JP3048228B2 - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

Info

Publication number
JP3048228B2
JP3048228B2 JP19920097A JP19920097A JP3048228B2 JP 3048228 B2 JP3048228 B2 JP 3048228B2 JP 19920097 A JP19920097 A JP 19920097A JP 19920097 A JP19920097 A JP 19920097A JP 3048228 B2 JP3048228 B2 JP 3048228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
gripping
clip
release operation
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19920097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1132108A (ja
Inventor
鑛一 池田
Original Assignee
鑛一 池田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鑛一 池田 filed Critical 鑛一 池田
Priority to JP19920097A priority Critical patent/JP3048228B2/ja
Publication of JPH1132108A publication Critical patent/JPH1132108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3048228B2 publication Critical patent/JP3048228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポケット・鞄な
どに入れて携帯する携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型化された携帯電話機が広く普
及し、鞄のみならず背広上着やシャツあるいはズボンな
どのポケットに入れて持ち運ぶのが一般的となってい
る。しかし、携帯電話機を例えば胸ポケットに入れてい
て走って落下させたり、ズボンのポケットに入れていて
腰掛けた際に床に滑り落としたりすることがある。これ
らを防止するため背面の中間位置にクリップを取り付
け、ポケットに収納する際にそのクリップをポケットの
開口部にはさむ携帯電話機が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、背面の
中間位置にあるクリップを開かせるのに携帯電話機の上
部が障害となりやすく使用勝手が悪い。また、クリップ
が出張ってじゃまになる。さらに、ポケットが浅い場合
にクリップがポケットに届かず携帯電話機をポケットに
保持できなかったり、深い場合に携帯電話機の底が浮い
て安定しない問題がある。
【0004】本発明の課題は、衣服のポケットや鞄等に
収納する際に、これらに安定して保持されるとともに、
そのための操作が容易かつ迅速に行える携帯電話機を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】このよう
な課題を解決するために、本発明の携帯電話機は、携帯
電話機本体(以下、本体という)と、その本体の背面又
は側面(以下、対向面という)に取り付けられて把持部
と解放操作部を有し、把持部がその本体の対向面に対し
接近・離間するとともに、付勢手段によりその把持部が
対向面に直接又は他の固定部材を介して押し付けられて
両者間で把持作用をなし、かつ、その把持部より上端部
側に位置する解放操作部に操作力が加えられることによ
って把持部が対向面から離間させられる把持部材とを含
み、解放操作部の先端部と本体の上端部とが互いに対応
する位置関係にあり、本体の上端部を把持することによ
り同時に解放操作部を把持することになって、把持部材
を解放状態とすることを特徴とする。
【0006】このような携帯電話機では、把持部材の解
放操作部が本体の上端部近傍にあるため、本体の上端部
をつかむ感覚で解放操作部を開操作して把持部材をポケ
ットに把持でき、ひいては本体をポケットに容易かつ迅
速に保持することができる。そして、本体の脱落等を効
