JP6032117B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システムに関する。
近年、2台の画像形成装置を直列に接続して両面印刷等を行う直列タンデム型の画像形成システムが実用化されている。例えば、前段の画像形成装置(上流機)で用紙の表面に画像を形成し、後段の画像形成装置(下流機)により用紙の裏面に画像を形成する。これにより、1台の画像形成装置で両面印刷を行う場合と比較して、生産性の向上を図ることができる。こうした直列タンデム方式の画像形成システムは、一般に、高生産性を追及するプロダクションプリント(Production Print)機に適用される。
上記画像形成システムに用いられる用紙は、少なからずとも水分を含んでいる。そのため、未定着のトナー像が形成された用紙を加圧および加熱して、トナー像を用紙に定着させる定着装置により用紙が加熱されると、その水分が水蒸気となって放出される。
上記画像形成システムの上流機では、常に新しい用紙が定着装置に供給されるため、1台の画像形成装置で両面印刷を行う場合と比べて、用紙から放出される水蒸気量は多くなる。用紙から放出された水蒸気は、温度の低い部材、例えば、用紙の搬送路に設けた排紙下ガイド板に接触すると結露し、その結露によって生じた水滴が用紙の裏面に付着する。特に、画像形成装置におけるウォームアップ処理直後など、画像形成装置内の温度が低い場合に結露は発生しやすい。すると、下流機により用紙の裏面に画像を形成する場合、当該裏面のうち水滴が付着した部分で転写不良が発生し、最終的に、当該部分の画像が結露跡による縦スジとして現れる等の画像不良が発生するという問題があった。
上記問題に関連して、特許文献1には、トナー画像が転写されたシートを加熱する定着部と、定着部のシート搬送方向上流側に設けられ、トナー画像が転写されたシートを定着部に案内する上流搬送ガイドと、定着部のシート搬送方向下流側に設けられ、定着部によりトナー画像が定着したシートを下流側に案内する下流搬送ガイドと、定着部から放射される熱線を反射して上流搬送ガイド及び下流搬送ガイドの少なくとも一方に向かわせる反射部材と、を備えた定着装置が開示されている。この定着装置によれば、低コストで、かつ簡単な構成で確実にトナー画像を定着することができると共に結露を防ぐことができる。
特開2009−103759号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、反射部材は、上流搬送ガイド及び下流搬送ガイドの上方に設けられているため、当該反射部材を含む定着部の構成が複雑化し、また、反射部材と上流搬送ガイド及び下流搬送ガイドとの間に排紙上ガイド板を設置できないという問題があった。そのため、上記画像形成システムにおいて上流機側で発生した結露に起因する画像不良が発生するという問題に対して、上記特許文献1に記載の技術をそのまま適用することはできない。
本発明は、2つの画像形成装置を備える画像形成システムにおいて上流機側の画像形成装置で発生した結露に起因する画像不良の発生を防止することが可能な画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成システムは、
第1および第2の画像形成装置を備え、前記第1の画像形成装置を用いて用紙の第1の面に画像形成処理を実行した後、前記第2の画像形成装置を用いて前記用紙の第2の面に画像形成処理を実行する画像形成システムであって、
前記第1の画像形成装置は、
第1の定着部材と当該第1の定着部材に対して加圧する第1の加圧部材とにより形成された第1の定着ニップ部で、前記第1の面上のトナー像を定着する第1の定着部と、
前記第1の定着ニップ部の出口側に配置され、前記第1の定着ニップ部から搬出された前記用紙を案内する第1の搬送ガイド部材と、を備え、
前記第2の画像形成装置は、
第2の定着部材と当該第2の定着部材に対して加圧する第2の加圧部材とにより形成された第2の定着ニップ部で、前記第2の面上のトナー像を定着する第2の定着部と、
前記第2の定着ニップ部の出口側に配置され、前記第2の定着ニップ部から搬出された前記用紙を案内する第2の搬送ガイド部材と、を備え、
前記第1の定着部から輻射される熱の前記第1の搬送ガイド部材における吸収率は、前記第2の定着部から輻射される熱の前記第2の搬送ガイド部材における吸収率より高い。
本発明によれば、2つの画像形成装置を備える画像形成システムにおいて上流機側の画像形成装置で発生した結露に起因する画像不良の発生を防止することが可能な画像形成システムを提供することができる。
本実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態における画像形成システムの機能ブロック図である。 本実施の形態における画像形成部および定着部の構成を示す図である。 本実施の形態における排紙下ガイド板付近の構成を示す図である。 本実施の形態における排紙下ガイド板の具体的な構成を示す図である。 本実施の形態における有効性を確認する実験の結果を示すグラフである。 本実施の形態における有効性を確認する実験の結果を示すグラフである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成システム10の全体構成]
