JP2018179724A - 部分放電検出装置および部分放電検出方法 - Google Patents

部分放電検出装置および部分放電検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡単な回路構成で部分放電の発生源を特定する。【解決手段】部分放電検出装置200において、アレーアンテナ装置160は、検査対象物から到来する電磁波103を検出するための複数のアンテナ素子11を備える。複数のバンドパスフィルタ152は、対応するアンテナ素子110の受信信号から特定周波数範囲の成分をそれぞれ取り出す。部分放電によって生じる電磁波103の周波数特性は、特定周波数範囲においてピークを有する。A/D変換部134は、バンドパスフィルタ152ごとに出力された特定周波数範囲の成分をアンダーサンプリング方式でA/D変換することによって複数の低周波信号を生成する。信号処理部140は、複数の低周波信号に基づいてアレーアンテナ装置160によって受信した電磁波の到来方向を推定し、検査対象物の方向から到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅に基づいて検査対象物における部分放電の有無を判定する。【選択図】図2

Description

本開示は、部分放電の発生に伴う電磁波を検出することによって、部分放電の発生を検知する部分放電検出装置および部分放電検出方法に関する。
電磁波による部分放電の検出では、放電発生源を正確に特定することが求められている。たとえば、特開2005−98800号公報(特許文献1)に記載された部分放電検出装置は、変電所構内に3個以上のアンテナを配置し、各アンテナにおける受信時間差に基づいて放電発生源の位置を検知する。
さらに、この文献の部分放電検出装置は、アンテナで受信した電磁波の周波数特性に基づいて放電発生源の種類を判定する。具体的にこの文献によれば、部分放電発生源が「油中」であれば、電磁波の周波数特性は150MHz付近にピークを有するものになる。部分放電が「架線」のコロナ放電由来のものであれば、電磁波の周波数特性は50MHz付近にピークを有するものになる。部分放電発生源が「碍子沿面」であれば、電磁波の周波数特性は25MHz付近にピークを有するものになる。
また、特開2011−242244号公報(特許文献2)は、アレーアンテナ装置によって部分放電の発生位置を標定する部分放電標定装置を開示する。具体的に部分放電標定装置は、フロントエンド部と、アナログ位相処理回路と、AD変換部と、標定部とを備える。フロントエンド部は、各アンテナ素子の受信信号から特定周波数(400MHz)の成分を取り出す複数のSAWフィルタ(Surface Acoustic Wave Filter)を備える。アナログ位相処理回路は、ミキサーとローパスフィルタとを用いて各SAWフィルタの出力信号をダウンコンバージョンする。A/D(Analog to Digital)変換部は、ダウンコンバートされた信号をA/D変換する。標定部は、A/D変換後の信号から各アンテナ素子の到達時間差を算出し、算出した時間差に基づいて電磁波の到来方向を判別する。
特開2005−98800号公報 特開2011−242244号公報
上記の特許文献1の技術によれば、特定周波数(たとえば、150MHz)帯で各アンテナ素子における受信時間を検出する必要があるので、高精度のA/D変換器が必要となるという問題がある。上記の特許文献2の技術によれば、特定周波数(400MHz)の信号をダウンコンバージョンするためのアナログ回路を必要とするので、回路構成が複雑となる。したがって、この開示の第1の課題は、より簡単な回路構成で部分放電の発生源を特定可能な部分放電検出装置および部分放電検出方法を提供することである。
さらに、本願の発明者らは、第2の課題として、油入ブッシングの油中での部分放電を検出する場合に、上記の特許文献1,2で採用されている特定周波数の妥当性について検討した。具体的に、実機器の油入ブッシングが用いられる変電所の環境下でフィールドノイズを測定することによって、S/N(Signal to Noise)比が高い状態で部分放電の検出が可能な周波数範囲について検討した。
一実施形態による部分放電検出装置は、アレーアンテナ装置と、複数のバンドパスフィルタと、A/D変換部と、信号処理部とを備える。アレーアンテナ装置は、検査対象物から到来する電磁波を検出するための複数のアンテナ素子を備える。複数のバンドパスフィルタは、複数のアンテナ素子にそれぞれ対応し、各々が対応するアンテナ素子の受信信号から特定周波数範囲の成分をそれぞれ取り出す。検査対象物の部分放電によって生じる電磁波の周波数特性は、特定周波数範囲においてピーク振幅を有する。A/D変換部は、バンドパスフィルタごとに出力された特定周波数範囲の成分をアンダーサンプリング方式でA/D変換することによって複数の低周波信号を生成する。信号処理部は、複数の低周波信号に基づいてアレーアンテナ装置によって受信した電磁波の到来方向を推定し、検査対象物の方向から到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅に基づいて検査対象物における部分放電の有無を判定する。
他の実施形態による部分放電検出装置は、上記の一実施形態の場合において、さらに、検査対象物は、油入ブッシングであり、特定周波数範囲は、450MHz以上460MHz以下の範囲である。
上記の一実施形態によれば、アンダーサンプリング方式でA/D変換を行うので、より簡単な回路構成で放電発生源を特定可能な部分放電検出装置および部分放電検出方法を提供することができる。上記の他の実施形態によれば、特定周波数範囲を450MHz以上460MHz以下にすることによって、油入ブッシングの油中での部分放電をS/N比が高い状態で検出することができる。
実施の形態1による部分放電検出装置200によって検査対象物120Aの部分放電に伴う放射電磁波103を検出する様子を模式的に示す図である。 実施の形態1による部分放電検出装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1の部分放電検出装置において、検査対象物の部分放電を検出する手順を示すフローチャートである。 アンダーサンプリング方式のA/D変換の原理について説明するための図である。 アンテナ素子の配列方向と電磁波の到来方向との関係を示す図である。 図5のアンテナ素子110_1で受信した電磁波の位相φ1とアンテナ素子110_2で受信した電磁波の位相φ2との関係を示す図である。 実施の形態2による部分放電検出装置の構成を示すブロック図である。 部分放電に伴う電磁波を検出するための特定周波数範囲を決定する手順を示すフローチャートである。 油入ブッシングの油中での部分放電に伴う放射電磁波の検出結果と、実地環境でのフィールドノイズの検出結果とを示す図である。 図9の100MHzから200MHzの部分を拡大して示す図である。 図9の400MHzから500MHzの部分を拡大して示す図である。 油入ブッシングの碍子の沿面で部分放電が生じた場合の放射電磁波の受信電圧の振幅スペクトルを示す図である。
以下、各実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
実施の形態1.
[部分放電検出装置の構成]
図1は、実施の形態1による部分放電検出装置200によって検査対象物120Aの部分放電に伴う放射電磁波103を検出する様子を模式的に示す図である。
図1の例では、検査対象物120Aは油入ブッシング120である。部分放電検出装置200は、油入ブッシング120の油中での部分放電に伴う電磁波103を検出する。油入ブッシング120が組み込まれた実機器121は、変電所などの実地環境125に設置されている。
なお、図1では、実機器121の機器本体122(たとえば、変圧器)に1本の油入ブッシング120が取り付けられた例が示されているが、実際には、3相の入出力用に6本の油入ブッシング120が設けられている。したがって、実地環境125において油入ブッシング120からの部分放電を検出する場合には、どの油入ブッシング120からの放射電磁波103であるかを区別する必要がある。さらに、実地環境では、放送波および通信波123などのフィールドノイズと部分放電に伴う電磁波とを区別する必要がある。
図2は、実施の形態1による部分放電検出装置の構成例を示すブロック図である。図1および図2を参照して、部分放電検出装置200は、アレーアンテナ装置160と、バンドパスフィルタ152_1〜152_nと、アンプ130_1〜130_nと、オシロスコープ111と、コンピュータ(PC:Personal Computer)112とを備える。
アレーアンテナ装置160は、直線状または平面上に配列されたn個(nは2以上)のアンテナ素子110(アンテナ素子110_1〜110_n)を含む。アレーアンテナ装置160は、検査対象物である油入ブッシングの方向から到来する電磁波を受信するためのものである。図2の部分放電検出装置200では、検査対象物の方向から電磁波が到来したか否かを確認するために、信号処理部140によって電磁波の到来方向を推定するための演算が行われる。これによって、検査対象物120Aが複数ある場合に、どの検査対象物から到来した電磁波であるかを特定でき、また、複数の検査対象物120Aから部分放電に伴う電磁波が同時に発生した場合でも、電磁波発生源を区別して部分放電を検出することができる。
さらに、本実施の形態の部分放電検出装置200では、各アンテナ素子110として比較的広帯域のものが用いられる。広帯域のアンテナ素子110は、検査対象物の部分放電に伴う電磁波103とともに放送波および通信波123などのフィールドノイズを受信し得る。しかしながら、上記のようにアレーアンテナ装置160を用いて電磁波到来方向を推定することによって、フィールドノイズと区別して検査対象物120Aの部分放電に伴う電磁波をより確実に検出することができる。
バンドパスフィルタ152_1〜152_nは、アンテナ素子110_1〜110_nにそれぞれ対応して設けられる。各バンドパスフィルタ152は、対応するアンテナ素子110の受信信号のうち特定周波数範囲(中心周波数fc、バンド幅fb)の成分を取り出す。
特定周波数範囲は検査対象物120Aによって異なる。部分放電に伴う電磁波の受信信号の周波数特性がこの特定周波数範囲でピークを有するように周波数範囲が設定される。実施の形態3で説明するように、検査対象物120Aが油入ブッシング120であり、油入ブッシング120の油中での部分放電を検出する場合には、特定周波数範囲は、450MHz以上460MHz以下に設定するのが望ましい。この場合、バンドパスフィルタ152の中心周波数fcは455MHzであり、バンドパスフィルタ152のバンド幅fbは10MHzである。
アンプ130_1〜130_nは、バンドパスフィルタ152_1〜152_nにそれぞれ対応して設けられる。各アンプ130は、対応するバンドパスフィルタ152を通過した上記の特定周波数範囲の成分を増幅する。アンテナ素子110の受信信号の強度が十分な場合には、アンプ130は必ずしも設けられていなくてもよい。また、バンドパスフィルタ152とアンプ130の接続順序を逆にしてもよい。
オシロスコープ111は、A/D変換部134と、メモリ132と、液晶ディスプレイなどの表示部133とを含む。A/D変換部134は、バンドパスフィルタ152_1〜152_nの出力をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換器131_1〜131_nを含む。
ここで、A/D変換部134は、アンダーサンプリング方式のA/D変換を行う。アンダーサンプリングとは、帯域制限された高周波の信号を低周波のサンプリング周波数fsでサンプリングするものである。これによって、帯域制限された高周波信号を0〜fs/2の範囲の低周波信号に変換することができる。アンダーサンプリングA/D変換については、図4を参照して後で詳しく説明する。
A/D変換後の低周波のデジタル信号は、メモリ132に格納されるとともに、表示部133に表示される。メモリ132への格納および表示部133への表示の両方の処理を高速化するために、専用の信号処理回路(不図示)を設けてもよい。
コンピュータ112は、プロセッサなどの信号処理部140と、メモリ145と、液晶ディスプレイなどの表示部146とを含む。本実施の形態の場合、信号処理部140は、メモリ145に格納されたプログラムを実行することによって種々の機能を実現する。具体的に、信号処理部140は、複数の低周波信号に基づいてアレーアンテナ装置160によって受信した電磁波の到来方向を推定し、検査対象物120Aの方向から到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅に基づいて検査対象物120Aにおける部分放電の有無を判定する。電磁波の到来方向の推定方法については、図5および図6などを参照して後で詳しく説明する。
上記では汎用のオシロスコープ111と汎用のコンピュータ112とを用いて部分放電検出装置200を構成した例が示されている。これと異なり、専用回路を利用することによって部分放電検出装置200を一体的に構成してもよい。
[部分放電の検出手順]
図3は、実施の形態1の部分放電検出装置において、検査対象物の部分放電を検出する手順を示すフローチャートである。以下、図1〜図3を参照して、これまでの説明を総括して部分放電に伴う電磁波の検出手順を説明する。
ステップS100において、部分放電検出装置200は、検査対象物120Aから到来する電磁波103を複数のアンテナ素子110を備えたアレーアンテナ装置160によって検出する。
次のステップS110において、部分放電検出装置200は、複数のバンドパスフィルタ152をそれぞれ用いて、複数のアンテナ素子110の各々の受信信号から特定周波数範囲の成分を取り出す。ここで、検査対象物120Aの部分放電によって生じる電磁波103の周波数特性は、上記の特定周波数範囲においてピーク振幅を有するものとする。したがって、特定周波数範囲は、検査対象物に特有のものである。
次にステップS120において、A/D変換部134は、バンドパスフィルタ152ごとに出力された特定周波数範囲の成分をアンダーサンプリング方式でA/D変換することによって複数の低周波信号を生成する。アンダーサンプリングA/D変換については、図4を参照して後で詳しく説明する。
次のステップS130において、信号処理部140は、アンダーサンプリング方式のA/D変換によって生成された複数の低周波信号に基づいてアレーアンテナ装置160によって受信した電磁波の到来方向を推定する。具体的な到来方向推定方法については、図5および図6などを参照して後で詳しく説明する。
そして、次のステップS140において、信号処理部140は、検査対象物120Aの方向から到来した電磁波によるアレーアンテナ装置160の受信信号の振幅に基づいて、検査対象物における部分放電の有無を判定する。より詳細には、信号処理部140は、検査時に得られた検査対象物120Aから到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅と、部分放電が未発生のときに同一方向から到来した電磁波による受信信号の振幅とを比較することによって、検査対象物120Aの部分放電の有無を判定する。部分放電が未発生のときにアレーアンテナ装置160に到来する電磁波は、主として放送波および通信波123などによるフィールドノイズである。
[アンダーサンプリング方式について]
図4は、アンダーサンプリング方式のA/D変換の原理について説明するための図である。以下の説明では、バンドパスフィルタ152の中心周波数をfcとし、バンド幅をfbとする。サンプリング周波数をfsとする。
図4を参照して、アンダーサンプリング方式では、サンプリング周波数fsの半分の周波数fs/2は、バンドパスフィルタのバンド幅fbよりも大きく設定される(バンド幅fbの2倍程度が望ましい)。さらに、サンプリング周波数fsの整数倍(図4の場合、3倍)の周波数が帯域制限された高周波信号の下限周波数よりも若干小さくなるように設定される。この結果、エリアシングによって高周波信号が0〜fs/2の範囲に周波数変換される。この場合、バンドパスフィルタによって受信信号の帯域が制限されているので、エリアシングによって折り返された信号が互いに重なることはない。なお、アンダーサンプリングA/D変換によって、元信号の周波数情報は失われるが、振幅情報と位相情報とは保持されている。
上記のようにアンダーサンプリング方式のA/D変換を用いることによって、ミキサーとローパスフィルタとによるダウンコンバージョンのための回路を設ける必要がなくなるので、アナログ回路の構成を簡単化することができる。
[電磁波の到来方向の推定について]
以下、アレーアンテナ装置160を用いて電磁波到来方向を推定する方法について説明する。
(1) 基本原理
図5は、アンテナ素子の配列方向と電磁波の到来方向との関係を示す図である。図5では、電磁波103は単一周波数の平面波を仮定している。アンテナ素子110_1およびアンテナ素子110_2の配列方向をX方向とし、配列方向に垂直な方向をY方向とする。アンテナ素子110_1とアンテナ素子110_2との間隔をdとする。電磁波103は、Y方向からX方向にθだけ傾斜した方向から入射しているとする。
この場合、アンテナ素子110_1で受信した電磁波103の位相φ1とアンテナ素子110_2で受信した電磁波103の位相φ2とは、d・sinθに対応する位相φだけずれている。
図6は、図5のアンテナ素子110_1で受信した電磁波の位相φ1とアンテナ素子110_2で受信した電磁波の位相φ2との関係を示す図である。
図5および図6を参照して、電磁波103の波長をλとすると、
2π:φ=λ:dsinθ …(1)
の関係が成り立つ。したがって、電磁波103の周波数をfとし、電磁波103の速度をcとすれば、電磁波103の入射方向θは、
θ=sin-1(φ・c/2πfd) …(2)
によって表される。
上記の位相φ1およびφ2は、たとえば、離散フーリエ変換を用いて計算できる。具体的に、各アンテナ素子110の受信信号をアンダーサンプリングA/D変換し、さらに離散フーリエ変換を行うことによって、各アンテナ素子110の受信信号ごとに振幅スペクトルおよび位相スペクトルが得られる。ある周波数(たとえば、振幅スペクトルのピーク周波数)における各アンテナ素子110_1,110_2の位相スペクトルの値が、上記の位相φ1およびφ2に対応する。
(2) 一般的な電磁波到来方向の推定法
これまでアレーアンテナの到来方向推定法として種々の方法が提案されている。最も基本的な方法はフーリエ変換に基づくビームフォーマ(Beamformer)法である。その後、ケイポン(Capon)法、線形予測法(LP:Linear Prediction)などが登場した。さらに、アレー入力の相関行列の固有値展開に基づく、最小ノルム法(Min-Norm)、MUSIC(Multiple Signal Classification)、ESPRIT(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques)、およびMODE(Method of Direction Estimation)などが提案された。図2の信号処理部140による電磁波到来方向の推定方法として、上記のいずれかの方法を採用してもよいし、その他の任意の公知の方法を採用してもよい。
上記の各方法に共通する概念について説明すると、各アンテナ素子110の受信信号に重み係数を乗算してから加算することによって合成出力信号が生成される。このとき、重み係数により受信信号の振幅および位相を制御することによって、アレーアンテナ装置160の指向性(例えば、各ローブの大きさおよびナル(null)点の位置)を制御できる。
たとえば、ビームフォーマ法は、同相励振アレーアンテナのメインローブを全方向にわたって走査し、合成出力信号が大きくなる方向を探す方法である。ケイポン法は、ある方向にメインローブを向けると同時に他の方向からの合成出力信号への寄与を最小化する方法である。上記のその他の方法は、ナル点の走査を利用することによってより高い分解能で電磁波の到来方向を推定するものである。
[効果]
以上のとおり、実施の形態1の部分放電検出装置200によれば、アレーアンテナ装置160を構成する各アンテナ素子110に、部分放電に特有の特定周波数範囲の成分を取り出すためのバンドパスフィルタ152が接続される。そして、バンドパスフィルタ152を通過した特定周波数範囲の成分がアンダーサンプリング方式でA/D変換されることによって低周波数の信号に変換される。このようにアンダーサンプリング方式のA/D変換を用いることによって、アナログ回路を簡単化することができる。
さらに、これら複数の低周波信号を用いてアレーアンテナ装置160で受信する電磁波の到来方向を推定することによって、フィールドノイズと区別して検査対象物120Aの部分放電に伴う電磁波をより確実に検出することができる。さらに、検査対象物120Aが複数ある場合に、どの検査対象物から到来した電磁波であるかを特定でき、また、複数の検査対象物120Aから部分放電に伴う電磁波が同時に発生した場合でも、電磁波の発生源を区別して部分放電を検出することができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2による部分放電検出装置の構成を示すブロック図である。図7の部分放電検出装置201のアレーアンテナ装置160は、図1のアンテナ素子110に代えて狭帯域の指向性アンテナ素子150_1〜150_nが設けられる点で図2の部分放電検出装置200のアレーアンテナ装置160と異なる。
各指向性アンテナ素子150のバンド幅(帯域幅とも称する)は、上述の特定周波数範囲を含む。指向性アンテナ素子150_1〜150_nは共通の方向(たとえば、指向性アンテナ素子150の配列方向に垂直な方向)への指向性を有する。指向性アンテナ素子150として、八木・宇田アンテナまたはホーンアンテナなどを用いることができる。
図7のその他の点は図2の場合と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。上記の構成の部分放電検出装置201においても、実施の形態1の部分放電検出装置200と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態3では、検査対象物120Aが油入ブッシング120の場合であって、特に油中での部分放電の検出について取り上げる。そして、このような検査対象に対して高いS/N比で部分放電を検出するのに適した特定周波数範囲を実験的に決定する方法について説明する。
具体的に、特定周波数範囲を実験的に決定するのに用いられる部分放電検出装置では、図2のアレーアンテナ装置160に代えて、単一の広帯域アンテナが用いられる。図2のバンドパスフィルタ152_1〜152_nは設けられない。また、A/D変換器131は通常のナイキストの定理(サンプリング定理)に従って、信号処理に必要な周波数範囲でエイリアスが生じないようにサンプリング周波数が設定される。A/D変換後の受信信号が離散フーリエ変換されることによって振幅スペクトルが生成される。
図8は、部分放電に伴う電磁波を検出するための特定周波数範囲を決定する手順を示すフローチャートである。
図8を参照して、ステップS200では、実験室環境において検査対象物である油入ブッシングの油中で部分放電が生じたときの放射電磁波を測定する。油入ブッシングとして、水分を混入させることによって意図的に劣化させたものが用いられる。油入ブッシングは課電装置によって模擬的に課電される。部分放電が発生した際の放電電荷量は、部分放電測定器によって測定される。さらに部分放電に伴う電磁波は上記で説明したように広帯域の電磁波を検出可能な部分放電検出装置によって検出される。
次のステップS210では、検査対象物である油入ブッシングが組み込まれた実機器が設置されている実地環境(変電所)において、通信波および放送波などのフィールドノイズが測定される。フィールドノイズの測定にも、上記で説明したような広帯域の電磁波を検出可能な部分放電検出装置が用いられる。なお、この測定では、油入ブッシングには機器本体から課電されているが、油入ブッシングはほとんど劣化していないので、油入ブッシングにおいて部分放電は生じていない。
次のステップS220において、ステップS200で検出した部分放電に伴う電磁波のアンテナ受信信号の振幅スペクトルとフィールドノイズの振幅スペクトルとが比較される。これによって、油入ブッシング120の油中での部分放電の発生の検出に適したS/N比の高い周波数範囲が決定される。
図9は、油入ブッシングの油中での部分放電に伴う放射電磁波の検出結果と、実地環境でのフィールドノイズの検出結果とを示す図である。450pCの放電電荷量の部分放電に伴う電磁波の受信電圧の振幅スペクトルを実線で示し、フィールドノイズの振幅スペクトルを破線で示す。フィールドノイズは、5か所の変電所で測定した値のうち、周波数ごとの最大値をプロットしている。図9の縦軸は、50Ω系での電圧振幅[単位:V]を電力[単位:dBm]に換算した値を示す。
図9に示すように、150MHz付近、300MHz付近、450MHz付近で電圧振幅にピークが生じている。したがって、これらの周波数帯が特定周波数範囲の候補として挙げられる。しかしながら、300MHz付近における部分放電に伴う放射電磁波の受信電圧のピーク値は、フィールドノイズの値と同程度である。これに対して、150MHz付近および450MHz付近における部分放電に伴う放射電磁波の受信電圧のピーク値はフィールドノイズの値よりも大きい。
図10は、図9の100MHzから200MHzの部分を拡大して示す図である。図11は、図9の400MHzから500MHzの部分を拡大して示す図である。
図10に示すように、144MHzから151MHzにておいて部分放電に伴う電磁波の受信電圧のほうがフィールドノイズの受信電圧よりも大きくなっている。しかしながら、その差は3dBm程度である。一方、図11に示すように、450MH以上460MHz以下の範囲において部分放電に伴う電磁波の受信電圧と、フィールドノイズの受信電圧との差は10dBm程度と比較的大きい。
上記の検討から、450MH以上460MHz以下の範囲を特定周波数範囲として選択することによって、油入ブッシング120の油中での部分放電とフィールドノイズとの区別が容易になると考えられる。
図12は、油入ブッシングの碍子の沿面で部分放電が生じた場合の放射電磁波の受信電圧の振幅スペクトルを示す図である。図12に示すように、碍子沿面での部分放電の場合は、50MHz付近に受信電圧の振幅にピークを生じるともに、50MHzから400MHz付近まで比較的大きな振幅が検出されている。したがって、上記の候補となる周波数範囲のうち、150MHz付近および300MHz付近は、油中での部分放電と碍子沿面での部分放電の区別が困難であると考えられる。
したがって、上記の図12の結果からも、450MH以上460MHz以下の範囲を特定周波数範囲として選択することによって、油中での部分放電と碍子沿面での部分放電との区別も容易になると考えられる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
103 電磁波、110 アンテナ素子、111 オシロスコープ、112 コンピュータ、120 油入ブッシング、120A 検査対象物、121 実機器、122 機器本体、123 通信波、125 実地環境、130 アンプ、131 A/D変換器、134 A/D変換部、140 信号処理部、150 指向性アンテナ素子、152 バンドパスフィルタ、160 アレーアンテナ装置、200,201 部分放電検出装置。

Claims (10)

  1. 部分放電検出装置であって、
    検査対象物から到来する電磁波を検出するための複数のアンテナ素子を備えたアレーアンテナ装置と、
    前記複数のアンテナ素子にそれぞれ対応し、各々が対応するアンテナ素子の受信信号から特定周波数範囲の成分をそれぞれ取り出す複数のバンドパスフィルタとを備え、
    前記検査対象物の部分放電によって生じる電磁波の周波数特性は、前記特定周波数範囲においてピーク振幅を有し、
    前記部分放電検出装置は、さらに、
    前記バンドパスフィルタごとに出力された前記特定周波数範囲の成分をアンダーサンプリング方式でA/D(Analog to Digital)変換することによって複数の低周波信号を生成するA/D変換部と、
    前記複数の低周波信号に基づいて前記アレーアンテナ装置によって受信した電磁波の到来方向を推定し、前記検査対象物の方向から到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅に基づいて前記検査対象物における部分放電の有無を判定する信号処理部とを備える、部分放電検出装置。
  2. 各前記アンテナ素子のバンド幅は、前記特定周波数範囲を含む、請求項1に記載の部分放電検出装置。
  3. 各前記アンテナ素子は互いに共通の方向への指向性を有する、請求項1または2に記載の部分放電検出装置。
  4. 前記検査対象物は、油入ブッシングであり、
    前記特定周波数範囲は、450MHz以上460MHz以下の範囲である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の部分放電検出装置。
  5. 前記信号処理部は、検査時に得られた前記検査対象物から到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅と、前記部分放電が未発生のときに同一方向から到来した電磁波による受信信号の振幅とを比較することによって、前記検査対象物の部分放電の有無を判定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の部分放電検出装置。
  6. 部分放電検出方法であって、
    検査対象物から到来する電磁波を複数のアンテナ素子を備えたアレーアンテナ装置によって検出するステップと、
    前記複数のアンテナ素子の各々の受信信号から特定周波数範囲の成分をバンドパスフィルタにより取り出すステップとを備え、
    前記検査対象物の部分放電によって生じる電磁波の周波数特性は、前記特定周波数範囲においてピーク振幅を有し、
    前記部分放電検出方法は、さらに、
    前記アンテナ素子ごとに出力された前記特定周波数範囲の成分をアンダーサンプリング方式でA/D(Analog to Digital)変換することによって複数の低周波信号を生成するステップと、
    前記複数の低周波信号に基づいて前記アレーアンテナ装置によって受信した電磁波の到来方向を推定し、前記検査対象物から到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅に基づいて前記検査対象物における部分放電の有無を判定するステップとを備える、部分放電検出方法。
  7. 各前記アンテナ素子のバンド幅は、前記特定周波数範囲を含む、請求項6に記載の部分放電検出方法。
  8. 各前記アンテナ素子は、互いに共通の方向への指向性を有する、請求項6または7に記載の部分放電検出方法。
  9. 前記検査対象物は、油入ブッシングを含み、
    前記特定周波数範囲は、450MHz以上460MHz以下の範囲である、請求項6〜8のいずれか1項に記載の部分放電検出方法。
  10. 前記部分放電の有無を判定するステップは、検査時に得られた前記検査対象物から到来したと推定した電磁波による受信信号の振幅と、前記部分放電が未発生のときに同一方向から到来した電磁波による受信信号の振幅とを比較するステップを含む、請求項6〜9のいずれか1項に記載の部分放電検出方法。
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