JP3201979B2 - 小型カメラ - Google Patents
小型カメラInfo
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- JP3201979B2 JP3201979B2 JP19919997A JP19919997A JP3201979B2 JP 3201979 B2 JP3201979 B2 JP 3201979B2 JP 19919997 A JP19919997 A JP 19919997A JP 19919997 A JP19919997 A JP 19919997A JP 3201979 B2 JP3201979 B2 JP 3201979B2
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- JP
- Japan
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- clip
- main body
- camera
- gripping
- release operation
- Prior art date
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Accessories Of Cameras (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポケット・鞄な
どに入れて携帯する小型カメラに関する。
どに入れて携帯する小型カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型カメラ(レンズ付フィルム
(いわゆる使捨てカメラ)を含む)のより小型化、軽量
化及び低価格化が進み、そのため広く普及し、鞄のみな
らず背広上着やシャツあるいはズボンなどのポケットに
無理なく入れて持ち運ぶようにもなっている。
(いわゆる使捨てカメラ)を含む)のより小型化、軽量
化及び低価格化が進み、そのため広く普及し、鞄のみな
らず背広上着やシャツあるいはズボンなどのポケットに
無理なく入れて持ち運ぶようにもなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小型カメラを
例えば胸ポケットに入れていて走って落下させたり、ズ
ボンのポケットに入れていて腰掛けた際に床に滑り落と
したりすることがある。
例えば胸ポケットに入れていて走って落下させたり、ズ
ボンのポケットに入れていて腰掛けた際に床に滑り落と
したりすることがある。
【0004】本発明の課題は、衣服のポケットや鞄等に
収納する際に、これらに安定して保持されるとともに、
そのための操作が容易かつ迅速に行える小型カメラを提
供することにある。
収納する際に、これらに安定して保持されるとともに、
そのための操作が容易かつ迅速に行える小型カメラを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】このよう
な課題を解決するために、本発明の小型カメラは、背面
又は側面において他の部分より低い段差部が端部側に形
成された小型カメラ本体(以下、本体という)と、その
本体に取り付けられて把持部と解放操作部を有し、把持
部がその本体の段差部の底面に対し接近・離間するとと
もに、付勢手段によりその把持部が前記段差部底面に直
接又は他の固定部材を介して押し付けられて両者間で把
持作用をなし、かつ、その把持部より前記端部側に位置
する前記解放操作部に操作力が加えられることによって
前記把持部が前記段差部底面から離間させられる把持部
材とを含み、前記解放操作部の端部が前記本体の端部に
対応する基準位置から、反対側の端部に寄った内部位置
まで変位するように、前記把持部材が前記本体に対しス
ライド可能に設けられ、かつそのスライドの任意位置又
は複数位置で固定手段によって一時的に位置決めされ、
また前記段差部はそのスライド範囲を包含するように形
成されていることを特徴とする。
な課題を解決するために、本発明の小型カメラは、背面
又は側面において他の部分より低い段差部が端部側に形
成された小型カメラ本体(以下、本体という)と、その
本体に取り付けられて把持部と解放操作部を有し、把持
部がその本体の段差部の底面に対し接近・離間するとと
もに、付勢手段によりその把持部が前記段差部底面に直
接又は他の固定部材を介して押し付けられて両者間で把
持作用をなし、かつ、その把持部より前記端部側に位置
する前記解放操作部に操作力が加えられることによって
前記把持部が前記段差部底面から離間させられる把持部
材とを含み、前記解放操作部の端部が前記本体の端部に
対応する基準位置から、反対側の端部に寄った内部位置
まで変位するように、前記把持部材が前記本体に対しス
ライド可能に設けられ、かつそのスライドの任意位置又
は複数位置で固定手段によって一時的に位置決めされ、
また前記段差部はそのスライド範囲を包含するように形
成されていることを特徴とする。
【0006】このような小型カメラでは、把持部材の解
放操作部が本体の端部近傍にあるため、本体の端部をつ
かむ感覚で解放操作部を開操作して把持部材をポケット
に把持でき、ひいては本体をポケットに容易かつ迅速に
保持することができる。そして、本体の脱落等を効果的
に防止することができる。また、取出しの際も、同様に
ポケット等の開口部付近にある解放操作部を、本体の端
部とともにつかむだけで把持部が解放されて本体が取り
出せ、使用勝手がよい。
放操作部が本体の端部近傍にあるため、本体の端部をつ
かむ感覚で解放操作部を開操作して把持部材をポケット
に把持でき、ひいては本体をポケットに容易かつ迅速に
保持することができる。そして、本体の脱落等を効果的
に防止することができる。また、取出しの際も、同様に
