JP3082276U - 伸長可能な衣服用ベルト - Google Patents

伸長可能な衣服用ベルト

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JP3082276U
JP3082276U JP2001003452U JP2001003452U JP3082276U JP 3082276 U JP3082276 U JP 3082276U JP 2001003452 U JP2001003452 U JP 2001003452U JP 2001003452 U JP2001003452 U JP 2001003452U JP 3082276 U JP3082276 U JP 3082276U
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hook
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寿章 伊奈
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Morito Co Ltd
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Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一時的にウエストサイズが増大するときに、
自動的に伸びるベルトを提供する。 【構成】 ベルト伸長機構(20)は、位置固定された
本体部(21)と、開閉可能な蓋部(22)と、両者の
中をスライドするスライダー(23)からなる。本体部
(21)は先端にバー(11a)を収容するフック部
(24)があり、中央にはスライド床板(25)があ
り、後端には蓋部回動軸受(26)とばね止め用の爪
(27)が形成されている。蓋部(22)は、蓋部回動
軸(39)により後端が回動自在に支持されていると共
に、後端からほぼ直角に伸びる延長部(33)の先端が
スライダー底板の長孔(34)を介して本体部床板(2
5)をこすりながら移動する。スライダー(23)は、
前方が、2つのばね収容室(40)が形成されているば
ね収容部(37)であり、後方が、ベルト接続部(3
8)である。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は伸長可能な衣服用ベルトに関する。
【0001】
【従来の技術】
ズボン、スカート用のベルトでウエストサイズを変更する場合、通常は、ベル トのバックルピンが係合する調節孔の位置を変更する。しかし、例えば、食事中 などに、人前でベルトの調節孔の変更をするのは見苦しい。また、調節孔の間隔 は予め決められており、2つの孔の中間というようなきめ細かな設定はできない 。
【0002】 一時的にウエストサイズが増大するときや調節間隔をきめ細かく設定したいと きのために、自動的に伸びるベルトに関する考案が幾つか提案されている。例え ば、実開昭62−101821号、実開昭62−101822号、特開平1−1 74604号、特開平9−296318号、特開2000−333708、特開 2001−46116、等である。大雑把にいえば、これらの考案では、バック ルの中やベルトの中にばねを収容したり、バックルとベルトの間をばねやゴムで つなぐことにより両者の距離を伸縮可能としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
バックルとベルトの間をばねでつなぐことにより両者の距離を伸縮可能として いる点で、本考案は上記従来技術と基本的に同じ発想を有する。しかし、本考案 ではさらに、次のような点で改良を図った。 (1)バックルを着脱可能とする。 (2)ベルト伸縮機構の蓋部端部に回動延長部を設けて、蓋部の開放時及び閉鎖 時のみにその位置が安定するようにする。 (3)ベルト伸縮機構にばねを2本平行に設けて、横振れを少なくする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案の伸長可能な衣服用ベルトは、バックルと、ベルト伸長機構と、ベル トからなり、前記ベルト伸長機構は、位置固定された本体部と、開閉可能な蓋部 と、両者の中をスライドするスライダーからなり、前記本体部は先端にバックル のバーを収容するフック部があり、中央には平坦なスライド床板があり、後端に は蓋部回動軸受とばね止め用の爪が形成されており、前記蓋部は、蓋部回動軸に より後端が回動自在に支持されていると共に、後端からほぼ直角に伸びる延長部 の先端がスライダー底板の長孔を介して本体部床板と接触しながら移動可能であ り、前記スライダーは、前方が、2つのばね収容室が形成されているばね収容部 であり、後方が、上部及び側部において閉鎖され、ベルト側及び下側が開放され た空間となっているベルト接続部であることを特徴とする。
【0005】
【考案の実施の態様】
蓋部の前端がフックとなっており、蓋部を閉じたときには、本体部フックの手 前に降りるようにすることが好ましい。そのようにすることにより、バックルの バーは本体部フックと蓋部フックの間の空間に収容される。この空間からバーを 外し、バックルごと取り外すことが可能となる。
【0006】 ばね収容室の屋根を一部を切り開き、下方に押し下げることにより、ばね止め を形成することが好ましい。そのようにすることにより、ばねは、前端がこのば ね止めにより制止され、後端が前記本体部の爪により制止されるように設定する ことができる。
【0007】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき、本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1は、本考案に係る伸長可能なベルトのバックルおよびその周辺の斜視図で ある。伸縮機構を示すために蓋を開けているが、通常の使用時にはもちろん蓋は 閉じられる。図2は同平面図、図3は図2の断面図である。それぞれの図におい て、(a)は伸長前の状態、(b)は最大伸長後の状態である。
【0009】 図1において、前方から後方へ向かって、バックル10、伸長機構20、ベル ト50が位置する。
【0010】 バックル10は、「口」又は「D」字型の枠体11と、その枠体の一端から回 動自在なバックルピン12を有する。バックルピンの回動の支点となる枠体部分 をバー11aと呼ぶ。ベルト50は端部付近に長さ調節用の孔(図示せず)を有 する。両部品共に周知である。
【0011】 以下、本考案の特徴部分であるベルト伸長機構20を説明する。このベルト伸 長機構は、位置固定された本体部21と、開閉可能な蓋部22を有し、両者の中 をスライダー23がスライドする。
【0012】 図4(a)−(c)に本体部の構造を示す。本体部21は、先端にバックルの バー11aを収容するフック部24があり、中央は平坦なスライド床板25であ り、後端には蓋部回動軸26と4本の爪27が形成されている。フック部24は 中央の切り欠き28により二分されている。この切り欠き28にバックルピン1 2が位置する。スライド床板25は、スライダー23がスライドする外枠となる 側壁29を有する。この側壁上端からは、スライダーが上方に外れないようにす るための上部レール30が張り出している。また、蓋部22を横方向から締め付 けるための押圧部材31が設けられている。蓋部回動軸受26は後端の両側部に 設けられた突起32により支持されている。
【0013】 蓋部22は、図6に示されているように、前記蓋部回動軸受26にはまる回動 軸39により後端が回動自在に支持されている金属板である。蓋部22が回動す るとき、後端からほぼ直角に伸びる延長部33の先端がスライダー底板の長孔3 4(後記)を介して本体部スライド床板25をこすりながら移動するので、蓋部 の位置は開放状態又は閉鎖状態のときにもっとも安定し、その中間状態では不安 定である。蓋部22の前端はフック35となっており、蓋部を閉じたときには、 図3に示すように、本体部フック24の手前に降りる。そのため、バックルのバ ー11aは本体部フック24と蓋部フック35の間の空間に収容される。この空 間からバー11aを外し、バックルごと取り外すことが可能なので、バックルの み変更するような使い方が可能である。蓋部を閉じたとき、蓋部の側部延長板3 6が本体押圧部材31により締め付けられることは前記のとおりである。
【0014】 図5(a)−(c)にスライダー23の構造を示す。スライダー23は、前方 2/3がばね収容部37であり、後方1/3がベルト接続部38である。ばね収 容部37は、1枚の金属板から曲げ加工により制作されており、2つのばね収容 室40,40が形成されている。図5(b)に示すように、ばね収容室40の屋 根は一部が切り開かれ、下方に押し下げられることにより、ばね止め41が形成 されている。このばね収容室の屋根の切り欠き42から、図1に示すように、ば ね43の一部が見える。また、スライダー底板には長孔34が設けられている。
【0015】 2本のばね43は、前端がばね止め41により制止され、後端が本体部の爪2 7により制止されている。ばね43をこの状態に設定するには、爪27を下げた 状態でばね43を後端側から挿入し、その後で爪27を立てればよい。
【0016】 ベルト接続部38は、上部44及び側部45において閉鎖され、ベルト側及び 下側が開放された空間となっている。ベルト端部50をこの空間に差し込み、止 め爪46を有する直角板47を90度回動することにより、ベルト50が固定さ れると共に、直角板47により底部が形成される。
【0017】
【考案の効果】
上記のように、本考案では、バックルとベルトの間にばねを有する伸長機構を 設けたので、通常時は、図2(a)、図3(a)の状態であるが、食事中などウ エストが膨らんだときには、最大、図2(b)、図3(b)の状態にまで自動的 にきめ細かく伸長する。その結果、食事中でもウエストサイズを気にすることは なくなる。
【0018】 また、本考案においてはバックルは着脱可能であるので、流行に合わせて変更 することが可能である。
【0019】 また、ベルト伸縮機構の蓋部端部に回動延長部を設けて、蓋部の開放時及び閉 鎖時のみにその位置が安定するので、蓋部を安易にあけられないで済む。
【0020】 さらに、ベルト伸縮機構にばねを2本平行に設けたので、1本のときに比べて 横振れが少なくなった。
【0021】 本考案のベルトは単独で使用してももちろん効果があるが、本出願人の出願に 係る特開2000−50913又は特開2001−87010の発明と併用する ことにより、一段と使い勝手のよいものとなる。これらの発明は、ズボンやスカ ートのウエスト部分にばねを備えた伸長機構を直接付加したものである。ウエス ト伸長機構を有するズボンやスカートと、同じくウエスト伸長機構を有するベル トの双方を併用することにより、一方の効果を他方が減殺するようなことがなく なるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る伸長可能なベルトのバックルお
よびその周辺の斜視図である。
【図2】 本考案に係る伸長可能なベルトのバックルお
よびその周辺の平面図である。(a)は非伸長時、
(b)は伸長時である。
【図3】 図2の断面図である。(a)は非伸長時、
(b)は伸長時である。
【図4】 本体部の構造を示すもので、(a)は平面
図、(b)は右側面図、(c)は側面図である。
【図5】 スライダーの構造を示すもので、(a)は左
側面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図6】 蓋部の構造を示すもので、(a)は平面図、
(b)は右側面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
10 バックル 11 枠体 11a バー 12 バックルピン 20 ベルト伸長機構 21 本体部 22 蓋部 23 スライダー 24 本体部フック 25 スライド床板 26 蓋部回動軸受 27 爪 29 側壁 30 上部レール 31 押圧部材 32 突起 33 延長部 34 長孔 35 蓋部フック 36 側部延長板 37 ばね収容部 38 ベルト接続部 39 回動軸 40 ばね収容室 44 上部 45 側部 46 止め爪 47 直角板 50 ベルト

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックル(10)と、ベルト伸長機構
    (20)と、ベルト(50)からなり、 前記ベルト伸長機構(20)は、位置固定された本体部
    (21)と、開閉可能な蓋部(22)と、両者の中をス
    ライドするスライダー(23)からなり、 前記本体部(21)は先端にバックル(10)のバー
    (11a)を収容するフック部(24)があり、中央に
    は平坦なスライド床板(25)があり、後端には蓋部回
    動軸受(26)とばね止め用の爪(27)が形成されて
    おり、 前記蓋部(22)は、蓋部回動軸(39)により後端が
    回動自在に支持されていると共に、後端からほぼ直角に
    伸びる延長部(33)の先端がスライダー底板の長孔
    (34)を介して本体部床板(25)と接触しながら移
    動可能であり、 前記スライダー(23)は、前方が、2つのばね収容室
    (40,40)が形成されているばね収容部(37)で
    あり、後方が、上部(44)及び側部(45)において
    閉鎖され、ベルト側及び下側が開放された空間となって
    いるベルト接続部(38)であることを特徴とする伸長
    可能な衣服用ベルト。
  2. 【請求項2】 蓋部(22)の前端はフック(35)と
    なっており、蓋部を閉じたときには、バックルのバー
    (11a)は本体部フック(24)と蓋部フック(3
    5)の間の空間に収容される請求項1記載の衣服用ベル
    ト。
  3. 【請求項3】 ばね収容室(40)の屋根は一部が切り
    開かれ、下方に押し下げられることにより、ばね止め
    (41)が形成されており、ばね(43)は、前端がこ
    のばね止め(41)により制止され、後端が前記本体部
    の爪(27)により制止されている請求項1記載の衣服
    用ベルト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100888536B1 (ko) * 2008-10-21 2009-03-11 조용연 혁대 벨트의 자동신축장치

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