果的に防止することができる。また、取出しの際も、同
様にポケット等の開口部付近にある解放操作部を、本体
の上端部とともにつかむだけで把持部が解放されて本体
が取り出せ、使用勝手がよい。
【0007】本発明は好適には、本体の対向面の上端部
側において他の部分より低い段差部を形成し、把持部が
その本体の段差部の底面に対し接近・離間するように
し、段差部の底面で把持するようにするとよい。こうす
れば、把持部材の一部あるいは全部が本体に埋もれるよ
うになり、把持部材の出張りを防ぐことができる。さら
に、把持部による把持だけでなく段差部の段差によって
もポケット等がはさまれるので把持力が増加される。
【0008】本発明はさらに好適には、以上の構成の双
方を採るとよい。すなわち、本体の上端部側に上記の段
差部を形成し、かつ上記把持部材の解放操作部の先端部
と本体の上端部とが互いに対応する位置関係になるよう
にする。こうすれば本発明の効果が相乗的に得られるこ
ととなる。
【0009】また、把持部材を、本体の対向面あるいは
その上端部側に形成された段差部に対しその上下方向に
スライド可能に設け、スライドの任意位置又は複数位置
で固定手段によって一時的に位置決めされるようにする
こともできる。こうすれば、収納するポケットに深浅が
あっても、それに合わせ適宜把持部材の位置を調整し
て、携帯電話機をポケットに安定して保持することがで
きる。また、把持部材を適宜本体から取り外すことも可
能となり、ユーザーの必要性に応じて使い分けができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明の一例
である携帯電話機を示す斜視図である。携帯電話機1は
手の平にのる小型軽量のもので、携帯電話機本体(以
下、本体ともいう)3とクリップ20とを備える。本体
3は、図1及び図2に示すように、その正面に通信機能
部及び操作部が集中して配置され、例えばスピーカ5、
表示窓7、複数のプッシュボタン9、マイク11等を有
する。
【0011】図2及び図3に示すように、本体3の上部
の一端寄りには送受信部として引出し式のアンテナ12
が組み込まれている。また、図4及び図5に示す背面及
び側面は手で握る面でもあり特別の通信機能部や操作部
は設けられていない。ただし、充電式の電池パック14
(蓋と一体)が本体3に対し脱着可能に組み付けられ、
この電池パック14が本体3のほぼ下半分及び側面の一
部を構成している。また、本体3の背面の上側部分には
段差部16が設けられ、この段差部16内にクリップ2
0が配置されている。
【0012】図6(a)に示すように、段差部16は本
体3の背面上端側の中央に形成された段差であり、その
大きさや深さは基本的にはその中に配置するクリップ2
0のサイズを基準とするが、本例では本体3の長さ(ア
ンテナ12の突出部を除く)の1/3以下、本体3の幅
の1/3程度に形成されている。また、段差16の底面
16a及び壁面16bは背面18と一体に形成され、段
差部16の上端(本実施例において、アンテナ12の突
出方向。以下同じ)は、本体3の上端に幅広の溝状に突
き抜けている。
【0013】クリップ20は把持部材としてのクリップ
本体22、付勢手段としてのねじりばね24、支持ピン
26を含む。クリップ本体22は、例えば合成樹脂を射
出成形して形成され、その長さ及び幅は段差部16の長
さ及び幅よりそれぞれ少しづつ小さくなっている。
【0014】このクリップ本体22は、中間の支点部3
4を基準にして一方の側に把持部33を、他方の側に解
放操作部30を一体に備え、把持部33の先端部裏面に
は段差部16の底面16aに向かって突出する突部32
が幅方向に形成され、ここが把持作用をなす部分とな
る。図6では、把持部33と解放操作部30との間に後
者が前者より高くなる段差が付けられている。これは解
放操作部30と段差部底面16aとの間に、クリップの
開操作のための充分な隙間を確保するためであるが、そ
の隙間が確保できるのであれば、把持部33と解放操作
部30とは1枚の平坦な板状に連なるものでもよい。
【0015】クリップ本体22の支点部34は、その本
体22の幅方向の両端部において互いに対向する一対の
突出片で構成され、各支点部34に形成された穴36に
支持ピン26が通され、その支持ピン26の両端部は段
差部16の壁面16bに設けられた各ピン穴38に嵌め
られている。このような構成により、クリップ本体22
は支点部34で支持ピン26を介して段差部16の側面
16bに回転可能に支持されている。なお、実際の相対
