JP6027697B1 - ベビー肌着 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乳幼児の頭部が通りやすいため着せ替えしやすく且つ着くずれしにくく、乳幼児の腹部や臀部の立体的な形状に合うように立体的に縫製されたベビー肌着を提供すること。【解決手段】 前身頃及び後身頃からなるベビー肌着であって、前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複し、後身頃の肩片が前身頃の外側で前身頃と重複し、該前身頃と該後身頃は該前身頃の側辺と後身頃の側辺がいせ込みで縫着していることを特徴とする、ベビー肌着とする。【選択図】図1

Description

本発明はベビー肌着に係り、より詳しくは前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複し、後身頃の肩片が前身頃の外側で前身頃と重複していることで着せ替えの際着用者の頭部が通りやすく且つ首回りが着崩れにくく、前身頃の側辺と後身頃の側辺がいせ込みで縫着していることで着用者の立体的な腹部に対応する立体的な縫製を実現したベビー肌着に関する。
乳幼児の体型は、成人の一般的な体型と比較して腹部や臀部が丸みを帯びている。図1(A)に示す如く、成人の衣服の縫製をそのまま応用した一般的な乳児用衣服では、丸みを帯びた乳幼児の体型に対応することが難しいため、図1(B)に示す如く立体的に形成された乳幼児用衣服が求められている。
さらに、乳幼児は首回りの細さに比して頭部が大きい等の点で成人や子供の体型とは異なる。そこで、乳幼児特有の体型に合わせた様々なタイプの衣服が従来より提供されている。
例えば、乳幼児用衣服の例として以下の特許文献1−4が挙げられる。
特許文献1には、トップ衣類、ボトム衣類あるいはトップとボトムとが一体化した繋ぎ衣類の少なくとも前身頃全体と後身頃全体とを、夫々、伸縮性糸条を用いて編物機により連続編成した伸びを有する編地から構成し、上記前身頃の腹部にあたる部分の編組織を変えて膨らませ、立体的に腹部を包むようにすると共に他の部位よりも伸びを持たせ、且つ上記伸縮性糸条としてポリウレタン系弾性糸条を綿で被覆している多層構造の糸条を用い、該多層構造の糸条と綿糸を用いて、いずれか一方を表用糸条、いずれか他方を裏用糸条としていることを特徴とする乳幼児用を含む幼児用衣類が記載されている。
特許文献1記載の幼児用衣類は、大きな頭の乳幼児に対して脱着しやすいようにクロスショルダー構造、つまり前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複し、後身頃の肩片が前身頃の外側で前身頃と重複していることが記載されている。さらに、特許文献1記載の幼児用衣類の腹部の一部を楕円形状に区画して、楕円形内において縦横両方向への伸びを大きくした天竺編みの生地を使用し、且つ前方に膨らませることで着用者の立体的な腹部を包むようにすることが記載されている。臀部についても同様に臀部の一部を区画して、その区画内において縦横両方向への伸びを大きくした天竺編みの生地を使用し、且つ後方に膨らませることで着用者の立体的な臀部を包むようにすることが記載されている。
しかし、特許文献1記載の幼児用衣類は、乳幼児は腹部や臀部の中央部だけではなく腹部及び臀部全体が丸みを帯びて立体的なのに対し、腹部及び臀部の一部が伸縮しやすい生地になっているだけであって、腹部及び臀部全体の立体的な形状に対応できるものではなく、実質的に着用者の腹部及び臀部の形状に合ったものになっていないという問題点を有する。
特許文献2には、丸編み機により伸縮性糸条を用いて編成した円筒状編地からなり、前身頃と後身頃が連続すると共に、首回りから少なくとも股部位置まで連続した衣類とし、腹部にあたる部分および臀部にあたる部分は編み方を変えて他の部位より縦横方向に伸びを持たせると共に、臀部にあたる部分は立体的に膨らませて臀部を包む構成としていることを特徴とするベビー用衣類が記載されている。
