JP6349273B2 - 揮散装置 - Google Patents
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Description
このような揮散装置では、シール材を揮散板から剥離することによって、揮散板に穿設された揮散孔を通して、容器体の内部から外部に揮散剤を揮散させている。
また、操作レバーを待機位置から吐出位置へ移動させる途中で、排気孔を通してヘッドスペースと外部とを連通させるので、例えば揮散装置を車内など高温環境下に置くことによって待機状態にある容器体の内圧が上昇している場合であっても、吐出孔を通して揮散剤を吐出させる前に容器体の内圧が解放される。これにより、容器の内圧が高い状態で操作レバーを吐出位置へ移動させたときに吐出孔を通して揮散剤が噴き出すことを抑制できる。
さらに、操作レバーが吐出位置にあるときに排気孔を通したヘッドスペースと外部との連通が遮断されているので、容器体の押圧によって上昇する内圧が排気孔を通して開放されることを防止する。これにより、容器体を押圧する力が効率的に容器体を収縮変形させる力に変換され、少ない押圧量で効率的に揮散剤を吐出させることができる。
この場合では、待機位置において吐出孔をより確実に閉塞すると共に排気孔を通したヘッドスペースと外部との連通をより確実に遮断するので、待機位置において容器体から揮散剤が揮散されることをより確実に防止できる。また、操作レバーの押圧位置への移動を解除すると待機位置に復帰するため、揮散装置の操作性が向上する。
この場合では、吐出孔から案内突出部に向けて吐出された揮散剤を筒状の含浸体に効率よく含浸させることができる。
これら容器体3、含浸体4、弁体6及び付勢部材7は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この共通軸を中心軸Oと称し、図1において中心軸Oに沿って容器体3の底部から含浸体4に向かう方向を上方、その反対方向を下方とする。また、中心軸Oから見た平面視で中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸O回りで周回する方向を周方向と称する。
第1通気口11Aは、取付孔11Bの左右両側及び下側に形成されている。3つの第1通気口11Aのうち取付孔11Bの左右両側に配設されている2つの第1通気口11Aは、上下方向Zに長い矩形状をなしている。また、3つの第1通気口11Aのうち取付孔11Bの下側に配設されている第1通気口11Aは、左右方向Yに長い矩形状をなしている。
第1側面壁部12は、前後方向Xに延在する板状部材であり、第1側面壁部12の前端部には、他方の第1側面壁部12にから離間するように左右方向Yの外側に向けて突出する軸突出部12Aが形成されている。
保持板部13は、平面視で前方に向けて開口するC字状をなしており、容器体3を径方向外側から保持する。
容器本体21の内部には、液状の揮散剤が収容されている。容器本体21は、上下方向Zに沿って延在する有底円筒状の胴部25と、胴部25の上端から上方に向けて連設され、内径及び外径が上方に向かうにしたがって縮径する肩部26と、肩部26の上端から上方に向けて連設された円筒状の口部27と、を備える。
ヘッドスペースは、容器本体21の内部のうち、揮散剤の液面よりも上方に位置する部分となっている。
本体筒部31の天壁部は、容器本体21の口部27内に嵌合された円筒状の外筒部33と、外筒部33よりも径方向内側に配設された円筒状の内筒部34と、外筒部33の下端と内筒部34の下端とを連結する平面視で円環状の連結板部35と、を有する。
連結板部35には、容器本体21のヘッドスペースと容器本体21の外部とを連通させる排気孔35Aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
また、本体筒部31の周壁部は、容器本体21の口部27の外周面に形成された雄ネジ部に螺着される雌ネジ部が形成されている。なお、本体筒部31は、螺着以外の他の方法によって容器本体21に取り付けられてもよい。
