鍵盤回路15内のスイッチマトリクスを示す概念図である。
鍵盤回路15内のスイッチマトリクスは、3層のマトリクスML0〜ML2が積層して構成されている。第k層(kは0〜2のうちの何れかの整数値)のマトリクスMLkにおいては、スキャン用出力信号KE0〜KE3用の4本の線と、入力信号KI0〜KI21用の22本の線とが相互に交差するように配置されている。即ち、第k層のマトリクスでは、4×22=88[個]のスイッチのオンオフの検出が可能になっており、スイッチマトリクス全体では、88[個/層]×3[層]=264個のスイッチのオンオフの検出が可能になっている。
3層のマトリクスML0〜ML2のうち何れの層を有効にするのかについては、後述の信号KB0〜KB2(図3〜図5)によって選択制御する。詳細については、図3〜図5を参照して後述するが、信号KB0は第1接点部14aに、信号KB1は第2接点部14bに、信号KB2は第3接点部14cに、それぞれ対応している。また、第1層のマトリクスML0は第1接点部14aに、第2層のマトリクスML1は第2接点部14bに、第3層のマトリクスML2は第3接点部14cに、それぞれ対応している。したがって、信号KB0により第1層のマトリクスML0の有効無効が、信号KB1により第2層のマトリクスML1の有効無効が、信号KB2により第3層のマトリクスML2の有効無効が、それぞれ制御される。
ここで、2次元スイッチマトリクスは、図9に示すように、鍵盤回路15上において、単一の層(マトリクス)により形成されたマトリクスをいう。これに対し、3次元スイッチマトリクスは、図2に示すように、鍵盤回路15上において、2以上の複数の層により形成されたマトリクスをいう。
次に、図2のスイッチマトリクスが実装された電子楽器の鍵盤回路15について説明する。
図3は、本実施形態の電子楽器の鍵盤回路15のうちの、スイッチマトリクスの構成例を示す図である。
図3では、図1の鍵盤装置1の鍵盤回路15のうち、スイッチマトリクススイッチを構成する88鍵分3接点の回路のうち、j番目の入力信号KIjでオンオフが検出される、3層のマトリクスML0〜ML2の各スイッチ分が示されている。
即ち、図3に示すスイッチ群51は、j番目の入力信号KIjでオンオフが検出される、スイッチ群51−1〜51−4で構成されている。スイッチ群51−0は、スキャン用出力信号KE0でオンオフが検出される、3層のマトリクスML0〜ML2にそれぞれ属する3つのスイッチで構成されている。スイッチ群51−1は、スキャン用出力信号KE1でオンオフが検出される、3層のマトリクスML0〜ML2にそれぞれ属する3つのスイッチで構成されている。スイッチ群51−2は、スキャン用出力信号KE2でオンオフが検出される、3層のマトリクスML0〜ML2にそれぞれ属する3つのスイッチで構成されている。スイッチ群51−3は、スキャン用出力信号KE3でオンオフが検出される、3層のマトリクスML0〜ML2にそれぞれ属する3つのスイッチで構成されている。
即ち、本実施形態では22本の入力信号KI0〜KI21が存在するので、実際には、22個のスイッチ群51から、鍵盤回路15は構成されている。
次に、図4を参照して、図3に示す鍵盤回路15のうち、j番目の入力信号KIjかつi番目のスキャン用出力信号KEiでオンオフが検出される、3層のマトリクスML1〜ML3の各スイッチの詳細な構成例を示している。
図4は、本実施形態の電子楽器の鍵盤回路15の図3に示す一部の詳細な構成例を示す図である。
スイッチSW0〜SW2のそれぞれは、j番目の入力信号KIjかつi番目のスキャン用出力信号KEiでオンオフが検出される鍵に搭載された、第1接点部14a、第2接点部14b、及び第3接点部14cのそれぞれに対応している。
マトリクスMLkを有効にするための制御信号KBkは、ベース抵抗RkとスピードアップコンデンサCkの並列接続を介して、接点用トランジスタTRkのベースに供給される。接点用トランジスタTRkのコレクタには、スイッチSWkの一端が接続されている。スイッチSWkの他端には、入力信号KIjの配線が接続されている。入力信号KIjの配線には、電源電圧Vddが抵抗Ru0を介して接続されている。また、接点用トランジスタTRkのエミッタには、スキャン用出力信号KEiの配線が接続されている。
