JP6021672B2 - タンディッシュカー - Google Patents

タンディッシュカー Download PDF

Info

Publication number
JP6021672B2
JP6021672B2 JP2013021413A JP2013021413A JP6021672B2 JP 6021672 B2 JP6021672 B2 JP 6021672B2 JP 2013021413 A JP2013021413 A JP 2013021413A JP 2013021413 A JP2013021413 A JP 2013021413A JP 6021672 B2 JP6021672 B2 JP 6021672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifting
elevating
shaft
transmission shaft
driving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013021413A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014151331A (ja
Inventor
浩志 川口
浩志 川口
文樹 浅野
文樹 浅野
隆之 下山
隆之 下山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2013021413A priority Critical patent/JP6021672B2/ja
Publication of JP2014151331A publication Critical patent/JP2014151331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6021672B2 publication Critical patent/JP6021672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

本発明は、連続鋳造設備で用いるタンディッシュを支持するタンディッシュカーに関する。
一般に、連続鋳造設備では、取鍋により運ばれてきた溶鋼がタンディッシュに注がれ、注がれた溶鋼はタンディッシュの底面にある浸漬ノズルによって鋳型に注入される。このタンディッシュは、タンディッシュカー(溶鋼容器支持装置)に搭載されると共に、このタンディッシュカーに搬送されて取鍋の下方且つ鋳型の上方に設置される。
斯かるタンディッシュカーの構造を開示する文献としては、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1は、鋳型の上部近傍に敷設されたレール上を移動する走行台車と、この走行台車上に立設されたガイドポストと、このガイドポスト間に水平に架け渡され且つタンディッシュを支持する支持フレームと、支持フレームを昇降させる昇降装置と、を有している。この昇降装置は、支持フレームを昇降させる昇降手段と、この昇降手段を駆動させる駆動装置と、駆動装置で生じた回転駆動力を昇降手段に伝える伝達軸とで構成されているタンディッシュカーを開示する。
特開2001−259811号公報
特許文献1のタンディッシュカーにおいては、同文献の図3及び図4に示すように、高温のタンディッシュを上下方向に昇降させる昇降装置(ネジジャッキ等)及び駆動装置(モータ)が、この支持フレームの直下に配備されている。すなわち、昇降装置は、タンディッシュの下方に位置する台車の上面であって、支持フレームの左右両端部にそれぞれ配置されており、配置された昇降装置の間(言い換えれば、台車の中央部)に、この昇降装置を駆動させるモータと、このモータで生じた回転駆動力を昇降装置に伝える伝達軸とが配置されている。
しかしながら、一般のタンディッシュカーにおいては、タンディッシュを支持する昇降フレームと台車との間には、特許文献1の図3に示されているような空間がほとんどなく、昇降装置を昇降させる駆動装置を配置することができない。特に、小形の連続鋳造設備や昇降フレームに計重装置を備えられたタンディッシュカーでは、上記した空間(スペース)が非常に狭く、モータを配置することがほとんどできない。
上記した問題を回避するためには、モータをガイドポスト(昇降フレーム支持部材)より外側、且つタンディッシュから離れた位置に配置することが有効かもしれないが、モータをガイドポストより外側に配置すると、駆動装置と昇降装置とがガイドポストを挟むように配置されるようになり、駆動装置と昇降装置とを連結する伝達軸がガイドポストに干渉する虞がある。
また、特許文献1に開示されたようなタンディッシュカーでは、駆動装置がタンディッシュの直下に配備されているため、高温のタンディッシュの熱が駆動装置に付与されてしまう。熱の影響を受けた駆動装置は、本来の昇降機能を発揮させることができなくなる虞がある。さらに、高温のタンディッシュの熱が膨大である場合、昇降装置を駆動させる駆動装置が破損する虞もある。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、熱の影響を受けない位置に駆動装置が配置すると共に、駆動装置と昇降装置とを連結する伝達軸がガイドポストに干渉することがないタンディッシュカーを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明に係る鋳片引抜装置は、タンディッシュを支持する昇降フレームと、前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降装置と、前記昇降装置を駆動させる駆動装置と、前記駆動装置と前記昇降装置と前記昇降フレームとが搭載される台車と、を備えたタンディッシュカーにおいて、前記昇降装置は、前記昇降フレームを支持する昇降フレーム支持部材と前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降手段とを有