図1に示す画像形成システム10では、給紙トレイユニットPFU、第1の画像形成装置100、第2の画像形成装置200、後処理装置300等が順に接続されて構成される。第1の画像形成装置100は反転機構R1を備え、第2の画像形成装置200は反転機構R2を備える。後処理装置300は排紙トレイ310を備える。図中矢印は、用紙の搬送経路を示している。図1に示す画像形成システム10のように2台以上の画像形成装置が直列に接続して構成されるシステムは、一般に、直列タンデム方式の画像形成システムと呼ばれる。
画像形成システム10は、両面印刷を行う場合、給紙トレイユニットPFUから用紙を給紙し、第1の画像形成装置100により用紙の表面(第1の面)を印刷する。その後、画像形成システム10は、反転機構R1により用紙を反転させて、用紙を第2の画像形成装置200に搬送する。そして、画像形成システム10は、第2の画像形成装置200により用紙の裏面(第2の面)を印刷する。画像形成システム10は、用紙の裏面を印刷した後、反転機構R2により用紙を反転させ、反転させた用紙を後処理装置300に搬送する。画像形成システム10は、後処理が必要な場合は後処理装置300により用紙に対して、マルチ折り、中綴じ、平綴じ等の後処理を行う。最終的に、画像形成システム10は、両面印刷済み、または後処理済みの用紙を排紙トレイ310に排紙する。
画像形成システム10は、片面印刷する場合には、給紙トレイユニットPFUから用紙を給紙し、第1の画像形成装置100で片面印刷し、第2の画像形成装置200では搬送のみを行う。または、画像形成システム10は、給紙トレイユニットPFUから用紙を給紙し、第1の画像形成装置100では印刷せずに搬送のみを行い、第2の画像形成装置200で片面印刷する。前者のケースを代表して印刷処理の流れを詳細に説明すると、まず、画像形成システム10は、給紙トレイPFUから用紙を給紙し、第1の画像形成装置100により用紙の表面を印刷する。その後、画像形成システム10は、用紙を第2の画像形成装置200に搬送する。そして、画像形成システム10は、第2の画像形成装置200により片面印刷済みの用紙を通紙する。画像形成システム10は、後処理が必要な場合は後処理装置300により片面印刷済みの用紙に対して後処理や反転等の処理を行う。最終的に、画像形成システム10は、片面印刷済みの用紙を排紙トレイ310に排紙する。
[画像形成システム10の機能構成]
次に、画像形成システム10の機能構成について説明する。図2に示すように、画像形成システム10は、第1の画像形成装置100および第2の画像形成装置200を備えて構成されている。なお、図2に示す画像形成システム10では、給紙トレイPFUおよび後処理装置300の図示を省略している。
第1の画像形成装置100は、制御部101、原稿読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像形成部140、搬送部150、定着部160(第1の定着部)、通信部171および記憶部172を備えている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備えている。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して第1の画像形成装置100の各ブロックの動作を制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で、各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
本実施の形態では、制御部101は、通信部171を介して、第2の画像形成装置200との間で各種データの送受信を行う。また、制御部101は、通信部171を介して、第2の画像形成装置200の制御部201と連携し、第2の画像形成装置200の動作についても制御する。
原稿読み取り部110は、コンタクトガラス上に搬送された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿を読み取る。なお、コンタクトガラス上への原稿の搬送は、自動原稿給紙装置(ADF)により行われるが、手作業で原稿をコンタクトガラス上に載置する場合もある。
操作表示部120は、タッチパネル式の画面を有する。ユーザーは、各種の指示および設定のための入力操作を、タッチパネル式の画面を介して行うことができる。
画像処理部130は、アナログディジタル(A/D)変換処理を行う回路およびディジタル画像処理を行う回路を含む。画像処理部130は、原稿読み取り部110のCCDセンサーにより取得されたアナログ画像信号から、A/D変換処理によりディジタル画像データを生成して画像形成部140に出力する。
画像形成部140は、画像処理部130により生成されたディジタル画像データに基づいてレーザー光を発光し、当該発光したレーザー光を感光体ドラムに照射することにより、感光体ドラム上に静電潜像を形成する(露光工程)。
画像形成部140は、上記の露光工程に加え、露光工程前に行われる帯電工程、露光工程後に行われる現像工程、現像工程後の転写工程および転写工程後のクリーニング工程をそれぞれ実行するための構成を備えている。
帯電工程では、画像形成部140は、帯電装置からのコロナ放電により、感光体ドラムの表面を一様に帯電させる。現像工程では、画像形成部140は、現像装置内の現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム上の静電潜像に付着させることにより、感光体ドラム上にトナー像を形成する。
転写工程では、画像形成部140は、感光体ドラム上のトナー像を、搬送部150により搬送された用紙に転写する。クリーニング工程では、画像形成部140は、転写工程後の感光体ドラムに残留しているトナーを除去する。
定着部160は、定着ニップ部に導入された用紙上のトナー像に熱および圧力を加えること(加熱定着)により、トナー像を用紙に定着させる(定着工程)。この結果、用紙上には定着トナー像が形成される。
第2の画像形成装置200は、制御部201、画像形成部210、搬送部220、定着部230(第2の定着部)、通信部241および記憶部242を備えている。なお、第2の画像形成装置200における各部の処理については、第1の画像形成装置100において説明した制御部101、画像形成部140、搬送部150、定着部160、通信部171および記憶部172の処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
[画像形成部140,210および定着部160,230の構成]
次に、図3を参照し、第1の画像形成装置100が備える画像形成部140および定着部160の構成、および、第2の画像形成装置200が備える画像形成部210および定着部230の構成について説明する。
第1の画像形成装置100の画像形成部140は、感光体ドラム141、帯電装置142、露光装置143、現像装置144、用紙を転写領域に導く転写搬送路145、感光体ドラム141上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写ベルト146、感光体ドラム141に残留しているトナーを除去するクリーニング装置147を備える。感光体ドラム141の回転方向(矢印方向)に沿って、帯電装置142、露光装置143、現像装置144、転写搬送路145、転写ベルト146、クリーニング装置147が設けられている。転写搬送路145には、主に駆動ローラーと従動ローラーとからなる複数の搬送ローラー対145aが配置されている。搬送ローラー対145aは、搬送部150にも配置されている。
転写ベルト146は、従動ローラー148aおよび駆動ローラー148bの間に張架され、感光体ドラム141の下方で、転写ベルト146の表面が感光体ドラム141の外周面の一部と接触するように配置されている。すなわち、転写ベルト146と感光体ドラム141との間において、転写領域としての転写ニップ部NPが形成される。用紙は、転写ニップ部NPにおいて転写ベルト146により感光体ドラム141に押圧されながら搬送される。
感光体ドラム141の外周面の一部と接触する転写ベルト146の内側には、転写ベルト146に対して転写電圧を印加可能な転写ローラー149が配置されている。転写ローラー149には、転写ベルト146に転写電圧を印加する電源としての電圧印可部(図示せず)が接続される。制御部101は、所定の電流が転写ローラー149から転写ベルト146に流れるように、電圧印可部が印加すべき電圧を制御する。転写ベルト146に転写電圧が印加されることによって、感光体ドラム141に接触中の用紙に、感光体ドラム141上のトナー像が転写される。
また、転写ベルト146の用紙搬送方向の下流には、定着部160が設けられている。定着部160は、ハロゲンヒーター等の内蔵熱源により所定の加熱温度に維持させた定着ローラー161(第1の定着部材)と、これに圧接させた加圧ローラー162(第1の加圧部材)とを備える。定着部160は、定着ローラー161と加圧ローラー162との間の定着ニップ部NP1(第1の定着ニップ部)に用紙を導入して挟持搬送させることによって、定着ローラー161の熱で用紙の未定着トナー像を加熱定着させる。
第2の画像形成装置200の画像形成部210は、感光体ドラム211、帯電装置212、露光装置213、現像装置214、用紙を転写領域に導く転写搬送路215、感光体ドラム211上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写ベルト216、感光体ドラム211に残留しているトナーを除去するクリーニング装置217を備える。感光体ドラム211の回転方向(矢印方向)に沿って、帯電装置212、露光装置213、現像装置214、転写搬送路215、転写ベルト216、クリーニング装置217が設けられている。転写搬送路215には、主に駆動ローラーと従動ローラーとからなる複数の搬送ローラー対215aが配置されている。搬送ローラー対215aは、搬送部220にも配置されている。
転写ベルト216は、従動ローラー218aおよび駆動ローラー218bの間に張架され、感光体ドラム211の下方で、転写ベルト216の表面が感光体ドラム211の外周面の一部と接触するように配置されている。すなわち、転写ベルト216と感光体ドラム211との間において、転写領域としての転写ニップ部NPが形成される。用紙は、転写ニップ部NPにおいて転写ベルト216により感光体ドラム211に押圧されながら搬送される。
感光体ドラム211の外周面の一部と接触する転写ベルト216の内側には、転写ベルト216に対して転写電圧を印加可能な転写ローラー219が配置されている。転写ローラー219には、転写ベルト216に転写電圧を印加する電源としての電圧印可部(図示せず)が接続される。制御部201は、所定の電流が転写ローラー219から転写ベルト216に流れるように、電圧印可部が印加すべき電圧を制御する。転写ベルト216に転写電圧が印加されることによって、感光体ドラム211に接触中の用紙に、感光体ドラム211上のトナー像が転写される。