ここで、スイッチ群51−iの動作について説明する。
トランジスタTRkは、他のトランジスタとは排他的に動作するもので、制御信号KB0がHレベルでかつスキャン用出力信号KEjがLレベルの時に、ON状態となる。従って、スイッチSWkがオン状態になっていれば、トランジスタTRkはオンしているので、入力信号KIiはLレベルとなる。一方、スイッチSWkがオフ状態の場合には、電流はトランジスタTRk経由で流れないので、入力信号KIiはHレベルとなる。
即ち、j番目の入力信号KIjかつi番目のスキャン用出力信号KEiでオンオフが検出される鍵に搭載された第1接点部14a(スイッチSW0)については、スキャン用出力信号KEiがLレベルであって制御信号KB0がHレベルの場合に、入力信号KIiがLレベルの時にはオン状態と、入力信号KIiがHレベルの時にはオフ状態と、それぞれ検出される。
同様に、j番目の入力信号KIjかつi番目のスキャン用出力信号KEiでオンオフが検出される鍵に搭載された第2接点部14a(スイッチSW1)については、スキャン用出力信号KEiがLレベルであって制御信号KB1がHレベルの場合に、入力信号KIiがLレベルの時にはオン状態と、入力信号KIiがHレベルの時にはオフ状態と、それぞれ検出される。
j番目の入力信号KIjかつi番目のスキャン用出力信号KEiでオンオフが検出される鍵に搭載された第2接点部14a(スイッチSW1)については、スキャン用出力信号KEiがLレベルであって制御信号KB1がHレベルの場合に、入力信号KIiがLレベルの時にはオン状態と、入力信号KIiがHレベルの時にはオフ状態と、それぞれ検出される。
次に、図5を参照して、図3に示す鍵盤回路15におけるスイッチマトリクスの動作について説明する。
図5は、図3に示す本実施形態の鍵盤回路15におけるスイッチマトリクスの動作の概要を説明するタイミングチャートである。
図5においては、上から順に、スキャン用出力信号KE0〜KE3、制御信号KB0〜KB2、及びプリチャージ信号PRCの各々に流れる信号のタイミングチャートを示している。
先ず、時刻t1のときに、スキャン用出力信号KE0〜KE3のうち、スキャン用出力信号KE0のみがLレベルとなり、それ以外がHレベルとなるとともに、制御信号KB0〜KB2のうち、制御信号KB0のみがHレベルとなりそれ以外がLレベルになる。
これにより、入力信号KI0〜KI21のそれぞれかつスキャン用出力信号KE0でオンオフが検出される鍵にそれぞれ搭載された、22個の第1接点部14aがオンオフの検出対象となる。入力信号KIjに対しては、図4のスイッチ群51−0におけるスイッチSW0がオンオフの検出対象となる。
この場合、図4を参照して上述したように、入力信号KI0〜KI21のうち、Lレベルのものに対応するスイッチSW0(第1接点部14a)はオン状態と、Hレベルのものに対応するSW0(第1接点部14a)はオフ状態と、それぞれ検出される。
その後、時刻t2のときに、制御信号KB0がHレベルからLベルに切り替わり、時刻3のときに、制御信号KB1がLレベルからHレベルに切り替わる。即ち、時刻t3のときに、スキャン用出力信号KE0〜KE3のうち、スキャン用出力信号KE0のみがLレベルとなり、それ以外がHレベルとなるとともに、制御信号KB0〜KB2のうち、制御信号KB1のみがHレベルとなりそれ以外がLレベルになる。
これにより、入力信号KI0〜KI21のそれぞれかつスキャン用出力信号KE0でオンオフが検出される鍵にそれぞれ搭載された、22個の第2接点部14bがオンオフの検出対象となる。入力信号KIjに対しては、図4のスイッチ群51−0におけるスイッチSW1がオンオフの検出対象となる。
この場合、図4を参照して上述したように、入力信号KI0〜KI21のうち、Lレベルのものに対応するスイッチSW1(第2接点部14b)はオン状態と、Hレベルのものに対応するSW1(第2接点部14b)はオフ状態と、それぞれ検出される。
