JP6024291B2 - 転がり軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、転がり軸受に関し、より詳細には、内輪が軸部材に隙間嵌めされ、外輪回転で使用される転がり軸受に関する。
従来から、券売機、自動販売機、事務機器、金融端末などのベルトテンション用、搬送ガイド用、回転部品の位置決め用などの外輪回転用途に適用される転がり軸受では、内輪と軸部材とが隙間嵌めされている。内輪と軸部材とが隙間嵌めされると、内輪と軸部材とで相互運動が発生し、クリープが発生するおそれがある。
その対策として、特許文献1、2に記載の転がり軸受では、内輪に凹溝を形成し、凹溝内にOリングを装着し、Oリングの弾性変形により内輪と軸部材とを実質的に締め代を有する嵌合状態として、クリープを防止している。
特開2010−112490号公報 特許第2902344号公報
しかしながら、ミニチュア軸受においては、寸法的に小型であるために、特許文献1、2に記載のように内輪に溝加工を施すことが困難で、軸方向に複数の凹溝を加工する場合には、更にスペース的に困難であった。より小型のミニチュア軸受においては、これらのスペースに伴う困難さは増大し、紙送り装置などの外輪回転型の軸受を用いる装置の小型化を阻害する要因となっていた。
また、凹溝に装着するOリングも、前述の凹溝と同様に極細のOリングを用いる必要があり、弾性変形量が小さくならざるを得ない状況である。このため、軸部材と内輪の内周面との隙間が大きい場合には、隙間を十分に補填できずに、軸部材と内輪とで実質的に十分な締め代が得られず、クリープが発生するおそれがあった。
一方、隙間を十分に補填するためには、軸部材、内輪、凹溝及びOリングの寸法を厳しく管理する必要があり、部品加工の工数増加、不良率の増加、更には少ない隙間に伴う組立作業性の低下を引き起こすこととなる。公差配分に関しても当然厳しくせざるを得なく、設計の自由度を低下させてしまうという課題もあった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内輪の内周面にOリングを装着する凹溝を加工する必要がなく、クリープを効果的に抑制可能な転がり軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内輪と、外輪と、該内輪と該外輪との間に転動自在に配置される複数の転動体と、を備え、前記内輪が軸部材に隙間嵌めされ、外輪回転で使用される転がり軸受であって、
前記内輪の少なくとも一方側には、非金属製の弾性リングが取り付けられ、
前記弾性リングは、前記内輪の外周面と締め代をもって嵌合するとともに、前記軸部材の外周面と締め代をもって嵌合し、
前記外輪の内周面には、シールド板が取り付けられており、
前記弾性リングと前記シールド板とは、径方向にオーバラップし、且つ、軸方向においてラビリンス隙間をもって対向していることを特徴とする転がり軸受。
(2) 前記ラビリンス隙間は前記転がり軸受のアキシアル隙間よりも大きいことを特徴とする(1)に記載の転がり軸受。
) (1)又は(2)に記載の転がり軸受を搭載した搬送装置。
本発明の上記(1)の転がり軸受によれば、弾性リングは、内輪の外周面と締め代をもって嵌合するとともに、軸部材の外周面と締め代をもって嵌合するのでクリープを確実に防止することができる。また、弾性リングは内輪の外周面に嵌合するため、内輪の内周面にOリングなどの弾性部材用溝を加工する必要がなく、そのためミニチュア軸受にも適用することができる。また、弾性リングは、一般的な金属と比較してダンピング特性がよいので、外輪に印加される振動を減衰させることができ、弾性リングの制振作用により、振動を低減し、騒音の発生を抑制することができる。また、弾性リングとシールド板との間にラビリンス隙間を形成することで、軸受内部への異物の浸入を抑制することができる。
更に、上記()の転がり軸受によれば、軸受内部への異物の浸入を抑制しつつ、弾性リングとシールド板との接触を防止することができる。
更に、上記()の搬送装置によれば、弾性リングの制振作用により、紙送り装置等の搬送装置における振動を低減し、騒音の発生を抑制することができる。また、Oリングなどの弾性部材用溝を加工するために軸受を大型化する必要がないため、搬送装置を小型化することができる。
本発明に係る第1実施形態の転がり軸受の断面図である。 本発明に係る第2実施形態の転がり軸受の部分断面図である。 本発明に係る第3実施形態の転がり軸受の部分断面図である。 本発明に係る第4実施形態の転がり軸受の部分断面図である。 本発明に係る第5実施形態の転がり軸受の部分断面図である。 本発明に係る第6実施形態の転がり軸受の部分断面図である。
以下、本発明に係る転がり軸受の各実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明に係る第1実施形態の転がり軸受について説明する。
転がり軸受10は、内周面に外輪軌道溝11aを有する外輪11と、外周面に内輪軌道溝12aを有する内輪12と、これら外輪軌道溝11aと内輪軌道溝12aとの間に転動自在に設けられた複数の玉13と、外輪11の内周面の軸方向両端側に設けられた溝11bに固定された金属製のシールド板14と、を備える深溝玉軸受である。なお、玉13は、保持器により回転自在に保持されていてもよい。