また、転写ベルト216の用紙搬送方向の下流には、定着部230が設けられている。定着部230は、ハロゲンヒーター等の内蔵熱源により所定の加熱温度に維持させた定着ローラー231(第2の定着部材)と、これに圧接させた加圧ローラー232(第2の加圧部材)とを備える。定着部230は、定着ローラー231と加圧ローラー232との間の定着ニップ部NP1(第2の定着ニップ部)に用紙を導入して挟持搬送させることによって、定着ローラー231の熱で用紙の未定着トナー像を加熱定着させる。
[排紙下ガイド板180,250付近の構成]
次に、図4を参照し、第1の画像形成装置100および第2の画像形成装置200にそれぞれ設けられる排紙下ガイド板180,250付近の構成について説明する。図4(a)は、第1の画像形成装置100に設けられる排紙下ガイド板180付近の構成を示す図である。図4(b)は、第2の画像形成装置200に設けられる排紙下ガイド板250付近の構成を示す図である。
図4(a)に示すように、排紙下ガイド板180(第1の搬送ガイド部材および第1の下ガイド部材)は、排紙上ガイド板176(第1の搬送ガイド部材)とともに、定着ニップ部NP1の出口側に配置され、定着ニップ部NP1から搬出された用紙Sを案内する。定着ローラー161と加圧ローラー162との間の定着ニップ部NP1において未定着トナー像が定着された用紙Sは、排紙下ガイド板180により下方から支持されながら、排紙ローラー対190a,190b(第1の排紙ローラー対)に送り込まれる。排紙ローラー対190a,190bは、排紙下ガイド板180により案内された用紙Sを排紙する。排紙された用紙Sは、反転機構R1に送り込まれる。なお、177は進入下ガイド板、178は進入上ガイド板である。進入下ガイド板177および進入上ガイド板178は、定着ニップ部NP1に進入する用紙Sを案内する。
図4(b)に示すように、排紙下ガイド板250(第2の搬送ガイド部材および第2の下ガイド部材)は、排紙上ガイド板246(第2の搬送ガイド部材)とともに、定着ニップ部NP1の出口側に配置され、定着ニップ部NP1から搬出された用紙Sを案内する。定着ローラー231と加圧ローラー232との間の定着ニップ部NP1において未定着トナー像が定着された用紙Sは、排紙下ガイド板250により下方から支持されながら、排紙ローラー対260a,260b(第2の排紙ローラー対)に送り込まれる。排紙ローラー対260a,260bは、排紙下ガイド板250により案内された用紙Sを排紙する。排紙された用紙Sは、反転機構R2に送り込まれる。なお、247は進入下ガイド板、248は進入上ガイド板である。進入下ガイド板247および進入上ガイド板248(第4の搬送ガイド部材)は、定着ニップ部NP1に進入する用紙Sを案内する。
排紙下ガイド板180および排紙上ガイド板176の少なくとも一部は、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対190a,190bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線上の位置にある一方、排紙下ガイド板250および排紙上ガイド板246は、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対260a,260bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線から外れた位置にある。より具体的には、排紙下ガイド板180の一部は、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対190a,190bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線195上の位置にある一方、排紙下ガイド板250は、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対260a,260bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線265より下方の位置にある。
[排紙下ガイド板180,250の具体的な構成]
次に、第1の画像形成装置100および第2の画像形成装置200にそれぞれ設けられる排紙下ガイド板180,250の具体的な構成について説明する。まず、図5(a)を参照し、排紙下ガイド板180の具体的な構成について説明する。
図5(a)に示すように、排紙下ガイド板180は、途中で屈曲した屈曲部180aを有する板状の部材で構成されている。排紙下ガイド板180は、金属(例えば、SUS)からなる基材の表面に、定着部160、つまり定着ローラー161および加圧ローラー162から輻射される熱を吸収する吸熱層が形成されている。吸熱層の形成方法は、基材の表面を排紙下ガイド板250に比べて暗色(例えば、黒色)で塗装またはコーティング(例えば、導電フッ素コーティング)しても良い。熱吸収率が高ければ、色は黒色でなくても良い。また、定着部160から輻射される熱を吸収する機能を排紙下ガイド板180に持たせるため、排紙下ガイド板180は、母材に対して当該熱を吸収するシート状の吸熱材を積層(貼りつける)しても良い。
また、排紙下ガイド板180の用紙搬送面(図中に現れている面)には、用紙搬送方向に沿ったリブ181,182,183,184,185が、用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向に所定間隔を空けて形成されている。リブ181,182,183,184,185の表面には、定着部160から輻射される熱を吸収する吸熱層が形成されている。また、排紙下ガイド板180の用紙搬送面には、各リブ181,182,183,184,185間において、定着部160により用紙Sが加熱された際に放出された水蒸気を逃がすための開口部186,187,188,189が形成されている。なお、排紙下ガイド板180の用紙搬送面において開口部186,187,188,189を形成することは、必ずしも必須ではない。