し、前記昇降フレーム支持部材は、前記台車の一方側及び他方側にそれぞれ備えられ、前記昇降手段は、前記台車の一方側及び他方側のそれぞれであって且つ前記昇降フレーム支持部材の内側に隣接するように配置されており、前記駆動装置は、前記一方側の昇降フレーム支持部材の外側に設けられ、前記駆動装置と一方側の昇降手段とは、前記駆動装置で生じた回転駆動力を伝える第1伝達軸を介して連結され、前記一方側の昇降手段と他方側の昇降手段とは、前記第1伝達軸と連動回動して回転駆動力を伝える第2伝達軸を介して連結されていて、前記第1伝達軸が前記一方側の昇降フレーム支持部材を回避するように配置されると共に、前記一方側の昇降手段に備えられた駆動軸の軸心が、前記一方側の昇降フレーム支持部材に備えられたポストの軸心と前記他方側の昇降フレーム支持部材に備えられたポストの軸心とを含む平面に交差するように配置されていることを特徴とする。
好ましくは、前記昇降手段は、一方側の昇降フレーム支持部材と他方側の昇降フレーム支持部材とを結ぶ直線上に一列に配置されているとよい。
好ましくは、前記駆動装置と第1伝達軸、並びに、前記昇降手段と第2伝達軸は、ユニバーサルジョイントで連結されているとよい。
好ましくは、前記駆動装置と第1伝達軸、並びに、前記昇降手段と第2伝達軸は、等速自在継手で連結されているとよい。
また、本発明に係るタンディッシュカーの最も好ましい形態は、タンディッシュを支持する昇降フレームと、前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降装置と、前記昇降装置を駆動させる駆動装置と、前記駆動装置と前記昇降装置と前記昇降フレームとが搭載される台車と、を備えたタンディッシュカーにおいて、前記昇降装置は、前記昇降フレームを支持する昇降フレーム支持部材と前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降手段とを有し、前記昇降フレーム支持部材は、前記台車の一方側及び他方側にそれぞれ備えられ、前記昇降手段は、前記台車の一方側及び他方側のそれぞれであって且つ前記昇降フレーム支持部材の内側に隣接するように配置されており、前記駆動装置は、前記一方側の昇降フレーム支持部材の外側に設けられ、前記駆動装置と一方側の昇降手段とは、前記駆動装置で生じた回転駆動力を伝える第1伝達軸を介して連結され、前記一方側の昇降手段と他方側の昇降手段とは、前記第1伝達軸と連動回動して回転駆動力を伝える第2伝達軸を介して連結されていて、前記第1伝達軸が前記一方側の昇降フレーム支持部材を回避するように配置されると共に、前記一方側の昇降手段に備えられた駆動軸の軸心が、前記一方側の昇降フレーム支持部材に、上下方向を向いて内挿された柱状のポストの軸心と前記他方側の昇降フレーム支持部材に、上下方向を向いて内挿された柱状のポストの軸心とを含む平面に交差するように配置されていて、前記昇降手段は、一方側の昇降フレーム支持部材と他方側の昇降フレーム支持部材とを結ぶ直線上に一列に配置されていることを特徴とする。
本発明のタンディッシュカーによれば、熱の影響を受けない位置に駆動装置が配置されているため、駆動装置の能力を十分に発揮させることができる。さらには、駆動装置と昇降装置とを連結する伝達軸がポストガイドを回避するように配置されているため、駆動装置と昇降装置とをシンプルな構成で連結することができる。
本発明のタンディッシュカーを示した図である。 本発明のタンディッシュカーの昇降を示した図である。 本発明のタンディッシュカーにおける駆動装置と昇降装置との配置を示した概略図である。 本発明のタンディッシュカーにおける駆動装置と昇降装置との配置を示した概略図である。 従来のタンディッシュカーにおける駆動装置と昇降装置との配置を示した概略図である。 従来のタンディッシュカーにおける駆動装置と昇降装置との配置を示した概略図である。 連続鋳造設備の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図を基に説明する。
以下、本実施形態に係るタンディッシュカー1を説明する前に、本実施形態のタンディッシュカー1で支持されるタンディッシュ34が配備された連続鋳造設備30の説明を行う。
図7に示される連続鋳造設備30は、多ストランド用の湾曲型の連続鋳造設備30であり、鋳型31の下端から引き抜かれた鋳片32(ブルーム、ビレット、スラブ)は、始めは下方向に引き抜かれるが、複数のサポートロール33で支持されつつ緩やかに曲げられ、最後は水平方向に引き抜かれるようになる。つまり、連続鋳造設備30は、鋳型31の下端を始端部として湾曲状にパスラインが終端部まで延びている。
図7に示すように、連続鋳造設備30は、溶鋼を一時的に蓄え鋳型31へ注入するタンディッシュ34と、溶鋼を鋳造する鋳型31と、鋳型31から出たブルーム等の鋳片32を支えつつ移送する複数のサポートロール33とを有している。また、パスラインの中途部から終端部の間の複数位置に鋳片引抜装置(図示せず)が床面Fに配備されている。
このような構成の連続鋳造設備30では、取鍋により運ばれてきた溶鋼がタンディッシュ34に注がれ、注がれた溶鋼はタンディッシュ34に設けた浸漬ノズル35を介して鋳型31に注入される。鋳型31では注入された溶鋼が冷却(1次冷却)され、その表面部のみが凝固した状態の鋳片32となって、鋳型31下部から引き抜かれる。
下方向に引き抜かれた鋳片32は、各サポートロール33で保持されながら、鋳片引抜装置が配備された湾曲状のパスラインの始端部から終端部に向けて通過する。その時、鋳片32はパスラインを通過している間に冷却(2次冷却)されている。そして、冷却されて水平になった鋳片32は、下流側に備えられたガス切断機(図示せず)で所定の長さに切断され、鋳片32が形成される。
図1に示すように、本発明に係るタンディッシュカー1は、連続鋳造機の鋳型31の直上へタンディッシュ34を移送し、その位置で保持するためのものである。
タンディッシュカー1は、タンディッシュ34を支持する昇降フレーム2と、この昇降フレーム2を上下方向に昇降させる一対の昇降装置3と、これら昇降装置3を駆動させる駆動装置4と、駆動装置4と昇降装置3と昇降フレーム2とが搭載される台車5と、を備えている。
図1(a)は、本発明のタンディッシュカー1を正面から見た図であり、図1(b)は、本発明のタンディッシュカー1を側面から見た図である。また、図1(c)は、図1(a)のA−A断面図(平面図)である。以降、説明において、図1(c)における左右方向をタンディッシュカー1の左右方向とし、図1(c)における上下方向をタンディッシュカー1の後前方向とする。図1(a)の上下方向をタンディッシュカー1の上下方向とする。
図1(c)に示すように、台車5は、左右方向に延びる基部7が前後一対設けられ、前後に設けられた基部7の両端部同士を掛け渡すように梁部材8が設けられている。この台車5は、平面視で四角形状の枠体に形成され、各基部7の左右方向両端部には車輪6がそれぞれ設けられている。車輪6は連続鋳造設備30に敷設された一対のレール(図示せず)上に配備されるようになっている。また、一対のレール上に配備される車輪6は、車輪6を駆動させる車輪用駆動装置(図示せず)に連結されている。車輪用駆動装置によって車輪6を転動させることにより、台車5が前後方向に敷設されたレール上を自在に移動するようになっている。また、台車5の上面には、鋳造中のタンディッシュ34を昇降フレーム2を介して保持する保持部材9が各基部7の略中央に設けられている。この保持部材9は、昇降フレーム2が所定の高さより下方に移動しないようになっている。つまり、昇降フレーム2のストッパの役割を担っている。
図1に示すように、台車5(基部7)の上方には、タンディッシュ34を支持し、且つ上下方向に昇降させる昇降フレーム2が前後一対配備されている。この昇降フレーム2は、平面視で左右方向に延びる前後一対のビーム部材である。また、この昇降フレーム2は、図1(a)に示すように、ビーム部材の中央部が下方に凸状に突出し、昇降フレーム2が最も下の位置にきた場合に、ビーム部材の中央部が台車5に設けられた保持部材9に面接触するようになっている。また、図1(b)に示すように、昇降フレーム2の上部には、タンディッシュ34の外側壁に形成された突出部36が係合し、昇降フレーム2上にタンディッシュ34が載置されるものとなっている。また、昇降フレーム2の下方、すなわち昇降フレーム2と台車5との間には、後述する昇降装置3が配備されていて、この昇降装置3は昇降フレーム2を上下方向に昇降させるようになっている。
図1に示すように、昇降装置3は、昇降フレーム2の左右方向や前後方向の動きを拘束する昇降フレーム支持部材10と、昇降フレーム2を上下方向に昇降させる昇降手段11と、を有し、前側及び後側の基部7にそれぞれ設けられている。
以下、図3などに示されるような後側に配置された昇降装置3を例に挙げて、説明する。
昇降フレーム支持部材10は、昇降フレーム2を支持しつつ、この昇降フレーム2が転倒しないように水平方向の動きを拘束する円柱状のポスト12と、このポスト12を遊隙状に内挿する円筒状のガイドポスト13とを有し、台車5の後側であってその一方側10a(図1(c)での左側)及び他方側10b(図1(c)での右側)にそれぞれ備えられている。
ガイドポスト13は、上下方向を向いた筒部材であって、台車5の基部7両端部に配備されている。このガイドポスト13は、台車5の基部7と一体となるように形成されている。言い換えると、ガイドポスト13は、台車5の基部7から上方に突出するように配設されている。また、ガイドポスト13の下面、すなわち基部7の下面が開放されており、ガイドポスト13は上下方向に貫通したものとなっている。
ポスト12は、上下方向に長尺の棒材であって、ガイドポスト13に内挿されている。ポスト12の外周面とガイドポスト13内周面との間には若干の隙間があり、この隙間によってポスト12がガイドポスト13沿って上下方向に移動することが可能となっている。このポスト12の上面と昇降フレーム2の下面とが固定されている。
一方、昇降フレーム2を上下方向に昇降駆動する昇降手段11は、昇降フレーム2を上下に昇降させる昇降軸14と、昇降軸14を上下方向に進出させる駆動軸15と、昇降軸14と駆動軸15とを収容する本体部16とを有している。
具体的には、本実施形態の昇降手段11としてはネジジャッキを採用している。このネジジャッキ本体(すなわち本体部16)の上面からは昇降軸14が上方突出状に設けられており、この昇降軸14の先端部が、昇降フレーム2の下面と接するものとなっている。本体部16の側面には、水平方向を向くように駆動軸15が設けられている。この駆動軸15を回転させることで、昇降軸14が上方へ伸長したり、下方へ縮退したりする。
駆動軸15は、本体部16(本実施形態では平面視円形)の外周に接するように設けられており、駆動軸15の一方端側は、駆動装置4で生じた回転駆動力が入力される入力軸18とされ、駆動軸15の他方端側は、伝達された回転駆動力を更に別の昇降手段11(他方側の昇降手段11b)に伝える出力軸19とされている。
この昇降手段11は、台車5の一方側11a及び他方側11bのそれぞれにあって、ガイドポスト13a、13bの内側に隣接するように配置されている。言い換えれば、昇降手段11は、昇降フレーム2の左右両端部の下方であって、ガイドポスト13a、13bより左右内側の位置するように配置されている。
図1、図3などに示すように、昇降手段11は、平面視で、一方側のガイドポスト13a(ポスト12a)の軸心と他方側のガイドポスト13b(ポスト12b)の軸心とを結ぶ直線上に一列に配置されている。詳しくは、各昇降手段11a、11bの昇降軸14a、14bの軸心が、一方側のガイドポスト13aと他方側のガイドポスト13bとを結ぶ直線上に一列に配置されている。しかしながら、一方側の昇降手段11aに設けられた駆動軸15aの軸心、他方側の昇降手段11bに設けられた駆動軸15bの軸心のそれぞれは、一方側のガイドポスト13aの軸心と他方側のガイドポスト13bの軸心とを結ぶ直線とは平行ではなく、軸心交叉状に設けられている。これら軸心の関係については、後ほど詳しく説明する。また、前側の駆動装置4は、上述した後側の駆動装置4を左右方向の軸に対して対称に配置したものであるため、説明は省略する。
一方、昇降手段11を駆動する駆動装置4は、昇降手段11を作動させる電動機(モータ)であり、台車5の左側端部に台車5から突出するように搭載されている。駆動装置4は、一方側のガイドポスト13aより外側に少し間を空けて配置されているともいえる。
以下、後側に配置された駆動装置4を例に挙げて、説明する。
駆動装置4は、台車5の後側端部からも突出するように配置されている。つまり、駆動装置4は、台車5の左側角部から突出するように配置されている。また、この駆動装置4は、回転駆動力を出力する出力軸17が右側を向くように配置されていて、この出力軸17の軸心(軸線)とそれぞれのガイドポスト13a、13bの軸心を結ぶ直線とが、平行であるものの同一直線上にならないように配置されている。
そして、駆動装置4の出力軸の先端には、駆動装置4で生じた回転駆動力を伝える第1伝達軸21が連結されている。
第1伝達軸21は、駆動装置4で生じた回転駆動力を一方側の昇降手段11aに伝達するものであり、後述する第2伝達軸22よりも短尺の棒材である。この第1伝達軸21は、駆動装置4の出力軸17と一方側の昇降手段11aの入力軸18とを掛け渡すように連結されており、一方側のガイドポスト13a(ポスト12a)の後側を通過するようになっている。つまり、第1伝達軸21は、一方側のガイドポスト13aと接触しないように配置されている。
一方側のガイドポスト13aを回避するために、第1伝達軸21の両端部(連結部)には、自在な角度で連結することができるユニバーサルジョイントが備えられている。第1伝達軸21の連結部にユニバーサルジョイントを用いることで、駆動装置の出力軸17と一方側の昇降手段11aの入力軸18とが同一直線上に配置されていなくても、駆動装置4で生じた回転駆動力を等速回転で一方側の昇降手段11aに伝達することができる。なお、第1伝達軸21の連結部に等速ボールジョイントなどの等速自在継手を備えてもよい。
そして、一方側の昇降手段11aを挟んで第1伝達軸21の反対側、すなわち一方側の昇降手段11aの出力軸19には、第1伝達軸21と連動回動して回転駆動力を伝える第2伝達軸22が連結されている。
第2伝達軸22は、一方側の昇降手段11aを通過した回転駆動力を他方側の昇降手段11bに伝達するものであり、一方側の昇降手段11aと他方側の昇降手段11bとの間に配置されている。この第2伝達軸22は、第1伝達軸21よりも長尺の棒材であって、一方側の昇降手段11aの出力軸19と他方側の昇降手段11bの入力軸20とを掛け渡すように連結されている。
前述した如く、一方側の昇降手段11aの出力軸19と他方側の昇降手段11bの入力軸20とは、同一直線上に配置されていない。それ故、これら一方側の昇降手段11aの出力軸19と他方側の昇降手段11bの入力軸20とを連結するために、第2伝達軸22の両端部(連結部)には、自在な角度で連結することができるユニバーサルジョイントが備えられている。第2伝達軸22の連結部にユニバーサルジョイントを用いることで、一方側の昇降手段11aの出力軸19と他方側の昇降手段11bの入力軸20とが同一直線上に配置されていなくても、駆動装置4で生じた回転駆動力を等速回転で他方側の昇降手段11bに伝達することができる。なお、第2伝達軸22の連結部に等速ボールジョイントなどの等速自在継手を備えてもよい。
これにより、第1伝達軸21が一方側のガイドポスト13aを回避するように配置されると共に、第1伝達軸21の軸心と第2伝達軸22の軸心とが交差するように配置される。ゆえに、第1伝達軸21と一方側のガイドポスト13aとの干渉を防ぐことができ、駆動装置の出力軸17と一方側の昇降手段11aの入力軸18とが同一直線上に配置されていなくても回転駆動力を一方側の昇降手段11aに伝達することができる。
なお、前側の駆動装置4、第1伝達軸21及び第2伝達軸22は、上述した後側の駆動装置4、第1伝達軸21及び第2伝達軸22を左右方向の軸に対して対称に配置したものであるため、説明は省略する。
次に、上述したタンディッシュカー1の作動態様、つまりタンディッシュカー1の昇降動作について、説明する。
図2に示すように、本発明に係るタンディッシュカー1は、昇降手段11を有する昇降装置3によってタンディッシュ34を上下に昇降させている。タンディッシュカー1は、連続鋳造設備30に備えられた鋳型31の上部近傍に敷設されたレール(図示せず)上を移動するものである。このタンディッシュカー1は、レール上に複数配置されていて、鋳造のスケジュールによって移動するようになっている。
図2(a)に示すように、通常時のタンディッシュカー1、すなわちタンディッシュカー1が取鍋の下方に配置されていない待機中やタンディッシュカー1が取鍋の下方に配置される鋳造中には、昇降フレーム2が最も下方にある状態、つまり昇降手段11の昇降軸14及びポスト12が最も下方に配置された状態となっている。
次に、図2(b)に示すように、上昇時のタンディッシュカー1、すなわちタンディッシュカー1が鋳造のスケジュールによって移動するときには、駆動装置4が回転駆動力を出力し昇降手段11を駆動させる。そうすると、昇降手段11の昇降軸14が上方に移動し昇降フレーム2が上昇し始める。昇降フレーム2の支持されたタンディッシュ34が持ち上がるようになる。やがて昇降手段11の昇降軸14及びポスト12とが最も上方に伸長することとなり、駆動装置4が停止するとともに昇降手段11も停止する。このような状態になると、タンディッシュカー1は移動を開始しタンディッシュカー1が鋳型31の上方に達すると移動を停止する。その後、駆動装置4が回転駆動力を出力し昇降手段11を駆動させる。そうすると、昇降手段11の昇降軸14が下方に移動し昇降フレーム2が下降し始める。昇降フレーム2が最も下方にある状態、つまり昇降手段11の昇降軸14及びポスト12が最も下方に配置された状態に達すると駆動装置4が停止するとともに昇降手段11も停止する。この時、タンディッシュ34に設けた浸漬ノズル35の下端部が鋳型31の内部に挿入された状態になる。このような状態になると、取鍋内の溶鋼がロングノズルを介してタンディッシュ34に注入されるようになる。
さて、昇降手段11(ネジジャッキ)を2台以上用いる場合、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aの軸心と他方側の昇降手段11bの駆動軸15bの軸心とを同一直線上に配置する方法が一般的に多く用いられている。また、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aの軸心と他方側の昇降手段11bの駆動軸15bの軸心とを平行に配置し、ギアボックスなどの変換装置を駆動軸15に連結する方法が用いられることもある。
しかしながら、一般のタンディッシュカーにおいては、昇降手段111を上述したような配置にすると、以下のような問題が生じる虞がある。
図5及び図6には、タンディッシュカーに昇降装置103及び駆動装置104を従来の方法で配置した場合の例が示されている。なお、図5及び図6において、紙面の上下方向を駆動装置104及び昇降装置103の後前方向とし、紙面の左右方向を駆動装置104及び昇降装置103の左右方向とする。
図5(a)は、ガイドポスト113の内側に隣接するように昇降手段111を備え、一方側(左側)のガイドポスト113aの軸心と、他方側(右側)のガイドポスト113bの軸心とを結ぶ直線に対して駆動軸115の軸心を平行に配置し、それぞれの駆動軸115を第2伝達軸122を介して連結したものである。
駆動装置104は、一方側のガイドポスト113aの外側であって、昇降手段111の駆動軸115の延長線上に配置されている。つまり、駆動装置104の出力軸117の軸心と昇降手段111aの駆動軸115の軸心(入力側)とが、一方側のガイドポスト113aに干渉する虞がある。ゆえに、図5(a)に示すような駆動装置104及び昇降装置103の配置及び第1伝達軸121の連結は適用不可能である。
図5(b)は、図5(a)のような干渉を回避するために、昇降手段111を一方側のガイドポスト113aの軸心と他方側のガイドポスト113bの軸心とを結ぶ直線上より後側(紙面では上側)にオフセットした位置に配置し、これら昇降手段111の駆動軸115の延長線上に駆動装置104を配置したものである。このようにすることで、駆動装置104の出力軸117の軸心と一方側の昇降手段111aの駆動軸115の軸心(入力側)とが、一方側のガイドポスト113aを回避するようになり、第1伝達軸121の連結することができる。しかし、ガイドポスト113の軸心と昇降手段111の昇降軸114の軸心(支持点)とが同一直線上に配置されていないので、昇降フレーム2に「ねじれ」が作用してしまい、ポスト112に無理な力が作用する。ゆえに、図5(b)に示すような駆動装置104及び昇降装置103の配置は適用不可能である。
図5(c)は、図5(a)のような干渉を回避するために、駆動装置104を一方側の昇降手段111aと他方側の昇降手段111bとの間に配置し、第1伝達軸121を連結したものである。しかし、一般のタンディッシュカーには、台車と昇降フレームとの間に駆動装置104を配置する空間(スペース)がないのが現状である。ゆえに、駆動装置104を図5(c)のような位置に配置をすることができない。仮に駆動装置104が配置できたとしても、出力軸115が両端に設けられた特殊な駆動装置104が必要となってしまい、コストが増加してしまう。ゆえに、図5(c)に示すような駆動装置104及び昇降装置103の配置は適用不可能である。
図5(d)は、図5(a)のような干渉を回避するために、大型の昇降手段111を一方側のガイドポスト113aと他方側のガイドポスト113bとの間に配置し、これら昇降手段111の駆動軸115の軸心の延長線上に駆動装置104を配置し第1伝達軸121を連結したものである。しかし、大型の昇降手段111は、小型の台車などに搭載することが困難である。仮に、タンディッシュカーに大型の昇降手段111が搭載できるとしてもコスト増になる。ゆえに、図5(d)に示すような駆動装置104及び昇降装置103の配置は適用不可能である。
図6(a)は、図5(a)のような干渉を回避するために、昇降手段111の駆動軸115を一方側のガイドポスト113aの軸心と他方側のガイドポスト113bの軸心とを結んだ直線に対して垂直に配置し、昇降手段111の駆動軸115の軸心上に直交ギアボックスを配置したものである。
しかし、昇降手段111は直交ギアボックスと第1伝達軸121とを介して駆動装置104に連結されているので、複雑な構成となる。また、タンディッシュカーの走行方向に直交ギアボックスが配置されるようになるため、台車(基部)の上部に直交ギアボックスの配置スペースが必要となる。小型かつ狭小な幅のタンディッシュカーには、このような直交ギアボックスを用いた昇降装置103を適用することができない。また、建屋幅が小さい連続鋳造設備の場合、タンディッシュカーの走行方向の幅が大きいとタンディッシュカーを建屋幅内に収納することが困難になるため、上記した狭小な幅のタンディッシュカーを用いている。また、鋳造位置のあるタンディッシュカーの近傍には、別のタンディッシュカーを鋳造位置のタンディッシュカーに隣接するように待機させている。このようなことから、タンディッシュカーの走行方向の幅を広げるのは好ましくない。ゆえに、図6(a)に示すような駆動装置104及び昇降装置103の配置は適用不可能である。
図6(b)は、図5(a)のような干渉を回避するために、ガイドポスト113の外側に昇降手段111と駆動装置104とをそれぞれ配置し、第1伝達軸121を介して連結したものである。しかし、このように配置された2台の昇降手段111は、同時に駆動するための電気的な同調制御が必要となる。また、このような配置にすると、タンディッシュカー100直下の設備とガイドポスト113の下部が干渉してしまう虞がある。このような干渉を回避するためには、一方側のガイドポスト113aと他方側のガイドポスト113bとの間隔を大きく広げることが必要となる。それに伴って、タンディッシュカーが走行するレールの間隔(レールのスパン)を広げることも必要となる。ゆえに、図6(b)に示すような駆動装置104及び昇降装置103の配置は適用不可能である。
そこで、上述した問題を鑑みて、本願発明者らは、タンディッシュカー1に搭載された昇降装置3及び駆動装置4の配置について、検討を行い、最良の配置を見出した。
以下、本発明に係るタンディッシュカー1の昇降装置3及び駆動装置4の配置について、図を参照して述べる。
図3及び図4には、本発明に係るタンディッシュカー1の昇降装置3及び駆動装置4の配置例が示されている。なお、図3及び図4において、紙面の上下方向を駆動装置4及び昇降装置3の後前方向とし、紙面の左右方向を駆動装置4及び昇降装置3の左右方向とする。
図3(a)は、ガイドポスト13の内側に隣接するように昇降手段11を備え、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aの軸心と、他方側の昇降手段11bの駆動軸15bの軸心とが「V」字状となるように配置したものである。また、駆動装置4を一方側のガイドポスト13aの外側に備え、この駆動装置4の出力軸が右に向くように配置している。
駆動装置4は、一方側及び他方側のガイドポスト13の軸心を結ぶ直線よりも後側に突出するように配置されている。そして、駆動装置4の出力軸17と一方側の昇降手段11aの入力軸18とが第1伝達軸21を介して連結され、第1伝達軸21が一方側のガイドポスト13aの後側を通過し干渉状況を回避するようになっている。一方、昇降手段11は、一方側のガイドポスト13aの軸心と他方側のガイドポスト13bの軸心とを結ぶ直線上に、昇降手段11の昇降軸14の軸心が一列に並ぶように配置されている。
また、一方側の昇降手段11aの外側に一方側の昇降フレーム支持部材10aが配置され、他方側の昇降手段11bの外側に他方側の昇降フレーム支持部材10bが配置されている。
そして、第1伝達軸21が一方側の昇降フレーム支持部材10aを回避するように配置されると共に、一方側の昇降手段11aに備えられた駆動軸15aの軸心が一方側の昇降フレーム支持部材10aに備えられたポスト12aの軸心と他方側の昇降フレーム支持部材11bに備えられたポスト12bの軸心とを含む垂直平面(A)に交差するように配置されている。つまり、一方側の昇降フレーム支持部材10a軸心と他方側の昇降フレーム支持部材11bの軸心との間に形成される上下方向に垂直な平面(A)に対して、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aの軸心が非平行に配置されている。
図3のような配置において、昇降手段11の駆動軸15の軸心の向きを以下のような条件とするとよい。
まず、図3(a)に示すように、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aの軸心と第2伝達軸22の軸心と、でなされる角度をθとする。また、他方側の昇降手段11bの駆動軸15bの軸心と第2伝達軸22の軸心と、でなされる角度をθとする。これら角度θとθをθ=θになるようにする。そうすると、一方側の昇降手段11aと他方側の昇降手段11bとを連結する第2伝達軸22の両端部に一般的に用いられているヨーク式ユニバーサルジョイントを備えることができる。なお、θとθを同一の角度としない場合、等速ボールジョイントなどの等速自在継手を第2伝達軸22の両端部に備えるとよい。
図3(b)は、ガイドポスト13の内側に隣接するように昇降手段11を備え、一方側の昇降手段11aを右方向に回転させて配置し、他方側の昇降手段11bを一方側の昇降手段11aに対して前後反転配置したものである。つまり、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aと他方側の昇降手段11bの駆動軸15bとが略同方向を向いた状態で配置されている。厳密にいえば、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aと他方側の昇降手段11bの駆動軸15bとは、同一直線上に配置されていない。なお、図3(b)に示されている駆動装置4は、図3(a)と同様に配置されているので、その詳細な説明は省略する。
このとき、昇降手段11の駆動軸15の軸心を以下のような条件で配置することが好ましい。
一方側の昇降手段11aの駆動軸15aの軸心と第2伝達軸22の軸心と、でなされる角度をθとする。また、他方側の昇降手段11bの駆動軸15bの軸心と第2伝達軸22の軸心と、でなされる角度をθとする。これら角度θとθを、θ=θになるようにする。そうすると、一方側の昇降手段11aと他方側の昇降手段11bとを連結する第2伝達軸22の両端部に一般的に用いられているヨーク式ユニバーサルジョイントを備えることができる。なお、θとθを同一の角度としない場合、等速ボールジョイントなどの等速自在継手を第2伝達軸22の両端部に備えるとよい。
また、昇降手段11の構成や形状によっては、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aと他方側の昇降手段11bの駆動軸15bとを一直線上に配置することが可能である。このような場合、第2伝達軸22の両端部には、ユニバーサルジョイントや等速ボールジョイントなどの等速自在継手を備えなくてもよい。つまり、駆動軸15aと駆動軸15bとを両端部にユニバーサルジョイントを備えない伝達軸で連接すればよい。
図3(c)は、ガイドポスト13の内側に隣接するように昇降手段11を備え、一方側の昇降手段11aを紙面の右方向に回転させて配置し、他方側の昇降手段11bの駆動軸15bと一方側のガイドポスト13aの軸心と他方側のガイドポスト13bの軸心とを結ぶ直線とが平行になるように他方側の昇降手段11bを配置したものである。なお、図3(c)に示されている駆動装置4は、図3(a)と同様に配置されているので、その詳細な説明は省略する。
昇降手段11は、一方側のガイドポスト13aの軸心と他方側のガイドポスト13bの軸心とを結ぶ直線上に、昇降手段11の昇降軸14の軸心が一列に並ぶように配置されている。
また、一方側の昇降手段11aが右方向に回転して配置されている。そのため、一方側の昇降手段11aの駆動軸15aの軸心と第2伝達軸22の軸心とでなされる角度θと、他方側の昇降手段11bの駆動軸15bの軸心と第2伝達軸22の軸心とでなされる角度θとが、異なった角度となる。このような場合、第2伝達軸22の両端部には、等速ボールジョイントなどの等速自在継手を用いる。
図4(a)、図4(b)、図4(c)は、図3(a)、図3(b)、図3(c)の変形例である。
図4における昇降手段11の配置は図3と略同様であるが、図4では、駆動装置4の配置が図3と大きく異なっている。
例えば、図4(a)において、駆動装置4は一方側のガイドポスト13aの外側に備えられ、この駆動装置4の出力軸と一方側の昇降手段11aの駆動軸15aとが同一直線上になるように配置されている。つまり、駆動装置4の出力軸が右側下方を向くように配置されている。駆動装置4の出力軸と一方側の昇降手段11aの駆動軸15aとが同一直線上に配置されているため、駆動装置4と一方側の昇降手段11aとを連結する第1伝達軸21は、両端部にユニバーサルジョイントを備えない伝達軸を採用することができる。
図4(b)も同様であり、図3(b)の構成において、駆動装置4の出力軸と一方側の昇降手段11aの駆動軸15aとを同一直線上に配置するものとしている。そのため、駆動装置4と一方側の昇降手段11aとを連結する第1伝達軸21は、両端部にユニバーサルジョイントを備えない伝達軸を採用することができる。
図4(c)も同様であり、図3(c)の構成において、駆動装置4の出力軸と一方側の昇降手段11aの駆動軸15aとを同一直線上に配置するものとしている。そのため、駆動装置4と一方側の昇降手段11aとを連結する第1伝達軸21は、両端部にユニバーサルジョイントを備えない一般的な伝達軸を採用することができる。
以上述べたように、タンディッシュカー1における昇降装置3及び駆動装置4、その連結方法を最適なものとすることで、駆動装置4と一方側の昇降装置3とを連結する伝達軸が、ガイドポスト13(昇降フレーム支持部材10)と干渉することを回避可能となる。そして、駆動装置4と昇降装置3とを連結する際に、直交ギアボックスなどを介して連結するといった複雑な構成にする必要がない。つまり、駆動装置4と昇降装置3とをシンプルな構成で連結することができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 タンディッシュカー
2 昇降フレーム
3 昇降装置
4 駆動装置
5 台車
6 車輪
7 基部
8 梁部材
9 保持部材
10 昇降フレーム支持部材
10a 一方側の昇降フレーム支持部材
10b 他方側の昇降フレーム支持部材
11 昇降手段
11a 一方側の昇降手段
11b 他方側の昇降手段
12 ポスト
12a 一方側のポスト
12b 他方側のポスト
13 ガイドポスト
13a 一方側のガイドポスト
13b 他方側のガイドポスト
14 昇降軸
14a 一方側の昇降軸
14b 他方側の昇降軸
15 駆動軸
15a 一方側の駆動軸
15b 他方側の駆動軸
16 本体部
17 出力軸(駆動装置)
18 入力軸(一方側の昇降手段)
19 出力軸(一方側の昇降手段)
20 入力軸(他方側の昇降手段)
21 第1伝達軸
22 第2伝達軸
30 連続鋳造設備
31 鋳型
32 鋳片
33 サポートロール
34 タンディッシュ
35 浸漬ノズル
36 突出部
103 昇降装置(従来)
104 駆動装置(従来)
111 昇降手段
111a 一方側の昇降手段
111b 他方側の昇降手段
112 ポスト
113 ガイドポスト
113a 一方側のガイドポスト
113b 他方側のガイドポスト
114 昇降軸
115 駆動軸
117 出力軸(駆動装置)
121 第1伝達軸
122 第2伝達軸
F 床面

Claims (3)

  1. タンディッシュを支持する昇降フレームと、前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降装置と、前記昇降装置を駆動させる駆動装置と、前記駆動装置と前記昇降装置と前記昇降フレームとが搭載される台車と、を備えたタンディッシュカーにおいて、
    前記昇降装置は、前記昇降フレームを支持する昇降フレーム支持部材と前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降手段とを有し、
    前記昇降フレーム支持部材は、前記台車の一方側及び他方側にそれぞれ備えられ、
    前記昇降手段は、前記台車の一方側及び他方側のそれぞれであって且つ前記昇降フレーム支持部材の内側に隣接するように配置されており、
    前記駆動装置は、前記一方側の昇降フレーム支持部材の外側に設けられ、
    前記駆動装置と一方側の昇降手段とは、前記駆動装置で生じた回転駆動力を伝える第1伝達軸を介して連結され、
    前記一方側の昇降手段と他方側の昇降手段とは、前記第1伝達軸と連動回動して回転駆動力を伝える第2伝達軸を介して連結されていて、
    前記第1伝達軸が前記一方側の昇降フレーム支持部材を回避するように配置されると共に、前記一方側の昇降手段に備えられた駆動軸の軸心が、前記一方側の昇降フレーム支持部材に、上下方向を向いて内挿された柱状のポストの軸心と前記他方側の昇降フレーム支持部材に、上下方向を向いて内挿された柱状のポストの軸心とを含む平面に交差するように配置されていて、
    前記昇降手段は、一方側の昇降フレーム支持部材と他方側の昇降フレーム支持部材とを結ぶ直線上に一列に配置されている
    ことを特徴とするタンディッシュカー。
  2. 前記駆動装置と第1伝達軸、並びに、前記昇降手段と第2伝達軸は、ユニバーサルジョイントで連結されていることを特徴とする請求項に記載のタンディッシュカー。
  3. 前記駆動装置と第1伝達軸、並びに、前記昇降手段と第2伝達軸は、等速自在継手で連結されていることを特徴とする請求項に記載のタンディッシュカー。
JP2013021413A 2013-02-06 2013-02-06 タンディッシュカー Active JP6021672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013021413A JP6021672B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 タンディッシュカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013021413A JP6021672B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 タンディッシュカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014151331A JP2014151331A (ja) 2014-08-25
JP6021672B2 true JP6021672B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=51573733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013021413A Active JP6021672B2 (ja) 2013-02-06 2013-02-06 タンディッシュカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6021672B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104625035B (zh) * 2014-11-10 2016-08-24 中冶陕压重工设备有限公司 一种用于精炼包浇注的座包装置及应用方法
CN104690261B (zh) * 2015-03-23 2017-02-01 武汉钢铁(集团)公司 中包车用中包自动对中装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122112Y2 (ja) * 1971-07-08 1976-06-08
JPS49112829A (ja) * 1973-02-28 1974-10-28
US4253790A (en) * 1976-11-26 1981-03-03 United States Steel Corporation Car for carrying large vessels
JPS6096314U (ja) * 1983-12-05 1985-07-01 日産自動車株式会社 搬送装置
US4678167A (en) * 1986-02-26 1987-07-07 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Tundish car in a continuous casting assembly
JP2549325Y2 (ja) * 1991-12-02 1997-09-30 住友重機械工業株式会社 連続鋳造設備におけるレ−ドルタ−レットの昇降装置
JPH0565454U (ja) * 1992-02-13 1993-08-31 住友重機械工業株式会社 連続鋳造設備のレ−ドル傾動装置
JPH0677957U (ja) * 1993-04-02 1994-11-01 日本冶金工業株式会社 連続鋳造設備のタンディッシュ運行装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014151331A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6021672B2 (ja) タンディッシュカー
JP2013501624A (ja) ロールスタンドにおけるロールを操作及び/又は搬送する装置
JP2010208822A (ja) エレベータの乗りかご
JP4993392B2 (ja) 荷役車両のフォーク移動装置
CN105314497B (zh) 电梯
JP6161383B2 (ja) 機械式駐車設備
JP5692816B2 (ja) エレベータ装置
JP2010247923A (ja) スタッカークレーンおよびその製造方法
JP5908720B2 (ja) 駐車装置用リフト装置
JP2012091201A (ja) タンディッシュカー
JPH0232069B2 (ja) Yotonpansochi
CN102701082B (zh) 铁水浇注输送系统
JP3176224B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
JP2010247941A (ja) パンタグラフ式リフタ
JP4664627B2 (ja) 連続鋳造設備
JP2018065189A (ja) タンディッシュカー
JP2011032002A (ja) スタッカークレーン
JP6275219B2 (ja) 鋳片引抜装置
JP6672550B2 (ja) タンディッシュカー
JP2018039036A (ja) 連続鋳造設備に備えられたロールスタンド
JP2010184778A (ja) 釣合錘装置
JP6072418B2 (ja) 駐車装置用リフト装置
JP5908721B2 (ja) 駐車装置用リフト装置
JP4127828B2 (ja) 連続鋳造設備
JP2009166101A (ja) 溶湯容器支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6021672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150