JP6036776B2 - 車両用樹脂バックドアの組付方法 - Google Patents

車両用樹脂バックドアの組付方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用樹脂バックドアの組付方法に関する。
樹脂バックドアを、助力装置に連結された把持ハンドで車体後方側から把持するとともに、車体後部の開口部に対して少し開放させた状態で車体に搭載し、その後、樹脂バックドアを、開口部に対して閉じ方向に移動させながら、車体又は樹脂バックドアに装着した位置決め治具によって車体に対して位置調整しつつ、その車体に締結するようにした樹脂バックドアの組付方法は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−95158号公報
バックドアが樹脂製とされている場合、樹脂材は塑性域での変形量が少ないため、塑性変形を利用した位置調整ができない。そのため、樹脂製のバックドアを車体に組み付ける際には、位置決め治具が必要となるが、簡素化された位置決め治具によって簡単に位置決めして組み付けられるようにすることについては、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、簡素化された位置決め治具により、樹脂製のバックドアを車体に対して簡単に位置決めして組み付けられるようにする車両用樹脂バックドアの組付方法を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用樹脂バックドアの組付方法は、金属製の車体に取り付けられた左右一対の第1位置決め治具と、樹脂製のバックドアに取り付けられた左右一対の第2位置決め治具と、によって、前記車体に対して前記バックドアを車幅方向にセンタリングして組み付ける方法であって、前記第1位置決め治具を前記車体に取り外し可能に取り付け、車体上方から車幅方向内側下方へ傾斜する第1傾斜面を前記第1位置決め治具に形成する車体側配置工程と、前記第2位置決め治具を前記バックドアに取り外し可能に取り付け、前記バックドアの前記車体に対する組み付け姿勢で車体下方から車幅方向外側上方へ傾斜する第2傾斜面を前記第2位置決め治具に形成するバックドア側配置工程と、前記第1傾斜面に前記第2傾斜面を接触させつつ、前記バックドアを前記車体に仮置きし、前記バックドアを前記車体に対して車幅方向にセンタリングさせる仮置工程と、前記車体にヒンジ部材を介して前記バックドアを取り付ける取付工程と、前記車体から前記第1位置決め治具を取り外し、前記バックドアから前記第2位置決め治具を取り外す取外工程と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、第1位置決め治具の車体上方から車幅方向内側下方へ傾斜する第1傾斜面に、第2位置決め治具の車体下方から車幅方向外側上方へ傾斜する第2傾斜面を接触させつつ、バックドアを車体に仮置きすることで、バックドアを車体に対して車幅方向にセンタリングさせる。したがって、第1位置決め治具及び第2位置決め治具の構成が簡素化されるとともに、第1位置決め治具及び第2位置決め治具により、バックドアが車体に対して簡単に位置決めされて組み付けられる。
また、請求項2に記載の車両用樹脂バックドアの組付方法は、請求項1に記載の車両用樹脂バックドアの組付方法であって、前記第1位置決め治具に第1マグネットが設けられ、前記第2位置決め治具に第2マグネットが設けられるとともに、前記バックドアに金属部材が設けられ、前記車体側配置工程において、前記第1位置決め治具が前記第1マグネットの磁力によって前記車体に吸着され、前記バックドア側配置工程において、前記第2位置決め治具が前記第2マグネットの磁力によって前記バックドアを介して前記金属部材に吸着される。
請求項2に記載の発明によれば、車体側配置工程において、第1位置決め治具が第1マグネットによって車体に吸着され、バックドア側配置工程において、第2位置決め治具が第2マグネットによってバックドアを介して金属部材に吸着される。したがって、第1位置決め治具は、車体に対して簡単に着脱され、第2位置決め治具は、バックドアに対して簡単に着脱される。
また、請求項3に記載の車両用樹脂バックドアの組付方法は、請求項1又は請求項2に記載の車両用樹脂バックドアの組付方法であって、前記第1位置決め治具に第1ピンが突設されるとともに、前記車体に第1孔部が形成され、前記第2位置決め治具に第2ピンが突設されるとともに、前記バックドアに第2孔部が形成され、前記車体側配置工程において、前記第1ピンが前記第1孔部に挿入されることで前記第1位置決め治具が前記車体に対して位置決めされ、前記バックドア側配置工程において、前記第2ピンが前記第2孔部に挿入されることで前記第2位置決め治具が前記バックドアに対して位置決めされる。