なお、排紙下ガイド板180を構成する基材の材質を金属とすることで、用紙Sが排紙下ガイド板180の用紙搬送面に接触する際における当該用紙搬送面の摩耗を防止することができる。排紙下ガイド板180を構成する基材の材質が樹脂である場合には、用紙Sが排紙下ガイド板180の用紙搬送面に接触することによって、当該用紙搬送面が摩耗するおそれがある。さらに、基材の材質にSUS(金属)を採用することによって、定着部160により用紙Sが加熱された際に放出された水蒸気に起因する結露、ひいては錆の発生を防止することができる。一方、基材の材質に鉄系を採用した場合には、当該基材は、結露により錆びる場合がある。そして、錆の発生を防止するためにメッキ処理やコーティング処理を施しても用紙Sとの接触によりメッキ層やコーティング層が剥がれる場合があり、その場合には、基材は結露により錆びるときがある。
次に、図5(b)を参照し、排紙下ガイド板250の具体的な構成について説明する。図5(b)に示すように、排紙下ガイド板250は、途中で屈曲した屈曲部250aを有する板状の部材で構成されている。排紙下ガイド板250は、金属(例えば、SUS)からなる基材から構成され、基材の表面には、定着部230、つまり定着ローラー231および加圧ローラー232から輻射される熱を吸収する吸熱層は形成されていない。すなわち、定着部160から輻射される熱の排紙下ガイド板180における吸収率は、定着部230から輻射される熱の排紙下ガイド板250における吸収率より高い。
また、排紙下ガイド板250の用紙搬送面(図中に現れている面)には、用紙搬送方向に沿ったリブ251,252,253,254,255が、用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向に所定間隔を空けて形成されている。リブ251,252,253,254,255の表面には、定着部230から輻射される熱を吸収する吸熱層は形成されていない。
[本実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、第1の画像形成装置100は、定着ローラー161と当該定着ローラー161に対して加圧する加圧ローラー162とにより形成された定着ニップ部NP1で、用紙Sの表面上に形成されたトナー像を定着する定着部160と、定着ニップ部NP1の出口側に配置され、定着ニップ部NP1から搬出された用紙Sを案内する排紙下ガイド板180とを備える。第2の画像形成装置200は、定着ローラー231と当該定着ローラー231に対して加圧する加圧ローラー232とにより形成された定着ニップ部NP1で、用紙Sの裏面上に形成されたトナー像を定着する定着部230と、定着ニップ部NP1の出口側に配置され、定着ニップ部NP1から搬出された用紙Sを案内する排紙下ガイド板250とを備える。定着部160から輻射される熱の排紙下ガイド板180における吸収率は、定着部230から輻射される熱の排紙下ガイド板250における吸収率より高い。
このように構成した本実施の形態によれば、第1の画像形成装置100(上流機)に設けられた排紙下ガイド板180の温度は上昇しやすく、定着部160により用紙Sが加熱された際に放出された水蒸気が排紙下ガイド板180に接触しても結露の発生が防止される。そのため、結露によって生じる水滴が用紙Sの裏面に付着することが防止され、第2の画像形成装置200(下流機)において用紙Sの裏面に画像を形成する場合、転写不良ひいては上流機側で発生した結露に起因する画像不良の発生を防止することができる。なお、用紙Sが排紙下ガイド板180により案内される際、排紙下ガイド板180の搬送面側と接触する用紙Sの裏面には画像が形成されていないため、用紙Sと排紙下ガイド板180との接触により画像不良が発生することはない。
定着部から放射される熱線を反射する反射部材を用いた上記特許文献1に記載の技術と比べて、本実施の形態では、新たな部材(反射部材)を設ける必要がないため、定着部160の構成が複雑化することを防止することができる。さらに、反射部材を設けないことにより、従来の構成と同様に、排紙下ガイド板180の上方に排紙上ガイド板176を設置することができる。
また、本実施の形態では、排紙下ガイド板180の基材を金属で構成しているため、当該基材は、定着部160から輻射される熱を蓄熱することができる。すなわち、排紙下ガイド板180は、定着部160から輻射される熱によって、より温度上昇しやすい構成となっている。よって、大量の用紙Sを定着ニップ部NP1に通紙することによって用紙Sから放出された水蒸気量が多くなる場合でも、当該水蒸気に起因する結露の発生を防止することができる。
また、本実施の形態では、排紙下ガイド板180の一部は、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対190a,190bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線195上の位置にある一方、排紙下ガイド板250は、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対260a,260bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線265より下方の位置にある。この構成により、定着部160において加熱された用紙Sは、排紙下ガイド板180と接触しやすくなるため、用紙Sの熱で排紙下ガイド板180の温度をより上昇させることができる。よって、定着部160により用紙Sが加熱された際に放出された水蒸気が排紙下ガイド板180に接触しても結露の発生を確実に防止することができる。
また、本実施の形態では、排紙下ガイド板180の用紙搬送面には、リブ181,182,183,184,185が形成されている。この構成により、排紙下ガイド板180の表面と用紙Sとの接触面積が減少する。そのため、排紙下ガイド板180の表面およびリブ181,182,183,184,185の表面において万が一、結露が発生しても、リブ181,182,183,184,185が形成されていない場合よりも、用紙Sの裏面に付着する水滴の量を減少させることができる。よって、第2の画像形成装置200により用紙Sの裏面に画像を形成する場合、上流機側で発生した結露に起因する画像不良の発生を最小限に抑えることができる。
また、本実施の形態では、排紙下ガイド板180とは対照的に、第2の画像形成装置200に設けられた排紙下ガイド板250の温度上昇は抑制される。また、排紙下ガイド板250は、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対260a,260bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線265より下方の位置にあるため、定着部230において加熱された用紙Sは、排紙下ガイド板250と接触しにくくなる。そのため、第1の画像形成装置100において画像形成された用紙Sの表面が排紙下ガイド板250と接触することに起因する画像不良の発生を防止することができる。さらに、排紙下ガイド板250の用紙搬送面には、排紙下ガイド板180と同様にリブ251,252,253,254,255が形成されているため、排紙下ガイド板250の表面と用紙Sとの接触面積が減少し、用紙Sの表面が排紙下ガイド板250と接触することに起因する画像不良の発生をより確実に防止することができる。
補足すると、用紙Sが第1の画像形成装置100の定着部160を通過することで用紙Sの含水率が低下し、その後、第2の画像形成装置200の定着部230により用紙Sが加熱されても用紙Sから放出される水蒸気はほとんどない。そのため、用紙Sが排紙下ガイド板250に接触しても結露が発生せず、排紙下ガイド板250の基材の表面に吸熱層を特に形成する必要はない。それは、排紙上ガイド板246についても同様である。逆に、排紙下ガイド板250の基材の表面に吸熱層を形成すると、定着部230から輻射される熱によって排紙下ガイド板250の温度が上昇しやすくなり、用紙Sの表面が排紙下ガイド板250と接触することに起因する画像不良が発生してしまう。
[変形例]
なお、上記実施の形態では、排紙下ガイド板180の用紙搬送面上のリブ181,182,183,184,185の表面には、吸熱層が形成されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、リブ181,182,183,184,185の表面に形成された吸熱層は、第1の画像形成装置100を長時間使用することによって、剥がれる可能性があるため、当該吸熱層を初めから形成しなくても良い。仮に、リブ181,182,183,184,185の表面に吸熱層を形成しない、または、リブ181,182,183,184,185の表面から吸熱層が剥がれた場合でも、排紙下ガイド板180の表面積に対してリブ181,182,183,184,185の表面積は小さいため、排紙下ガイド板180の温度上昇が損なわれることはほとんどない。
また、上記実施の形態において、排紙下ガイド板180の用紙搬送面上にリブ181,182,183,184,185を形成しなくても良い。この場合、リブ181,182,183,184,185の表面から吸熱層が剥がれた場合でも、排紙下ガイド板180の基材は金属からなるため、用紙Sの搬送性(通紙性)に影響はない。
また、上記実施の形態において、進入下ガイド板177(第3の搬送ガイド部材)の表面に吸熱層を形成する一方、進入下ガイド板247(第4の搬送ガイド部材)の表面に吸熱層を形成しなくても良い。すなわち、定着部160から輻射される熱の進入下ガイド板177における吸収率を、定着部230から輻射される熱の進入下ガイド板247における吸収率より高くしても良い。この構成により、進入下ガイド板177の温度は上昇しやすく、定着部160により用紙Sが加熱された際に放出された水蒸気が進入下ガイド板177に接触しても結露の発生が防止される。そのため、結露によって生じる水滴が用紙Sの裏面に付着することが防止され、第2の画像形成装置200(下流機)により用紙Sの裏面に画像を形成する場合、転写不良ひいては上流機側で発生した結露に起因する画像不良の発生を防止することができる。
また、上記実施の形態において、排紙上ガイド板176(第1の搬送ガイド部材)の表面に吸熱層を形成する一方、排紙上ガイド板246(第2の搬送ガイド部材)の表面に吸熱層を形成しなくても良い。すなわち、定着部160から輻射される熱の排紙上ガイド板176における吸収率を、定着部230から輻射される熱の排紙上ガイド板246における吸収率より高くしても良い。この構成により、排紙上ガイド板176の温度は上昇しやすいため、定着部160により用紙Sが加熱された際に放出された水蒸気が排紙上ガイド板176に接触しても結露の発生を防止することができる。なお、排紙上ガイド板176の温度が上昇しても、用紙Sと排紙上ガイド板176とはほとんど接触することがないため、用紙Sの表面が排紙上ガイド板176と接触することに起因する画像不良は発生しない。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
最後に、図6,7を参照し、本発明者が行った、上記実施の形態における有効性を確認する実験の結果について説明する。
[第1の実験方法]
第1の実験では、画像形成装置内の温度が低く結露が発生しやすい低温低湿環境(10[℃]/20[%])において、1台の画像形成装置(以下、「シングル機」という)および直列タンデム方式の画像形成システム10(以下、「タンデム機」という)を用いて、20[枚]の用紙に対してサンプル画像(印字率:100[%])の両面印刷を行った。その際、用紙の裏面に形成されたサンプル画像に発生した結露跡の総長さ(20枚分の累計長さ)および排紙下ガイド板180の温度を確認した。その確認結果を図6に示す。
図6に示すように、シングル機を用いて両面印刷を行ったタイミングは、条件(a)に示すウォームアップ(WU)直後、および条件(b)に示すウォームアップが完了して1時間放置した後である。また、タンデム機を用いて両面印刷を行ったタイミングは、条件(c),(d)に示すウォームアップ直後、および条件(e)に示すウォームアップが完了して12[分]放置した後である。ただし、条件(c)では、第1の画像形成装置100に設けられる排紙下ガイド板180の表面には吸熱層が形成されていない。一方、条件(d),(e)では、排紙下ガイド板180の表面には吸熱層(黒色コーティング)が形成されている。
条件(a),(c)の結果に示すように、ウォームアップ直後は画像形成装置内がまだ冷えた状態であるため、シングル機およびタンデム機の何れにおいても、サンプル画像に発生する結露跡の総長さは長い。ここで、タンデム機を用いた場合の方が、シングル機を用いた場合よりも、結露跡の総長さは長い。これは、タンデム機の上流機では、常に新しい用紙が定着装置に供給されるため、シングル機を用いた場合と比べて、用紙から放出される水蒸気量は多くなり上流機に設けられた排紙下ガイド板に結露が発生しやすいからである。条件(b)の結果に示すように、シングル機では、ウォームアップが完了して1時間放置される間に画像形成装置内が暖まり、サンプル画像に発生する結露跡の総長さは大きく減少した。
条件(c),(d),(e)の結果に示すように、排紙下ガイド板180の表面に吸熱層が形成されている場合には、ウォームアップ直後でも排紙下ガイド板180の温度が上昇しやすいため、吸熱層が形成されていない条件(c)と比べて、サンプル画像に発生する結露跡の総長さは大きく減少した。また、条件(e)の結果に示すように、ウォームアップが完了してからの放置時間が12分という短い時間でも、排紙下ガイド板180の温度は10.2[℃]上昇し、それによってサンプル画像に発生する結露跡の総長さはさらに減少した。一方、シングル機を用いた場合には、ウォームアップが完了してから1時間放置された後でも、17.5[℃]しか上昇しなかった。すなわち、排紙下ガイド板180の表面に吸熱層が形成した場合、排紙下ガイド板180の温度上昇率が大きく向上することを確認することができた。
[第2の実験方法]
第2の実験では、第2の画像形成装置200に設けられる排紙下ガイド板250の構成を異ならせた場合、通紙枚数の増加に応じて、排紙下ガイド板250の温度がどのように変化するかについて確認した。その確認結果を図7に示す。曲線L0は、排紙下ガイド板250の表面に吸熱層を形成し、かつ、排紙下ガイド板250を高い位置(例えば、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対260a,260bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線265上にある位置、図4を参照)に設けた場合における排紙下ガイド板250の温度変化を示す。曲線L1は、排紙下ガイド板250の表面に吸熱層を形成し、かつ、排紙下ガイド板250を低い位置(例えば、定着ニップ部NP1と、排紙ローラー対260a,260bにより形成される排紙ニップ部NP2とを結んだ直線265より下方の位置)に設けた場合における排紙下ガイド板250の温度変化を示す。曲線L2は、排紙下ガイド板250の表面に吸熱層を形成せず、かつ、排紙下ガイド板250を高い位置に設けた場合における排紙下ガイド板250の温度変化を示す。曲線L3は、排紙下ガイド板250の表面に吸熱層を形成せず、かつ、排紙下ガイド板250を低い位置に設けた場合における排紙下ガイド板250の温度変化を示す。
図7に示すように、通紙枚数が500[枚]に到達した段階で、排紙下ガイド板250の表面に吸熱層を形成せず、かつ、排紙下ガイド板250を低い位置に設けた場合以外の構成では排紙下ガイド板250の温度が80[℃]を越え、用紙Sの表面が排紙下ガイド板250と接触することに起因する画像不良が発生した。したがって、排紙下ガイド板250の構成としては、排紙下ガイド板250の表面に吸熱層を形成せず、かつ、排紙下ガイド板250を低い位置に設けることが最適であることを確認することができた。
10 画像形成システム
100 第1の画像形成装置
101,201 制御部
102,202 CPU
103,203 ROM
104,204 RAM
110 原稿読み取り部
120 操作表示部
130 画像処理部
140,210 画像形成部
141,211 感光体ドラム
142,212 帯電装置
143,213 露光装置
144,214 現像装置
145,215 転写搬送路
145a,215a 搬送ローラー対
146,216 転写ベルト
147,217 クリーニング装置
148a,218a 従動ローラー
148b,218b 駆動ローラー
149,219 転写ローラー
150,220 搬送部
160,230 定着部
161,231 定着ローラー
162,232 加圧ローラー
171,241 通信部
172,242 記憶部
176,246 排紙上ガイド板
177,247 進入下ガイド板
178,248 進入上ガイド板
180,250 排紙下ガイド板
180a,250a 屈曲部
181,182,183,184,185 リブ
186,187,188,189 開口部
190a,190b,260a,260b 排紙ローラー対
195,265 直線
200 第2の画像形成装置
251,252,253,254,255 リブ
300 後処理装置
310 排紙トレイ
NP1 定着ニップ部
NP2 排紙ニップ部
PFU 給紙トレイユニット

Claims (10)

  1. 第1および第2の画像形成装置を備え、前記第1の画像形成装置を用いて用紙の第1の面に画像形成処理を実行した後、前記第2の画像形成装置を用いて前記用紙の第2の面に画像形成処理を実行する画像形成システムであって、
    前記第1の画像形成装置は、
    第1の定着部材と当該第1の定着部材に対して加圧する第1の加圧部材とにより形成された第1の定着ニップ部で、前記第1の面上のトナー像を定着する第1の定着部と、
    前記第1の定着ニップ部の出口側に配置され、前記第1の定着ニップ部から搬出された前記用紙を案内する第1の搬送ガイド部材と、を備え、
    前記第2の画像形成装置は、
    第2の定着部材と当該第2の定着部材に対して加圧する第2の加圧部材とにより形成された第2の定着ニップ部で、前記第2の面上のトナー像を定着する第2の定着部と、
    前記第2の定着ニップ部の出口側に配置され、前記第2の定着ニップ部から搬出された前記用紙を案内する第2の搬送ガイド部材と、を備え、
    前記第1の定着部から輻射される熱の前記第1の搬送ガイド部材における吸収率は、前記第2の定着部から輻射される熱の前記第2の搬送ガイド部材における吸収率より高い画像形成システム。
  2. 前記第1の画像形成装置は、
    前記第1の搬送ガイド部材により案内された前記用紙を排紙する第1の排紙ローラー対を備え、
    前記第2の画像形成装置は、
    前記第2の搬送ガイド部材により案内された前記用紙を排紙する第2の排紙ローラー対を備え、
    前記第1の搬送ガイド部材の少なくとも一部は、前記第1の定着ニップ部と、前記第1の排紙ローラー対により形成される第1の排紙ニップ部とを結んだ直線上の位置にあり、
    前記第2の搬送ガイド部材は、前記第2の定着ニップ部と、前記第2の排紙ローラー対により形成される第2の排紙ニップ部とを結んだ直線から外れた位置にある請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記第1および第2の搬送ガイド部材は、前記用紙を下方から支持する第1および第2の下ガイド部材をそれぞれ備え、
    前記第1の下ガイド部材の少なくとも一部は、前記第1の定着ニップ部と前記第1の排紙ニップ部とを結んだ直線上の位置にあり、
    前記第2の下ガイド部材は、前記第2の定着ニップ部と前記第2の排紙ニップ部とを結んだ直線よりも下方の位置にある請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第1の搬送ガイド部材は、金属製である請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記第1の搬送ガイド部材の用紙搬送面は、リブを有する請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1の搬送ガイド部材の表面は、前記第2の搬送ガイド部材に比べて暗色で塗装またはコーティングされている請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の搬送ガイド部材の表面は、黒色で塗装またはコーティングされている請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記第1および第2の搬送ガイド部材のうち第1の搬送ガイド部材は、母材に対して吸熱材を積層または混合した部材である請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記第2の搬送ガイド部材の用紙搬送面には、リブを有する請求項1〜8の何れか1項に記載の画像形成システム。
  10. 前記第1の画像形成装置は、
    前記第1の定着ニップ部の入口側に配置され、前記第1の定着ニップ部に進入する前記用紙を案内する第3の搬送ガイド部材を備え、
    前記第2の画像形成装置は、
    前記第2の定着ニップ部の入口側に配置され、前記第1の定着ニップ部に進入する前記用紙を案内する第4の搬送ガイド部材を備え、
    前記第1の定着部から輻射される熱の前記第3の搬送ガイド部材における吸収率は、前記第2の定着部から輻射される熱の前記第4の搬送ガイド部材における吸収率より高い請求項1〜9の何れか1項に記載の画像形成システム。
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