JP2009074924A - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型のアンテナであっても、目標の検出性能および測角精度を向上させることができるレーダ装置を提供する。
【解決手段】一定の開口を有する空中線3と、空中線から所定時間間隔で送信したパルス信号の反射波を受信し、目標に対する自己の相対速度と所定時間間隔とに基づき決定される受信位置毎に受信データを生成する受信手段4と、受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角するSAR検出/測角処理部53を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に搭載されて使用されるレーダ装置に関し、特に、合成開口レーダ(以下、「SAR」と略する)を用いて測角を行う技術に関する。
従来の通常アンテナ開口のモノパルスを用いたフェーズドアレイによるレーダ装置においては、開口長の制約により測角精度を向上させることが難しかった。また、目標の信号を検出するために、フーリエ変換(FFT等)を実施する際に、飛翔経路の動揺等によって受信データの振幅および位相が変化し、これに起因して積分ロスが生じ、高いSN比(信号電力/熱雑音電力)を得ることができない場合があった。
このような問題を解消するレーダ装置として、特許文献1は、角度アンビギュイティおよびグレーティングローブによる悪影響を排除して測角性能の向上を図ったレーダ装置を開示している。このレーダ装置は、移動体に搭載され、移動体の移動とともにレーダパルスを放射し、異なる位置において受信されたパルスエコーを用いて合成開口処理により目標のSAR測角値θを算出する。また、各受信位置においてモノパルス測角方式により目標の空中線測角値(以下、「モノパルス測角値」という)φを算出する。そして、SAR測角値θとモノパルス測角値φとを空間的に合成することにより、SAR測角値θの角度アンビギュイティを除去し、高精度の目標測角値を算出する。なお、合成開口については、非特許文献2に説明されている。
図21は、このような従来のレーダ装置の電気的な構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、信号生成/増幅器1、サーキュレータ2、空中線3、周波数変換/AD変換器4〜4および信号処理器5を備えている。信号処理器5は、検出/測角処理部51から構成されている。
信号生成/増幅器1は、図示しない基準信号発生器によって発生された所定のパルス幅を有する基準信号を高周波信号に変換した後に増幅し、サーキュレータ2に送る。サーキュレータ2は、信号生成/増幅器1から送られてくる信号を空中線3に送るか、または、空中線3から送られてきた和信号Σを周波数変換/AD変換器4に送るかの切り替えを制御する。
空中線3は、複数のアンテナ素子を備えたフェーズドアレイアンテナであり、そのアンテナパターンは、図示しない走査処理部により電子的に可変されるが、物理的な開口は一定である。この空中線3は、信号生成/増幅器1からサーキュレータ2を介して送られてきたパルス信号を空中に向けて放射するとともに、目標からの反射波を受信して電気信号に変換し、和信号Σ、アジマス方向の差信号ΔAZおよびエレベーション方向の差信号ΔELを生成する。この空中線3で生成された和信号Σは、サーキュレータ2を介して周波数変換/AD変換器4に送られ、差信号ΔAZは、周波数変換/AD変換器4に送られ、差信号ΔELは、周波数変換/AD変換器4に送られる。
周波数変換/AD変換器4は、空中線3からサーキュレータを介して送られてくる和信号Σを周波数変換した後に、I成分およびQ成分を持つ直交デジタル信号に変換し、和ビームΣとして検出/測角処理部51に送る。周波数変換/AD変換器4は、空中線3から送られてくる差信号ΔAZを周波数変換した後に直交デジタル信号に変換し、アジマス方向の差ビームΔAZとして検出/測角処理部51に送る。周波数変換/AD変換器4は、空中線3から送られてくる差信号ΔELを周波数変換した後に直交デジタル信号に変換し、エレベーション方向の差ビームΔELとして検出/測角処理部51に送る。
検出/測角処理部51は、周波数変換/AD変換器4から送られてくる和ビームΣにより目標を検出し、周波数変換/AD変換器4および周波数変換/AD変換器4から送られてくる位相モノパルスデータ、つまり和ビームΣおよび差ビームΔ(ΔAZ、ΔEL)によりモノパルス測角を実施する。なお、以下においては、和ビームΣを「Σビーム」と呼び、アジマス方向の差ビームΔAZとエレベーション方向の差ビームΔELとを「Δビーム」と総称する場合もある。
図22は、モノパルス測角の原理を示す図である。位相モノパルスの場合、図22(a)に示すようなΣビームおよびΔビームといった2つのビームの比をとることによって、誤差電圧Eが、次式により求められる。
Figure 2009074924
ここで、
Re;複素数の実部
Σ ;和ビーム
Δ ;差ビーム
そして、予め取得したアンテナパターンから求められている、図22(b)に示すような、測角曲線のテーブルを参照し、誤差電圧Eに対応する目標角度が求められ、モノパルス測角値φ(φAZおよびφEL)が得られる(非特許文献1参照)。このようにして求められたモノパルス測角値φは、測角情報として外部に出力される。
図23は、上記のように構成される従来のレーダ装置の動作を、測角処理を中心に示すフローチャートである。測角処理では、まず、受信データが取得される(ステップS101)。すなわち、信号処理器5の検出/測角処理部51は、送信されたパルス信号の反射波を受信した空中線3から、受信位置毎に、受信データ(Σビーム、ΔAZビームおよびΔELビーム)を取得する。
次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS102)。すなわち、検出/測角処理部51は、ステップS11で得られた受信データをレンジセル毎にフーリエ変換する。次いで、全てのレンジに対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS103)。ステップS103において、全てのレンジに対する処理が終了していないことが判断されると、処理対象が次のレンジに変更される(ステップS104)。その後、ステップS102に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS103において、全てのレンジに対する処理が終了したことが判断されると、検出処理が実行される(ステップS105)。すなわち、検出/測角処理部51は、Σビームにより目標を検出する。次いで、測角計算が行われる(ステップS106)。すなわち、検出/測角処理部51は、位相モノパルスデータ、つまりΣビームおよびΔビーム(ΔAZ、ΔEL)よりモノパルス測角を実施する。このモノパルス測角により得られたモノパルス測角値φは、測角情報として外部に出力される。以上により、測角処理は終了する。