請求項3に記載の発明によれば、車体側配置工程において、第1位置決め治具の第1ピンが車体の第1孔部に挿入され、バックドア側配置工程において、第2位置決め治具の第2ピンがバックドアの第2孔部に挿入される。したがって、第1位置決め治具は、車体に対して簡単に位置決めされ、第2位置決め治具は、バックドアに対して簡単に位置決めされる。
請求項1に係る発明によれば、簡素化された第1位置決め治具及び第2位置決め治具により、樹脂製のバックドアを車体に対して簡単に位置決めして組み付けることができる。
請求項2に係る発明によれば、第1位置決め治具を車体に対して簡単に着脱することができ、第2位置決め治具をバックドアに対して簡単に着脱することができる。
請求項3に係る発明によれば、第1位置決め治具を車体に対して簡単に位置決めすることができ、第2位置決め治具をバックドアに対して簡単に位置決めすることができる。
本実施形態に係る位置決め治具を備えた車体の後部を示す斜視図である。 本実施形態に係る車体側の位置決め治具を示す斜視図である。 本実施形態に係る位置決め治具を備えたバックドアを示す斜視図である。 本実施形態に係るバックドア側の位置決め治具を示す斜視図である。 本実施形態に係る位置決め治具によって車体に対してバックドアの車幅方向が位置決めされた状態を示す平面図である。 図5におけるX−X線矢視断面図である。 車体に対して車幅方向にセンタリングされたバックドアを締結するヒンジ部材周辺の構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印RHを車体右方向とする。また、以下の説明で、特記なく上下、前後、左右の方向を用いる場合は、車体上下方向の上下、車体前後方向の前後、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
図1に示されるように、金属製とされた車体10の後部側には、開口部12が形成されている。この開口部12は、図3に示される樹脂製のバックドア20によって開閉されるようになっている。そして、車体10において、開口部12を構成する左右両側におけるトルーフ14の所定位置には、左右一対の第1位置決め治具40が取り外し可能に取り付けられている。
詳細に説明すると、図2に示されるように、第1位置決め治具40は、軽量で高強度な樹脂材(例えばABS)で矩形状に成形された第1本体部42と、第1本体部42の一方の面(外面)にインサート成形によって一体に取り付けられた第1マグネット44と、を有している。
第1マグネット44の外面は、左右それぞれのトルーフ14の形状に沿った形状に形成されており、左右対称に形成されている。つまり、第1位置決め治具40には左用と右用とがある。そして、第1マグネット44の外面における略中央部には、円柱状の第1ピン46が一体に突設されている。
また、図6に示されるように、トルーフ14には、第1ピン46が挿入される円形状の第1孔部16が形成されており、第1孔部16の内径は、第1ピン46の外径と同一とされている。したがって、第1位置決め治具40は、第1孔部16に第1ピン46が挿入されることで位置決めされつつ、第1マグネット44の磁力によって車体10のトルーフ14に取り外し可能に吸着されるようになっている。
また、図2、図6に示されるように、第1本体部42における他方の面(内面)の上部側は、第1位置決め治具40が車体10のトルーフ14に取り付けられた状態で、車体上方から車幅方向内側下方へ傾斜する第1傾斜面48とされている。なお、この第1傾斜面48には、微小な凹凸等が多数形成されており、その表面粗さが比較的粗くされている。これにより、後述する第2傾斜面58の第1傾斜面48に対する摩擦(摺動抵抗)が低減されるようになっている。
一方、図3に示されるように、バックドア20は、バックドアパネル22と、バックドアパネル22に形成された略矩形状の開口部24を閉塞するように設けられたバックウインドウガラス30と、を有している。バックドアパネル22は、図6に示されるように、それぞれ例えば炭素繊維強化樹脂(CFRP)製とされたインナパネル26とアウタパネル28とが、互いの外周縁部及び開口部24を構成する内周縁部が接合されることで構成されている。
したがって、バックドアパネル22は、少なくとも開口部24を構成する上側の辺縁部22A(図3参照)及び両サイドの辺縁部22B(図3参照)が閉断面形状に構成されている。そして、図6に示されるように、バックドアパネル22の両サイドの辺縁部22Bにおける閉断面内には、金属部材としての金属製のダンパーリテーナー32が設けられている。
