JP6446277B2 - 供給装置 - Google Patents
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Description
この供給装置としては、レバーやボタン等の操作部を操作して薬剤を送出するプッシュ式のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このため、使用者は、薬剤が吐出されたことに気づかず、吐出されないと誤認して何度も吐出操作を行ってしまうことがある。また、スプレー式の場合であっても、比較的暗く走行音が発生する例えば車内で使用する際には、薬剤の噴霧に気づかず、何度もスプレー操作する恐れがある。
すると、干渉部を構成する被干渉部は、前記操作部又は前記本体の一方に突設された干渉部に乗り上げる。このとき、前記操作部には負荷がかかり、一時的にその操作が重くなる。
このように、前記操作部を操作する際には、当該操作部の操作が重くなった後、軽くなることで、操作時のクリック感が得られる。
さらに、請求項2の供給装置では、前記干渉部が設けられた前記一方に前記干渉部と対を成す規制部を離間して突設し、該規制部と前記干渉部との間に前記被干渉部を配置した状態で前記操作部を通常位置に保持する保持構造を設けた。
加えて、請求項3の供給装置にあっては、前記操作部が前記ヘッドを押下した際に前記操作部と前記本体とが当接して前記操作部のさらなる回動を阻止するストッパー構造を設けた。
このため、前記操作部を強く押圧するなどの操作した場合であっても、当該操作部がカートリッジのヘッドを必要以上に押下するといった状態が阻止される。
すなわち、薬剤の吐出口は視覚的に遮蔽されており、外部から視認することができない。
さらに、請求項6の供給装置においては、前記ヘッド操作時に前記カートリッジから吐出した薬剤を含浸して揮散する含浸体を備えた。
このため、スプレー式のように、スプレー音を聴覚で確認したり、薬剤等の噴霧状態を視覚で確認できない場合であっても、操作部を操作する際に得られるクリック感により、操作の確認が行われる。
加えて、請求項3の供給装置にあっては、操作部を操作してカートリッジのヘッドを押下した際には、前記操作部が本体に当接することで、当該操作部のさらなる回動を阻止することができる。
このため、薬剤の吐出状態を視覚的に確認できない場合であっても、操作部を操作する際に得られるクリック感により、操作の確認をおこなうことができる。
さらに、請求項5の供給装置においては、ヘッド操作時にカートリッジから吐出した薬剤を含浸して揮散する含浸体を備えており、吐出した薬剤を、含浸体に含浸させた後、時間をかけてゆっくりと長期に渡って揮散させることができる。
図1は、本実施の形態にかかる供給装置1を示す図であり、該供給装置1は自動車のエアコンの吹き出し口に取り付けられ車室内に芳香剤を揮散して供給するものである。なお、本実施の形態では、芳香剤を供給する場合を例に挙げて説明するが、消臭剤や殺虫剤、忌避剤、除菌剤等を供給するものであっても良い。
前記カートリッジ12は、液状の芳香剤21が収容された容器体22と、該容器体22の口部に取り付けられたヘッド23とを備えてなり、該ヘッド23からは、前記容器体22内へ向けて吸い上げ部24が延出している。前記ヘッド23は、下方へ向けて押下できるように構成されており、当該ヘッド23を押下した際に前記容器体22内の芳香剤21を前記吸い上げ部24より吸い上げて、当該ヘッド23の側面に設けられた吐出穴25,25から吐出できるように構成されている。また、押下された前記ヘッド23は、その操作力が解除された際に、内蔵するスプリングのバネ力によって元の位置へ復帰するように構成されている。
この含浸体31は、前記吐出穴25,25から吐出された芳香剤21を含浸できるように構成されており、その含浸量は、前記ヘッド23を複数回押下した際に前記吐出穴25,25から吐出される芳香剤21を十分に保持できるように設計されている。
このため、前記カートリッジ12から芳香剤21が目に見える形で噴霧されない場合であっても、前記カートリッジ12から芳香剤21が吐出されたことを認識することができる。したがって、不必要な操作部13の操作の繰り返しを未然に防止することができる。
このため、前記芳香剤21の吐出状態を視覚的に確認できない場合であっても、前記操作部13を操作する際に得られるクリック感により、操作の確認をおこなうことができる。
さらに、本実施の形態では、ヘッド操作時に前記カートリッジ12から吐出した芳香剤21を含浸して揮散する含浸体31が前記ヘッド23を包囲するように設けられており、該ヘッド23から吐出した芳香剤21は、前記含浸体31に含浸された後、揮散される。
なお、本実施の形態にあっては、芳香剤21を含浸体31に含浸させた後に揮散する場合を例に挙げたが、この構造に限定されるもので無く、例えば薬剤が噴霧されるスプレー式の場合であっても、騒音によりスプレー音が聞こえなかったり、暗いため噴霧状態を目視できない場合であっても、操作時のクリック感により、操作の確認を行えるので、前述した効果を得ることができる。
11 装置本体
12 カートリッジ
13 操作部
23 ヘッド
31 含浸体
51 傾斜部
81 舌片
82 本体側上突条
83 本体側下突条
104 対向部
121 支持点
142 操作側突条
151 通常位置
Claims (5)
- 本体に設けられたカートリッジのヘッドを押下する操作部が前記本体に操作可能に支持された供給装置において、
前記操作部を操作して前記本体への支持点を中心に回動し前記ヘッドを押下する際に、当該操作部と前記本体とが干渉する干渉構造を設定し、
該干渉構造を、前記操作部又は前記本体のいずれか一方に突設された干渉部と、前記操作部又は前記本体の他方に設けられ前記干渉部と干渉する被干渉部とで構成し、
前記操作部で前記ヘッドを押下する際に前記被干渉部が前記干渉部を乗り越えて該干渉部を通過する位置に当該干渉部を設けるとともに、
前記干渉部が設定された前記本体又は前記操作部より延出するとともに、厚み方向への撓みが許容された板状の舌片に前記干渉部を設けた供給装置。 - 前記干渉部が設けられた前記一方に前記干渉部と対を成す規制部を離間して突設し、該規制部と前記干渉部との間に前記被干渉部を配置した状態で前記操作部を通常位置に保持する保持構造を設けた請求項1記載の供給装置。
- 前記操作部が前記ヘッドを押下した際に前記操作部と前記本体とが当接して前記操作部のさらなる回動を阻止するストッパー構造を設けた請求項1又は2記載の供給装置。
- 前記カートリッジからの薬剤の吐出口が視覚的に遮蔽され外部から視認できないように構成されている請求項1、2又は3記載の供給装置。
- 前記ヘッド操作時に前記カートリッジから吐出した薬剤を含浸して揮散する含浸体を備えた請求項4記載の供給装置。
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