JP2005283489A - 電路の部分放電検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
判定処理が簡単で装置も簡素化され小型で安価な部分放電検出方法を提供することを目的としている。
【解決手段】
電路に発生する部分放電を検出する方法であって、電路の近傍に磁界センサを設け、該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算し、該積算値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法。

【選択図】 図1

Description

この発明は、電路に発生する部分放電を、この放電により発生する信号の計測結果から検出する電路の部分放電検出方法に関する。
高圧回路の配線や機器、例えば、開閉器、変圧器、碍子等の柱上、路上の配電機器や電力用の電動機等の電気機器は、絶縁劣化や絶縁異常が生じると部分放電を発生する。
低圧回路の配線や機器においても、高圧回路と同様に単相三線式の回路では充電部と中性線の間、三相回路では各相の間で部分放電を発生する。また、施工不良で電線の接続部分が不完全な接触状態で放置されると接続不良によって放電を発生する。なお、後者のような同相の電線間等の放電現象についても部分放電と定義しておく。
部分放電が発生すると、例えばkHz〜GHzの広い周波数帯域に渡って部分放電の高周波電流が生じ、接触不良部や絶縁劣化部を流れると、高周波電流に応じた高周波磁界が発生する。
広い周波数帯域に分布する部分放電による高周波磁界は、接触不良部や絶縁劣化部から大気中に放射される。
これまで、この広帯域にわたる電磁波の信号を計測して部分放電を検出し、電気機器の絶縁劣化や絶縁異常の有無を監視、検出するため、種々の部分放電検出方法が提案されている(特許文献1)。
特開2002‐323532号(第0045、第1図)
しかしながら、従来方法のシステムでは、部分放電の信号が分布する所定の周波数帯を0〜200MHzと広帯域の信号を用いて部分放電の有無を判定しているため、スペクトラムアナライザを用いる必要があった。
また、演算処理に用いる信号レベルのデータは多く、信号レベルの大きさ順に並び替えるといった複雑な演算処理や、大容量の記憶部が必要となるため、パソコンを用いた演算処理が必要であった。
電力用として開閉器、変圧器、碍子等の柱上、路上の配電機器や電力用の電動機等の電気機器を保守に使用する場合、高感度に部分放電を検出し、かつ高い判定精度が要求されることから、計測システム自体が大型化し、あらかじめ保守する現場に固定した状態や車載状態でなければ使用できないため、気軽に部分放電箇所を探査する目的での使用は難しかった。
そこで本件の発明の目的とするところは、判定処理が簡単で装置も簡素化され小型で安価な部分放電検出方法を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本発明の請求項1では、電路に発生する部分放電を検出する方法であって、電路の近傍に磁界センサを設け、該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算し、該積算値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法を提供している。
また請求項2では、あらかじめ前記電路のバックグランドノイズを磁界センサーで検出し,該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算しておき、次に,電路の近傍に設けた磁界センサから出力される計測信号から前述と同様の方法で求めた第1の閾値を超える信号のデータの数の積算値から、前記バックグラウンドノイズの第1の閾値を超える信号のデータの数の積算値を差し引いて,その値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法を提供している。
また請求項3では、あらかじめ前記電路のバックグランドノイズを磁界センサーで検出し,該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、次に,電路の近傍に設けた磁界センサから出力される計測信号から前述と同様の方法で求めた信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータから、該周波数のデータに対応するバックグラウンドノイズの信号の大きさのデータを差し引いて,このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算し、該積算値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法を提供している。
