JP6023528B2 - 携帯型通信機器 - Google Patents

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本発明は、携帯型通信機器に関し、特に、機器本体にクリップが設けられた携帯型通信機器に関する。
携帯電話、スマートフォンに代表される小型の携帯型通信機器は、使用時以外には鞄等に収納されることが多く、そのような場合には使用の度毎に鞄等からこれを取り出す必要があり、その動作が煩雑となる場合がある。そこで、機器本体にクリップを設け、衣服の胸ポケットやベルト等に取付可能にし、その迅速な取り出しが可能にされた携帯型通信機器が種々開発されている。
このような携帯型通信機器の一例として、特開平11−27355号公報(特許文献1)には、機器本体の上面に一端がネジで固定されることにより機器本体の背面に対向して延在する弾性部材からなるクリップを備えたものが開示されている。
また、このような携帯型通信機器のその他の一例として、特開平11−251759号公報(特許文献2)には、機器本体の背面に載置されたクリップを、その背面側から機器本体の背面および機器本体の内部に位置するシャーシにネジ留めしたものが開示されている。
また、このような携帯型通信機器のその他の一例として、特開2007−181083号公報(特許文献3)には、機器本体の背面側にヒンジを介して連結されたクリップを有するものが開示されている。
特開平11−27355号公報 特開平11−251759号公報 特開2007−181083号公報
近年においては、携帯電話やスマートフォン等の携帯型通信機器自体に限られず、これらを含む各種電子機器と無線または有線で通信を行うことによって当該電子機器を制御するさらに小型の携帯型通信機器が普及している。これら小型の携帯型通信機器は、デザイン性や操作性等において優れていることが要求されるばかりでなく、製造の際あるいは電池交換や修理の際等においてその組立や分解が容易に行なえることが要求される。しかしながら、上述した小型化に伴い、これらの要求を充足することが困難な状況となってきている。
たとえば、特許文献1または2に開示された構成を採用した場合には、クリップを固定するネジが外表面に現れるため、デザイン性が損なわれてしまう。特に、上述した小型化に伴い、ネジが携帯型通信機器の外観に与える影響も強くなってしまい、そのデザイン性が大幅に損なわれてしまうことになりかねない。
一方、特許文献3に開示された構成を採用した場合には、胸ポケット等への取付けの際に、ヒンジを介して機器本体に連結されたクリップを一度回動させる動作が必要になり、取付けに手間がかかってしまう。また、携帯型通信機器を手に持って操作する場合においては、クリップが邪魔になり、そのホールド感が低下してしまったり、操作がし難くなってしまったりする。さらには、構造が複雑になることでその組立や分解も困難になってしまう。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、デザイン性が向上し、被取付物への取付けが容易になり利便性が向上するとともに、操作性に優れ、さらには、組立および分解が容易に行なえる携帯型通信機器を提供することにある。
本発明に基づく携帯型通信機器は、機器本体と、上記機器本体の上端部から後方に向けて突出しかつ上記機器本体の下端部側に向けて延びるように設けられたクリップとを備える。上記機器本体は、組み合わされることで電池および電子部品が収容される第1収容空間を規定する前側キャビネットおよび後側キャビネットを含む。上記クリップは、撓み変形が可能な弾性部材と、組み合わされることで上記弾性部材の少なくとも一部が収容される第2収容空間を規定する前側カバーおよび後側カバーとを含む。上記後側キャビネットは、上記機器本体の上端部側の部分に該当する位置に設けられ、後方に向けて開口する第1ネジ穴を有する。上記前側カバーは、上記第1ネジ穴に対応した位置に設けられた第1貫通孔を有する。上記弾性部材は、上記第1ネジ穴に対応した位置に設けられた第2貫通孔を有する。上記前側カバーおよび上記弾性部材は、上記第1ネジ穴に上記第1貫通孔および第2貫通孔を介して第1ネジが螺合されることで上記後側キャビネットに固定される。上記弾性部材の上記第2収容空間に収容される部分および上記第1ネジは、上記前側カバーに上記後側カバーが固定された状態において上記後側カバーによって覆われる。
