JP6039226B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モード選択により記録材(印刷媒体)に多色画像または単色画像を形成することができるタンデム(インライン)型の画像形成装置に関する。
タンデム型のカラー複写機やカラープリンタなどの電子写真カラー画像形成装置を例にして説明する。この装置は、並設された複数の電子写真画像形成部を有する。そして、各画像形成部間において電子写真感光体(像担持体)に異なる色の現像剤像(以下、トナー像と記す)を形成し、それらのトナー像を順次に重畳転写して合成カラー画像(多色画像)を記録するもので、画像形成の高速化が容易である。
インライン方式の画像形成装置は転写方式の違いにより中間転写方式(間接転写方式)と直接転写方式とがある。中間転写方式は、並設された複数の画像形成部の感光体に形成されたトナー像を1次転写装置により一旦中間転写体に重ね合わせて順次に重畳転写して合成カラー画像する。そして、その中間転写体上の画像を2次転写装置により記録材に対して一括して2次転写する方式である。
直接転写方式は、並設された複数の画像形成部の感光体に形成されたトナー像を記録材搬送体に担持されて搬送される記録材に対して転写装置により直接に順次に重畳転写して合成カラー画像を形成する方式である。
電子写真を用いた画像形成プロセスとしては、一般的に、帯電装置により感光体の表面を帯電し、露光装置により感光体上に静電潜像を形成する。その後、現像装置により静電潜像をトナー(現像剤)にて現像して顕像化し、転写装置を介して記録材に転写を行って、定着装置により固着画像として定着し、最終的に印刷物として機外に排出する。また、転写装置によって転写されずに感光体表面に残った、いわゆる転写残トナーは、クリーニング装置によって感光体表面より除去され、次の帯電工程の処理が行われる。
感光体としては、低価格及び高生産性の利点から、光導電性物質(電荷発生物質や電荷輸送物質)として有機材料を用いた感光層(有機感光層)を支持体上に設けてなる有機感光体が普及している。有機感光体としては、高感度及び材料設計の多様性の利点から、電荷発生物質を含有する電荷発生層と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とを積層してなる積層型感光層を有する感光体が主流である。なお、感光体の輸送層の結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂や、機械的強度が高くなるポリアリレート樹脂が広く使用されている。
帯電装置としては、安価で且つオゾンレスを実現した構成として、芯金上に弾性ゴム材等で構成された帯電ローラを所定の圧力で感光体に接触させて感光体に対し従動回転させる接触帯電ローラ方式が広く用いられている。芯金に所定のバイアス印加によって放電が発生し感光体が所定の表面電位を得る。
現像装置としては、現像剤としてのトナーを含む現像剤収容室、トナーを感光体に搬送する現像ローラ、トナーに電荷を与え現像ローラ上に均一に薄層コートを行う現像剤規制部材等で構成されている。フルカラー電子写真装置用のトナーとしては、非磁性一成分トナーが一般的に用いられている。現像方式としては、安価で小型化が可能な方式として、トナーを弾性ゴム材等で構成された現像ローラ上に直接コートさせ、現像ローラを接触させて所定のバイアスを印加して現像する接触現像方式が広く使われている。
クリーニング装置としては、ウレタンゴム等の弾性ゴム材にて形成されたクリーニングブレードと、クリーニングしたトナーを収容する廃トナー容器等で構成されている。クリーニングプロセスとしては、クリーニングブレードを感光体に対し所定の圧をもってカウンターに当接し、感光体表面の転写残トナー等を物理的に掻き取ることでクリーニングを行う方法が広く用いられている。
感光体輸送層としての表面層(今後、CT層と呼称する)は、上述したように、画像形成プロセスにおいて、帯電による放電工程、現像ローラや中間転写体による摺擦、クリーニングブレードによる掻き取り等によって電気的・機械的外力が加わっている。その結果、CT層は摩耗し削れが発生する。この問題に対処するために、装置本体に削れ量を予測し削れムラやカブリ等のレベルが低下しない範囲で感光体の寿命を決定する種々の提案がされている。
また、現像装置においては、画像形成を繰り返すとトナーの流動性や帯電性等を制御する外添剤がトナー母体の表面から少なくなり、トナーの流動性、帯電性が次第に低下する(いわゆるトナー劣化現象)傾向がある。トナー劣化が進行すると現像ローラ上にトナーが融着するフィルミング等が発生し、画像上に縦スジが発生することがある。この劣化を抑制させるために、現像ローラの回転数や感光体との接触機会をできるだけ減らす等の対策を講じている。
一方、フルカラー電子写真装置においては、前記のように、各トナー色に対応する複数の感光体を並べたタンデム方式が印字速度の高速化に有利であり広く採用されている構成である。通常、フルカラー電子写真装置におけるトナーは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を用いており、各トナーを適度に重ね合わせることで自在に色を再現することが可能になる。
タンデム方式においては、上記説明した感光体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置を各色毎に各ユニットとして中間転写体上に並べる方式(今後、各色の画像形成部をステーションと呼称する)がよく使われている。画像形成プロセスとしては、それぞれのユニットにて感光体上に現像されたトナーを各ユニット部にて中間転写体上に重ねて一次転写し、紙などの印刷媒体上に一括して二次転写を行っている。
また、感光体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置等の寿命の近い部材を一体化したカートリッジ方式がある。本方式により、トナーなし等でカートリッジが寿命を迎えた時にはカートリッジ交換を行うだけで、一度に寿命の近いパーツも交換することになるので、画像レベルが維持されるだけでなくメンテナンスフリーを実現できるのである。そこで、フルカラー画像形成装置においては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーが入ったカートリッジを各ステーション部に設置しているものが広く普及している。
また、フルカラー電子写真装置においては、一般的にモノカラー(黒色)のみの印字(単色画像形成モード:以降、モノカラーモードと呼称する)を行うことも可能である。モノカラーモードにおいては、黒色以外の他色の感光体や現像装置を使用しないことが他色のこれらの寿命を進行させないので理想的である。しかしながら、駆動装置等の複雑化に伴う装置の大型化やコストアップを招くことから、モノカラーモードにおいて他色の現像は行わないものの感光体は全色回している場合もある(特許文献1)。
特開平6−175453号公報
このような、モノカラーモードにおいても、画像形成を行わない感光体を回転させるような画像形成装置では、画像形成を行わないにも関わらず、感光体の削れが発生してしまう。感光体の削れた粉(以降、削れ粉と呼称する)は、クリーニング装置のクリーニングブレードと感光体とのくさび形の領域に蓄積していく。モノカラーモードを続けていくと、当該領域には削れ粉やその他の微粒子が大量に蓄積していく現象が発生する。
蓄積した削れ粉等の微粒子は、クリーニングブレード先端に歪みが一気にかかるような状況等において、クリーニングブレードから一度にすり抜けることがある。歪みが一気にかかるような状況とは、例えば感光体が停止した状態から、感光体の駆動を開始するような状況である。すり抜けた微粒子は帯電ローラに付着し、横スジ状の帯電ローラの汚れを引き起こすことになる。
このように感光体の削れ粉等の微粒子で帯電ローラが汚れると、帯電ローラによる感光体ドラムの帯電が不均一となる。よって他色の画像形成ステーションでは、モノカラーモードで多くの画像形成を行った後、フルカラーモードで画像を出力した際に、帯電ローラ周期の横白スジが発生してしまうことがあった。
本発明は上記課題を解決するものであり、感光体の削れ粉等の微粒子による帯電ローラの横スジ状の汚れを抑制し、帯電ローラ周期の横白スジが発生を抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
現像剤像の転写を受ける中間転写体と、
前記中間転写体の移動方向に沿って配設された複数の画像形成部であって、それぞれ、回転可能な像担持体と前記像担持体に接触し前記像担持体の表面を一様に帯電するための回転可能な帯電ローラと、前記像担持体に形成される静電潜像を反転現像により現像剤像に現像する現像手段を有する複数の画像形成部と、を有する画像形成部と、
前記複数の画像形成部のそれぞれの像担持体に対応して配設された複数の第1の転写手段であって、前記像担持体に形成された現像剤像を前記中間転写体に転写させる前記複数の第1の転写手段と、
前記複数の画像形成部のそれぞれの像担持体に対応して配設された複数のクリーニング手段であって、クリーニングブレードを備え、前記像担持体から前記中間転写体へ現像剤像を転写した後に前記像担持体に残留する現像剤を除去清掃する前記複数のクリーニング手段と、
前記中間転写体に転写された前記現像剤像を記録材に対して転写する第2の転写手段と、
前記複数の画像形成部の画像形成動作により前記中間転写体に対して複数色の現像剤像を重ね合わせた多色の画像形成を行う多色画像形成モードと、前記複数の画像形成部のうちの1つの画像形成部の画像形成動作により前記中間転写体に対して単色の現像剤像の画像形成を行う単色画像形成モードと、をモード選択により実行する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記単色画像形成モードにおける単色画像形成後の非画像形成時に、画像形成に関与していない画像形成部において像担持体に現像剤像を形成し、前記第1の転写手段に対して前記多色画像形成モードの実行時に印加するバイアスよりも強いバイアスであって前記現像剤像の現像剤を正規の帯電極性とは逆極性に帯電させるバイアスを印加し、逆極性に帯電した現像剤を前記クリーニング手段に搬送するシーケンスを実行することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、感光体の削れ粉等の微粒子による帯電ローラの横スジ状の汚れを抑制し、帯電ローラ周期の横白スジが発生を抑制することができる。
実施例1における画像形成装置(中間転写方式)の概略構成図 1つの画像形成部の拡大図 制御系統のブロック図 2次転写ローラ部分の拡大図 フルカラーモード(多色画像形成モード)時の装置動作の制御タイミングチャート モノカラーモード(単色画像形成モード)時の装置動作の制御タイミングチャート 逆転写シーケンスの装置動作の制御タイミングチャート 実施例2における画像形成装置(直接転写方式)の概略構成図 ドラムとクリーニングブレードとの当接部の拡大図。(a)は、微粒子が当接部に蓄積している状態を表す図である。(b)は、蓄積した微粒子が、クリーニングブレードからすり抜けた状態を表す図である。 ドラムとクリーニングブレードとの当接部の拡大図。(a)は、ドラムとクリーニングブレードとの当接部の近傍にトナーが運ばれてきた図である。(b)は、運ばれてきたトナーが正極性に帯電されたトナーの場合である。(c)は、負極性に帯電されたトナーTの場合である。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施例に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
(1)画像形成装置例の全体構成
図1は本実施例における画像形成装置Aの概略構成図である。図2は図1における1つの画像形成部の拡大図、図3は制御系統のブロック図である。この装置Aは、中間転写方式でインライン方式の電子写真カラーレーザービームプリンタである。ホスト装置D(図3)から装置Aの制御回路部(制御手段)Bに入力する電気的画像情報に基づいて記録材Pに多色の画像形成を行う多色画像形成モードと、単色の画像形成を行う単色画像形成モードとをモード選択により実行することが出来る。
記録材Pはトナー像を形成することができる記録メディア(印刷媒体)であり、普通紙、光沢紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のシート状物である。
ホスト装置Dは画像読み取り装置(イメージリーダー)、パソコン(PC)、ネットワーク上の端末、相手方ファクシミリ、ワードプロセッサ等であり、インターフェイス部を介して制御回路部Bに接続されている。制御回路部Bは、表示器などを含む操作部(コントロールパネル)Cやホスト装置Dとの間で各種の電気的な情報の授受をする。そして、制御回路部Bは装置A内の各機器の動作を監視及び制御し、装置Aのプリント動作(画像形成動作)を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。
装置Aには、像担持体間で異なる色の現像剤像が形成される複数の画像形成部が並設されている。本実施例においては、図面上、右側から左側に水平方向に順に第1乃至第4の4つの画像形成部(以下、ステーションと記す)S(Sy、Sm、Sc、Sk)が並設されており、並列処理により各色の現像剤像を形成する。各ステーションSはそれぞれの現像装置に収容させた現像剤(以下、トナーと記す)の色がイエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、ブラック(K)色と異なるだけで互いに同様の構成の電子写真画像形成機構である。
ここで、各ステーションSの構成及び動作は共通である部分が多い。従って、以下の説明において、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを示すために符号に与えた添え字y(イエロー)、m(マゼンタ)、c(シアン)、k(ブラック)は省略して総括的に説明する。
各ステーションSは、それぞれ異なる色のトナー像、本実施例では、Y色、M色、C色、K色のトナー像が形成される回転可能な像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)1を有する。本実施例におけるドラム1はドラム基体の外周面に電荷発生物質を含有する電荷発生層と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層(表面層:CT層)を積層してなるマイナス帯電性の積層型感光層を有する。
各ステーションSのドラム1は制御回路部Bにより制御される駆動手段M(メインモータ:図3)がONされることにより全てのドラム1が矢印の時計方向に所定の速度、本実施例では100mm/secの速度で回転駆動(ON)される。モータMがOFFとなることで全てのドラム1の回転が停止(OFF)となる。
ドラム1の周囲には、ドラム1に作用する画像形成プロセス手段としての、帯電手段2、画像露光装置3、現像手段4、1次転写手段(第1の転写手段)5、ドラムクリーニング手段6が配設されている。
帯電手段2はドラム1の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する手段である。本実施例においては帯電ローラである。帯電ローラ2(2y、2m、2c、2k)は芯金上に導電性ゴム層を設けた導電性ローラであり、ドラム1に平行にして所定の圧力で接触させて配設されており、ドラム1の回転に従動して回転する。
各ステーションSの帯電ローラ2には芯金に対して制御回路部Bで制御される共有の帯電バイアス印加手段としての帯電バイアス電源E2から所定のタイミングで所定の帯電バイアスが印加される。電源E2がONであれば各ステーションSの全ての帯電ローラ2にマイナス極性で所定電位の帯電バイアスが印加される。これにより帯電ローラ2とドラム1との間で放電が発生して各ステーションSの全ての回転するドラム1の周面がマイナス極性の所定電位(暗電位)VDに一様に帯電される。
画像露光手段3は帯電処理されたドラム1の表面を画像情報に応じて変調された光で走査露光する手段である。本例においては制御回路部Bにより制御されるレーザースキャナである。スキャナ3はホスト装置Dから制御回路部Bに入力した画像情報(電気デジタル画像信号)に応じて変調されたレーザービームLを出力してドラム1の帯電処理面を走査露光する。そうすると、ドラム表面の露光部の電位が明電位DLに減衰して、暗電位VDとの静電コントラストによりドラム面に画像露光に対応した静電潜像が形成される。
現像手段4はドラム1の表面に形成された静電潜像(静電像)を正規の帯電極性に帯電された現像剤(トナー)によって現像剤像(トナー像)として顕像化する手段である。本実施例においては、現像剤として非磁性一成分ネガトナー(マイナス帯電性トナー)を用いた接触現像方式の反転現像装置である。トナーの正規の帯電極性とは、静電潜像を現像するために用いられる現像剤の帯電極性であり本実施例では負極性(マイナス)である。
この現像装置4は、トナーを担持してドラム1に接触する現像剤担持部材としての現像ローラ4a、トナーに電荷を与え現像ローラ4aにトナーを均一な薄層としてコートする現像剤規制部材4b、トナーを収容した現像剤収容室(ホッパー部)4c等を有する。
現像ローラ4aは弾性ゴム材等で構成され、回転駆動されて周面にトナーが薄層としてコートされる。その現像ローラ4aをドラム1に接触させ、制御回路部Bにより制御される現像バイアス電源E4から所定のタイミングで所定の現像バイアスが印加される。これにより、ドラム1の明部電位DLの部分にトナーが付着して静電潜像がトナー像として反転現像される。
第1のステーションSyの現像装置4yにはY色トナーが収容されており、ドラム1yにはY色トナー像が形成される。第2のステーションSmの現像装置4mにはM色トナーが収容されており、ドラム1mにはM色トナー像が形成される。第3のステーションScの現像装置4cにはC色トナーが収容されており、ドラム1cにはC色トナー像が形成される。第4のステーションSkの現像装置4kにはK色のトナーが収容されており、ドラム1kにはK色トナー像が形成される。
1次転写手段5は本実施例においては1次転写ローラ(導電性のローラ)であり、後述する中間転写ユニット8の中間転写ベルト9を介してドラム1の下面に対応して配置されている。そして、ベルト9をドラム1の下面に接触させて1次転写ニップ部N1を形成している。各1次転写ローラ5には制御回路部Bにより制御される各対応の複数の転写バイアス印加手段である1次転写バイアス電源E5(E5y、E5m、E5c、E5k)から所定のタイミングで所定の1次転写バイアスが印加される。これにより、ドラム1上のトナー像がベルト9の面に1次転写される。
1次転写バイアス電源E5は後述するモノカラーモードにおいて、1次転写ローラ5に対する印加バイアスをベルト9上の2次転写残トナーをドラム1に回収させないようにするための非回収バイアスに切り替えることも出来る電源である。
クリーニング手段6はブレードクリーニング装置であり、ドラム1上の1次転写残トナー等をクリーニングブレード6aで除去清掃するものである。ブレード6aは、70gf/cmの当接圧でドラム1にカウンター当接している。また、ブレード6aの先端部は、対ドラムとの接触部における接線に対し30°の角度で、かつ1mm程度ドラム1に侵入させている。ドラム1上の1次転写残トナー等はブレード6aの先端部で掻き取られて廃トナー容器6bに収容される。
ここで、本実施例の装置Aは各ステーションSにおけるドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング装置6を一括して装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ7(7y、7m、7c、7k)としている。本実施例のカートリッジ7はドラム1、帯電ローラ2、クリーニング装置6を共通の枠体に組み付けてドラムユニットとし、このドラムユニットに対して現像装置4を支軸7aを中心に揺動可能な現像ユニットとして組み付けてある。
カートリッジ7は装置本体の装着部に装着された状態において、ドラムユニットが装置本体側の押さえ機構(不図示)により装置本体に対して位置決め固定される。現像装置4には装置本体側のカム機構等のシフト機構22(図3)が対応する。シフト機構は制御回路部Bにより制御され、個々のステーションSの現像装置4に対して選択的に非作用状態と作用状態とに転換される。
シフト機構22が非作用状態に転換されているときは、現像装置4は付勢バネ(不図示)により軸7aを中心にドラムユニットに向って回動されて現像ローラ4aが所定の押圧力でドラム1に対して当接した現像位置にシフトして保持される(図2の実線示)。現像ローラ4aは現像装置4が現像位置にシフトしている状態において回転駆動され、また現像バイアスの印加がなされる。
また、シフト機構が作用位置に転換されているときは、現像装置4は付勢バネに抗して軸7aを中心にドラムユニットから逃げ回動されて現像ローラ4aがドラム1から離間した状態の非現像位置にシフトして保持される(図2の2点鎖線示)。現像ローラ4aは現像装置4が非現像位置にシフトしている状態においては回転が停止され、また現像バイアスの印加はなされない。
第1乃至第4の4つのステーションSy、Sm、Sc、Skの下方部には中間転写ユニット8が配設されている。ユニット8は循環して移動して各ステーションSからトナー像の転写を受ける中間転写体としての可撓性を有するエンドレスの中間転写ベルト(無端ベルト状のフィルム)9を有する。本実施例におけるベルト9の体積抵抗は、23℃/50%環境において、3×1010Ωcm程度である。
ベルト9は複数の支持部材(ベルト張架部材)としての、駆動ローラ10とこれに並行に配設された対向ローラ11との2本のローラ間に懸回張設されている。駆動ローラ10は第1のステーションSyの側に配設されている。対向ローラ11は第4のステーションSkの側に配設されている。駆動ローラ10と対向ローラ11との間の上行側のベルト部分は第1乃至第4のステーションSy、Sm、Sc、Skにわたっている。
駆動ローラ10はモータMの駆動力が伝達されるベルト駆動部(不図示)で矢印の反時計方向に駆動される。駆動ローラ10が駆動されることでベルト9が矢印の反時計方向に回転する。ベルト9はドラム1の速度と同じ100mm/secの速度でドラム1の回転に順方向に回転するようにされている。対向ローラ11はベルト9の回転に従動して回転する。各ステーションSの1次転写ローラ5はベルト9の内側に配設されており、ベルト9を挟んでドラム1の下面に当接している。ベルト9とドラム1との接触部が1次転写ニップ部N1である。1次転写ローラ5はベルト9の回転に従動して回転する。
本実施例において第1乃至第4の4つのステーションSy、Sm、Sc、Skで第1のステーションSyがベルト9の移動方向に関して最上流側であり、第4のステーションSkが最下流側である。
駆動ローラ10のベルト懸回部には2次転写手段としての2次転写ローラ(第2の転写手段)12が配設されている。このローラ12は表層部が弾性材料で形成された導電性ローラである。ローラ12は、制御回路部Bで制御されるソレノイドやカム機構等のシフト機構23(図3)により、駆動ローラ10に対してベルト9を挟んで所定の押圧力で当接した当接位置と、図4のようにベルト9から離間した非当接位置と、に位置転換される。当接位置に転換されたローラ12とベルト9との接触部が2次転写ニップ部N2である。

ローラ12は当接位置に転換されている状態においてベルト9の回転に従動して回転する。また、ローラ12には制御回路部Bで制御される2次転写バイアス電源E12から所定の制御タイミングで所定の2次転写バイアスが印加される。
また、ベルト9の移動方向に関して、2次転写ローラ12よりも下流側で複数のステーションSのうちの最上流側である第1のステーションSyの1次転写ニップ部N1yよりも上流側にベルト9に当接させてベルトクリーニングローラ13が配設されている。ローラ13はベルト9上の2次転写残トナー等をステーションSのドラム1に回収させるための前処理を施す手段である。より具体的には、ベルト9に付着しているトナーを正規の帯電極性(本実施例ではマイナス極性)とは逆極性(プラス極性)に帯電させる現像剤帯電手段である。
ローラ13はベルト9の回転に従動して回転する。また、ローラ13には、制御回路部Bで制御されるクリーニングバイアス電源E13から所定の制御タイミングで所定のクリーニングバイアスが印加される。
ユニット8の下方には記録材Pを積載して収容した記録材カセット14が装置本体に対して着脱可能に装着されている。カセット14に収容された記録材Pは、制御回路部Bで制御される記録材供給ローラ15の回転により1枚ずつ引き出されて縦方向のシートパス16に導入される。その記録材Pはタイミングローラ対17およびタイミングセンサ18により所定の制御タイミングで2次転写ニップ部N2に導入されて挟持搬送される。これにより、ベルト9の面に形成されているトナー像は記録材Pの面に順次に2次転写される。
2次転写ローラ12の上方には定着装置19が配置されている。定着装置19は内蔵ハロゲンランプヒータ(不図示)により加熱される回転可能な定着ローラ19aと、これに圧接されて定着ニップ部を形成する回転可能な加圧ローラ19bとを含むものである。記録材Pは定着装置19の定着ニップ部に導入されて挟持搬送される。これにより、記録材上の未定着のトナー像が固着像として定着される。定着装置19を出た記録材Pは画像形成物として排出ローラ対20にて排出トレイ21に排出される。
(2)多色画像形成モード(フルカラーモード)
ここでは、第1から第4のすべての色のステーションSy、Sm、Sc、Skを用いて、連続した3枚のフルカラーの出力画像を形成する場合を例にして説明する。図5はこの場合において制御回路部Bが行うフルカラーモードの画像形成動作のタイミングチャートである。横軸は時間を表している。図5はドラム1の同一領域をそろえて縦に並べた図である。
図5の(a)、(b)、(c)は、すべての色のステーションSy、Sm、Sc、Skのドラム1の回転・停止、帯電ローラ2に対する帯電バイアスの出力・停止、及びクリーニングローラ13に対するクリーニングバイアスの出力・停止、の関係を示している。
(d)、(e)、(f)、(g)は、Y色、M色、C色である第1から第3のステーションSy、Sm、Scの、現像ローラ4ay、4am、4acの当接・離間動作、1次転写バイアスの出力・停止、ドラム1の表面電位、画像露光動作、の関係を表している。
(h)、(i)、(j)、(k)は、K色である第4のステーションSkの、現像ローラ4akの当接・離間動作、1次転写バイアスの出力・停止、ドラム1kの表面電位、画像露光動作、の関係を表している。
1)制御回路部Bはホスト装置Dあるいは操作部Cからフルカラーモードのプリントリクエストを受け取ると、メインモータMを起動させて各ステーションSにおいてドラム1を回転させ始める(F11)。即ち、全てのステーションSのドラム1が回転駆動される。メインモータMが起動されることで駆動ローラ10が駆動されてベルト9も回転駆動される。
2)2次転写ローラ12が離間位置にあれば当接位置となるようにシフト機構23を制御する。帯電バイアス電源E2から帯電ローラ2に帯電バイアス−1000Vを印加してする(F12)。これにより、ドラム1の表面が暗電位VD=−500Vに一様に帯電される(F13、F13’)。
この帯電バイアスの印加とともに、1次転写バイアス電源E5から1次転写ローラ5に1次転写バイアス+300Vを印加する(F14、F14’)。また、クリーニングバイアス電源E13からクリーニングローラ13にクリーニングバイアス+1000Vを印加する(F15)。
3)次に、すべてのステーションSにける現像装置4をシフト機構22により現像位置に移動させて現像ローラ4aをドラム1に接触させる(F16、F16’)。その後、まずY色である第1のステーションSyのスキャナ3yにより画像情報に応じた露光を行い(F17)、ドラム1yの表面に静電潜像を形成する(F18)。静電潜像が形成された後のドラム1yの表面は明電位VL=−100Vとなる。
ドラム1y上に形成された静電潜像を現像ローラ4ayにより現像してY色トナー像を形成し、1次転写ニップ部N1yにおいて、1次転写ローラ5yに印加された1次転写バイアス+300Vにより、ベルト9上に1次転写する。
4)同様にして、M色である第2のステーションSmにおいてドラム1mにM色トナー像を形成して、1次転写ニップ部N1mにおいて、ベルト9上に既に転写されているY色トナー像に重ね合わせて転写する。また、C色である第3のステーションScにおいてドラム1cにC色トナー像を形成して、1次転写ニップ部N1cにおいて、ベルト9上に既に転写されているY色+M色トナー像に重ね合わせて転写する。
最後に、K色である第4のステーションSkにおいてドラム1kにK色トナー像を形成して、1次転写ニップ部N1kにおいて、ベルト9上に既に転写されているY色+M色+C色トナー像に重ね合わせて転写する。
各ステーションSにおいて、ベルト9に対する1次転写後のドラム1上に残留する1次転写残トナーは、クリーニング装置6のクリーニングブレード6aによりドラム面から掻き落とされて廃トナー容器6bに貯留される。
かくして、移動するベルト9上にY色+M色+C色+K色の4色重ね合わせフルカラーの未定着トナー像が合成形成される。ここで、本実施例の装置Aにおいては、ベルト9に対して順次重ね合わせて1次転写する単色トナー像の色順をY色、M色、C色、K色の色順構成としているが、この限りではない。また、2色または3色、もしくは5色以上のステーションを設けた装置構成にすることも出来る。
5)一方、所定の制御タイミングで記録材供給ローラ15を駆動してカセット14から記録材Pを繰り出し、タイミングローラ対17へ供給する。このとき記録材Pはローラ対17の出口側にあるタイミングセンサ18によって検出され、その検出によりローラ対17は一旦停止し、記録材Pはその位置で待機する。
そして、ベルト9上のトナー像がベルト9の回転により2次転写ニップ部N2へ到来するタイミングで、ローラ対17の回転を再開始して記録材Pをニップ部N2へ送り込む。また、2次転写ローラ12に対して2次転写バイアス電源E12から所定の制御タイミングで所定の2次転写バイアスを印加する。かくして、記録材Pがニップ部N2を挟持搬送されていくことでベルト9側のフルカラートナー像が記録材P上に順次に2次転写される。
6)ニップ部N2を出た記録材Pはベルト9から分離されて定着装置19の定着ニップ部に導入されて挟持搬送される。これにより、記録材上の未定着のトナー像が固着像として定着される。定着装置19を出た記録材Pはフルカラー画像形成物として排出ローラ対20にて排出トレイ21に排出される。
7)1枚目の画像形成動作が終了したY色である第1のステーションSyでは、スキャナ3yにより2枚目の画像情報に応じた露光を行い(F19)、静電潜像が形成される(F20)。その後、静電潜像を現像装置4yにて現像してY色トナー像を形成し、1次転写ローラ5yにてベルト9上に1次転写する。このとき、ベルト9上の2次転写残トナー等は、クリーニングローラ13にクリーニングバイアス+1000Vが印加されており、プラス極性に帯電されている。
よって、2枚目のY色トナー像を1次転写すると同時に1枚目の画像形成時におけるベルト9上の2次転写残トナーが、ドラム1yに回収される。回収された2次転写残トナーは、クリーニング装置6yに回収される。
同様にして、M色、C色、K色の各ステーションSm、Sc、Skでは、それぞれの色に対応するトナー像が形成され、それらがベルト9に対して順次に重畳されて1次転写される。かくして、ベルト9上に2枚目のフルカラートナー像が形成されて、引き続くベルト9の回動によりニップ部N2に至り、2枚目の記録材Pに対して2次転写される。そして1枚目の記録材Pと同様に、定着装置19に導入されて排出トレ21に排出される。
8)このような動作を繰り返すことにより、3枚目のフルカラーの出力画像も形成されていく。最後の3枚目のフルカラートナー像が1次転写された後の各ステーションSでは、画像形成時と同様の帯電バイアス(F21)と1次転写バイアスが印加されたまま(F22、F22’)となる。そして、すべての現像ローラ4aをドラム1から離間させた上(F23、F23’)で、最後の3枚目のフルカラートナー像の2次転写残トナーの回収を行い、すべてのバイアスをオフにする(F24、F25、F26、F27)。
その後、メインモータMをOFFにする。これにより、すべてのドラム1およびベルト9の回転が停止され(F28)、画像形成装置Aは、次のプリントリクエストに備えることになる。
(3)単色画像形成モード(モノカラーモード)
単色画像形成モードは第1から第4のステーションSy、Sm、Sc、Skのうちの1つのみを用いて画像形成を行うモードである。ここでは、K色である第4のステーションSkのみを用いて、連続した3枚のブラックの出力画像を形成する場合を例にして説明する。図6はこの場合において制御回路部Bが行うモノカラーモードの画像形成動作のタイミングチャートである。横軸は時間を表している。図6はドラム1の同一領域をそろえて縦に並べた図である。
図6の(a)、(b)、(c)は、すべての色のステーションSy、Sm、Sc、Skのドラム1の回転・停止、帯電ローラ2に対する帯電バイアスの出力・停止、およびクリーニングローラ13に対するクリーニングバイアスの出力・停止、の関係を示している。

(d)、(e)、(f)、(g)は、Y色、M色、C色である第1から第3のステーションSy、Sm、Scの現像ローラ4ay、4am、4acの当接・離間動作、1次転写バイアスの出力・停止、ドラム1の表面電位、画像露光動作、の関係を表している。
(h)、(i)、(j)、(k)は、K色である第4のステーションSkの、現像ローラ4akの当接・離間動作、1次転写バイアスの出力・停止、ドラム1kの表面電位、画像露光動作、の関係を表している。
1)まず、制御回路部Bはホスト装置Dあるいは操作部Cからモノカラーモードのプリントリクエストを受け取ると、メインモータMを起動させて各ステーションSにおいてドラム1を回転させ始める(F31)。即ち、全てのステーションSのドラム1が回転駆動される。メインモータMが起動されることで駆動ローラ10が駆動されてベルト9も回転駆動される。また、2次転写ローラ12が離間位置にあれば当接位置となるようにシフト機構23を制御する。
2)帯電バイアス電源E2から帯電ローラ2に帯電バイアス−1000Vを印加する(F32)。これにより、ドラム1の表面を暗電位VD=−500Vに一様に帯電させる(F33、F33’)。
この帯電バイアスの印加とともに、第1から第3のステーションSy、Sm、Scの1次転写ローラ5y、5m、5cに非回収バイアス−600Vを印加する(F34)。第4のステーションSkの1次転写ローラ5kには1次転写バイアス+300Vを印加する(F35)。この1次転写バイアスの印加とともに、クリーニングバイアス電源E13からクリーニングローラ13にクリーニングバイアス+1000Vを印加する(F36)。
3)次に、K色である第4のステーションSkのみ、現像装置4kをシフト機構22により現像位置に移動させて現像ローラ4akをドラム1kに接触させる(F37)。このとき他のY色、M色、C色である第1から第3のステーションSy、Sm、Scの現像装置4y、4m、4cは非現像位置に保持させて、現像ローラ4ay、4am、4acをドラム1y、1m、1cに接触させない(F38)。
K色である第4のステーションSkの現像ローラ4akをドラム1kに接触させたら、画像形成に寄与していない他色のステーションSy、Sm、Scでは、スキャナ3y、3m、3cにより、全面露光が行われる(F39)。ここで全面露光とは、ベタ画像に相当する露光のことである。つまりこの全面露光により他色のステーションSy、Sm、Scでは、ドラム1y、1m、1cの表面が−100V程度に除電される。
この全面露光と非回収バイアスにより、クリーニングローラ13にてプラス極性に帯電された2次転写残トナーは、K色のステーションSk以外の他色のステーションSy、Sm、Scでほとんど回収されること無い。結果、K色のステーションSkでベルト9上の2次転写残トナーを回収することが出来る。
4)その後、K色のステーションSkでは、スキャナ3kにより画像情報に応じた露光を行い(F40)、ドラム1kの表面に静電潜像を形成する(F41)。ドラム1k上に形成された静電潜像を現像ローラ4akにより現像してK色のトナー像を形成し、1次転写ローラ5kに1次転写バイアス+300Vを印加して、1次転写ニップ部N1kにおいてベルト9上に1次転写する。ベルト9に対する1次転写後のドラム1k上に残留する1次転写残トナーは、クリーニング装置6kのクリーニングブレード6aによりドラム面から掻き落とされて廃トナー容器6bに貯留される。