その後、時刻t4のときに、制御信号KB1がHレベルからLベルに切り替わり、時刻5のときに、制御信号KB2がLレベルからHレベルに切り替わる。即ち、時刻t5のときに、スキャン用出力信号KE0〜KE3のうち、スキャン用出力信号KE0のみがLレベルとなり、それ以外がHレベルとなるとともに、制御信号KB0〜KB2のうち、制御信号KB2のみがHレベルとなりそれ以外がLレベルになる。
これにより、入力信号KI0〜KI21のそれぞれかつスキャン用出力信号KE0でオンオフが検出される鍵にそれぞれ搭載された、22個の第3接点部14cがオンオフの検出対象となる。入力信号KIjに対しては、図4のスイッチ群51−0におけるスイッチSW2がオンオフの検出対象となる。
この場合、図4を参照して上述したように、入力信号KI0〜KI21のうち、Lレベルのものに対応するスイッチSW2(第3接点部14c)はオン状態と、Hレベルのものに対応するSW2(第3接点部14c)はオフ状態と、それぞれ検出される。
その後、時刻t6のときに、制御信号KB2がHレベルからLベルに切り替わる。
このようにして、時刻t1〜時刻t6の期間では、スキャン用出力信号KE0のみがLレベルとなり、制御信号KB0〜KB2のそれぞれが順次Hレベルになっていく。これにより、入力信号KI0〜KI21のそれぞれかつスキャン用出力信号KE0でオンオフが検出される鍵にそれぞれ搭載された、22個の第1接点部14a(スイッチSW0)、22個の第2接点部14b(スイッチSW1)、及び22個の第3接点部14c(スイッチSW2)の各々について、その順番でオンオフが順次検出されていく。
以下同様に、時刻t7〜時刻t8の期間では、今度はスキャン用出力信号KE1のみがLレベルとなり、制御信号KB0〜KB2のそれぞれが順次Hレベルになっていく。これにより、入力信号KI0〜KI21のそれぞれかつスキャン用出力信号KE1でオンオフが検出される鍵にそれぞれ搭載された、22個の第1接点部14a(スイッチSW0)、22個の第2接点部14b(スイッチSW1)、及び22個の第3接点部14c(スイッチSW2)の各々について、その順番でオンオフが順次検出されていく。
また、時刻t9〜時刻t10の期間では、今度はスキャン用出力信号KE2のみがLレベルとなり、制御信号KB0〜KB2のそれぞれが順次Hレベルになっていく。これにより、入力信号KI0〜KI21のそれぞれかつスキャン用出力信号KE2でオンオフが検出される鍵にそれぞれ搭載された、22個の第1接点部14a(スイッチSW0)、22個の第2接点部14b(スイッチSW1)、及び22個の第3接点部14c(スイッチSW2)の各々について、その順番でオンオフが順次検出されていく。
また、時刻t11〜時刻t12の期間では、今度はスキャン用出力信号KE3のみがLレベルとなり、制御信号KB0〜KB2のそれぞれが順次Hレベルになっていく。これにより、入力信号KI0〜KI21のそれぞれかつスキャン用出力信号KE3でオンオフが検出される鍵にそれぞれ搭載された、22個の第1接点部14a(スイッチSW0)、22個の第2接点部14b(スイッチSW1)、及び22個の第3接点部14c(スイッチSW2)の各々について、その順番でオンオフが順次検出されていく。
このようにして、時刻t1〜時刻t12の期間で、電子楽器の全ての88鍵についての、第1接点部14a(スイッチSW0)、第2接点部14b(スイッチSW1)、及び22個の第3接点部14c(スイッチSW2)の各々のオンオフが検出される。
なお、スキャン用出力信号KE0〜KE2の繰返し周期は、50〜100μsec程度で一巡するように設計されているため、実際上、鍵速度検出の分解能は50〜100μsecとなる。
また、プリチャージ信号PRCは、図9を参照して上述した従来のものと同様の用途で用いられる。即ち、プリチャージ信号PRCは、高速でスキャンするために入力信号KI0〜KI21の立ち上がりを加速させるものである。このプリチャージ信号PRCを供給することにより、入力信号KI側をプルアップでHレベルに戻すことなく、立ち上がり特性を早くすることができる。