特開2006−317166号公報 吉田孝監修、「改訂レーダ技術」、社団法人電子情報通信学会、pp.260-264(1996) 吉田孝監修、「改訂レーダ技術」、社団法人電子情報通信学会、pp.280-283(1996)
しかしながら、上述した従来のレーダ装置では、アンテナが小型であるためビーム幅が広く、また、SN比も十分でない場合には、測角精度が低いという問題がある。
本発明の課題は、小型のアンテナであっても、目標の検出性能および測角精度を向上させることができるレーダ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明は、一定の開口を有する空中線と、空中線から所定時間間隔で送信したパルス信号の反射波を受信し、目標に対する自己の相対速度と所定時間間隔とに基づき決定される受信位置毎に受信データを生成する受信手段と、受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角するSAR検出/測角処理部を備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、SAR検出/測角処理部は、受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクと同じバンクのΔビームとΣビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明において、SAR検出/測角処理部は、受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする。
また、第4の発明は、第1の発明において、SAR検出/測角処理部は、受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて周波数軸の重心演算によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする。
また、第5の発明は、一定の開口を有する空中線と、空中線から所定時間間隔で送信したパルス信号の反射波を受信し、目標に対する自己の相対速度と所定時間間隔とに基づき決定される受信位置毎に受信データを生成する受信手段と、受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値の周りの複数セルのデータを抽出して逆フーリエ変換することにより受信データの振幅および位相データからなる波面データを算出し、波面の振幅および位相の逆特性を有する補正値を波面データに乗算して波面の振幅および位相ずれを補正した補正後波面データを出力するSARデータ補正処理部と、SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角するSAR検出/測角処理部とを備えたことを特徴とする。
また、第6の発明は、第5の発明において、SAR検出/測角処理部は、SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクと同じバンクのΔビームとΣビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角し、または、SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角し、または、SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて周波数軸の重心演算によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする。
また、第7の発明は、第5の発明において、SAR検出/測角処理部は、SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データに対して、探索用波面データを用いて波面の和の最大値または波面の差の最小値を算出し、該算出した最大値または最小値に基づき目標を検出し、探索用波面データによって示される探索用波面の位相の傾きより目標方向を測角することを特徴とする。
第1の発明によれば、目標に対する自己の相対速度と所定時間間隔、例えばPRI(Pulse Repetition Interval;パルス繰り返し間隔)とから空中線の開口の位置を把握できることを利用して、受信データをフーリエ変換することによりドップラ周波数(波面の位相傾きに対応)を算出し、位置とドップラ周波数とから目標方向を算出するので、小型のアンテナであっても合成開口処理により、目標検出効率を向上し、目標方向を高精度に測角することができる。
第2の発明によれば、受信データをフーリエ変換してドップラ周波数を算出する際に、周波数軸でΣビームのバンクにより目標を検出した後、同じバンクのΔビームの複素信号を用いて算出した誤差電圧に基づき周波数分解能以上の精度でドップラ周波数を算出するので、目標方向を高精度に測角できる。
第3の発明によれば、受信データをフーリエ変換してドップラ周波数を算出する際に、周波数軸でΣビームのバンクにより目標を検出した後、同じバンクのΣUバンクの複素信号を用いて算出した誤差電圧に基づき周波数分解能以上の精度でドップラ周波数を算出するので、目標方向を高精度に測角できる。
第4の発明によれば、受信データをフーリエ変換してドップラ周波数を算出する際に、周波数軸でΣビームのバンクにより目標を検出した後、同じバンクのΣUバンクの複素信号を用いて、重心演算により、周波数分解能以上の精度でドップラ周波数を算出するので、目標方向を高精度に測角できる。
第5の発明によれば、受信データをフーリエ変換して得られた信号のピーク値付近の複数セルを抽出して逆フーリエ変換することにより波面データを算出し、この波面データを振幅および位相の逆特性となる補正値で補正することにより補正後波面データを生成し、補正後波面データをフーリエ変換することによりドップラ周波数を算出し、位置とドップラ周波数とから目標方向を算出するので、周波数軸でクラッタ等の不要波を抑圧することができ、補正により波面を揃えた信号を得て高効率に積分し、高いSN比で信号を検出できるとともに、ドップラ周波数を抽出できるので、目標方向を高精度に測角できる。
第6の発明によれば、第5の発明と同様の効果に加えて、第2の発明、第3の発明または第4の発明と同様の効果を奏する。
