JP2009046168A - 梱包構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】
角柱状の被梱包物を梱包、輸送、保管することができる梱包構造体を提供する。
【解決手段】
角柱状の被梱包物50を載置するパレット40と、前面板20と背面板30と側面板1と上蓋45とを備えた梱包構造体において、前記被梱包物50の側面よりも大きくなるように形成された段ボールを素材とする側面板1の両側端内側に当板5を備え、前記側面板1の両側端外側に紙製L型アングル7を貼着し、少なくとも一方の前記紙製L型アングル7の貼着片7Aと隣接するように前記側面板1に切込9を設け、手掛部10を形成し、前記手掛部10に手を掛け、歩かせ、ずらし移動できるようにした。
【選択図】図11
角柱状の被梱包物を梱包、輸送、保管することができる梱包構造体を提供する。
【解決手段】
角柱状の被梱包物50を載置するパレット40と、前面板20と背面板30と側面板1と上蓋45とを備えた梱包構造体において、前記被梱包物50の側面よりも大きくなるように形成された段ボールを素材とする側面板1の両側端内側に当板5を備え、前記側面板1の両側端外側に紙製L型アングル7を貼着し、少なくとも一方の前記紙製L型アングル7の貼着片7Aと隣接するように前記側面板1に切込9を設け、手掛部10を形成し、前記手掛部10に手を掛け、歩かせ、ずらし移動できるようにした。
【選択図】図11
Description
この発明は、電気温水器などの角柱状の大型重量物を梱包、輸送、保管する際に使用するパレット等の梱包材から成る梱包構造体に関するものである。
従来より、電気温水器など大型で角柱状の製品を梱包する際には、図12に示すように、被梱包物50を木製パレット40に金具で固定し、被梱包物50の4隅にL型アングル100を配置し、上部に上蓋45を被せた形態で梱包している。(例えば、特許文献1参照。)この形態であれば、梱包が簡単で、保管する際には、L型アングル100の強度にて段積みをすることができる。また、パレットを使用しているため、フォークリフトやハンドリフトを使用して輸送することができる。しかし、電気温水器などの製品は、一般家庭に設置することがあり、リフトなどの運搬具を使用できないことが多い。前記問題点を解決するために、図13に示すような中に空間101を設け、厚みを形成したL型アングル100を使用し、移動する際は、L型アングル100に手を掛け、歩かせ、ずらし移動(図14)しているのである。
しかしながら、空間101を設けたL型アングル100はコストが高く、被梱包物50の4隅のみを保護しているため、歩かせ、ずらし移動や運搬途中に前後側面に傷が付く恐れがある。また、L型アングル100の厚みを薄くすることで安価な仕様にすることは可能であるが、手を掛ける部分がなくなるため歩かせ、ずらし移動することができないのである。
特開2000−128221号公報
そこでこの発明は、被梱包物の前後側面を衝撃から保護でき且つ、安価に製造することができ、移動の際には手掛部を設け、歩かせ、ずらし移動ができるような梱包構造体を提供する事を課題とする。
以上の課題を解決するために、この発明は、角柱状の被梱包物を載置するパレットと、前面板と背面板と側面板と上蓋とを備えた梱包構造体において、前記被梱包物の側面よりも大きくなるように形成された段ボールを素材とする側面板の両側端内側に当板を備え、前記側面板の両側端外側に紙製L型アングルを貼着し、少なくとも一方の前記紙製L型アングルの貼着片と隣接するように前記側面板に切込を設け、手掛部を形成したのである。
このような梱包構造体であれば、被梱包物の前後側面に空間を形成することができるので外部からの衝撃から保護することができる。また、厚みの薄い紙製L型アングルであっても上に積み重ねすることが可能で、且つ、紙製L型アングルの貼着片付近に手掛部を形成しているので側面板が一般の段ボールでも破れにくい。さらに、当板により、被梱包物と側面板との間に空間を形成できるので手掛部が持ちやすい。また、紙製L型アングルの厚みを薄くできるため、安価に製造することができる。
先ず、本発明の実施形態について図1乃至図11に基づいて説明する。図1は、側面板1の展開図であり、段ボールを素材とする矩形状の側面板1は被梱包物50の側面よりも大きく形成されており、両側辺には、一対の連結片2、3、4が夫々折目A、折目B、折目Cを介して順次連設されている。このような展開図からなる側面板1を図2に示すように、連結片4を折目Cに沿って内側に折り曲げ、連結片3と重ね合わせ、前記の状態から、折目Bに沿って内側に折り曲げ、連結片4と連結片2が重なり合うようにし、前記の状態から、折目Aに沿って内側に折り曲げ、連結片3と側面板1が重なり合うようにする。このとき、図3に示すように、連結片2、3、4が重なり合って形成された部分を当板5とする。
次に、図4に示すように、紙製L型アングル7を側面板1の両側端外側に貼着させる。このとき、紙製L型アングル7の一方の片7Bは、当板5の厚みと側面板1の厚みを合計した厚みと同等にし、もう一方の貼着片7Aは、約50mm程度に設定し、貼着片7Aと隣接する側面板1に切込9を設け、手掛部10を形成する。このとき手掛部10の側端は、紙製L型アングル7の貼着片7Aと隣接されており、手掛部10を持って歩かせ、ずらし移動する際、側面板1が一般段ボール(A段)を素材としていても破れにくいのである。また、図5に示すように、当板5を被梱包物50に接触させた際、当板5の厚みにより側面板1と被梱包物50との間に空間を形成することができるため、手掛部10に手を掛けやすいのである。
図6は前面板20の展開図であり、前面板20の両端辺に一対の連結片21、22、23、24が夫々折目20A、20B、20C、20Dを介して連結されており、図7に示すように、折目20A、20B、20C、20Dに沿って連結片21、22、23、24を垂直に折り曲げることにより一対の四角筒25を形成することができる。
図8は背面板30の展開図であり、背面板30の両側辺には、一対の連結片31、32が夫々折目30A、30Bを介して連結されており、図9に示すように、連結片32を折目30Bに沿って内側に折り曲げ、連結片31と重ね合わせ、前記の状態から、折目30Aに沿って内側に折り曲げ、連結片32が背面板30と重なり合うようにすることで、一対の当板35を形成することができる。
上記のように形成された側面板1、前面板20、背面板30使用し、図10に示すように、被梱包物50をパレット40に金具にて固定し、被梱包物50の側面に側面板1を当板5が内側に向くように夫々配置し、前面には前面板20を四角筒25が内側に向くように配置し、背面には背面板30を当板35が内側に向くように配置し、上部に上蓋45を被せ、図7に示すように、縦横方向にPPバンド60を掛け固定する。このとき、図5に示すように、側面板1の両側端は被梱包物50よりも少し突出するように配置し、前方に突出した部分と前面板20の四角筒25の厚みが同等に設定され、背面に突出した部分と背面板30の当板35の厚みが同等に設定されている。
このような梱包構造体であれば、被梱包物50の前後側面に空間を形成することができ、外部からの衝撃から保護することができる。また、側面板1の両側端に貼着した紙製L型アングル7の強度により、上に段積みすることが可能である。
上記のような梱包構造体を使用した実施例として、被梱包物50の重量が100kg程度(重量が重すぎると一人で歩かせ、ずらし移動することができない。)の場合、紙製L型アングル7の厚みは3mmで上に二段積み重ねることが可能である。強度を確保するための紙製L型アングル7を薄くすることができるため、安価に製造することができるのである。
1 側面板
2、3、4 連結片
5 当板
7 紙製L型アングル
9 切込
10 手掛部
20 前面板
30 背面板
40 パレット
45 上蓋
50 被梱包物
60 PPバンド
100 空間を備えた厚みのあるL型アングル
2、3、4 連結片
5 当板
7 紙製L型アングル
9 切込
10 手掛部
20 前面板
30 背面板
40 パレット
45 上蓋
50 被梱包物
60 PPバンド
100 空間を備えた厚みのあるL型アングル
Claims (1)
- 角柱状の被梱包物を載置するパレットと、前面板と背面板と側面板と上蓋とを備えた梱包構造体において、前記被梱包物の側面よりも大きくなるように形成された段ボールを素材とする側面板の両側端内側に当板を備え、前記側面板の両側端外側に紙製L型アングルを貼着し、少なくとも一方の前記紙製L型アングルの貼着片と隣接するように前記側面板に切込を設け、手掛部を形成したことを特徴とする梱包構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007214686A JP2009046168A (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 梱包構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007214686A JP2009046168A (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 梱包構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009046168A true JP2009046168A (ja) | 2009-03-05 |
Family
ID=40498794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007214686A Pending JP2009046168A (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 梱包構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009046168A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022227835A1 (zh) * | 2021-04-26 | 2022-11-03 | 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 | 电热水器包装结构 |
-
2007
- 2007-08-21 JP JP2007214686A patent/JP2009046168A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022227835A1 (zh) * | 2021-04-26 | 2022-11-03 | 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 | 电热水器包装结构 |
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