JP5505571B2 - コイルアンテナおよび通信端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁性体コアの周囲に形成されたコイル導体を備えるコイルアンテナ、およびこれを備えた通信端末装置に関する。
上記コイルアンテナでは、通信相手側で生じた磁界がコイルを鎖交すると、該コイル両端に誘導起電力が生じる。上記通信端末装置は、この誘導起電力に重畳されているデータを再生し、これによって通信相手側からのデータを受信する。また、コイルアンテナでは、コイルに電流を流すと、コイルの周辺には磁界が発生する。通信端末装置は、この磁界を用いて通信相手にデータを送信する。従来、この種のコイルアンテナとしては、例えば、下記特許文献1〜3に記載のものがある。
特開2003−284476号公報 特開2003−283231号公報 特開2007−19891号公報
上記コイルアンテナを小型化する場合、例えば、コイルの線幅を狭くしたり、磁性体コアに高透磁率の材料を用いたりすることが考えられる。しかしながら、コイル線幅を狭くすると、導体損の影響が無視できなくなる。また、磁性体コアに高透磁率の材料を用いると、磁界が閉じ込められるため、十分な通信距離を確保できなくなる。
それゆえに、本発明の目的は、導体損を抑えつつ、通信距離を確保可能なコイルアンテナ、およびこれを備えた通信端末装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一局面は、コイルアンテナであって、少なくとも第一主面を含む第一周面を有する磁性体コアと、所定の巻回軸の周りを巻回するよう、前記第一周面に形成された第一コイル導体と、前記第一主面上に積層され、該第一主面と略平行な第一面を少なくとも有し、かつ、前記磁性体コアよりも透磁率が低い材料からなる第一基材層と、少なくとも前記第一面に形成される第二コイル導体と、を備えている。
ここで、前記第二コイル導体の両端は、前記第一主面上の前記第一コイル導体と接続され、前記第一主面上の前記第一コイル導体を電流が流れる方向と、前記第一面上の前記第二コイル導体を電流が流れる方向とは互いに略同一である。
また、上記コイルアンテナは、例えば通信端末装置に搭載される。
上記局面によれば、導体損を抑えつつ、通信距離を確保可能となる。
第一実施形態に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図1のコイルアンテナの分解図である。 複数の磁性体層からなる磁性体コアを示す斜視図である。 図1の線A−A’に沿う縦断面を矢印Bの方向から見た図である。 図1の線C−C’に沿う縦断面を矢印Dの方向から見た図である。 図1のコイルアンテナを備えた通信端末装置を示す模式図である。 図6のブースターアンテナの詳細な構成を示す模式図である。 図6のブースターアンテナと、給電回路との等価回路を示す図である。 (a),(b)は、図6のブースターアンテナの磁性体シート材の有無による効果を示す模式図である。 (a)〜(c)は、図6のブースターアンテナの代替例を示す模式図である。 第一変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図11のコイルアンテナの分解図である。 第二変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図13のコイルアンテナの分解図である。 第三変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図15のコイルアンテナの分解図である。 第四変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図17のコイルアンテナの分解図である。 (a),(b)は、図17のコイルアンテナの効果を示す模式図である。 第五変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図20のコイルアンテナの分解図である。 第六変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図22のコイルアンテナの分解図である。 図22の線C−C’に沿う縦断面を矢印Dの方向から見た図である。 第七変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図25のコイルアンテナの分解図である。 図25の線C−C’に沿う縦断面を矢印Dの方向から見た図である。 第八変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図28のコイルアンテナの分解図である。 図28の線C−C’に沿う縦断面を矢印Dの方向から見た図である。 第九変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図31のコイルアンテナの分解図である。 図31の線C−C’に沿う縦断面を矢印Dの方向から見た図である。 第十変形例に係るコイルアンテナを示す斜視図である。 図34のコイルアンテナの分解図である。 図35の線C−C’に沿う縦断面を矢印Dの方向から見た図である。 非接触通信を行うモジュールの等価回路図である。 図37のモジュールの具体的な構成を示す図である。
(はじめに)
以下、本発明の各実施形態に係るコイルアンテナの説明に先立ち、各図に示すX軸,Y軸,Z軸を定義する。X軸,Y軸,Z軸は、コイルアンテナの左右方向(横方向)、前後方向(縦方向)および上下方向(高さ方向または厚さ方向)を示す。
(第一実施形態の構成)
図1および図2において、コイルアンテナは、磁性体コア1と、第一コイル導体2と、第一基材層3と、少なくとも一個の第二コイル導体4と、第一絶縁体層5と、第一外部電極6aと、第二外部電極6bと、第一ビア電極7aと、第二ビア電極7bと、を備えている。