第7の発明によれば、受信データをフーリエ変換して得られた出力のピーク値付近のMセルを抽出して逆フーリエ変換することにより波面データを算出し、この波面データを振幅および位相の逆特性となる補正値で補正することにより補正後波面データを生成するので、周波数軸でクラッタ等の不要波を抑圧することができ、補正により波面を揃えた信号を得て、探索用波面を用いて、波面の和の最大値または波面の差の最小値を算出し、該算出した最大値または最小値に基づき目標を検出し、探索用波面データによって示される探索用波面の位相の傾きより目標方向を測角するので、目標方向を高精度に測角できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、背景技術の欄で説明した従来のレーダ装置の構成要素と同一の構成要素には、背景技術の欄で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略する。
図1は、本発明の実施例1に係るレーダ装置の電気的な構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、図21に示した従来のレーダ装置における信号処理器5が、信号処理器5aに変更されて構成されている。信号処理器5aは、従来のレーダ装置の信号処理器5の内部に、SAR検出/測角処理部53および測角値合成部54が追加されて構成されている。
SAR検出/測角処理部53は、周波数変換/AD変換器4から送られてくるΣビームに基づき目標を検出し、この検出した目標に対する測角処理を実行する。周波数変換/AD変換器4は、本発明の受信手段に対応する。SAR検出/測角処理部53の詳細は後述する。SAR検出/測角処理部53における測角処理によって得られたSAR測角値θは、測角値合成部54に送られる。
測角値合成部54は、検出/測角処理部51から送られてくるモノパルス測角値φと、SAR検出/測角処理部53から送られてくるSAR測角値θとを空間的に合成することにより、精度および分解能をともに向上させた合成測角値を得る。具体的には、モノパルス測角値φのうちSAR測角値θに最も近い値を合成測角値として選別する(詳細後述)。この測角値合成部54で得られた合成測角値が、測角情報として外部に出力される。
次に、上記のように構成される本発明の実施例1に係るレーダ装置の動作を、測角処理を中心に、図2に示すフローチャートおよび図3に示す測角の原理を説明するための図を参照しながら説明する。
今、レーダ装置と目標とは、図3(a)に示すような位置関係にあるものとする。レーダ装置における測角処理では、まず、受信データが取得される(ステップS11)。すなわち、信号処理器5aのSAR検出/測角処理部53は、図3(b)に示すように、所定時間間隔、例えばPRI(Pulse Repetition Interval;パルス繰り返し間隔)で送信されたパルス信号の反射波を受信した空中線3からサーキュレータ2および周波数変換/AD変換器4を介して、目標に対するレーダ装置の相対速度とPRIとに基づき決定される受信位置1〜N毎に、受信データ(Σビーム)を取得する。
次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS12)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS11で取得された受信データをフーリエ変換する。これにより、周波数軸でSN比の高い信号が得られる。
次いで、ピーク値の抽出が行われる(ステップS13)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS12で得られた信号のピーク値を抽出する。次いで、全てのレンジに対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS14)。ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了していないことが判断されると、処理対象が次のレンジに変更される(ステップS15)。その後、ステップS12に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了したことが判断されると、検出処理が実行される(ステップS16)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS12〜S15の処理により得られた全てのレンジのピーク値を、所定のスレショルドと比較し、スレッショルドを超えた信号が存在する場合は、図3(c)に示すように、その信号を目標として検出する。なお、スレショルドとしては、熱雑音を基準にしたスレショルド、または、CFAR(一定誤警報確率)によるスレショルド等を用いることができる。
次いで、測角計算が行われる(ステップS17)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS16で検出されたピーク値に対応する周波数を「検出ドップラ周波数fd」とし、合成開口の各受信位置との関係は次式で表現できることを利用して、SAR測角値θを演算する。
Figure 2009074924
ここで、
λ ;波長
N ;ヒット(PRI)数
fd ;検出ドップラ周波数(バンク番号)
d ;素子間隔
d=(V+Vt’)×PRI
V ;自機速度
Vt’;目標速度の近似値
素子間隔dの算出にあたり、目標速度の近似値Vt’が必要であるが、これは検出ドップラ周波数fdと、検出/測角処理部51から送られてくる通常アンテナ開口のモノパルス測角値φとから、次式により算出できる。
Figure 2009074924
ここで、
Vt’;目標速度Vtの近似値(φが誤差を持つため)
この目標速度の近似値Vt’の絶対値が自機速度Vの絶対値に比べて小さい場合は、目標速度の近似値Vt’の精度が低くても、測角精度に対する影響は小さい。したがって、絶対値が十分小さく、測角精度の許容値が比較的大きい場合には、目標速度の近似値Vt’を「0」とすることができる。以上により、SARによる測角処理は終了する。
上述したSARによる測角は、空中線3が1次元アレイであるため、図4(a)に示すように、円錐上にアンビギュイティを持っている。このアンビギュイティへの対策として、特許文献1に開示されている技術を用いて、測角値合成部54は、図4(b)(c)に示すように、通常アンテナ開口のモノパルス測角値を用いて、その値に最も近いSARの円錐上の測角値を抽出して合成測角値を求める。この場合、例えば、AZ、EL軸を直交軸空間として、次式の演算を実施すればよい。
Figure 2009074924
ここで、
φAZ、φEL;モノパルスビームによる測角値
θ ;SAR測角値
ΦAZ、ΦEL;合成測角値
なお、上述した実施例1に係るレーダ装置においては、レンジセル毎にピーク値を有するセルを抽出し、全てのレンジセルに対する抽出が終了した後に目標を検出し、その目標のセルに対して測角を行うように構成したが、レンジセル毎に抽出したセルの全てに対して測角を実施し、全てのレンジセルの処理が終了した後、検出した目標に対する測角値を抽出するように構成することもできる。