この転がり軸受10では、内輪12が軸部材15に隙間嵌めされ、外輪11の外周面に樹脂部材16が嵌合固定され外輪回転で使用される。内輪12の内周面には、凹溝等の特別な加工が施されておらず単純な円筒面をなしている。
内輪12の軸方向幅は、外輪11の軸方向幅よりも長く形成され、軸方向外側端部12bが外輪11よりも外側にはみ出すように構成されている。内輪12の軸方向外側端部12bには、非金属製の弾性リング20が取り付けられている。
弾性リング20は、弾性変形量の大きい材料として、例えばゴムと樹脂の特性を有するエラストマー、粘弾性体等が用いられる。弾性リング20には、中央に軸部材15が貫通する貫通穴21が形成され、さらに貫通穴21を画成する内周面に貫通穴21より大径の環状溝22が一端側に開口するように貫通穴21と同心状に形成されている。取付前の弾性リング20は、貫通穴21の内径寸法が軸部材15の外周面の外径寸法より小さく、環状溝22の内径寸法が内輪12の外周面の外径寸法より小さく設計されている。従って、弾性リング20の貫通穴21に軸部材15が貫通するように、且つ、環状溝22に内輪12の軸方向外側端部12bの外周面が嵌合するように弾性リング20を内輪12に取り付けることにより、弾性リング20は、軸部材15及び内輪12の外周面に締め代をもって嵌合することとなる。
このように貫通穴21に締め代を持って嵌合された軸部材15は弾性リング20に対し相対回転することが防止され、さらに環状溝22に締め代を持って嵌合された内輪12は弾性リング20に対し相対回転することが抑制される。従って、軸部材15と内輪12は弾性リング20を介して互いの相対回転が抑制され、クリープの発生が抑制される。
また、弾性リング20は、取付後の弾性リング20の外径寸法が外輪11の内周面の内径寸法よりも小さく、且つ、シールド板14の内径寸法よりも大きくなるように設計される。これにより、弾性リング20と外輪11の干渉が防止されると共に、弾性リング20とシールド板14とが径方向にオーバラップすることとなり、軸受内部への異物の浸入が抑制される。さらに、取付後の弾性リング20はシールド板14と干渉しないように軸方向の位置が決められている。弾性リング20とシールド板14とで、軸方向にラビリンス隙間が形成されることが好ましい。ラビリンス隙間とすることで、より効果的に軸受内部への異物の浸入が抑制される。なお、ラビリンス隙間は転がり軸受10のアキシアル隙間より大きくなっている。なお、ラビリンス隙間は内輪外径と外輪内径の差の半分(半径相当)より小さく設定してある。これにより、軸受内部への異物の浸入を抑制しつつ、弾性リング20とシールド板14との接触を防止することができる。
転がり軸受10は、弾性リング20を取り付けた状態で軸部材15に装着され、さらにEリング等の止め輪17が軸部材15に装着される。このとき、弾性リング20の軸方向外側端面が外輪11の軸方向外側端面よりも軸方向で外側に位置しているので、止め輪17が外輪11と接触することがない。従って、従来、止め輪17と外輪11との接触を回避するために内輪12の両端面にスリーブを挿入してから止め輪17を取り付けていたが、スリーブを不要とし、取付作業を容易に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の転がり軸受10によれば、弾性リング20が、内輪12の外周面と締め代をもって嵌合するとともに、軸部材15の外周面と締め代をもって嵌合するのでクリープを確実に防止することができる。弾性リング20の外径寸法は内輪12の外径寸法よりも大きく、内径寸法は軸部材15の外径寸法よりも小さいので、従来のOリングに比べて大きな断面積を確保できる。これにより、弾性変形量も大きくでき、軸部材15と内輪12との隙間が大きくても、実質的に十分な締め代を確保できる。
また、弾性リング20は内輪12の外周面に嵌合するため、内輪12の内周面にOリングなどの弾性部材用溝を加工する必要がなく、そのためミニチュア軸受にも適用することができる。また、弾性リング20の制振作用により、振動を低減し、騒音の発生を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、本発明に係る第2実施形態の転がり軸受について説明する。
本実施形態の転がり軸受10Aは、内輪12の外周面と弾性リング20との嵌合面の形状以外は、第1実施形態の転がり軸受10と同様であるので、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の転がり軸受10Aでは、弾性リング20Aの環状溝22の内径寸法が軸方向内側から軸方向外側に向かうに従って拡径するようにテーパ状に形成され、該環状溝22と嵌合する、内輪12の軸方向外側端部12bの外周面が、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って縮径するようにテーパ状に形成される。即ち、内輪12の軸方向外側端部12bの外周面をテーパ面12cとし、弾性リング20Aの環状溝22をテーパ面22aとして、内輪12と弾性リング20Aとの嵌合面を両者が離間するのに抵抗となるようなテーパ面とすることで、弾性リング20Aが内輪12の外周面から外れるのを抑制することができ、密着性及び組み付け性が向上する。
(第3実施形態)
次に、図3を参照して、本発明に係る第3実施形態の転がり軸受について説明する。