回転は支持ピン26とクリップ本体22の間で生じても
よいし、支持ピン26とピン穴38の間で生じてもよ
い。
【0016】また、支持ピン26は2段構造で伸縮可能
なもの(例えば腕時計の本体にバンドを連結するピンの
ようなもの)や、金属又は樹脂で湾曲方向に弾性変形可
能なものを用いることができ、その伸縮や弾性変形を利
用してピン穴38に嵌め込むこと、あるいはピン穴38
の少なくとも一方を落込み溝に代え、支持ピン26を落
込んだ後に適宜の抜止め部(ストッパ)で抜止めするこ
と等が可能である。あるいは図6(b)に示すように、
ピン穴38につながるように、背面18からスリット3
9を弾性的に拡げつつ、支持ピン26をピン穴38に嵌
め込むこともできる。この場合、一定以上の抜き荷重を
加えれば支持ピン26ひいてはクリップ20を取り出す
ことができる。
【0017】支持ピン26の外周には、ねじりばね24
が一対の支点部34に挟まれるように取り付けられてい
る。このねじりばね24はその一端がクリップ本体22
の裏面に、他端が段差部16の底面16aに弾性的にね
じられた状態で押し付けられ、把持部33を段差部16
の底面16aに向かって、言い換えればクリップ20が
閉じるように付勢している。ここで、ねじりばね24の
代わりに、例えば図7(a)に示すように、鋼やばね弾
性のある合成樹脂の板部材をU字状に形成した板ばね4
0を、(b)に示すクリップ本体22の位置に取り付け
ても、把持部33を付勢することができる。また、上記
のクリップ本体22と板ばね40、及びこれらに上記の
支持ピン26に相当するピン状の小突起を加えた形状を
合成樹脂で一体的に形成してもよい。
【0018】そして、図8のように段差部16にクリッ
プ20が組み付けられた状態で、クリップ本体22が段
差部16の底面16aのほぼ全面を覆うとともに、クリ
ップ本体22の両側面と段差部16の壁面16bとの間
に少量の隙間を確保して、クリップ本体22が底面16
bに接触するのを防止し、その把持のための回転が妨げ
られないようになっている。そして、解放操作部30の
先端は、平面視において段差部16の上端16c(本体
3の上端)にほぼ一致している。
【0019】把持部33の突部32の厚み(突出量)は
段差部16の深さに対応して定められ、段差部16にク
リップ20を配置したとき、把持部33の表面が、背面
18から大きく突出しないようにされる。この場合、把
持部33の表面を背面18と等しく、あるいは背面18
より低くしてもよい。また把持部33は背面18に対し
て平行でも傾斜したものであっても構わない。
【0020】このような携帯電話機1をポケットに収納
する操作を図9に示す。(a)に示す状態から、(b)
に示すように本体3を本体3の上端部とクリップ20
の(解放操作部30)を一緒につまむようにして持
ち、把持部33を開いた状態にして本体3をポケット4
5に差し入れる。そして、ポケット45がクリップ20
と本体3の間に十分差し込まれたら手を離す。把持部3
3はポケット45をはさみ込み(c)、携帯電話機1は
ポケット45内に収容されつつ保持される。一方、収容
された携帯電話機1を取り出す際も、同様にとを摘
めば把持部33が開くので、つまんだままポケット45
から取り出すことができる。なお、この例では、ポケッ
ト45がクリップ20と段差部16の底面16aのみな
らず、段差部16の角部(立上壁面)とクリップ20と
の間でも挟まれるため、大きな把持作用が得られ、かが
んだり走ったりしても、携帯電話機1がポケット45か
ら落ちにくい利点がある。
【0021】携帯電話機1は種々のポケットに収容かつ
保持することができ、例えば図10に示すシャツの胸ポ
ケット46(同図(a))、背広上着の内ポケット47
(同図(b))、ズボンのポケット48(同図(c))
などの衣服のポケットの他、鞄のポケット49(同図
(d))などのような少し厚手のものにも保持可能であ
る。携帯電話機1をポケットにクリップ20で保持する
ことにより、携帯電話機1のポケット内部での倒れ、移
動、跳ね、開口部からの脱落などが防止される。また、
ポケットに限らずクリップ20ではさめるものであれ
ば、ベルト、ノートなどにも保持することができる。
【0022】本発明の別の実施例として、図11に示す
スライド可能なクリップ56を備えた携帯電話機51が
ある。かかる携帯電話機51の携帯電話機本体53の段
差部54は上記実施例の段差部16より長めに形成さ
れ、これにクリップ56をはめ込みスライドさせて使用
する。こうすればクリップ56を必要に応じて本体53
