JP6035336B2 - 手動結束工具 - Google Patents

手動結束工具 Download PDF

Info

Publication number
JP6035336B2
JP6035336B2 JP2014529213A JP2014529213A JP6035336B2 JP 6035336 B2 JP6035336 B2 JP 6035336B2 JP 2014529213 A JP2014529213 A JP 2014529213A JP 2014529213 A JP2014529213 A JP 2014529213A JP 6035336 B2 JP6035336 B2 JP 6035336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tie
lever
tightening
cutting
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014529213A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014024295A1 (ja
Inventor
透 北郷
透 北郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HellermannTyton Co Ltd
Original Assignee
HellermannTyton Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HellermannTyton Co Ltd filed Critical HellermannTyton Co Ltd
Publication of JPWO2014024295A1 publication Critical patent/JPWO2014024295A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6035336B2 publication Critical patent/JP6035336B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/02Applying and securing binding material around articles or groups of articles, e.g. using strings, wires, strips, bands or tapes
    • B65B13/025Hand-held tools
    • B65B13/027Hand-held tools for applying straps having preformed connecting means, e.g. cable ties

Description

本発明は、結束バンドの手動結束工具に係り、とりわけ金属製結束バンド(メタルタイ)の結束作業に好適な手動結束工具に関するものである。
この種の手動結束工具としては、特許文献1において開示されたものが知られている。この手動結束工具は、ヘッド部(b)に対してバンド部(a)を引張る引締め機構(c)と、引締め機構(c)を操作するための第1レバー(1)及び第2レバー(2)と、引締め後に余分なバンド部(a)を切る切断機構(e)と、切断機構(e)を操作するための第3レバー(3)とを備えて構成されている。
上記手動結束工具による結束操作は、特許文献1の図14,15などに示されるように、まず、第1レバー(1)及び第2レバー(2)の握り込み操作により、ワイヤーハーネスなどの結束対象に巻き付けた結束バンドを引き締める。握り込み操作を反復し、引締め力が所定の値に達すると第2レバー(2)が腰折れ揺動して引締め不能となる。この引締め不能になったら、第2レバー(2)に掛けていた手指を第3レバー(3)に掛け換え、第1レバー(1)及び第3レバー(3)の握り込み操作により、切断機構(e)が作動して不要なバンド部を切断し、一連の結束動作が終了する、というものである。
つまり、第1レバーと第2レバーとの握り込みによって引締め機構が作動し、第1レバーと第3レバーとの握り込みによって切断機構が作動する構成であるから、第1レバーと第3レバーの手指の掛け換えを含む片手操作で結束バンドの引締め及び切断が行える、という便利で使い勝手の良いものである。例えば、送電線などの高所において片手を延ばした状態で結束作業が行えるという優れものである。
特開2009‐262965号公報
しかしながら、上記手動結束工具の実現により、結束バンドの引締め及び切断が片手操作で簡単、便利に行えることが普通になって慣れるに従い、手指の掛け換えが面倒で煩わしく感じるようになってきた。つまり、引締め操作が終了して切断操作に移行する際の第2レバーから第3レバーへの複数本の手指の掛け換えが、次第にやり難くなってきたのである。
通常、手動結束工具を手で握った場合、第2レバーには親指以外の4本の手指を掛ける状態となる。故に、引締め操作から切断操作に移るには、人差し指、中指、薬指、小指の4本を第3レバーに掛け換えるのであるが、一挙に4本共に移動させようとすると工具の把持が不可となるので、順次、手指を掛け換えるしかなく、その一連の動作がことのほか行い難いのである。
例えば、鉄塔などの高所で片手をさらに上方に延ばしたような比較的疲れ易い使用状況においては、複数本の手指の掛け換えが負担になって頻繁に休憩が必要になり、連続した結束作業が行い難く不合理な作業となり易かった。また、複数本の手指の掛け換え中は工具の手指による片手把持が不安定になり易いので、前述した面倒さや煩わしさが増大する不都合もあった。片手操作可能な手動結束工具の出現により、作業内容がより高度化、困難化し、それが指の掛け換え操作が次第にやり難いと感じるに至った点も否めないように思える。