本実施形態の転がり軸受10Bは、弾性リング20Aの構成以外は、第2実施形態の転がり軸受10Aと同様であるので、第2実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の転がり軸受10Bでは、弾性リング20Bは、金属板24が樹脂25内に埋設するように金属板24と樹脂25とを一体成形したものであり、内輪12のテーパ面12cに金属板24をかしめることで固定されている。これにより、確実に弾性リング20Bの抜け止めが可能となり、内輪12との結合力を高めることができる。
(第4実施形態)
次に、図4を参照して、本発明に係る第4実施形態の転がり軸受について説明する。
本実施形態の転がり軸受10Cは、内輪12の外周面と弾性リング20との嵌合面の形状以外は、第1実施形態の転がり軸受10と同様であるので、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の転がり軸受10Cでは、環状溝22の内周面に雌ネジと雄ネジのいずれか一方が形成され、内輪12の軸方向外側端部12bの外周面に雌ネジと雄ネジの他方が形成される。弾性リング20Cの取付時には、弾性リング20Cと内輪12を相対回転することで弾性リング20Cが内輪12に螺合することなる。これにより、確実に弾性リング20の抜け止めが可能となり、さらに密着性及び組み付け性が向上する。
(第5実施形態)
次に、図5を参照して、本発明に係る第5実施形態の転がり軸受について説明する。
本実施形態の転がり軸受10Dは、弾性リング20の貫通穴21の形状以外は、第1実施形態の転がり軸受10と同様であるので、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の転がり軸受10Dでは、弾性リング20Dの貫通穴21の内径寸法が、軸方向内側から軸方向外側に向かうに従って拡径するようにテーパ面21aをなしている。これにより、軸部材15へ挿入する際に、滑らかな挿入ができ、装着時の挿入性が向上する。なお、本実施形態は、第2〜第4実施形態の転がり軸受10A〜10Cに適用してもよい。
(第6実施形態)
次に、図6を参照して、本発明に係る第6実施形態の転がり軸受について説明する。
本実施形態の転がり軸受10Eは、弾性リング20の形状以外は、第1実施形態の転がり軸受10と同様であるので、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の転がり軸受10Eでは、弾性リング20Eの外周部に、軸方向内側に向かって突出する円筒状の突起部26が形成される。突起部26とシールド板14との間には、ラビリンス隙間が形成され、さらにその内径側にグリース等の潤滑剤を充填した潤滑剤充填空間27が全周に亘って形成される。突起部26は、潤滑剤充填空間27内にグリースを保持するためのものであり、突起部26によりグリースが外部に飛散するのが抑制される。従って、潤滑剤充填空間27内のグリースにより軸受内部への異物の浸入をより確実に抑制することができる。なお、本実施形態は、第2〜第5実施形態の転がり軸受10A〜10Dに適用してもよい。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、外輪11の外周面に樹脂部材16を嵌合した、いわゆる樹脂巻き軸受を例示したが、樹脂巻き軸受に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、内輪12の軸方向両端部に弾性リング20を取り付けたが、一方側の軸方向端部にのみ弾性リング20を嵌合固定してもよい。例えば、組合せ軸受の場合には一端側に位置する軸受の軸方向一端部に弾性リング20を取り付け、他端側に位置する軸受の軸方向他端部に弾性リング20を取り付けてもよい。
また、内輪12の軸方向幅は、必ずしも外輪11の軸方向幅よりも長く形成されている必要はない。ただし、弾性リング20を取り付けた状態で、弾性リング20の軸方向外側端面が、外輪11の軸方向外側端面よりも軸方向で外側に位置していることが好ましい。
10,10A,10B,10C,10D,10E 転がり軸受
11 外輪
12 内輪
13 転動体
14 シールド板
15 軸部材
20 弾性リング
24 金属板
27 潤滑剤充填空間

Claims (3)

  1. 内輪と、外輪と、該内輪と該外輪との間に転動自在に配置される複数の転動体と、を備え、前記内輪が軸部材に隙間嵌めされ、外輪回転で使用される転がり軸受であって、
    前記内輪の少なくとも一方側には、非金属製の弾性リングが取り付けられ、
    前記弾性リングは、前記内輪の外周面と締め代をもって嵌合するとともに、前記軸部材の外周面と締め代をもって嵌合し、
    前記外輪の内周面には、シールド板が取り付けられており、
    前記弾性リングと前記シールド板とは、径方向にオーバラップし、且つ、軸方向においてラビリンス隙間をもって対向していることを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記ラビリンス隙間は前記転がり軸受のアキシアル隙間よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 請求項1又は2に記載の転がり軸受を搭載した搬送装置。
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