磁性体コア1は、相対的に高い透磁率μh (例えば、100以上)を有する磁性材料からなる。このような磁性材料としては、Ni−Zn−Cu系フェライトがある。この磁性体コア1は、略直方体形状を有する。この横サイズ、縦サイズおよび高さは、例えば、約5mm、約10mm、および約0.55mmである。また、磁性体コア1は、巻回軸Atに略平行な周面Fsと、該巻回軸Atと直交する前端面および後端面と、からなる。
周面Fsは、図2に明示するように、上面F11と、右側面F12と、下面F13と、左側面F14とからなる。上面F11および下面F13は、XY平面と略平行であり、上下方向に対向する。また、右側面F12および左側面F14は、YZ平面と略平行で、左右方向に対向する。以下の説明では、上面F11を第一主面F11と、下面F13を第二主面F13という場合がある。
第一コイル導体2は、例えば銀のような導電材料からなるヘリカルコイルを形成する。具体的には、第一コイル導体2は、巻回軸Atの周りを螺旋状に巻回するように、周面Fs上に形成される。図1の例では、ターン数は四であり、第一コイル導体2の各ターンは、大略的に、右側面F12に形成される導体パターン2aと、第一主面F11に形成される導体パターン2bと、左側面F14に形成される導体パターン2cと、第二主面F13の導体パターン2dと、からなる。なお、図1,図2では、図示の都合上、一ターン分の導体パターンにしか参照符号は付与されていない。
上記磁性体コア1は、積層することなく最初から上記サイズを有するブロック体として作製されても構わないが、図3に示すように、複数の磁性体層1aを積層することで作製されても構わない。なお、図3では、便宜上、二個の磁性体層にのみ、参照符号1aが付けられている。また、各磁性体層1aの厚さは互いに同一でも良いし、そうでなくとも構わない。複数の磁性体層1aで構成することにより、磁性体コア1の高さを簡単に調整でき、さらには、脆さを抑えることが出来る。
再度、図1および図2を参照する。第一基材層3は、例えば絶縁材料からなる。絶縁体の透磁率は、真空または大気中の透磁率μ0 に近く、上記磁性体コア1の透磁率μh よりも小さい。この第一基材層3は、第一コイル導体2が形成された第一主面F11上に積層され、上下方向に所定の厚さを有する。この厚さは、磁性体コア1の横サイズに対し十分小さく、例えば100μm〜1000μmである。なお、第一基材層3の横サイズおよび縦サイズは磁性体コア1のものと実質的に同じ値である。
この第一基材層3は、図2に明示されるように、少なくとも、接合面F21と、第一面F22と、右側面F23と、左側面F24と、を有する。接合面F21および第一面F22はXY平面と略平行である。接合面F21は第一主面F11と当接し、第一面F22は接合面F21と上下方向に対向する。右側面F23および左側面F24は、YZ平面に略平行で、接合面F21および第一面F22を繋ぐ面である。
なお、本実施形態では、第一基材層3は、絶縁材料からなるとして説明するが、これに限らず、第一基材層3は誘電体材料や、上記透磁率μh よりも低い透磁率を有する磁性材料からなっていても構わない。また、第一基材層3は、使用温度(例えば25℃)において比透磁率が上記磁性体コア1のそれよりも小さい材料からなっても構わない。ここで、第一基材層3が磁性材料からなる場合、磁性体コア1と同様に、Ni−Zn−Cu系フェライトが用いられる。この場合、透磁率を小さくするために、第一基材層3の作製時に所定の添加物が混合される。
第二コイル導体4は、例えば銀のような導電材料からなり、導体パターン4a〜4cからなる。各導体パターン4a〜4cの線幅は互いに同じであり、各導体パターン2a〜2dとも同じである。ここで、線幅とは、巻回軸Atの方向に沿う幅である。
また、導体パターン4aは、図4,図5に示すように、第一コイル導体2を構成する一ターン分の導体パターン2bと略平行で、第一主面F11の法線Nの方向からの平面視で該導体パターン2bと重なり合うように第一面F22に形成される。
導体パターン4b,4cは、導体パターン4aの一方端および他方端を導体パターン2bの一方端および他方端と接続するように、右側面F23および左側面F24上に形成される。
本実施形態では、第二コイル導体4は、第一コイル導体2の各ターンに対応して形成される。換言すると、四ターン分の第二コイル導体4が第一基材層3に形成される。
第一絶縁体層5は、本実施形態では、第一基材層3と同様に絶縁材料からなり、少なくとも、接合面F31と、背面F32とを有する。接合面F31には、第一コイル導体2が形成された磁性体コア1が積層される。背面F32は接合面F31と上下方向に対向しており、該背面F32の前端部分および後端部分には、第一外部電極6aおよび第二外部電極6bが形成される。
また、第一絶縁体層5において第一外部電極6a上には、背面F32から接合面F31へと貫くスルーホールが形成され、該スルーホールには第一ビア電極7aが形成される。同様に、第一絶縁体層5において第二外部電極6b上にもスルーホールが形成され、該スルーホールには第二ビア電極7bが形成される。第一ビア電極7aには第一コイル導体2の一方端が接続され、第二ビア電極7bには第一コイル導体2の他方端が接続される。
(第一実施形態の製法)
次に、上記コイルアンテナの製法の一例について説明する。この製法は、下記(1)〜(6)の工程からなる。
(1)例えば、焼結後に所望の透磁率μh (例えば、100以上)が得られるように、フェライト仮焼粉がバインダや可塑剤等と共にボールミルで混合される。これにより得られたスラリーは、ドクターブレード法等により、焼結時に所定サイズになるように成形加工され、磁性体コア1の基礎となる第一シート材が得られる。
(2)上記(1)で得られた第一シート材には、レーザや打ち抜きプレスを利用して、導体パターン2a,2c用のスルーホールが形成され、それらスルーホール内に例えばAgからなる電極ペーストが充填される。さらに、第一シート材の表面には電極ペーストがスクリーン印刷等され、その結果、導体パターン2b,2dが形成される。このような第一シート材は、所望枚数積層される。
(3)また、第一基材層3および第一絶縁体層5を作製するために、フェライト仮焼粉が、バインダや可塑剤等と共にボールミルで混合される。その結果得られたスラリーは、ドクターブレード法等により成形加工され、その結果、第一基材層3および第一絶縁体層5の基礎となる第二シート材が得られる。
(4)上記(3)で得られた第二シート材には、上記第一および第二ビア電極7a,7b用のスルーホールが形成される。このスルーホールには電極ペーストが充填され、上記第一および第二ビア電極7a,7bが形成される。また、焼結後に所望の厚さとなるように、第一および第二ビア電極7a,7bが形成された第二シート材は逐次圧着される。これにより、第一絶縁体層5が作製される。
(5)また、上記(3)で得られた第二シート材には、導体パターン4b,4c用のスルーホールが形成され、スルーホールには電極ペーストが充填される。さらに、第二シート材において、第一面F22を形成するものには、電極ペーストをスクリーン印刷等することで、導体パターン4aが形成される。このような第二シート材は逐次圧着される。これにより、第一基材層3が作製される。
(6)以上の第一絶縁体層5、磁性体コア1および第一基材層3は、まとめて加圧接着させて、例えば900℃、2時間の条件で焼成された後、ダイシングされる。その結果、上記のコイルアンテナが得られる。
(第一実施形態の作用・効果)
上記のコイルアンテナは、13.56MHz帯のNFC(Near Field Communication)に対応した通信端末装置に使用される。ここで、図6には、筐体カバー91を開けた時の通信端末装置9の筐体92に収容された各種部品や各種部材が示されている。この通信端末装置9は、典型的には携帯電話であり、筐体92の内部に、例えば、プリント配線板93と、コイルアンテナ94と、ICチップ95と、ブースターアンテナ96と、を備えている。なお、筐体92の内部には、上述以外にも、バッテリーパック、カメラ、UHF帯アンテナ、各種回路素子が高密度に実装・配置されているが、これらについては本発明の要部では無いので、説明を省略する。
コイルアンテナ94は、図1および図2を参照して説明したものと同様であり、図6、図7に示すように、ICチップ95とともに、プリント配線板93に実装される。また、図8の等価回路に示すように、コイルアンテナ94の両端にICチップ95が接続され、ICチップ95と並列にコンデンサ97が接続される。これらコイルアンテナ94、ICチップ95およびコンデンサ97は給電回路98を構成する。ここで、コイルアンテナ94のインダクタンス値をL1、コンデンサ97の容量値をC1とすると、給電回路の共振周波数は、L1、C1により決まる。なお、図8には、コイルアンテナ94の抵抗成分R1が示される。また、必要に応じて、コイルアンテナ94とICチップ95の間には整合回路が接続される場合もある。
また、ブースターアンテナ96は、筐体92を筐体カバー91で閉じた時にコイルアンテナ94の上方に配置されるように筐体カバー91に取り付けられている。このブースターアンテナ96は、図7の例では、平面的なスパイラルコイル等であり、コイルアンテナ94の通信距離を伸ばすために設けられる。ブースターアンテナ96の開口サイズ(横サイズ×縦サイズ)は、コイルアンテナ94の開口サイズ(横サイズ×高さ)よりも大きい。
ブースターアンテナ96において、図7の右側に示すように、絶縁シート材75aの表面および裏面に、互いに逆巻きに巻回された第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cが形成される。また、絶縁シート材75aの下面には磁性体シート材75dが貼り付けられる。この磁性体シート材75dが無い場合、図9(a)に示すように、通信相手側からの磁束(点線矢印で示す)が、ブースターアンテナ96の付近を通らず、プリント配線板93にぶつかる。その結果、プリント配線板93上において渦電流の発生や、実装部品との不要結合の発生により、通信端末装置9の通信特性を劣化させる。それに対し、磁性体シート材75dがあると、図9(b)に示すように、磁束が磁性体シート材75dの内部を通過し、プリント配線板93には至らないので、上記のような通信端末装置9の通信特性の劣化を防止することができる。
また、第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cの間には線間容量が生じており、図8の等価回路に示すように、第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cは、コンデンサ75e,75fを介して接続されるに等しい。ここで、第一平面コイル導体75bのインダクタンス値をL2、第二平面コイル導体75cのインダクタンス値をL3、コンデンサ75eの容量値をC2、コンデンサ75fの容量値をC3とする。この場合、ブースターアンテナ96の共振周波数は、L2、L3、C2,C3により決まる。
このような通信端末装置9において、図8に示すように、ICチップ95からコイルアンテナ94に電流Iが与えられる。この電流Iは、図4に示すように、まず、第一コイル導体2の導体パターン2aを流れる。その後、電流Iは、第一コイル導体2の導体パターン2bを流れるものと、第二コイル導体4の導体パターン4b,4a,4cを流れるものとに分岐される。その後、第二コイル導体4を流れてきた電流Iaは、第一コイル導体2を流れてきた電流Ibと同方向に流れ、その後合流して、導体パターン2cを流れる。