特許文献2記載のベビー用衣服は、腹部にあたる部分の天竺編みとしている部分を臀部にあたる部分と同様に立体的に膨らませており、これにより前にはりだした腹部を立体的に包み込み、優しくフィットさせることができ、急激な腹部の突出に対応させることができることが記載されている。
しかし、特許文献1と同様に、乳幼児は腹部や臀部の中央部だけではなく腹部及び臀部全体が丸みを帯びて立体的なのに対し、腹部及び臀部の一部が伸縮しやすい生地になっているだけであって、腹部及び臀部全体の立体的な形状に対応できるものではなく、実質的に着用者の腹部及び臀部の形状に合ったものになっていないという問題点を有する。
特許文献3には、上半身を包むシャツ部分と、該シャツ部分の背側下端に一体的に設けられたおしめ押さえ部分とからなるベビー用ボディースーツにおいて、前記シャツ部分の下端部とおしめ押さえ部分の側辺とで、脚の付け根寸法と略同一寸法となる縁回り寸法の脚ぐり部を形成し、このおしめ押さえ部分の先端付近に止め具を取り付け、この止め具と受け止め具を前記シャツ部分の前身頃の下部付近に複数組み設け、この止め具がと受け止め具の対応係止関係を変化させることにより脚ぐり部の縁回り寸法の調節が自在になるようにしたことを特徴とするベビー用ボディースーツが記載されている。
特許文献3に係るベビー用ボディースーツは、肩部がクロスショルダー構造になっていることが図示されているものの、着用者の腹部や臀部の立体的な形状には対応できないという問題点を有する。
特許第3606692号公報 実登第3037438号公報 実登第3068587号公報
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複し、後身頃の肩片が前身頃の外側で前身頃と重複していることで着せ替えの際着用者の頭部が通りやすく且つ首回りが着崩れにくく、前身頃の側辺と後身頃の側辺がいせ込みで縫着していることで着用者の立体的な腹部に対応する立体的な縫製を実現したベビー肌着に関する。
なお、本明細書において、ベビー肌着に関して使用される「内側」は、ベビー肌着の肌に触れる側の面を意味し、「外側」は、ベビー肌着の肌に触れない側の面を意味する。
本明細書において、「下辺」とは着用者の足側の縁に沿って、ある特定の幅を持った帯状の領域を意味する。
本明細書において、「下辺中央部」とは上記下辺の中央付近の領域を意味する。
本明細書において、「上辺」とは着用者の頭側の縁に沿って、特定の幅を持った帯状の領域を意味する。
本明細書において、「側辺」とは着用者の脇の下から裾方向に延びる縁に沿って、ある特定の幅を持った帯状の領域を意味する。
本明細書において、「いせ込み」とは、長短2枚の生地を縫合する際、長い方の生地の縫合部分を密にして(縮めて)短い方に合わせ、長い方にふくらみを持たせる技法である。ふくらみを作りたい方の生地を縫い縮め、アイロンで形状を安定させることによって行われる場合もある。長い方の生地は縫合部分だけが縮んでおり、それ以外は元のままであるので、縫合部分からふわりと広がるようなふくらみが出来、「ギャザー縫い」「ダーツ縫い」の様に立体化のための縫合やつまみがないので、自然な立体化が可能となる。

本明細書において「前」とは、着用者にとっての前方、つまり着用者の腹部側を指す。
本明細書において「後」とは、着用者にとっての後方、つまり着用者の背面側を指す。
本明細書において「肩巾」とは、身頃の上辺、つまり肩側の縁部を指す。
本明細書において「肩山」とは、衣服の肩部の頂点周辺の領域、つまり衣服の肩部において最も襟部から遠い領域を指す。
本明細書において「接ぎ目」とは、布の縁部同士を縫着した部分を指す。
本明細書において「首回り」とは、着用者の頭を通すために設けられた襟部を指す。
