JP4962422B2 - 到来電波方位測定装置、到来電波方位測定方法及び到来電波方位測定プログラム - Google Patents

到来電波方位測定装置、到来電波方位測定方法及び到来電波方位測定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のアンテナを用いて受信信号の到来方位を測定する到来電波方位測定装置等に関する。以下、「到来電波方位測定」を「到来方位測定」と略称する。
広帯域の到来方位測定装置を実現するには、その受信帯域幅に対してオーバーサンプリングで標本化するために、高速A/D変換器を複数必要とする(例えば特許文献1)。オーバーサンプリングとは、ナイキスト標本化周波数よりも高い周波数でアナログ信号をサンプリングすることをいい、アナログ信号の持つ情報を保持することができる。つまり、複数のアンテナの各出力信号からオーバーサンプリングで位相情報を取得するため、オーバーサンプリングを実現できる複数の高速A/D変換器が必要となる。
特開2005−197772号公報
このような到来方位測定装置の第1の問題点は、複数の受信系統が必要となることにより、必然的に高速A/D変換器を複数準備しなければならないことである。その結果、高速A/D変換器は複雑かつ高価であるため、装置全体として大型化及び高価格化を招いていた。
また、第2の問題点は、高速A/D変換を複数使用するため、装置全体の消費電力が大きくなり、それに伴い大型の排熱機構が必要となることである。そのため、装置全体が更に大型化していた。
そこで、本発明の目的は、複数の高速A/D変換器を削減して構成を簡素化し得る到来方位測定装置等を提供することにある。
本発明に係る到来方位測定装置は、単一のアンテナから入力した受信信号の周波数を測定する周波数測定部と、前記単一のアンテナとは異なる複数のアンテナから入力した受信信号の到来方位を測定する方位測定部とを備え、前記方位測定部が、前記複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換するA/D変換機能と、前記周波数測定部によって測定された前記周波数に対応する折り返し信号を前記複数のディジタル信号毎に検出する折り返し信号検出機能と、これらの検出された複数の各折り返し信号相互間の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する方位測定機能とを有する、ことを特徴とする。
本発明に係る到来方位測定方法は、単一のアンテナから入力した受信信号の周波数を測定するとともに前記単一のアンテナとは異なる複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換し、これらの各ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出し、これらの折り返し信号相互間の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する、ことを特徴とする。
単一のアンテナから入力した受信信号の周波数を測定する周波数測定部と、複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換する複数のA/D変換器と、コンピュータとを備えた到来方位測定装置に用いられ、
本発明に係る到来方位測定プログラムは、単一のアンテナから入力した受信信号の周波数を測定する周波数測定部と、複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換する複数のA/D変換器と、コンピュータとを備えた到来方位測定装置に用いられ、前記周波数測定部によって測定された前記周波数を入力する周波数入力機能と、前記複数のA/D変換器で変換された前記複数のディジタル信号の一つごとに当該ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出する折り返し信号検出機能と、これらの折り返し信号相互の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する方位測定機能と、を前記コンピュータに実現させるためのものである。
本発明によれば、複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換し、そのディジタル信号に含まれる折り返し信号に基づいて受信信号の到来方位を測定することにより、複数の高速A/D変換器の代わりに複数の低速A/D変換器を用いることができ、これにより装置全体を簡素化できるので、小型化及び低価格化を達成できる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る到来方位測定装置を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