ポケット等の開口部付近にある解放操作部を、本体の端
部とともにつかむだけで把持部が解放されて本体が取り
出せ、使用勝手がよい。
【0007】本発明では、本体の対向面の端部側におい
て他の部分より低い段差部を形成し、把持部がその本体
の段差部の底面に対し接近・離間するようにし、段差部
の底面で把持するようにされることにより、把持部材の
一部あるいは全部が本体に埋もれるようになり、把持部
材の出張りを防ぐことができる。さらに、把持部による
把持だけでなく段差部の段差によってもポケット等がは
さまれるので把持力が増加される。
て他の部分より低い段差部を形成し、把持部がその本体
の段差部の底面に対し接近・離間するようにし、段差部
の底面で把持するようにされることにより、把持部材の
一部あるいは全部が本体に埋もれるようになり、把持部
材の出張りを防ぐことができる。さらに、把持部による
把持だけでなく段差部の段差によってもポケット等がは
さまれるので把持力が増加される。
【0008】
【0009】また、把持部材を、本体の対向面あるいは
その端部側に形成された段差部に対しスライド可能に設
け、スライドの任意位置又は複数位置で固定手段によっ
て一時的に位置決めされるようにすることにより、収納
するポケットに深浅があっても、それに合わせ適宜把持
部材の位置を調整して、小型カメラをポケットに安定し
て保持することができる。また、把持部材を適宜本体か
ら取り外すことも可能となり、ユーザーの必要性に応じ
て使い分けができる。
その端部側に形成された段差部に対しスライド可能に設
け、スライドの任意位置又は複数位置で固定手段によっ
て一時的に位置決めされるようにすることにより、収納
するポケットに深浅があっても、それに合わせ適宜把持
部材の位置を調整して、小型カメラをポケットに安定し
て保持することができる。また、把持部材を適宜本体か
ら取り外すことも可能となり、ユーザーの必要性に応じ
て使い分けができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明の一例
である使捨てカメラ(レンズ付フィルム)を示す斜視図
である。カメラ1は手の平にのる小型軽量のもので、使
捨てカメラ本体(以下、本体ともいう)3とクリップ2
0とを備える。本体3は、フィルムが内蔵されたカメラ
を一体として購入し、内蔵されたフィルムの所定枚数の
撮影が終了した時点を使用限度とするフィルム交換を前
提としない周知のカメラである。本体3は、例えば合成
樹脂を射出成形して形成したハウジング内にフィルム、
レンズ、電池(フラッシュ付の場合)等を内蔵してお
り、図1〜図3に示すように、例えば正面には撮影レン
ズ5、フラッシュ6、フラッシュ充電スイッチ7、また
上面にはシャッターボタン9、フィルム残数表示窓10
などが配置されている。
に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明の一例
である使捨てカメラ(レンズ付フィルム)を示す斜視図
である。カメラ1は手の平にのる小型軽量のもので、使
捨てカメラ本体(以下、本体ともいう)3とクリップ2
0とを備える。本体3は、フィルムが内蔵されたカメラ
を一体として購入し、内蔵されたフィルムの所定枚数の
撮影が終了した時点を使用限度とするフィルム交換を前
提としない周知のカメラである。本体3は、例えば合成
樹脂を射出成形して形成したハウジング内にフィルム、
レンズ、電池(フラッシュ付の場合)等を内蔵してお
り、図1〜図3に示すように、例えば正面には撮影レン
ズ5、フラッシュ6、フラッシュ充電スイッチ7、また
上面にはシャッターボタン9、フィルム残数表示窓10
などが配置されている。
【0011】図5に示すように、本体3の背面は、右端
上方にフィルム巻取りダイヤル11、中央上方にファイ
ンダー12を備える。また、本体3の中央には、幅広帯
状のカバー紙13が、上述の各部と重複する部分では開
口しながら本体3の正面、上面、背面、底面の各中央部
の外表を縦方向に周回して覆っており、このカバー紙1
3の背面側にはカメラ1の取扱い説明部13aや氏名記
入欄13bが設けられている。また、このカメラの幅方
向における背面の一端部(図5では左端部)のほぼ中央
には段差部16が設けられ、この段差部16内にクリッ
プ20が配置されている。
上方にフィルム巻取りダイヤル11、中央上方にファイ
ンダー12を備える。また、本体3の中央には、幅広帯
状のカバー紙13が、上述の各部と重複する部分では開
口しながら本体3の正面、上面、背面、底面の各中央部
の外表を縦方向に周回して覆っており、このカバー紙1
3の背面側にはカメラ1の取扱い説明部13aや氏名記
入欄13bが設けられている。また、このカメラの幅方
向における背面の一端部(図5では左端部)のほぼ中央
には段差部16が設けられ、この段差部16内にクリッ
プ20が配置されている。
【0012】図6(a)に示すように、段差部16は本
体3の一端側の中央に形成された段差であり、その大き
さや深さは基本的にはその中に配置するクリップ20の
サイズを基準とするが、本例では本体3の幅の1/4以
下、本体3の高さの1/4程度に形成されている。ま
た、段差16の底面16a及び壁面16bは他の背面1
8と一体に形成され、段差部16の一端は、本体3の一
端に幅広の溝状に突き抜けている。
体3の一端側の中央に形成された段差であり、その大き
さや深さは基本的にはその中に配置するクリップ20の
サイズを基準とするが、本例では本体3の幅の1/4以
下、本体3の高さの1/4程度に形成されている。ま
た、段差16の底面16a及び壁面16bは他の背面1
8と一体に形成され、段差部16の一端は、本体3の一
端に幅広の溝状に突き抜けている。
【0013】クリップ20は把持部材としてのクリップ