このように、第二コイル導体4は、第一コイル導体2から分岐し、第一コイル導体2に対し第一基材層3を挟んで略平行に設けられ、第一コイル導体2に合流する。したがって、従来と比較して、第二コイル導体4の断面積分だけ電流経路の断面積を実質的に大きくできるため、導体損の影響を低減できる。
ここで、導体損の影響を低減するには、第一コイル導体をスクリーン印刷時に厚塗りして、その断面積を大きくすることも考えられる。しかし、隣のターンを構成する導体パターンと狭ギャップで、かつ高いアスペクト比で、第一コイル導体を厚塗りすることは実際の製法上困難である。それゆえ、本実施形態のようにして電流経路を二分岐させることは導体損の影響を低減する上で実用的である。
また、第一コイル導体2および第二コイル導体4は、低透磁率の第一基材層3を挟んで近接している。また、第一コイル導体2の流れる電流と、第二コイル導体4を流れる電流とは殆ど同一方向に流れる。よって、両コイル導体2,4の周りに発生する磁界は、図8に示すように互いに結合する。さらに、第一面F22側は相対的に低透磁率であるため、磁力線は第一面F22の法線Nの方向に広がる。換言すると、コイルアンテナ94は、第一面F22の法線Nの方向に強い指向性を有し、第一面F22から法線Nの方向に十分な通信距離を確保可能となる。
(付記1)
第一実施形態において、ブースターアンテナ96は、二個の第一平面コイル導体75bおよび第二平面コイル導体75cと、これらの線間容量とを用いて共振するように構成されていた。しかし、これに限らず、ブースターアンテナ96は、以下に示すものでも構わない。
図10(a)のように、ブースターアンテナ96は、一個の平面コイル導体75gの両端にコンデンサ素子75hを接続したものでも構わない。また、図10(b)のように、ブースターアンテナ96は、図7に示す第一平面コイル導体75b上に、第二絶縁シート材75iを貼り付け、その上に第三平面コイル導体75jを形成したものでも構わない。なお、平面コイル導体の層数はいくつであっても構わない。また、図10(c)のように、ブースターアンテナ96を筐体92の内部に設けるのではなく、MID法等を用いて、筐体カバー91の表面および裏面に平面コイル導体75k,75lを一つずつ描画して、ブースターアンテナ96を実現しても構わない。
(第一変形例)
なお、上記第一実施形態では、磁性体コア1の第一主面F11に、第一基材層3を介して第二コイル導体4が設けられていた。しかし、これに限らず、図11、図12に示すように、コイルアンテナは、図1,図2に示す構成に加えて、第二基材層101と、第三コイル導体102とをさらに備えていても構わない。
第二基材層101は、好ましくは、材料およびサイズに関しては第一基材層3と同様である。この第二基材層101は、第一基材層3の第一面F22上に積層され、図12に明示されるように、接合面F41と、第二面F42と、右側面F43と、左側面F44と、を有する。接合面F41および第二面F42はXY平面と略平行である。接合面F41は第一面F22と当接し、第二面F42は接合面F41と上下方向に対向する。右側面F43および左側面F44は、YZ平面に略平行で、接合面F41および第二面F42を繋ぐ面である。
第三コイル導体102は、好ましくは、材料や線幅に関しては第二コイル導体4と同様である、この第三コイル導体102は、導体パターン102a〜102cからなる。導体パターン102aは、導体パターン2bと略平行で、第一主面F11の法線方向からの平面視で該導体パターン2bと重なり合うように第二面F42に形成される。導体パターン102b,102cは、導体パターン102aの一方端および他方端を導体パターン4b,4cと接続するように、右側面F43および左側面F44上に形成される。本実施形態では、第三コイル導体102もまた、第二コイル導体4と同様に、第一コイル導体2の各ターンに対応して形成される。
(第一変形例の作用・効果)
第一変形例のコイルアンテナは、要するに、第一実施形態のコイルアンテナと比較すると、第二基材層101を介して第三コイル導体102を追加している点で相違する。それゆえ、第一実施形態と比較して、第三コイル導体102の断面積分だけ電流経路の断面積を実質的に大きくできるため、導体損の影響をさらに低減できる。また、コイルアンテナは、第二面F42の法線の方向への指向性をさらに強くできるので、より十分な通信距離を確保可能となる。
(第二変形例)
なお、上記第一実施形態では、磁性体コア1の第一主面F11に、第一基材層3を介して第二コイル導体4が設けられていた。しかし、これに限らず、図13、図14に示すように、コイルアンテナは、図1,図2に示す構成に加えて、第三基材層201と、第四コイル導体202とをさらに備えていても構わない。
第三基材層201は、好ましくは、材料およびサイズに関しては第一基材層3と同様である。この第三基材層201は、磁性体コア1の第二主面F13の下方に積層され、接合面F51と、第三面F52と、これらを繋ぐ右側面F53および左側面F54と、を有する。接合面F51および第三面F52はXY平面と略平行であり、上下方向に対向する。接合面F51は第二主面F13と当接する。
第四コイル導体202は、好ましくは、材料や線幅に関しては第二コイル導体4と同様である、この第四コイル導体202は、導体パターン202a〜202cからなる。導体パターン202aは、導体パターン2dと略平行で、第二主面F13の法線方向からの平面視で該導体パターン2dと重なり合うように第三面F52に形成される。導体パターン202bは、導体パターン202aの一方端を導体パターン2aと接続するように、右側面F53上に形成される。導体パターン202cは、導体パターン202aの他方端を導体パターン2cと接続するように、左側面F54上に形成される。