請求項1による第一の課題解決手段においては、電路に発生する部分放電を検出する方法であって、電路の近傍に磁界センサを設け、該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算し、該積算値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法を提供したので,放電データの並び替えといった複雑な演算処理を必要とせず、判定処理が簡単で装置も簡素化され小型で安価な部分放電検出方法を提供することが可能である。
請求項2による第二の課題解決手段においては、あらかじめ前記電路のバックグランドノイズを磁界センサーで検出し,該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算しておき、次に,電路の近傍に設けた磁界センサから出力される計測信号から前述と同様の方法で求めた第1の閾値を超える信号のデータの数の積算値から、前記バックグラウンドノイズの第1の閾値を超える信号のデータの数の積算値を差し引いて,その値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法を提供したので,請求項1の効果に加えバックグラウンドノイズで誤検出のない部分放電の検出方法を提供することが可能である。
請求項3による第三の課題解決手段においては、あらかじめ前記電路のバックグランドノイズを磁界センサーで検出し,該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、次に,電路の近傍に設けた磁界センサから出力される計測信号から前述と同様の方法で求めた信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータから、該周波数のデータに対応するバックグラウンドノイズの信号の大きさのデータを差し引いて,このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算し、該積算値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法を提供したので,請求項2と同様に請求項1の効果に加えバックグラウンドノイズで誤検出のない部分放電の検出方法を提供することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は請求項1のこの発明の実施形態による部分放電検出方法の全体構成を示す。
図1においては1は磁界検出部、2は磁界スペクトラム変換部、3は制御部、4は記憶部である。制御部3は記憶部4を内蔵する場合もある。また、部分放電発生の信号を出力する機能を含む。
磁界を検出する磁界検出部1で検出した磁界の時間スペクトラム,すなわち時間と信号の大きさは、磁界スペクトラム変換部2で、磁界の周波数スペクトラム,すなわち周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータ配列h(n)に変換され、制御部3は記憶部4に記憶してある第一の閾値aのデータと、第二の閾値bのデータと磁界の周波数スペクトラムh(n)から所定の処理に基づいて放電の有無を判定する。
図2に、部分放電の判定方法をフローチャートにて示す。
まず、磁界データは、図1の磁界検出部1で検出され、図1の磁界スペクトラム変換部2へ所定の時間間隔でm個取り込まれる。(S1)
次に、図1の磁界スペクトラム変換部2は、磁界の時間スペクトラムを所定の時間間隔の任意の倍数分をひとまとまりにして,磁界の周波数スペクトラムh(n)に変換する。(S2)ここで,h(n)は周波数と信号の大きさを一対としたn個のデータ配列群である。
制御部3は、部分放電の判定に用いる第一の閾値aの値、第二の閾値bの値を図1の記憶部3から呼び出す。(S3)
制御部3は、磁界の周波数スペクトラムのデータ番号kを0、変数cを0とする。(S4)
制御部3は、磁界の周波数スペクトラムのh(k)と第一の閾値aの大きさを比較し、磁界の周波数スペクトラムの方が大きければステップS6にすすみ、磁界の周波数スペクトラムの方が小さければステップS7にすすむ。(S5)
制御部3は、磁界の周波数スペクトラムのh(k)が第一の閾値aより大きければステップS6にすすみ、小さければステップ7にすすむ。
制御部3は、変数cを1加算する。(S6)
制御部3は、周波数スペクトラムのデータ番号kを1加算する。(S7)
データ番号kが周波数スペクトラムの全データ数nを超えるとステップS9に進み、超えてないければステップS5にすすむ。(S8)
制御部3は、変数cと第二の閾値bの大きさを比較し、変数cの方が大きければステップ10にすすみ、小さければ終了する。(S9)
制御部3は、変数cが第二の閾値bより大きければ、部分放電発生の信号を出力する。(S10)
以上のように、周波数スペクトラムから部分放電の発生を検出することができる。