本発明の目的は、上述した実情に鑑みてのさらなる構造工夫により、複数本の手指の掛け換えをすることなく、一対のレバーの握り込み操作だけで引締め操作と切断操作が行えるようにして、結束作業がより簡単化されて使い勝手に優れる手動結束工具を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、
タイ部4と、前記タイ部4に組み込まれたヘッド部とを有するメタルタイに用いられる手動結束工具において、
前記タイ部4のうち前記ヘッド部5を貫いて突出している突出タイ部4aを前記ヘッド部5に対して引張る引締め機構aと、
切断刃27を有し、前記切断刃27を用いて前記突出タイ部4aを前記ヘッド部5付近の箇所において切断する切断機構cと、
互いに枢支連結されて、握り込み操作され得る第1レバー1及び第2レバー2と、
前記第1レバー1と前記第2レバー2との所定の相対角度迄の範囲内における相対接近揺動により前記突出タイ部4aが引張られる状態に、前記両レバー1,2と前記引締め機構aとを連係する引締め連係機構bと、
前記第1レバー1と前記第2レバー2との前記所定の相対角度を超えての相対接近揺動により前記突出タイ部4aが切断される状態に、前記両レバー1,2と前記切断機構cとを連係する切断連係機構dとを有し、
前記引締め機構aによる引張り力が設定値未満であるときは前記引締め連係機構bは動作させ、かつ、前記切断連係機構dは動作させない引締状態にするとともに、前記引締め機構aによる引張り力が設定値に達すると前記引締め連係機構bは動作させず、かつ、前記切断連係機構dを動作させる切換機構eが設けられており、
前記切断機構cは、前記ヘッド部5に位置するタイ部4を押出し変形させて、その変形部4bを前記ヘッド部5に予め外嵌されているタイ部4の孔10に係入させる押出し機構hを含み、
前記手動結束工具は、前記引締め機構aにより、前記第1レバー1と前記第2レバー2とが握り込み操作で最も開き揺動した待機状態から前記両レバー1,2が相対接近揺動されるに伴い、前記突出タイ部4aが引張り部iに把持されてから前記引張り部iで引張られる状態に構成され、
前記突出タイ部4aが引張り部iに把持されていないときは、前記突出タイ部4aの前記ヘッド部5への戻り移動を阻止する戻り防止機構jが設けられ、
前記戻り防止機構jは、前記突出タイ部4aに作用を与えるために前記切断刃27と前記引張り部iとの間に配置されたチャック爪15を有していることを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項に記載の手動結束工具において、
前記引締め機構aによる引張り力の最大値を変更設定可能な引締め調節機構fが設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の手動結束工具において、
前記切換機構eは、前記第1レバー1及び前記第2レバー2の握り込み操作だけで、前記引締め機構aのみが作動する引締め状態を、前記押出し機構h及び前記切断機構cのみが作動するポンチ切断状態に切り換えることができるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、切換機構により、突出タイ部の引張り力が設定値未満では引締め機構が作動する引締め状態になり、そして、突出タイ部の引張り力が設定値に達すると押出し機構が作動する切断状態となるように切換えられるので、第3のレバーを設けることなく、一対のレバーのみの握り込み操作で、結束タイの引締め操作及び切断操作を遂行することが可能となる。
故に、引締め工程であっても切断工程であっても、第1,2レバーを握る状態のままで良いから、引締め操作から切断操作に移る際に第2レバーから第3レバーへ複数本の手指の掛け換えるという従来の煩わしい問題が解消されるようになる。
その結果、複数本の手指の掛け換えをすることなく、一対のレバーの握り込み操作だけで引締め操作と切断操作が行えるようになり、結束作業がより簡単化されて使い勝手に優れる手動結束工具を提供することができる。
さらに、押出し機構を備えて、タイ部を押出し変形させて、その変形部をヘッド部に予め外嵌されているタイ部の孔に係入させることが可能であるから、メタルタイなどの自己係止機能を持たない構造(ポンチ係合を行う構造)を採る結束タイに使用することができ、汎用性に優れる利点が追加される。
また、戻り防止機構によって、突出タイ部が引張り部に把持されていないときは、突出タイ部のヘッド部への戻り移動が阻止されるから、復帰揺動工程などの突出タイ部が引張られていないときにタイ部が戻り移動するおそれが解消されるようになる。これにより、タイ部が戻らないように第1,2レバーを素早く握り込み操作する、といった煩わしい操作は不要となり、簡単で軽快に結束作業が行える利点がある。
請求項の発明によれば、引締め調節機構によってタイ部4の引張り力の最大値を変更設定可能であって引締め力の加減調節が行えるから、結束タイによる引締め力を被結束対象に合せて簡単に調節設定できるなどの使い勝手に優れ、実用上の利点が大となる手動結束工具を提供することができる。
実施形態1による手動結束工具を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図 図1の手動結束工具を示し、(a)は背面図、(b)は左側面図 図1の手動結束工具の内部構造を示す正面図 図1の手動結束工具の構造を示す分解斜視図 手動結束工具の使用状況例(待機状態)を示し、(a)は被結束物側から見た斜視図、(b)は内部構造を伴う一部切欠きの正面図 金属製の結束タイを示し、(a)は自由状態での全体図、(b)はヘッド部付近の背面図 図6の結束タイにおけるヘッド部付近の構造を示し、(a)は縦断面図、(b)は横断面図 突出タイ部が引張られる引締め工程を示す作用図 引締め工程にて第2レバーが最揺動して第2位置にある状態を示す作用図 図9に示す手動結束工具の要部を示す拡大正面図 引締め力が設定値に達して三角リンクと緊張アームとの係合が外れて引締め工程からポンチ切断工程に移行中の状態を示す要部の作用図 ポンチ切断工程にて第2レバーが最揺動して第3位置にある状態を示す作用図 ポンチ切断工程による動作状態を示す要部の拡大図 図3における工具本体の要部を示す拡大正面図
以下に、本発明による手動結束工具の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。本願においては、「ポンチ」は「パンチ」と置き換えても良く、また、ポンチ係合によりタイ部4の固定を行う様を「パンチロック式」と表現しても良い。
〔実施形態1〕
実施形態1による手動結束工具Aは、図1〜図4に示すように、切断機構cとタイ保持部gとを先端部に、かつ、第1レバー1を基端部にそれぞれ有する工具本体3、工具本体3に軸心Pで枢支される第2レバー2、引締め機構a、引締め連係機構b、切断連係機構d、切換機構e、及び、引締め調節機構fなどを有して構成されている。引締め機構aと引締め連係機構bと切断連係機構dと切換機構eとは主に工具本体3に設けられ、引締め調節機構fは主に第1レバー1に設けられている。また、切断機構cは押出し機構hを含んだ構成とされている。
初めに、この手動結束工具Aによる結束作業について簡単に説明すると、まず、図5に示すように、被結束対象Kに巻き付けて仮止めされている結束タイBの突出タイ部4aを、その先端が貫通するほどに工具本体3のタイ路孔6(図14参照)に挿入し、かつ、ヘッド部5をタイ保持部gに差し込む。
それから、図3,9に示すように、第2レバー2を第1位置t1から第2位置t2に移動するまで第1レバー1と第2レバー2とを相対接近揺動させ、引締め機構aの作動によりタイ保持部gに保持されているヘッド部5に対して突出タイ部4aを強制的に引張ることとなる握り込み操作及び握り解除操作を行う。
この握り込み及び解除操作が1回又は複数回行われることで所定の引締め力に到達すると、引き続きの握り込み操作により、第2レバー2の第2位置t2から第3位置への移動が許容される。
この第2位置t2から第3位置t3への第2レバー2の揺動により、押出し機構h及び切断機構cが作動し(図12,13参照)、タイ部4がヘッド部5に係止され、かつ、ヘッド部5のすぐ傍の箇所にて突出タイ部4aが切断される、というものである。
実施形態1の手動結束工具Aに用いられる結束タイ(結束バンド)Bは、図6及び図7に示されるように、ステンレス鋼板などの金属製で長尺帯状のタイ部4に、ステンレス鋼板などの金属製のヘッド部5を組み込んで成る分離型のメタルタイである。
タイ部4は、厚さの薄い肉薄で幅の細い鋼板帯で成り、長傾斜縁7aと短傾斜縁7bとでなる尖り先端7と、その尖り先端近くの一対の傾斜した角丸長四角形状の孔7cと、根元側の切起し爪8と、最根元側のストッパー9と、係合孔10とを有している。
ヘッド部5は、タイ部4より厚さの厚い鋼板の折り曲げ形成によって扁平な略C字形状を呈しており、タイ部4を挿通させるための通し路5a、裏側(被結束対象側)の逃し孔5b、表側でポンチ通過用の略円形切欠き5cなどを有している。通し路5aの厚さ方向幅は、タイ部4の2枚を重ねた状態で殆ど隙間無く挿通させることが可能となる寸法に設定されている。
ヘッド部5は、尖り先端7からタイ部4に差し込まれ、切起し爪8を弾性変形させて通過し、その切起し爪8とストッパー9との間の位置に係入装備される。このヘッド部5がタイ部4に装備されてなる結束タイBは、図7に示すように、逃し孔5bと係合孔10と略円形切欠き5cとが一直線上に並ぶ(重なる)状態が可能に構成されている。
次に、手動結束工具Aについて説明する。図1〜図4,図10,図14に示すように、この手動結束工具Aは、第1レバー1を一体に備える工具本体3、工具本体3に軸心Pで枢支連結される第2レバー2、同じく工具本体3に軸心Pで枢支連結されるベースアーム11などを有して構成されている。
工具本体3には、支点Xを中心に揺動移動可能な緊張アーム12、通常は軸心Pを仮想中心として揺動可能な三角リンク13、切断機構c、支点Yで揺動可能なチャック爪15、ベースアーム11用の戻しバネ16などが設けられている。
工具本体3の突出部である第1レバー1には、回動操作可能な調整ツマミ17、引締め力調整バネ18、引締め力調整バネ18用のバネ受19等でなる引締め調節機構fが装備されている。なお、緊張アーム12とバネ受19との両者それぞれに枢支連結される緊張バー20が設けられている。
ベースアーム11には、支点Zで揺動可能な係止爪21、係止爪21を待機状態に戻そうとする復帰ばね22、戻しバネ16用として枢支連結されるバネ受23などが装備されている。
第2レバー2には合成樹脂などによるグリップ24が被せられ、先端にはカッターローラ25が支承され、先端側には直線状の係合溝26が形成されている。係合溝26は、その先端側(タイ保持部g側)ほど軸心Pに関する径寸法が大となるように傾斜する状態に配置設定されている。
引締め調節機構fの作用は次のとおりである。第1レバー1に回動可能に支承されている調整ツマミ17を左に回して締め込むと、ツマミ軸17aに螺装されている四角ナット35が図3において左側に(軸心P側に)移動し、バネ受19との間にある引締め力調整バネ18を圧縮して弾性力を増す。これにより、緊張アーム12が三角リンク13を押圧付勢する力が強まって設定引締め力が増大する方向に調節される。
逆に、調整ツマミ17を右に回して緩めると、四角ナット35が図3において右側に(調整ツマミ17側に)移動してバネ受19から離れるので、引締め力調整バネ18は膨張して弾性力が弱まる。従って、緊張アーム12が三角リンク13を押圧付勢する力が小さくなり、設定引締め力が減少する方向に調節される。
切断機構cは、カッターボディ14に出退スライド移動可能に収容支持されるホルダ30、ホルダ30に一体的に支持されて出退スライド移動可能な切断刃27、切断刃27に挿入されて一体的に支持されるポンチ体28、切断刃27を待機位置に戻すための戻しばね29などから構成されている。カッターローラ25がホルダ30を押さない通常状態では、戻しばね29により切断刃27及びポンチ体28は退入した待機位置(図14参照)にある。
ポンチ体28は、詳しくは後述するが、タイ部4を押しての塑性変形によって内側のタイ部4及びヘッド部5に係合させるものであり、ピン34(後述)などと共に押出し機構hを構成している。
図3、図4、図14に示すように、カッターボディ14は、下部ボディ14Aとその上側に配置される上部ボディ14Bとで成り、それら両者14A,14Bの間に切断機構cが収容構成されている。戻しばね29は、下部ボディ14Aの上方突起14aとホルダ背壁30aとの間に挿入配置されている。
切断刃27は、その根元部がホルダ30の左右一対の前側壁30b,30b間に配置され、自身の貫通孔(符記省略)に収容されるポンチ体28と共に貫通されるピン34でホルダ30に一体化されている。
切断機構cは、第2レバー2で操作されない通常時(後述する「ポンチ切断工程」以外のとき)は、戻しばね29の弾性により、ホルダ30の表壁30cが上方突起14aに当接して、刃部27a及び先端尖り状のポンチ部28aがタイ保持部gに保持されている結束タイBから離れている待機位置に復帰付勢されている。なお、ポンチ部28aの先端形状は、ピン角でも僅かに丸められたもの(図13参照)でも良い。
下部ボディ14Aに支点Yで枢支されるチャック爪15は、その支点Y廻りに装備される捩りコイルばね32(図4参照)により、そのギヤ歯状のチャック部15aがタイ路孔6のガイド壁6aに当接する状態に弾性付勢されている。
左右一対の板材を有してなるベースアーム11の内側に、左右一対の側壁部2a,2aを有する第2レバー2が配備され、それら側壁部2a,2aの間に三角リンク13が配備され、三角リンク13を構成する左右一対の板部13A,13Aの間に緊張アーム12が位置する状態に構成されている。
左右一対の板材でなる三角リンク13は、その先端部は先端ピン13aを介して係止爪21の長孔21aに枢支されるととも、根元部には根元ピン13bが支承され、その根元ピン13bに外嵌される支持ローラ31が緊張アーム12の円弧状の先端凹み12aに係入されている。
また、三角リンク13の中間部には中間ピン13cが支持されており、その中間ピン13cが係合溝26に相対回動及び溝長手方向移動が可能に挿通係合されている。
緊張アーム12は、引締め調節機構fの引締め力調整バネ18によって支点X回りでタイ保持部g側に揺動する状態に弾性付勢されており、それによって通常状態(第2レバー2が第1位置t1にある待機状態)では、先端ピン13aが長孔21aのタイ保持部g側端に位置し、かつ、中間ピン13cが係合溝26のタイ保持部g側端に位置している。また、それら先端及び中間の各ピン13a,13cの位置関係により、根元ピン13bはほぼ軸心Pと同軸心状に配置されている。
タイ保持部gは、図1,2,5,11,13に示すように、上部ボディ14B先端の左右一対の鉤部36,36の略半円形を呈する内周部の間に、ヘッド部5の左右の円弧部5d,5dを嵌め入れることでヘッド部5を受止めての保持が可能に構成されている。鉤部36,36の直下には、下部ボディ14Aの先端上面部に形成される規制突起37が位置されている。突出タイ部4aが引張られることによるヘッド部5の連れ動きは、ヘッド部5の端縁が規制突起37に当接することでストッパーとなり、それ以上引き込まれないように位置決めされる構造となっている。
また、その位置決めされた状態においては、図13に示すように、ヘッド部5の逃し孔5b及び略円形切欠き5c並びにタイ部4の係合孔10と、ポンチ部28aとが互いに同軸心となるように寸法設定されている。
図4に示すように、工具本体3は、左本体ケース3Aと右本体ケース3Bとでなり、それらの基端部(符記省略)どうしで第1レバー1が構成されている。38は左右一対の段付円形で扁平な支軸であり、ベースアーム11及び第2レバー2を支承する小径部38aと、左右の本体ケース3A,3Bに嵌合支持されるフランジ部38bとからなる。
次に、手動結束工具Aによって結束タイBを用いた結束作業のやり方について説明する。まず、図5などに示すように、例えば3本のワイヤーハーネスといった被結束対象Kに手指による人為操作により、結束タイBを巻付けるとともにタイ部4をその尖り先端7からヘッド部5に通し、軽く引張って仮装着させる人為装着工程を行う。
タイ部4におけるヘッド部5を貫いて突出する突出タイ部4aを、工具本体3に形成されるタイ路孔6に差し込む操作を行うことにより、図5(b)に示すように、ベースアーム11先端部の通し路11aを通って尖り先端7が機外突出される状態が齎される。
人為装着工程により手動結束工具に結束タイBが装着された状態を図5(b)に、そしてその状態での手動結束工具のみを図3にそれぞれ示す。これら図3や図5(b)は、握り込み操作がされていない待機状態、即ち、第2レバー2が待機位置である第1位置t1にある状態を示している。
この待機状態では、係止爪21の基端側突起21bで尻部15bが押されていて、捩りコイルばね32(図4参照)の弾性力に抗してチャック爪15が強制揺動させられ、チャック部15aがガイド壁6aからタイ部4の厚さ分以上明確に離れている。従って、チャック爪15は突出タイ部4aに何らの作用も与えない状態(戻り防止機構jの非動作状態)になっている。