請求項1に係る発明は、前身頃及び後身頃からなるベビー肌着であって、前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複し、後身頃の肩片が前身頃の外側で前身頃と重複し、該前身頃の側辺と後身頃の側辺に前身頃の縫合部分が密であるいせが施されており、前身頃の肩巾と後身頃の肩巾の交差点が左右の肩山よりも前に位置し、前記ベビー肌着は袖部を有し、袖部の下縁が、胴回りの側辺に対して鈍角に形成されることを特徴とする、ベビー肌着に関する。
請求項2に係る発明は、後身頃は前身頃よりも裾方向に長く形成され、後身頃の下辺中央部が突出してクロッチ部を形成し、前身頃の下辺中央部とクロッチ部の下辺中央部に設けられた係止部により係合自在であることを特徴とする、請求項1記載のベビー肌着に関する。
請求項3に係る発明は、クロッチ部の側辺にギャザーが入っていることを特徴とする、請求項2記載のベビー肌着に関する。
請求項に係る発明は、前身頃及び後身頃の側辺が互いに縫着された部分である脇接ぎ目と袖部の縫着された部分である袖接ぎ目が連結していないことを特徴とする、請求項1乃至のいずれかに記載のベビー肌着に関する。
本発明において、「下辺」とは足側の縁のある特定の幅を持った帯状の領域を意味する。
本発明において、「下辺中央部」とは上記下辺の中央付近の領域を意味する。
本発明において、「上辺」とは頭側の縁のある特定の幅を持った帯状の領域を意味する。
本発明において、「側辺」とは着用者の脇の下から裾方向に延びる縁に沿って、ある特定の幅を持った帯状の領域を意味する。
本発明において、「いせ込み」とは、長短2枚の生地を縫合する際、長い方の生地の縫合部分を密にして(縮めて)短い方に合わせ、長い方にふくらみを持たせる技法である。ふくらみを作りたい方の生地を縫い縮め、アイロンで形状を安定させることによって行われる場合もある。長い方の生地は縫合部分だけが縮んでおり、それ以外は元のままであるので、縫合部分からふわりと広がるようなふくらみが出来、「ギャザー縫い」「ダーツ縫い」の様に立体化のための縫合やつまみがないので、自然な立体化が可能となる。
本発明において「前」とは、着用者にとっての前方、つまり着用者の腹部側を指す。
本発明において「後」とは、着用者にとっての後方、つまり着用者の背面側を指す。
本発明において「肩巾」とは、身頃の肩側の縁部を指す。
本発明において「肩山」とは、衣服の肩部の頂点周辺の領域、つまり衣服の肩部において最も襟部から遠い領域を指す。
本発明において「接ぎ目」とは、布の縁部同士を縫着した部分を指す。
本発明において「首回り」とは、着用者の頭を通すために設けられた襟部を指す。
請求項1に係る発明によれば、前身頃及び後身頃からなるベビー肌着であって、前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複し、後身頃の肩片が前身頃の外側で前身頃と重複している、つまりクロスショルダー構造を備えていることで、着用者の頭を通す際首回りが広がるため着せ替えしやすく、且つ着用時は首回りが広がらずに着くずれしにくいという効果を奏する。
該前身頃の側辺と後身頃の側辺がいせ込みで縫着されていることで、着用者の腹部の立体的な形状に沿った立体的な前身頃とすることができる。
前身頃の肩巾と後身頃の肩巾の交差点が左右の肩山よりも前に位置することで、襟部が全体的に前寄りになるため、着用者の肩がはだけにくくなる。さらに、襟部が全体的に前寄りになることで、襟部による前方からの首の締め付けが軽減され、着心地が良いものになる。
脇部のダーツの量を少なくして袖部の下縁が胴回りの側辺に対して鈍角に形成されることで、腕を上げたバンザイをしている状態で寝ることが多い乳幼児の体勢に対応したベビー肌着を提供することができ、着用者にとって無理のない、着心地の良いものとなる。
請求項2に係る発明によれば、該後身頃は該前身頃よりも裾方向に長く形成され、該後身頃の下辺中央部が突出してクロッチ部を形成し、前身頃の下辺中央部とクロッチ部の下辺中央部に設けられた係止部により係合自在であることで、ベビー肌着を脱がせなくても係止部を外すだけで簡単にオムツ替えをすることができる。
