JP6039257B2 - 小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法 - Google Patents

小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業者が手持ち式ハンドルを把持して移動させながらエンジン駆動の転圧板を振動させて路面を転圧する小型締固機を保管、移送する場合に使用する梱包箱において、転圧板を梱包箱内に固定するための固定用梱包材の製造方法に関する。
比較的重量のある機器を梱包する従来の段ボール使用の梱包箱として、特許文献1〜特許文献3に開示されているように、底板として木製、プラスチック製あるいは金属製のパレットを用いたものがある。しかしながら、小型締固機は、後述のようにその下端に設けられる転圧板の平面視での面積が上部構造体のそれに比較して小面積であるため、単に段ボール製の梱包箱内に小型締固機を収容しただけでは安定しない。
このため、小型締固機の梱包箱として、従来より図12の側面図および図13の正面図に示す梱包構造が採用される。図12、図13において、1は小型締固機、50は従来の梱包箱である。小型締固機1は、上部構造体2として、ハンドル3、エンジン4、燃料タンク5、およびエンジン4の回転をクランク軸(図示せず)により転圧板6の上下振動に変換する動力変換機構7とを備える。転圧板6は上部構造体2より平面視での面積が狭く構成される。このように、転圧板6は上部構造体2より狭く構成されているので、梱包箱50内での小型締固機1の安定化を図るため、段ボールでなる下部開口の梱包箱50に、底板として木製のパレット51を備え、小型締固機1を、このパレット51にプラスチック製バンド52a〜52cにより固定して梱包している。また、木製パレット51と梱包箱50との固定もプラスチック製バンド53a〜53cにより行なっている。
特開2012−30801号公報 特許第4863724号公報 特開2002−205738号公報
しかしながら、図12、図13に示した従来の梱包構造によると、木製パレット51を用いているので、梱包箱全体の重量が大になるという問題点があった。また、梱包箱50内で小型締固機1を安定に固定するためにバンド52a〜52cにより木製パレット51に小型締固機1を固定すると共に、木製パレット51をバンド53a〜53cにより梱包箱50に固定しているので、分解の際にはバンド52a〜52c,53a〜53cを切断等により外す作業が必要であり、分解に手間がかかるという問題点があった。また、梱包箱50の段ボールでなる箱の部分は再生可能な資源として用いることが可能であるが、木製パレット51は梱包箱50から分離し、廃棄物として梱包箱50と別に処理しなければならず、後処理が面倒であるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、全体重量の軽量化と、分解の容易化と、後処理の容易化が可能となる構成の小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法は、
上部が開口されたトレイ状に構成されており、底板部上に小型締固機の転圧板が載置される段ボール製の下部梱包材と、
前記下部梱包材内に嵌合して設けられており、前記転圧板の周囲に当接する部分を有して前記転圧板を固定する段ボール製の固定用梱包材と、
下部が開口されたボックス状に構成されると共に、前記下部梱包材に下部が嵌合される上部梱包材と、
前記下部梱包材と前記上部梱包材とが相互に嵌合される嵌合部であって、前記下部梱包材と前記上部梱包材とを嵌合させた際に互いに対応する箇所にそれぞれ設けられた開口部に装着されて前記下部梱包材と前記上部梱包材とを締結する役目を有する締結材とを備えた小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法であって、
前記固定用梱包材用の矩形の段ボールに、前記転圧板を挿入可能な矩形の主開口部と、その主開口部の両側に位置し、前記転圧板の前後方向に対応する前後方向の長さが前記主開口部と同じでかつ矩形をなす側部開口部とを設けておき、