の上下方向に任意に移動させ位置調整することができ
る。
【0023】クリップ56をスライドさせるための、例
えば図12(a)及び(b)に示す機構は、無段階に任
意位置で固定する一例である。本体53の段差部54の
壁面54bに沿ってその外側近傍に、逆T字型のガイド
溝62(アリ溝)が形成され、これにボルト64が頭部
を下にしてスライド可能に挿入されている。クリップ本
体58の支点部の穴を通る支持ピン59は、スライダ6
8の内側面に設けられたピン穴に嵌り、クリップ本体5
8をスライダ68に対し回転可能に支持し、スライダ6
8とクリップ本体58の間にねじり荷重を付与されたね
じりばね24が、クリップ本体58を閉じる方向へ付勢
している。
【0024】スライダ68は本体背面18又は段差部底
面16a上を滑り、支持するクリップ56をスライドさ
せるものであるが、このスライダ68のフランジ部68
aにはボルト穴70が設けられ、これにボルト64を通
し固定手段としてのナット72が螺合されている。そし
て、ナット72を緩めた状態でクリップ56をスライド
させて任意位置に移動させ、ナット72を締めれば、ボ
ルト64の頭部がガイド溝62の肩面に押し当てられ、
スライダ68を介してクリップ56が本体53に固定さ
れて位置調整が完了する。
【0025】図13(a)及び(b)に別の無段階固定
機構の例を示す。本体53の段差部54の底面54aを
側方に広げるようにしてスライダ挿入溝80(アリ溝)
が設けられ、ここにスライダ84の両側部がスライド可
能に嵌められている。一方、クリップ本体58の支持部
とスライダ84の支持部を貫通してピン82が設けら
れ、クリップ本体58をスライダ84に対し回転可能に
支持し、かつスライダ84とクリップ本体58との間の
ねじりばね92、92が、クリップ本体58を閉じ方向
へ付勢する。ここで、ピン82は2分割され、各々の中
央側端は(c)に示すように、カムフォロワ85を介し
て固定手段としてのカム部材86に当接して支持されて
いる。カム部材86は、その中心に固定された操作軸8
8を介して、その上端に取り付けられた(a)に示す固
定レバー90により回転させられる。また、各ピン82
の外周にはめられたばね92は、上述のようにクリップ
本体58を閉じ方向に付勢するとともに、クリップ本体
58の支持部とカムフォロワ85に挟まれて、カムフォ
ロワ85をカム部材86に押し当てる方向に付勢する。
【0026】カム部材86が(c)に示す向きにあると
きは、ばね92に付勢されてピン82がカム部材86側
に引っ込み、段差部54の壁面54bから離れている。
その状態で、クリップ56の位置をスライド調整した
後、(c)の状態から固定レバー90によってカム部材
86を90度回転させると、ピン82がねじりばね9
2、92の付勢に抗して外側に突っ張り、段差部54の
壁面54bに当接することにより、その摩擦力でクリッ
プ56が本体53に固定されることとなる。
【0027】図14(a)及び(b)には、クリップ5
6を段階的にスライドさせ、複数位置で固定する例を示
す。本体53の段差部54には、その底面54aを側方
に広げるようにしてスライダ挿入溝93(アリ溝)が設
けられている。スライダ挿入溝93は(c)に示すよう
に、その側面に繰り返し連続する凹凸部93a(例えば
円弧状)が形成されている。一方、クリップ本体58
は、支持ピン59により、スライダ94に回転可能に支
持され、かつねじりばね24で閉じる方向に付勢され
る。スライダ94の前方両端及び後方両端には、前方及
び後方に片持ち状に突出する2組のガイド爪95(1組
でもよい)が形成されており、その先端部の一部が側方
外側に突出している。そして、自由端である先端部に曲
げ力が作用すると、ガイド爪95全体が内側に弾性的に
たわむようになっている。
【0028】このようなスライダ94をスライダ挿入溝
93に挿入してクリップ56を配置する。クリップ56
にスライド方向の力を加えると、その力を受けてガイド
爪95が内側に弾性変形し(たわむ)、その先端部が凹
凸部93aを滑って所定位置の凹部まで移動して停止す
る。これによって、スライダ94とともにクリップ56
が所定距離だけ進み、かつスライダ94のガイド爪95
を介してスライダ挿入溝93に保持される。その位置調
整後にクリップ56を固定する操作はいらない。
【0029】以上に説明した、クリップ56がスライド
する携帯電話機51では、これをポケット内により安定
して保持できる。例えば、図15(a)に示すように、
ポケット45に携帯電話機51を収納した場合に、その