加えて、係止爪21は、復帰ばね22の弾性力によってギヤ歯状の先端部21cが、ベースアーム11(図10参照)の先端内壁11bからタイ部4の厚み以上明確に離れており、係止爪21も突出タイ部4aに何らの作用も与えない状態になっている。
そして、右手などの手指(図示省略)により第1レバー1と第2レバー2とが握り込まれると、最初に、極僅かな第2レバー2の第1レバー1に対する揺動により、突出タイ部4aが係止爪21の先端部21cと先端内壁11bとで挟まれて係止される状態になる。つまり、図3,14に示される待機状態から、係合溝26のタイ保持部g側端に位置する中間ピン13cを介して押される三角リンク13が、根元ピン13bと支持ローラ31との相対回動によってほぼ軸心P回りに極僅かに揺動し、先端ピン13aが復帰ばね22の弾性力に抗して係止爪21を支点Z回りに強制揺動させるのである。
それから、突出タイ部4aを挟んで係止爪21の先端部21cが先端内壁11bを押すこととなり、図8に示すように、第2レバー2とベースアーム11とが一体となって軸心P回りに揺動し、係止爪21がセルフロック作用を発揮して先端内壁11bとで把持している突出タイ部4aを、ヘッド部5に対して強制的に引張り移動させる。このように、先端部21cと先端内壁11bとで、即ち、係止爪21とベースアーム11とによって引張り部iが構成されている。
このとき、捩りコイルばね32によりチャック爪15は突出タイ部4aに軽く押付けられており、突出タイ部4aがヘッド部5に戻り移動することが阻止されるセルフロック作用が生じ得る状態になっているが、突出タイ部4aがより突出する方向への移動は許容される(図8,9参照)。
突出タイ部4aが引張られることにより、被結束対象Kに巻き付いているタイ部4の長さが短くなり、被結束対象Kが引締められてゆく引締め工程が行われる。なお、図8は握り込みの途中状態、即ち、引締め工程の途中状態を示している。
そして、前記した第1位置t1からの極僅かな第2レバー2の揺動により、係止爪21の基端側突起21bで尻部15bを押すことによるチャック爪15の強制移動が解除されるので、チャック部15aがガイド壁6aに押圧当接されるように、捩りコイルばね32の弾性力によってチャック爪15が突出揺動される。
これにより、チャック部15aとガイド壁6aとの間で突出タイ部4aが挟まれる状態になるので、前述したように、ヘッド部5への戻り移動は、チャック爪15のセルフロック作用が生じて阻止されるようになる。つまり、ガイド壁6aを有する下部ボディ14Aとチャック爪15とによって戻り防止機構jが構成されている。
なおも、握り込みによる第2レバー2の第1レバー1への相対接近揺動が行われると、図9に示すように、もうそれ以上第2レバーを握り込み揺動できない第2位置t2に達し、1回の握り込みによるタイ部4の引締め工程が終了する。
つまり、第2レバー2の第1位置t1から第2位置t2への相対揺動により、引締め連係機構b及び引締め機構aが作動し、突出タイ部4aが係止爪21によって挟持されて引張られる引締め工程が行われるようになる。
この第2位置t2は、図9,10に示すように、緊張アーム12の支点Xを有する支軸33の大径土台部33aに、ベースアーム11の基端側の板厚端面11cが当接することで決まる位置である。なお、図10は、図9における要部の正面図である。
引締め工程が終わり、図9に示す状態において手指による第1及び第2レバー1,2の握り込みを解除すると、ベースアーム11の基端側に作用する戻しバネ16の弾性力により、ベースアーム11と第2レバー2とが一体的に戻し揺動され、独りでに第1位置t1に戻る復帰揺動工程が行われる。
この第2レバー2が復帰揺動している状態では、前述したチャック爪15によるセルフロック作用が機能し、引張られた突出タイ部4aが戻り移動しないように係止保持されている。加えて、引締め力調整バネ18の弾性力が実質的に三角リンク13に作用しないこと、及び、復帰ばね22の弾性力が作用することにより、係止爪21による突出タイ部4aへの挟持力が消滅し、引張られた突出タイ部4aはそのままで第2レバー2及びベースアーム11だけが復帰揺動する。
以上述べた引締め工程及び復帰揺動工程のセットが1回又は複数回行われることにより、結束タイBの引締め力が、詳しくは突出タイ部4aの引張り力が、予め引締め調節機構fにより設定された値に達すると、自動的にポンチ切断工程に切換るようになる。
即ち、引締め力が設定値になると、その設定値を決めている引締め調節機構f(引締め力調整バネ18)による支持ローラ31と先端凹み12aとの係合が維持できなくなるとともに、セルフロック作用を発揮している係止爪21及びベースアーム11は、それ以上タイ引張り方向に揺動できないようになる。そのため、引き続き第2レバー2が握り込みされるに伴い、図11に示すように、中間ピン13cが係合溝26内で第1レバー1側に移動し、それによって支持ローラ31で押される緊張アーム12が支点X回りで第1レバー1側に退入揺動して、支持ローラ31が先端凹み12aから外れ移動する。
しかして、それ以上揺動できないベースアーム11を置き去りにして第2レバー2のみがさらに握り込まれて第1レバー1側に揺動し、第2位置t2を通り越して揺動する第2レバー2の先端に位置するカッターローラ25がホルダ30を後押し駆動する。
そして、図12,図13に示すように、戻しばね29の弾性力に抗してホルダ30とこれに一体化されている切断刃27及びポンチ体28が強制突出移動される。なお、図11,13などにおいては、簡単のため切起し爪8やストッパー9は省略してある。
まず、ポンチ体28先端のポンチ部28aは、略円形切欠き5cを通過してからヘッド部5内に位置するタイ部4を押して塑性変形(プレス成型)させ、その塑性変形部4bが係合孔10及び逃し孔5bに入り込んだ係合状態を生じさせる〔図13(b)参照〕。