本発明の実施例2に係るレーダ装置の電気的な構成は、図1に示した実施例1に係るレーダ装置の電気的な構成と同じである。
本発明の実施例2に係るレーダ装置の動作を、測角処理を中心に、図5に示すフローチャート、図6に示す測角の原理を説明するための図、および、図7に示す誤差電圧を用いて高精度のドップラ周波数を求める処理を説明するための図を参照しながら説明する。なお、図5に示すフローチャートにおいては、図2に示した実施例1に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートと同一の処理を行うステップには、図2で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
今、レーダ装置と目標とは、図6(a)に示すような位置関係にあるものとする。レーダ装置における測角処理では、まず、図6(b)に示すように、受信データが取得される(ステップS11)。次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS12)。次いで、ピーク値の抽出が行われる(ステップS13)。次いで、全てのレンジに対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS14)。
ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了していないことが判断されると、処理対象が次のレンジに変更される(ステップS15)。その後、ステップS12に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了したことが判断されると、検出処理が実行される(ステップS16)。以上の処理は実施例1に係るレーダ装置の処理と同じである。
以上の処理により目標の検出処理が終了すると、検出したドップラ・バンクΣに対応したΔバンクが形成される。このためには、下記の(5)式および(6)式に従った位相を受信データに与え、フーリエ変換すればよい。
Figure 2009074924
Figure 2009074924
ここで、
Rx(n) ;受信信号(n=1〜N)
FFT[ ];フーリエ変換
具体的には、ステップS16の処理が終了すると、次いで、Δ用の位相乗算が行われる(ステップS18)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、受信データの半分の位相を、180度反転する。次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS19)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS18で位相が180度反転された受信データをフーリエ変換する。これにより、図6(c)に破線で示すようなΔビームが得られる。
次いで、Δが抽出される(ステップS20)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS19で得られたΔビームを抽出する。以上の処理により、図6(d)に示すような、ΣビームとΔビームが得られる。
次いで、測角計算が行われる(ステップS21)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、検出したドップラ周波数をfdとし、モノパルス測角と同様の方法を用いて、Σ(fd)とΔ(fd)から、次式により誤差電圧を算出する。
Figure 2009074924
ここで、
Em;誤差電圧
Re;複素数の実部
この誤差電圧Emと、予めテーブル化しておいた図7(b)に示すような測角曲線との比較により、図7(a)に示すような、高精度なドップラ周波数fd’を得ることができる。このドップラ周波数fd’を上述した(2)式に適用することにより、高精度なSAR測角値θを得ることができる。以上により、測角処理は終了する。
本発明の実施例3に係るレーダ装置の電気的な構成は、図1に示した実施例1に係るレーダ装置の電気的な構成と同じである。
本発明の実施例3に係るレーダ装置の動作を、測角処理を中心に、図8に示すフローチャート、図9に示す測角の原理を説明するための図、および、図10に示す誤差電圧を用いて高精度のドップラ周波数を求める処理を説明するための図を参照しながら説明する。なお、図8に示すフローチャートにおいては、図2に示した実施例1に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートと同一の処理を行うステップには、図2で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
今、レーダ装置と目標とは、図9(a)に示すような位置関係にあるものとする。レーダ装置における測角処理では、まず、図9(b)に示すように、受信データが取得される(ステップS11)。次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS12)。次いで、ピーク値の抽出が行われる(ステップS13)。次いで、全てのレンジに対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS14)。
ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了していないことが判断されると、処理対象が次のレンジに変更される(ステップS15)。その後、ステップS12に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了したことが判断されると、検出処理が実行される(ステップS16)。以上の処理は実施例1に係るレーダ装置の処理と同じである。
目標の検出処理が終了すると、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらしたΣUビームを形成するために、検出したドップラ・バンクΣに隣接したΣUバンクが形成される。このためには、例えば、ドップラ周波数を0.5バンク分だけ移動し、つまり下記の式(8)式および(9)式に従った位相を受信データに与え、フーリエ変換すればよい。
Figure 2009074924
Figure 2009074924
ここで、
Rx(n) ;受信信号(n=1〜N)
FFT[ ];フーリエ変換