以上説明したように、3次元スイッチマトリクスを適用することによって、従来の2接点検出用のスイッチマトリクス(2次元スイッチマトリクス)と同等の配線数で接点部14a、14b、14cの3接点検出が可能となる。そのため、本実施形態の3接点検出回路である鍵盤回路15を、従来の基板サイズでかつ片面基板で実現することができる。ここで、マトリクス用に従来はダイオードを搭載していたのがトランジスタになるためにコストアップが発生してしまうが、半導体部品は材料費が小さく量産効果が大きいため、大きな数量を使うことによる単価ダウンが期待できる。現状では両面基板の採用による単価アップに比べてコストアップ分が十分に小さいので、本発明のコスト効果を向上させることができる。
次に、図6を参照して、スイッチマトリクスからの入力信号KI0〜KI21に基づいて、各鍵のスイッチのオンオフの検出する手法の一例について説明する。
図6は、本実施形態の電子楽器の鍵盤回路15のうち、スイッチマトリクス以外の構成例を示す図である。
2次元スイッチマトリクスを採用した3接点検出用の鍵盤回路と、3次元スイッチマトリクスを採用した3接点検出用の鍵盤回路(図3,図4)とは、本来的には、マトリクスの構造と動作タイミングとが相互に全く異なる。ここで、2次元スイッチマトリクスを採用した3接点検出用の鍵盤回路とは、背景技術の欄で説明した従来の図9の回路ではなく、図示はしないが、88[鍵]×3[接点/鍵]=264個のスイッチを有する鍵盤回路をいう。
このため、3次元スイッチマトリクスを採用した鍵盤回路は、通常ならば2次元スイッチマトリクス用の回路、例えば鍵のオンオフの検出や速度算出をする回路をそのまま適用することはできず、再設計される。
しかしながら、鍵盤回路の生産上の都合から、2次元スイッチマトリクスを採用した鍵盤と、3次元スイッチマトリクスを採用した鍵盤との両方に対応する鍵盤回路が実現できれば好適である。即ち、LSI(Large Scale Integration)に搭載する鍵盤回路としては新旧両方の鍵盤に対応できることが望ましい。
そこで、本実施形態の鍵盤回路15は、端子処理だけで、旧来の2次元スイッチマトリクスを採用した鍵盤と、3次元スイッチマトリクスを採用した新しい鍵盤の両方に対応可能な構成を有している。
電子楽器の鍵盤回路15は、上述の図3の3次元スイッチマトリクス又は旧来の2次元スイッチマトリクスに加えて、図6に示すように、Keyブロック71と、Keyplusブロック72と、複数のセレクタS(ここでは4つのセレクタS0〜S4)と、を備えている。
Keyブロック71と、Keyplusブロック72は、複数のセレクタS0〜S4を介して接続されている。
セレクタSm(mは0〜4のうちの任意の整数値)は、2つの入力端A、Bと、1つの出力端Yと、を備える。
セレクタSmにおいては、2次元スイッチマトリクスを採用した旧来の鍵盤が選択されている場合には入力端Aが選択され、3次元スイッチマトリクスを採用した新しい鍵盤が選択されている場合は入力端Bが選択されて、入力端A又はBに入力された信号が出力端Yから出力される。
このようなセレクタSmを複数(ここでは5個)用意し、適切に配置することで、3次元スイッチマトリクスを採用した新しい鍵盤及び2次元スイッチマトリクスを採用した旧来の鍵盤の何れの鍵盤にも対応可能になる。
Keyブロック71は、3つの信号FI[10:0]、SI[10:0]、TI[10:0]を入力して、各鍵の3接点のオンオフの状態を検出するための回路であり、2次元スイッチマトリクスに適用されていた接点検出用回路として構成されている。
Keyブロック71に入力される入力信号のうち、信号FI[10:0]は第1接点部14aの状態を示す入力信号であり、信号SI[10:0]は第2接点部14bの状態を示す入力信号であり、信号TI[10:0]は第3接点部14cの状態を示す入力信号である。