具体的には、バックドアパネル22の辺縁部22Bの所定位置におけるインナパネル26の内面には、車体10とバックドア20との間に架設されるダンパー(図示省略)を取り付けるためのダンパーリテーナー32が、図示しないボルト・ナットやリベット等によって締結されている。そして、図3、図5、図6に示されるように、ダンパーリテーナー32が内面に設けられているインナパネル26の外面には、左右一対の第2位置決め治具50が取り外し可能に取り付けられている。
詳細に説明すると、図4に示されるように、第2位置決め治具50は、軽量で高強度な樹脂材(例えばABS)で矩形状に成形された第2本体部52と、第2本体部52の一方の面(外面)にインサート成形によって一体に取り付けられた第2マグネット54と、を有している。
第2マグネット54の外面は、左右それぞれのインナパネル26の形状に沿った形状に形成されており、左右対称に形成されている。つまり、第2位置決め治具50にも左用と右用とがある。そして、第2マグネット54の外面における略中央部には、円柱状の第2ピン56が一体に突設されている。
また、図6に示されるように、インナパネル26及びダンパーリテーナー32には、それぞれ第2ピン56が挿入される円形状の第2孔部27、34が形成されており、第2孔部27、34の内径は、第2ピン56の外径と同一とされている。したがって、第2位置決め治具50は、第2孔部27、34に第2ピン56が挿入されることで位置決めされつつ、第2マグネット54の磁力によってインナパネル26を介してダンパーリテーナー32に取り外し可能に吸着されるようになっている。
また、図4、図6に示されるように、第2本体部52における他方の面(内面)は、第2位置決め治具50がインナパネル26に取り付けられ、かつ図5に示されるバックドア20の車体10に対する組み付け姿勢で、車体下方から車幅方向外側上方へ傾斜する第2傾斜面58とされている。なお、この第2傾斜面58にも、微小な凹凸等が多数形成されていてもよく、その表面粗さが比較的粗くされていてもよい。
詳細に説明すると、図6に示されるように、第2傾斜面58の鉛直方向に対する傾斜角度は、第1傾斜面48の鉛直方向に対する傾斜角度と同一とされている。したがって、第2傾斜面58は、第1傾斜面48に対して隙間なく密接する。しかしながら、バックドア20が車体10に対して車幅方向に簡単にセンタリングされるためには、第1傾斜面48に対して第2傾斜面58が摺動し易くなる必要がある。
よって、第1傾斜面48及び第2傾斜面58の少なくとも一方の表面粗さを比較的粗くして、両者の接触面積を低減させるようにしている。これにより、第1傾斜面48に対する第2傾斜面58の摩擦(摺動抵抗)が低減されるようになっている。なお、第1傾斜面48に対して第2傾斜面58の摩擦を低減させる摩擦低減手段は、これに限定されるものではない。
また、図7に示されるように、バックドア20は、バックドアパネル22の上側の辺縁部22Aが、蝶番状のヒンジ部材36を介して車体10のルーフ11に取り付けられるようになっている。詳細に説明すると、ヒンジ部材36の一方(後部)が、上側の辺縁部22Aにおけるインナパネル26を介して、そのインナパネル26の内面に設けられた金属部材(図示省略)にボルト38及びナット(図示省略)によって締結されている。
そして、ヒンジ部材36の他方(前部)が、車体10のルーフ11の後端部に形成された左右2個ずつの長孔部18を介して、ボルト38及びナット39によって締結されている。ルーフ11の後端部に形成された長孔部18は、車幅方向が長手方向とされており、第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50によって車体10に対して車幅方向にセンタリングされるバックドア20の位置調整に対応可能になっている。
以上のような構成とされた車体10及びバックドア20において、次にその作用(車体10に対するバックドア20の組付方法)について説明する。
まず、図1に示されるように、車体10の左右両側のトルーフ14にそれぞれ第1位置決め治具40を取り付ける。すなわち、図6に示されるように、左右それぞれの第1位置決め治具40を、第1孔部16に第1ピン46を挿入させて位置決めしつつ、第1マグネット44の磁力によって、左右それぞれのトルーフ14に吸着保持させる(車体側配置工程)。
なお、左右それぞれの第1位置決め治具40における第1マグネット44の形状は、左右それぞれのトルーフ14の形状に沿っているため、第1孔部16に第1ピン46を挿入させるだけで、左右それぞれの第1位置決め治具40を、左右それぞれのトルーフ14(車体10)に対して簡単に位置決めすることができる。
