JP6028391B2 - コイルアンテナおよび通信端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁性体コアに形成されたコイル導体を備えるコイルアンテナ、およびこれを備えた通信端末装置に関する。
上記コイルアンテナでは、通信相手側で生じた磁界がコイルを鎖交すると、該コイル両端に誘導起電力が生じる。上記通信端末装置は、この誘導起電力に重畳されているデータを再生し、これによって通信相手側からのデータを受信する。また、コイルアンテナでは、コイルに電流を流すと、コイルの周辺には磁界が発生する。通信端末装置は、この磁界を用いて通信相手にデータを送信する。従来、この種のコイルアンテナとしては、例えば、下記特許文献1〜3に記載のものがある。
特開2003−110340号公報 特開2003−283231号公報 特開2007−19891号公報
上記コイルアンテナを小型化する場合、例えば、コイルの線幅を狭くしたり、磁性体コアに高透磁率の材料を用いたりすることが考えられる。しかしながら、コイル線幅を狭くすると、コイルの抵抗値が大きくなる。また、磁性体コアに高透磁率の材料を用いると、透磁率の増加に伴い材料損が増加する。これらに起因して、アンテナ特性が劣化するという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、小型化可能で、良好なアンテナ特性を得ることが可能なコイルアンテナ、およびこれを備えた通信端末装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一局面は、VHF帯以下の周波数で用いられるコイルアンテナであって、磁性体コアと、前記磁性体コアの外周面に巻回するように形成された第一コイル導体と、前記第一コイル導体の一方端に自身の一方端が接続され、かつ該第一コイル導体と同一方向に巻回するように形成された第二コイル導体と、を備え、前記第一コイル導体は、給電回路に接続される他方端を有し、前記第二コイル導体は、給電回路に接続される他方端を有し、前記第二コイル導体の少なくとも一部は前記磁性体コアの内部に形成されている。
また、上記コイルアンテナは、例えば通信端末装置に搭載される。
上記局面によれば、小型化可能で、良好なアンテナ特性を得ることが可能なコイルアンテナ、およびこれを備えた通信端末装置を提供することが可能となる。
第一実施形態に係るコイルアンテナを示す分解斜視図である。 図1の線A−A’に沿う縦断面を矢印Bの方向から見たコイルアンテナ(但し、絶縁体層等の図示は省略)を示す模式図である。 複数の磁性体層からなる磁性体コアを示す斜視図である。 図1のコイルアンテナを備えた通信端末装置を示す模式図である。 図4のブースターアンテナの詳細な構成を示す模式図である。 図4のブースターアンテナと、給電回路との等価回路を示す図である。 (a),(b)は、図4のブースターアンテナの磁性体シート材の有無による効果を示す模式図である。 (a)〜(c)は、図4のブースターアンテナの代替例を示す模式図である。 第一変形例に係るコイルアンテナを示す分解斜視図である。 第二変形例に係るコイルアンテナを示す縦断面図である。 第三変形例に係るコイルアンテナを示す縦断面図である。
(はじめに)
以下、本発明の各実施形態に係るコイルアンテナの説明に先立ち、各図に示すX軸,Y軸,Z軸を定義する。X軸,Y軸,Z軸は、コイルアンテナの左右方向(横方向)、前後方向(縦方向)および上下方向(高さ方向または厚さ方向)を示す。
(第一実施形態の構成)
図1および図2において、コイルアンテナは、磁性体コア1と、第一コイル導体2と、第二コイル導体3と、第三コイル導体4と、絶縁体層5と、第一外部電極6aと、第二外部電極6bと、第一ビア電極7aと、第二ビア電極7bと、を備えている。
磁性体コア1は、所定の透磁率μh (例えば、100以上)を有する磁性材料からなる。このような磁性材料としては、Ni−Zn−Cu系フェライトがある。この磁性体コア1は、略直方体形状を有する。この横サイズ、縦サイズおよび高さは、例えば、約2.0〜3.0mm、約3.2〜6.0mm、および約0.7〜1.0mmである。また、磁性体コア1は、巻回軸Atに略平行な周面Fsと、該巻回軸Atと直交する前端面および後端面と、からなる。なお、図1において、巻回軸Atは、線A−A’と同じ一点鎖線を用いて示されている。
周面Fsは、上面F11と、左側面F12と、下面F13と、右側面F14とからなる。上面F11および下面F13は、XY平面と略平行であり、上下方向に対向する。また、左側面F12および右側面F14は、YZ平面と略平行で、左右方向に対向する。
上記磁性体コア1は、積層することなく最初から上記サイズのブロック体として作製されても構わないが、図3に示すように、複数の磁性体層1aを積層することで作製されても構わない。なお、図3では、便宜上、二個の磁性体層にのみ、参照符号1aが付けられている。また、各磁性体層1aの厚さは互いに同一でも良いし、そうでなくとも構わない。複数の磁性体層1aで構成することにより、磁性体コア1の高さを簡単に調整でき、さらには、脆さを抑えることが出来る。なお、図3では、磁性体コア1以外の構成要素の図示は省略されている。
コイル導体2〜4は、導電材料(例えば銀)からなり、巻回軸Atの周りを同一方向に巻回するように磁性体コア1に形成される。コイル導体2〜4により、一個のヘリカルコイルが形成される。図1の例では、第一、第二および第三コイル導体2,3,4のターン数は二である。
第一コイル導体2は、磁性体コア1の周面Fs上で前端部分に形成される。第二コイル導体3は、第一コイル導体2と第三コイル導体4との間(換言すると磁性体コア1の前後方向に沿う中間部分)に形成される。また、第二コイル導体3は、第一コイル導体2および第三コイル導体4とは異なり、磁性体コア1の内部に形成される。第三コイル導体4は、磁性体コア1の周面Fs上で後端部分に形成される。
第一コイル導体2の各ターンは導体パターン2a〜2dからなる。導体パターン2aは、側面F12の上辺および下辺の間に、導体パターン2cは、側面F14の上辺および下辺の間に形成される。また、導体パターン2bは、各面F11の左辺および右辺の間に形成され、導体パターン2dは、各面F13の左辺および右辺の間に形成される。
導体パターン2aの一方端は、基本的に、一ターン直前の導体パターン2dの他方端と接続されるが、最前端のターンに関しては、例外的に、第一ビア電極7aと接続される。また、導体パターン2aの他方端は、同一ターンの導体パターン2bの一方端と接続される。
導体パターン2bの一方端は、同一ターンの導体パターン2aの他方端に、導体パターン2bの他方端は、同一ターンの導体パターン2cの一方端に接続される。導体パターン2cの他方端は、同一ターンの導体パターン2dの一方端に接続される。導体パターン2dの他方端は、基本的に、一ターン直後の導体パターン2aの一方端と接続されるが、最後端ターンのものに関しては、後述の導体パターン3aの一方端と接続される。
第二コイル導体3の各ターンは導体パターン3a〜3dからなる。各導体パターン3a,3cはZ軸と略平行に、各導体パターン3b,3dはX軸と略平行に形成される。各導体パターン3a〜3dの詳細な接続については、導体パターン2a〜2dの接続の説明(上記)と図1から明らかであり、かつ発明の要部ではないため、それらの説明を省略する。
第三コイル導体4の各ターンは導体パターン4a〜4dからなる。各導体パターン4a,4cは、各側面F12,F14の上辺および下辺の間に、また、各導体パターン4b,4dは、各面F11,F13の左辺および右辺の間に形成される。各導体パターン4a〜4dの詳細な接続については、導体パターン2a〜2dの接続の説明(上記)と図1とから明らかであり、かつ発明の要部ではないため、それらの説明を省略する。
なお、図1には、図示の都合上、一ターン分の導体パターンにしか参照符号は付与されていない。
絶縁体層5は、絶縁材料からなり、少なくとも、接合面F31と、背面F32とを有する。接合面F31には、コイル導体2〜4が形成された磁性体コア1が積層される。背面F32は接合面F31と上下方向に対向し、該背面F32の前端部分および後端部分には、第一外部電極6aおよび第二外部電極6bが形成される。
また、絶縁体層5において第一外部電極6aの上方には、背面F32から接合面F31へと貫くスルーホールが形成され、該スルーホールには第一ビア電極7aが形成される。同様に、第一絶縁体層5において第二外部電極6bの上方にもスルーホールが形成され、該スルーホールには第二ビア電極7bが形成される。第一ビア電極7aには第一コイル導体2の一方端が接続され、第二ビア電極7bには第三コイル導体4の他方端が接続される。
(第一実施形態の製法)
次に、上記コイルアンテナの製法の一例について説明する。この製法は、磁性体コア1が磁性体層1aの積層体からなる場合のものであり、下記(1)〜(6)の工程からなる。
(1)例えば、焼結後に所望の透磁率μh が得られるように、仮焼粉がバインダや可塑剤等と共にボールミルで混合される。これにより得られたスラリーは、ドクターブレード法等により、焼結時に所定サイズになるように成形加工され、磁性体コア1の基礎となる第一シート材が得られる。
(2)上記(1)で得られた第一シート材には、レーザや打ち抜きプレスを利用して、Z軸に平行な各導体パターン(例えば導体パターン2a)用のスルーホールが形成され、それらスルーホール内に電極ペーストが充填される。さらに、必要な第一シート材の表面には電極ペーストがスクリーン印刷等され、その結果、X軸に平行な導体パターン(例えば導体パターン2b)が形成される。このような第一シート材は、所望枚数積層される。
(3)また、絶縁体層5を作製するために、仮焼粉が、バインダや可塑剤等と共にボールミルで混合される。その結果得られたスラリーは、ドクターブレード法等により成形加工され、その結果、絶縁体層5の基礎となる第二シート材が得られる。
(4)上記(3)で得られた第二シート材には、上記第一および第二ビア電極7a,7b用のスルーホールが形成される。このスルーホールには電極ペーストが充填され、上記第一および第二ビア電極7a,7bが形成される。また、焼結後に所望の厚さとなるように、第一および第二ビア電極7a,7bが形成された第二シート材は逐次圧着される。これにより、絶縁体層5が作製される。
(5)以上の絶縁体層5および磁性体コア1は、まとめて加圧接着させて、例えば900℃、2時間の条件で焼成された後、ダイシングされる。その結果、上記のコイルアンテナが得られる。
(第一実施形態の作用・効果)
上記のコイルアンテナは、13.56MHz帯のNFC(Near Field Communication)に対応した通信端末装置に使用される。ここで、図4には、筐体カバー91を開けた時の通信端末装置9の筐体92に収容された各種部品や各種部材が示されている。この通信端末装置9は、典型的には携帯電話であり、筐体92の内部に、例えば、プリント配線板93と、コイルアンテナ94と、ICチップ95と、ブースターアンテナ96と、を備えている。なお、筐体92の内部には、上述以外にも、バッテリーパック、カメラ、UHF帯アンテナ、各種回路素子が高密度に実装・配置されているが、これらについては本発明の要部では無いので、説明を省略する。
コイルアンテナ94は、図1および図2を参照して説明したものと同様であり、図4、図5に示すように、ICチップ95とともに、プリント配線板93に実装される。また、図6の等価回路に示すように、コイルアンテナ94の両端にICチップ95が接続され、ICチップ95と並列にコンデンサ97が接続される。これらコイルアンテナ94、ICチップ95およびコンデンサ97は給電回路98を構成する。ここで、コイルアンテナ94のインダクタンス値をL1、コンデンサ95aの容量値をC1とすると、給電回路の共振周波数は、L1、C1により決まる。なお、図6には、コイルアンテナ94の抵抗成分R1が示される。また、必要に応じて、コイルアンテナ94とICチップ95の間には整合回路が接続される場合もある。
また、ブースターアンテナ96は、筐体92を筐体カバー91で閉じた時にコイルアンテナ94の上方に配置されるように筐体カバー91に取り付けられている。このブースターアンテナ96は、図7の例では、平面的なスパイラルコイル等であり、コイルアンテナ94の通信距離を伸ばすために設けられる。ブースターアンテナ96の開口サイズ(横サイズ×縦サイズ)は、コイルアンテナ94の開口サイズ(横サイズ×高さ)よりも大きい。
ブースターアンテナ96において、図5の右側に示すように、絶縁シート材75aの表面および裏面に、互いに逆巻きに巻回された第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cが形成される。また、絶縁シート材75aの下面には磁性体シート材75dが貼り付けられる。この磁性体シート材75dが無い場合、図7(a)に示すように、第一平面コイル導体75b等からの磁束(一点鎖線の矢印で示す)がプリント配線板93上の電子部品にぶつかり、その特性を劣化させる。それに対し、磁性体シート材75dがあると、図7(b)に示すように、磁束が磁性体シート材75dの内部を通過し電子部品に干渉しないので、電子部品の特性劣化を防止することができる。
また、第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cの間には線間容量が生じており、図6の等価回路に示すように、第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cは、コンデンサ75e,75fを介して接続されるに等しい。ここで、第一平面コイル導体75bのインダクタンス値をL2、第二平面コイル導体75cのインダクタンス値をL3、コンデンサ75eの容量値をC2、コンデンサ75fの容量値をC3とする。この場合、ブースターアンテナ96の共振周波数は、L2、L3、C2,C3により決まる。
このような通信端末装置9において、図6に示すように、ICチップ95からコイルアンテナ94に電流Iが与えられる。この電流Iは通信相手への送信データで変調した高周波信号である。この電流Iは、まず、図2に示すように、コイル導体2,3,4の順に流れる。これにより、図2中の一点鎖線で示すように、各導体パターンの周りに磁界が発生し、これらの合成磁界が磁性体コア1の周囲に形成される。
ここで、コイル導体2,4は周面Fs上に巻回され露出しているので、これらで生じる磁界は磁性体コア1内に閉じこもらず、外部に放射される。換言すると、磁界は開磁路を形成する。この開磁路により、図2中の二点鎖線で示す磁力線は空間に分布する。これによって、コイルアンテナの特性は良好になる。より具体的には、必要な通信距離を確保しやすくなる。それに対し、コイル導体3は磁性体コア1の内部に巻回されるため、該コイル導体3で生じる磁界は閉磁路を形成する。この磁界は、大きなインダクタンス値の取得に寄与する。以上説明したように、コイルアンテナ94によれば、小型化可能で、良好なアンテナ特性を得ることが可能となる。
また、逆に、通信相手側で発生した磁界がコイルアンテナ94を貫くと、該コイルアンテナ94の両端(外部電極6a,6bの間)には誘導起電力が生じる。ICチップ95は、この誘導起電力、つまり通信相手からの高周波信号を受信し、データを再生する。データ再生時、コイルアンテナ94が大きなインダクタンス値を有していると、誘導起電力も大きくすることができるので好ましい。
(付記)
上記実施形態において、ブースターアンテナ96は、二個の第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cと、これらの線間容量とを用いて共振するように構成されていた。しかし、これに限らず、ブースターアンテナ96は、以下に示すものでも構わない。
図8(a)のように、ブースターアンテナ96は、一個の平面コイル導体75gの両端にコンデンサ素子75hを接続したものでも構わない。また、図8(b)のように、ブースターアンテナ96は、図5に示す第一平面コイル導体75b上に、第二絶縁シート材75iを貼り付け、その上に第三平面コイル導体75jを形成したものでも構わない。なお、平面コイル導体の層数はいくつであっても構わない。また、図8(c)のように、ブースターアンテナ96を筐体92の内部に設けるのではなく、MID法等を用いて、筐体カバー91の表面および裏面に平面コイル導体75k,75lを一つずつ描画して、ブースターアンテナ96を実現しても構わない。
(第一変形例)
上記実施形態では、前後方向で対称な指向性を得るため、第一コイル導体2および第三コイル導体4は第二コイル導体3を挟んで前後方向に互いに対称に形成されていた。しかし、対称な指向性が要求されない場合、図9に示すように、第三コイル導体4は省略されても構わない。
(第二変形例)
また、磁性体コア1が3に示すような積層構造を有する場合には、図10に示すように、積層方向Nからの平面視した時に、コイル導体において互いに隣り合うターンの導体パターン101は重なり合わせることが好ましい。これにより、各導体パターンの線幅を広くすることが可能となるため、導体損を小さくすることが可能となる。なお、図10では、磁性体コア1および導体パターン101以外の構成要素の図示は省略されている。
(第三変形例)
上記実施形態では、導体パターン3a〜3dの全てが磁性体コア1の内部に形成されるとして説明した。しかし、これに限らず、導体パターン3a〜3dの一部が周面Fs上に形成されていても構わない。例えば、図11に示すように、導体パターン3aだけが周面Fs(具体的には上面F11)上に形成され、残りの導体パターンが磁性体コア1の内部に形成されても構わない。
本発明に係るアンテナ装置は、小型化可能で、良好なアンテナ特性を得ることが可能であり、NFC(Near Field Communication)やFeliCa等で使用される通信端末装置、または小型ラジオ等、主にVHF帯以下の周波数で用いられる小型ラジオに好適である。
1 磁性体コア
1a 磁性体層
2 第一コイル導体
3 第二コイル導体
4 第三コイル導体
5 絶縁体層
6a 第一外部電極
6b 第二外部電極
7a 第一ビア電極
7b 第二ビア電極
9 通信端末装置
91 筐体カバー
92 筐体
93 プリント配線板
94 コイルアンテナ
95 ICチップ
96 ブースターアンテナ
97 コンデンサ
98 給電回路

Claims (6)

  1. VHF帯以下の周波数で用いられるコイルアンテナであって、
    磁性体コアと、
    前記磁性体コアの外周面に巻回するように形成された第一コイル導体と、
    前記第一コイル導体の一方端に自身の一方端が接続され、かつ該第一コイル導体と同一方向に巻回するように形成された第二コイル導体と、を備え、
    前記第一コイル導体は、給電回路に接続される他方端を有し、
    前記第二コイル導体は、給電回路に接続される他方端を有し、
    前記第二コイル導体の少なくとも一部は前記磁性体コアの内部に形成されている、コイルアンテナ。
  2. 前記第二コイル導体と接続され、かつ前記第一コイル導体と同一方向に巻回するように前記磁性体コアの外周面に形成された第三コイル導体を、さらに備え、
    前記第二コイル導体は、前記第二コイル導体の巻回方向において、前記第一コイル導体と前記第三コイル導体との間に位置する、請求項1に記載のコイルアンテナ。
  3. 前記第二コイル導体の全てが前記磁性体コアの内部に形成されている、請求項1または2に記載のコイルアンテナ。
  4. 前記磁性体コアは、複数の磁性体層を所定の積層方向に積層した積層体であり、
    前記第一コイル導体および/または前記第二コイル導体は、複数ターン分の導体パターンからなり、
    前記積層方向からの平面視した時に、前記第一コイル導体および/または前記第二コイル導体において互いに隣り合うターンの導体パターンは重なり合っている、請求項1〜3のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  5. VHF帯以下の周波数で用いられる通信端末装置であって、
    送信データで変調した高周波信号を生成し、または受信高周波信号からデータを再生する集積回路と、
    前記集積回路で生成された高周波信号が与えられ、または空間からの受信高周波信号を集積回路に出力するコイルアンテナと、を備え、
    前記コイルアンテナは、
    磁性体コアと、
    前記磁性体コアの外周面に巻回するように形成された第一コイル導体と、
    前記第一コイル導体の一方端に自身の一方端が接続され、かつ該第一コイル導体と同一方向に巻回するように形成された第二コイル導体と、を備え、
    前記第一コイル導体は、給電回路に接続される他方端を有し、
    前記第二コイル導体は、給電回路に接続される他方端を有し、
    前記第二コイル導体の少なくとも一部は前記磁性体コアの内部に形成されている、通信端末装置。
  6. 前記コイルアンテナと磁界結合可能に配置され、平面コイルからなるブースターアンテナを、さらに備える請求項5に記載の通信端末装置。
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