ここで、かっこ内の数値は、鍵盤回路15内のスイッチマトリクスに配置された当該信号のための配線の数を示す。具体的に例えば、信号FI[10:0]とは、鍵盤回路15内のスイッチマトリクスに配置された第1接点部14aの配線の数が10本であることを示す。同様に、信号SI[10:0]とは、鍵盤回路15内のスイッチマトリクスに配置された第2接点部14bの配線の数が10本であることを示す。同様に、信号TI[10:0]とは、鍵盤回路15内のスイッチマトリクスに配置された第3接点部14cの配線の数が10本であることを示す。
また、Keyブロック71から出力される信号のうち、信号PRCはプリチャージ信号を示し、信号KC[7:0]はスキャン用出力信号を示す。
セレクタS0〜S4において、2次元スイッチマトリクスを採用した鍵盤が選択された場合には、Keyブロック71から出力されたスキャン用出力信号KC[7:0]が2次元スイッチマトリクス(2D_matrix)に出力される。2次元スイッチマトリクス(2D_matrix)からの入力信号KI[10:0]、KI[21:11]、FI[10:0]が直接Keyブロック71に入力されるため、2次元スイッチマトリクス用の検出回路がそのまま機能して、鍵のオンオフ状態や鍵速度を検出することができる。ここで、入力信号KI[10:0]、[21:11]は、図9に示す従来の2接点用の2次元スイッチマトリクスの入力信号KI0〜KI21に対応する。入力信号FI[10:0]は、図9に示す2次元スイッチマトリクスでは2接点用であったところ、ここでは3接点用であるため、その分だけ検出対象のスイッチが増加することから追加された信号である。
KeyPlusブロック72は、3次元スイッチマトリクスを採用した新規な3接点検出用の回路を示す。
KeyPlusブロック72は、基本クロックを分周して、例えば図5のタイミングチャートで示される信号のうち、スキャン用出力信号KE[3:0]、制御信号KB[2:0]、プリチャージ信号KPRC(図5のPRC)をそれぞれ生成して出力する。そして、Keyplusブロック72は、3次元スイッチマトリクス(3D_matrix)から入力信号KI[21:11]及びKI[10:0]を取り込む。
KeyPlusブロック72は、取り込んだ入力信号KI[21:11]及びKI[10:0]、即ちスイッチ状態をレジスタに記憶しておき、スキャン用出力信号KE[3:0]及び制御信号KB[2:0]に対応するスイッチの状態(対応関係は図8参照)を、入力信号FI[10:0]、入力信号SI[10:0]、又は入力信号TI[10:0]としてKeyブロック71に出力する。これによって、3次元スイッチマトリクスを採用した新鍵盤の接続時においても、本来2次元スイッチマトリクス用の検出回路であるKeyブロック71によって検出することができる。
次に、図7を参照して、スキャン用出力信号KE[3:0]、制御信号KB[2:0]、及び入力信号KI[21:0]と、3次元スイッチマトリクス(3D_matix)内の検出対象のスイッチとの対応関係について説明する。
図7は、図6に示す、スキャン用出力信号KE[3:0]、制御信号KB[2:0]、及び入力信号KI[21:0]と、3次元スイッチマトリクス(3D_matrix)内の検出対象のスイッチの状態との対応関係を示す図である。
状態Fm(0≦m≦87)は、m+1番目の鍵の第1接点部14a(図4のスイッチSW0)の状態を、Smは、m+1番目の鍵の第2接点部14bの状態、状態Tmは、m+1番目の鍵の第3接点部14cの状態を、それぞれ表す。これら各接点部14a、14b、14cのそれぞれの状態を表す情報は、Keyplusブロック72に取り込まれ、レジスタの一領域に記憶され、入力信号FI[10:0]、入力信号SI[10:0]、又は入力信号TI[10:0]としてKeyブロック71に出力される。
次に、図8を参照して、スキャン用出力信号KC[7:0]、入力信号FI[10:0]、SI[10:0]、TI[10:0]と、2次元スイッチマトリクス(2D_matix)内の検出対象のスイッチの対応関係にについて説明する。
図8は、図6に示す、スキャン用出力信号KC[7:0]と、入力信号FI[10:0]、SI[10:0]、TI[10:0]とに基づいて特定される、2次元スイッチマトリクス(2D_matrix)内の検出対象のスイッチの状態の関係を示す図である。
状態Fp(0≦p≦87)は、p+1番目の鍵の第1接点部14aの状態、状態Sp(0≦q≦87)は、p+1番目の鍵の第2接点部14bの状態、状態Tpは、p+1番目の鍵の第3接点部14cの状態、をそれぞれ表す。
Keyplusブロック72は、Keyブロック71から入力される、スキャン用出力信号KC[7:0]に応じて、図8に対応するスイッチ状態を出力することによって、Keyブロック71では一度Keyplusブロック72を経由したスイッチ状態をスキャンすることになる。したがって、2次元スイッチマトリクス用の鍵盤回路をそのまま使用できるだけでなく、2次元スイッチマトリクスへの接続も可能となっている。なお、鍵速度の検出精度を劣化させないために、2次元スイッチマトリクス用の検出回路の処理周期を特定するスキャン用出力信号KC[7:0]を同期信号として、Keyplusブロック72を動作させることも可能である。しかし、この場合でも鍵速度の計測分解能は50〜100μsecと小さいので大きな影響はないと考えられる。
以上説明したように、電子楽器の鍵盤回路15は、複数の接点部14a、14b、14c毎に、状態検出用の入出力用端子として3端子以上有する接点用トランジスタTRkと、接点用トランジスタTRk及び接点部14a、14b、14cへの配線部とを、それぞれ備え、複数の接点部14a、14b、14c毎の接点用トランジスタTRk及び配線部を、立体的に複数の層に分割して配置する、そして、鍵盤回路15は、複数の鍵12のそれぞれの押鍵操作に応じてオンオフ状態が変化する、複数の鍵12毎に1つ以上設けられた接点部14a、14b、14cのそれぞれについて、オンオフ状態を検出する。
これにより、複数の制御信号群を構成する配線を立体的に複数の層に分割して構成することによって、従来の2接点検出マトリクスと同等の配線数で接点部14a、14b、14cの3接点検出が可能となる。そのため、従来の基板サイズで配線が可能となり、安価な片面基板でも3接点検出回路を構成できる。したがって、従来に比べ鍵盤スイッチ用基板の配線数を大幅に削減でき、片面基板でも配線が可能な電子楽器の鍵盤回路を提供することができる。
さらに、接点部14a、14b、14cは、N種類の鍵12毎に、M種類設けられている。接点用トランジスタTRkは、入出力用端子として3端子が設けられており、接点用トランジスタTRkの3端子のうち、第1の端子に、M種類の中から検出対象の接点部の種類を特定する制御信号KBkが供給され、第2の端子に、N個の鍵の中から検出対象の接点部を有する鍵を特定するスキャン用出力信号KEiが供給され、第3の端子に接点部14a、14b、14cが接続されており、M種類の制御信号KBkの状態、P種類のスキャン用出力信号KEiの状態、及び第3の端子に接点用トランジスタTRkを介して供給される{(N×M)/(M×P)}種類の入力信号KIjの組み合わせにより、N×M個の接点部14a、14b、14cのオンオフ状態が検出される。
これにより、従来の1出力1入力を2次元的に配置するマトリクス構造ではなく、2出力1入力を3次元的に配置するマトリクス構造を実現することによって、配線数の少ない効率的なスイッチマトリクスを提供することができる。
したがって、従来のスイッチマトリクスと同等な配線数で1.5倍の数のスイッチをスキャンすることができるため、電子ピアノの鍵盤のような面積制約の厳しいスイッチ用基板を従来同等のサイズとコストで実現することができる。
さらに、複数の接点部14a、14b、14c毎に設けられる接点用トランジスタTRkは、2入力制御が可能なトランジスタである。
本実施形態では、従来の1出力1入力を2次元的に配置するマトリクス構造ではなく、2出力1入力を3次元的に配置するマトリクス構造を実現するために、2次元マトリクスにおけるダイオードの替わりに、トランジスタを採用してトランジスタの2入力制御によってそこに接続されたスイッチがスキャンされるようにしている。