前記主開口部と前記側部開口部との間の中心線を折曲部として、前記段ボールを下側に折り畳むと共に、前記側部開口部における前記前後方向に対して直角方向である左右方向についての中心線を折曲部として、前記段ボールを外側に折り畳むことにより、前記主開口部の側部に、前記転圧板の側部を当接させる3層の折り畳み部を形成し、かつ、前記主開口部の前後のコーナー部に、前記転圧板の前後の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成することを特徴とする
請求項2の小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法は、
上部が開口されたトレイ状に構成されており、底板部上に小型締固機の転圧板が載置される段ボール製の下部梱包材と、
前記下部梱包材内に嵌合して設けられており、前記転圧板の周囲に当接する部分を有して前記転圧板を固定する段ボール製の固定用梱包材と、
下部が開口されたボックス状に構成されると共に、前記下部梱包材に下部が嵌合される上部梱包材と、
前記下部梱包材と前記上部梱包材とが相互に嵌合される嵌合部であって、前記下部梱包材と前記上部梱包材とを嵌合させた際に互いに対応する箇所にそれぞれ設けられた開口部に装着されて前記下部梱包材と前記上部梱包材とを締結する役目を有する締結材とを備えた小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法であって、
前記固定用梱包材用の段ボールとして、転圧板の前、後にそれぞれ対応する矩形をなす2枚の段ボールを用い、
前記2枚の段ボールのうちの一方に、前記転圧板の前部を挿入可能な矩形の主切込み部と、その主切込み部の両側に位置し、前後方向の長さが前記主切込み部と同じでかつ矩形をなす側部切込み部とを設けておき、
前記2枚の段ボールのうちの他方に、前記転圧板の後部を挿入可能な矩形の主切込み部と、その主切込み部の両側に位置し、前後方向の長さが前記転圧板の後部を挿入可能な前記主切込み部と同じでかつ矩形をなす側部切込み部とを設けておき、
前記2枚の段ボールのそれぞれにおいて、前記主切込み部と前記側部切込み部との間の中心線を折曲部として、前記各段ボールを下側に折り畳むと共に、前記側部切込み部における前記前後方向に対して直角方向である左右方向についての中心線を折曲部として、前記各段ボールを外側に折り畳むことにより、前記各段ボールの前記主切込み部の側部に、前記転圧板の側部を当接させる3層の折り畳み部を形成すると共に、前記一方の段ボールの主切込み部のコーナー部に、前記転圧板の前の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成し、前記他方の段ボールの主切込み部のコーナー部に、前記転圧板の後の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、固定用梱包材の転圧板との当接部を段ボールの折曲げにより3層に形成したので、高い強度が持たせることができると共に、固定用梱包材の厚みを転圧板の厚みに合わせることができ、転圧板の固定が強固に行なわれる。
本発明の固定用梱包材の製造方法により製造される小型締固機の梱包箱の一例を示す側面断面図である。 本例の小型締固機の梱包箱を示す正面断面図である。 (A)は本例の下部梱包材の展開図、(B)は補強用段ボール板の平面図である。 (A)は本例の固定用梱包材の展開図、(B)はその折曲げ後の状態を示す平面図、(C)は(B)のE−E断面図である。 本例の下部梱包材と固定用梱包材と転圧板との組み合わせ構造を示す平面図である。 (A)は本例の上部梱包材の展開図、(B)はその組立構造を示す斜視図である。 (A)は本例の締結材を示す平面図、(B)は(A)のF−F断面図、(C)はこの締結材により下部梱包材と上部梱包材とを結合した状態を示す平面図である。 (A)は本発明の固定用梱包材の他のを示す展開図、(B)はその折曲げ後の状態を示す平面図、(C)は(B)のG矢視図である。 図8のの固定用梱包材と下部梱包材と転圧板との組み合わせ構造を示す平面図である。 (A)は本発明の固定用梱包材のさらに他のを示す展開図、(B)はその折曲げ後の状態を示す平面図、(C)は(B)のH矢視図である。 図10のの固定用梱包材と下部梱包材と転圧板との組み合わせ構造を示す縦断面図である。 従来の小型締固機の梱包箱を示す側面図である。 従来の小型締固機の木製パレットに対する小型締固機の固定構造を示す正面図である。