本体22、付勢手段としてのねじりばね24、支持ピン
26を含む。クリップ本体22は、例えば合成樹脂を射
出成形して形成され、その長さ及び幅は段差部16の長
さ及び幅よりそれぞれ少しづつ小さくなっている。
本体22、付勢手段としてのねじりばね24、支持ピン
26を含む。クリップ本体22は、例えば合成樹脂を射
出成形して形成され、その長さ及び幅は段差部16の長
さ及び幅よりそれぞれ少しづつ小さくなっている。
【0014】このクリップ本体22は、中間の支点部3
4を基準にして一方の側に把持部33を、他方の側に解
放操作部30を一体に備え、把持部33の先端部裏面に
は段差部16の底面16aに向かって突出する突部32
が幅方向に形成され、ここが把持作用をなす部分とな
る。図6では、把持部33と解放操作部30との間に後
者が前者より高くなる段差が付けられている。これは解
放操作部30と段差部底面16aとの間に、クリップの
開操作のための充分な隙間を確保するためであるが、そ
の隙間が確保できるのであれば、把持部33と解放操作
部30とは1枚の平坦な板状に連なるものでもよい。
4を基準にして一方の側に把持部33を、他方の側に解
放操作部30を一体に備え、把持部33の先端部裏面に
は段差部16の底面16aに向かって突出する突部32
が幅方向に形成され、ここが把持作用をなす部分とな
る。図6では、把持部33と解放操作部30との間に後
者が前者より高くなる段差が付けられている。これは解
放操作部30と段差部底面16aとの間に、クリップの
開操作のための充分な隙間を確保するためであるが、そ
の隙間が確保できるのであれば、把持部33と解放操作
部30とは1枚の平坦な板状に連なるものでもよい。
【0015】クリップ本体22の支点部34は、その本
体22の幅方向の両端部において互いに対向する一対の
突出片で構成され、各支点部34に形成された穴36に
支持ピン26が通され、その支持ピン26の両端部は段
差部16の壁面16bに設けられた各ピン穴38に嵌め
られている。このような構成により、クリップ本体22
は支点部34で支持ピン26を介して段差部16の壁面
16bに回転可能に支持されている。なお、実際の相対
回転は支持ピン26とクリップ本体22の間で生じても
よいし、支持ピン26とピン穴38の間で生じてもよ
い。
体22の幅方向の両端部において互いに対向する一対の
突出片で構成され、各支点部34に形成された穴36に
支持ピン26が通され、その支持ピン26の両端部は段
差部16の壁面16bに設けられた各ピン穴38に嵌め
られている。このような構成により、クリップ本体22
は支点部34で支持ピン26を介して段差部16の壁面
16bに回転可能に支持されている。なお、実際の相対
回転は支持ピン26とクリップ本体22の間で生じても
よいし、支持ピン26とピン穴38の間で生じてもよ
い。
【0016】また、支持ピン26は2段構造で伸縮可能
なもの(例えば腕時計の本体にバンドを連結するピンの
ようなもの)や、金属又は樹脂で湾曲方向に弾性変形可
能なものを用いることができ、その伸縮や弾性変形を利
用してピン穴38に嵌め込むこと、あるいはピン穴38
の少なくとも一方を落込み溝に代え、支持ピン26を落
込んだ後に適宜の抜止め部(ストッパ)で抜止めするこ
と等が可能である。あるいは図6(b)に示すように、
ピン穴38につながるように背面18から形成されたス
リット39を弾性的に拡げつつ、支持ピン26をピン穴
38に嵌め込むこともできる。この場合、一定以上の抜
き荷重を加えれば支持ピン26ひいてはクリップ20を
取り出すことができる。
なもの(例えば腕時計の本体にバンドを連結するピンの
ようなもの)や、金属又は樹脂で湾曲方向に弾性変形可
能なものを用いることができ、その伸縮や弾性変形を利
用してピン穴38に嵌め込むこと、あるいはピン穴38
の少なくとも一方を落込み溝に代え、支持ピン26を落
込んだ後に適宜の抜止め部(ストッパ)で抜止めするこ
と等が可能である。あるいは図6(b)に示すように、
ピン穴38につながるように背面18から形成されたス
リット39を弾性的に拡げつつ、支持ピン26をピン穴
38に嵌め込むこともできる。この場合、一定以上の抜
き荷重を加えれば支持ピン26ひいてはクリップ20を
取り出すことができる。
【0017】支持ピン26の外周には、ねじりばね24
が一対の支点部34に挟まれるように取り付けられてい
る。このねじりばね24はその一端がクリップ本体22
の裏面に、他端が段差部16の底面16aに弾性的にね
じられた状態で押し付けられ、把持部33を段差部16
の底面16aに向かって、言い換えればクリップ20が
閉じるように付勢している。ここで、ねじりばね24の
代わりに、例えば図7(a)に示すように、鋼やばね弾
性のある合成樹脂の板部材をU字状に形成した板ばね4
0を、(b)に示すクリップ本体22の位置に取り付け
ても、把持部33を付勢することができる。また、上記
のクリップ本体22と板ばね40、及びこれらに上記の
支持ピン26に相当するピン状の小突起を加えた形状を
合成樹脂で一体的に形成してもよい。
が一対の支点部34に挟まれるように取り付けられてい
る。このねじりばね24はその一端がクリップ本体22
の裏面に、他端が段差部16の底面16aに弾性的にね
じられた状態で押し付けられ、把持部33を段差部16
の底面16aに向かって、言い換えればクリップ20が
閉じるように付勢している。ここで、ねじりばね24の
代わりに、例えば図7(a)に示すように、鋼やばね弾
性のある合成樹脂の板部材をU字状に形成した板ばね4
0を、(b)に示すクリップ本体22の位置に取り付け
ても、把持部33を付勢することができる。また、上記
のクリップ本体22と板ばね40、及びこれらに上記の
支持ピン26に相当するピン状の小突起を加えた形状を
合成樹脂で一体的に形成してもよい。
【0018】そして、図8のように段差部16にクリッ
プ20が組み付けられた状態で、クリップ本体22が段
差部16の底面16aのほぼ全面を覆うとともに、クリ
ップ本体22の両側面と段差部16の壁面16bとの間
に少量の隙間を確保して、クリップ本体22が壁面16
bに接触するのを防止し、その把持のための回転が妨げ
られないようになっている。そして、解放操作部30の
先端は、平面視において段差部16の一端16c(本体
3の幅方向の一端)にほぼ一致している。
プ20が組み付けられた状態で、クリップ本体22が段
差部16の底面16aのほぼ全面を覆うとともに、クリ
ップ本体22の両側面と段差部16の壁面16bとの間
に少量の隙間を確保して、クリップ本体22が壁面16
bに接触するのを防止し、その把持のための回転が妨げ
られないようになっている。そして、解放操作部30の
先端は、平面視において段差部16の一端16c(本体
3の幅方向の一端)にほぼ一致している。
【0019】把持部33の突部32の厚み(突出量)は
段差部16の深さに対応して定められ、段差部16にク
リップ20を配置したとき、把持部33の表面が、背面
18から大きく突出しないようにされる。この場合、把
持部33の表面を背面18と等しく、あるいは背面18
より低くしてもよい。また把持部33は背面18に対し
て平行でも傾斜したものであっても構わない。
段差部16の深さに対応して定められ、段差部16にク
リップ20を配置したとき、把持部33の表面が、背面
18から大きく突出しないようにされる。この場合、把
持部33の表面を背面18と等しく、あるいは背面18
より低くしてもよい。また把持部33は背面18に対し
て平行でも傾斜したものであっても構わない。
【0020】このようなカメラ1をポケットに収納する
操作を図9に示す。(a)に示す状態から、(b)に示
すように本体3を本体3の端部とクリップ20の
(解放操作部30)を一緒につまむようにして持ち、把
持部33を開いた状態にして本体3をポケット45に差
し入れる。そして、ポケット45がクリップ20と本体
3の間に十分差し込まれたら手を離す。把持部33はポ
ケット45をはさみ込み(c)、カメラ1はポケット4
5内に収容されつつ保持される。一方、収容されたカメ
ラ1を取り出す際も、同様にとを摘めば把持部33
が開くので、つまんだままポケット45から取り出すこ
とができる。なお、この例では、ポケット45がクリッ
プ20と段差部16の底面16aのみならず、段差部1
6の角部(立上壁面)とクリップ20との間でも挟まれ
るため、大きな把持作用が得られ、かがんだり走ったり
しても、カメラ1がポケット45から落ちにくい利点が
ある。
操作を図9に示す。(a)に示す状態から、(b)に示
すように本体3を本体3の端部とクリップ20の
(解放操作部30)を一緒につまむようにして持ち、把
持部33を開いた状態にして本体3をポケット45に差
し入れる。そして、ポケット45がクリップ20と本体
3の間に十分差し込まれたら手を離す。把持部33はポ
ケット45をはさみ込み(c)、カメラ1はポケット4
5内に収容されつつ保持される。一方、収容されたカメ
ラ1を取り出す際も、同様にとを摘めば把持部33
が開くので、つまんだままポケット45から取り出すこ
とができる。なお、この例では、ポケット45がクリッ
プ20と段差部16の底面16aのみならず、段差部1
6の角部(立上壁面)とクリップ20との間でも挟まれ
るため、大きな把持作用が得られ、かがんだり走ったり
しても、カメラ1がポケット45から落ちにくい利点が
ある。
【0021】カメラ1は種々のポケットに収容かつ保持
することができ、例えば図10に示すシャツの胸ポケッ
ト46(同図(a))、背広上着の内ポケット47(同
図(b))、ズボンのポケット48(同図(c))など
の衣服のポケットの他、鞄のポケット49(同図
(d))などのような少し厚手のものにも保持可能であ
る。カメラ1をポケットにクリップ20で保持すること
により、カメラ1のポケット内部での倒れ、移動、跳
ね、開口部からの脱落などが防止される。また、ポケッ
トに限らずクリップ20ではさめるものであれば、ベル
ト、ノートなどにも保持することができる。
することができ、例えば図10に示すシャツの胸ポケッ
ト46(同図(a))、背広上着の内ポケット47(同
図(b))、ズボンのポケット48(同図(c))など
の衣服のポケットの他、鞄のポケット49(同図
(d))などのような少し厚手のものにも保持可能であ
る。カメラ1をポケットにクリップ20で保持すること
により、カメラ1のポケット内部での倒れ、移動、跳
ね、開口部からの脱落などが防止される。また、ポケッ
トに限らずクリップ20ではさめるものであれば、ベル
ト、ノートなどにも保持することができる。
【0022】本発明の別の実施例として、図11に示す
スライド可能なクリップ56を備えた使捨てカメラ51
がある。かかるカメラ51のカメラ本体53の段差部5
4は上記実施例の段差部16より長めに形成され、これ
にクリップ56をはめ込みスライドさせて使用する。こ
うすればクリップ56を必要に応じて本体53の幅方向
に任意に移動させ位置調整することができる。
スライド可能なクリップ56を備えた使捨てカメラ51
がある。かかるカメラ51のカメラ本体53の段差部5
4は上記実施例の段差部16より長めに形成され、これ
にクリップ56をはめ込みスライドさせて使用する。こ
うすればクリップ56を必要に応じて本体53の幅方向
に任意に移動させ位置調整することができる。
【0023】クリップ56をスライドさせるための、例
えば図12(a)及び(b)に示す機構は、無段階に任
意位置で固定する一例である。本体53の段差部54の
壁面54bに沿ってその外側近傍に、逆T字型のガイド
溝62(アリ溝)が形成され、これにボルト64が頭部
を下にしてスライド可能に挿入されている。クリップ本
体58の支点部の穴を通る支持ピン59は、スライダ6
8の内側面に設けられたピン穴に嵌り、クリップ本体5
8をスライダ68に対し回転可能に支持し、スライダ6
8とクリップ本体58の間にねじり荷重を付与されたね
じりばね24が、クリップ本体58を閉じる方向へ付勢
している。
えば図12(a)及び(b)に示す機構は、無段階に任
意位置で固定する一例である。本体53の段差部54の
壁面54bに沿ってその外側近傍に、逆T字型のガイド
溝62(アリ溝)が形成され、これにボルト64が頭部
を下にしてスライド可能に挿入されている。クリップ本
体58の支点部の穴を通る支持ピン59は、スライダ6
8の内側面に設けられたピン穴に嵌り、クリップ本体5
8をスライダ68に対し回転可能に支持し、スライダ6
8とクリップ本体58の間にねじり荷重を付与されたね
じりばね24が、クリップ本体58を閉じる方向へ付勢
している。
【0024】スライダ68は本体背面18又は段差部底
面16a上を滑り、支持するクリップ56をスライドさ
せるものであるが、このスライダ68のフランジ部68
aにはボルト穴70が設けられ、これにボルト64を通
し固定手段としてのナット72が螺合されている。そし
て、ナット72を緩めた状態でクリップ56をスライド
させて任意位置に移動させ、ナット72を締めれば、ボ
ルト64の頭部がガイド溝62の肩面に押し当てられ、
スライダ68を介してクリップ56が本体53に固定さ
れて位置調整が完了する。
面16a上を滑り、支持するクリップ56をスライドさ
せるものであるが、このスライダ68のフランジ部68
aにはボルト穴70が設けられ、これにボルト64を通
し固定手段としてのナット72が螺合されている。そし
て、ナット72を緩めた状態でクリップ56をスライド
させて任意位置に移動させ、ナット72を締めれば、ボ
ルト64の頭部がガイド溝62の肩面に押し当てられ、
スライダ68を介してクリップ56が本体53に固定さ
れて位置調整が完了する。
【0025】図13(a)及び(b)に別の無段階固定
機構の例を示す。本体53の段差部54の底面54aを
側方に広げるようにしてスライダ挿入溝80(アリ溝)
が設けられ、ここにスライダ84の両側部がスライド可
能に嵌められている。一方、クリップ本体58の支持部
とスライダ84の支持部を貫通してピン82が設けら
れ、クリップ本体58をスライダ84に対し回転可能に
支持し、かつスライダ84とクリップ本体58との間の
ねじりばね92、92が、クリップ本体58を閉じ方向
へ付勢する。ここで、ピン82は2分割され、各々の中
央側端は(c)に示すように、カムフォロワ85を介し
て固定手段としてのカム部材86に当接して支持されて
いる。カム部材86は、その中心に固定された操作軸8
8を介して、その上端に取り付けられた(a)に示す固
定レバー90により回転させられる。また、各ピン82
の外周にはめられたばね92は、上述のようにクリップ
本体58を閉じ方向へ付勢するとともに、クリップ本体
58の支持部とカムフォロワ85に挟まれて、カムフォ
ロワ85をカム部材86に押し当てる方向に付勢する。
機構の例を示す。本体53の段差部54の底面54aを
側方に広げるようにしてスライダ挿入溝80(アリ溝)
が設けられ、ここにスライダ84の両側部がスライド可
能に嵌められている。一方、クリップ本体58の支持部
とスライダ84の支持部を貫通してピン82が設けら
れ、クリップ本体58をスライダ84に対し回転可能に
支持し、かつスライダ84とクリップ本体58との間の
ねじりばね92、92が、クリップ本体58を閉じ方向
へ付勢する。ここで、ピン82は2分割され、各々の中
央側端は(c)に示すように、カムフォロワ85を介し
て固定手段としてのカム部材86に当接して支持されて
いる。カム部材86は、その中心に固定された操作軸8
8を介して、その上端に取り付けられた(a)に示す固
定レバー90により回転させられる。また、各ピン82
の外周にはめられたばね92は、上述のようにクリップ
本体58を閉じ方向へ付勢するとともに、クリップ本体
58の支持部とカムフォロワ85に挟まれて、カムフォ
ロワ85をカム部材86に押し当てる方向に付勢する。
【0026】カム部材86が(c)に示す向きにあると
きは、ばね92に付勢されてピン82がカム部材86側
に引っ込み、段差部54の壁面54bから離れている。
その状態で、クリップ56の位置をスライド調整した
後、(c)の状態から固定レバー90によってカム部材
86を90度回転させると、ピン82がねじりばね9
2、92の付勢に抗して外側に突っ張り、段差部54の
壁面54bに当接することにより、その摩擦力でクリッ
プ56が本体53に固定されることとなる。
きは、ばね92に付勢されてピン82がカム部材86側
に引っ込み、段差部54の壁面54bから離れている。
その状態で、クリップ56の位置をスライド調整した
後、(c)の状態から固定レバー90によってカム部材
86を90度回転させると、ピン82がねじりばね9
2、92の付勢に抗して外側に突っ張り、段差部54の
壁面54bに当接することにより、その摩擦力でクリッ
プ56が本体53に固定されることとなる。
【0027】図14(a)及び(b)には、クリップ5
6を段階的にスライドさせ、複数位置で固定する例を示
す。本体53の段差部54には、その底面54aを側方
に広げるようにしてスライダ挿入溝93(アリ溝)が設
けられている。スライダ挿入溝93は(c)に示すよう
に、その側面に繰り返し連続する凹凸部93a(例えば
円弧状)が形成されている。一方、クリップ本体58
は、支持ピン59により、スライダ94に回転可能に支
持され、かつねじりばね24で閉じる方向に付勢され
る。スライダ94の前方両端及び後方両端には、前方及
び後方に片持ち状に突出する2組のガイド爪95(1組
でもよい)が形成されており、その先端部の一部が側方
外側に突出している。そして、自由端である先端部に曲
げ力が作用すると、ガイド爪95全体が内側に弾性的に
たわむようになっている。
6を段階的にスライドさせ、複数位置で固定する例を示
す。本体53の段差部54には、その底面54aを側方
に広げるようにしてスライダ挿入溝93(アリ溝)が設
けられている。スライダ挿入溝93は(c)に示すよう
に、その側面に繰り返し連続する凹凸部93a(例えば
円弧状)が形成されている。一方、クリップ本体58
は、支持ピン59により、スライダ94に回転可能に支
持され、かつねじりばね24で閉じる方向に付勢され
る。スライダ94の前方両端及び後方両端には、前方及
び後方に片持ち状に突出する2組のガイド爪95(1組
でもよい)が形成されており、その先端部の一部が側方
外側に突出している。そして、自由端である先端部に曲
げ力が作用すると、ガイド爪95全体が内側に弾性的に
たわむようになっている。
【0028】このようなスライダ94をスライダ挿入溝
93に挿入してクリップ56を配置する。クリップ56
にスライド方向の力を加えると、その力を受けてガイド
爪95が内側に弾性変形し(たわむ)、その先端部が凹
凸部93aを滑って所定位置の凹部まで移動して停止す
る。これによって、スライダ94とともにクリップ56
が所定距離だけ進み、かつスライダ94のガイド爪95
を介してスライダ挿入溝93に保持される。その位置調
整後にクリップ56を固定する操作はいらない。
93に挿入してクリップ56を配置する。クリップ56
にスライド方向の力を加えると、その力を受けてガイド
爪95が内側に弾性変形し(たわむ)、その先端部が凹
凸部93aを滑って所定位置の凹部まで移動して停止す
る。これによって、スライダ94とともにクリップ56
が所定距離だけ進み、かつスライダ94のガイド爪95
を介してスライダ挿入溝93に保持される。その位置調
整後にクリップ56を固定する操作はいらない。
【0029】以上に説明した、クリップ56がスライド
するカメラ51では、これをポケット内により安定して
保持できる。例えば、図15(a)に示すように、ポケ
ット45にカメラ51を収納した場合に、そのポケット
45が本体53の長さに比べて浅く、クリップ56が十
分にポケット45の開口部に届かない場合に、クリップ
56を下にスライドさせて開口部に差し込むことができ
る。また逆に(b)に示すように、ポケット45が深く
本体53の下部が浮いてしまう場合に、クリップ56を
上にスライドさせて、本体53の底面をポケット45の
底面に付けて安定させることができる。
するカメラ51では、これをポケット内により安定して
保持できる。例えば、図15(a)に示すように、ポケ
ット45にカメラ51を収納した場合に、そのポケット
45が本体53の長さに比べて浅く、クリップ56が十
分にポケット45の開口部に届かない場合に、クリップ
56を下にスライドさせて開口部に差し込むことができ
る。また逆に(b)に示すように、ポケット45が深く
本体53の下部が浮いてしまう場合に、クリップ56を
上にスライドさせて、本体53の底面をポケット45の
底面に付けて安定させることができる。
【0030】以上の実施例は、使捨てカメラ本体の端部
側に段差部を設け、これにクリップを配置するものであ
るが、図16に示すカメラ100は、本体102に段差
部を設けず、クリップ本体104の解放操作部106の
先端が本体の端部102aに対応する位置にくるよう
に、本体102の背面に直接クリップ105を取り付け
たものである。
側に段差部を設け、これにクリップを配置するものであ
るが、図16に示すカメラ100は、本体102に段差
部を設けず、クリップ本体104の解放操作部106の
先端が本体の端部102aに対応する位置にくるよう
に、本体102の背面に直接クリップ105を取り付け
たものである。
【0031】この場合、図17に示すように、クリップ
本体104とベース107(又は対の本体)をピン10
3で連結し、かつ図示しないばねで閉状態としたクリッ
プ109を、そのベース107(又は対の本体)でカメ
ラ102の背面に、ねじ止め、接着等により固定した
り、雄・雌の圧着ファスナー等により着脱可能に固定す
ることも可能である。
本体104とベース107(又は対の本体)をピン10
3で連結し、かつ図示しないばねで閉状態としたクリッ
プ109を、そのベース107(又は対の本体)でカメ
ラ102の背面に、ねじ止め、接着等により固定した
り、雄・雌の圧着ファスナー等により着脱可能に固定す
ることも可能である。
【0032】また、クリップを位置固定だが着脱可能と
することもでき、カメラの使用状況に応じてクリップを
付けるかどうか使用者が自由に選択できることとなる。
その例を図18に示す。本体108の段差部16に、そ
の底面16aを側方に広げるようにしてスライダ挿入溝
110(アリ溝)が設けられている。一方、クリップ本
体112は(b)に示すように、その両側に設けられた
支点部34の穴を通る支持ピン26を介してスライダ1
14と連結され、かつねじりばね24により閉じ方向に
付勢される。また、スライダ114の中間部の両側には
(a)に示すように、外側に向かって開き、弾性的に接
近方向に曲げ変形可能な一対の係止部116が備えられ
ている。クリップ111は、スライダ114をスライダ
挿入溝110に押し込んで、一対の係止部116を各先
端の鉤状の係止爪116が互いに接近するように弾性変
形させた後、スライダ挿入溝110の中間部に設けられ
た係止凹部118において、係止部116が拡幅方向に
弾性復帰し、各係止爪116aが各係止凹部118に嵌
り込んで本体108に固定される。