これにより、配線数の少ない効率的なスイッチマトリクスを提供することができる。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される鍵盤装置1は、電子ピアノを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、鍵盤を有する電子的な鍵盤装置一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、電子オルガン、ハープシコード等の鍵盤装置に適用可能である。
また、上述の実施形態では、トランジスタを採用しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、トランジスタの替わりに同等な機能を持つICを搭載しても同様なマトリクスを構成できるが、現時点では実装面積、コスト共に実用的なトランジスタを採用することが最適であると考える。
また、上述の実施形態では、新マトリクスの状態をスキャンした後に従来マトリクスのフォーマットに変換して従来のオンオフ、鍵速度の検出回路に接続させるように構成しており、切替回路によって従来鍵盤でも新鍵盤でも接続が可能となっている。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されているROMや、記憶部に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数の鍵夫々に対応して設けられ、当該鍵に対する押離鍵操作に応じてオンオフ状態が変化する接点部と、
前記鍵毎に設けられ、3以上の入出力用端子を有するとともに、いずれかひとつの入出力端子に前記接点部が接続された素子と、
前記素子夫々の残りの入出力用端子の一方に対してスイッチ信号を供給する第1の入力端子及び他方の入出力用素子に対して制御信号を供給する第2の入力端子とを有し、かつ前記供給されたスイッチ信号を前記制御信号にて時分割に前記接点部に供給することにより、前記接点部夫々のオンオフ状態を表わす信号を出力する出力端子を有する配線部と、
を備えたことを特徴とする鍵盤回路。
[付記2]
前記接点部は、N種類の鍵毎に、M種類設けられており、
前記素子は、入出力用端子として3端子が設けられており、
前記素子の3端子のうち、第1の端子に、前記M種類の中から検出対象の前記接点部の種類を特定する第1の制御信号が供給され、第2の端子に、前記N個の鍵の中から検出対象の前記接点部を有する鍵を特定する第2の制御信号が供給され、第3の端子に前記接点部が接続されており、
M種類の前記第1の制御信号の状態、P種類の前記第2の制御信号の状態、及び前記第3の端子に前記素子を介して供給される{(N×M)/(M×P)}種類のスキャン信号の組み合わせにより、N×M個の前記接点部のオンオフ状態が検出される、
ことを特徴とする付記1に記載の鍵盤回路。
[付記3]
前記複数の接点部毎に設けられる前記素子は、2入力制御が可能なトランジスタである、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の鍵盤回路。
[付記4]
複数の鍵夫々に対応して設けられ、当該鍵に対する押離鍵操作に応じてオンオフ状態が変化する接点部と、前記鍵毎に設けられ、3以上の入出力用端子を有する素子と、を有し、前記各素子のいずれかひとつの入出力端子に前記接点部を接続した鍵盤回路の検出方法において、
前記素子夫々の残りの入出力用端子の一方に接続された第1の入力端子にスイッチ信号を入力し、
他方の入出力用素子に接続された第2の入力端子に制御信号を入力し、
前記入力されたスイッチ信号を前記制御信号にて時分割に前記接点部に供給することにより、前記接点部夫々のオンオフ状態を表わす信号を前記出力端子に出力する、
ことを特徴とする鍵盤回路の検出方法。
1 鍵盤装置
12 鍵
14a、14b、14c 接点部
15 鍵盤回路
71 Keyブロック
