JP6036099B2 - Petボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、以下の構成からなる。
1. PETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムであって、温度285℃における溶融比抵抗が1.0×108Ω・cm以内であり、該PETボトル再生原料の比率がフィルム中に50%以上96%以下で、フィルムに含まれるナトリウム含有量及びカリウム含有量がいずれも0ppmより大きく150ppm以下であることを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。
2. フィルム中に少なくともアルカリ土類金属化合物をアルカリ土類金属元素の原子の量として20ppm以上含有し、且つリン化合物をリン原子の量として9ppm以上含有することを特徴とする上記第1に記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
3. アルカリ土類金属化合物をアルカリ土類金属元素の原子の量としてその合計が500ppm以上である高濃度マスターバッチを2.5〜19重量%添加していることを特徴とする上記第1〜第2のいずれかに記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
4. フィルム1m 2 あたりに1mm大以上の異物が1.0個未満であることを特徴とする上記第1〜第3のいずれかに記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
5. フィルムの少なくとも片面に炭素数10〜20のアルキル基を有するアニオン系帯電防止剤が存在することを特徴とする上記第1〜第4のいずれかに記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
6. 第1〜第5のいずれかに記載される二軸配向ポリエステルフィルムからなることを特徴とする容器の胴巻用ラベル。
まず、本発明のフィルムは少なくとも1層の単層構造でもよく、2層以上の積層構造であってもよい。2層、3層、4層、5層であってもかまわない。2層の場合は積層部/基層部、3層の場合は積層部(A)/基層部/積層部(B)であり、3層の場合、積層部(A)と積層部(B)が同じ組成・構成であっても良く、異なった組成、例えば、無粒子層/基層部/粒子含有層の構成であっても良い。また、実質的に同じ厚さであってよく、異なった厚さであってもよい。好ましくは、積層部(A)と積層部(B)が同じ組成に設計することが生産が容易で望ましい。
アルカリ洗浄工程において洗浄で用いるアルカリ金属水酸化物の水溶液成分がフレークに残存することにより、その後のペレット造粒工程における溶融押出工程やフィルム製膜時における溶融押出工程を経由することにより、最終的に得られるフィルムの物性に影響を与えることがある。
フィルム中に含まれるナトリウムまたはカリウム濃度が150ppmより高くなるとフィルムの耐熱性、熱安定性が低下したり、着色したりするので好ましくない。また、全くない状態であるとジエチレングリコールの生成を抑えるなどの効果が薄れるため好ましくない。また、ペットボトル再生原料には若干量はこれらの成分が含有されている場合があり全くなしとするのは困難である。
フレークを脱気手段および濾過手段を有する押出機を用いて溶融、押出、冷却、造粒する。
本発明のポリエステルフィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート又はこれらの樹脂の構成成分を主成分とする共重合体が用いられてもよいが、なかでもポリエチレンテレフタレートから形成された二軸延伸フィルムが特に好適である。これらの重合体の製法としては、特に限定するものではなく、固相重合または重合体を溶剤抽出等でオリゴマー含有量を低減したポリエステルを使用することが好ましい。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法について、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略記する)フィルムを例にして説明するが、これに限定されるものではない。
温度285℃で溶融した試料(チップまたはフィルム)中に一対の電極板を挿入し、120Vの電圧を印加する。その際の電流を測定し、下式に基づいて溶融比抵抗値Si(Ω・cm)を算出する。
Si=(A/I)×(V/io)
ここで、A:電極の面積(cm2)、I:電極間距離(cm)、V:電圧(V)、io:電流(A)である。
ポリエステルペレットを135℃で12時間乾燥後、温度285℃、フィルター濾過径20μm、吐出量6g/分、吐出時間4時間の条件で押出し、30分毎のフィルター圧力変化を記録し下記式にてフィルター背圧上昇係数を求めた。
K=ΔP/(Q/S)
ここで、K:フィルター背圧上昇係数、ΔP=P1−P0
P1:押出し4時間後圧力圧力(MPa)、P0押出し開始時の圧力(MPa)、Q:押出し吐出量(kg/hr)、S:フィルター濾過面積(cm2)
試料を白金ルツボにて灰化分解し、6mol/L塩酸を加えて蒸発乾固した。1.2mol/L塩酸で溶解し、ICP発光分析(島津製作所製、ICPS−2000)で定量した。
試料を炭酸ソーダ共存下において乾式灰化分解するか、硫酸・硝酸・過塩素酸系又は硫酸・過酸化水素水系において湿式分解し、リンを正リン酸とした。次いで、1mol/L硫酸溶液中においてモリブデン酸塩を反応させてリンモリブデン酸とし、これを硫酸ヒドラジンで還元して生ずるヘテロポリ青の830nmの吸光度を吸光光度計(島津製作所製、UV−150−02)で測定して比色定量した。
試料2gを白金ルツボにて灰化分解し、10%炭酸水素ナトリウム溶液5mlを加えて蒸発させ、さらに塩酸を加えて蒸発乾固した。電気炉にて400℃から950℃まで昇温し、30分間放置し、融解させた。水10mlに加温溶解させ、ゲルマニウム蒸留装置に移した(水洗7.5ml×2)。塩酸35mlを加え、蒸留して留出液25mlをとった。その中から適当量を分取し、最終濃度1〜1.5mol/Lとなるように塩酸を加えた。0.25%ポリビニルアルコール溶液2.5ml、1%セチルトリメチルアンモニウムクロライド溶液2.5ml及び0.04%フェニルフルオロン(2,3,7−トリヒドロキシ−9−フェニル−6−フルオロン)溶液5mlを添加し、水にて25mlとした。Geとの黄色の錯体を形成させ、505nmの吸光度を吸光光度計(島津製作所製、UV−150−02)で測定して比色定量した。
得られたフィルムを250mm×250mmのフィルム片にし、スケール付き顕微鏡で、フィルム面に対して垂直方向から観察した時の1mm以上の直径を有する異物の数を250mm×250mm(0.0625m2)の範囲すべてについて計測する。これをフィルム片20枚に対して行い、得られた異物の総数を総観察面積(1.25m2)で除し、単位面積1m2当たりの異物の個数(個/m2)に換算し、小数第1位の桁を四捨五入した。
1.0個/m2未満を○、1.0個/m2より多い場合を×とした。
アドバンテスト社製表面固有抵抗測定器(本体:R8340、試料箱:R12704)を用いて、印加電圧100V、23℃・65%RHの雰囲気下で測定し、測定器の読取値を表面固有抵抗とした。
試料を130℃で一昼夜真空乾燥後、粉砕又は切断し、その80mgを精秤して、フェノール/テトラクロロエタン=60/40(体積比)の混合溶液に80℃で30分間、加熱溶解した。同じ混合溶液で20mlにした後、30℃で測定した。
サンプル約100mgを精秤し、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパノール/クロロホルム=2/3(v/v)、3mLで溶解した。クロロホルム 20mL を加え、メタノ−ル 10mL で再沈した。濾過後、濾液を濃縮乾固し乾固物をN,N−ジメチルホルムアミド、10mLで再溶解した。これを遠心濾過し、濾液を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に供した。
HPLC分析条件
装置: L-7000(日立製作所製)
カラム: μ-Bondasphere C18 5μ 100Å
3.9mm×15cm(Waters製)
溶離液A: 2%酢酸水溶液(v/v%)
溶離液B: アセトニトリル
グラジェントB%: 10%→100%,(0→55min);
100%→100%,(55→56min);
100%→ 10%,(56→60min)
流速: 0.8mL/min
検出: UV−258nm
カラム温度: 30℃
注入量: 10μL
(エチレンテレフタレート環状3量体の分析方法)
別途得られたエチレンテレフタレート環状3量体を用い、70ppmエチレンテレフタレート環状3量体含有量既知のDMF溶液を作成し、上記HPLC分析条件にて分析を行った。得られたクロマトグラムから70ppmのエチレンテレフタレート環状3量体のピーク面積を求め、これとサンプルを上記分析条件で分析することで得られたクロマトグラムのエチレンテレフタレート環状3量体のピーク面積から、HPLC供試液中に含まれるエチレンテレフタレート環状3量体濃度を求めた。得られた供試液中のエチレンテレフタレート環状3量体濃度を用いて、サンプル中に含まれるエチレンテレフタレート環状3量体含有量を求めた。
幅10mmにサンプリングして、200mmの間隔に標線をマークして、標線の間隔を測定(L 0)した後、そのフィルムを紙の間に挟み、150℃の温度に制御した熱風オーブンに入れ、30分処理した後、取り出した後、標線の間隔を測定(L)して、次式から熱収縮率を求めた。
熱収縮率(%)={(L 0−L)/L 0}×100
色差計(日本電色工業社製、Z−1001DP)により、カラーb値(Co−b値)を求めた。
実施例、比較例で得られるフィルムを西田工業株式会社製偏光板を使用して、目視で観察し、フィルム表面に発生するピンナーバブルを下記基準に従って評価した。○のものを合格とした。
○:ピンナーバブルの発生なし。
△:ピンナーバブルの発生が部分的に認められる。
×:ピンナーバブルの発生大。
ポリエステルフィルムを平滑な金属板上で約5mmの厚みで円板状に成型し、平滑面を蛍光X線分析装置で測定した。なお、接着性改質層がある場合は、予め除去し、試料に供した。また、検量線は予め発光プラズマ分析法で濃度を確認した、標準サンプルを使用して作成したものである。