ポケット45が本体53の長さに比べて浅く、クリップ
56が十分にポケット45の開口部に届かない場合に、
クリップ56を下にスライドさせて開口部に差し込むこ
とができる。また逆に(b)に示すように、ポケット4
5が深く本体53の下部が浮いてしまう場合に、クリッ
プ56を上にスライドさせて、本体53の底面をポケッ
ト45の底面に付けて安定させることができる。
【0030】さらに、このようにスライド可能な携帯電
話機51では、例えば図11に示すように、段差部54
の一部を電池パック60にまたがるように形成すること
もできる。その場合でも、クリップ58を上方にスライ
ドさせて、本体53の上端にずらすか、本体53から取
り外せば、電池パック60を本体53に対し着脱するこ
とができる。携帯電話機によっては薄く小型にするため
に、携帯電話機本体の下部から上部にわたって広範囲に
電池パックの着脱部を形成したものもあり、クリップ5
6をスライド可能にすることにより、これらの場合にも
対応することができる。
【0031】以上の実施例は、携帯電話機本体の上端部
側に段差部を設け、これにクリップを配置するものであ
るが、図16に示す携帯電話機100は、本体102に
段差部を設けず、クリップ本体104の解放操作部10
6の先端が本体の上端部102aに対応する位置にくる
ように、本体102の背面に直接クリップ105を取り
付けたものである。
【0032】この場合、図17に示すように、クリップ
本体104とベース107(又は対の本体)をピン10
3で連結し、かつ図示しないばねで閉状態としたクリッ
プ109を、そのベース107(又は対の本体)で携帯
電話機102の背面に、ねじ止め、接着等により固定し
たり、雄・雌の圧着ファスナー等により着脱可能に固定
することも可能である。
【0033】また、クリップを位置固定だが着脱可能と
することもでき、携帯電話機の使用状況に応じてクリッ
プを付けるかどうか使用者が自由に選択できることとな
る。その例を図18に示す。本体108の段差部16
に、その底面16aを側方に広げるようにしてスライダ
挿入溝110(アリ溝)が設けられている。一方、クリ
ップ本体112は(b)に示すように、その両側に設け
られた支点部34の穴を通る支持ピン26を介してスラ
イダ114と連結され、かつねじりばね24により閉じ
方向に付勢される。また、スライダ114の中間部の両
側には(a)に示すように、外側に向かって開き、弾性
的に接近方向に曲げ変形可能な一対の係止部116が備
えられている。クリップ111は、スライダ114をス
ライダ挿入溝110に押し込んで、一対の係止部116
を各先端の鉤状の係止爪116aが互いに接近するよう
に弾性変形させた後、スライダ挿入溝110の中間部に
設けられた係止凹部118において、係止部116が拡
幅方向に弾性復帰し、各係止爪116aが各係止凹部1
18に嵌り込んで本体108に固定される。
【0034】一方、本体108からクリップ111を取
り外す場合は、スライダ114の両側の係止部116の
中間部に一体に形成されているロック解除部120をつ
まみ、係止部116を弾性的に内側に曲げる。これによ
り係止爪116aを係止凹部118から外した後、クリ
ップ111を本体108から引き抜くようにする。この
ような構成により、クリップ111を選択的に着脱で
き、使用者の好みに応じて本体108に付けて使用した
り、取り外して使用したりすることができる。この場
合、携帯電話機とクリップとをセットで販売し、クリッ
プを使用するか否かを使用者に委ねることも可能であ
る。なお、スライダ114の形状を、係止爪116aよ
り前方(図18(a)において左方向)の部分を切り取
った約半分程度のものとすることも可能である。
【0035】次に、図19(a)〜(d)に示すよう
に、解放操作部30の操作面30aや突部32の把持面
32aに滑り止め加工を施し、あるいはゴム等の滑り止
め部材128を固着することもできる。また、図20に
示すように、クリップ130及び段差部132が携帯電
話機本体131の幅方向全体にわたるようにしてもよ
い。また、図21に示すクリップ134のように、U字
状その他の折返し形態の板ばね材139の一部を把持部
136とし、かつこの把持部136の一端側にこれと一
体に解放操作部138を付加した形態とすることもでき
る。さらに、本発明は図22に示すような、クリップ2
0を付けた折り畳み携帯電話機140とすることができ
る。その他、本発明は、当業者の知識に基づき、種々の
変形を施した態様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の一例を示す斜視図。
【図2】その正面図。
【図3】その平面図。
【図4】その側面図。
【図5】その背面図。
【図6】その分解斜視図。
【図7】把持部を付勢する別の付勢部材を説明する図。
【図8】図6の組付状態を示す斜視図。
【図9】クリップの把持作用を説明する図。
【図10】携帯電話機の収納箇所を例示し、その保持状
態を示す図。
【図11】クリップがスライド可能な携帯電話機の一例
を示す図。
【図12】その構成の一例を説明する図。
【図13】その別の例を説明する図。
【図14】そのさらに別の例を説明する図。
【図15】その使用形態を説明する図。
【図16】本発明の別の実施例をを示す側面図。
【図17】図16の変型例を示す側面図。
【図18】クリップが着脱可能な携帯電話機の一例を示
す図。
【図19】クリップの解放操作部や把持部に、滑り止め
加工又は滑り止め部材を施した状態を示す図。
【図20】幅広のクリップの一例を示す斜視図。
【図21】把持部・解放操作部及びばね部材が一体に形
成された例を記す断面図。
【図22】クリップ付きの折り畳み携帯電話機を示す
図。
【符号の説明】
1、51、100、140 携帯電話機 3、53、102、108、131 携帯電話機本体 16、54、132 段差部 16a、54a 底面 20、56、105、109、111、130、134
クリップ 22、58、104、112 クリップ本体(把持部
材) 24、92 ねじりばね(付勢手段) 30、106、138 解放操作部 32 突部 33、136 把持部 34 支点部 45 ポケット 62 ガイド溝 68、84、94、114 スライダ 72 ナット(固定手段) 80、93、110 スライダ挿入溝 86 カム部材(固定手段) 95 ガイド爪(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/02 - 1/23 H04Q 7/00 - 7/04 H04B 7/24 - 7/26 113 H05K 5/00 - 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面又は側面において他の部分より低い
    段差部が上端部側に形成された携帯電話機本体(以下、
    本体という)と、 その本体に取り付けられて把持部と解放操作部を有し、
    把持部がその本体の段差部の底面に対し接近・離間する
    とともに、付勢手段によりその把持部が前記段差部底面
    に直接又は他の固定部材を介して押し付けられて両者間
    で把持作用をなし、かつ、その把持部より前記上端部側
    に位置する前記解放操作部に操作力が加えられることに
    よって前記把持部が前記段差部底面から離間させられる
    把持部材とを含み、 前記解放操作部の先端部と前記本体の上端部とが互いに
    対応する位置関係にあり、前記本体の上端部を把持する
    ことにより同時に解放操作部を把持することになって、
    前記把持部材を解放状態とするとともに、前記段差部及
    び把持部材は前記本体の幅方向全体にわたるように形成
    されたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 背面又は側面において他の部分より低い
    段差部が上端部側に形成された携帯電話機本体(以下、
    本体という)と、 その本体に取り付けられて把持部と解放操作部を有し、
    把持部がその本体の段差部の底面に対し接近・離間する
    とともに、付勢手段によりその把持部が前記段差部底面
    に直接又は他の固定部材を介して押し付けられて両者間
    で把持作用をなし、かつ、その把持部より前記上端部側
    に位置する前記解放操作部に操作力が加えられることに
    よって前記把持部が前記段差部底面から離間させられる
    把持部材とを含み、 前記解放操作部の上端部が前記本体の上端部に対応する
    基準位置から、その本体上端部より下端側に寄った内部
    位置まで変位するように、前記把持部材が前記本体に対
    しその上下方向にスライド可能に設けられ、かつそのス
    ライドの任意位置又は複数位置で固定手段によって一時
    的に位置決めされ、また前記段差部はそのスライド範囲
    を包含するように形成されていることを特徴とする携帯
    電話機。