正面壁部41の上下方向Zの中間部分は、上下方向Zの他の部分よりも前方に向けて膨出している。また、正面壁部41の下端部には、容器本体21を押圧する押圧突出部41Aが後方に向けて突設されている。
さらに、正面壁部41の上端部には、第2側面壁部42よりも左右方向Yの内側から後方に向けて延在する一対の突上突片41Bが形成されている。突上突片41Bは、正面壁部41から後方に向けて突設された板状部材であり、弁体6の後述する弁軸部54を左右方向Yで挟む両側に配設されている。また、突上突片41Bは、弁体6の後述する係止フランジ部53Aに対して下方から係止している。
流通軸部56は、中心軸Oを中心として周方向に間隔をあけて配設された4本のリブ部56Aを有しており、周方向で隣接する2つのリブ部56A間には、吐出孔36Aから吐出された揮散剤が流動する流路が形成されている。
先端部57は、弁座フランジ部36の吐出孔36A内に挿入されており、吐出孔36Aを閉塞している。
排気弁52の上側部分58の上端部は、流通軸部56を構成するリブ部56Aの下端部に連設されている。また、排気弁52の上側部分58の内周面は、内筒部34の上端部の外周縁に当接している。
係止片53の上端部には、操作レバー5の突上突片41Bが下方から係止される係止フランジ部53Aが径方向外側に向けて突出している。そのため、弁体6は、操作レバー5と連係して上下動する。
まず、回動軸R回りに操作レバー5を回動させ、操作レバー5を図1から図3に示す待機位置から容器本体21を押圧する押圧位置へ向けて移動させる。操作レバー5を回動させると、操作レバー5の突上突片41Bが弁体6の係止フランジ部53Aの面に係止しているので、弁体6は、付勢部材7による下方付勢力に抗して、操作レバー5の回動に伴って上方へ移動する。
これにより、操作レバー5を待機位置から押圧位置へ移動させる過程において、図4及び図5に示すように、排気弁52の上側部分58の内周面は、内筒部34の上端部の外周縁から離間する。また、内筒部34の第1シール突出部34Aは、排気弁52のシール収容凹部59A内に位置し、排気弁52の内周面から離間している。そのため、容器本体21のヘッドスペースは、排気孔35Aと、排気弁52の内周面及び内筒部34の外周面の間の空間と、周方向で隣り合う2つのリブ部56A間の流路と、を通して外部と連通される。なお、吐出弁51の先端部57は、吐出孔36Aを閉塞したままである。
このとき、例えば揮散装置1を高温環境下に置いたことによって容器本体21の内圧が上昇している場合には、容器本体21の圧力がこの経路を通して外部へ解放される。
なお、排気孔35Aを通した容器本体21のヘッドスペースと外部との間の連通は、操作レバー5の押圧突出部41Aが容器本体21を押圧し始めると同時に遮断される必要はなく、操作レバー5の押圧突出部41Aが容器本体21を押圧する前に遮断されていても、操作レバー5の押圧突出部41Aが容器本体21を押圧し始めた後に遮断されてもよい。
ここで、カバー部材38を起立筒部32に対して中心軸O回りで回動させ、第2通気口32Aの開口度合いを調整することにより、含浸体4に含浸された揮散剤の放散量を適宜調整する。例えば、放散量を増大させたい場合には、第2通気口32Aと第3通気口38Bとを周方向で位置合わせし、第2通気口32Aの開口度合いを最大にする。一方、揮散剤の放散が不要である場合には、第3通気口38Bの周方向の位置を第2通気口32Aからずらし、カバー部材38で第2通気口32Aを塞ぐ。
このようにして、容器本体21内の揮散剤を外部に揮散させる。
以上のようにして、揮散装置1を使用する。
また、操作レバー5を待機位置から押圧位置へ移動させる過程で排気孔35Aを通して容器本体21の内圧を解放し、揮散剤が吐出孔36Aから噴き出すことを防止できる。
さらに、押圧位置において排気孔35Aを通したヘッドスペースと容器本体21の外部との連通が遮断されているので、容器本体21を押圧する力を有効に活用し、少ない押圧量で効率的に揮散剤を吐出孔36Aから吐出させることができる。