フィルム試料(上記8.のIV測定法に沿ってIVを測定したデータを[IV]iとする)を冷凍粉砕して20メッシュ以下の粉末にした。この粉末を130℃で12時間真空乾燥し、粉末300mgを内径約8mm、長さ約140mmのガラス試験管に入れ70℃で12時間真空乾燥した。次いで、シリカゲルを入れた乾燥管を試験管上部につけて乾燥した空気下で、230℃の塩バスに浸漬して15分間加熱した後の[IV]f1を測定した(既に粉砕されていること以外は、上記8.のIV測定法による)。TOSは、下記のように求めた。ただし、[IV]iおよび[IV]f1はそれぞれ加熱試験前と加熱試験後のIV(dl/g)を指す。冷凍粉砕は、フリーザーミル(米国スペックス社製、6750型)を用いて行った。専用セルに約2gのレジンチップ又はフィルムと専用のインパクターを入れた後、セルを装置にセットし液体窒素を装置に充填して約10分間保持し、次いでRATE10(インパクターが1秒間に約20回前後する)で5分間粉砕を行った。
TOS=0.245{[IV]f1 -1.47−[IV]i -1.47 }
TOSが0.3以下を○、0.3より大きい場合を×とした。
フィルム(上記8.のIV測定法に沿ってIVを測定したデータを[IV]iとする )を1mm辺以下に細砕し、得られたフィルム試料1gを内径約14mmのガラス試験管に入れ130℃で12時間真空乾燥した後、ガラス試験管を真空ラインに接続し、減圧と窒素封入を5回以上繰り返した後に100Torrとなるように窒素を封入して封管した。この試験管を300℃の塩バスに浸漬して2時間溶融状態に維持した後、サンプルを取り出して上記方法にて冷凍粉砕し、真空乾燥後、IV(溶融試験後;[IV]f2)を測定した(既に粉砕されていること以外は、上記8.のIV測定法による)。この[IV]f2から、下記計算式を用いてTSを求めた。
TS=0.245{[IV]f2 -1.47 −[IV]i -1.47 }
TSが0.3以下を○、0.3より大きい場合を×とした。
(ポリエステルA)
エステル化反応缶を昇温して200℃に到達した時点で、テレフタル酸[86.4質量部]及びエチレングリコール[64.4質量部]からなるスラリーを仕込み、撹拌しながら、触媒として三酸化アンチモン[0.017質量部]及びトリエチルアミン[0.16質量部]を添加した。次いで加熱昇温を行い、ゲージ圧0.34MPa、240℃の条件で加圧エステル化反応を行った。
酢酸マグネシウム4水塩、リン酸トリメチルの添加量を変更した以外はポリエステルAと同じ方法でポリエステルB、C、D、Eを得た。
なお、表1中、無機成分(Mg,P)の含有量は、各原子基準の濃度(単位:ppm;質量基準)である。また、各無機成分の由来は下記の通りである。
Mg:主に酢酸マグネシウム4水塩に由来する。
P:主にリン酸トリメチルに由来する。
ポリエステルAの製法において、エステル化反応缶内を常圧に戻し、酢酸マグネシウム4水塩[0.071質量部]、次いでリン酸トリメチル[0.014質量部]を添加し、さらに、15分かけて260℃に昇温した後、リン酸トリメチル[0.012質量部]、次いで酢酸ナトリウム[0.0036質量部]を添加した後、15分後に、高圧分散機で分散処理を行い、さらに平均粒子径2.50μmのシリカ粒子のエチレングリコールスラリーを粒子含有量を基準として0.80重量部添加した。このシリカ粒子は、エチレングリコールスラリーを予め調製し、これを遠心分離処理して粗粒部を35%カットし、その後、目開き5μmの金属フィルターでろ過処理を行って得られた粒子である。15分後に、得られたエステル化反応生成物を重縮合反応缶に移送し、280℃で減圧下重縮合反応を行い、極限粘度0.62dl/gのポリエステルFを得た。
シリカ粒子のエチレングリコールスラリー中の含有量を変更した以外はポリエステルFと同様の方法でポリエステルG、Hを得た。
飲料用PETボトルから残りの飲料などの異物を洗い流した後、粉砕してフレークを得た。得られたフレークをフレーク濃度10重量%、85℃、30分の条件で3.5重量%の水酸化ナトリウム溶液で攪拌下で洗浄を行った。
アルカリ洗浄後、フレークを取り出し、フレーク濃度10重量%、25℃、20分の条件で蒸留水を用いて攪拌下で洗浄を行った。この水洗を蒸留水を交換してさらに2回繰り返し実施した。水洗後、フレークを乾燥した後、押出機で溶融し、順次目開きサイズの細かなものにフィルターを変えて2回更に細かな異物を濾別し、3回目に50μmの最も小さな目開きサイズのフィルターで濾別して、ポリエステルIを得た。
ポリエステルIの洗浄フレークを窒素気流中200℃で窒素と8時間接触させ、固相重合およびフレーク中に含まれる揮発性成分の除去を行って固相重合フレークを得た。
その後、ポリエステルIと同様に押出機に導き溶融、濾過を行いポリエステルJを得た。
ポリエステルIの製法において、アルカリ洗浄後、フレークを取り出し、フレーク濃度50重量%、25℃、3分の条件で蒸留水を用いて攪拌下で洗浄を行った後、取り出した。その後、フレークを乾燥した後、押出機で溶融し、順次目開きサイズの細かなものにフィルターを変えて2回更に細かな異物を濾別し、3回目に50μmの最も小さな目開きサイズのフィルターで濾別してポリエステルKを得た。
ポリエステルIの製法において、アルカリ洗浄後、金ざるにフレークを取り出し、適量の蒸留水を上からかけ、15秒ほどすすぎを行った以外は同様の方法でポリエステルKを得た。
ポリエステルKの製法において、アルカリ洗浄で使用する溶液を水酸化カリウム溶液とした以外は同様の方法でポリエステルLを得た。
塗布液1
ドデシルスルホネートに水を加えて希釈し、さらにイソプロパノールを加えて固形分濃度が2質量%の塗布液(ドデシルスルホネート:2質量%、水:63質量%、イソプロパノール:35質量%)を得た。
原料としてポリエステル(A)を32質量%、ポリエステル(B)を10質量%、ポリエステル(F)を8質量%、ポリエステル(I)を50質量%の比率で混合し、33Paの減圧下、135℃で6時間乾燥した。その後、溶融し、100μmと50μmのフィルターで2回濾過した後、押出機に供給し、約280℃でシート状に溶融押し出しして、表面温度25℃に保った回転冷却金属ロール上でワイヤー電極による静電印加法を用いてシートを急冷密着固化させ、厚さ289μmの未延伸PETシートを得た。
原料としてポリエステル(A)を2質量%、ポリエステル(B)を10質量%、ポリエステル(F)を8質量%、ポリエステル(I)を80質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(C)を5質量%、ポリエステル(G)を4質量%、ポリエステル(I)を91質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(D)を2.5質量%、ポリエステル(H)を2.5質量%、ポリエステル(I)を95質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(A)を2質量%、ポリエステル(B)を10質量%、ポリエステル(F)を8質量%、ポリエステル(J)を80質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
フィルムの構成を3層とし、中心層はポリエステル(D)を2.5質量%、ポリエステル(I)を97.5質量%、表層はポリエステル(C)を5質量%、ポリエステル(G)を5質量%、ポリエステル(J)を90質量%とし、その厚み比率を表層/中心層/表層=10/80/10とした以外は実施例1と同様に厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(A)を2質量%、ポリエステル(B)を10質量%、ポリエステル(F)を8質量%、ポリエステル(K)を80質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(I)を100質量%とした以外は実施例1と同様に厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(A)を2質量%、ポリエステル(B)を10質量%、ポリエステル(F)を8質量%、ポリエステル(L)を80質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(A)を2質量%、ポリエステル(B)を10質量%、ポリエステル(F)を8質量%、ポリエステル(M)を80質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
原料としてポリエステル(E)を1質量%、ポリエステル(H)を2.5質量%、ポリエステル(I)を96.5質量%の比率で混合した以外は実施例1と同様に厚さ18μmの二軸延伸PETフィルムを得た。評価結果を表3に示す。
Claims (6)
- PETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムであって、温度285℃における溶融比抵抗が1.0×108Ω・cm以内であり、該PETボトル再生原料の比率がフィルム中に50%以上96%以下で、フィルムに含まれるナトリウム含有量及びカリウム含有量がいずれも0ppmより大きく150ppm以下であることを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。
- フィルム中に少なくともアルカリ土類金属化合物をアルカリ土類金属元素の原子の量として20ppm以上含有し、且つリン化合物をリン原子の量として9ppm以上含有することを特徴とする請求項1に記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
- アルカリ土類金属化合物をアルカリ土類金属元素の原子の量としてその合計が500ppm以上である高濃度マスターバッチを2.5〜19重量%添加していることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
- フィルム1m2あたりに1mm大以上の異物が1.0個未満であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
- フィルムの少なくとも片面に炭素数10〜20のアルキル基を有するアニオン系帯電防止剤が存在することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のPETボトル再生原料を使用した二軸配向ポリエステルフィルム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載される二軸配向ポリエステルフィルムからなることを特徴とする容器の胴巻用ラベル。
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