一方、図3に示されるように、バックドア20(バックドアパネル22)の左右辺縁部22Bにそれぞれ第2位置決め治具50を取り付ける。すなわち、図6に示されるように、左右それぞれの第2位置決め治具50を、第2孔部27、34に第2ピン56を挿入させて位置決めしつつ、第2マグネット54の磁力によって、左右それぞれの辺縁部22Bにおけるダンパーリテーナー32にインナパネル26を介して吸着保持させる(バックドア側配置工程)。
なお、左右それぞれの第2位置決め治具50における第2マグネット54の形状は、左右それぞれのインナパネル26の形状に沿っているため、第2孔部27、34に第2ピン56を挿入させるだけで、左右それぞれの第2位置決め治具50を、左右それぞれのインナパネル26(バックドア20)に対して簡単に位置決めすることができる。
また、インナパネル26の内面に設けられているダンパーリテーナー32を利用して、第2位置決め治具50を吸着させるので、第2位置決め治具50を吸着させるための金属部材を別途インナパネル26の内面に設ける構成に比べて、部品点数の増加を抑制又は防止することができ、第2位置決め治具50を効率よく取り付けることができる。
その後、図5、図6に示されるように、バックドア20を車体10に仮置きして組み付けるが、仮置きしたときに、第1位置決め治具40の第1傾斜面48に、第2位置決め治具50の第2傾斜面58を接触させる。ここで、第1傾斜面48に対する第2傾斜面58の摩擦(摺動抵抗)が低減されている。
したがって、バックドア20は、第2位置決め治具50の第2傾斜面58を介して、第1位置決め治具40の第1傾斜面48に沿って下方へ移動し、車体10に対して車幅方向中央部に位置したときに停止する。これにより、バックドア20が車体10に対して車幅方向にセンタリングされ、車体10とバックドア20との車幅方向における隙間S(図6参照)が精度よく設定される(仮置工程)。
こうして、バックドア20が、車体10に対して車幅方向にセンタリングされたら、図7に示されるように、バックドアパネル22の上側の辺縁部22Aにヒンジ部材36の後部を締結し、ヒンジ部材36の前部を車体10のルーフ11の後端部に締結する(取付工程)。ここで、ルーフ11の後端部には、車幅方向が長手方向とされた長孔部18が形成されている。したがって、車体10に対してバックドア20の車幅方向の位置が調整されても、バックドア20を車体10へ位置精度よく締結することができる。
バックドア20を車体10へ締結したら、車体10のトルーフ14から第1位置決め治具40を取り外し、バックドア20(バックドアパネル22)のインナパネル26から第2位置決め治具50を取り外す(取外工程)。このとき、第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50は、それぞれ第1マグネット44及び第2マグネット54の磁力によって車体10のトルーフ14及びバックドア20のインナパネル26に吸着されているだけなので、人手により簡単に取り外すことができる。
以上の工程により、第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50によるバックドア20の車体10への組み付け作業が終了する。このように、本実施形態に係る組付方法によれば、簡素化された第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50により、バックドア20を車体10に対して簡単に位置決めして組み付けることができる。そして、車体10とバックドア20との隙間Sを精度よく設定できるため、意匠部品でもあるバックドア20の見栄え品質を向上させることができる。
なお、第1位置決め治具40を取り外したトルーフ14の所定位置及び第2位置決め治具50を取り外したインナパネル26の所定位置には、それぞれ図示しない第1クッションゴム及び第2クッションゴムが取り付けられるようになっている。したがって、第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50の代わりに、第1クッションゴム及び第2クッションゴムによって、車体10に対してバックドア20を車幅方向にセンタリングするようにしてもよい。
この場合、第1クッションゴムに形成される第1傾斜面及び第2クッションゴムに形成される第2傾斜面には、それぞれ摩擦(摺動抵抗)を低減させるための表面処理を施すことが望ましい。また、このような構成にすると、第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50が不要となるため、部品点数の低減が図れるとともに、取外工程が省略される利点がある。
以上、本実施形態に係る車両用樹脂バックドア20の組付方法について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両用樹脂バックドア20の組付方法は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。
例えば、バックウインドウガラス30と共にバックドア20を構成するバックドアパネル22は、樹脂製であればよく、炭素繊維強化樹脂製(CFRP製)に限定されるものではない。但し、バックドアパネル22(インナパネル26及びアウタパネル28)が、それぞれ炭素繊維強化樹脂材(CFRP)で成形されていると、バックドアパネル22を軽量化できるとともに高強度化することができる。
また、第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50は、それぞれ車体10のトルーフ14及びバックドア20(バックドアパネル22)のインナパネル26に簡単に着脱できるようになっていればよく、それぞれ第1マグネット44及び第2マグネット54の磁力による吸着に限定されるものではない。
また、第1位置決め治具40及び第2位置決め治具50は、それぞれ車体10のトルーフ14及びバックドア20(バックドアパネル22)のインナパネル26に簡単に位置決めできるようになっていればよく、それぞれ第1孔部16に挿入させる第1ピン46及び第2孔部27、34に挿入させる第2ピン56による位置決めに限定されるものではない。
また、第1ピン46及び第2ピン56は、それぞれ第1本体部42及び第2本体部52に突設されていてもよく、その場合は、第1マグネット44及び第2マグネット54に、それぞれ第1ピン46及び第2ピン56を挿通させる貫通孔(図示省略)が形成されていればよい。
10 車体
16 第1孔部
20 バックドア
27 第2孔部
32 ダンパーリテーナー(金属部材)
34 第2孔部
40 第1位置決め治具
44 第1マグネット
46 第1ピン
48 第1傾斜面
50 第2位置決め治具
54 第2マグネット
56 第2ピン
58 第2傾斜面

Claims (3)

  1. 金属製の車体に取り付けられた左右一対の第1位置決め治具と、
    樹脂製のバックドアに取り付けられた左右一対の第2位置決め治具と、
    によって、前記車体に対して前記バックドアを車幅方向にセンタリングして組み付ける方法であって、
    前記第1位置決め治具を前記車体に取り外し可能に取り付け、車体上方から車幅方向内側下方へ傾斜する第1傾斜面を前記第1位置決め治具に形成する車体側配置工程と、
    前記第2位置決め治具を前記バックドアに取り外し可能に取り付け、前記バックドアの前記車体に対する組み付け姿勢で車体下方から車幅方向外側上方へ傾斜する第2傾斜面を前記第2位置決め治具に形成するバックドア側配置工程と、
    前記第1傾斜面に前記第2傾斜面を接触させつつ、前記バックドアを前記車体に仮置きし、前記バックドアを前記車体に対して車幅方向にセンタリングさせる仮置工程と、
    前記車体にヒンジ部材を介して前記バックドアを取り付ける取付工程と、
    前記車体から前記第1位置決め治具を取り外し、前記バックドアから前記第2位置決め治具を取り外す取外工程と、
    を有する車両用樹脂バックドアの組付方法。
  2. 前記第1位置決め治具に第1マグネットが設けられ、
    前記第2位置決め治具に第2マグネットが設けられるとともに、前記バックドアに金属部材が設けられ、
    前記車体側配置工程において、
    前記第1位置決め治具が前記第1マグネットの磁力によって前記車体に吸着され、
    前記バックドア側配置工程において、
    前記第2位置決め治具が前記第2マグネットの磁力によって前記バックドアを介して前記金属部材に吸着される請求項1に記載の車両用樹脂バックドアの組付方法。
  3. 前記第1位置決め治具に第1ピンが突設されるとともに、前記車体に第1孔部が形成され、
    前記第2位置決め治具に第2ピンが突設されるとともに、前記バックドアに第2孔部が形成され、
    前記車体側配置工程において、
    前記第1ピンが前記第1孔部に挿入されることで前記第1位置決め治具が前記車体に対して位置決めされ、
    前記バックドア側配置工程において、
    前記第2ピンが前記第2孔部に挿入されることで前記第2位置決め治具が前記バックドアに対して位置決めされる請求項1又は請求項2に記載の車両用樹脂バックドアの組付方法。
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