具体的には、ステップS16の処理が終了すると、次いで、ΣU用の位相乗算が行われる(ステップS22)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、受信データに上式を適用して、ドップラ周波数を0.5バンク分だけ移動する。次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS23)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS22で得られた受信データをフーリエ変換する。これにより、図9(c)に示すようなΣUビームが得られる。
次いで、ΣUが抽出される(ステップS24)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS24で得られたΣUビームを抽出する。以上の処理により、図9(d)に示すように、ΣビームとΣUビームが得られる。
次いで、測角計算が行われる(ステップS25)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、検出したドップラ周波数をfdとして、モノパルス測角と同様の方法を用いて、Σ(fd)とΣU(fd)とから、次式により誤差電圧を算出する。
Figure 2009074924
ここで、
Es;誤差電圧
Re;複素数の実部
この誤差電圧Esと、予めテーブル化しておいた図10(b)に示すような測角曲線との比較により、図10(a)に示すような、高精度なドップラ周波数fd’を得ることができる。ドップラ周波数fd’を上述した(2)式に適用することにより、高精度なSAR測角値θを得ることができる。以上により、測角処理は終了する。
なお、上述した実施例3では、ΣUビームとして、0.5バンクだけ移動した信号を用いたが、実施例3は、ΣUビームとΣビームを用いて精度の高いドップラ周波数を算出するのが主旨であり、一般的には移動する量は任意の値Δfsバンクとすることができる。
また、誤差電圧の算出にはΣビームとΣUビームの複素数を用いたが、絶対値の比を用いて、誤差電圧を算出するように構成することもできる。
本発明の実施例4に係るレーダ装置の電気的な構成は、図1に示した実施例1に係るレーダ装置の電気的な構成と同じである。
本発明の実施例4に係るレーダ装置の動作を、測角処理を中心に、図11に示すフローチャート、および、図12に示す重心を用いて高精度のドップラ周波数を求める処理を説明するための図を参照しながら説明する。なお、図11に示すフローチャートにおいては、図8に示した実施例3に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートと同一の処理を行うステップには、図8で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
今、レーダ装置と目標とは、実施例3の場合と同様に、図9(a)に示すような位置関係にあるものとする。レーダ装置における測角処理では、まず、受信データが取得される(ステップS11)。次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS12)。次いで、ピーク値の抽出が行われる(ステップS13)。次いで、全てのレンジに対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS14)。
このステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了していないことが判断されると、処理対象が次のレンジに変更される(ステップS15)。その後、ステップS12に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了したことが判断されると、検出処理が実行される(ステップS16)。次いで、ΣU用の位相乗算が行われる(ステップS22)。次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS23)。以上の処理は実施例3に係るレーダ装置の処理と同じである。
以上の処理が終了すると、次いで、ΣとΣUの合成が行われる(ステップS31)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ΣビームとΣUビームを要素毎に交互に配列し、これをΣ’とする。Σ’は、次式で表すことができる。
Figure 2009074924
次いで、測角計算(重心演算を含む)が実行される(ステップS32)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、Σ’を用いて、図11に示すように、検出したドップラ周波数fdの回りの複数のMセルの複素信号に対し、次式を用いて重心演算を実施する。
Figure 2009074924
ここで、
A ;振幅強度
fd;ドップラ周波数
この重心演算により求められたドップラ周波数fd’を、上述した(2)式に適用することにより、高精度なSAR測角値θを得ることができる。以上により、測角処理は終了する。
なお、上述した実施例4では、ΣUビームとして、0.5バンクだけ移動した信号を用いたが、この実施例4は、ΣUビームとΣビームを用いて精度の高いドップラ周波数を算出するのが主旨であり、一般的には、移動する量は任意の値Δfsバンクとすることができる。
本発明の実施例5に係るレーダ装置は、測角を行うにあたり、波面の振幅および位相を補正するようにしたものである。
図13は、本発明の実施例5に係るレーダ装置の電気的な構成を示す図である。このレーダ装置は、図1に示した実施例1に係るレーダ装置における信号処理器5aが、信号処理器5bに変更されて構成されている。信号処理器5bは、実施例1に係るレーダ装置の信号処理器5aの内部に、SARデータ補正処理部52が追加されて構成されている。
SARデータ補正処理部52は、周波数変換/AD変換器4から送られてくるΣビームに所定の補正を施す(詳細は後述する)。このSARデータ補正処理部52における補正結果は、SAR検出/測角処理部53に送られる。
本発明の実施例5に係るレーダ装置の動作を、測角処理を中心に、図14に示すフローチャート、および、図15に示す測角の原理を説明するための図を参照しながら説明する。なお、図14に示すフローチャートにおいては、図2に示した実施例1に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートと同一の処理を行うステップには、図2で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
今、レーダ装置と目標とは、図15(a)に示すような位置関係にあるものとする。レーダ装置における測角処理では、まず、受信データが取得される(ステップS41)。すなわち、信号処理器5bのSARデータ補正処理部52は、図15(b)に示すように、所定時間間隔、例えばPRIで送信されたパルス信号の反射波を受信した空中線3からサーキュレータ2および周波数変換/AD変換器4を介して、目標に対するレーダ装置の相対速度とPRIとに基づき決定される受信位置1〜N毎に、受信データ(Σビーム)を取得する。
次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS42)。すなわち、SARデータ補正処理部52は、ステップS41で取得された受信データをフーリエ変換する。これにより、周波数軸でSN比の高い信号が得られる。
次いで、ピーク値の抽出が行われる(ステップS43)。すなわち、SARデータ補正処理部52は、図15(c)に示すように、ステップS42で得られた信号のピーク値を抽出する。次いで、Mセルの抽出が行われる(ステップS44)。すなわち、SARデータ補正処理部52は、ステップS43で抽出されたピーク値の周りのMセルのデータを抽出し、抽出したMセル以外をゼロ埋めすることによりN個のデータを生成する。
次いで、逆フーリエ変換(逆FFT)が行われる(ステップS45)。すなわち、SARデータ補正処理部52は、ステップS44で得られたN個のデータに対し逆フーリエ変換を実施する。これにより、図15(d)に破線で示すような、補正前の波面データX(n)(n=1〜N)が得られる。この処理により、クラッタ等の不要な信号を抑圧することができる。
一方、目標方向に依存しない波面データの補正量を算出するために、Mセルの信号がゼロ周波数に移動されて逆フーリエ変換が行われる(ステップS46)。すなわち、SARデータ補正処理部52は、ステップS44で抽出されたMセルを、図15(e)に示すように、ゼロ周波数に移動した後に逆フーリエ変換を実施し、図15(f)に破線で示すような、補正前の波面の振幅、位相ずれC(n)(n=1〜N)を算出する。次いで、補正値が算出される(ステップS47)。すなわち、SARデータ補正処理部52は、図15(f)に実線で示すような、ステップS46で算出された特性の逆特性を有する補正値1/C(n)を算出する。
次いで、補正演算が実行される(ステップS48)。すなわち、SARデータ補正処理部52は、ステップS45で得られた波面データXに、ステップS47で算出された補正値1/Cを適用し、つまり、次式の演算を実行し、図15(d)に実直線で示すような、補正後波面データXcを得る。この補正後波面データXcは、SAR検出/測角処理部53に送られる。
Figure 2009074924
ここで、
X ;補正前波面データ
Xc ;補正後波面データ
1/C;補正値
次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS49)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、SARデータ補正処理部52から送られてくる補正後波面データXcをフーリエ変換する。次いで、ピーク値の抽出が行われる(ステップS13)。次いで、全てのレンジに対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS14)。このステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了していないことが判断されると、処理対象が次のレンジに変更される(ステップS15)。その後、ステップS42に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了したことが判断されると、検出処理が実行される(ステップS16)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、上述した処理により得られた全てのレンジのピーク値を、所定のスレショルドと比較し、スレッショルドを超えた信号が存在する場合は、図15(g)に示すように、その信号を目標として検出する。なお、スレショルドとしては、熱雑音を基準にしたスレショルド、または、CFAR(一定誤警報確率)によるスレショルド等を用いることができる。
次いで、測角計算が行われる(ステップS17)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、ステップS16で検出されたピーク値に対応する周波数を、検出ドップラ周波数fdとし、合成開口の各受信位置との関係は次式で表現できることを利用して、SAR測角値θを演算する。以上により、測角処理は終了する。
Figure 2009074924
なお、SAR測角値θのアンビギュイティに対する対策として、測角値合成部54で行われるSAR測角値θとモノパルス測角値φとの測角値合成は、実施例1に係るレーダ装置と同様である。
また、上述した実施例5に係るレーダ装置においては、レンジセル毎にピーク値を有するセルを抽出し、全てのレンジセルに対する抽出が終了した後に目標を検出し、その目標のセルに対して測角を行うように構成したが、レンジセル毎に抽出したセルの全てに対して測角を実施し、全てのレンジセルの処理が終了した後、検出した目標に対する測角値を抽出するように構成することもできる。
本発明の実施例6に係るレーダ装置は、上述した実施例5に係るレーダ装置に、実施例2、実施例3または実施例4に係るレーダ装置の機能を適用したものである。
本発明の実施例6に係るレーダ装置の電気的な構成は、図13に示した実施例5に係るレーダ装置の電気的な構成と同じである。
図16は、本発明の実施例6の第1の例に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートであり、実施例5に係るレーダ装置の動作を示すフローチャート(図14参照)のステップS17を、実施例2に係るレーダ装置の動作を示すフローチャート(図5参照)のステップS18〜S21で置き換えたものである。図16に示すフローチャートにおいて、図14および図5に示すフローチャートに示されたステップと同じ処理を実行するステップには、図14および図5に示すフローチャートで使用した符号と同一の符号を付してあるので、各ステップの説明は、図14および図5に示すフローチャートの説明を参照されたい。
図17は、本発明の実施例6の第2の例に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートであり、実施例5に係るレーダ装置の動作を示すフローチャート(図14参照)のステップS17を、実施例3に係るレーダ装置の動作を示すフローチャート(図8参照)のステップS22〜S25で置き換えたものである。図17に示すフローチャートにおいて、図14および図8に示すフローチャートに示されたステップと同じ処理を実行するステップには、図14および図8に示すフローチャートで使用した符号と同一の符号を付してあるので、各ステップの説明は、図14および図8に示すフローチャートの説明を参照されたい。
図18は、本発明の実施例6の第3の例に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートであり、実施例5に係るレーダ装置の動作を示すフローチャート(図14参照)のステップS17を、実施例4に係るレーダ装置の動作を示すフローチャート(図11参照)のステップS22、S23、S31およびS32で置き換えたものである。図18に示すフローチャートにおいて、図14および図11に示すフローチャートに示されたステップと同じ処理を実行するステップには、図14および図11に示すフローチャートで使用した符号と同一の符号を付してあるので、各ステップの説明は、図14および図11に示すフローチャートの説明を参照されたい。
以上説明した実施例6に係るレーダ装置によれば、上述した実施例5に係るレーダ装置と同様の作用および効果に加えて、実施例2に係るレーダ装置、実施例3に係るレーダ装置または実施例4に係るレーダ装置と同様の作用および効果を奏する。
本発明の実施例7に係るレーダ装置は、測角を行うにあたり、波面の振幅および位相を補正し、フーリエ変換を実施せずに波面のまま測角演算したものである。
本発明の実施例7に係るレーダ装置の電気的な構成は、図13に示した実施例5に係るレーダ装置の電気的な構成と同じである。
本発明の実施例7に係るレーダ装置の動作を、測角処理を中心に、図19に示すフローチャート、および、図20に示す測角の原理を説明するための図を参照しながら説明する。なお、図19に示すフローチャートにおいては、図14に示した実施例5に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートと同一の処理を行うステップには、図14で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
今、レーダ装置と目標とは、図15(a)に示すような位置関係にあるものとする。レーダ装置における測角処理では、まず、図20(b)に示すような受信データが取得される(ステップS41)。次いで、フーリエ変換が行われる(ステップS42)。次いで、図20(c)に示すようなピーク値の抽出が行われる(ステップS43)。次いで、Mセルの抽出が行われる(ステップS44)。次いで、逆フーリエ変換(逆FFT)が行われる(ステップS45)。これにより、図20(d)に破線で示すような、補正前の波面データX(n)(n=1〜N)が得られる。
一方、目標方向に依存しない波面データの補正量を算出するために、図20(e)に示すように、Mセルの信号をゼロ周波数に移動し、その後、逆フーリエ変換が行われる(ステップS46)。次いで、図20(f)に実線で示すような補正値が算出される(ステップS47)。次いで、補正演算が実行される(ステップS48)。これにより図20(d)に実直線で示すような補正後波面データXcが得られる。以上の動作は、実施例5に係るレーダ装置の動作と同じである。
補正後波面データXcが得られると、この補正後波面データXcから目標方向に対応する位相傾きを算出するために、次式を用いて、探索用波面の位相傾きを順次変化させながら、補正後波面データXcと共役値とを乗算した後、加算する処理が行われる。
Figure 2009074924
ここで、
Xc;補正後波面データ
Sm;探索用波面データ(m=1〜M)
* ;複素共役
具体的には、まず、補正後波面と探索波面の共役演算が行われる(ステップS51)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、SARデータ補正処理部52から送られてくる補正後波面データXcと探索用波面データSmとの共役演算を実行する。次いで、演算結果が保存される(ステップS52)。SAR検出/測角処理部53は、ステップS51で得られた演算結果を内部のメモリ(図示しない)に保存する。
次いで、全ての探索波面に対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS53)。ステップS53において、全ての探索波面に対する処理が終了していないことが判断されると、探索波面が次の波面に変更される(ステップS54)。その後、ステップS51に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS53において、全ての探索波面に対する処理が終了したことが判断されると、Σの最大値(またはΔの最小値)が抽出される(ステップS55)。すなわち、SAR検出/測角処理部53は、Σsが最大になるmmaxを算出して、目標を検出するとともに、次式により、図20(g)に示すように、目標方向を算出できる。
Figure 2009074924
次いで、全てのレンジに対する処理が終了したかどうかが調べられる(ステップS14)。このステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了していないことが判断されると、処理対象が次のレンジに変更される(ステップS15)。その後、ステップS42に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップS14において、全てのレンジに対する処理が終了したことが判断されると、検出処理が実行される(ステップS16)。次いで、測角計算が行われる(ステップS17)。以上により、測角処理は終了する。
なお、目標の検出はΣsを用いて行われるが、探索用ビームとしてΔビームを用いる場合は、次式が使用される。
Figure 2009074924
ここで、
Xc;補正後波面データ
Dm;探索用波面データ(m=1〜M)
この場合、SAR検出/測角処理部53は、Δsが最小になるmを算出して、目標を検出するとともに、次式により、図20(h)に示すように、目標方向を算出できる。
Figure 2009074924
なお、上述した実施例7では、波面の位相傾きを、探索用波面を用いて算出する方法について説明したが、波面の傾きにより測角演算するのが主旨であるため、波面の位相データより、最小2乗直線を算出して、波面の傾きを算出する方法を採用することもできる。
また、SAR測角値θのアンビギュイティに対する対策として、測角値合成部54で行われるSAR測角値θとモノパルス測角値φとの測角値合成は、実施例1に係るレーダ装置と同様である。
さらに、上述した実施例7では、補正後波面データを用いる方法について述べたが、処理規模を削減するために、補正前波面データを用いるように構成することもできる。
本発明の実施例1に係るレーダ装置の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係るレーダ装置における測角の原理を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置において合成測角値を求める動作を説明するための図である。 本発明の実施例2に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るレーダ装置における測角の原理を説明するための図である。 本発明の実施例2に係るレーダ装置において行われる誤差電圧を用いて高精度のドップラ周波数を求める処理を説明するための図である。 本発明の実施例3に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係るレーダ装置における測角の原理を説明するための図である。 本発明の実施例3に係るレーダ装置において行われる誤差電圧を用いて高精度のドップラ周波数を求める処理を説明するための図である。 本発明の実施例4に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係るレーダ装置において、重心を用いて高精度のドップラ周波数を求める処理を説明するための図である。 本発明の実施例5に係るレーダ装置の電気的な構成を示す図である。 本発明の実施例5に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係るレーダ装置における測角の原理を説明するための図である。 本発明の実施例6の第1の例に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例6の第2の例に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例6の第3の例に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例7に係るレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例7に係るレーダ装置における測角の原理を説明するための図である。 従来のレーダ装置の電気的な構成を示すブロック図である。 従来のレーダ装置で行われるモノパルス測角の原理を示す図である。 従来のレーダ装置の動作を、測角処理を中心に示すフローチャートである。
符号の説明
1 信号生成/増幅器
2 サーキュレータ
3 空中線3
〜4 周波数変換/AD変換器
5a、5b 信号処理器
51 検出/測角処理部
52 SARデータ補正処理部
53 SAR検出/測角処理部
54 測角値合成部

Claims (7)

  1. 一定の開口を有する空中線と、
    前記空中線から所定時間間隔で送信したパルス信号の反射波を受信し、目標に対する自己の相対速度と前記所定時間間隔とに基づき決定される受信位置毎に受信データを生成する受信手段と、
    前記受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角するSAR検出/測角処理部と、
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記SAR検出/測角処理部は、
    前記受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクと同じバンクのΔビームとΣビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記SAR検出/測角処理部は、前記受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  4. 前記SAR検出/測角処理部は、前記受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて周波数軸の重心演算によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  5. 一定の開口を有する空中線と、
    前記空中線から所定時間間隔で送信したパルス信号の反射波を受信し、目標に対する自己の相対速度と前記所定時間間隔とに基づき決定される受信位置毎に受信データを生成する受信手段と、
    前記受信手段からの受信データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値の周りの複数セルのデータを抽出して逆フーリエ変換することにより受信データの振幅および位相データからなる波面データを算出し、波面の振幅および位相の逆特性を有する補正値を前記波面データに乗算して波面の振幅および位相ずれを補正した補正後波面データを出力するSARデータ補正処理部と、
    前記SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角するSAR検出/測角処理部と、
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  6. SAR検出/測角処理部は、
    前記SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクと同じバンクのΔビームとΣビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角し、または、
    前記SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて誤差電圧を算出し、該算出した誤差電圧と予め用意された測角曲線との比較によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角し、または、
    前記SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データをレンジセル毎にフーリエ変換し、該フーリエ変換により得られた信号のピーク値から目標を検出し、該ピーク値に対応するドップラ周波数のΣビームのバンクより、フーリエ変換の位相傾きを所定の位相分だけずらして形成したΣUビームの複素信号を用いて周波数軸の重心演算によりドップラ周波数を算出し、該算出したドップラ周波数と前記受信位置とに基づき目標方向を測角することを特徴とする請求項5記載のレーダ装置。
  7. 前記SAR検出/測角処理部は、
    前記SARデータ補正処理部から出力される補正後波面データに対して、探索用波面データを用いて波面の和の最大値または波面の差の最小値を算出し、該算出した最大値または最小値に基づき目標を検出し、探索用波面データによって示される探索用波面の位相の傾きより目標方向を測角することを特徴とする請求項5記載のレーダ装置。
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