本実施形態の到来方位測定装置1は、周波数測定部20と方位測定部10とを基本的に備えている。周波数測定部20は、単一のアンテナ21から入力した受信信号の周波数を測定する。方位測定部10は、複数のアンテナ11から入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換するとともに、周波数測定部20によって測定された前記周波数を入力し、前記複数のディジタル信号の一つごとに当該ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出し、これらの折り返し信号相互の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する。
周波数測定部20は、単一のアンテナ21と、アンテナ21から入力したRF信号を一定帯域のアナログ信号に変換する受信機22と、受信機22で変換されたアナログ信号をオーバーサンプリングしてディジタル信号に変換する高速A/D変換器23と、高速A/D変換器23で変換されたディジタル信号から受信信号を検出する信号検出器24と、信号検出器24で検出された受信信号の周波数を測定する周波数測定器25とを備えている。
方位測定部10は、複数のアンテナ11と、これらのアンテナ11から入力した複数のRF信号をそれぞれ一定帯域の複数のアナログ信号に変換する複数の受信機12と、これらの受信機12で変換された複数のアナログ信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換する複数の低速A/D変換器13と、周波数測定部20によって測定された周波数を入力し、複数の低速A/D変換器13によって変換された複数のディジタル信号の一つごとに当該ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出し、これらの折り返し信号相互の位相差に基づいて受信信号の到来方位を測定する加算器15及び方位測定器14とを備えている。なお、特許請求の範囲における「方位測定器」は、本実施形態における「加算器15及び方位測定器14」に相当する。
アンダーサンプリングとは、ナイキスト標本化周波数よりも低い周波数でアナログ信号をサンプリングすることをいい、アナログ信号の周波数に対応する折り返し信号が変換後のディジタル信号に現れる。折り返し信号は、本発明では信号として利用するのでそう呼ぶが、一般に雑音として扱われ折り返し雑音と呼ばれるものである。
周波数測定部20では、単一のアンテナ21から入力した受信信号の周波数を測定する。一方、方位測定部10では、複数のアンテナ11から入力した複数の受信信号を、それぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換する。各ディジタル信号には、受信信号の周波数に対応する折り返し信号が現れる。折り返し信号は、受信信号の周波数とアンダーサンプリングの周波数とによって決まる周波数を有する。受信信号の周波数は周波数測定部20から入力でき、アンダーサンプリングの周波数は既知であるから、折り返し信号の周波数を特定することができる。すなわち、各ディジタル信号から折り返し信号の周波数成分を取り出すことにより、各ディジタル信号に含まれる折り返し信号を検出することができる。
各折り返し信号は、受信信号の到来方向に対応した位相を有する。例えば、送信源に近い側のアンテナ11から得られたディジタル信号に含まれる折り返し信号は、送信源から遠い側のアンテナ11から得られたディジタル信号に含まれる折り返し信号よりも、位相が進んでいる。したがって、各折り返し信号相互の位相差に基づいて、受信信号の到来方位を測定することができる。
このように、到来方位測定装置1によれば、複数の高速A/D変換器の代わりに複数の低速A/D変換器13を用いて、受信信号の到来方位を測定することができることにより、装置全体を簡素化できるので、小型化及び低価格化を達成できる。