図1、図2はそれぞれ本発明の固定用梱包材の製造方法により製造される小型締固機の梱包箱の一例を示す側面断面図および正面断面図であり、図12、図13と同じ符号は同じ部品を示す。10は小型締固機1の梱包箱であり、この梱包箱10は、下部梱包材11と、転圧板6を固定する固定用梱包材12と、小型締固機1の上部を覆う上部梱包材13と、下部梱包材11と上部梱包材13とを締結する締結材14とを備える。さらに本例においては、下部梱包材11と固定用梱包材12との間に補強用段ボール板15を備える。これらの構成部材11〜15のうち、締結材14以外は段ボール製である。
図3(A)は下部梱包材11の展開図である。この下部梱包材11は、矩形をなす底板部11aの前後に、折曲部11bを介して形成される端板部11cと、これらの端板部11cに折曲部11dを介して形成される折返し部11eとを備えると共に、折返し部11eの先端には、底板部11aの前後の端に設けた溝状開口部11fに嵌めて折返し部11eを固定する突出部11gを備える。
また、底板部11aの両側には折曲部11hを介して形成される側板部11iを備え、各側板部11iの前後端にそれぞれ折曲部11jを介して形成される補強板部11kを備える。両側板部11iには、上部梱包材13を固定する締結材14を装着するための開口部11mをそれぞれ前後2か所に設ける。
この下部梱包材11は、図1、図2に示すように、側板部11iを折曲部11hで立上げ状に折曲げ、さらに側板部11iの前後端を折曲部11jでそれぞれ直角に折曲げて補強板部11kを底板部11a上に位置させる。そしてこの補強板部11kを端板部11cと折返し部11eとで挟むようにそれぞれ折曲部11b,11dで折曲げ、突出部11gを溝状開口部11fに挿着することにより、下部梱包材11を、接着剤を要することなく、上部開口の矩形をなすトレイ状に構成する。
このようにしてトレイ状に形成した下部梱包材11の底板部11a上に補強用段ボール板15を嵌め込む。この補強用段ボール板15は、他の部材11〜13に用いる段ボールよりも折曲げ強度の高い材質を用いた平板であり、一般的な材質の段ボールに比較して大きな荷重を加えても変形しにくいが、折曲げ加工は困難なものである。
固定用梱包材12は、図4(A)に示すような展開図で示す矩形に加工した段ボールから図4(B)、(C)に示すような形状に折曲げて用いる。すなわち図4(A)に示すように、矩形をなす段ボールの主板部12aには、転圧板6を挿入可能な主開口部12bを加工しておくと共に、その主開口部12bの両側に、転圧板6の前後方向に対応する前後方向の長さLが前記主開口部12bと同じ長さLでかつ矩形をなす側部開口部12gを設けておく。12cは主開口部12bと側部開口部12gとの間の折曲部となる中心線であり、この中心線12cと主開口部12bとの幅W1は、中心線12cから側部開口部12gまでの幅W1に等しい。12eは側部開口部12の左右方向(前後方向に対して直角方向)の中心線であり、折曲部となるものである。この中心線12eから前記中心線12cまでの幅W2は、中心線12eから段ボールの側部までの幅W2に等しい。
このように主開口部12b,側部開口部12gとを段ボールに設けておき、主開口部12bと側部開口部12gとの間の中心線12cを折曲部として、図4(C)に示すように、段ボールを下側に折り畳むと共に、側部開口部12gにおける中心線12eを折曲部として、段ボールを外側に折り畳む。これにより、主開口部12bの側部に、転圧板6の側部を当接させる3層の折り畳み部を形成すると共に、主開口部12bの前後のコーナー部12h、12iに、前記転圧板の前後の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成する。