上記本発明に基づく携帯型通信機器にあっては、上記前側キャビネットから上記後側キャビネットを取り外した状態において、上記電池が露出することが好ましい。
上記本発明に基づく携帯型通信機器にあっては、上記前側キャビネット、上記後側キャビネット、上記前側カバーおよび上記後側カバーが組み合わされた状態において、上記機器本体の外表面および上記クリップの外表面が概ね連続することが好ましい。
上記本発明に基づく携帯型通信機器にあっては、上記弾性部材は、上記前側カバーから上記後側キャビネット側に向けて膨出する膨出部を有することが好ましい。
上記本発明に基づく携帯型通信機器にあっては、上記前側キャビネットは、上記機器本体の上端部側の部分に対応した位置に設けられ、後方に向けて開口する第2ネジ穴と、上記機器本体の下端部側の部分に対応した位置に設けられた第1係止部とを有する。上記後側キャビネットは、上記第2ネジ穴に対応した位置に設けられた第3貫通孔と、上記第1係止部に対応した位置に設けられた第1被係止部とをさらに有する。上記前側カバーは、所定位置に設けられた第2係止部をさらに有する。上記後側カバーは、上記第2係止部に対応した位置に設けられた第2被係止部を有する。上記後側キャビネットは、上記第1被係止部が上記第1係止部に係止された状態において上記第2ネジ穴に上記第3貫通孔を介して第2ネジが螺合されることで上記前側キャビネットに固定される。上記後側カバーは、上記第2被係止部が上記第2係止部に係止されることで少なくとも上記前側カバーに固定される。上記第2ネジは、上記前側カバーに上記後側カバーが固定された状態において上記後側カバーによって覆われることが好ましい。
上記本発明に基づく携帯型通信機器にあっては、上記後側カバーが上記前側カバーに対してスライドされることで上記第2係止部と上記第2被係止部との係止およびその解除が行なわれ、これにより上記前側カバーに対して上記後側カバーが着脱されることが好ましい。
上記本発明に基づく携帯型通信機器にあっては、上記第2ネジ穴に上記第2ネジが螺合されていない状態において、上記後側キャビネットが上記前側キャビネットに対してスライドされることで上記第1係止部と上記第1被係止部との係止およびその解除が行なわれ、これにより上記前側キャビネットに対して上記後側キャビネットが着脱されることが好ましい。
本発明によれば、デザイン性が向上し、被取付物への取付けが容易になり利便性が向上するとともに、操作性に優れ、さらには、組立および分解が容易に行なえる携帯型通信機器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る携帯型通信機器の正面側斜視図である。 図1に示す携帯型通信機器の背面側斜視図である。 図2に示すIII−III線に沿った断面図である。 図1に示す前側キャビネットに電池および電子部品を搭載させた状態における背面側斜視図である。 図1に示す後側キャビネットの背面側斜視図である。 図1に示す前側カバーに板バネを搭載させた状態における背面側斜視図である。 図1に示す後側カバーの背面側斜視図である。 図1に示す携帯型通信機器の組立手順を示す概略図である。 図1に示す携帯型通信機器の組立手順を示す概略図である。 図1に示す携帯型通信機器の組立手順を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下においては、本発明が適用された携帯型通信機器として、携帯電話やスマートフォンとの無線通信が可能に構成されたいわゆるヘッドセットを例示して説明する。なお、同一のまたは共通する部分に図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯型通信機器の正面側斜視図である。図2は、図1に示す携帯型通信機器の背面側斜視図である。図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。まず、図1ないし図3を参照して、本実施の形態に係る携帯型通信機器100の構成を説明する。
図1ないし図3に示すように、本実施の形態に係る携帯型通信機器100は、機器本体1と、クリップ2とを備える。機器本体1は、その正面に表示部8および動作状態表示部9を有する。クリップ2は、機器本体1の背面側に位置する。