次に図2のフローチャートの流れに沿って具体的な判定事例について説明する。部分放電による磁界を周波数スペクトラムに変換するステップS2を終了した時点の磁界の周波数スペクトラムを示す。図3に部分放電が発生していないときの磁界の周波数スペクトラム、図4に部分放電が発生しているときの磁界の周波数スペクトラムを示す。図の縦軸の数値はデジベル単位をとるのが普通だが、今回はフローチャートの説明を分かりやすくするために正の整数値に変換した。図中には閾値aの値を太線、閾値aを超える部分を斜線で示す。ここで閾値aの値を20、閾値bの値を10と設定する。
ステップS3で閾値aの値、閾値bの値を読み出す。図3の部分放電が発生していない時は、ステップS4〜S8を経ると、閾値aの値を超える変数cの値は0となり、ステップ9で閾値bの値よりも小さいため部分放電は発生していないと判定し終了する。図4の部分放電が発生している時は、ステップS4〜S8を経ると、閾値aの値を超える変数cの値は14となり、ステップ9で閾値bよりも大きいと判定し、ステップ10で部分放電発生信号を出力する。
次に請求項2のこの発明の実施形態による部分放電検出方法の全体構成を示す。
以下に、本件発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は請求項2の発明の実施形態による部分放電検出方法の全体構成を示す。なお、構成の詳細については請求項1と同じなので詳細な説明は省略する。
図5に、部分放電の判定方法のフローチャートを示す。
まず、部分放電の判定方法のフローチャートのうち、前半のステップS11からステップS18までのバックグラウンドのノイズの補正値c’を演算するフローチャートについて説明する。まず、部分放電の発生していない状態で、磁界データを図1の磁界検出部で検出し、磁界スペクトラム変換部2で所定の時間間隔でm個取りこむ。(S11)
次に、図1の磁界スペクトラム変換部2は、請求項1の場合と同様にバックグラウンドの磁界の時間スペクトラムを磁界の周波数スペクトラムh”(n)に変換する。(S12)
制御部3は、部分放電の判定に用いる第一の閾値a、第二の閾値bを図1の記憶部3から呼び出す。(S13)
制御部3は、まず、バックグラウンドの磁界の周波数スペクトラムのデータ番号kを0、補正値c’を0に設定する。(S14)
制御部3は、バックグラウンドの磁界の周波数スペクトラムh”(k)が第一の閾値aを比較し、磁界の周波数スペクトラムの方が大きければステップS16にすすみ、小さければステップS17にすすむ。(S15)
制御部3は、補正値c’に1を加算する。(S16)
制御部3は、周波数スペクトラムのデータ番号kを1加算する。(S17)
制御部3は、データ番号kが周波数スペクトラムの全データ数nを超えると終了する。(S18)
次に、部分放電の判定方法のフローチャートの中で、後半のステップS19からステップS29までの部分放電判定方法について説明する。まず、部分放電のある状態で磁界データは、図1の磁界検出部で検出され、図1の磁界スペクトラム変換部2で所定の時間間隔でm個取りこむ。(S19)
次に、図1の磁界スペクトラム変換部2は、磁界の時間スペクトラムを磁界の周波数スペクトラムh(n)に変換する。(S20)
制御部3は、部分放電の判定に用いる第一の閾値a、第二の閾値bを図1の記憶部3から呼び出す。(S21)
制御部3は、磁界の周波数スペクトラムのデータ番号kを0、変数cを0とする。(S22)
制御部3は、磁界の周波数スペクトラムh(k)と第一の閾値aの大きさを比較し、磁界の周波数スペクトラムh”(k)が第一の閾値aより大きければステップ24にすすみ、小さければステップ23にすすむ
制御部3は、変数cを1加算し、ステップS25にすすむ。(S24)
制御部3は、周波数スペクトラムのデータ番号kを1加算する。(S25)
制御部3は、データ番号kと周波数スペクトラムの全データ数nを比較し、データ番号kの方が大きければステップS27にすすみ、小さいければステップ23にすすむ。(S26)
制御部3は、変数cから補正値c’の値を差し引く(S27)
制御部3は、変数cと第二の閾値bの大きさを比較し、変数cの方が大きければステップS29にすすみ、小さければ終了する。(S28)
制御部3は、部分放電発生の信号を出力する。(S29)
以上のように、周波数スペクトラムから部分放電の発生を検出することができる。
次に図5のフローチャートの流れに沿って具体的な判定事例について説明する。バックグラウンドの磁界を周波数スペクトラムに変換するステップS12を終了した時点の磁界の周波数スペクトラムを示す。
図6に部分放電が発生していないが磁界のノイズが重畳しているときの磁界の周波数スペクトラム、図7に部分放電が発生しているときの磁界の周波数スペクトラムを示す。図の縦軸の数値の取り方については、請求項1の具体的な判定事例で説明したので省略する。請求項1の実施例図中には閾値aの値を太線、閾値aを超える部分を斜線で示す。ここで閾値aの値を20、閾値bの値を10と設定する。
まず、図5のステップS11でバックグラウンドの磁界を検出し、ステップS12でバックグラウンドの磁界h”に変換し、ステップS13で閾値aの値、閾値bの値を読み出す。図6の部分放電が発生していないが磁界のノイズが重畳している時は、ステップS4からステップS8を経ると、閾値aの値を超える補正値c’の値は4となる。
次に、ステップS19で磁界を検出し、ステップS20で磁界h(n)に変換し、ステップS13で閾値aの値、閾値bの値を読み出す。図7のように磁界のノイズが重畳しているときは、ステップS22〜ステップS26を経ると、閾値aの値を超える変数cの値は10となるが、ステップS27で変数cから補正値c’の値を差し引いて補正を行うので、ステップS28で変数cの値は6となり、閾値bの値の10より小さくなり終了する。これにより、磁界のノイズの影響で誤判定することを防ぐことができる。
次に請求項3にこの発明の実施形態による部分放電検出方法の全体構成を示す。
以下に、本件発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は請求項3の発明の実施形態による部分放電検出方法の全体構成を示す。なお、構成の詳細については請求項1と同じなので詳細な説明は省略する。
図8に、部分放電の判定方法をフローチャートにて示す。
部分放電の発生していない状態で、磁界データを図1の磁界検出部で検出し、図1の磁界スペクトラム変換部2で所定の時間間隔でm個取りこむ。(S30)
図1の磁界スペクトラム変換部2は、バックグラウンドの磁界の時間スペクトラムを磁界の周波数スペクトラムh”(n)に変換する。(S31)
次に、部分放電を探索する場所にて、図1の磁界検出部で磁界を所定の時間間隔でm個取りこみ、磁界データを測定する。(S32)
次に、図1の磁界スペクトラム変換部2は、磁界の時間スペクトラムを磁界の周波数スペクトラムh(n)に変換する。(S33)
次に制御部3は、磁界の周波数スペクトラムh(n)から,各々の周波数のデータに対応するバックグラウンドの周波数スペクトラムh”(n)を差し引く。(S34)
以降、ステップS35からステップS42までは、図2のフローチャートのステップS3からステップS10までと同じ内容なので省略する。以上のように、バックグラウンドノイズの影響なしに周波数スペクトラムから部分放電の発生を検出することができる。
電路の部分放電の探索のみでなく、コンセントに組み込んでプラグの刃間で発生するトラッキングを警報する装置といった電気火災の予防分野にも適用できる。
全体構成図である。 請求項1の実施例の部分放電の判定のフローチャート図である。 部分放電のない時の磁界の周波数特性図である。 部分放電のある時の磁界の周波数特性図である。 請求項2の実施例の部分放電の判定のフローチャート図である。 ノイズのある時の磁界の周波数特性図である。 ノイズが多い時の磁界の周波数特性図である。 請求項3の実施例の部分放電の判定のフローチャート図である。
符号の説明
1 磁界検出部
2 磁界スペクトラム変換部
3 制御部
4 記憶部

Claims (3)

  1. 電路に発生する部分放電を検出する方法であって、電路の近傍に磁界センサを設け、該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算し、該積算値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法。
  2. あらかじめ前記電路のバックグランドノイズを磁界センサーで検出し,該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算しておき、次に,電路の近傍に設けた磁界センサから出力される計測信号から前述と同様の方法で求めた第1の閾値を超える信号のデータの数の積算値から、前記バックグラウンドノイズの第1の閾値を超える信号のデータの数の積算値を差し引いて,その値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法。
  3. あらかじめ前記電路のバックグランドノイズを磁界センサーで検出し,該磁界センサから出力される計測信号を周波数解析し、計測信号に含まれる部分放電の信号が分布する所定の周波数範囲の信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータを求め、次に,電路の近傍に設けた磁界センサから出力される計測信号から前述と同様の方法で求めた信号の周波数と該周波数毎に対応する信号の大きさのデータから、該周波数のデータに対応するバックグラウンドノイズの信号の大きさのデータを差し引いて,このうち、第一の閾値を超える大きさを有する信号のデータの数を積算し、該積算値が第二の閾値を超えた場合に、部分放電が発生したと判定することを特徴とする部分放電検出方法。
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