72 Keyplusブロック
KBk 制御信号
KEi スキャン用出力信号
KIj 入力信号
MLk マトリクス
Sm セレクタ
SWk スイッチ
TRk 接点用トランジスタ

Claims (4)

  1. 複数の鍵のいずれかに対応して設けられ、当該鍵に対する押離鍵操作に応じてオンオフ状態が変化する接点部と、前記接点対応して設けられ、3以上の入出力用端子を有するとともに、いずれかひとつの入出力端子に前記接点部の一端が接続された素子と、をそれぞれ有する複数の回路がマトリクス配列された回路群と、
    前記回路群のうち、第1方向に配列された複数の前記素子残りの入出力用端子の一方に対してスイッチ信号を供給する第1の入力端子をそれぞれ有する複数の第1の配線と、前記回路群のうち、第2方向に配列された複数の前記素子の前記残りの入出力用端子の他方に対して制御信号を供給する第2の入力端子をそれぞれ有する複数の第2の配線と、を備えた配線部と、
    前記複数の第1の配線を介して複数の前記素子の残りの入出力用端子の一方に対して前記スイッチ信号を出力するとともに、前記複数の第2の配線を介して複数の前記素子の残りの入出力用端子の他方に対して前記制御信号を出力することによって、前記複数の素子のオンオフを制御する駆動回路と、
    を備え、
    前記接点部が押鍵操作によってオン状態になるとき、前記接点部に対応するオン状態の前記素子に入力された前記スイッチ信号を前記接点部の他端から出力することを特徴とする鍵盤回路。
  2. 前記接点部は、N個の鍵毎に、M種類設けられており、
    前記素子は、入出力用端子として3端子が設けられており、
    前記素子の3端子のうち、第1の端子に、前記M種類の中から検出対象の前記接点部の種類を特定する前記制御信号が供給され、第2の端子に、前記N個の鍵の中から検出対象の前記接点部を有する鍵を特定する前記スイッチ信号が供給され、第3の端子に前記接点部が接続されており、
    M種類の前記制御信号の状態、P種類の前記スイッチ信号の状態、及び前記第3の端子に前記素子を介して供給される{(N×M)/(M×P)}種類のスキャン信号の組み合わせにより、N×M個の前記接点部のオンオフ状態が検出される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤回路。
  3. 前記複数の接点部毎に設けられる前記素子は、2入力制御が可能なトランジスタである、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鍵盤回路。
  4. 複数の鍵のいずれかに対応して設けられ、当該鍵に対する押離鍵操作に応じてオンオフ状態が変化する接点部と、前記接点対応して設けられ、3以上の入出力用端子を有するとともに、いずれかひとつの入出力端子に前記接点部の一端が接続された素子と、をそれぞれ有する複数の回路がマトリクス配列された回路群と、前記回路群のうち、第1方向に配列された複数の前記素子の残りの入出力用端子の一方に対してスイッチ信号を供給する第1の入力端子をそれぞれ有する複数の第1の配線と、前記回路群のうち、第2方向に配列された複数の前記素子の前記残りの入出力用端子の他方に対して制御信号を供給する第2の入力端子をそれぞれ有する複数の第2の配線と、を備えた配線部と、駆動回路と、を有する鍵盤回路の検出方法において、前記駆動回路が、
    前記複数の第1の配線を介して複数の前記素子の残りの入出力用端子の一方に対して前記スイッチ信号を出力し、
    前記複数の第2の配線を介して複数の前記素子の残りの入出力用端子の他方に対して前記制御信号を出力することによって、前記複数の素子のオンオフを制御し、
    前記接点部が押鍵操作によってオン状態になるとき、前記接点部に対応するオン状態の前記素子に入力された前記スイッチ信号を前記接点部の他端から出力する、
    ことを特徴とする鍵盤回路の検出方法。
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