機器本体1は、上下方向(図中に示す矢印X方向)に沿って延在する扁平かつ細長の略直方体形状を有し、前側キャビネット10と後側キャビネット20とを含む。図3に示すように、前側キャビネット10および後側キャビネット20は、組み合わされることによって電池3および各種の電子部品を収容する第1収容空間81を規定する。ここで、前側キャビネット10および後側キャビネット20に収容される電子部品としては、回路基板5、マイクロホン6、レシーバ7等が挙げられる。
また、機器本体1は、たとえばLCDにて構成された上記表示部8や、電源状態や通信状態を表示する上述した動作状態表示部9を含む。さらに、機器本体1は、図示しない電源スイッチ、フックスイッチ、音量調整スイッチ等の各種の操作スイッチを具備する。
図1ないし図3に示すように、クリップ2は、機器本体1の上端部(図1中における左側)から後方に向けて突出しかつ機器本体1の下端部側に向けて延在するように設けられる。クリップ2は、前側カバー30と、後側カバー40と、撓み変形可能な弾性部材としての板バネ60とを含む。図3に示すように、前側カバー30および後側カバー40は、組み合わされることによって板バネ60を収容する第2収容空間82を規定する。また、板バネ60は、前側カバー30から後側キャビネット20に向かって膨出する膨出部65を有する。
クリップ2を用いて携帯型通信機器100が衣服のポケットやベルト等の被取付物に取付けられる場合には、機器本体1とクリップ2との間に被取付物が挿し込まれる。これにより、板バネ60が撓み変形することになり、クリップ2が機器本体1から離れ、膨出部65が機器本体1から離れる。そして、板バネ60の弾性復元力により、膨出部65と機器本体1との間に挿し込まれた被取付物が挟持される。
本実施の形態に係る携帯型通信機器100においては、上述したように、その外殻を構成する筺体が前側キャビネット10、後側キャビネット20、前側カバー30および後側カバー40によって構成され、これらが組み合わされた状態において、機器本体1の外表面およびクリップ2の外表面が概ね連続する形状となるように形成される。そのため、携帯型通信機器100を手で持って操作する場合にいわゆるホールド感が得られ、安定した把持が可能になるとともに操作性が向上する。
ここで、図3に示すように、前側キャビネット10および後側キャビネット20は、機器本体1の上端側において、第2ネジ71が機器本体1の背面側から正面側に向けて螺合されることによって主として固定される。また、後側キャビネット20、前側カバー30および板バネ60は、第1ネジ72が機器本体1の背面側から正面側に向けて螺合されることによって主として固定される。さらに、後側カバー40は、板バネ60の第2収容空間82に収容される部分、第2ネジ71および第1ネジ72を覆うように前側カバー30に嵌め込まれることで主として固定される。なお、これら組立構造の詳細および組立手順については、後述することとする。
図4は、図1に示す前側キャビネットに電池および電子部品を搭載させた状態における背面側斜視図である。次に、図4を参照して、前側キャビネット10の構成およびこれに搭載される電池3および電子部品について説明する。
図4に示すように、前側キャビネット10は、上下方向(図中に示す矢印X方向)に沿って延在し、その上端部および両側端部に立設された壁部を有する。前側キャビネット10の内部には、電池3および上述した各種の電子部品が搭載される。電池3は、その主表面が露出した状態で前側キャビネット10に搭載される。これにより、組立時における電池3の取付けおよび分解時における電池3の取外しが容易に行なえる。
前側キャビネット10は、上端部側において後方に向けて緩やかに湾曲する湾曲部13を有する。前側キャビネット10の湾曲部13が設けられた部分の内部には、後方に向けて立設された円柱状の台座部11が位置し、台座部11には、後方に向けて開口する第2ネジ穴12が形成される。第2ネジ穴12は、後側キャビネット20の取付けの際に用いられる。
前側キャビネット10の湾曲部13の左右方向における略中央には、後方に向けて突設された係合突起103が位置する。係合突起103は、後側カバー40を取付ける際に用いられる。
前側キャビネット10の両側端部に位置する壁部には、第1係止部としてのスライド突起101および位置決め溝102が形成される。これらスライド突起101および位置決め溝102は、後側キャビネット20を取付ける際に用いられる。
図5は、図1に示す後側キャビネットの背面側斜視図である。次に、図5を参照して、後側キャビネット20の構成について説明する。