すなわち、中心線12c,12eで交互に折畳んだ際に、転圧板6の前端を受けるコーナー部12hが開口部12bの前端の左右に3層の段ボールにより形成されると共に、転圧板6の後端を受けるコーナー部12iも開口部12bの後端の左右に3層の段ボールにより形成される。同様に、転圧板6の側面の当接部12jも3層の段ボールにより形成される。
図4(B)、(C)のように折畳まれた固定用梱包材12は、図5に示すように、補強用段ボール板15を嵌めた下部梱包材11内に嵌め込まれて取付けられる。そして図1、図2、図5に示すように、開口部12bに転圧板6を嵌めてこの転圧板6の前後左右の移動を規制する役目を果たす。
図6(A)は上部梱包材13の展開図、図6(B)はその組立状態を示す斜視図である。この上部梱包材13は図6(A)に示すように、段ボールにそれぞれ折曲部13e,13f,13gを介して端板部13a、側板部13b、端板部13c、側板部13dをこの順に形成しておく。また、端板部13a,13cの端には、それぞれ折曲部13q,13sを介して上板部13k,13nを形成すると共に、側板部13b,13dの端にもそれぞれ折曲部13r,13tを介して上板部13m,13pを形成しておく。また、側板部13b,13dには締結材14を装着する開口部13jを設けておき、側板部13dの端には、折曲部13hを介して接着剤による貼付け部13iを形成しておく。
この上部梱包材13は、図6(B)に示すように、折曲部13e,13f,13g,13hで直角に折曲げて貼付け部13iを端板部13aの端に接着剤により接着して箱状に構成すると共に、上板部13k,13m,13n,13pを矢印16で示すように内側に折曲げて図1、図2に示すように、上板部13k,13mを突き合わせ、これらの上板部13k,13mに対し、13n,13pを重ねて平板状にし、テープ(図示せず)等により固定する。このように上板部を複数層(本例では上板部13kまたは13mと13nと13pの3層)によって構成することにより、強度の高い上部梱包材13が得られる。
図7(A)は締結材14の平面図、図7(B)は(A)のF−F断面図である。この締結材14はプラスチック成形材でなる市販のものであり、両端面が開口されたボックス状をなす本体部14aの一方の開口面の周囲に、鍔状をなす固定の挟持片14bを形成する。本体部14a内の相互に対向する面には、可撓性を有する薄板状の取付け板14cによりほぼL字形をなす可動の挟持片14dを溶着する。固定の挟持片14bの一端には、薄板部14fを介して図7(B)の矢印17に示すように折曲げ可能にボックス状の押圧体14hを形成する。この押圧体14hは、本体部14a内に挿入可能なサイズを有し、可動の挟持片14dの被押圧部14eを押圧してこの締結材14を締結状態とするものである。14kは本体部14aの対向面に形成されて押圧体14hを案内するガイド用突起である。この押圧体14hの周囲には、本体部14aの開口部の縁に当接して押圧体14hの本体部14a内への没入を防ぐフランジ14iを備えると共に、この締結材14を締結部から外す際に指を掛ける指掛け部14jを備える。
図1、図2に示すように、下部梱包材11と上部梱包材13とを両者の底面が揃うように嵌合部20で嵌合すると、下部梱包材11の開口部11mと上部梱包材13の開口部13jの位置が一致する。この状態で図7(A)に矢印18で示すように可動の挟持片14d,14dを曲げることにより、これらの間の間隔を狭幅にしてこれらの挟持片14d,14dを本体部14aと共に開口部13j,11m内に挿入し、次に押圧体14hを本体部14a内に押し込むと、押圧体14hが可動の挟持片14dの被押圧部14eに当接してこれを図7(A)の矢印18の反対方向に回動させ、図7(C)に示すように、固定の挟持片14bと可動の挟持片14dとで下部梱包材の側板部11iと上部梱包材の側板部13bとを挟持して両者を相互に締結することができる。
反対に、指掛け部14jに指を掛けて押圧体14hを外側に引っ張れば、押圧体14hを本体部14aから引き抜き、可動の挟持片14dをフリーとすることができるので、締結材14を開口部11m,13jから引き抜くことができ、下部梱包材11と上部梱包材13とを分解することができる。
本例において、小型締固機1を保管あるいは移送するため、梱包を行なう場合は、図1、図2に示すように、下部梱包材11上に補強板15を入れ、さらに固定用梱包材12を入れる。そして小型締固機1の転圧板6を固定用梱包材12の開口部12bに入れ、上部梱包材13により小型締固機の上部を覆うと共に、上部梱包材13の下部を下部梱包材11に外嵌し、締結材14により前記手順により下部梱包材11に上部梱包材13を締結する。このとき、図1、図2に示すように、締結材14が固定用梱包材12の上面に当接して固定用梱包材12の浮き上がりを防止する。また、固定用梱包材12により転圧板6の前後左右の動きを規制する。また、小型締固機1の上動は、上部梱包材13の上板部13k,13n,13m,13pで防止される。
このように、本例においては、下部梱包材11上に転圧板6の前後左右の移動を規制する固定用梱包材12を設けると共に、下部梱包材11とこれに締結材14により締結される上部梱包材13で小型締固機1の上動を防止する構成としたので、小型締固機1を梱包箱10内で締結バンドを使用することなく固定することが可能となる。このように、締結バンドが不要となることにより、移送後の分解が容易となる。また、梱包箱10がパレットを用いることなく段ボールのみにより構成されるため、軽量化が達成され、取扱いが容易になると共に、パレットを梱包箱と別に処理する必要がなく、梱包箱10全体を再生処理することが可能となるので、後処理が容易となる。
また、本例によれば、下部梱包材11、固定用梱包材12および上部梱包材13を平板状に展開可能に構成したので、梱包箱10の分解後の占有スペースを狭くすることができ、保管、移送が容易となる。
また、本例によれば、転圧板6を固定する固定用梱包材12の近傍が小型締固機1の手押し車等による移送や積込み、積下ろし時に小型締固機1の横荷重を受けやすい部分であるが、この固定用梱包材12を介して横荷重を受ける部分を下部梱包材と上部梱包材との嵌合、締結部である強度の高い箇所としたので、段ボール製でありながら高い強度の梱包箱を実現することができる。
また、本例によれば、固定用梱包材12の転圧板6とのコーナー部12h,12i,12jを段ボールの折曲げにより3層に形成したので、高い強度が持たせることができると共に、固定用梱包材12の厚みを転圧板6の厚みに合わせることができ、転圧板6の固定が強固に行なわれる。また、締結材14を固定用梱包材12の上面に当接させて固定用梱包材12の浮き上がりを防止したので、固定用梱包材12の折曲部を接着する必要が無くなり、固定用梱包材12の組立が容易となる。
また、本例によれば、下部梱包材11の底板部11a上に折曲げ強度の高い補強用段ボール板15を設けたので、小型締固機の荷重を受けても変形しにくい梱包箱が、分厚い底板を要することなく実現可能になると共に、下部梱包材11を折曲げが容易な段ボールで構成できるので、梱包箱の製造が容易となる。
図8(A)は本発明による固定用梱包材の他のを示す展開図、図8(B)はその折曲げ後の状態を示す平面図、図8(C)は(B)のG矢視図である。図8の実施の形態の固定用梱包材はこれを後側固定用梱包材12Xと前側固定用梱包材12Yとに分割したものであり、図4、図5と同じ符号は同じ機能を発揮する部分である。12kは固定用梱包材12X,12Y間に転圧板6の後部、前部を嵌めるために設けた切込み部、12mは図4、図5における開口部12gの代わりに設けられた側部切込み部である。