また、切断刃27先端の刃部27aは、突出タイ部4aをヘッド部5の間際の位置にて押し切って切断する。
このとき、突出タイ部4aはヘッド部5とガイド壁6aとで両側を支持されており、言わば両持ち状態とされている箇所を刃部27aが押し切ることになり、余分な突出タイ部4aは確実で円滑に切断される。
また、図13(b)に示すように、切断刃27が最も突出する状態においては、切断された突出タイ部4aの被結束対象側に位置するタイ部4が、切断後の刃部27aに若干押される状態になっている。
しかしながら、その押されるタイ部4は、言わばヘッド部5による片持ち支持状態にあり、かつ、もともと先端壁11Aによって被結束対象側に曲り癖が付いていることもあり、少し押される程度であって刃部27aによる何らの作用も受けない。
このように、設定引締め力に達することではじめて第2レバー2は第2位置t2から第3位置t3に移動することが可能となり、その第3位置t3への移動によるポンチ切断工程により、タイ部4どうしの係合並びにタイブ4とヘッド部5との係合(ポンチ係合)がされるとともに、余分な突出タイ部4aが切断される。
円形の塑性変形部4bが係合孔10及び逃し孔5bに圧入されたようになるので、この確実なポンチ係合により、タイ部4自体の抜け止め及びヘッド部5との一体化が一挙に行われ、設定された引締め力での結束状態を確実に維持できるものとなる。
なお、突出タイ部4aが切断された後は、係止爪21による三角リンク13への規制が解消するので、第2レバー2の第1位置t1への戻り揺動に伴い、支持ローラ31が先端凹み12aに再係入されて引締め調節機構fが有効に機能する状態(図3参照)に戻る。
この手動結束工具Aにおいては、引締め機構aは、図3,4,14などに示すように、ベースアーム11、係止爪21、復帰ばね22を有して構成されている。引締め連係機構bは、緊張アーム12、三角リンク13、中間ピン13cに嵌る係合溝26を有して構成されている。
切断連係機構dは、カッターローラ25、三角リンク13、係合溝26、緊張アーム12を有して構成されている。切換機構eは、引締め力調整バネ18、緊張バー20、緊張アーム12、三角リンク13を有して構成されている。
引締め連係機構bは、第1レバー1と第2レバー2との所定の相対角度迄、即ち、軸心Pに関する第1位置t1と第2位置t2との間の角度迄の範囲内における相対接近揺動により突出タイ部4aが引張られる状態に、両レバー1,2と引締め機構aとを連係している(引締め工程)。また、切断連係機構dは、第1レバー1と第2レバー2との所定の相対角度、即ち、第2位置t2を超えての相対接近揺動により突出タイ部4aが切断される状態に、両レバー1,2と切断機構cとを連係している(ポンチ切断工程)。
そして、切換機構eは、引締め機構aによる突出タイ部4aの引張り力が設定値未満であるときは引締め連係機構bは動作させ、かつ、切断連係機構dは動作させない引締め状態にするとともに、引締め機構aによる突出タイ部4aの引張り力が設定値に達すると引締め連係機構bは動作させず、かつ、切断連係機構dを動作させるように機能する。
切断機構cは、図14などに示すように、被結束対象Kを巻回してからヘッド部5に挿入されることによりヘッド部5に位置するタイ部4をポンチ体28で押出し変形させて、その変形部(塑性変形部)4bをヘッド部5が予め外嵌されているタイ部4に形成されている円形の係合孔10に係入させる押出し機構hを含んでいる構成とされている。
なお、実施形態1においては、結束タイBとしてメタルタイを用いるので、切断機構cは押出し機構hを含む構成とされているが、ヘッド部がタイの戻り防止機構を含む構成の結束タイを用いる場合には、切断機構cのみ備える手動結束工具Aでも良い。
引締め機構aにより(具体的には、先端ピン13aと長孔21aとの嵌合を含む三角リンク13及び係止爪21が第2レバー2で押されてから、先端部21cが突出タイ部4aを介して先端内壁11bを押し始めるまでには遊びがあることにより)、第1レバー1と第2レバー2とが最も開き揺動した待機状態(図3に示す状態)から両レバー1,2が握り込まれて相対接近揺動されるに伴い、突出タイ部4aが引張り部iに把持されてから引張り部iで引張られる状態に構成されている。
加えて、戻り防止機構jにより、突出タイ部4aが引張り部iに把持されていないとき(少なくとも復帰揺動工程のとき)は、突出タイ部4aのヘッド部5への戻り移動が阻止されるように機能する。これにより、手指の力を抜いて第1,2レバー1,2の握り込みを解除すれば、その途端から戻り防止機構jが作動するので、引き締められたタイ部4の不測の戻り移動が生じないように工夫されている。
以上説明したように、実施形態1による手動結束工具Aによれば、切換機構eにより、突出タイ部4aの引張り力が設定値未満では引締め機構aのみ作動する引締め状態にし、かつ、突出タイ部4aの引張り力が設定値に達すると押出し機構h及び切断機構cのみが作動するポンチ切断状態に自動的に切換えられるようになる。これにより、第3のレバーを設けることなく、一対のレバー1,2のみの握り込み操作で、結束タイBの一連の作業(引締め&ポンチ切断)が遂行可能に構成されている。
故に、引締め工程であっても切断工程であっても、第1,2レバー1,2を握る状態のままで良くなり、引締め操作から切断操作に移る際に第2レバーから第3レバーへ複数本の手指の掛け換えるという従来の手動結束工具が有する問題が解消されるようになる。
従って、複数本の手指の掛け換えをすることなく、一対のレバーの握り込み操作だけで引締め操作と切断操作が行えるようになり、結束作業がより簡単化されて使い勝手に優れる手動結束工具Aを提供することができたのである。
加えて、実施形態1においては、切断刃27にポンチ体28を着脱可能に一体化してるので、タイ部4を変形させて係合孔10に入れ込んで係止させる構造、言わば自己係止機能を持たない構造(ポンチ係合を行う構造)を採る結束タイB(図6,7参照)に適合できるものとなっている
そして、第2位置t2から第1位置t1に向かって第2レバー2が開き揺動されるときなどの、突出タイ部4aが引張り部iに把持されていないときは、突出タイ部4aのヘッド部5への戻り移動を阻止する戻り防止機構jが設けられているから、復帰揺動工程などの突出タイ部4aが引張られていないときにタイ部4が戻り移動してしまう、という不測の事態が起きるおそれが解消されるようになる。これにより、タイ部4が戻らないように第1,2レバー1,2を素早く握り込み操作する、といった煩わしい操作は全く要求されないので、簡単で軽快に手指による結束作業を行うことができる。
さらに、調整ツマミ17を右又は左に回すだけの簡単な操作により、切換機構eが作動するときの条件、即ち引締め力の加減調節が行えるので、結束タイBの引締め力を被結束対象Kに合せて簡単に調節設定できて、実用上の利点が大となる手動結束工具Aも実現できている。
1 第1レバー
2 第2レバー
4 タイ部
4a 突出タイ部
4b 変形部
5 ヘッド部
10 孔
a 引締め機構
b 引締め連係機構
c 切断機構
d 切断連係機構
e 切換機構
f 引締め調節機構
h 押出し機構
i 引張り部
j 戻り防止機構

Claims (3)

  1. タイ部と、前記タイ部に組み込まれたヘッド部とを有するメタルタイに用いられる手動結束工具において、
    前記タイ部のうち前記ヘッド部を貫いて突出している突出タイ部を前記ヘッド部に対して引張る引締め機構と、
    切断刃を有し、前記切断刃を用いて前記突出タイ部を前記ヘッド部付近の箇所において切断する切断機構と、
    互いに枢支連結されて、握り込み操作され得る第1レバー及び第2レバーと、
    前記第1レバーと前記第2レバーとの所定の相対角度迄の範囲内における相対接近揺動により前記突出タイ部が引張られる状態に、前記両レバーと前記引締め機構とを連係する引締め連係機構と、
    前記第1レバーと前記第2レバーとの前記所定の相対角度を超えての相対接近揺動により前記突出タイ部が切断される状態に、前記両レバーと前記切断機構とを連係する切断連係機構とを有し、
    前記引締め機構による引張り力が設定値未満であるときは前記引締め連係機構は動作させ、かつ、前記切断連係機構は動作させない引締状態にするとともに、前記引締め機構による引張り力が設定値に達すると前記引締め連係機構は動作させず、かつ、前記切断連係機構を動作させる切換機構が設けられており、
    前記切断機構は、前記ヘッド部に位置するタイ部を押出し変形させて、その変形部を前記ヘッド部が予め外嵌されているタイ部の孔に係入させる押出し機構を含み、
    前記手動結束工具は、前記引締め機構により、前記第1レバーと前記第2レバーとが握り込み操作で最も開き揺動した待機状態から前記両レバーが相対接近揺動されるに伴い、前記突出タイ部が引張り部に把持されてから前記引張り部で引張られる状態に構成され、
    前記突出タイ部が引張り部に把持されていないときは、前記突出タイ部の前記ヘッド部への戻り移動を阻止する戻り防止機構が設けられ、
    前記戻り防止機構は、前記突出タイ部に作用を与えるために前記切断刃と前記引張り部との間に配置されたチャック爪を有している手動結束工具。
  2. 前記引締め機構による引張り力の最大値を変更設定可能な引締め調節機構が設けられている請求項1に記載の手動結束工具。
  3. 前記切換機構は、前記第1レバー及び前記第2レバーの握り込み操作だけで、前記引締め機構のみが作動する引締め状態を、前記押出し機構及び前記切断機構のみが作動するポンチ切断状態に切り換えることができるように構成されている請求項1に記載の手動結束工具。
JP2014529213A 2012-08-09 2012-08-09 手動結束工具 Active JP6035336B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/070370 WO2014024295A1 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 手動結束工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014024295A1 JPWO2014024295A1 (ja) 2016-07-21
JP6035336B2 true JP6035336B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=50067576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014529213A Active JP6035336B2 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 手動結束工具

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2883802B1 (ja)
JP (1) JP6035336B2 (ja)
CN (1) CN104487352A (ja)
NO (1) NO2883802T3 (ja)
WO (1) WO2014024295A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6107842B2 (ja) * 2015-01-19 2017-04-05 ダイキン工業株式会社 熱交換器
KR102184898B1 (ko) 2016-04-18 2020-12-01 헤라만타이톤 가부시키가이샤 수동 결속 공구
EP3446987B1 (en) * 2016-04-18 2022-05-18 HellermannTyton Co., Ltd. Manual binding tool
CN106953276B (zh) * 2017-05-03 2018-05-08 谢美玲 一种机械设备线路捆扎器
CN107380564A (zh) * 2017-09-03 2017-11-24 许修义 一种用于扎带工具的自动检测方法及结构
FR3084604B1 (fr) * 2018-08-01 2020-07-31 Legrand France Pince de serrage d’un collier de serrage
TWM575789U (zh) * 2018-12-11 2019-03-21 華偉實業股份有限公司 束帶緊固切斷工具
JP7431059B2 (ja) 2020-03-02 2024-02-14 株式会社ディスコ 結束バンドカッター

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2416092A1 (fr) * 1978-02-01 1979-08-31 Usinage Tubes Pour Electr Dispositif automatique pour la pose de colliers du type a cremaillere
JPS6193022A (ja) * 1984-10-12 1986-05-12 株式会社 サト−ゴ−セ− 結束方法およびその工具
DE8710185U1 (ja) * 1987-07-24 1988-11-17 Paul Hellermann Gmbh, 2080 Pinneberg, De
US5123456A (en) * 1990-10-05 1992-06-23 Band-It-Idex, Inc. Banding tool with including clamping plunger
US6206053B1 (en) * 1999-11-01 2001-03-27 Panduit Corp. Cable tie tensioning and severing tool
CA2496857C (en) * 2004-02-13 2013-10-15 Thomas & Betts International, Inc. Cable tie tool having modular tool head
JP4667075B2 (ja) * 2005-03-04 2011-04-06 ヘラマンタイトン株式会社 結束引締め具
US7373695B2 (en) * 2005-05-26 2008-05-20 Panduit Corp. Displacement lock MLT
JP5297684B2 (ja) 2008-04-25 2013-09-25 ヘラマンタイトン株式会社 手動結束工具
JP5740161B2 (ja) * 2011-01-06 2015-06-24 ヘラマンタイトン株式会社 手動型結束工具

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014024295A1 (ja) 2014-02-13
EP2883802A1 (en) 2015-06-17
CN104487352A (zh) 2015-04-01
NO2883802T3 (ja) 2018-04-28
EP2883802B1 (en) 2017-11-29
JPWO2014024295A1 (ja) 2016-07-21
EP2883802A4 (en) 2016-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6035336B2 (ja) 手動結束工具
JP6035337B2 (ja) 手動結束工具
US10450096B2 (en) Manual bundling tool
JP4795678B2 (ja) ラチェット式結束工具
EP1948513B1 (en) Metal tie tool with rotary gripper and ball setting device
JP4758417B2 (ja) 可変トリガー・リンク機構を有するケーブル結束工具
JP5740161B2 (ja) 手動型結束工具
JP5162142B2 (ja) 保護型の強制ガイド部を備えたプライヤ
EP3050819B1 (en) Binding band securing structure and binding tool
JP4667075B2 (ja) 結束引締め具
US6098291A (en) Pipe cutter
JPS5855046B2 (ja) 結束締付強度を任意に調節できる電線類結束バンド切断器
JPS6238215B2 (ja)
WO1993001915A1 (en) Self-locking hand tools
JP2008044567A (ja) マニュアルブレーキ装置
JP4669718B2 (ja) 結束引締め具
JP3803840B2 (ja) 結束用具
JP4677253B2 (ja) 結束引締め具
JP4654057B2 (ja) 結束工具用治具
JP4695897B2 (ja) 結束引締め具
JPH06345041A (ja) 結束バンド切断器
GB2258180A (en) Adjustable wrench.

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6035336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250