図5に示すように、後側キャビネット20は、上下方向(図中に示す矢印X方向)に沿って延在し、正面側に開口を有する略箱形状を有する。後側キャビネット20の上端部側の一部は、後方に向けて突出する。
後側キャビネット20は、上端部側に位置する先端突出部21と、前側カバー30を載置する載置部24とを有する。先端突出部21は、前側キャビネット10の台座部11に載置される。先端突出部21には、前側キャビネット10の第2ネジ穴12に対応する位置に第3貫通孔22が形成され、また前側キャビネット10の係合突起103に対応する位置に切欠き部23が形成される。第3貫通孔22は、前側カバー30の取付けの際に用いられる。切欠き部23は、係合突起103が先端突出部21に接触することを防止する。
載置部24には、円柱状の台座部25が後方に向けて立設される。台座部25には、後方に向けて開口する第1ネジ穴26が形成される。第1ネジ穴26は、前側カバー30および板バネ60の取付けの際に用いられる。なお、第1ネジ穴26は、台座部25を貫通して形成されてもよいし、台座部25を貫通せずに底面が形成されてもよい。
先端突出部21と載置部24との間には、段差部27が形成される。これにより、載置部24は、先端突出部21よりも後方向けて僅かに突出する。段差部27は、前側カバー30を後側キャビネット20に取付ける際に位置決めとして利用される。
後側キャビネット20は、上端部側において後方に向けて緩やかに湾曲する湾曲部28を有する。湾曲部28の内縁の所定位置には、湾曲部28に沿って係合突起206が突設される。係合突起206は、後側カバー40を取付ける際に用いられる。
後側キャビネット20の両側端部に位置する壁部には、前側キャビネット10のスライド突起101および位置決め溝102に対応した位置に第1被係止部としてのスライド溝201および位置決め突起202が形成される。これらスライド溝201および位置決め突起202は、後側キャビネット20の取付けの際に用いられ、それぞれスライド突起101および位置決め溝102と係合する。
図6は、図1に示す前側カバーに板バネを搭載させた状態における背面側斜視図である。次に、図6を参照して、前側カバー30の構成および板バネ60について説明する。
図6を示すように、前側カバー30は、上下方向(図中に示す矢印X方向)に沿って延在する略板形状を有する。前側カバー30は、上端部側において前方に向けて僅かに突出する略L字形状の先端部31を有する。先端部31は、後側キャビネット20の段差部27に対応した位置に形成される。先端部31は、前側カバー30の取付けの際に位置決めに利用され、段差部27に係合する。
前側カバー30は、後側キャビネット20の第1ネジ穴26に対応する位置に第1貫通孔32を有する。第1貫通孔32は、前側カバー30の取付けの際に用いられる。また、前側カバー30の所定位置には、後方に向けて突出する略円柱状の位置決め突起33が形成される。位置決め突起33は、板バネ60を取付ける際に用いられる。
前側カバー30の両側端部には、第2係止部としての位置決め溝301が形成される。位置決め溝301は、後側カバー40を取付ける際に用いられる。また、前側カバー30の上端部側に位置する両側端部には、上方に向けて開口する係合溝304が形成される。係合溝304は、後側カバー40を取付ける際に用いられる。
前側カバー30の上端部側の左右方向に沿った略中央には、先端部31から上方に向けて突設された係合孔305が位置する。係合孔305は、後側カバー40を取付ける際に用いられる。
また、前側カバー30には、当該前側カバー30の下端を覆うサブカバー34が取付けられる。サブカバー34は、第2係止部としての係合溝302を有する。係合溝302は、後側カバー40を取付ける際に用いられる。
板バネ60は、後側キャビネット20の第1ネジ穴26に対応した位置に配置される第2貫通孔61と、前側カバー30の位置決め突起33に対応する位置に配置される位置決め孔62とを有する。第2貫通孔61は、板バネ60を取付ける際に用いられる。位置決め孔62は、位置決め突起33に嵌合される。なお、位置決め突起33に位置決め孔62が嵌合することにより、前側カバー30の第1貫通孔32と、板バネ60の第2貫通孔61が連続する。
また、板バネ60は、下端側において前方側に向けて折り曲げられた折り曲げ部64を有し、当該折り曲げ部64のさらに先端側に上述した膨出部65を有する。折り曲げ部64が位置する部分の前側カバー30には、図示しない開口が設けられており、当該開口を介して板バネ60の一部が前側カバー30の外部に引き出されることで、後側キャビネット20と前側カバー30との間に上記膨出部65が配置される。
なお、膨出部65は、板バネ60を折り曲げることで形成されていなくてもよく、板バネ60を前側カバー30および後側カバー40によって収容される部分と膨出部65を構成する部分との別体にて構成し、これらを溶接することで形成されていてもよい。また、前側カバー30と同一部材により、前側カバー30と一体に膨出部を構成することとしてもよい。
図7は、図1に示す後側カバーの背面側斜視図である。次に、図7を参照して、後側カバー40の構成について説明する。
図7に示すように、後側カバー40は、上下方向(図中に示す矢印X方向)に沿って延在し、その上端部および両側端部に立設された壁部を有する。後側カバー40は、上端部側において前方に向けて緩やかに湾曲する湾曲部41を有する。
後側カバー40の湾曲部41に沿った両側端部に位置する壁部には、後側キャビネット20の係合突起206に対応した位置に係合溝406が形成される。係合溝406は、後側カバー40の取付けの際に用いられ、係合突起206に係合する。
後側カバー40の係合溝406が形成された部分のさらに内側には、前側カバー30の係合溝304に対応した位置に係合部404が形成される。係合部404は、後側カバー40の取付けの際に用いられ、係合溝304に係合する。
後側カバー40の上端部側の左右方向に沿った略中央には、上端部側から順に係合溝403と係合部405とが形成される。これら係合溝403および係合部405は、それぞれ前側キャビネット10の係合突起103および前側カバー30の係合孔305に対応した位置に形成される。係合溝403および係合部405は、後側カバー40の取付けの際に用いられ、それぞれ係合突起103および係合孔305に係合する。
後側カバー40の両側端部に位置する壁部には、前側カバー30の位置決め溝301に対応した位置に第2被係止部としての位置決め突起401が形成される。位置決め突起401は、後側カバー40の取付けの際に用いられ、位置決め溝301に係合する。
後側カバー40の下端部には、前側カバー30の係合溝302に対応した位置に第2被係止部としての係合突起402が形成される。係合突起402は、後側カバー40の取付けの際に用いられ、係合溝302に係合する。
図8ないし図10は、本実施の形態に係る携帯型通信機器の組立手順を示す概略図である。ここで、図8は、電池3および各種の電子部品を搭載した前側キャビネット10に後側キャビネット20を取付ける手順を示しており、図9は、後側キャビネット20に前側カバー30を取付ける手順を示しており、図10は、前側カバー30に後側カバー40を取付ける手順を示している。以下、図8ないし図10を参照して、本実施の形態に係る携帯型通信機器100の組立手順について説明する。なお、後述する組立手順と逆の手順をとることにより、携帯型通信機器100を分解することができる。
まず、図8に示すように、後側キャビネット20が前側キャビネット10に取付けられる際には、後側キャビネット20の位置決め突起202が前側キャビネット10の位置決め溝102に一部係合されて、後側キャビネット20が前側キャビネット10に対して図中に示す矢印A方向にスライドさせられる。
このとき、位置決め溝102は、後側キャビネット20の移動を図中に示す矢印A方向に導くとともに、後側キャビネット20を所定の位置に導く。これにより、前側キャビネット10の第2ネジ穴12と後側キャビネット20の第3貫通孔22が連続するように配置されるとともに、前側キャビネット10のスライド突起101と後側キャビネット20のスライド溝201とが係合する。すなわち、上記操作により、第1被係止部としてのスライド溝201および位置決め突起202が、それぞれ第1係止部としてのスライド突起101および位置決め溝102に係合する。
このように、本実施の形態においては、組立時において後側キャビネット20が前側キャビネット10に対してスライドされることにより取付られるため、組立性が向上する。一方、分解時においては、後側キャビネット20が前側キャビネット10に対してスライドされることにより取外されるため、分解性が向上する。
次に、上記状態において、前側キャビネット10の第2ネジ穴12に後側キャビネット20の第3貫通孔22を介して第2ネジ71が背面側から挿入されて螺合される。これにより、前側キャビネット10と後側キャビネット20とが固定される。