JP19920097A 1997-07-08 1997-07-08 携帯電話機 Expired - Fee Related JP3048228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19920097A JP3048228B2 (ja) 1997-07-08 1997-07-08 携帯電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19920097A JP3048228B2 (ja) 1997-07-08 1997-07-08 携帯電話機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1132108A JPH1132108A (ja) 1999-02-02
JP3048228B2 true JP3048228B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=16403813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19920097A Expired - Fee Related JP3048228B2 (ja) 1997-07-08 1997-07-08 携帯電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3048228B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4753775B2 (ja) * 2005-07-08 2011-08-24 株式会社赤ん坊カンパニー 日除け具、日除け具取付セット、クリップ具、帯状被挟持体の挟持方法、及び保持具
JP6023528B2 (ja) * 2012-09-18 2016-11-09 シャープ株式会社 携帯型通信機器
JP5721023B1 (ja) * 2014-07-06 2015-05-20 飯塚 孝司 タブレットホルダー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1132108A (ja) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5730342A (en) Mobile telephone fastening
US20030000976A1 (en) Holder for a cellular telephone in combination with a clip adapted to be secured to clothing articles and clothing accessories
US5697538A (en) Holster for a portable communication device
KR100639863B1 (ko) 클립
EP1980171B1 (en) Clasp, band with a clasp, portable device, timepiece, and accessory
JP3048228B2 (ja) 携帯電話機
JP2002199070A (ja) 携帯電話及び携帯電話ケース
JP3201979B2 (ja) 小型カメラ
US20090260191A1 (en) Belt loop securing device, and related methods
JP2003027774A (ja) 引き戸用把手
CN218336106U (zh) 一种扣件结构
JPH11207A (ja) 携帯品の落下防止具
JP2004041243A (ja) ランドセル
JP2006319433A (ja) 携帯品用ケース
JP4647221B2 (ja) 帯状装身具の中留
KR0119268Y1 (ko) 핸드폰 케이스의 클립 고정장치
JP7390133B2 (ja) 手首装着用携帯電話機保持具
JP3113819U (ja) 携帯電話ホルダー
KR200159851Y1 (ko) 무선전화기용 홀더
KR200214546Y1 (ko) 셀룰러폰 케이스용 클립
JP2004024278A (ja) 止め具
JP3082276U (ja) 伸長可能な衣服用ベルト
JPS6228179Y2 (ja)
JP2006115253A (ja) 携帯通信装置
JP3040869U (ja) 携帯機器類等の吊り下げ用ストラップ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees