JP6038562B2 - 受信装置、雑音抑圧方法及び雑音抑圧プログラム - Google Patents

受信装置、雑音抑圧方法及び雑音抑圧プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、複数のアンテナにより電波を受信する受信装置と、この受信装置で用いられる雑音抑圧方法及び雑音抑圧プログラムとに関する。
従来の受信装置は、複数のアンテナ素子により受信された受信信号から相関行列を算出し、算出した相関行列を固有値分解して、その相関行列の固有値と固有ベクトルとを算出する。受信装置は、このように算出した固有値及び固有ベクトルを用いて波数推定等の処理を行う。
ただし、従来の受信装置は、受信信号に含まれる雑音が複数のアンテナ素子間で均一である場合を想定している。しかしながら、受信信号に含まれる雑音が複数のアンテナ素子間で不均一となる場合もあり得る。このような場合、上述の波数推定等の処理では正確な結果が得られない。
特開2007−309847号公報
以上のように、従来の受信装置では、受信信号に含まれる雑音が複数のアンテナ素子間で不均一である場合には、算出した固有値及び固有ベクトルを用いて得られる結果には誤差が含まれているため、正確な結果が得られないという問題があった。
そこで、目的は、受信信号に含まれる雑音が複数のアンテナ間で不均一であっても、正確な結果を取得可能な受信装置と、この受信装置で用いられる雑音抑圧方法及び雑音抑圧プログラムとを提供することにある。
実施形態によれば、受信装置は、アンテナ、RF変換部、アナログ−デジタル変換部、第1及び第2の演算部、雑音抑圧部及び固有値分解部を具備する。アンテナは、雑音成分を含む電波を受信する。RF変換部は、前記複数のアンテナで受信された複数の電波を予め設定された周波数帯へ変換する。アナログ−デジタル変換部は、前記周波数変換された複数の信号をデジタル信号へ変換する。第1の演算部は、前記複数のデジタル信号についての第1の相関行列を算出する。第2の演算部は、前記複数のデジタル信号についての前記第1の相関行列を算出し、前記算出した第1の相関行列を、変換行列を用いて第2の相関行列に相似変換する。雑音抑圧部は、前記第1の相関行列と前記第2の相関行列との差を取ることで、前記雑音成分を抑圧した第3の相関行列を作成する。固有値分解部は、前記第3の相関行列に対して固有値分解を施し、固有値と固有ベクトルとを算出する。
本実施形態に係る受信装置の機能構成を示すブロック図である。 図1に示す信号処理部が固有値及び固有ベクトルを算出する際のフローチャートを示す図である。 図1に示す受信装置へ与えられる信号の受信スペクトログラムを示す図である。 図1に示す固有値分解部により算出される固有値のシミュレーション結果を示す図である。 図1に示す方位算出部により算出される方位スペクトルのシミュレーション結果を示す図である。 第1の相関行列に基づいて算出する固有値のシミュレーション結果を示す図である。 第1の相関行列に基づいて算出する固有ベクトルから算出する方位スペクトルのシミュレーション結果を示す図である。 本実施形態に係る受信装置の機能構成のその他の例を示すブロック図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る受信装置の機能構成を示すブロック図である。図1における受信装置は、アンテナ10−1〜10−n(nは1以上の自然数)、周波数変換部20、アナログ−デジタル変換部30及び信号処理部40を具備する。
アンテナ10−1〜10−nは、外部から到来する電波を受信する。電波には雑音が含まれる。本実施形態では、電波に含まれる雑音のレベルは、アンテナ10−1〜10−n間において不均一であるとする。
周波数変換部20は、アンテナ10−1〜10−nで受信された受信信号を中間周波数帯のIF(Intermediate Frequency)信号に変換する。なお、周波数変換部20は、アンテナ10−1〜10−nで受信された電波を、ベースバンド帯のBB信号へ変換しても構わない。
アナログ−デジタル変換部30は、周波数変換部20から供給されるIF信号を、デジタル形式のデジタル信号へ変換する。アナログ−デジタル変換部30は、デジタル信号を信号処理部40へ出力する。
信号処理部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが処理を実行するためのアプリケーション・プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等とを備える。信号処理部40は、CPUにアプリケーション・プログラムを実行させることで、以下の機能を有する。すなわち、信号処理部40は、第1の相関行列演算部41、第2の相関行列演算部42、雑音抑圧部43、固有値分解部44、波数推定部45、方位算出部46及び測定部47を備える。
第1の相関行列演算部41は、アナログ−デジタル変換部30から供給されるn本のデジタル信号に基づき、全てのデジタル信号間の相関関係を表す第1の相関行列を算出する。
以下に、第1の相関行列演算部41による第1の相関行列の算出処理を詳細に説明する。
まず、アナログ−デジタル変換部30から供給されるデジタル信号Xを
X=[x(mT) x(mT)…x(mT)] (1)
と定義する。ここで、mはサンプル番号を示し、Tはサンプルの時間間隔を示し、[・]は転置の操作を示す。そうすると、第1の相関行列Rxx は、
xx =〈X・X〉 (2)
と表せる。ここで、〈・〉はアンサンブル平均を示し、[・]は共役複素転置を示す。なお、第1の相関行列Rxx は、
xx =ASS+NN (3)
と分解される。ここで、Aは信号の方向の情報を含むステアリング行列を示し、Sは信号成分を含む行列を示し、Nは雑音成分の平均電力を含む行列を示す。
第2の相関行列演算部42は、アナログ−デジタル変換部30から供給されるn本のデジタル信号に基づき、全てのデジタル信号間の相関関係を表す第2の相関行列を算出する。なお、第2の相関行列演算部42は、第2の相関行列を、第1の相関行列演算部41とは異なる手法により算出する。
以下に、第2の相関行列演算部42による第2の相関行列の算出処理を詳細に説明する。
一般に、アンテナ10−1〜10−n間で受信される電波に含まれる雑音が均一である場合、雑音を表す行列は、
〈NN〉=σI (4)
と表される。ここで、σは単一のアンテナで受信された場合の平均雑音電力を示し、Iは単位行列を示す。この場合、相関行列を固有値分解すると、取得される固有値は、信号成分についての固有値に一定の雑音成分が付加されたものとなる。つまり、本質的には、雑音成分は、固有値分解の結果に影響を与えないこととなる。
一方、アンテナ10−1〜10−n間で受信される電波に含まれる雑音が不均一である場合、雑音を表す行列は、
〈NN〉=diag[σ σ …σ ] (5)
と表される。この場合、相関行列を固有値分解すると、固有値毎に付加される雑音成分の大きさが異なることになる。
第2の相関行列を算出する際、まず、第2の相関行列演算部42は、変換行列を設定する。変換行列としては多様な構造が考えられるが、本実施形態においては、第2の相関行列演算部42では変換行列Zを一例として、
Z=[1 k k…kN−1] (6)
と設定する。kは実数であり、0<k<1である。第2の相関行列演算部42は、変換行列Zにおけるkの値を、測定部47により測定されるC/N(Carrier-Noise Ratio)に応じて変化させる。すなわち、第2の相関行列演算部42は、C/Nが所定の値よりも高い場合にはkを1又は1に近い値に設定し、低い場合にはkを0又は0に近い値に設定する。なお、kの値は、受信装置の操作者がC/Nに応じて手動で変更するようにしてもかまわない。
第2の相関行列演算部42は、アナログ−デジタル変換部30から供給されるデジタル信号Xに基づいて第1の相関行列Rxx を算出する。第2の相関行列演算部42は、算出した第1の相関行列Rxx を、変換行列を用いて第2の相関行列Rxx へ相似変換する。すなわち、第2の相関行列演算部42は、第1の相関行列Rxx に対して、
xx =ZRxx −1 (7)
の計算を行い、第2の相関行列Rxx を算出する。このとき、〈N・N〉の相似変換は、
Z〈N・N〉Z−1=〈N・N〉 (8)
となる。