請求項3に係る発明によれば、クロッチ部の側辺にギャザーが入っていることで、着用者の臀部の立体的な形状に沿った立体的なクロッチ部を形成することができる。
請求項に係る発明によれば、前身頃及び後身頃の側辺が互いに縫着された部分である脇接ぎ目と袖部の縫着された部分である袖接ぎ目が連結していないことで、前身頃及び後身頃の脇接ぎ目と袖部の下縁の接ぎ目が連結している従来のものと比較して脇下の布地の厚さが薄くなるため、腕を動かしやすくなる。

(A)従来の乳児用衣服の縫製の一例と、(B)本発明に係るベビー肌着の立体的な縫製の比較を示す図である。 本発明に係るベビー肌着において、係止部を係止した状態の(A)正面図及び(B)裏面図である。符号12は首回りを示す。 本発明に係るベビー肌着において、係止部を係止していない状態の正面図である。 本発明に係るベビー肌着において、前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複している状態を示す(A)正面図及び(B)裏面図である。一点鎖線部分は、外側から見た時は見えない又は見るのが困難な、内側を表わしている。 本発明に係るベビー肌着とは異なり、前身頃及び後身頃の肩部が重複せずに1連の布で構成されている場合、着用者の頭を通す際に首回りが広がらない様子を示す図であって、(A)は着用前の首回りを示す図であり、(B)は首回りを前後に広げた様子を示す図であり、(C)は着用時に首回りが広がらず、着用者の頭が通りづらいことを示す図である。 本発明に係るベビー肌着において、クロスショルダー構造を備えている場合、着用者の頭を通す際首回りが広がる様子を示す図であって、(A)は着用前の首回りを示す図であり、(B)は首回りを前後に広げた様子を示す図であり、(C)は着用時に首回りが広がり、着用者の頭が通りやすいことを示す図である。 (A)従来のベビー肌着を着用している様子を示す平面図であり、(B)従来のクロスショルダー構造を備えたベビー肌着の平面図であり、(C)前寄りの襟部(本発明のクロスショルダー構造)を備えている本発明に係るベビー肌着の平面図である。 本発明に係るベビー肌着のパターンを示す図であり、左は前身頃のパターンであって右は後身頃のパターンである。 本発明に係るベビー肌着のクロッチ部を拡大した側面図である。 (A)袖部の下縁が前身頃及び後身頃の側辺に対してやや鋭角に形成されている従来のベビー肌着と、(B)袖部の下縁が前身頃及び後身頃の側辺に対して鈍角に形成されている本発明に係るベビー肌着との比較を示す図である。 本発明に係るベビー肌着の脇部の拡大図である。
以下、本発明に係るベビー肌着の好適な実施形態について、具体的な実施の形態に基づいて図面を参照しながら説明する。
本発明の目的は、前身頃の肩片が後身頃の内側で後身頃と重複し、後身頃の肩片が前身頃の外側で前身頃と重複していることで着せ替えの際着用者の頭部が通りやすく且つ首回りが着崩れにくく、前身頃の側辺と後身頃の側辺がいせ込みで縫着していることで着用者の立体的な腹部に対応する立体的な縫製を実現したベビー肌着を提供することにある。
図2は本発明に係るベビー肌着において、係止部を係止した状態の(A)正面図及び(B)裏面図であり、図11は本発明に係るベビー肌着の脇部の拡大図である。
図2に示す如く、本発明に係るベビー肌着(1)は前身頃(2)及び後身頃(3)からなる。図2に示す本発明は袖部(4)を備えているが、本発明に係るベビー肌着(1)は袖部があるものであっても、ないものであっても良い。
前身頃(2)及び後身頃(3)の着丈は、図1及び2が示すような着用者の太腿の付け根辺りまでのものが好ましい。何故なら、ズボンやスカート、ワンピース等様々な形状の衣服の下に着用することが可能な肌着とすることができるからである。
前身頃(2)及び後身頃(3)は別体の前身頃(2)及び後身頃(3)が、前身頃の側辺(22)及び後身頃の側辺(32)が縫着されてなるものである。この時、前身頃の側辺(22)と後身頃の側辺(32)との縫着部である脇接ぎ目(5)は図2(A)に示す如く着用者の脇の真下よりも体中央側に配置されている方が着用者の腹部の大きな丸みに対応しやすいという観点から好ましい。
さらに、図11に示す如く、前身頃の側辺(22)と後身頃の側辺(32)の脇接ぎ目(5)を脇の真下よりも腹部側、つまり前寄りに配置することで、ベビー肌着(1)が袖部(4)を有する場合袖部の下縁(41)に位置する袖接ぎ目(6)と連結したものにはならず、脇接ぎ目(5)の方が袖接ぎ目(6)よりも前寄りにずれている状態になる。このように脇接ぎ目(5)と袖接ぎ目(6)を連結させないことで、脇下の厚みを薄くできるので、着用者が腕を動かしやすくなるという効果を奏するため、脇接ぎ目(5)と袖接ぎ目(6)を連結させない構成とすることが好ましい。脇接ぎ目(5)の方が袖接ぎ目(6)より後ろ寄りにずれている状態であっても良い。
脇接ぎ目(5)は、いせ込みによって縫着されているのが好ましい。いせ込みとは、長短2枚の生地を縫合する際、長い方の生地の縫合部分を密にして(縮めて)短い方に合わせ、長い方にふくらみを持たせる技法である。ふくらみを作りたい方の生地を縫い縮め、アイロンで形状を安定させることによって行われる場合もある。
長い方の生地は縫合部分だけが縮んでおり、それ以外は元のままであるので、縫合部分からふわりと広がるようなふくらみが出来、「ギャザー縫い」「ダーツ縫い」の様に立体化のための縫合やつまみがないので、自然な立体化が可能となる。
この技法を用いれば縫合部にギャザーが生じないので、見た目も美しくなる。
袖部(4)は、図2等に示すように半袖であっても、長袖であっても良い。
ベビー肌着(1)を構成する布地の種類は特に限定されないが、天然繊維(綿、麻、絹、羊毛、その他の絨毛)を使用したものが挙げられる。特に綿は、吸水性の高さ、乾きやすさ、比較的安価であること、着心地の良さ等から、従来から乳幼児の衣服に好適に使用されているものである。
ベビー肌着(1)を構成する布地の組織(編み方)も特に限定されないが、その肌触りや吸水性の高さ等から、春から夏にかけて使用する場合はフライス、天竺、ガーゼ、パイル等が挙げられ、その保温性の高さ等から秋から冬にかけて使用する場合はフライス、スムース、接結天竺、ニットキルト等が挙げられる。
図3は、本発明に係るベビー肌着において、係止部を係止していない状態の正面図である。
図2及び3に示す如く、本発明は後身頃(3)は前身頃(2)よりも裾に向かって垂直方向に長く形成され、後身頃の下辺中央部が突出してクロッチ部(7)を形成するものであっても良い。クロッチ部の下辺中央部(71)は、オムツをしている着用者の股部に対応する部分がはだけないように、図2及び3に示す如くU字状に(円弧上に)突出しているのが好ましい。ベビー肌着(1)の前身頃の下辺中央部(21)とクロッチ部の下辺中央部(71)に設けられた係止部(8)を備えている。
図2及び3に示す係止部(8)は、前身頃の下辺中央部(21)に設けられた留め具(81)と、クロッチ部の下辺中央部(71)に設けられた受け止め具(82)からなるスナップである。留め具(81)と受け止め具(82)の位置は逆であってもよく、すなわち留め具(81)がクロッチ部の下辺中央部(71)に設けられ、受け止め具(82)が前身頃の下辺中央部(21)に設けられていても良い。
前身頃の下辺中央部(21)をクロッチ部の下辺中央部(71)の内側で留められるように、係止部(8)は前身頃の下辺中央部(21)の外側及び後身頃の下辺中央部(71)の内側に配置されるのが好ましい。この構成により、係止部(8)を手早く容易に留めることができるため、着せ替えやオムツ替えが容易になる。
図2及び3に示すように、係止部の留め具(81)及び受け止め具(82)を水平方向、つまり横並びに複数設けることが好ましい。複数設けることで着用者が足を動かしてもはだけにくいという効果を奏する。
図2及び3において、係止しやすさ及び着用者の肌にあたっても違和感が少ないとの観点から係止部(8)としてスナップを用いているが、例えば面ファスナー、紐、ボタン、ホック等であっても良く、特に限定されない。