その上、付勢部材7によって操作レバー5が待機位置へ付勢されるので、待機位置において吐出孔36Aをより確実に閉塞すると共に排気孔35Aを通したヘッドスペースと容器本体21の外部との連通をより確実に遮断するので、待機位置において揮散剤が吐出孔36Aや排気孔35Aを通して無駄に揮散されることを防止できる。さらに、操作レバー5を手動で待機位置へ復帰させる必要がないため、揮散装置1の操作性が向上する。
また、吐出孔36Aから案内突出部55に向けて吐出した揮散剤を効率よく含浸体に含浸させることができる。
例えば、付勢部材は、操作レバーを押圧位置から待機位置へ付勢できれば、バネ部材に限らず、弾性材料など他の部材で形成されてもよい。また、操作レバーを手動で押圧位置から待機位置に復帰させることができれば、付勢部材を設けなくてもよい。
含浸体の形状は、吐出孔を径方向外側から囲繞する円筒状に限らず、他の形状であってもよい。
吐出弁及び排気弁は、弁体として一体化されているが、別体として形成されてもよい。
弁体は、操作レバーに連係されているが、少なくとも操作レバーを待機位置から押圧位置へ移動させる際に連係されていればよく、揮散剤の吐出後に操作レバーとは別に手動で弁体を下方へ押し下げるように構成されてもよい。
吐出弁には、案内突出部が設けられていなくてもよい。
取付部材は、フィンに装着可能なクリップ形状を有しているが、他の構造であってもよい。また、取付部材は、揮散装置を送風口の正面に配置できれば、フィンに装着される構成でなくてもよい。さらに、取付部材を設けなくてもよい。
操作レバーに軸突出部が形成されると共に支持部材に軸凹部が形成されているが、支持部材に軸突出部が形成されると共に操作レバーに軸凹部が形成されるなど、操作レバーの一端部が支持部材に対して回動できる構成であればよい。
Claims (3)
- 送風口の正面に配置されると共に通気口が貫設された背面壁部を有する支持部材と、
前記背面壁部を間に挟んで前記送風口の反対側に支持されており、内部に収容された揮散剤を吐出する吐出孔及びヘッドスペースと外部とを連通する排気孔が形成された弾性変形可能な容器体と、
前記吐出孔から吐出された揮散剤が含浸され、前記送風口からの空気が前記通気口を通して吹き付けられる含浸体と、
一端部が前記支持部材に回動自在に連結され、前記容器体を前記背面壁部側の反対側から押圧可能であり、他端側部分が前記容器体を押圧して弾性変形させることによって揮散剤を前記吐出孔から吐出させる操作レバーと、
前記操作レバーに連係し、かつ前記吐出孔を開放自在に閉塞する吐出弁と、
前記操作レバーに連係し、かつ前記排気孔を通した前記ヘッドスペースと外部との連通及び遮断を切り替える排気弁と、
を備え、
前記操作レバーが、
前記他端側部分が前記容器体を押圧する前であり、前記吐出弁が前記吐出孔を閉塞すると共に前記排気弁が前記排気孔を通した前記ヘッドスペースと外部との連通を遮断する待機位置と、
前記他端側部分が前記容器体を押圧し、前記吐出弁が前記吐出孔を開放すると共に前記排気弁が前記排気孔を通した前記ヘッドスペースと外部との連通を遮断する吐出位置と、の間で前記一端部回りに回動し、
前記排気弁が、前記操作レバーが前記待機位置と前記吐出位置との間に位置するときに、前記排気孔を通して前記ヘッドスペースと外部とを連通させることを特徴とする揮散装置。 - 前記操作レバーを前記待機位置に向けて付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の揮散装置。
- 前記含浸体が、前記吐出孔を径方向外側から囲繞する筒状をなし、
前記吐出弁には、前記吐出孔を前記容器体の外側から覆う案内突出部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の揮散装置。
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2015
- 2015-02-27 JP JP2015039183A patent/JP6349273B2/ja active Active
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