雑音抑圧部43は、第1の相関行列演算部41で算出された第1の相関行列Rxx から、第2の相関行列演算部42で算出された第2の相関行列Rxx を減算することで、第3の相関行列Rxxを算出する。すなわち、雑音抑圧部43は、
xx=〈Rxx 〉−〈Rxx 〉 (9)
を計算することにより、第3の相関行列Rxxを算出する。これにより、第1の相関行列Rxx に含まれる雑音成分が抑圧される。第3の相関行列Rxxは、雑音成分が解消されているため、
Figure 0006038562
と表される。
固有値分解部44は、式(10)で表される第3の相関行列Rxxを固有値分解する。式(10)で表される第3の相関行列Rxxは固有値分解されると、
xx=EΛE (11)
と表される。ここで、Λは固有値を示し、Eは固有ベクトルを示す。
波数推定部45は、固有値分解部44で算出された固有値を用いて、信号数を推定する。式(10)で示す第3の相関行列は、Vandermonde行列であるため、信号数がr個であるならば、式(11)で表される固有値の信号部分空間の数は2r個となる。波数推定部45は、この法則に配慮しつつ、固有値を用いて、例えば、公知のAIC等のアルゴリズムを実行することで、信号数を推定する。波数推定部45は、推定した信号数についての情報を後段及び方位算出部46へ出力する。
方位算出部46は、固有値分解部44で算出された固有ベクトルと、波数推定部45で推定された信号数とを用いて、電波の到来方位に関する情報を作成する。方位算出部46は、算出した情報を後段へ出力する。例えば、方位算出部46は、算出された固有ベクトルに基づき、式(12)に示すMUSICスペクトラムを算出する。
Figure 0006038562
ここで、aはステアリングベクトルを示す。方位算出部46は、式(12)に示すMUSICスペクトラムに基づいて到来方位に関する情報を作成する。
測定部47は、アナログ−デジタル変換部30から供給されるデジタル信号に基づいてC/Nを測定する。
次に、以上のように構成された受信装置による雑音抑圧動作を、信号処理部40の処理手順に従って説明する。図2は、信号処理部40が固有値及び固有ベクトルを算出する際のフローチャートを示す図である。
アナログ−デジタル変換部30から、n本のデジタル信号を受信すると、信号処理部40は、第1及び第2の相関行列演算部41,42により、第1及び第2の相関行列をそれぞれ算出する(ステップS21)。
信号処理部40は、雑音抑圧部43により、第1の相関行列から第2の相関行列を減じることで、雑音成分が抑圧された第3の相関行列を算出する(ステップS22)。
信号処理部40は、固有値分解部44により、第3の相関行列に対して固有値分解を施し、固有値及び固有ベクトルを算出し(ステップS23)、処理を終了させる。
次に、本実施形態に係る受信装置による処理結果を説明する。図3は、受信装置へ与える信号の受信スペクトログラムを示す図である。
図3に示す信号が受信装置へ与えられると、受信装置は、雑音抑圧部43で第3の相関行列を算出し、固有値分解部44で第3の相関行列に基づいて固有値を算出する。図4は、固有値分解部44により算出される固有値のシミュレーション結果を示す図である。図4によれば、固有値番号が増加するに従い、固有値の相対レベルが減少する。
また、図3に示す信号が受信装置へ与えられると、受信装置は、雑音抑圧部43で第3の相関行列を算出し、固有値分解部44で第3の相関行列に基づいて固有ベクトルを算出し、方位算出部109で方位スペクトルを算出する。図5は、方位算出部109により算出される方位スペクトルのシミュレーション結果を示す図である。図5によれば、300度近傍にレベルが明らかに高いピークが現れる。
一方、図6は、雑音抑圧部43で第3の相関行列を算出しない場合、つまり、第1の相関行列に基づいて算出する固有値のシミュレーション結果を示す図である。図6によれば、固有値の相対レベルは、固有値番号が3以上ではほぼ変化しない。また、受信系統によっては、固有値番号1からほとんど固有値の相対レベルが変動しない。
また、図7は、雑音抑圧部43で第3の相関行列を算出しない場合、つまり、第1の相関行列に基づいて算出する固有ベクトルから算出する方位スペクトルのシミュレーション結果を示す図である。図7によれば、複数方向に高レベルのピークが存在する。
図3を参照すると、受信装置に与えられる強度の高い信号は1波であることがわかる。そのため、固有値の信号部分空間の数は2個である。これにより、図4及び図6によれば、固有値番号3以上の固有値番号は雑音に相当することがわかる。図4では、閾値を相対レベルにおける−35dB程度に設定すれば、固有値番号3以上を雑音と扱うことが可能である。一方、図6では、閾値をいずれの値としても、固有値番号3以上を雑音と扱うことはできない。このことから、図4に示す固有値番号3の固有値は図6の固有値に比べて10dB程度改善され、図4に示す固有値番号4の固有値は図6の固有値に比べて20dB程度改善され、図4に示す固有値番号5の固有値は図6の固有値に比べて30dB程度改善され、図4に示す固有値番号6の固有値は図6の固有値に比べて40dB程度改善されていることがわかる。
また、図3で示すように、受信装置に与えられる信号は1波であるにも拘らず、図7に示す方位スペクトルでは、到来方位が複数存在するように見える。これに対し、図5では1つの到来方位を特定することが可能である。
以上のように、上記実施形態では、第1及び第2の相関行列演算部41,42は、第1及び第2の相関行列を算出する。雑音抑圧部43は、第1の相関行列に含まれる雑音成分を第2の相関行列により抑圧する。そして、固有値分解部44は、雑音成分が抑圧された第3の相関行列に対して固有値分解を施し、固有値及び固有ベクトルを算出するようにしている。これにより、アンテナ間で不均一な雑音成分の影響を抑圧しつつ、固有値及び固有ベクトルを算出することが可能となる。
なお、特許文献1では、受信信号に対してサイクリックシフト処理を施すことで雑音成分の相関を抑圧し、受信信号に含まれる不均一な雑音に対応する技術が提案されている。サイクリック相関行列のサイクリック演算のシフト幅は、アンテナ本数と信号の性質とに応じて適切な値が存在する。そのため、デジタル通信であれば通信速度の異なる信号の信号数の推定に対しての大きな制限がある。また、アナログ信号の自己相関の関係によるシフト幅の制限を大きく受ける。本実施形態に係る受信装置では、2種類の相関行列を用いて雑音成分を抑圧するようにしているため、特許文献1に記載されるシフト幅のような制限はない。
また、上記実施形態では、第2の相関行列演算部42は、測定部47で測定されるC/Nに応じて、変換行列の値を変化させるようにしている。変換行列の値は、図4に示す固有値の相対レベルが固有値番号に応じて減少する度合いに影響を与える。これにより、C/Nを考慮しつつ、固有値及び固有ベクトルを正確に算出することが可能となる
したがって、本実施形態に係る受信装置によれば、受信信号に含まれる雑音が複数のアンテナ間で不均一であっても、正確な結果を取得できる。
また、上記実施形態では、波数推定部45は、固有値分解部44で第3の相関行列を用いて算出された固有値を利用して、受信信号の信号数を推定するようにしている。これにより、本実施形態に係る受信装置によれば、より正確に信号数を推定することが可能となる。
また、上記実施形態では、方位算出部46は、固有値分解部44で第3の相関行列を用いて算出された固有ベクトルを利用して、受信信号の到来方位に関する情報を算出するようにしている。これにより、本実施形態に係る受信装置によれば、到来方位に関する情報をより正確に算出することが可能となる。
また、上記実施形態では、方位算出部46は算出した到来方位に関する情報を後段へ出力する場合を例に説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、受信装置は、図8に示すように、累積部48を方位算出部46の後段へ備えるようにしても構わない。方位算出部46で算出される情報は、1スナップショットの計算結果である。累積部48は、方位算出部46で算出された1スナップショットの計算結果を累積する。累積部48は、累積結果を後段へ出力する。これにより、累積部48は、複数のスナップショットの計算結果を累積することになるため、定常的な雑音及び瞬間的な雑音等を抑圧することが可能となる。このため、累積結果に基づき、方位スペクトラムにおける信号成分を検出しやすくなる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10−1〜10−n…アンテナ、20…周波数変換部、30…アナログ−デジタル変換部、40…信号処理部、41…第1の相関行列演算部、42…第2の相関行列演算部、43…雑音抑圧部、44…固有値分解部、45…波数推定部、46…方位算出部、47…測定部、48…累積部

Claims (9)

  1. 雑音成分を含む電波を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナで受信された複数の電波を予め設定された周波数帯へ変換するRF変換部と、
    前記周波数変換された複数の信号をデジタル信号へ変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記複数のデジタル信号についての第1の相関行列を算出する第1の演算部と、
    前記複数のデジタル信号についての前記第1の相関行列を算出し、前記算出した第1の相関行列を、変換行列を用いて第2の相関行列に相似変換する第2の演算部と、
    前記第1の相関行列と前記第2の相関行列との差を取ることで、前記雑音成分を抑圧した第3の相関行列を作成する雑音抑圧部と、
    前記第3の相関行列に対して固有値分解を施し、固有値と固有ベクトルとを算出する固有値分解部と
    を具備する受信装置。
  2. 前記固有値に基づいて波数を推定する波数推定部をさらに具備する請求項1記載の受信装置。
  3. 前記固有ベクトルと前記推定した波数とを参照し、前記電波の到来方位に関する情報を算出する方位算出部をさらに具備する請求項2記載の受信装置。
  4. 前記固有ベクトルと前記推定した波数とを用いて、前記電波の到来方位を示す方位スペクトラムを算出する方位算出部と、
    前記方位スペクトラムを累積する累積部と
    をさらに具備する請求項2記載の受信装置。
  5. 前記受信した電波のCN(Carrier-Noise Ratio)を測定する測定部をさらに具備し、
    前記第2の演算部は、前記CNの値に応じて前記変換行列の値を変化させる請求項1乃至4のいずれかに記載の受信装置。
  6. 雑音成分を含む電波がデジタル形式に変換された複数のデジタル信号を受信し、
    前記複数のデジタル信号についての第1の相関行列を算出し、
    前記複数のデジタル信号についての前記第1の相関行列を算出し、前記算出した第1の相関行列を、変換行列を用いて第2の相関行列に相似変換し、
    前記第1の相関行列と前記第2の相関行列との差を取ることで、前記雑音成分を抑圧した第3の相関行列を作成し、
    前記第3の相関行列に対して固有値分解を施し、固有値と固有ベクトルとを算出する雑音抑圧方法。
  7. 前記受信した電波のCN(Carrier-Noise Ratio)を測定し、
    前記CNの値に応じて前記変換行列の値を変化させる請求項6記載の雑音抑圧方法。
  8. 雑音成分を含む電波を複数のアンテナにより受信し、前記受信した電波をデジタル形式の複数のデジタル信号へ変換する受信装置で用いられる雑音抑圧プログラムであって、
    前記複数のデジタル信号についての第1の相関行列を算出する処理と、
    前記複数のデジタル信号についての前記第1の相関行列を算出し、前記算出した第1の相関行列を、変換行列を用いて第2の相関行列に相似変換する処理と、
    前記第1の相関行列と前記第2の相関行列との差を取ることで、前記雑音成分を抑圧した第3の相関行列を作成する処理と、
    前記第3の相関行列に対して固有値分解を施し、固有値と固有ベクトルとを算出する処理と
    を前記受信装置のコンピュータに実行させる雑音抑圧プログラム。
  9. 前記受信した電波のCN(Carrier-Noise Ratio)を測定する処理と、
    前記CNの値に応じて前記変換行列の値を変化させる処理と
    を前記コンピュータにさらに実行させる請求項8記載の雑音抑圧プログラム。
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