かくして、ベルト9上に形成されたK色トナー像は、ベルト9の回動により2次転写ニップ部N2へ向け移動する。また、ニップ部N2に送られてくるK色トナー像に合わせてニップ部N2に向けて記録材Pの供給が開始される。また、2次転写ローラ12に対して2次転写バイアス電源E12から所定の制御タイミングで所定の2次転写バイアスを印加する。かくして、記録材Pがニップ部N2を挟持搬送されていくことでベルト9側のK色トナー像が記録材P上に順次に2次転写される。
5)ニップ部N2を出た記録材Pはベルト9から分離されて定着装置19の定着ニップ部に導入されて挟持搬送される。これにより、記録材上の未定着のトナー像が固着像として定着される。定着装置19を出た記録材Pはモノカラー画像形成物として排出ローラ対20にて排出トレイ21に排出される。
6)続いて、K色のステーションSkで2枚目のブラックの画像形成を行うための動作に移行していく。K色のステーションSkでは、スキャナ3kにより2枚目の画像情報に応じた露光を行い(F51)、ドラム1kの表面に静電潜像を形成して(F52)、現像ローラ4akによりK色トナー像を形成する。そして、1次転写ローラ5kに印加された1次転写バイアス+300Vにより、1次転写ニップ部N1kにおいてベルト9上に1次転写する。
ここで、ドラム1k上のK色トナー像がニップ部N1kにおいてベルト9に転写されるのと同時に、ベルト9上のプラス極性に帯電された1枚目の画像形成時の2次転写残トナーは、ドラム1kに回収される。
7)かくして、ベルト9上に形成された2枚目のK色トナー像は、ベルト9の回動により2次転写ニップ部N2へ向けて移動し、記録材Pに2次転写される。2次転写された記録材Pは、定着装置19に通され、排出トレイ21に排出される。
このような動作を繰り返すことにより、3枚目のブラックの出力画像も形成されていく。最後の3枚目のK色トナー像が1次転写された後の他色のステーションSy、Sm、Scでは、全面露光と、非回収バイアス及び画像形成時の帯電バイアスが印加されたままとなる(F57、F58、F59)。またK色のステーションSkでも、画像形成時の帯電バイアスと1次転写バイアスが印加されたままとなる(F59、F60)。
そして、K色のステーションSkにおける現像装置4kを非現像位置に移動させて現像ローラ4akをドラム1kから離間(F61)させる。その後に、最後である3枚目のK色トナー像の画像形成時におけるベルト9上の2次転写残トナーをK色のステーションSkにて回収する。その後、全面露光とすべてのバイアスをオフにする(F62、F63、F64、F65、F66)。その後、メインモータMをOFFにする。これにより、すべてのドラム1およびベルト9の回転が停止され(F67)、画像形成装置Aは、次のプリントリクエストに備えることになる。
(4)帯電ローラ周期横白スジの発生メカニズム
まず、本実施例において発生する帯電ローラ周期横白スジについて説明する。図9は、ドラム1とクリーニングブレード6aとの当接部の拡大図である。
前述したようにモノカラーモードにおいても、全てのステーションSのドラム1が回転駆動される。そのため、画像形成を行わないSm、Sy、Scのステーションのドラム1はクリーニングブレード6a等の当接物との摺擦により削れが発生する。
感光体の削れた粉(以降、削れ粉と呼称する)は、クリーニング装置のクリーニングブレードと感光体とのくさび形の領域30に蓄積していく。モノカラーモードを続けていくと、当該領域30には削れ粉やその他の微粒子Gが大量に蓄積していく現象が発生する(図9(a)参照)。
蓄積した削れ粉等の微粒子Gは、クリーニングブレード先端に歪みが一気にかかるような状況等において、クリーニングブレードから一度にすり抜けることがある(図9(b)参照)。
歪みが一気にかかるような状況とは、例えば感光体が停止した状態から、感光体の駆動を開始するような状況である。すり抜けた微粒子は帯電ローラに付着し、横スジ状の帯電ローラの汚れを引き起こすことになる。尚、これらの微粒子Gはマイナス極性のバイアスが印加される帯電ローラに付着することからポジ系の帯電系列を持つと考えられる。
このように感光体の削れ粉等の微粒子G(以降、ポジ系微粒子と呼称する)で帯電ローラが汚れると、帯電ローラによる感光体ドラムの帯電が不均一となる。よって黒以外の他色の画像形成ステーションでは、モノカラーモードで多くの画像形成を行った後、フルカラーモードで画像を出力した際に、帯電ローラ周期の横白スジが発生してしまうことがあった。
本実施例では、帯電装置に帯電バイアスを印加する帯電バイアス電源を共通化し、4つの画像形成ステーションでひとつの帯電バイアス電源を用いている。その場合には、モノカラーモードでの画像形成中も、すべての画像形成ステーションで帯電バイアスが印加されている。このように電源を共通化することにより装置の小型化をすることができる。
また、本実施例では、2次転写後に中間転写体表面に残留する2次転写残トナーを除去するために現像剤を帯電するクリーニングローラ13(現像剤帯電手段)が設けられている。クリーニングローラ13では、2次転写残トナーを正規の帯電極性とは逆の極性に帯電させる。その後、感光体の表面のトナー像が中間転写体に1次転写されるのと同時に、逆極性に帯電した2次転写残トナーを感光体に戻し、感光体のクリーニング装置により回収させている。
このような、帯電バイアス電源が共通化されており、2次転写残トナーを感光体に戻して感光体クリーニング装置により回収を行うような装置では、特にドラム1の削れが多くなる傾向がある。以下にその理由を説明する。
モノカラーモード中は、ブラックの画像形成しか行われていないため、現像剤帯電手段を用いた2次転写残トナーの回収は、ブラックの画像形成ステーションのみで行われる。これは、他色の画像形成ステーションでも2次転写残トナーの回収を行うと、ブラックのみで画像形成を行っているにも関わらず、他色の画像形成ステーションのクリーニング装置に廃トナーが溜まることになるためである。
特に、プロセスカートリッジを備えている場合、モノカラーモードでブラックトナーばかりを消費しているにも関わらず、他色のプロセスカートリッジ(例えば、イエロープロセスカートリッジ)を交換しなければいけなくなる等の事態が生じてしまう。
このためモノカラーモード中の他色の画像形成ステーションでは、2次転写残トナーを回収しないように、1次転写バイアスとして、通常の画像形成時とは逆極性の1次転写バイアスを印加している。例えばマイナス極性トナーを用いて、反転現像を行う画像形成装置においては、通常の画像形成時にはプラスバイアスを印加する。そしてモノカラーモード時には、2次転写残トナーを回収しないために、マイナスバイアスを印加する。これは現像剤帯電手段において、2次転写残トナーがプラス極性に帯電されるためである。
それに加えてモノカラーモード中の他色の画像形成ステーションでは、感光体ドラム表面は画像露光装置により全面露光が行われ、感光体ドラム表面を除電し、弱マイナス極性とさせている。ここで全面露光とは、ベタ画像に相当する露光のことである。
これは先ほど述べたように、画像形成装置に帯電バイアス電源がひとつしかない場合には、モノカラーモード中でも他色の画像形成ステーションでは、感光体ドラム表面がマイナス極性に帯電されてしまっているためである。全面露光を行い、感光体ドラム表面を弱マイナス極性とすることで、プラス極性の2次転写残トナーを出来るだけ回収しないようにしている。
このように逆極性の1次転写バイアスと全面露光を行うことにより、モノカラーモード中の他色の画像形成ステーションに2次転写残トナーを殆ど回収させることなく、ブラックの画像形成ステーションで2次転写残トナーを回収させることができる。
しかしながら、このようなシステムにおいては、モノカラーモード中の他色の画像形成ステーションでは、帯電バイアスが印加され続け、かつ全面露光もされている為、常に帯電装置による放電が繰り返されている。よってその放電より感光体は削れていってしまう。しかも2次転写残トナー等の回収も行われないため、クリーニング装置には、感光体の削れた粉(以降、削れ粉と呼称する)が大量に蓄積していくのである。
(5)帯電ローラ周期横白スジの抑制手段
次に、本実施例の特徴である帯電ローラ周期横白スジを抑制する手段について説明する。前述したように、モノカラーモードで印字を多数行った場合、画像形成に寄与していないステーションのクリーニングブレード先端部に削れ粉主体のポジ系微粒子が蓄積する。本発明の特徴としては、このポジ系微粒子が多く蓄積する前にクリーニングブレード6aの先端部にトナーを確実に送り込み、ポジ系微粒子をすり抜けさせることである。以下、この方法について詳細に説明する。
まず、本発明者はブレード6aに蓄積したポジ系微粒子の吐き出し効率とブレード6aに送り込むトナーの特性について検討した。本検討においては、べた画像を印字して1次転写バイアスを印加した後、ブレード6aの先端部にて画像がクリーニングされたところでドラム1の駆動を停止しブレード6aと帯電ローラ2との間のドラム上を観察した。この観察においては、ブレード6aの先端部からポジ系微粒子が吐き出されているかを確認した。
この実験においては、モノカラーモードにて、使用開始からドラム1のCT層膜厚が0.8μm程度削れて薄くなった状態(以降、削れて膜厚が減った量を削れ量と呼称する)のドラム1を用いた。このようなドラム1を使用することで、ブレード6aの先端部に削れ粉を含むポジ系微粒子が十分蓄積している条件とした。
尚、ドラム1のCT層の膜厚は、膜厚測定器(Fischerscope mms:Fischer InstrumentsK.K.製)を用いる。そして、まだ回転させていない初期時と画像形成プロセスを繰り返し行った耐久後で測定し、両者の差を削れ量として定義した。
トナーはY色を用いた。また、1次転写において、弱いプラスバイアスと強いプラスバイアスの2種類を印加した。どちらのバイアス時においても、ブレード6aの先端部と1次転写部N1との間に残ったドラム1上の1次転写後のトナーの濃度が0.15程度になるようにバイアスを調整した。
濃度は、転写残トナーを透明のポリエステルテープ(No550 ニチバン株式会社製)にて採取し、白色の紙(Xerox4200 Xerox社製)上にそのままテーピングし、マクベス濃度計(Macbeth社製)にてテープ越しに測定した。
弱バイアスにおける転写残トナーは、バイアスが弱いために現像後のトナーを転写しきれずに残ってしまうトナーである。それに対し、強バイアスにおける転写残トナーは、バイアスが強すぎるために現像後のトナーの一部が正極性(正規の帯電極性とは逆極性)に帯電してしまい、ベルト9に転写せずドラム1上に付着したままのトナーである。したがって、弱バイアス時には1次転写後のドラム上のトナーは負極性のものが大半であるのに対し、強バイアス時ではトナーが正極性に帯電しているものが多かった。
べた画像の転写残トナーが印字開始から20mm程度、ブレード6aの先端部に突入した時点でドラム1の駆動を強制停止させ、ブレード6aと帯電ローラ2との間のドラム1上を観察した。その結果、弱バイアス時と強バイアス時のどちらの場合においてもドラム1上にポジ系微粒子が抜けて出ているのが観察された。しかしながら、強バイアス時の方が非常に多く抜けていた。
以上から、正極性に強制帯電したトナーが送り込まれると蓄積していたポジ系微粒子がブレード6aの先端部から吐き出されるのがわかった。
この理由について図10を用いて考察する。図10(a)は、ポジ系微粒子Gがクリーニングブレード6aとドラム1とのくさび形の領域30に溜まっている状態において、べた画像のトナーTが当該領域30に運ばれてきた図である。図10(b)は、正極性に帯電されたトナーTの場合であり、図10(c)は、負極性に帯電されたトナーTの場合である。ドラム1は負極性の電位を持つことから、正極性に強制帯電されたトナーのドラム表面への付着性が強い。
そのため正極性に帯電されたトナーTは、ブレード6aの先端部のくさび形の領域30まで侵入しやすく、この侵入によりポジ系微粒子を押し出し、ドラム1上にポジ系微粒子を抜け出させていると考えられる(図10(b)参照)。なお、トナーの平均粒径は、ポジ系微粒子の平均粒径に対して大きいため、ポジ系微粒子が抜け出たとしてもトナーまでが抜け出てしまうものではない。
一方、ドラム1との付着性が弱い負極性に帯電されたトナーでは、ブレード6aの先端部にあまり侵入しないところでドラム1の表面から除去されてしまい、ポジ系微粒子を抜け出させる効果が低いものと考えている(図10(c)参照)。
モノカラーモード時にもクリーニングローラ13によりトナーを正極性に帯電させているものの、Y色、M色、C色のステーションSy、Sm、Scにトナーの回収を行っていない。そのため、正極性に帯電したトナーがクリーニングブレード6aに到達することがなくポジ系微粒子がブレード6aの先端部に蓄積したものと考える。
次に、本実施例におけるブレード6aの先端部にポジ系微粒子を蓄積させない仕組みについて述べる。
本実施例では、モノカラーモード印刷時に、定期的に印刷プロセスとは異なる吐き出しシーケンスを非画像形成時に実行する。逆転写シーケンスでは、モノカラーモードにおいて画像形成に関与していないステーションについて、回転させているドラムに所定パターンのベタ画像(トナー像)をドラム1上に形成する。そして、1次転写手段5において強バイアスを印加することでそのトナー像のトナーを正規の帯電極性の負極性とは逆極性の正極性強制帯電して、正極性に帯電したトナーを引き続くドラムの回転でクリーニング装置6に搬送するのである。
これにより、正極性に強制帯電したトナーがドラム1と接触しているブレード6aの先端部に送り込まれて蓄積していたポジ系微粒子がブレード6aの先端部から吐き出される。即ち、ブレード6aの先端部にあるポジ系微粒子をすり抜けさせブレード先端部の蓄積を抑制する。ブレード6aをすり抜けたポジ系微粒子は帯電ローラ2に付着するおそれがある。
しかしながら、本実施例のように、トナーを送り込むことによりポジ系微粒子が大量に蓄積する前に、少しずつすり抜けさせることにより帯電ローラ周期横白スジ画像は発生しない。これは、本実施例では帯電ローラ2にポジ系微粒子が付着したとしても分散して付着するためと画像不良までには至らないためと考えられる。
一方、ポジ系微粒子が多量に蓄積した後にすり抜けて帯電ローラ2に付着してしまうと、帯電ローラ2のある部分にのみポジ系微粒子が集中して付着してしまい、画像不良が発生してしまう。
図7を用いて、制御回路部Bが行う吐き出しシーケンスの詳細について説明する。
1)本実施例では、制御回路部Bは、モノカラーモード中に吐き出しシーケンスの実行命令を受け取ると、そのモノカラーモードのジョブが終了したら、メインモータMを一端停止させた後にモータMを再起動させて吐き出しシーケンスを実行させている。即ち、モータMの再起動で、全てのステーションSy、Sm、Sc、Skのドラム1およびベルト9の回転させ始める(F71)。そして、帯電バイアス電源E2から帯電ローラ2に帯電バイアス−1000Vを印加する(F72)。これにより、ドラム1の表面が暗電位VD=−500Vに帯電される(F73、F73’)。
2)この帯電バイアスの印加とともに、モノカラーモードのジョブの実行中において画像形成に関与していないステーションであるY色、M色、C色のステーションSy、Sm、Scの1次転写ローラ5y、5m、5cに強バイアス+600Vを印加する(F74)。また、K色のステーションSkの1次転写ローラ5kには非回収バイアス+300Vを印加する(F75)。この1次転写バイアスの印加とともに、クリーニングローラ13にクリーニングバイアス+1000Vを印加する(F76)。
3)次に、Y色、M色、C色のステーションSy、Sm、Scの現像装置4y、4m、4cを非現像位置から現像位置に移動させて現像ローラ4ay、4am、4acをドラム1y、1m、1cに接触させる(F77)。K色のステーションSkの現像装置4kは非現像位置のままとし現像ローラ4akをドラム1kに接触させない。
4)その後、まず、Y色のステーションSyのスキャナ3yにより所定パターンのベタ画像に応じた露光を行い(F80)、ドラム1yの表面に静電潜像を形成する(F81)。本実施例においてはべた画像は主走査方向×副走査方向の長さがそれぞれ220mm×20mmの大きさとなっている。静電潜像が形成された後のドラム1yの表面は明電位VL=−100Vとなる。ドラム1y上に形成された静電潜像を現像ローラ4ayにより現像してY色トナー像を形成する。1次転写ローラ5yに1次転写バイアス+600Vを印加する。
同様にして、M色、C色のステーションSm、Scにおいてべた画像を形成して1次転写ローラ5m、5cに1次転写バイアス+600Vを印加する。
Y色、M色、C色の各トナーは各ステーションSy、Sm、Scにて濃度で約0.15程度ドラム1y、1m、1c上に形成される。ドラムに形成したトナーを各ステーションSy、Sm、Scにおいてそれぞれクリーニングブレード6aで除去清掃するときに、トナーがブレード6aの先端部に送り込まれることでブレード6aの先端部に存在するポジ系微粒子をすり抜けさせる。
即ち、制御回路部Bは、モノカラーモードの非画像形成時に、画像形成に関与していないステーションSy、Sm、Scについて、回転しているドラム1y、1m、1cに所定パターンのトナー像を形成する。そして、1次転写ローラ5y、5m、5cに電源E5y、E5m、E5cより前記所定パターンのトナー像のトナーを正規の帯電極性とは逆極性に帯電させるバイアスを印加する。これにより逆極性に帯電したトナーを引き続くドラム1y、1m、1cの回転によりクリーニング装置6y、6m、6cに搬送する一連の吐き出しシーケンスを実行する。
Y色、M色、C色の各ステーションSy、Sm、Scにてベルト9上に転写されたトナーは下流側のステーションに搬送される。Y色、M色、C色の各ステーションSy、Sm、Scのドラム1y、1m、1cは、べた画像の画像形成終了後も帯電ローラ2y、2m、2cにより暗電位VD=−500Vに帯電している(F84)。したがって、ベルト9上のY色トナーは、M色、C色の各ステーションSm、Scで回収されず、後述するようにK色のステーションSkでも回収されず通過する。同様に、M色トナー、C色も下流側のステーションで回収されず通過する。
また、Y色、M色、C色の各ステーションSy、Sm、Scにおける各現像ローラ4ay、4am、4acはべた画像を現像後、すみやかにドラム1y、1m、1cから離間する(F85)。
5)一方、K色のステーションSkにおいては、上流側のステーションから転写されたマイナス極性のトナーが搬送されてくる。ただし、表面電位が暗電位に帯電していて非回収バイアスがかかっていることにより、K色のステーションSkではほとんど回収されることは無い。
また、ベルト9が駆動を開始したタイミングで2次転写ローラ12をベルト9から離間させる。従って、K色のステーションSkを通過したY色、M色、C色の各トナーは2次転写ローラ12の下を通過するが、該ローラ12はベルト9から離間しているため汚れることはない。
6)ベルト9上のY色、M色、C色の各トナーは、クリーニングローラ13の下に突入したときにクリーニングバイアスによりプラス極性に帯電される。プラス極性に帯電した各色のトナーはそのまま、Y色、M色、C色のいずれかのステーションSy、Sm、Scのドラム1y、1m、1c上に回収されクリーニング装置6y、6m、6cに回収される。
Y色トナーの転写されたべた画像がクリーニングローラ13の下を通過後にC色のステーションScを通過したところで、全てのバイアスをオフにする(F86、F87、F88、F90)。その後、ドラム1とベルト9の回転を停止させ(F91)、画像形成装置Aは、次のプリントリクエストに備えることになる。
尚、本実施例は、モノカラーモードの所定のジョブが終了してメインモータMが一旦停止した後にモータMを再起動させて吐き出しシーケンスを開始している。これに限られず、吐き出しシーケンスを所定の枚数等で実行間隔を制御する場合、ジョブの途中の紙間や速度切り替え時などの非画像形成時においてドラム1の回転を続行させながら本シーケンスに移行してももちろんよい。
次に、上記吐き出しシーケンスの実行タイミングについて検討を行った。モノカラーモードにおいて、2枚連続ジョブのモノクロ印刷を繰り返す耐久確認を行った。ブレード6aの先端部に蓄積するポジ系微粒子はドラム1の削れ粉が主体となっている。したがって、ドラム1の削れ量が多いとブレード6aの先端部に蓄積するポジ系微粒子の量が増える関係にある。そこで、実行間隔間の削れ量に着目し、帯電ローラ周期横白スジとの関係を検討した。
耐久中に実行する吐き出しシーケンスを実行間隔の条件を変えて、フルカラーモードに切り替えた時の帯電ローラ横白スジの発生を確認した。実行間隔の条件は、250枚間隔、500枚間隔、750枚間隔、1000枚間隔の4種類である。各実行間隔でのモノカラーモード耐久を2998枚まで行い、2999枚目にフルカラーモードにてハーフトーンを印刷して効果の判定を行った。つまり、各実行間隔条件において耐久後の実行直前での画像判定を行った。
画像において、×:許容限度外、△:許容限界内、○:発生なし、の3段階で評価した。結果を以下の表1に示す。この実験におけるドラムの削れ量は1000枚当たり1.2μmであった。
表1に示す通り、実行間隔としてドラム1の削れ量が0.6μm以下のタイミング、即ち、ドラム1の削れ量が所定量を超えない間隔で非画像形成時に吐き出しシーケンスを実行すると帯電ローラ周期横白スジを抑制できる。即ち、吐き出しシーケンスを実行しても、0.6μmの削れ量を超えるとブレード6aに削れ粉主体のポジ系微粒子が蓄積してしまい、発生を抑えるのは難しいと考えられる。本実施例においては、所定の枚数間隔で実行タイミングを決定したが、ドラム1の削れ量を予測、または測定し、削れ量に合わせてシーケンスを行ってもよい。
以上から、ドラム1の削れ量を管理し所定の削れ量以下となる間隔で吐き出しシーケンスを実行する、即ち、制御回路部Bは、ドラム1の表面の削れた量に応じて吐き出しシーケンスを実行することにより、帯電ローラ周期横白スジの発生を抑制できる。
上記の吐き出しシーケンスの実行タイミングは次のような各種の設定形態を単独であるいは組み合わせて採択することが出来る。
1)1枚あるいは連続複数枚のモノカラーモードのジョブが終了した後の非画像形成時である装置Aの整理動作時(後回転時)、あるいはその整理動作の終了後に装置Aを再起動させて上記の吐き出しシーケンスを実行する設定とする。
2)複数枚連続のモノカラーモードのジョブの実行において、所定の枚数分のプリントが終了する度(ジョブの途中:連続の画像形成が所定の枚数実行された場合)に非画像形成時である紙間を延長して吐き出しシーケンスを実行する設定とする。
3)装置Aの耐久に伴うドラム1の削れ量を予測しドラム1の表面の削れた量に応じて、モノカラーモードジョブ実行時の適時の非画像形成時に吐き出しシーケンスを実行する設定とする。例えば、モノカラーモードによる連続の画像形成が行われた場合に、削れ量を予測し吐き出しシーケンスを行うようにすることができる。
削れ量の予測に基づくシーケンスの実行方法を以下に例示する。フルカラーモードの単位時間当たりの削れ係数をKfとする、前回吐き出しシーケンス実行してからのフルカラーモードのドラム回転時間をTfとする。モノカラーモードの単位時間当たりの削れ係数をKmとする。前回吐き出しシーケンス実行してからのモノカラーモードのドラム回転時間をTmとする。前回吐き出しシーケンス実行してからのドラム削れ量をDaとする。そうした場合、式1からドラムの削れ量を予測できる。
Da=Kf×Tf+Km×Tm 式1
そして、式1によって得られたDaが閾値を超えた場合、プリントジョブが終了した後の非画像形成時である装置Aの整理動作時(後回転時)に吐き出しシーケンスを実行する。
以上説明したように、モノカラーモードで画像形成を行う際に、画像形成に寄与していないステーションにおいて、非画像形成時に、ブレード6aの先端部にトナーをドラムの削れ量が所定量を超えない間隔で送り込む。こうすることで、ブレード6aの先端部に存在するポジ系微粒子が蓄積するのを抑制することができ、フルカラーモードで画像を出力した際の帯電ローラ周期横白スジの発生を抑制することが可能になるのである。
なお、本実施例では、吐き出しシーケンスの際に、1次転写ローラ5y、5m、5cに強バイアス+600Vを印加しているが、転写バイアスは装置の構成により適宜設定される。重要なのは、1次転写ローラ5において、トナーが正規極性とは逆極性に帯電されていることである。
トナーが逆極性に帯電されているか否かは、次のような実験により判別することができる。ドラム上に形成されたトナー像について、1次転写ローラ5により逆極性に帯電する前のトナーと帯電した後のトナーをそれぞれ採取して、トナー帯電量の分布測定を行う。
トナー帯電量は、ホソカワミクロン(株)のE−spartアナライザー(商品名)を用いて行う。採取したトナーを窒素ガスで吹き飛ばして、測定装置の測定部(測定セル)内に、サンプリング孔から導入し、トナーを3000個カウントするまで測定して、トナー帯電量の分布をグラフ出力させる。その結果から、1次転写ローラにより逆極性に帯電させたトナーは逆極性に帯電させる前のトナーと比べて、逆極性に帯電したトナーが増えていることが確認できた。
[実施例2]
図8は、本実施例2における画像形成装置Aの概略構成図である。この装置Aは実施例1の中間転写方式でインライン方式の装置Aを、直接転写方式でインライン方式の装置Aにしたものである。実施例1の装置Aと共通する構成部材・部分には同じ符号を付して再度の説明を省略する。
実施例1の装置Aにおける中間転写ユニット8は本実施例2の装置Aにおいては記録材搬送ユニット8Aとなる。中間転写ベルト9は記録材搬送体としての記録材搬送ベルト9Aとなる。2次転写ローラ12は無しとなる。
記録材カセット14から繰り出された記録材Pはタイミングローラ対17およびタイミングセンサ18により所定の制御タイミングで搬送されてカイド24により駆動ローラ10側からベルト9Aの上行側ベルト部分に供給される。そして、該ベルト部分に担持されてベルト9Aの回転により第1から第4の各画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skの転写ニップ部N1y、N1m、N1c、N1kを順次に通って対向ローラ11側に搬送される。
選択モードがフルカラーモード(多色画像形成モード)である場合には第1から第4の全ての画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skが画像形成動作する。これによりベルト9Aに担持されて搬送される記録材Pに対して直接に複数色の現像剤像が順次に重ね合わされて転写される。選択モードがモノカラーモード(単色画像形成モード)である場合には第1から第4の全ての画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skが画像形成動作する。これによりベルト9Aに担持されて搬送される記録材Pに対して直接に複数色の現像剤像が順次に重ね合わされて転写される。制御は図5に準じてなされる。
選択モードがモノカラーモード(単色画像形成モード)である場合には第1から第4の画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skのうちの1つのみが画像形成動作する。これによりベルト9Aに担持されて搬送される記録材Pに対してその画像形成ステーションのドラムに形成された色の現像剤像が直接に転写される。制御は図6に準じてなされる。
また、モノカラーモードの実行における帯電ローラ周期横白スジの抑制手段としての吐き出しシーケンスの制御も図7に準じてなされる。
ベルト9Aに担持されて対向ローラ11まで搬送された記録材Pは記録材分離位置25においてベルト9Aから曲率分離してあるいは分離爪などの分離部材(不図示)で分離されて定着装置19に導入される。これにより、記録材上の未定着のトナー像が固着像として定着される。定着装置19を出た記録材Pはフルカラー画像形成物あるいはものカラー形成物として排出ローラ対20にて排出トレイ21に排出される。
その他、吐き出しシーケンスの実行タイミング等についても実施例1と同様の構成をとることが可能である。
[その他の事項]
(1)各画像形成部は実施例の電子写真方式の画像形成機構に限られない。像担持体として静電記録誘電体を用いた静電記録方式の画像形成機構などであってもよい。
(2)中間転写体または記録材搬送体は実施例のエンドレスのベルト体に限られない。回転するドラム体にすることもできる。
(3)複数の画像形成部は実施例の4つに限られない。2つ、3つ、5つ以上とすることができる。異なる色のトナーには透明トナーや白色トナーも含むものとする。
A・・画像形成装置、B・・制御回路部(制御手段)、S(Sy、Sm、Sc、Sk)・・画像形成部、1(1y、1m、1c、1k)・・像担持体、2(2y、2m、2c、2k)・・帯電ローラ、E2・・帯電バイアス印加手段、9・・中間転写体、5(5y、5m、5c、5k)・・第1の転写手段、E5(E5y、E5m、E5c、E5k)・・転写バイアス印加手段、6(6y、6m、6c、6k)・・クリーニング手段、P・・記録材

Claims (14)

  1. 現像剤像の転写を受ける中間転写体と、
    前記中間転写体の移動方向に沿って配設された複数の画像形成部であって、それぞれ、回転可能な像担持体と前記像担持体に接触し前記像担持体の表面を一様に帯電するための回転可能な帯電ローラと、前記像担持体に形成される静電潜像を反転現像により現像剤像に現像する現像手段を有する複数の画像形成部と、を有する画像形成部と、
    前記複数の画像形成部のそれぞれの像担持体に対応して配設された複数の第1の転写手段であって、前記像担持体に形成された現像剤像を前記中間転写体に転写させる前記複数の第1の転写手段と、
    前記複数の画像形成部のそれぞれの像担持体に対応して配設された複数のクリーニング手段であって、クリーニングブレードを備え、前記像担持体から前記中間転写体へ現像剤像を転写した後に前記像担持体に残留する現像剤を除去清掃する前記複数のクリーニング手段と、
    前記中間転写体に転写された前記現像剤像を記録材に対して転写する第2の転写手段と、
    前記複数の画像形成部の画像形成動作により前記中間転写体に対して複数色の現像剤像を重ね合わせた多色の画像形成を行う多色画像形成モードと、前記複数の画像形成部のうちの1つの画像形成部の画像形成動作により前記中間転写体に対して単色の現像剤像の画像形成を行う単色画像形成モードと、をモード選択により実行する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記単色画像形成モードにおける単色画像形成後の非画像形成時に、画像形成に関与していない画像形成部において像担持体に現像剤像を形成し、前記第1の転写手段に対して前記多色画像形成モードの実行時に印加するバイアスよりも強いバイアスであって前記現像剤像の現像剤を正規の帯電極性とは逆極性に帯電させるバイアスを印加し、逆極性に帯電した現像剤を前記クリーニング手段に搬送するシーケンスを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間転写体の移動方向に関して前記第2の転写手段よりも下流側で、前記複数の画像形成部のうちの最上流側の画像形成部よりも上流側にて前記中間転写体に付着している現像剤を正規の帯電極性とは逆極性に帯電させる現像剤帯電手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の画像形成部の前記帯電ローラに対して帯電バイアスを印加する共有の帯電バイアス印加手段を、備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記単色画像形成モードの実行時において画像形成に関与していない画像形成部の像担持体の表面の削れた量を予測し、削れた量に応じて前記シーケンスを実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記単色画像形成モードの実行時において画像形成に関与していない画像形成部の像担持体の表面の削れた量に関する情報を測定する測定手段を備え、前記制御手段は、前記測定手段により得られる削れた量に応じて、前記シーケンスを実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記単色画像形成モードによる連続の画像形成が所定の枚数実行された場合に、前記シーケンスを実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の画像形成部は、それぞれ、像担持体が感光体であり、前記帯電ローラにより帯電された前記像担持体の表面に静電潜像を形成する画像露光手段と、を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 記録材を担持して移動する記録材搬送体と、
    前記記録材搬送体の移動方向に沿って配設された複数の画像形成部であって、それぞれ、回転可能な像担持体と前記像担持体に接触し前記像担持体の表面を一様に帯電するための回転可能な帯電ローラと、前記像担持体に形成される静電潜像を反転現像により現像剤像に現像する現像手段を有する複数の画像形成部と、を有する画像形成部と、
    前記複数の画像形成部のそれぞれの像担持体に対応して配設された複数の転写手段であって、前記像担持体に形成された現像剤像を前記記録材搬送体に担持されて搬送される記録材に転写させる前記複数の転写手段と、
    前記複数の画像形成部のそれぞれの像担持体に対応して配設された複数のクリーニング手段であって、クリーニングブレードを備え、前記像担持体から前記記録材へ現像剤像を転写した後に前記像担持体に残留する現像剤を除去清掃する前記複数のクリーニング手段と、
    前記複数の画像形成部の画像形成動作により前記記録材搬送体に担持されて搬送される記録材に対して複数色の現像剤像を重ね合わせた多色の画像形成を行う多色画像形成モードと、前記複数の画像形成部のうちの1つの画像形成部の画像形成動作により前記記録材搬送体に担持されて搬送される記録材に対して単色の現像剤像の画像形成を行う単色画像形成モードと、をモード選択により実行する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記単色画像形成モードにおける単色画像形成後の非画像形成時に、画像形成に関与していない画像形成部において像担持体に現像剤像を形成し、前記転写手段に対して前記多色画像形成モードの実行時に印加するバイアスよりも強いバイアスであって前記現像剤像の現像剤を正規の帯電極性とは逆極性に帯電させるバイアスを印加し、逆極性に帯電した現像剤を前記クリーニング手段に搬送するシーケンスを実行することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記記録材搬送体に担持されて搬送されて前記記録材搬送体の移動方向に関して前記複数の画像形成部のうちの最下流側に配置されている画像形成部を通過した記録材の先端部が前記記録材搬送体から分離する記録材分離位置よりも下流側で最上流側に配置されている画像形成部よりも上流側にて前記記録材搬送体に付着している現像剤を正規の帯電極性とは逆極性に帯電させる現像剤帯電手段を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記複数の画像形成部の前記帯電ローラに対して帯電バイアスを印加する共有の帯電バイアス印加手段を、備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記単色画像形成モードの実行時において画像形成に関与していない画像形成部の像担持体の表面の削れた量を予測し、削れた量に応じて前記シーケンスを実行することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記単色画像形成モードの実行時において画像形成に関与していない画像形成部の像担持体の表面の削れた量に関する情報を測定する測定手段を備え、前記制御手段は、前記測定手段により得られる削れた量に応じて、前記シーケンスを実行することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記単色画像形成モードによる連続の画像形成が所定の枚数実行された場合に、前記シーケンスを実行することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記複数の画像形成部は、それぞれ、像担持体が感光体であり、前記帯電ローラにより帯電された前記像担持体の表面に静電潜像を形成する画像露光手段と、を有することを特徴とする請求項8ないし13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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