JP3113819U - 携帯電話ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】ズボンやスカートのベルト、上縁等に着脱自在に取り付けて、使い勝手の良い携帯電話ホルダーを提供する。
【解決手段】 携帯電話の下方部左右両サイドと上端部を係止する複数の係止爪1a,1a,1bを表面に突設した保持体1において、下方部左右両サイドの係止爪1a,1aに隣接させて携帯電話の下方部と係合する係合壁2,2,3,3を係止爪1a,1aの高さより低くして保持体1の下方部に突設し、保持体1の裏面に引掛部材4を設けた携帯電話ホルダーで、引掛部材4を一定の角度で左右に角度回転割出し設定可能にし、装着された携帯電話の向きが変えられるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、ズボンやスカートのベルト、及び上縁等に着脱自在に取り付けて、携帯電話の使い勝手を良くした携帯電話ホルダーに関するものである。
携帯電話は、一般的に衣類の胸ポケットやズボンのポケット、及びハンドバッグ等に入れて携帯されているが、胸ポケットに入れて携帯する場合に屈んだりするとポケットから落下して損傷し、使用不能になったり、ハンドバッグ等に入れて携帯する場合、着信音が聞き取れなかったり、バッグを開けて取り出すのに手間どるなどの問題点を有している。
上記問題点に鑑み、ズボンやスカートのベルト、及び上縁等に着脱可能に取り付けて携帯電話(携帯電話機)を保持し得る携帯電話ホルダーは種々開示され、周知されている。(例えば、特許文献1参照)
実用新案登録第3077128号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載される携帯電話ホルダーは、折り畳み式携帯電話の実施形態として、保持体に複数の係止爪が突設され、該係止爪を携帯電話に形成された小凹部に係止させることにより携帯電話を保持する保持手段としてあり、前記係止爪と小凹部の位置合わせに手間取って携帯電話を迅速に着脱できない恐れがあること、及びズボンやスカートのベルト、上縁等に取り付けるための係止舌部が保持体と一体に形成されて固定されたものであるため、使い勝手が良くないなどの問題点がある。
よって、本考案はこのような問題点を解決し得る携帯電話ホルダーを提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、本考案は以下に記載するような手段を講じてなる携帯電話ホルダーとするものである。
すなわち、
(1)携帯電話の下方部左右両サイドと上端部を係止する複数の係止爪を表面に突設した保持体において、下方部左右両サイドの係止爪に隣接させて携帯電話の下方部と係合する係合壁を係止爪の高さより低くして保持体の下方部に突設し、保持体の裏面には引掛部材を設けてなることを特徴とする携帯電話ホルダーである。
(2)下方部左右両サイドを係止する係止爪は、爪先が折り畳んだ携帯電話の折り畳み目に挿入されて携帯電話本体の稜面を係止するように形成されてなることを特徴とする前項(1)記載の携帯電話ホルダーである。
(3)上端部を係止する係止爪は、表面に弾性質の被膜が、コーティングされて携帯電話の折り畳み蝶番部を係止するように形成されてなることを特徴とする前項(1)又は(2)記載の携帯電話ホルダーである。
(4)引掛部材は、スプリングを介在させて保持体とで挟持するようにすると共に、一定の角度で回転割出し設定可能な構造にしてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の携帯電話ホルダーである。
上記手段にて記載するように、本考案は、携帯電話の下方部左右両サイドと上端部を係止する複数の係止爪を表面に突設した保持体において、下方部左右両サイドの係止爪に隣接させて携帯電話の下方部と係合する係合壁を係止爪の高さより低くして保持体の下方部に突設し、保持体の裏面には引掛部材を設けたものであり、携帯電話の装着時に、下方部が係合壁にガイドされて位置合わせすることなくスムーズに係合装着されると共に、係合壁は高さを低くして携帯電話の下部を係合するので携帯電話の側部に設けられた機能を遮蔽することなく安定して保持され、見た目もスマートな形状となる。
又、引掛部材を、スプリングを介在させて保持体とで挟持するようにし、一定の角度で回転割出して設定できるような構造にすることにより、装着した携帯電話を適度な角度にして装着でき、使い勝手は良くなる。
更に、上端部を係止する係止爪の表面を弾性質の被膜でコーティングすることにより、着脱による繰返しの擦りで携帯電話に傷がつくのを防止することができる。
本考案を実施するための最良の形態は、携帯電話の下方部左右両サイドと上端部を係止する複数の係止爪を表面に突設した保持体において、下方部左右両サイドの係止爪に隣接させて携帯電話の下方部と係合する係合壁を係止爪の高さより低くして保持体の下方部に突設し、保持体の裏面に引掛部材を設けた実施形態である。以下実施例にて図面を参照して説明する。
図1は、本考案の実施例を示す斜視図であり、(A)は表面を示し、(B)は裏面を示す。図示するように、携帯電話の下方部左右両サイドを係止する係止爪1a,1aと、上端部を係止する係止爪1bの複数の係止爪を突設した保持体1において、下方部左右両サイドの係止爪1a,1aに隣接させて携帯電話の下方部と係合する係合壁2,2,3,3を係止爪1a,1aの高さより低くして保持体1の下方部に突設されており、保持体1の裏面には引掛部材4が設けられている。
保持体1は、下方部左右両サイドに突設された係止爪1a,1aと上端部に突設された係止爪1bとで携帯電話の下方部左右両サイドと上端部をスプリング性をもたせて保持するように形成すべく例えば弾力性のある合成樹脂等で形成され、前記係止爪1a,1aは爪先が折り畳んだ携帯電話の折り畳み目に挿入され、携帯電話本体の稜面をスプリング性をもたせて係止するように形成され、上端部に突設された係止爪1bは表面に弾性質の被膜がコーティング(図示せず)されて携帯電話の折り畳み蝶番部をスプリング性をもたせて係止するように形成されている。
又、前記係止爪1a,1aに隣接させて突設された係合壁2,2,3,3は、携帯電話の下方部が係合すべく、携帯電話の機種に応じて形成され、折畳んだ携帯電話の下方部の1/3〜1/4程度がカバーされるようにして携帯電話の側面に設けられた機能部が遮蔽されないようにすると共に、突設した高さは係止爪1a,1aより低くして機種により異なる携帯電話本体の厚さと略同一か僅かに低くする。
更に携帯電話の機種により長さが変わり、縦長にしたり、上端部に突設された係止爪1bの奥行きも変えたりして形成し、必要に応じて穴や切欠き等を適宜設けてスプリング性をもたせるなど使い易さや機能性の向上及び軽量化、材料の節減等を図るものとする。本実施例では、係止爪1bによる係止にスプリング性をもたせるための穴1cと、携帯電話取り外し等の指掛けとして切欠き1dが設けられている。
保持体1の裏面に設けられた引掛部材4は、図2に示すようにスプリング5を介在させ、軸6で軸支されて一体に組み付けられた支持板7の下方部が保持板1の裏面に突設された胴軸部8に回動自在に嵌合されていて、胴軸部8の内側に突設された芯軸部9との間に嵌入され溝8aで回り止めされた先端部が楔状の弾力部材10が、支持板7の軸受部の凹穴11,…に係合することで角度回転割出し設定ができるようにし、支持板7が抜けないように軸受部を止め蓋12で止めて、前記スプリング5により、引掛部材4の下面と保持板1の裏面が当接するようにして挟持されるようにしてある。引掛部材4の下面は凹凸4aを付けたり、該凹凸を弾性質の被膜でコーティング(図示せず)するなどしてズボンやスカートのベルトや上縁等に引掛けて使用する時の抜け止めを施すと良い。
そして、前記凹穴11,…を、例えば30度の角度割出し間隔にして設けると、引掛部材4は保持体1に対して30度の角度間隔で角度回転割出し設定され、保持体1に保持された携帯電話の向きを30度宛左右に変えて適当な向きにすることができ、左右横水平にした状態で、ストッパー13,13で止めるようにしてある。
なお、上記引掛部材4は、図3に示すような構造でも角度回転割出し設定が可能である。すなわち、保持板1の裏面に突設された胴軸部8Aに回動自在に嵌合された支持板7の軸受部の凹穴11,…に、溝8bに嵌入された楔状のピン10aがコイル状のバネ14で押されて係合することで角度回転割出し設定ができるようにし、軸受部を止め蓋12で止めて支持板7が抜けないようにしてある。前記楔状のピン10aの代りにボール等の球体(図示せず)を使用しても良い。
図4,図5,図6は以上のようにしてなる引掛部材4の角度割出し作動例を示す説明図である。図4は角度回転割出し設定に、先端部が楔状の弾力部材10を使用した作動例であり、図5は角度回転割出し設定に楔状のピン10aを使用してコイル状のバネ14で押すようにした作動例である。
図4の作動例では、支持板7が矢印の方向に回動すると弾力部材10の楔状先端が凹溝11の斜面で押されると圧縮され、抗力を受けながら回動して次位置の凹穴11に嵌入係合して角度回転割出し位置が設定される。弾力部材10は、伸縮自在となるようにリング状に形成されて胴軸部8と芯軸部9との間に圧縮代(しろ)を考慮して嵌入されている。
図5の作動例では、支持板7が矢印の方向に回動するとコイル状のバネ14に押された楔状のピン10aの先端が凹溝の斜面で押されてバネ14が縮み、抗力を受けながら回動して次位置の凹穴11に嵌入係合して角度回転割出し位置が設定される。
以上のようにして順次回動させながら適当な角度に設定して使用する。角度回転割出し位置は、図6に示すように支持板7が横水平方向になった位置でストッパー13により止められる。逆方向も同様であり、支持板7の回動により一体に組み付けられた引掛部材も支持板7と同じ角度回転割出し位置で設定される。
図7は、本考案に折り畳んだ携帯電話を装着した例を示す斜視図である。保持体1の下方部左右両サイドに突設された係止爪1a,1aが折り畳んだ携帯電話15の下方部左右両サイドの折り畳み目に挿入され、携帯電話本体の稜面を係止して、係止爪1aに隣接した係合壁2,3で携帯電話本体の下方部が係合されており、上端部に突設された係止爪1bで折り畳んだ携帯電話15の蝶番部分が係止されている。
本考案の実施例を示す斜視図で(A)は表面図、(B)は裏面図である。 引掛部材の要部断面図で、(a)は平面図、(b)は(a)のS−S断面図である。 引掛部材の角度回転割出し構造の要部断面図で、(a)は平面図、(b)は(a)のT−T断面図である。 角度回転割出し作動の要部断面平面図である。 他の実施形態による角度回転割出しの要部断面平面図である。 横水平状態の角度回転割出し作動の平面図である。 携帯電話装着例を示す斜視図である。
符号の説明
1 保持体
1a,1b 係止爪
1c 穴
1d 切り欠
2,3 係合壁
4 引掛部材
4a 凹凸
5 スプリング
6 軸
7 支持板
8,8A 胴軸部
8a,8b 溝
9 芯軸部
10 弾力部材
10a ピン
11 凹穴
12 止め蓋
13 ストッパー
14 バネ
15 携帯電話

Claims (4)

  1. 携帯電話の下方部左右両サイドと上端部を係止する複数の係止爪を表面に突設した保持体において、下方部左右両サイドの係止爪に隣接させて携帯電話の下方部と係合する係合壁を係止爪の高さより低くして保持体の下方部に突設し、保持体の裏面には引掛部材を設けてなることを特徴とする携帯電話ホルダー。
  2. 下方部左右両サイドを係止する係止爪は、爪先が折り畳んだ携帯電話の折り畳み目に挿入されて携帯電話本体の稜面を係止するように形成されてなることを特徴とする請求項1記載の携帯電話ホルダー。
  3. 上端部を係止する係止爪は、表面に弾性質の被膜がコーティングされて携帯電話の折り畳み蝶番部を係止するように形成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯電話ホルダー。
  4. 引掛部材は、スプリングを介在させて保持体とで挟持するようにすると共に、一定の角度で回転割出し設定可能な構造にしてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の携帯電話ホルダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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