ここで、本変形例では、導体パターン2dは一ターン分の導体パターン2a〜2dの最後のものである。よって、導体パターン202cが接続されるターンを基準とすると、導体パターン202bは、隣のターンの導体パターン2aに接続される。また、第四コイル導体202もまた、第二コイル導体4と同様に、第一コイル導体2の各ターンに対応して形成される。
なお、本変形例において、第一絶縁体層5は、第三基材層201の第三面F52に接合される点で第一実施形態と異なる。
(第二変形例の作用・効果)
第二変形例によれば、第一実施形態と比較して、第四コイル導体202の断面積分だけ電流経路の断面積を実質的に大きくできるため、導体損の影響をさらに低減できる。また、コイルアンテナは、第一面F22に加え、第三面F52の法線方向への指向性をも強くできるので、複数方向に十分な通信距離を確保可能となる。
(付記)
上記第二変形例は、第一実施形態に第三基材層201および第四コイル導体202を追加するとして説明したが、これに限らず、第一変形例に第三基材層201および第四コイル導体202を追加することも可能である。
(第三変形例)
また、上記第一実施形態では、導体パターン4aの線幅は、導体パターン2bの線幅と同じにされていた。しかし、これに限らず、図15,図16に示すように、導体パターン4aの線幅が導体パターン2bの線幅に対して広くなっていても構わない。この場合、第一実施形態と比較してさらに導体損の影響を低減できる。ただし、線幅を広げすぎると、隣り合う導体パターン4a間の線間容量により、コイルアンテナの共振周波数が下がるので注意を要する。
(付記)
上記第三変形例は、第一実施形態の導体パターン4aおよび導体パターン2bの線幅の関係について説明した。しかし、これに限らず、第一変形例の第三コイル導体102や第二変形例の第四コイル導体202の線幅を第一コイル導体2と比較して広くしても構わない。
(第四変形例)
また、上記第一実施形態では、導体パターン4a〜4cの線幅は互いに同じで、導体パターン2a〜2dの線幅は互いに同じとされていた。しかし、これに限らず、図17、図18に示すように、導体パターン4aの線幅が導体パターン4b,4cの線幅と比較して狭くし、導体パターン2bの線幅が導体パターン2a,2cと比較して狭くしても構わない。ここで、図19(a)に示すように、導体パターン4aの巻回軸At(Y軸方向)の中心線をCaと、導体パターン2bの巻回軸At(Y軸方向)の中心線をCbとする。第一主面F11の法線Nの方向からの平面視した時に中心線Ca,Cbが重なり合わないように、導体パターン4a,2bは形成されることが好ましい。これにより、コイルアンテナの上面の平坦度を向上させることができる。なぜならば、実際の導体パターン4a,2bの厚さは均一ではなく、図19(b)のように、中心線Ca,Cbの部分で最大となる。したがって、もし、上記のような平面視で、中心線Ca,Cbが重なり合っていると、コイルアンテナの上面の平坦度が悪くなってしまうからである。
(付記)
上記第四変形例は、第一実施形態の導体パターン4aおよび導体パターン2bの線幅の関係について説明した。しかし、これに限らず、第三コイル導体102、第四コイル導体202の線幅を、第四変形例のようにしても構わない。
(第五変形例)
なお、上記第一実施形態では、磁性体コア1の第一主面F11に、第一基材層3を介して第二コイル導体4が設けられていた。しかし、これに限らず、図20、図21に示すように、コイルアンテナは、図1,図2に示す構成に加えて、絶縁層の典型例である第二絶縁体層301と、電子部品302とをさらに備えていても構わない。
第二絶縁体層301は、好ましくは、材料に関しては第一絶縁体層5と同様である。この第二絶縁体層301は、例えば第一基材層3の第一面F22上に積層され、少なくとも、接合面F61と、実装面F62と、を有する。接合面F61および実装面F62は上下方向に対向する。接合面F61は第一面F22に接合される。
電子部品302は、例えばコンデンサ素子、抵抗素子、インダクタ素子であり、実装面F62上に実装される。この電子部品302は、例えば、第一コイル導体2の両端に接続される。また、電子部品302の代わりに、電極パターンで形成されたコンデンサ素子、抵抗素子、インダクタ素子が実装面62上に形成されても構わない。
(付記)
上記第五変形例は、第一実施形態に、第二絶縁体層301および電子部品302を設けるとして説明した。しかし、これに限らず、第一〜第四変形例に、同様の第二絶縁体層および電子部品を設けても構わない。
(第六変形例)
なお、上記第一実施形態では、磁性体コア1の第一主面F11に複数の導体パターン2bが、第一基材層3の第一面F22に複数の導体パターン4aが形成されていた。ここで、各導体パターン4aは、一ターン分の導体パターン2bと、第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合っていた。換言すると、導体パターン4aは導体パターン2bと一対一の関係を有していた。しかし、これに限らず、図22および図23に示すように、二つの導体パターン4aが第一主面F22に形成されても構わない。より具体的には、一方の導体パターン4aは、複数の導体パターン2bのうちY軸負方向側の端に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、このY軸負方向側端部の導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。また、他方の導体パターン4aは、Y軸正方向側の端に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、このY軸正方向側端部の導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。
ここで、図24は、図22の線C−C’に沿うコイルアンテナ縦断面におけるZ軸正方向側の一部分を示しており、コイルアンテナにより形成される磁力線の一例を点線で示している。本変形例では、上記から明らかな通り、導体パターン4aはコイルアンテナのY軸方向両端部に設けられる。それゆえ、コイルアンテナに電流を供給すると、形成される磁力線は、図24に示すように、コイルアンテナのY軸方向両端部分でZ軸正方向に相対的に大きく広がり、コイルアンテナのY軸方向中央部分ではZ軸正方向にはさほど広がらない。換言すると、コイルアンテナは、Y軸方向両端部分からZ軸正方向に強い指向性を有し、その部分で十分な通信距離を確保することが可能となる。
(第七変形例)
なお、第六変形例では、導体パターン4aはコイルアンテナのY軸方向両端部に設けられていた。しかし、これに限らず、図25および図26に示すように、二つの導体パターン4aが第一主面F22のY軸方向中心よりも負方向側に形成されても構わない。より具体的には、一方の導体パターン4aは、Y軸負方向側の最も端に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、この導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。また、他方の導体パターン4aは、Y軸負方向側の端から二番目に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、この導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。
図27は、図25の線C−C’に沿うコイルアンテナ縦断面におけるZ軸正方向側の一部分を示しており、このコイルアンテナにより形成される磁力線の一例を点線で示している。本変形例では、上記から明らかな通り、二つの導体パターン4aがコイルアンテナのY軸負方向寄りに設けられる。それゆえ、コイルアンテナに電流を供給すると、形成される磁力線は、図27に示すように、コイルアンテナのY軸負方向寄りの部分でZ軸正方向に相対的に大きく広がり、コイルアンテナのY軸正方向寄りの部分ではZ軸正方向にはさほど広がらない。換言すると、コイルアンテナは、Y軸負方向寄りの部分からZ軸正方向に強い指向性を有し、その部分で十分な通信距離を確保することが可能となる。
(第八変形例)
また、上記第二変形例では、磁性体コア1の第一主面F11上に第二コイル導体4が、第二主面F13上に第四コイル導体202が設けられていた。ここで、第二コイル導体4に含まれる導体パターン4aは導体パターン2bと、第四コイル導体202に含まれる202aは導体パターン2dと、一対一の関係を有していた。なお、一対一の関係は、第六変形例で説明した通りである。しかし、これに限らず、図28および図29に示すように、例えば一つの導体パターン4aが第一面F22に、例えば一つの導体パターン202aが第三面F52に、形成されていても構わない。より具体的には、この導体パターン4aは、Y軸負方向側の端に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、このY軸負方向側端部の導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。また、導体パターン202aは、Y軸正方向側の端に形成された導体パターン2dと第二主面F13の法線方向からの平面視で重なり合って、この導体パターン2dの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。
ここで、図30は、図28の線C−C’に沿うコイルアンテナ縦断面を示しており、コイルアンテナを基準としてZ軸正方向側に形成される磁力線の一例と、Z軸負方向側に形成される磁力線の一例と、を点線で示している。本変形例では、上記から明らかな通り、導体パターン4aはコイルアンテナのY軸負方向端部に、導体パターン202aはコイルアンテナのY軸正方向端部に設けられる。それゆえ、コイルアンテナに電流を供給すると、Z軸正方向側に形成される磁力線は、図30に示すように、コイルアンテナのY軸負方向側端部でZ軸正方向に相対的に大きく広がる。また、Z軸負方向側に形成される磁力線は、図30に示すように、コイルアンテナのY軸正方向側端部でZ軸負方向に相対的に大きく広がる。換言すると、コイルアンテナは、導体パターン4a,202aを結ぶ方向に強い指向性を有し、その部分で十分な通信距離を確保することが可能となる。
(第九変形例)
また、上記第二変形例では、磁性体コア1の第一主面F11上に第二コイル導体4が、第二主面F13上に第四コイル導体202が設けられていた。ここで、第二コイル導体4に含まれる導体パターン4aは導体パターン2bと、第四コイル導体202に含まれる202aは導体パターン2dと、一対一の関係(前述)を有していた。しかし、これに限らず、図31および図32に示すように、例えば二つの導体パターン4aが第一面F22に、例えば二つの導体パターン202aが第三面F52に、形成されていても構わない。
より具体的には、一方の導体パターン4aは、Y軸の負方向側の端に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、該導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。他方の導体パターン4aは、Y軸の正方向側の端に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、該導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。
また、一方の導体パターン202aは、Y軸正方向側の端に形成された導体パターン2dと第二主面F13の法線方向からの平面視で重なり合って、この導体パターン2dの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。他方の導体パターン202aは、Y軸正方向側の端から二番目の導体パターン2dと第二主面F13の法線方向からの平面視で重なり合って、この導体パターン2dの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。
ここで、図33は、図31の線C−C’に沿うコイルアンテナ縦断面を示しており、コイルアンテナを基準としてZ軸正方向側に形成される磁力線の一例と、Z軸負方向側に形成される磁力線の一例と、を点線で示している。本変形例では、上記から明らかな通り、導体パターン4aはコイルアンテナのY軸の正方向側端部および負方向側端部に、導体パターン202aはコイルアンテナのY軸正方向端部寄りに設けられる。それゆえ、コイルアンテナに電流を供給すると、Z軸正方向側に形成される磁力線は、図33に示すように、コイルアンテナのY軸方向両端部でZ軸正方向に相対的に大きく広がる。また、Z軸負方向側に形成される磁力線は、図33に示すように、コイルアンテナのY軸正方向端部寄りでZ軸負方向に相対的に大きく広がる。換言すると、コイルアンテナは、コイルアンテナのY軸方向両端部でZ軸正方向に、さらにはコイルアンテナのY軸正方向端部寄りでZ軸負方向に強い指向性を有し、その部分で十分な通信距離を確保することが可能となる。
(第十変形例)
また、上記第二変形例では、磁性体コア1の第一主面F11上に第二コイル導体4が、第二主面F13上に第四コイル導体202が設けられていた。ここで、第二コイル導体4に含まれる導体パターン4aは導体パターン2bと、第四コイル導体202に含まれる202aは導体パターン2dと、一対一の関係(前述)を有していた。しかし、これに限らず、図34および図35に示すように、例えば二つの導体パターン4aが第一面F22に、例えば一つの導体パターン202aが第三面F52に、形成されていても構わない。
より具体的には、一方の導体パターン4aは、Y軸の正方向側の端に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、該導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。他方の導体パターン4aは、Y軸の正方向側の端から二番目に形成された導体パターン2bと第一主面F11の法線方向からの平面視で重なり合って、該導体パターン2bの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。
また、一方の導体パターン202aは、Y軸正方向側の端に形成された導体パターン2dと第二主面F13の法線方向からの平面視で重なり合って、この導体パターン2dの一方端および他方端と導体パターン4b,4cにより電気的に接続される。
ここで、図36は、図34の線C−C’に沿うコイルアンテナ縦断面を示しており、コイルアンテナを基準としてZ軸正方向側に形成される磁力線の一例と、Z軸負方向側に形成される磁力線の一例と、を点線で示している。本変形例では、上記から明らかな通り、導体パターン4aはコイルアンテナのY軸正方向側端部寄りに、導体パターン202aはコイルアンテナのY軸正方向側端部寄りに設けられる。それゆえ、コイルアンテナに電流を供給すると、Z軸正方向側に形成される磁力線は、図36に示すように、コイルアンテナのY軸正方向端部寄りでZ軸正方向に相対的に大きく広がる。また、Z軸負方向側に形成される磁力線は、図36に示すように、コイルアンテナのY軸正方向端部でZ軸負方向に相対的に大きく広がる。換言すると、コイルアンテナは、Y軸正方向両端部寄りでZ軸の正方向および負方向に強い指向性を有し、その部分で十分な通信距離を確保することが可能となる。
(第十一変形例)
上述の通り、実施形態および各変形例で説明したコイルアンテナは、例えば13.56MHz帯のNFC(Near Field Communication)に基づく非接触通信に用いられる。図37は、非接触通信を行うモジュールの等価回路を示す図である。図38は、図37のモジュールの構成例を示す模式図である。図37および図38において、モジュールは、RFICチップ502と、インダクタンス503,504およびコンデンサ505〜507を含む整合回路と、コンデンサ508、インダクタンス509,510およびコイルアンテナ511を含む共振回路と、を基板512上に備えている。共振回路は、RFICチップ502から供給された高周波信号により共振する。ここで、共振周波数は、コイルアンテナ511のL値と、インダクタンス509,510のL値と、コンデンサ508の容量とにより決まる。また、整合回路は、RFICチップ502と共振回路とのインピーダンスマッチングをとるために、これらの間に設けられている。
ところで、コイルアンテナ511の大きさとモジュールの通信距離との間には、一般的には相関関係がある。よって、通信距離を確保するために、コイルアンテナ511を大きくしたいという要望がある。しかし、モジュールを実装する無線通信機器の小型化・薄型化等により、モジュールのためにまとまった実装スペースを確保しにくくなってきている。また、本実施形態や変形例では、コイルアンテナ511は、大きなL値を得るために磁性体コアを有する。この磁性体コアは硬くて脆い材料からなる場合があり、信頼性の面から磁性体コアの形状は制約を受ける。よって、特に、コイルアンテナ511だけでは、小型化・薄型化が進む無線通信機器への応用は難しい。それゆえ、本変形例では、基板512上の空きスペース513に、コイルアンテナ511と直列接続されるインダクタンス509,510を実装して、モジュール全体としてL値が大きくなるようにしている。なお、インダクタンス509,510は図示したようにチップインダクタンスでも良いが、ミアンダパターンや螺旋電極であっても良い。
本発明に係るアンテナ装置は、導体損を抑えつつ、通信距離を確保可能であり、NFC(Near Field Communication)やFeliCa等で使用される通信端末装置、または小型ラジオ等、主にVHF帯以下の周波数で用いられる小型ラジオに好適である。
1 磁性体コア
1a 磁性体層
2 第一コイル導体
3 第一基材層
4 第二コイル導体
5 第一絶縁体層
6a 第一外部電極
6b 第二外部電極
7a 第一ビア電極
7b 第二ビア電極


9 通信端末装置
91 筐体カバー
92 筐体
93 プリント配線板
94 コイルアンテナ
95 ICチップ
96 ブースターアンテナ
97 コンデンサ
98 給電回路
101 第二基材層
102 第三コイル導体
201 第三基材層
202 第四コイル導体
301 第二絶縁体層
302 電子部品

Claims (10)

  1. 少なくとも第一主面を含む第一周面を有する磁性体コアと、
    所定の巻回軸の周りを巻回するよう、前記第一周面に形成された第一コイル導体と、
    前記第一主面上に積層され、該第一主面と略平行な第一面を少なくとも有し、かつ、前記磁性体コアよりも透磁率が低い材料からなる第一基材層と、
    少なくとも前記第一面に形成される第二コイル導体と、を備え、
    前記第二コイル導体の両端は、前記第一主面上の前記第一コイル導体と接続され、
    前記第一主面上の前記第一コイル導体を電流が流れる方向と、前記第一面上の前記第二コイル導体を電流が流れる方向とは互いに略同一である、コイルアンテナ。
  2. 前記磁性体コアは複数の磁性体層からなる積層体である、請求項1に記載のコイルアンテナ。
  3. 前記第一面上に積層され、前記第一主面と略平行な第二面を少なくとも有し、かつ、前記磁性体コアよりも透磁率が低い材料からなる第二基材層と、
    少なくとも前記第二面に形成される第三コイル導体と、を備え、
    前記第三コイル導体の両端は、前記第一面上の前記第二コイル導体と接続され、
    前記第一主面上の前記第一コイル導体を電流が流れる方向と、前記第二面上の前記第三コイル導体を電流が流れる方向とは互いに略同一である、請求項1または2に記載のコイルアンテナ。
  4. 前記第一周面はさらに第二主面を含み、
    前記コイルアンテナは、さらに、
    前記第二主面上に積層され、該第二主面と略平行な第三面を少なくとも有し、かつ、前記磁性体コアよりも透磁率が低い材料からなる第三基材層と、
    少なくとも前記第三面に形成される第四コイル導体と、を備え、
    前記第四コイル導体の両端は、前記第二主面上の前記第一コイル導体と接続され、
    前記第二主面上の前記第一コイル導体を電流が流れる方向と、前記第三面上の前記第四コイル導体を電流が流れる方向とは互いに略同一である、請求項1〜3のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  5. 前記第一主面に形成された前記第一コイル導体の線幅、および前記第一面に形成された前記第二コイル導体の線幅は互いに異なる、請求項1〜4のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  6. 前記第一主面に形成された前記第一コイル導体の中心線と、前記第一面上の前記第二コイル導体の中心線とは、前記第一主面の法線方向から平面視した時に重なり合っていない、請求項1〜5のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  7. 前記第一面上に積層された絶縁層と、
    前記絶縁層上に設けられた電子部品と、をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  8. 前記第一面に形成される前記第二コイル導体の数は、前記第一コイル導体のターン数より少ない、請求項1〜7のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  9. 前記第三面に形成される前記第四コイル導体の数は、前記第一コイル導体のターン数より少ない、請求項4〜8のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  10. 送信データで変調した高周波信号を生成し、または受信高周波信号からデータを再生する集積回路と、
    前記集積回路で生成された高周波信号が与えられ、または空間からの受信高周波信号を集積回路に出力するコイルアンテナと、を備え、
    前記コイルアンテナは、
    少なくとも第一主面を含む第一周面を有する磁性体コアと、
    所定の巻回軸の周りを巻回するよう、前記第一周面に形成される第一コイル導体と、
    前記第一主面上に積層され、該第一主面と略平行な第一面を少なくとも有し、かつ、前記磁性体コアよりも透磁率が低い材料からなる第一基材層と、
    少なくとも前記第一面に形成される第二コイル導体と、を備え、
    前記第二コイル導体の両端は、前記第一主面に形成された前記第一コイル導体と接続され、
    前記第一主面上の前記第一コイル導体を電流が流れる方向と、前記第一面上の前記第二コイル導体を電流が流れる方向とは互いに略同一である、通信端末装置。
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