矩形をなす2枚の段ボールの主板部12aには、それぞれ、転圧板6の前部、後部を挿入可能な主開口部12bを加工しておくと共に、その主開口部12bの両側に、転圧板6の前後方向に対応する前後方向の長さLが前記主開口部12bと同じ長さLでかつ矩形をなす側部開口部12gとを設けておく。12cは主開口部12bと側部開口部12gとの間の折曲部となる中心線であり、この中心線12cと主開口部12bとの幅W1は、中心線12cから側部開口部12gまでの幅W1に等しい。12eは側部開口部12の左右方向(前後方向に対して直角方向)の中心線であり、折曲部となるものである。この中心線12eから前記中心線12cまでの幅W2は、中心線12eから段ボールの側部までの幅W2に等しい。
このように主開口部12bおよび側部開口部12gとを段ボールに設けておき、主開口部12bと側部開口部12gとの間の中心線12cを折曲部として、段ボールを下側に折り畳むと共に、側部開口部12gにおける中心線12eを折曲部として、段ボールを外側に折り畳む。これにより、主開口部12bの側部に、転圧板6の側部を当接させる3層の折り畳み部を形成すると共に、主開口部12bの前後のコーナー部12h、12iに、前記転圧板の前後の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成する。
すなわち、中心線12c,12eで交互に折畳んだ際に、転圧板6の前端を受けるコーナー部12hが開口部12bの前端の左右に3層の段ボールにより形成されると共に、転圧板6の後端を受けるコーナー部12iも開口部12bの後端の左右に3層の段ボールにより形成される。同様に、転圧板6の側面の当接部12jも3層の段ボールにより形成される。
図9は図8の固定用梱包材12X,12Yにより転圧板6を固定した状態を示す平面図である。図9に示すように、転圧板6を前後の固定用梱包材12X,12Yで挟んで固定する構造とすれば、転圧板6の下部梱包材11内における固定作業が容易となる。
図10(A)は本発明による固定用梱包材の他のを示す展開図、図10(B)はその折曲げ後の状態を示す平面図、図10(C)は(B)のH矢視図である。図10の実施の形態の固定用梱包材は、図8の実施の形態と同様に後側固定用梱包材12Xと前側固定用梱包材12Yとに分割したものであり、図4、図5および図8と同じ符号は同じ機能を発揮する部分である。
図10において、12pは前部の固定用梱包材12Yに折曲部12nを介して設けた立上部、12rはこの立上部12pに折曲部12qを介して設けた折返し部、12sは折返し部12rを挿入して立上部12pおよび折返し部12rを主板部12aに固定する溝状開口部である。この固定用梱包材12Yは、図10(B)、(C)および図11の縦断面図に示すように、折曲部12nにより立上部12pを立上げ、さらに折曲部12qにより折返し部12rを斜めに折返して溝状開口部12sに挿入することにより、立上部12pを垂直にして主板部12aに固定する。
そして、図11に示すように、この立上部12pに転圧板6の前端の反り上がった前部下面を当接させることにより、転圧板6を下部梱包材11内に安定的に固定することができる。また、このような立上部12pを設ければ、固定用梱包材12Yの転圧板当接部の段ボールの層数を少なくすることができ、梱包箱の材料費を低減可能となる。なお、このような立上部12pを形成する構造は、図4、図5に示した非分割の固定用梱包材12にも適用することが可能であり、さらに、固定用梱包材12における転圧板6の後側に当接する部分にもこのような立上部12pを設けてもよい。
以上本発明を実施の形態により説明したが、本発明を実施する場合、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
1:小型締固機、2:上部構造体、3:ハンドル、4:エンジン、5:燃料タンク、6:転圧板、7:動力変換機構、10:梱包箱、11:下部梱包材、11m:開口部、12:固定用梱包材、12a:主板部、12b:主開口部、12c,12e:中心線(折曲部)、12g:側部開口部、12h,12i:コーナー部、12j:当接部、12k:主切込み部、12m:側部切込み部、12p:立上部、13:上部梱包材、13j:開口部、14:締結材、15:補強用段ボール板、20:嵌合部

Claims (2)

  1. 上部が開口されたトレイ状に構成されており、底板部上に小型締固機の転圧板が載置される段ボール製の下部梱包材と、
    前記下部梱包材内に嵌合して設けられており、前記転圧板の周囲に当接する部分を有して前記転圧板を固定する段ボール製の固定用梱包材と、
    下部が開口されたボックス状に構成されると共に、前記下部梱包材に下部が嵌合される上部梱包材と、
    前記下部梱包材と前記上部梱包材とが相互に嵌合される嵌合部であって、前記下部梱包材と前記上部梱包材とを嵌合させた際に互いに対応する箇所にそれぞれ設けられた開口部に装着されて前記下部梱包材と前記上部梱包材とを締結する役目を有する締結材とを備えた小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法であって、
    前記固定用梱包材用の矩形の段ボールに、前記転圧板を挿入可能な矩形の主開口部と、その主開口部の両側に位置し、前記転圧板の前後方向に対応する前後方向の長さが前記主開口部と同じでかつ矩形をなす側部開口部とを設けておき、
    前記主開口部と前記側部開口部との間の中心線を折曲部として、前記段ボールを下側に折り畳むと共に、前記側部開口部における前記前後方向に対して直角方向である左右方向についての中心線を折曲部として、前記段ボールを外側に折り畳むことにより、前記主開口部の側部に、前記転圧板の側部を当接させる3層の折り畳み部を形成し、かつ、前記主開口部の前後のコーナー部に、前記転圧板の前後の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成することを特徴とする小型締固機の梱包箱の固定用梱包材の製造方法
  2. 上部が開口されたトレイ状に構成されており、底板部上に小型締固機の転圧板が載置される段ボール製の下部梱包材と、
    前記下部梱包材内に嵌合して設けられており、前記転圧板の周囲に当接する部分を有して前記転圧板を固定する段ボール製の固定用梱包材と、
    下部が開口されたボックス状に構成されると共に、前記下部梱包材に下部が嵌合される上部梱包材と、
    前記下部梱包材と前記上部梱包材とが相互に嵌合される嵌合部であって、前記下部梱包材と前記上部梱包材とを嵌合させた際に互いに対応する箇所にそれぞれ設けられた開口部に装着されて前記下部梱包材と前記上部梱包材とを締結する役目を有する締結材とを備えた小型締固機の梱包箱における固定用梱包材の製造方法であって、
    前記固定用梱包材用の段ボールとして、転圧板の前、後にそれぞれ対応する矩形をなす2枚の段ボールを用い、
    前記2枚の段ボールのうちの一方に、前記転圧板の前部を挿入可能な矩形の主切込み部と、その主切込み部の両側に位置し、前後方向の長さが前記主切込み部と同じでかつ矩形をなす側部切込み部とを設けておき、
    前記2枚の段ボールのうちの他方に、前記転圧板の後部を挿入可能な矩形の主切込み部と、その主切込み部の両側に位置し、前後方向の長さが前記転圧板の後部を挿入可能な前記主切込み部と同じでかつ矩形をなす側部切込み部とを設けておき、
    前記2枚の段ボールのそれぞれにおいて、前記主切込み部と前記側部切込み部との間の中心線を折曲部として、前記各段ボールを下側に折り畳むと共に、前記側部切込み部における前記前後方向に対して直角方向である左右方向についての中心線を折曲部として、前記各段ボールを外側に折り畳むことにより、前記各段ボールの前記主切込み部の側部に、前記転圧板の側部を当接させる3層の折り畳み部を形成すると共に、前記一方の段ボールの主切込み部のコーナー部に、前記転圧板の前の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成し、前記他方の段ボールの主切込み部のコーナー部に、前記転圧板の後の隅部を当接させる3層の折り畳み部を形成することを特徴とする小型締固機の梱包箱の固定用梱包材の製造方法
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