図2[1]は高速A/D変換器23による標本化(サンプリング)のスペクトルを示すグラフ、図2[2]低速A/D変換器13による標本化(サンプリング)のスペクトルを示すグラフである。以下、図1及び図2に基づき、更に詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態では、到来方位測定装置1が更に制御部30を備えている。すなわち、到来方位測定装置1は方位測定部10、周波数測定部20及び制御部30を含んで構成され、制御部30は受信機12、加算器15及び受信機22に接続されている。方位測定部10はアンテナ11、受信機12、低速A/D変換器13、方位測定器14及び加算器15を含んで構成され、アンテナ11、受信機12及び低速A/D変換器13はそれぞれ複数で構成される。周波数測定部20はアンテナ21、受信機22、高速A/D変換器23、信号検出器24及び周波数測定器25を含んで構成され、周波数測定器25は加算器15に接続されている。
高速A/D変換器23は、受信機22の受信帯域幅に対して十分高速なサンプリング周波数(ナイキスト標本化周波数以上:オーバーサンプリング)を有している。一方、低速A/D変換器13は、受信機12の受信帯域幅に対して低速なサンプリング周波数(ナイキスト標本化周波数以下:アンダーサンプリング)を有している。受信機12,22の受信帯域幅は、この条件内で測定者が予め適当に設定してよい。制御部30は、測定者が設定した測定周波数情報を受信機12、加算器15及び受信機22に通知する。
受信機22は、制御部30から受け取った測定周波数情報に同調して、アンテナ21からのRF信号を帯域制限されたベースバンド信号に変換する。高速A/D変換器23は、ベースバンド信号をオーバーサンプリングでディジタルベースバンド信号に変換する。オーバーサンプリングでベースバンド信号を標本化しているため、ディジタルベースバンド信号に折り返し歪みは発生しない。信号検出器24は、ディジタルベースバンド信号から受信信号入力の有無を調べ、信号入力がある場合は周波数測定器25に入力検出信号を発生する。周波数測定器25は、検出信号を受け取ると、ディジタルベースバンド信号から受信信号のベースバンド周波数を測定し、加算器15にベースバンド周波数情報を通知する。例えば、周波数測定器25はカウンタ等からなる。
なお、本実施形態では、高速A/D変換器23で広帯域に取得したディジタルベースバンド信号を用いて周波数を測定する手段を記述した。しかし、この手段に限らず、別の手段を用いて周波数を測定しても良い。具体的には、同調周波数をずらした複数の狭帯域ディジタルベースバンド信号から周波数を測定する手段や、アナログ周波数測定による手段などが適用できる。
一方、受信機12は、制御部30から受け取った測定周波数情報に同調して、複数のアンテナ11で受信したRF信号をそれぞれ帯域制限されたベースバンド信号に変換する。低速A/D変換器13は、各ベースバンド信号をアンダーサンプリングでそれぞれディジタルベースバンド信号に変換する。アンダーサンプリングで信号を標本化しているため、ディジタルベースバンド信号には折り返し信号が発生し、サンプリング周波数の半分以上の周波数を持つ信号は折り返ったイメージ信号としてディジタルベースバンド信号の中に出現する。
アンダーサンプリングによる実数信号の標本化及びその結果について、図2を用いて詳細に述べる。高速A/D変換器23のサンプリング周波数をfsh、低速A/D変換器13のサンプリング周波数をfsl、受信帯域幅をB、受信信号のベースバンド周波数をfbbとする。そして、次式の条件において、fbbは受信帯域幅Bの中に含まれているものとする。なお、Nは自然数であり、図2の例ではN=3である。
fsh/2 > fbb かつ
(N+1)fsl/2 > fbb > Nfsl/2
このとき、図2[1]に示すように、高速A/D変換器23で標本化したディジタルベースバンド信号では、受信信号は正しくfbbの周波数信号となる。一方、図2[2]に示すように、低速A/D変換器13で標本化したディジタルベースバンド信号では、受信信号は、周波数が折り返ったイメージ信号として、Nが奇数であれば周波数
(N+1)fsl/2−fbb
に現れ、Nが偶数であれば周波数
fbb−Nfsl/2
に現れる。更に、Nが奇数のときには位相が反転する。
加算器15は、周波数測定器25から受け取ったベースバンド周波数情報と、制御部30から受け取った測定周波数情報とを加算してRF受信信号の周波数情報とし、これを方位測定器14に通知するとともに、既知の低速A/D変換器13のサンプリング周波数との比較から、
(N+1)fsl/2 > fbb > Nfsl/2
を満足する自然数Nを決定し、Nが奇数の場合は位相反転の指示を方位測定器14に通知する。
方位測定器14は、加算器15から受け取ったRF受信信号の周波数情報、ディジタルベースバンド信号、及び複数のアンテナ11間の距離(既知で固定値)からRF信号の到来方位を測定する。ただし、加算器15から位相反転の指示を受け取った場合には、各ディジタルベースバンド信号の位相の符号を反転させ(−1をかける)、RF信号の到来方位を測定する。