図8は、本発明に係るベビー肌着のパターンを示す図であり、左は前身頃のパターンであって右は後身頃のパターンである。
図2、3及び8にも示すように、後身頃(3)は前身頃(2)よりも裾に向かって垂直方向に長く形成され、後身頃の下辺中央部が突出してクロッチ部(7)を形成する。クロッチ部(7)は着用者の腹部に向かって折り返し、留め具(81)に受け止め具(82)を係止する。この折り返し線(9)からクロッチ部分の下辺中央部(71)までの長さ(X)を長く形成するのと同時に、前身頃の脇側の下辺から前身頃の下辺中央部(21)までの長さ(Z)を短く形成するのが好ましい。何故なら、後身頃を裾方向に長く形成し、前身頃を裾方向に短く形成することで、係止部(8)の位置が着用者の腹部に寄るため、オムツ替えがより容易になるからである。
図9は、本発明に係るベビー肌着のクロッチ部を拡大した側面図である。
図9に示す如く、着用者の臀部のふくらみに沿った形状となるように、クロッチ部の側辺(72)にはギャザー、タック、ダーツ、いせ込み等の布地を立体的に縫製する方法を用いることが好ましい。立体的に縫製できる方法であれば何でも良く、特に限定されない。これにより、オムツをはいた状態の臀部でも全体をゆるやかに覆うことができ、着用者を締めつけないため着心地が良いものになる。
本発明のベビー肌着(1)は、乳幼児用の衣服として好適に使用されるが、オムツを着用しており介護者にオムツ替えをしてもらう必要がある要介護者(成人や子供等幅広い年齢層を含む)用の衣服や肌着としても使用できる。
本発明のベビー肌着(1)は、コンビ肌着、Tシャツ、ボディースーツ、ロンパース、短肌着、長肌着、タンクトップやショートオール等の形態をとり得る。
図10は、(A)袖部の下縁(41)が胴回りの側辺(14)に対してやや鋭角に形成されている従来のベビー肌着と、図10(B)袖部の下縁(41)が胴回りの側辺(14)に対して鈍角に形成されている本発明に係るベビー肌着との比較を示す図である。
図10(B)に示すように、ベビー肌着(1)は袖部の下縁(41)が胴回りの側辺(14)に対して鈍角(θ)となるように形成されているのが好ましい。これにより、図10(A)に示すような袖部の下縁(41)が胴回りの側辺(14)に対してやや鋭角となるように形成された従来のパターンと比較して、寝ている時間が多く、その際腕を上げている状態(バンザイ)であることが多い乳幼児の体勢に合ったものとなる。
さらに、着用者の脇の下に相当する部分にダーツの分量をとった立体的な縫製を施すことが好ましい。これにより、着用者の立体的な腕周りに沿った形状となり、着用者が腕を動かしやすくなる。
図4は、本発明に係るベビー肌着(1)において、前身頃の肩片(10)が後身頃(3)の内側で後身頃(3)と重複している状態を示す(A)正面図及び(B)裏面図である。一点鎖線部分は、外側から見た時は見えない又は見るのが困難な、内側を表わしている。
図5は、本発明に係るベビー肌着(1)とは異なり、前身頃及び後身頃の肩部が重複せずに1連の布で構成されている場合、着用者の頭を通す際に首回りが広がらない様子を示す図であって、(A)は着用前の首回りを示す図であり、(B)は首回りを広げた様子を示す図であり、(C)は着用時に首回りが広がらず、着用者の頭が通りづらいことを示す図である。
図6は、本発明に係るベビー肌着(1)において、クロスショルダー構造を備えている場合、着用者の頭を通す際首回りが広がる様子を示す図であって、(A)は着用前の首回りを示す図であり、(B)は首回りを広げた様子を示す図であり、(C)は着用時に首回りが広がり、着用者の頭が通りやすいことを示す図である。
図7は、(A)従来のベビー肌着を着用している様子を示す平面図であり、(B)従来のクロスショルダー構造を備えたベビー肌着の平面図であり、(C)前寄りの襟部(本発明のクロスショルダー構造)を備えている本発明に係るベビー肌着(1)の平面図である。
図4の(A)及び(B)に示す如く、前身頃の肩片(10)が、後身頃(3)の内側で後身頃(3)と重複し、後身頃の肩片(11)が、前身頃(2)の外側で前身頃(2)と重複している構造、つまりクロスショルダー構造を備えている。
この構成を備えていることにより、図6に示すように、着用者の頭部をベビー肌着(1)の首回り(12)に通す際、着用者の前後方向に首回り(12)が広がるため、首回りの長さに比して頭部が大きい乳幼児であっても容易に頭を通すことができる。この構成を備えていない場合、すなわち首回り(12)の布地に上記のような重複部分がない場合、図5に示すように着用者の首の太さに合わせて作られている首回り(12)に、大きな頭部を通すのが難しくなり、着用者にとっても着せ替えが不快なものとなってしまう。
また、この構成を備えていることにより、首回りに頭囲に必要なゆとりがあるため着用の際に無理してひっぱられることが少なく、着用者の頭部を通した後も首回り(12)が着崩れることがなく、着用者の首回りの長さに合わせたサイズに首回り(12)が保持される。
さらに、本願発明に係るベビー肌着(1)においては、図7に示すようにクロスショルダー構造が前寄りに位置している。
具体的には、図7のように頭上から見た場合、前身頃の肩巾(上辺)(23)と後身頃の肩巾(上辺)(33)の交差点(Y)が左右の肩山(13)よりも着用者の腹部側に寄るように構成される。このような構成を備えていることにより、前身頃の肩巾(上辺)(23)と後身頃の肩巾(上辺)(33)の交差点(Y)が左右の肩山(13)を結ぶ直線上にある場合(図7(B)参照)と比較して、着用者の肩部を覆う布地の面積が大きくなるため、着用時に着用者の肩部がはだけにくくなるという効果を奏する。さらに、この構成を備えていることにより、襟部が全体的に前寄りになることで、襟部による前方からの首の締め付けが軽減され、着心地が良いものになる。
本発明に係るベビー肌着(1)は、着せ替えの際着用者の頭部が通りやすく且つ首回りが着崩れにくく、着用者の立体的な腹部や臀部に沿うように立体的に縫製されたロンパースとして好適に利用される。また、本発明に係るベビー肌着(1)は乳幼児用の衣服として、及びオムツ替えが必要な要介護者(成人や子供等幅広い年齢層を含む)用の衣服や肌着としても使用できる。
1 ベビー肌着
2 前身頃
21 前身頃の下辺中央部
22 前身頃の側辺
23 前身頃の上辺
3 後身頃
32 後身頃の側辺
33 後身頃の上辺
4 袖部
41 袖部の下縁
5 脇接ぎ目
6 袖接ぎ目
7 クロッチ部
71 クロッチ部の下辺中央部
72 クロッチ部の側辺
8 係止部
81 留め具
82 受け止め具
9 折り返し線
10 前身頃の肩片
11 後身頃の肩片
12 首回り
13 肩山
14 胴回りの側辺

Claims (4)

  1. 前身頃及び後身頃からなるベビー肌着であって、
    前身頃の肩片が、後身頃の内側で後身頃と重複し、
    後身頃の肩片が、前身頃の外側で前身頃と重複し、
    該前身頃の側辺と後身頃の側辺に前身頃の縫合部分が密であるいせが施されており、
    前身頃の肩巾と後身頃の肩巾の交差点が左右の肩山よりも前に位置し、
    前記ベビー肌着は袖部を有し、袖部の下縁が、胴回りの側辺に対して鈍角に形成されることを特徴とする、ベビー肌着。
  2. 後身頃は前身頃よりも裾方向に長く形成され、後身頃の下辺中央部が突出してクロッチ部を形成し、
    前身頃の下辺中央部とクロッチ部の下辺中央部に設けられた係止部により係合自在であることを特徴とする、請求項1記載のベビー肌着。
  3. クロッチ部の側辺にギャザーが入っていることを特徴とする、請求項2記載のベビー肌着。
  4. 身頃及び後身頃の側辺が互いに縫着された部分である脇接ぎ目と袖部の縫着された部分である袖接ぎ目が連結していないことを特徴とする、請求項1乃至のいずれかに記載のベビー肌着。
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