JP6025585B2 - 揮散装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る揮散装置は、送風口の正面に配置されるとともに通気口が貫設された背面壁部を有する支持部材と、前記背面壁部を間に挟んで前記送風口の反対側に配置されるとともに前記支持部材に鉛直方向に支持され、内部に収容する揮散剤を吐出する吐出容器と、前記吐出容器から吐出された揮散剤が含浸されるとともに、前記送風口からの空気が前記通気口を通して吹き付けられる含浸体と、前記背面壁部に設けられ、前記送風口に取り付けられる取付け部材と、を備え、前記取付け部材には、前記背面壁部の下端部を下方から支持する支持体が連結されていることを特徴とする。
また揮散剤が、含浸体に吹き付けられた空気の流れに伴って放散されるので、この流れの向きを調整することで、揮散剤を意図する場所に放散させ易くすることができる。
以上のように、揮散剤が無駄に揮散することを抑え、かつ揮散剤を意図する場所に放散させ易くすることが可能になり、揮散剤を効率的に揮散させることができる。
またこのように、押下ヘッドを押下するために必要な回動力を小さく抑えることができるので、押下ヘッドを押下して揮散剤を吐出するときに、吐出容器に過度に大きな力が加えられるのを抑えることができる。したがって、吐出容器から揮散剤を吐出させるときに、取付け部材および支持体に受け止めさせる必要がある力を小さく抑え、この揮散装置の姿勢を安定させることが可能になり、この揮散装置の操作性をより確実に向上させ易くすることができる。
また吐出容器が、通過孔を通過することで嵌合孔内に嵌合するので、吐出容器を径方向の外側から内側に向けて移動させるという容易な作業により、吐出容器を嵌合孔内に嵌合させることが可能になり、この揮散装置の利便性を一層向上させることができる。
また前述のように、吐出容器に作用する下方に向けた力を支持体に受け止めさせることができるので、例えば吐出容器に通過孔を通過させるとき等に、吐出容器に下方に向けた力が加えられたとしても、支持部材が送風口に対して位置ずれするのを確実に抑えることができる。
さらにこのように、吐出容器が、支持部材に着脱可能に支持されているので、支持部材に支持される吐出容器を交換することができる。これにより、例えば、使用した吐出容器を新しい吐出容器に交換したり、使用している吐出容器とは異なる揮散剤を収容する他の吐出容器に交換したりすること等ができる。
図1に示すように、支持部材11は、送風口Aの正面に配置される。支持部材11は、背面壁部21と、底面壁部(保持部)22と、一対の第1側面壁部23と、を備えている。背面壁部21は、送風口Aを後方から覆う。背面壁部21は、鉛直方向Zに延在し前後方向Xを向いている。
貫通孔26は、底面壁部22の前端部に配設されている。貫通孔26は、この揮散装置10を鉛直方向Zから見た平面視において、左右方向Yに長い矩形状に形成されている。貫通孔26の左右方向Yの中央部は、ガイド溝24の下端部に接続されている。
一対の第2側面壁部40の左右方向Yの間には、前記支持部材11が位置している。各第2側面壁部40の前壁部40aの下端部は、第1側面壁部23の上端部を左右方向Yの外側から覆っている。
また揮散剤が、含浸体13に吹き付けられた空気の流れに伴って放散されるので、この流れの向きを調整することで、揮散剤を意図する場所に放散させ易くすることができる。
以上のように、揮散剤が無駄に揮散することを抑え、かつ揮散剤を意図する場所に放散させ易くすることが可能になり、揮散剤を効率的に揮散させることができる。
またこのように、押下ヘッド33を押下するために必要な回動力を小さく抑えることができるので、押下ヘッド33を押下して揮散剤を吐出するときに、吐出容器12に過度に大きな力が加えられるのを抑えることができる。したがって、吐出容器12から揮散剤を吐出させるときに、取付け部材15および支持体49に受け止めさせる必要がある力を小さく抑え、この揮散装置10の姿勢を安定させることが可能になり、この揮散装置10の操作性をより確実に向上させ易くすることができる。