なお、複数のアンテナを用いた電波の到来方位測定処理は、当業者にとってよく知られており(例えば特許文献1)、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
図3乃至図5は、到来方位測定装置1の動作を示すフローチャートである。以下、図1乃至図4を参照して到来方位測定装置1の動作について詳細に説明する。
制御部30は、測定者からの測定周波数設定入力を常に監視し(図3[1]ステップS1)、測定周波数が設定されるたびに受信機12、加算器15及び受信機22へ測定周波数情報を通知する(図3[1]ステップS2)。受信機12及び受信機22は、測定周波数情報を受け取ると、直ちに同調周波数を変更する(図3[1]ステップS3)。
受信機22は、アンテナ21からのRF信号をベースバンド信号に変換して高速A/D変換器23へ供給する(図3[2]ステップS4)。高速A/D変換器23は、ベースバンド信号をディジタルベースバンド信号に変換し、そのディジタルベースバンド信号を信号検出器24及び周波数測定器25へ供給する(図3[2]ステップS5)。
信号検出器24は、ディジタルベースバンド信号中から受信信号入力の有無を常に監視し(図4[1]ステップS6)、受信信号がある場合(例えば振幅やパワーが一定以上ある場合)には、入力検出信号を一定の時間間隔で周波数測定器25へ通知する(図4[1]ステップS7)。周波数測定器25は、入力検出信号を受け取るとディジタルベースバンド信号から受信信号のベースバンド周波数を測定し、ベースバンド周波数情報を加算器15へ通知する(図4[1]ステップS8)。
一方、受信機12は、各アンテナ11からのRF信号をベースバンド信号に変換してそれぞれを低速A/D変換器13へ供給する(図4[2]ステップS9)。低速A/D変換器13は、各ベースバンド信号をディジタルベースバンド信号に変換し、それぞれを方位測定器14へ供給する(図4[2]ステップS10)。
加算器15は、周波数測定器25からのベースバンド周波数情報入力を監視し(図5ステップS11)、その入力がある場合には、制御部30からの測定周波数情報と、ベースバンド周波数情報との加算により、受信信号のRF周波数情報を生成する(図5ステップS12)。更に、ベースバンド周波数情報fbbと既知の低速A/D変換器のサンプリング周波数fslから、
(N+1)fsl/2 > fbb > Nfsl/2
を満足する自然数Nを決定する(ステップS13)。例えばN=1,2,…と順次上式に代入することにより、上式を満たすNを求める。そして、Nが奇数ならばRF周波数情報に位相反転指示を付加して、方位測定器14へ通知する(図5ステップS14,S15)。Nが偶数ならばRF周波数情報のみを、方位測定器14へ通知する(図5ステップS14,S16)。
方位測定器14は、加算器15から受信信号のRF周波数情報を受け取ると、位相反転指示が付加されている場合には、低速A/D変換器13から供給された各ディジタルベースバンド信号の位相を反転する(図5ステップS17)。そして、各ディジタルベースバンド信号と、既知のアンテナ間隔と、RF周波数情報とから到来方位を求め、測定者に出力する(図5ステップS18)。
次に、本実施形態の到来方位測定方法について説明する。到来方位測定装置1の動作で説明したように、本実施形態の到来方位測定方法は、単一のアンテナ21から入力した受信信号の周波数を測定するとともに、複数のアンテナ11から入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換し、これらのディジタル信号の一つごとに当該ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出し、これらの折り返し信号相互の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する、ことを特徴とする。
次に、本実施形態の到来方位測定プログラムについて説明する。到来方位測定装置1が備える信号検出器24、周波数測定器25、加算器15及び方位測定器14の各機能は、コンピュータにプログラムで実現することもできる。本実施形態の到来方位測定プログラムは、加算器15及び方位測定器14の機能をコンピュータに実現させるためのものである。すなわち、図6に示すように、本実施形態の到来方位測定プログラムは、周波数測定部20によって測定された前記周波数を入力する周波数入力機能61と、複数の低速A/D変換器13で変換された前記複数のディジタル信号の一つごとに当該ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出する折り返し信号検出機能62と、これらの折り返し信号相互の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する方位測定機能63とを、コンピュータ60に実現させるためのものである。
コンピュータ60は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力インタフェース等からなる。本実施形態の到来方位測定プログラムは、例えばRAMにロードされ、CPUが一行ずつ読み出し、解釈し、そして実行する。もちろん、加算器15及び方位測定器14の機能だけでなく、信号検出器24及び周波数測定器25の機能もプログラム化してもよい。
図7は、本発明の第二実施形態に係る到来方位測定装置を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分又は概ね同じ部分は、同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の到来方位測定装置2では、高速A/D変換器23から出力されたディジタル信号を複数の帯域に分割して信号検出器24へ出力する高速フィルタバンク41と、複数の低速A/D変換器13から出力されたディジタル信号をそれぞれ複数の帯域に分割して方位測定器14へ出力する複数の低速フィルタバンク51とを更に備えている。以下、更に詳細に説明する。
本実施形態では、高速A/D変換器23の直後に高速用フィルタバンク41と、複数の低速A/D変換器13の直後に複数の低速用フィルタバンク51が設けられている。更に、加算器15から方位測定器14への接続が一つ追加されている。
高速用フィルタバンク41及び低速用フィルタバンク51は、ディジタルベースバンド信号を複数の帯域に分割して、帯域ごとの狭帯域ディジタルベースバンド信号に変換する。受信信号が狭帯域信号で、その帯域幅が受信帯域幅と比べて狭い場合、雑音エネルギーの影響が大きくなり、信号検出器24、周波数測定器25及び方位測定器14の性能が劣化する。そのため、高速用フィルタバンク41及び低速用フィルタバンク51を設けて測定者が受信信号の帯域に応じてディジタルベースバンド信号を分割するよう、高速用フィルタバンク41及び低速用フィルタバンク51の特性を設定する。なお、高速用フィルタバンク41及び低速用フィルタバンク51がディジタルベースバンド信号を分割して得る複数の帯域には、それぞれバンク番号が付されている。
信号検出器24及び周波数測定器25は、帯域ごとのディジタルベースバンド信号を用いて処理を行うことにより、雑音エネルギーの影響を減少させることができる。更に、加算器15が周波数測定器25から受け取ったベースバンド周波数と既知の低速A/D変換器13のサンプリング周波数とから、前述したようにイメージ信号として出現する周波数を求めて、この周波数及びこの周波数を含む帯域のバンク番号を方位測定器14に通知する。このバンク番号の通知が、本実施形態で追加された接続の機能である。これにより、方位測定器14は所望の狭帯域ディジタルベースバンドのみを用いて方位測定することが可能となり、雑音エネルギーの影響を小さくすることができる。
本実施形態によれば、信号検出器24、周波数測定器25及び方位測定器14に入力される信号のS/Nを向上させることで、それぞれの性能を改善できるという効果がある。なお、本実施形態の到来方位測定方法及びプログラムも、第一実施形態に準じて構成することができる。
図8は、本発明の第三実施形態に係る到来方位測定装置を示すブロック図である。図9[1]は図8における高速A/D変換器による標本化(サンプリング)のスペクトルを示すグラフ、図9[2]は図8における低速A/D変換器による標本化(サンプリング)のスペクトルを示すグラフである。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1及び図2と同じ部分又は概ね同じ部分は、同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の到来方位測定装置3では、受信機12、低速A/D変換器13、受信機22及び高速A/D変換器23の出力信号が複素信号に変更されている。実数信号から複素信号に変わっているため、ベースバンド信号は複素ベースバンド信号に、ディジタルベースバンド信号はディジタル複素ベースバンド信号となる。
複素信号における、アンダーサンプリングの結果について、図9を用いて具体的に述べる。高速A/D変換器23のサンプリング周波数をfsh、低速A/D変換器13のサンプリング周波数をfsl、受信帯域幅を2B(−B〜+B)、受信信号の複素ベースバンド周波数をfbbとしたとき、次式が成り立つとする。
fsh > 2B > fbb > fsl
このとき、図9[1]に示すように、高速A/D変換器23で標本化したディジタル複素ベースバンド信号では、受信信号は正しくfbbの周波数信号となる。一方、図9[2]に示すように、低速A/D変換器13で標本化したディジタル複素ベースバンド信号では、受信信号は周波数が折り返ったイメージ信号として周波数
fbb−Nfsl
に現れる。ここで、Nは、
−fsl/2
< fbb−Nfsl < fsl/2
を満足する整数であり、図9の例ではN=1である。また、イメージ信号の振幅と位相とは元の信号と変わらず、周波数が異なるだけである。
本実施形態によれば、複素信号で処理を行うため、A/D変換のサンプリング周波数が実数信号の場合と同じならば、2倍の帯域幅の信号に対応できるという効果がある。なお、本実施形態の到来方位測定方法及びプログラムも、第一実施形態に準じて構成することができる。また、第二実施形態と同じように、高速フィルタバンクや低速フィルタバンクを用いてもよい。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
次に、本発明について総括する。
換言すると、本発明は、周波数測定部と組み合わせることで、アンダーサンプリングで標本化した信号から、到来方位を測定できる到来方位測定装置である。また、本発明は、周波数測定手段と組み合わせることで、アンダーサンプリングで標本化した信号から、到来方位を測定できる到来方位測定方法である。より詳しく言えば、本発明は、複数の空中線によるRF受信信号を量子化し、これら量子化受信信号間の位相差から到来信号の方位をディジタル信号処理で求める到来方位測定装置において、周波数測定手段と組み合わせることで、ナイキストの標本化周波数以下のサンプリング周波数で取得(アンダーサンプリング)した受信信号を用いて、ナイキストの標本化周波数以上の周波数帯域に対して到来方位測定を可能とすることを特徴とする。すなわち、本発明は、一つのアンテナ素子についてオーバーサンプリング等で受信信号の周波数を測定する装置と、残りのアンテナ素子についてアンダーサンプリングでアンビギュアスを含む位相情報を取得する装置とから構成され、測定した周波数情報から位相情報のアンビギュアスを除去する手段を有することを特徴とする。
本発明の第1の効果は、安価に広帯域の到来方位測定装置を実現できることにある。その理由は、複数のA/D変換器を必要とする方位測定部を、安価な低速A/D変換器を用いて実現しているためである。高価な高速A/D変換器は、別途設けられる周波数測定部中で一つ使用するだけで済む。第2の効果は、装置全体の消費電力を小さくできることである。その理由は、低速A/D変換器は高速A/D変換器と比べて消費電力が小さいためである。第3の効果は、装置全体を小型化できることにある。その理由は、低速A/D変換器は消費電力が小さいため、排熱機構を単純化できるためである。
本発明によれば、例えば、不法無線局などから発射される電波を監視するための電波監視装置といった用途に適用できる。
本発明の第一実施形態に係る到来方位測定装置を示すブロック図である。 図2[1]は図1における高速A/D変換器による標本化のスペクトルを示すグラフ、図2[2]は図1における低速A/D変換器による標本化のスペクトルを示すグラフである。 図1の到来方位測定装置の動作を示すフローチャート(その1)である。 図1の到来方位測定装置の動作を示すフローチャート(その2)である。 図1の到来方位測定装置の動作を示すフローチャート(その3)である。 本発明の第一実施形態に係る到来方位測定プログラムの機能ブロック図である。 本発明の第二実施形態に係る到来方位測定装置を示すブロック図である。 本発明の第三実施形態に係る到来方位測定装置を示すブロック図である。 図9[1]は図8における高速A/D変換器による標本化のスペクトルを示すグラフ、図9[2]は図8における低速A/D変換器による標本化のスペクトルを示すグラフである。
符号の説明
1,2,3 到来方位測定装置
10 方位測定部
11 アンテナ
12 受信機
13 低速A/D変換器
14 方位測定器
15 加算器
20 周波数測定部
21 アンテナ
22 受信機
23 高速A/D変換器
24 信号検出器
25 周波数測定器
30 制御部
41 高速フィルタバンク
51 低速フィルタバンク
60 コンピュータ
61 周波数入力機能
62 折り返し信号検出機能
63 方位測定機能

Claims (9)

  1. 単一のアンテナから入力した受信信号の周波数を測定する周波数測定部と、前記単一のアンテナとは異なる複数のアンテナから入力した受信信号の到来方位を測定する方位測定部とを備え、
    前記方位測定部が、前記複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換するA/D変換機能と、前記周波数測定部によって測定された前記周波数に対応する折り返し信号を前記複数のディジタル信号毎に検出する折り返し信号検出機能と、これらの検出された複数の各折り返し信号相互間の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する方位測定機能とを有する、
    ことを特徴とする到来電波方位測定装置。
  2. 前記方位測定部は、
    前記複数のアンテナと、
    これらのアンテナから入力した複数のRF信号をそれぞれ一定帯域の複数のアナログ信号に変換する複数の受信機と、
    これらの受信機で変換された前記複数のアナログ信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換する複数の低速A/D変換器と、
    これらの低速A/D変換器によって変換された前記複数の各ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出し、これら複数の折り返し信号相互間の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する方位測定器とを備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載の到来電波方位測定装置。
  3. 前記複数の低速A/D変換器から出力されたディジタル信号をそれぞれ複数の帯域に分割して前記方位測定器へ出力する複数の低速フィルタバンクを、
    備えたことを特徴とする請求項2記載の到来電波方位測定装置。
  4. 前記方位測定部に具備された前記受信機及び前記低速A/D変換器の出力信号を複素信号とした、
    ことを特徴とする請求項3記載の到来電波方位測定装置。
  5. 前記周波数測定部は、
    前記単一のアンテナと、
    このアンテナから入力したRF信号を一定帯域のアナログ信号に変換する受信機と、
    この受信機で変換された前記アナログ信号をオーバーサンプリングしてディジタル信号に変換する高速A/D変換器と、
    この高速A/D変換器で変換されたディジタル信号から前記受信信号を検出する信号検出器と、
    この信号検出器で検出された受信信号の周波数を測定する周波数測定器とを備えた、
    ことを特徴とする請求項4記載の到来電波方位測定装置。
  6. 前記高速A/D変換器から出力されたディジタル信号を複数の帯域に分割して前記信号検出器へ出力する高速フィルタバンクを、
    を備えたことを特徴とする請求項5記載の到来電波方位測定装置。
  7. 前記周波数測定部に具備された前記受信機及び前記高速A/D変換器の出力信号を複素信号とした、
    ことを特徴とする請求項6記載の到来電波方位測定装置。
  8. 単一のアンテナから入力した受信信号の周波数を測定するとともに前記単一のアンテナとは異なる複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換し、これらの各ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出し、これらの折り返し信号相互間の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する、
    ことを特徴とする到来電波方位測定方法。
  9. 単一のアンテナから入力した受信信号の周波数を測定する周波数測定部と、複数のアンテナから入力した複数の受信信号をそれぞれアンダーサンプリングして複数のディジタル信号に変換する複数のA/D変換器と、コンピュータとを備えた到来電波方位測定装置に用いられ、
    前記周波数測定部によって測定された前記周波数を入力する周波数入力機能と、
    前記複数のA/D変換器で変換された前記複数のディジタル信号の一つごとに当該ディジタル信号に含まれる前記周波数に対応する折り返し信号を検出する折り返し信号検出機能と、
    これらの折り返し信号相互の位相差に基づいて前記受信信号の到来方位を測定する方位測定機能と、
    を前記コンピュータに実現させるための到来電波方位測定プログラム。
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