することもでき、カメラの使用状況に応じてクリップを
付けるかどうか使用者が自由に選択できることとなる。
その例を図18に示す。本体108の段差部16に、そ
の底面16aを側方に広げるようにしてスライダ挿入溝
110(アリ溝)が設けられている。一方、クリップ本
体112は(b)に示すように、その両側に設けられた
支点部34の穴を通る支持ピン26を介してスライダ1
14と連結され、かつねじりばね24により閉じ方向に
付勢される。また、スライダ114の中間部の両側には
(a)に示すように、外側に向かって開き、弾性的に接
近方向に曲げ変形可能な一対の係止部116が備えられ
ている。クリップ111は、スライダ114をスライダ
挿入溝110に押し込んで、一対の係止部116を各先
端の鉤状の係止爪116が互いに接近するように弾性変
形させた後、スライダ挿入溝110の中間部に設けられ
た係止凹部118において、係止部116が拡幅方向に
弾性復帰し、各係止爪116aが各係止凹部118に嵌
り込んで本体108に固定される。
【0033】一方、本体108からクリップ111を取
り外す場合は、スライダ114の両側の係止部116の
中間部に一体に形成されているロック解除部120をつ
まみ、係止部116を弾性的に内側に曲げる。これによ
り係止爪116aを係止凹部118から外した後、クリ
ップ111を本体108から引き抜くようにする。この
ような構成により、クリップ111を選択的に着脱で
き、使用者の好みに応じて本体108に付けて使用した
り、取り外して使用したりすることができる。この場
合、カメラとクリップとをセットで販売し、クリップを
使用するか否かを使用者に委ねることも可能である。な
お、スライダ114の形状を、係止爪116aより前方
(図18(a)において左方向)の部分を切り取った約
半分程度のものとすることも可能である。
り外す場合は、スライダ114の両側の係止部116の
中間部に一体に形成されているロック解除部120をつ
まみ、係止部116を弾性的に内側に曲げる。これによ
り係止爪116aを係止凹部118から外した後、クリ
ップ111を本体108から引き抜くようにする。この
ような構成により、クリップ111を選択的に着脱で
き、使用者の好みに応じて本体108に付けて使用した
り、取り外して使用したりすることができる。この場
合、カメラとクリップとをセットで販売し、クリップを
使用するか否かを使用者に委ねることも可能である。な
お、スライダ114の形状を、係止爪116aより前方
(図18(a)において左方向)の部分を切り取った約
半分程度のものとすることも可能である。
【0034】次に、図19(a)〜(d)に示すよう
に、解放操作部30の操作面30aや突部32の把持面
32aに滑り止め加工を施し、あるいはゴム等の滑り止
め部材128を固着することもできる。また、図20に
示すように、クリップ130及び段差部132が使捨て
カメラ本体131の高さ方向のすべてにわたるようにし
てもよい。また、図21に示すクリップ134のよう
に、U字状その他の折返し形態の板ばね材139の一部
を把持部136とし、かつこの把持部136の一端側に
これと一体に解放操作部138を付加した形態とするこ
ともできる。
に、解放操作部30の操作面30aや突部32の把持面
32aに滑り止め加工を施し、あるいはゴム等の滑り止
め部材128を固着することもできる。また、図20に
示すように、クリップ130及び段差部132が使捨て
カメラ本体131の高さ方向のすべてにわたるようにし
てもよい。また、図21に示すクリップ134のよう
に、U字状その他の折返し形態の板ばね材139の一部
を把持部136とし、かつこの把持部136の一端側に
これと一体に解放操作部138を付加した形態とするこ
ともできる。
【0035】以上の説明では、使捨てカメラを例にとっ
たが、これ以外に、フィルムを充填し、使い終えたフィ
ルムを新しいものと交換して使用する通常の小型カメ
ラ、あるいはフィルムではなくCCD素子を用いて電子
画像を記憶するいわゆるデジタルカメラに本発明を適用
することもできる。さらに、クリップは小型カメラの幅
方向の一端部以外に、高さ方向の一端部などに組み込む
こともできる。その他、本発明は、当業者の知識に基づ
き、種々の変形を施した態様で実施し得ることは勿論で
ある。
たが、これ以外に、フィルムを充填し、使い終えたフィ
ルムを新しいものと交換して使用する通常の小型カメ
ラ、あるいはフィルムではなくCCD素子を用いて電子
画像を記憶するいわゆるデジタルカメラに本発明を適用
することもできる。さらに、クリップは小型カメラの幅
方向の一端部以外に、高さ方向の一端部などに組み込む
こともできる。その他、本発明は、当業者の知識に基づ
き、種々の変形を施した態様で実施し得ることは勿論で
ある。
【図1】本発明のカメラの一例を示す斜視図。
【図2】その正面図。
【図3】その平面図。
【図4】その側面図。
【図5】その背面図。
【図6】その分解斜視図。
【図7】把持部を付勢する別の付勢部材を説明する図。
【図8】図6の組付状態を示す斜視図。
【図9】クリップの把持作用を説明する図。
【図10】カメラの収納箇所を例示し、その保持状態を
示す図。
示す図。
【図11】クリップがスライド可能なカメラの一例を示
す図。
す図。
【図12】その構成の一例を説明する図。
【図13】その別の例を説明する図。
【図14】そのさらに別の例を説明する図。
【図15】その使用形態を説明する図。
【図16】本発明の別の実施例を示す側面図。
【図17】図16の変型例を示す側面図。
【図18】クリップが着脱可能なカメラの一例を示す
図。
図。
【図19】クリップの解放操作部や把持部に、滑り止め
加工又は滑り止め部材を施した状態を示す図。
加工又は滑り止め部材を施した状態を示す図。
【図20】幅広のクリップの一例を示す斜視図。
【図21】把持部・解放操作部及びばね部材が一体に形
成された例を示す断面図。
成された例を示す断面図。
1、51、100、140 使捨てカメラ 3、53、102、108、131 使捨てカメラ本体 16、54、132 段差部 16a、54a 底面 20、56、105、109、111、130、134
クリップ 22、58、104、112 クリップ本体(把持部
材) 24、92 ねじりばね(付勢手段) 30、106、138 解放操作部 32 突部 33、136 把持部 34 支点部 45 ポケット 62 ガイド溝 68、84、94、114 スライダ 72 ナット(固定手段) 80、93、110 スライダ挿入溝 86 カム部材(固定手段) 95 ガイド爪(固定手段)
クリップ 22、58、104、112 クリップ本体(把持部
材) 24、92 ねじりばね(付勢手段) 30、106、138 解放操作部 32 突部 33、136 把持部 34 支点部 45 ポケット 62 ガイド溝 68、84、94、114 スライダ 72 ナット(固定手段) 80、93、110 スライダ挿入溝 86 カム部材(固定手段) 95 ガイド爪(固定手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 背面又は側面において他の部分より低い
段差部が端部側に形成された小型カメラ本体(以下、本
体という)と、 その本体に取り付けられて把持部と解放操作部を有し、
把持部がその本体の段差部の底面に対し接近・離間する
とともに、付勢手段によりその把持部が前記段差部底面
に直接又は他の固定部材を介して押し付けられて両者間
で把持作用をなし、かつ、その把持部より前記端部側に
位置する前記解放操作部に操作力が加えられることによ
って前記把持部が前記段差部底面から離間させられる把
持部材とを含み、 前記解放操作部の端部が前記本体の端部に対応する基準
位置から、反対側の端部に寄った内部位置まで変位する
ように、前記把持部材が前記本体に対しスライド可能に
設けられ、かつそのスライドの任意位置又は複数位置で
固定手段によって一時的に位置決めされ、また前記段差
部はそのスライド範囲を包含するように形成されている
ことを特徴とする小型カメラ。 - 【請求項2】 前記小型カメラは、フィルムが内蔵され
たカメラを一体として購入し、内蔵されたフィルムの所
定枚数の撮影が終了した時点を使用限度とするフィルム
交換を前提としないレンズ付きフィルムである請求項1
記載の小型カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19919997A JP3201979B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 小型カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19919997A JP3201979B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 小型カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1124162A JPH1124162A (ja) | 1999-01-29 |
JP3201979B2 true JP3201979B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=16403797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19919997A Expired - Fee Related JP3201979B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 小型カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3201979B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112009002513T5 (de) | 2008-10-20 | 2012-01-19 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Vorratsbehälter für ein Reifenschaden-Dichtmittel und Reifenschaden-Reparatureinrichtung |
JP6000034B2 (ja) * | 2012-09-18 | 2016-09-28 | シャープ株式会社 | 送風装置 |
WO2016008107A1 (zh) * | 2014-07-15 | 2016-01-21 | 华为技术有限公司 | 移动终端及其摄像头组件 |
CN104536241A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-04-22 | 李理 | 一种用于随身摄像仪的连接装置 |
US11272779B2 (en) | 2019-04-26 | 2022-03-15 | Axon Enterprise, Inc. | Mount for an article of wear |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP19919997A patent/JP3201979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1124162A (ja) | 1999-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |