JP2014153206A - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルスの諸元の検出にかかる時間を短縮する。
【解決手段】信号処理装置10の信号生成部12は、受信アンテナ11により受信された電波A0から、パルスを含むデジタル信号A22を生成する。FFT処理部13は、デジタル信号A22を周波数スペクトルA3に変換する。帯域特定回路151は、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分を含む周波数帯域を特定する。ゼロ置換回路152は、帯域特定回路151によって特定された周波数帯域に含まれる成分の値をゼロに置き換えて、周波数スペクトルA52を出力する。逆FFT処理部16は、逆FFTにおける周波数スペクトルA52の成分の各々についての演算を、値がゼロの成分についての演算を除いて実行することにより、デジタル信号A22の包絡線A6を算出する。パルス諸元検出部17は、包絡線A6に基づいて、パルスの諸元を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号処理装置及び信号処理方法に関する。
電波を放射し、目標からの反射波を観測することで、目標までの距離等を測定するレーダ装置が種々の用途に用いられている。このようなレーダ装置は、一般的に、反射波から生成した信号に含まれるパルスの諸元に基づいて、目標までの距離等を算出する。そこで、レーダ装置の測定精度を向上させるために、パルスの諸元を精度良く検出する技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1には、高速フーリエ変換(FFT、Fast Fourier Transform)の処理ポイント数を可変してFFT解析処理を行うパルス諸元検出装置が開示されている。この装置は、互いに異なる複数の処理ポイント数でFFTを実行し、パルスの諸元の検出に適した処理ポイント数を選択する。これにより、パルスの諸元を精度よく検出することができる。
特開2009−180540号公報
レーダ装置の用途によっては、高い検出精度だけでなく、より短い処理時間が要求されることがある。しかしながら、特許文献1に記載の装置は、複数回のFFTを実行するため、パルスの諸元の検出に時間がかかってしまうおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、パルスの諸元の検出にかかる時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の信号処理装置は、アンテナによって受信された電波から、パルスを含む信号を生成する生成部と、信号を周波数スペクトルに変換する変換部と、周波数スペクトルの成分のうち、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分を特定する特定部と、逆高速フーリエ変換における周波数スペクトルの成分の各々についての演算を、特定部によって特定された成分についての演算を除いて実行することにより、信号の概形を算出する算出部と、信号の概形に基づいて、パルスの諸元を検出するパルス諸元検出部と、を備える。
本発明によれば、周波数スペクトルの成分の各々についての演算が、特定部によって特定された成分についての演算を除いて実行される。これにより、演算量を削減して、パルスの諸元の検出にかかる時間を短縮できる。
本発明の実施の形態1に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 パルスを含む信号の波形の例を模式的に示す図である。 周波数スペクトルのパワースペクトルの例を模式的に示す図である。 帯域制限部によって値が制限された周波数スペクトルを示す図である。 逆FFT処理部によって実行される処理を示すフロー図である。 本発明の実施の形態2に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 成分特定回路によって特定された成分を含む周波数スペクトルを示す図である。 ゼロ置換回路によって値が置き換えられた周波数スペクトルを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 逆FFT処理部によって実行される処理を示すフロー図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る信号処理装置10は、電波A0を受信し、受信した電波A0に基づいて目標を識別する。信号処理装置10は、図1に示されるように、受信アンテナ11、信号生成部12、FFT処理部13、ピーク検出部14、帯域制限部15、逆FFT処理部16、パルス諸元検出部17、及び目標識別部18を有している。
受信アンテナ11は、到来する電波A0を受信して、電波A0により搬送されるRF(Radio Frequency)信号A1を信号生成部12へ出力する。
信号生成部12は、RF信号A1からデジタル信号A22を生成する。信号生成部12は、周波数変換回路121及びA−D変換回路122を有している。
周波数変換回路121は、RF信号A1の周波数を変換するミキサを有し、ミキサから出力されたIF(Intermediate Frequency)信号A21を出力する。A−D変換回路122は、周波数変換回路121から出力されたIF信号A21(アナログ信号)をデジタル信号A22に変換して、FFT処理部13へ出力する。
図2には、デジタル信号A22の波形の例が示されている。デジタル信号A22は、パルス変調された信号であって、略正弦波状の搬送波から構成されるパルスと、パルスに重畳するノイズとを含んでいる。また、図2からわかるように、デジタル信号A22に含まれるパルスの波形は、ノイズの影響等により歪んでいる。
FFT処理部13は、DSP(Digital Signal Processor)等から構成される。FFT処理部13は、デジタル信号A22を、あらかじめ設定された時間又はサンプル数で区切って、FFTを順次実行する。そして、FFT処理部13は、デジタル信号A22を周波数スペクトルA3に順次変換する。
図3には、周波数スペクトルA3のパワースペクトル(スペクトラム電力)の例が示されている。図3の横軸に付された目盛りは、周波数スペクトルA3を構成する各成分の周波数を表す。
ピーク検出部14は、ピーク検出回路等から構成される。ピーク検出部14は、周波数スペクトルA3を構成する成分のうち、あらかじめ設定された閾値を超える値の成分を、ピークとして検出する。このようにして検出されるピークは、パルスの搬送波を構成すると考えられる。
また、ピーク検出部14は、検出したピークのピーク周波数を、周波数スペクトルA3と合わせて信号A4として出力する。例えば、ピーク検出部14は、図3に示される閾値Tpkに基づいてピーク周波数Fpkを検出し、帯域制限部15へ出力する。
帯域制限部15は、帯域特定回路151及びゼロ置換回路152を有している。
帯域特定回路151は、ピーク周波数Fpkに基づいて周波数帯域を特定する。この周波数帯域は、周波数スペクトルA3の成分のうち、パルスの搬送波を構成する成分を含む周波数帯域と、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分を含む周波数帯域である。例えば、帯域特定回路151は、図3に示されるように、ピーク周波数Fpkを中心として、あらかじめ設定された幅Wpの帯域Rpを特定し、帯域Rp以外の帯域Rnを特定する。
帯域Rpは、周波数スペクトルA3のピーク周波数Fpkを含んでいる。しかしながら、幅Wpがある程度大きいため、帯域Rpは、パルスの搬送波を構成する成分及びノイズが支配的な成分の双方を含む場合があると考えられる。なお、幅Wpは、あらかじめ固定値を設定してもよいし、Fpk×0.001等のようにピーク周波数Fpkを用いて設定してもよい。一方、帯域Rnに含まれる成分はいずれも、ノイズが支配的となっていると考えられる。
帯域特定回路151は、帯域Rnを特定することで、実質的に、周波数スペクトルA3から、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分を特定することとなる。
そして、帯域特定回路151は、帯域Rnを周波数スペクトルA3と合わせて、信号A51としてゼロ置換回路152へ出力する。
ゼロ置換回路152は、周波数スペクトルA3の成分のうち、帯域Rnに含まれる成分の値をゼロに置き換えることで、周波数スペクトルA3の成分の値を制限する。例えば、ゼロ置換回路152は、図3に示される周波数スペクトルA3から、図4に示される周波数スペクトルA52を生成する。
逆FFT処理部16は、DSP等から構成される。逆FFT処理部16は、周波数スペクトルA52から値がゼロの成分を除いて逆FFTを実行することにより、デジタル信号A22の概形を示す包絡線A6を算出する。
パルス諸元検出部17は、包絡線A6に基づいて、デジタル信号A22に含まれるパルスの諸元を検出する。パルス諸元検出部17の構成や動作は、従前のものと同様であるため、その説明を省略する。なお、パルスの諸元は、パルス到来時刻(TOA、Time Of Arrival)、パルス幅(PW、Pulse Width)、パルス振幅(PA、Pulse Amplitude)、搬送波の周波数(F、Frequency)、パルス間隔、及び互いに隣り合うパルス各々の搬送波の位相関係を含む。パルス諸元検出部17は、検出したパルスの諸元を示すデータA7を目標識別部18へ通知する。
目標識別部18は、パルスの諸元を分析して、目標を識別する。目標の識別は、例えば、パルスの周波数に比例した距離だけ受信アンテナ11から離れている目標の認識を意味する。
続いて、逆FFT処理部16によって実行される処理について、図5を用いて説明する。
まず、逆FFT処理部16は、周波数スペクトルA52を受信する(ステップS1)。次に、逆FFT処理部16は、変数jに初期値としてゼロを代入する(ステップS2)。変数jの値は、周波数スペクトルA52の各成分を識別するために、ゼロから順に割り当てられる自然数である。
次に、逆FFT処理部16は、周波数スペクトルA52の成分のうち、変数jに対応する成分の値がゼロであるか否かを判定する(ステップS3)。成分がゼロであると判定された場合(ステップS3;Yes)、逆FFT処理部16は、ステップS4の演算を実行することなく、ステップS5へ処理を移行する。
一方、成分がゼロではないと判定された場合(ステップS3;No)、逆FFT処理部16は、変数jに対応する成分についての演算を実行する(ステップS4)。ここで、逆FFTを行うための演算について説明する。逆FFTは、一般的に、下記の式(1)に基づいて実行される。
Figure 2014153206
ただし、上記式(1)中のNは、データ数を意味する。このNは、FFT処理部13によって区切られたデジタル信号A22のサンプル数に等しく、周波数スペクトルA3、A52を構成する成分の個数に等しい。また、xは、逆FFT処理部16から出力される包絡線A6のサンプル値(時間領域のデータ)を意味する。fは、逆FFTが施される周波数スペクトルA52の成分の値(周波数領域のデータ)を意味する。Wは、虚数単位をiとして、W=exp(−2πi/N)と定義される。
上記式(1)の行列表示は、下記の式(2)で示される。
Figure 2014153206
上記式(1)及び式(2)からわかるように、周波数スペクトルA52の成分fの各々について、乗算がN回実行される。また、成分fを除く成分fの各々について、加算がN回実行される。このため、成分f〜fN−1のすべてについて演算を実行すると、乗算がN回実行され、加算がN(N−1)回実行されることとなる。
ステップS4において、逆FFT処理部16は、成分fについての乗算及び加算を実行する。具体的には、変数jがゼロのときには、逆FFT処理部16は、N回の乗算を実行する。また、変数jがゼロ以外のときには、逆FFT処理部16は、N回の乗算及び加算を実行する。
次に、逆FFT処理部16は、変数jがN−1に等しいか否かを判定する(ステップS5)。変数jがN−1に等しくないと判定された場合(ステップS5;No)、逆FFT処理部16は、変数jをインクリメントする(ステップS6)。その後、逆FFT処理部16は、ステップS3以降の処理を繰り返す。
一方、変数jがN−1に等しいと判定された場合(ステップS5;Yes)、逆FFT処理部16は、周波数スペクトルA52の逆FFTが完了したと判断して、包絡線A6を出力する(ステップS7)。この包絡線A6は、上記式(2)においてベクトル(x,・・・,xN−1)で示されるデータである。
その後、逆FFT処理部16は、ステップS1以降の処理を繰り返す。これにより、帯域制限部15から順次出力される周波数スペクトルA52に対して、逆FFTが施される。
以上説明したように、実施の形態1に係る信号処理装置10は、周波数スペクトルA52の成分f〜fN−1の各々についての演算を、値がゼロの成分についての演算を除いて実行する。これにより、演算量を削減して、演算にかかる処理時間を短縮することができる。また、演算量が少なくなるため、小規模の回路構成で信号処理装置10を構成することができる。
具体的には、包絡線A6を算出するために上記式(2)に示される計算を単純に実行すると、N回の乗算とN(N−1)回の加算を合わせて、N(2N−1)回の演算が実行されることとなる。しかしながら、値がゼロの成分fについての乗算の結果は常にゼロである。また、値がゼロの成分fについての加算では増減が生じない。したがって、値がゼロの成分fについての演算処理を省略しても何ら不都合はない。
周波数スペクトルの成分のうち、値がゼロの成分f(ただし成分fを除く)の個数をZとする。値がゼロの成分についての演算を省略すると、N(N−Z)回の乗算と(N−Z)(N−1)回の加算を合わせて、(N−Z)(2N−1)回の演算が実行されることとなる。実施の形態1に係る逆FFT処理部16は、このように省略可能な演算を省略することで、上記式(2)の演算を単純に実行する場合と比べて、Z(2N−1)回の演算量を削減することができる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
実施の形態2に係る信号処理装置10は、図6に示されるように、帯域制限部15及び帯域特定回路151に代えて、成分制限部15b及び成分特定回路153を有する点で、実施の形態1に係るものと異なっている。また、実施の形態2に係る信号処理装置10は、ピーク検出部14を省いて構成される点で、実施の形態1に係るものと異なっている。
成分特定回路153は、周波数スペクトルA3の成分のうち、あらかじめ設定された閾値より小さい値の成分を、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分として特定する。例えば、成分特定回路153は、図7において黒丸で示されるように、閾値Tnより小さい値の成分を特定する。特定された成分は、その値が小さいため、ノイズが支配的な成分であると考えられる。
そして、成分特定回路153は、特定した成分を周波数スペクトルA3と合わせて、信号A53としてゼロ置換回路152へ出力する。
実施の形態2に係るゼロ置換回路152は、周波数スペクトルA3の成分のうち、成分特定回路153によって特定された成分の値をゼロに置き換える。例えば、ゼロ置換回路152は、図7に示される周波数スペクトルA3から、図8に示される周波数スペクトルA52を生成する。
以上説明したように、実施の形態2に係る信号処理装置10は、閾値Tnを用いて、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分を特定した。これにより、パルスの搬送波を構成する成分(例えばピーク)の大きさや帯域幅等に関わらず、ノイズが支配的な成分を効率よく特定することが期待される。
また、実施の形態2に係る信号処理装置10は、ピーク検出部14を省いて構成された。これにより、処理時間の短縮及び回路構成を小規模なものとすることが可能になる。
実施の形態3.
続いて、実施の形態3について、上述の実施の形態2との相違点を中心に説明する。なお、実施の形態2と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
実施の形態3に係る信号処理装置10は、図9に示されるように、成分制限部15bを省いて構成される点で、実施の形態2に係るものと異なっている。
図10には、実施の形態3に係る逆FFT処理部16によって実行される処理が示されている。ステップS1において、逆FFT処理部16は、周波数スペクトルA3を受信する。
また、逆FFT処理部16は、ステップS2に続いて、変数jに対応する成分fの値が閾値Tn以下であるか否かを判定する(ステップS8)。この閾値Tnは、実施の形態2に係る成分特定回路153によって用いられた閾値Tnと同じ値である。
成分fの値が閾値Tn以下であると判定された場合(ステップS8;Yes)、逆FFT処理部16は、ステップS4の演算を実行することなく、ステップS5へ処理を移行する。
一方、成分fの値が閾値Tn以下ではないと判定された場合(ステップS8;No)、逆FFT処理部16は、変数jに対応する成分fについての演算を実行する(ステップS4)。
また、逆FFT処理部16は、ステップS6に続いて、ステップS8以降の処理を実行する。
以上説明したように、実施の形態3に係る逆FFT処理部16は、ステップS8における判定の基準を、ゼロに代えて閾値Tnとした。これにより、逆FFT処理部16は、実施の形態2に係る成分制限部15b及び逆FFT処理部16による処理と実質的に同等の処理を実行することができる。
また、成分制限部15bを省いて信号処理装置10を構成することができるため、処理時間の短縮及び回路構成を小規模なものとすることが可能になる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態に係るFFT処理部13及び逆FFT処理部16は、DSP等から構成されたが、これには限定されない。例えば、汎用のプロセッサや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、その他専用の回路等から構成されてもよい。
また、逆FFT処理部16による処理においては、図5に示されたように、成分f、・・・fN−1についての演算がこの順で実行されたが、これには限定されない。例えば、サンプル値x、x、・・・xN−1を順に算出し、各xを算出するための処理として、図5に示される処理を実行してもよい。この場合、ステップS4では、1回の乗算(又は1回の乗算及び加算)が実行されることになる。
また、便宜上、逆FFTの計算量をO(N)として説明した。ただし、O(・)はランダウの記号である。しかしながら、逆FFTの理論的な計算量はO(NlogN)であって、演算量をさらに削減することが可能である。
また、上記の各実施の形態では、FFTにより周波数スペクトルA3が生成され、逆FFTにより包絡線A6が算出された。これには限定されず、MEM(Maximum Entropy Method)やウェーブレット変換等を用いて、時間領域と周波数領域との間の変換を実行してもよい。
また、信号処理装置10は、パルスレーダ方式、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式、その他の方式で距離等を測定するレーダ装置を構成することができる。
10 信号処理装置、11 受信アンテナ、12 信号生成部、121 周波数変換回路、122 A−D変換回路、13 FFT処理部、14 ピーク検出部、15 帯域制限部、15b 成分制限部、151 帯域特定回路、152 ゼロ置換回路、153 成分特定回路、16 逆FFT処理部、17 パルス諸元検出部、18 目標識別部、A0 電波、A1 RF信号、A21 IF信号、A22 デジタル信号、A3、A52 周波数スペクトル、A4、A51、A53 信号、A6 包絡線、A7 データ、Rn、Rp 帯域。

Claims (5)

  1. アンテナによって受信された電波から、パルスを含む信号を生成する生成部と、
    前記信号を周波数スペクトルに変換する変換部と、
    前記周波数スペクトルの成分のうち、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分を特定する特定部と、
    逆高速フーリエ変換における前記周波数スペクトルの成分の各々についての演算を、前記特定部によって特定された成分についての演算を除いて実行することにより、前記信号の概形を算出する算出部と、
    前記信号の概形に基づいて、パルスの諸元を検出するパルス諸元検出部と、
    を備える信号処理装置。
  2. 前記特定部は、特定した成分の値をゼロに置き換えて、値が置き換えられた成分を含む前記周波数スペクトルを出力し、
    前記算出部は、前記特定部から出力された前記周波数スペクトルの成分の各々についての演算を、値がゼロの成分についての演算を除いて実行する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記周波数スペクトルのピークを検出するピーク検出部、を備え、
    前記特定部は、前記ピーク検出部によって検出されたピークの周波数を除外するように周波数帯域を設定し、設定した周波数帯域に含まれる周波数の成分を、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分として特定する、
    請求項1又は2に記載の信号処理装置。
  4. 前記特定部は、閾値以下の値の成分を、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分として特定する、
    請求項1又は2に記載の信号処理装置。
  5. パルスの諸元を検出する信号処理装置が行う信号処理方法であって、
    アンテナによって受信された電波から、パルスを含む信号を生成する生成ステップと、
    前記信号を周波数スペクトルに変換する変換ステップと、
    前記周波数スペクトルの成分のうち、パルスの搬送波を構成する成分とは異なる成分を特定する特定ステップと、
    逆高速フーリエ変換における前記周波数スペクトルの成分の各々についての演算を、前記特定ステップにおいて特定された成分についての演算を除いて実行することにより、前記信号の概形を算出する算出ステップと、
    前記信号の概形に基づいて、パルスの諸元を検出するパルス諸元検出ステップと、
    を含む信号処理方法。
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