また吐出容器12が、通過孔28を通過することで嵌合孔27内に嵌合するので、吐出容器12を後方から前方に向けて移動させるという容易な作業により、吐出容器12を嵌合孔27内に嵌合させることが可能になり、この揮散装置10の利便性を一層向上させることができる。
また前述のように、吐出容器12に作用する下方に向けた力を支持体49に受け止めさせることができるので、例えば吐出容器12に通過孔28を通過させるとき等に、吐出容器12に下方に向けた力が加えられたとしても、支持部材11が送風口Aに対して位置ずれするのを確実に抑えることができる。
さらにこのように、吐出容器12が、支持部材11に着脱可能に支持されているので、支持部材11に支持される吐出容器12を交換することができる。これにより、例えば、使用した吐出容器12を新しい吐出容器12に交換したり、使用している吐出容器12とは異なる揮散剤を収容する他の吐出容器12に交換したりすること等ができる。
さらに本実施形態では、規制部材37が、吐出筒部34を前記軸線O回りに挟み込むように一対配設されているので、押下ヘッド33を押下して吐出筒部34から揮散剤を吐出するときに、押下ヘッド33の移動が規制部材37によって阻害されるのを抑えることが可能になり、この揮散装置10の操作性を確実に向上させ易くすることができる。
前記実施形態では、吐出容器12は、支持部材11に正立状態で支持されているものとしたが、これに限られない。例えば、押下ヘッドが下方に位置し、容器体の底部が上方に位置する倒立状態で支持されていてもよい。
さらに前記実施形態では、嵌合孔27は、底面壁部22を鉛直方向Zに貫通するものとしたが、これに限られない。例えば底面壁部が、左右方向を向く板状に形成され、嵌合孔が、底面壁部を左右方向に貫通していてもよい。この場合、吐出容器を、前記軸線が左右方向に向くように底面壁部に保持させてもよい。
さらに前記実施形態では、押下ヘッド33が押下されることで、揮散剤が吐出されるものとしたが、これに限られない。例えば吐出容器として、容器体がスクイズ変形可能に形成され、容器体がスクイズ変形させられることで、揮散剤が吐出されるような構成を採用してもよい。
11 支持部材
12 吐出容器
13 含浸体
14 操作部材
15 取付け部材
21 背面壁部
22 底面壁部(保持部)
25 通気口
27 嵌合孔
28 通過孔
33 押下ヘッド
49 支持体
A 送風口
L 回動軸
Z 鉛直方向
Claims (5)
- 送風口の正面に配置されるとともに通気口が貫設された背面壁部を有する支持部材と、
前記背面壁部を間に挟んで前記送風口の反対側に配置されるとともに前記支持部材に鉛直方向に支持され、内部に収容する揮散剤を吐出する吐出容器と、
前記吐出容器から吐出された揮散剤が含浸されるとともに、前記送風口からの空気が前記通気口を通して吹き付けられる含浸体と、
前記背面壁部に設けられ、前記送風口に取り付けられる取付け部材と、を備え、
前記取付け部材には、前記背面壁部の下端部を下方から支持する支持体が連結されていることを特徴とする揮散装置。 - 請求項1記載の揮散装置であって、
前記吐出容器には、押下されることで揮散剤を吐出する押下ヘッドが備えられていることを特徴とする揮散装置。 - 請求項2記載の揮散装置であって、
前記背面壁部には、吐出容器側に向けて突出する操作部材が設けられ、
前記操作部材は、前記背面壁部に回動軸回りに回動可能に連結され、前記回動軸回りに回動することで前記押下ヘッドを押下することを特徴とする揮散装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の揮散装置であって、
前記支持部材には、前記背面壁部から吐出容器側に向けて突出し、前記吐出容器を保持する保持部が備えられ、
前記保持部には、内部に前記吐出容器が嵌合する嵌合孔と、前記嵌合孔から、この嵌合孔の径方向の外側に向けて開口する通過孔と、が形成され、
前記吐出容器は、前記通過孔を通過することで前記嵌合孔内に嵌合されていることを特徴とする揮散装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の揮散装置であって、
前記吐出容器は、前記支持部材に着脱可能に支持されていることを特徴とする揮散装置。
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