つづいて、図9に示すように、前側カバー30が後側キャビネット20に取付けられる際には、前側カバー30の先端部31が後側キャビネット20の先端突出部21と載置部24との間に形成された段差部27に引っ掛けられてその位置決めが行なわれる。
これにより、後側キャビネット20の第1ネジ穴26と前側カバー30の第1貫通孔32とが連続するように配置されるとともに、前側カバー30の一部が載置部24に載置される。このとき、前側カバー30には、予め板バネ60が、第1貫通孔32と第2貫通孔61とが連続するように取付けられており、これにより第1ネジ穴26、第1貫通孔32および第2貫通孔61が連続するように配置される。
次に、上記状態において、後側キャビネット20の第1ネジ穴26に前側カバー30の第1貫通孔32および板バネ60の第2貫通孔61を介して第1ネジ72が螺合される。これにより、前側カバー30および板バネ60が後側キャビネット20に固定される。
つづいて、図10に示すように、後側カバー40が、前側キャビネット10、後側キャビネット20および前側カバー30に取付けられる際には、後側カバー40の位置決め突起401が前側カバー30の位置決め溝301に一部係合されて、後側カバー40が前側カバー30に対して図中に示す矢印B方向にスライドさせられる。
このとき、位置決め溝301は、後側カバー40の移動を図中に示す矢印B方向に導くとともに、後側カバー40を所定の位置に導く。これにより、板バネ60の第2収容空間82に収容される部分、第2ネジ71および第1ネジ72が後側カバー40によって覆われるとともに、前側カバー30の係合溝302と後側カバー40の係合突起402とが係合する。すなわち、上記操作により、第2被係止部としての位置決め突起401および係合突起402が、それぞれ第2係止部としての位置決め溝301および係合溝302に係合する。
さらには、上記操作により、前側キャビネット10の係合突起103と後側カバー40の係合溝403とが係合し、後側キャビネット20の係合突起206と後側カバー40の係合溝406とが係合し、前側カバー30の係合孔305と後側カバー40の係合部405とが係合する。これにより、さらに強固に後側カバー40が固定されることになる。
このように、本実施の形態においては、組立時において後側カバー40が前側カバー30に対してスライドされることにより取付けられるため、組立性が向上する。一方、分解時においては、後側カバー40が前側カバー30に対してスライドされることにより取外されるため、分解性が向上する。
以上のように、本実施の形態に係る携帯型通信機器100にあっては、組立てられた状態において第2ネジ71および第1ネジ72が外表面に露出せず、その外観が前側キャビネット10、後側キャビネット20、前側カバー30および後側カバー40にて構成されるため、デザイン性が向上する。
さらには、本実施の形態に係る携帯型通信機器100にあっては、前側キャビネット10、後側キャビネット20、前側カバー30および後側カバー40が組み合わさった状態において機器本体1の外表面とクリップ2の外表面が概ね連続する構成となっているため、操作時に手に引っ掛かるものが無く操作性が向上するとともに、機器本体1とクリップ2との間に衣服のポケットやベルト等の被取付物を挿抜するだけで携帯型通信機器100を被取付物に容易に取付けおよび取外しできるため、利便性が向上する。
なお、上述した本実施の形態においては、携帯電話やスマートフォンとの無線通信が可能とされたヘッドセットに本発明を適用した場合を例示したが、携帯電話やスマートフォンとの有線通信が可能とされたヘッドセットや、携帯電話やスマートフォン自体、あるいはこれに類する小型の電子機器またはそれに無線通信あるいは有線通信可能に具備されるさらに小型の携帯型通信機器等にも、当然に本発明の適用が可能である。
以上において、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 機器本体、2 クリップ、3 電池、5 回路基板、6 マイクロホン、7 レシーバ、8 表示部、9 動作状態表示部、10 前側キャビネット、11 台座部、12 第2ネジ穴、13 湾曲部、20 後側キャビネット、21 先端突出部、22 第3貫通孔、23 切欠き部、24 載置部、25 台座部、26 第1ネジ穴、27 段差部、28 湾曲部、30 前側カバー、31 先端部、32 第1貫通孔、33 位置決め突起、34 サブカバー、40 後側カバー、41 湾曲部、60 板バネ、61 第2貫通孔、62 位置決め孔、64 折り曲げ部、65 膨出部、71 第2ネジ、72 第1ネジ、81 第1収容空間、82 第2収容空間、100 携帯型通信機器、101 スライド突起、102 位置決め溝、103 係合突起、201 スライド溝、202 位置決め突起、206 係合突起、301 位置決め溝、302,304 係合溝、305 係合孔、401 位置決め突起、402 係合突起、403,406 係合溝、404,405 係合部。

Claims (7)

  1. 機器本体と、前記機器本体の上端部から後方に向けて突出しかつ前記機器本体の下端部側に向けて延びるように設けられたクリップとを備えた携帯型通信機器であって、
    前記機器本体は、組み合わされることで電池および電子部品が収容される第1収容空間を規定する前側キャビネットおよび後側キャビネットを含み、
    前記クリップは、撓み変形が可能な弾性部材と、組み合わされることで前記弾性部材の少なくとも一部が収容される第2収容空間を規定する前側カバーおよび後側カバーとを含み、
    前記後側キャビネットは、前記機器本体の上端部側の部分に該当する位置に設けられ、後方に向けて開口する第1ネジ穴を有し、
    前記前側カバーは、前記第1ネジ穴に対応した位置に設けられた第1貫通孔を有し、
    前記弾性部材は、前記第1ネジ穴に対応した位置に設けられた第2貫通孔を有し、
    前記前側カバーおよび前記弾性部材は、前記第1ネジ穴に前記第1貫通孔および第2貫通孔を介して第1ネジが螺合されることで前記後側キャビネットに固定され、
    前記弾性部材の前記第2収容空間に収容される部分および前記第1ネジは、前記前側カバーに前記後側カバーが固定された状態において前記後側カバーによって覆われる、携帯型通信機器。
  2. 前記前側キャビネットから前記後側キャビネットを取り外した状態において、前記電池が露出する、請求項1に記載の携帯型通信機器。
  3. 前記前側キャビネット、前記後側キャビネット、前記前側カバーおよび前記後側カバーが組み合わされた状態において、前記機器本体の外表面および前記クリップの外表面が概ね連続する、請求項1または2に記載の携帯型通信機器。
  4. 前記弾性部材は、前記前側カバーから前記後側キャビネット側に向けて膨出する膨出部を有する、請求項1から3のいずれかに記載の携帯型通信機器。
  5. 前記前側キャビネットは、前記機器本体の上端部側の部分に対応した位置に設けられ、後方に向けて開口する第2ネジ穴と、前記機器本体の下端部側の部分に対応した位置に設けられた第1係止部とを有し、
    前記後側キャビネットは、前記第2ネジ穴に対応した位置に設けられた第3貫通孔と、
    前記第1係止部に対応した位置に設けられた第1被係止部とをさらに有し、
    前記前側カバーは、所定位置に設けられた第2係止部をさらに有し、
    前記後側カバーは、前記第2係止部に対応した位置に設けられた第2被係止部を有し、
    前記後側キャビネットは、前記第1被係止部が前記第1係止部に係止された状態において前記第2ネジ穴に前記第3貫通孔を介して第2ネジが螺合されることで前記前側キャビネットに固定され、
    前記後側カバーは、前記第2被係止部が前記第2係止部に係止されることで少なくとも前記前側カバーに固定され、
    前記第2ネジは、前記前側カバーに前記後側カバーが固定された状態において前記後側カバーによって覆われる、請求項1から4のいずれかに記載の携帯型通信機器。
  6. 前記後側カバーが前記前側カバーに対してスライドされることで前記第2係止部と前記第2被係止部との係止およびその解除が行なわれ、これにより前記前側カバーに対して前記後側カバーが着脱される、請求項5に記載の携帯型通信機器。
  7. 前記第2ネジ穴に前記第2ネジが螺合されていない状態において、前記後側キャビネットが前記前側キャビネットに対してスライドされることで前記第1係止部と前記第1被係止部との係止およびその解除が行なわれ、これにより前記前側キャビネットに対して前記後側キャビネットが着脱される、請求項5または6に記載の携帯型通信機器。
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