JP2018065189A - タンディッシュカー - Google Patents

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智則 西岡
浩志 川口
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浩志 川口
隆之 下山
Takayuki Shimoyama
隆之 下山
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Abstract

【課題】タンディッシュを安定して支持することを可能とすると共に、熱の影響を受けない位置に計重装置が配置されているタンディッシュカーを提供する。【解決手段】本発明は、タンディッシュ2を支持するための昇降フレーム16と、昇降フレーム16を昇降させる昇降装置19と、昇降装置19の下方に車輪18が配備された台車フレーム15とを備えたタンディッシュカー14において、台車フレーム15に昇降装置19が立設され、昇降装置19の頂部に計重装置20が配備され、昇降フレーム16は計重装置20昇降装置19を介して台車フレーム15に搭載され、昇降フレーム16の水平方向規制手段45が設けられ、昇降フレーム16と水平方向規制手段45との間に非接触となる遊隙を設け、水平方向規制手段45は昇降フレーム16の昇降上限位置、昇降下限位置及び昇降上限位置及び昇降下限位置の間のいずれかで昇降フレーム16の水平方向の移動を規制する。【選択図】図3

Description

本発明は、連続鋳造設備で用いるタンディッシュを支持するタンディッシュカーに関する。
一般に、連続鋳造設備では、取鍋により運ばれてきた溶鋼がタンディッシュに注がれ、注がれた溶鋼はタンディッシュの底面にある浸漬ノズルによって鋳型に注入される。このタンディッシュは、タンディッシュカー(溶鋼容器支持装置)に搭載されると共に、このタンディッシュカーに搬送されて取鍋の下方且つ鋳型の上方に設置される。
ところで、タンディッシュカーには、タンディッシュ内の溶鋼の重量を計測する計重装置が配備されている。この計重装置の構成に関する技術としては、特許文献1〜2に開示されたものがある。
特許文献1に開示のタンディッシュ溶鋼重量計測装置は、4個の筒状ガイドポスト7の内部にシリンダ装置9を収納し、それぞれの筒状ガイドポスト7の頂部にロードセル11を立設し、サポーティングフレーム12をロードセル11上に載置している(第1図〜第3図参照)。この技術は、ガイド柱30、31によってサポーティングフレーム12の水平方向の移動を阻止することを目的としている。また、ロードセル11とサポーティングフレーム12との間にはスライディングプレート15とラバープレート17を介し、ロードセル11に作用する横荷重を吸収することを目的としている。
特許文献2に開示の溶鋼重量計測装置は、シリンダ装置13の上端に直接(ロードセル23,43を介さず)、タンディッシュ受台14を載置している(図3参照)。この技術は、シリンダ装置13に水平力(水平方向の荷重)を作用させることは好ましくないので、タンディッシュ受台14をガイド15,16によって、水平方向の移動を拘束することを目的としている。なお、ロードセル23,43は、タンディッシュ受台14に配設されている。
特許文献2に開示のタンディッシュカーは、走行台車7上に、走行方向に直交するように配備した唯2つの昇降手段1の間に、昇降フレーム9が載荷されている。タンディッシュは、計重手段20を介して、昇降フレーム9に搭載されるようになっている。
特許文献4に開示の荷重検出装置は、小さな水平力が付加された場合には、その変位を円滑に吸収し、限界を超えた大きな水平力に対しては、これを阻止し得ることを目的とする水平力阻止機能を備えるようにしている。
公開実用新案昭55−138457号公報 実用新案昭58−22099号公報
ところで、タンディッシュをタンディッシュカーに載置する時のタンディッシュカーや走行中のタンディッシュカーには、水平方向において、前後左右方向に荷重が作用する。この水平方向の荷重(水平力)が大きいと、計重装置の計重精度を悪化させる虞がある。なお、通常では、計重装置としてロードセルが採用されている。
例えば、特許文献1は、サポーティングフレーム12がガイド柱30,31に接しているため、溶鋼の計重精度を低下させる原因になっていることが開示される。即ち、サポーティングフレーム12とガイド柱30,31との接触部には、接触具合に比例した摩擦力が発生し、この摩擦力が計重値に悪影響を与える。
そこで、同文献においては、スライディングプレート15とラバープレート17を設けることで、ロードセル11に作用する横荷重を吸収することが開示される。しかし、被計重物がスライディングプレート15に載置されることにより、被計重物の重量に比例した摩擦力が、ロードセル11の水平方向に作用する虞がある。
本来、ロードセル11は、圧縮荷重(または引張荷重)のみを作用させることが正しい使用方法であり、ロードセル11への横荷重は計重精度に悪影響を与えるだけではなく、ロードセル11を損傷してしまう虞もある。スライディングプレート15の摺動が限りなくスムーズ(即ち、摩擦係数がゼロ)であれば、ロードセル11に水平力は作用しないが、現実的には不可能である。
例えば、特許文献2の技術は、ロードセル23,43に、水平力を作用させないための技術が開示されるが、複雑な機構を必要とするためタンディッシュカーの製造コストなどが嵩む虞もある。さらに、高温のタンディッシュに接近した位置にロードセル23,43を配設せざるを得ず、熱によりロードセル23,43が損傷する危険性がある。
即ち、特許文献1〜2の技術を採用したとしても、タンディッシュをタンディッシュカーに載置する時や走行中の加減速時に、昇降フレームに作用する水平力や振動時に作用する水平力を阻止することは非常に困難である。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、タンディッシュを安定して支持することを可能とすると共に、熱の影響を受けない位置に計重装置が配置されているタンディッシュカーを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるタンディッシュカーは、タンディッシュを支持するための昇降フレームと、前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降装置と、前記昇降装置と前記昇降フレームとが搭載され、前記昇降装置の下方であって走行可能な車輪が配備されている台車フレームと、を備えたタンディッシュカーにおいて、前記台車フレームに前記昇降装置が立設され、且つ前記昇降装置の頂部であって、前記昇降装置と前記昇降フレームとの間に、圧縮型かつ自動調心型とされた前記計重装置が配備されていて、前記昇降フレームは、前記計重装置及び前記昇降装置を介して、前記台車フレーム上に搭載されていて、前記昇降フレームの水平方向の移動を所定の範囲に規制する水平方向規制手段が、前記台車フレーム及び前記昇降フレームの少なくとも一方に設けられており、前記昇降フレームと前記水平方向規制手段との間に、前記台車フレーム停止時に、前記水平方向規制手段と前記昇降フレームとが非接触となる遊隙を設けておき、前記水平方向規制手段は、昇降フレームの昇降上限位置、昇降下限位置、及び昇降フレームの昇降上限位置及び昇降下限位置の間のいずれかにおいて、前記昇降フレームの水平方向の移動を規制する構成とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記昇降フレームが前記水平方向規制手段に接触したときに生じる、前記計重装置の傾斜角度が、前記計重装置の許容傾斜角度を超えない範囲に対応する、前記遊隙量であるとよい。
好ましくは、前記昇降フレームが前記水平方向規制手段に接触したときの前記計重装置の傾斜によって生じる水平方向の復元力が、前記昇降装置の水平方向の許容値を超えない範囲に対応する、前記遊隙量であるとよい。
好ましくは、前記水平方向規制手段は、前記台車フレームから上方に延びるように取り付けられていて、前記昇降フレームが左右方向に移動することを規制する第1規制部と、前記昇降フレームに取り付けられていて、前記昇降フレームが前後方向に移動することを規制する第2規制部と、を有し、前記第1規制部に前記第2規制部が当接することで、前記昇降フレームが前後方向に移動することを規制する構成であり、前記第1規制部の高さは、前記昇降フレームが上昇した状態における前記第2規制部の移動高さと同一乃至は前記第2規制部の移動高さより高いものであるとよい。
好ましくは、前記昇降装置には、油圧シリンダが採用されているとよい。
好ましくは、前記タンディッシュは左右方向に長尺とされ、当該タンディッシュの左右方向一方端及び他方端が、前記台車フレームの左右方向一方端及び他方端よりも外側に位置するものであって、前記昇降フレーム及び前記台車フレームは、平面視矩形枠型に形成されていて、前記昇降フレームを構成する枠辺であって前後方向を向く2つの枠辺が、前記台車フレームを構成する枠辺であって前後方向を向く2つの枠辺の上方に配備され、前記昇降フレームの前記前後方向を向く2つの枠辺が、当該昇降フレームに支持されている前記タンディッシュの底部より下方を通過するように形成されているとよい。
好ましくは、前記昇降フレームの前後方向を向く2つの枠辺のそれぞれを外から囲い、且つ前記昇降フレームを支えるサドルフレームが配備されていて、前記サドルフレームは、上方から前記タンディッシュが載置されると共に、載置された前記タンディッシュを水平方向に移動自在とするものとされ、前記サドルフレームが、前記台車フレームを構成する枠辺であって前後方向を向く2つの枠辺の上方に配備されると共に、前記タンディッシュの底部より下方を通過するように形成されているとよい。
好ましくは、前記台車フレームの前後方向を向く2つの枠辺は、前後方向中途部が二股形状に形成されていて、前記二股形状とされた中途部の内部に、前記昇降フレームの前後方向を向く2つの枠辺の中途部が上方から挿入可能とされているとよい。
好ましくは、前記台車フレームの前後方向を向く2つの枠辺は、前後方向中途部が二股形状に形成されていて、前記二股形状とされた中途部の内部に、前記昇降フレームの前後方向を向く2つの枠辺の中途部がサドルフレームを伴った状態で上方から挿入可能とされているとよい。
本発明のタンディッシュカーによれば、タンディッシュを安定して支持することができる。また、熱の影響を受けない位置に計重装置が配置されているため、タンディッシュが高温であっても、高精度に計重することができる。
本発明のタンディッシュカーの概略を示した図であり、タンディッシュが搭載された通常時の状態を示す図である。 本発明のタンディッシュカーの概略を示した図であり、搭載されたタンディッシュを上昇させた状態を示す図である。 本発明のタンディッシュカーを展開した状態を示した概略図である。 本発明のタンディッシュカーの平面図である。 本発明のタンディッシュカーの背面図である。 本発明のタンディッシュカーの側面図であり、タンディッシュが搭載された通常時の状態を示す図である。 本発明のタンディッシュカーの側面図であり、搭載されたタンディッシュを上昇させた状態を示す図である。 昇降フレームの通常状態における、水平方向規制手段の構成の概略を示した拡大図である。 昇降フレームの通常状態における、水平方向規制手段の側面図である。 昇降フレームの上昇状態における、水平方向規制手段の構成の概略を示した拡大図である。 昇降フレームの上昇状態における、水平方向規制手段の側面図である。 水平方向規制手段の具体的な構成を示した側面図である。 水平方向規制手段のA−A矢視図である。 連続鋳造設備の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図を基に説明する。
以下、本実施形態に係るタンディッシュカー14を説明する前に、本実施形態のタンディッシュカー14で支持されるタンディッシュ2が配備された連続鋳造設備1の説明を行う。
図14に示すように、連続鋳造設備1は、溶鋼4を一時的に貯留するタンディッシュ2と、溶鋼4を鋳造する鋳型3と、鋳型3から出た鋳片5を支えつつ移送する複数のサポートロール6とを有している。このような構成の連続鋳造設備1では、取鍋7により運ばれてきた溶鋼4がタンディッシュ2に注がれ、注がれた溶鋼4はタンディッシュ2に設けた浸漬ノズル8を介して鋳型3に注入される。鋳型3では注入された溶鋼4が冷却され、その表面部が凝固した状態の鋳片5となって、サポートロール6に保持されながら鋳型3下部から引き抜かれて、下流側に搬送されるようになっている。
なお、本実施形態においては、注入室10の前側に分配室11が配備され且つ、分配室11が左右方向に長尺とされている、所謂、T型タンディッシュと呼ばれるものを例示して説明する。このT型タンディッシュは一例であり、本発明は、T型タンディッシュに限定するものではない。
タンディッシュ2は、上部が開放状とされて内部に溶鋼4を貯留可能とされると共に、外壁面から突出状に設けられた張り出し部12を備える本体部9と、本体部9の上部を覆うように載置されるカバー体13とを有している。
この本体部9は、有底箱形に形成された平面視で略T形状の容器であって、取鍋7からの溶鋼4が注入される注入室10と、溶鋼4を鋳型3に装入する分配室11とを有していて、タンディッシュカー14に載置された場合、分配室11の左右方向一方端及び他方端が、タンディッシュカー14を構成する台車フレーム15(詳細は後述)の左右方向一方端及び他方端よりも外側に位置するものである。
張り出し部12は、タンディッシュカー14などに載置する場合や、吊具などで吊り上げる場合に用いられる部材であって、分配室11の前壁と後壁との対面する位置に一対設けられ、且つ左右方向に少なくとも2箇所以上配備されている。
一対の張り出し部12は、本体部9を構成する分配室11の中央から左側に1つ配備されると共に、中央から右側に1つ配備されている。つまり、張り出し部12は、本体部9の左右方向に2つ、配備されている。
本実施形態にかかるタンディッシュカー14は、連続鋳造設備1の鋳型3の直上へタンディッシュ2を移送し、その位置で保持するためのものである。
図1は、本発明のタンディッシュカー14の概略を示した図であり、タンディッシュが搭載された通常時の状態を示す図である。
図1〜図7に示すように、タンディッシュカー14は、タンディッシュ2を下方から支持する平面視矩形枠型の昇降フレーム16と、昇降フレーム16の四隅に配置され、且つこの昇降フレーム16を上下方向に昇降させる昇降装置19と、昇降フレーム16とが搭載される平面視矩形枠型の台車フレーム15と、を備えている。
なお、以降の説明において、図4における上下方向をタンディッシュカー14の後前方向とし、図4における左右方向をタンディッシュカー14の左右方向又は幅方向とする。図4の紙面貫通方向をタンディッシュカー14の上下方向とする。これらの方向は、各図において矢印をもって示している。なお、各図に関しては、各装置・部材の構成をわかりやすくするため、部分的に断面して描いている箇所がある。
ところで、タンディッシュカー14の下部(台車フレーム15側)と床面との間であって、タンディッシュカー14の前後方向中途部の周辺は、タンディッシュ2を鋳型3に上下方向で近接させるために、上下方向に狭く小さい空間とされている(例えば、図6、図7参照)。
理由としては、タンディッシュ2の底面と鋳型3の上面との上下方向の距離が大きい(離れている)と、タンディッシュ2から鋳型3への溶鋼4の落下エネルギが大きくなり、鋳片品質を低下させる虞がある。また、浸漬ノズル8の長さも長くなり、操業コストが増大する虞もある。そのため、タンディッシュ2の底面と鋳型3の上面とを近づけることは、連続鋳造を操業する上で必要である。
タンディッシュカー14がタンディッシュ2を搭載して走行するためには、タンディッシュ2の底面と鋳型3の上面との距離が短くなるように、前後方向中途部を形成しなければならない。
そこで、本実施形態では、タンディッシュ2を支持する矩形枠型の昇降フレーム16の前後方向を向く枠辺が、タンディッシュ2の底面と鋳型3の上面とが接近した狭小な空間とされた状況下においても、その狭小な空間を通過するように形成されている。
すなわち、本実施形態のタンディッシュカー14は、走行方向(左右方向)に対して、交差する方向、すなわち略直交する方向(前後方向)の枠辺、特に前後方向を向く枠辺の中途部の形状に特徴がある。
図3〜図7に示すように、台車フレーム15は、前後方向を向く2つの枠辺21と、左右方向を向く2つの枠辺22とで構成される平面視矩形状の枠体である。すなわち、台車フレーム15は、前後方向に延びるビーム部材21が所定の間隔を空けて左右一対設けられていて、左右に設けられた一対のビーム部材21の前端部23同士、後端部24同士それぞれを掛け渡すように梁部材22が前後一対設けられている。この梁部材22は、左右一対のビーム部材21を連結する部材である。
各ビーム部材21の前端部23及び後端部24には、車輪18がそれぞれ備えられている。各車輪18は、連続鋳造設備1に敷設された一対のレール(図示せず)上に配備され、車輪用駆動装置(図示せず)により転動する。台車フレーム15は、車輪18の転動により、一対のレールに沿って左右方向に自在に移動する。
各ビーム部材21の前端部23及び後端部24の上面、すなわち台車フレーム15上面の四隅には、昇降フレーム16を上下方向に昇降させる昇降装置19がそれぞれ配備されている。この昇降装置19の頂部には、計重装置20が備えられている。
なお、本実施形態においては、昇降装置19に油圧シリンダを採用し、計重装置20に自動調心型(ダブルコンベックス型)のロードセルを採用している。油圧シリンダ19が配備された近傍には、水平方向規制手段45の第1規制部46(詳細は後述)が配備されている。
ビーム部材21は、前後方向中途部25が二股形状に形成されている。具体的には、ビーム部材21の中途部25においては、2本の長尺の棒材が左右方向に所定の間隔を空けて、ビーム部材21の前端部23と後端部24とを掛け渡すように配備されている。
2本の棒材の間に形成された空間26、すなわち二股形状とされた中途部25の内部に、昇降フレーム16の前後方向を向く2つの枠辺27(支持部材)の前後方向中途部31がサドルフレーム17の前後方向中途部37(共に詳細は後述)を伴った状態で、上方から挿入(遊挿)可能とされている。
なお、前後方向を向いて配備された2本の棒材の間隔、すなわちビーム部材21の中途部25に形成された空間26の左右方向の長さは、サドルフレーム17の前後方向中途部37の左右方向の長さより少し長いもの(幅広)とされている。
図6、図7に示すように、ビーム部材21の前端部23と後端部24との間に、掛け渡された前後方向の中途部25においては、タンディッシュ2の底面と鋳型3の上面とが接近した狭小な空間を通過する構成とされている。
台車フレーム15の上方には、タンディッシュ2を下方から支持し、且つ上下方向に昇降させる昇降フレーム16が配備されている。
昇降フレーム16は、前後方向を向く2つの枠辺27と、左右方向を向く2つの枠辺28とで構成される平面視矩形状の枠体である。すなわち、昇降フレーム16は、前後方向に延びる支持部材27が所定の間隔を空けて左右一対設けられていて、左右に設けられた一対の支持部材27の前端部29同士、後端部30同士それぞれを掛け渡すように連結部材28が前後一対設けられている。この連結部材28は、左右一対の支持部材27を連結する部材である。
支持部材27は、前後方向を向く2つのビーム部材21の上方にそれぞれ配備されている。支持部材27の前端部29及び後端部30のそれぞれは、台車フレーム15の四隅の上方に位置している。すなわち、支持部材27の前端部29及び後端部30は、ビーム部材21の前端部23及び後端部24のそれぞれと対面する位置に配備されている。
この支持部材27の前端部29及び後端部30は、下方が開放状とされた円筒部材で形成されていて、空洞とされた内部に、頂部にロードセル20が積層されている油圧シリンダ19がそれぞれ格納される。なお、本実施形態において、前端部29及び後端部30を円筒部材としたが、形状に関しては特に問わず、例えば角筒部材であってもよい。
支持部材27の前端部29及び後端部30の外壁面には、サドルフレーム17を係合する直方体状の係合部材34が設けられている。係合部材34は、前端部29及び後端部30の下側外壁面から左右方向に突出状に、一対設けられている。一対の係合部材34は、左右方向で対面する位置に配設されている。一方で、前端部29及び後端部30の上部外壁面には、左右方向を向き、且つ棒状の連結部材28が取り付けられている。
支持部材27の前後方向中途部31は、前端部29及び後端部30の間を掛け渡すように配備された棒材である。この中途部31は、昇降フレーム16に下方から支持されているタンディッシュ2の底部より下方を通過するように形成されている。支持部材27の前端部29及び後端部30に連結された中途部31の部位、すなわち中途部31の前側基端32及び後側基端33には、水平方向規制手段45の第2規制部(詳細は後述)が左右一対それぞれ配備されている。
なお、支持部材27の中途部31は、ビーム部材21の中途部25の下面より下方に突出しないように形成されている。つまり、支持部材27の中途部31の下面と、ビーム部材21の中途部25の下面は、昇降フレーム16が下限位置の状態のとき、面一となる。一方で、支持部材27の中途部31の上面と、ビーム部材21の中途部25の上面も、昇降フレーム16が下限位置の状態のとき、面一となる。
支持部材27の中途部31は、側面視で、上下方向の高さが低いものとなっている。すなわち、この中途部31は、前後方向を向く棒材が、前端部29及び後端部30の間を掛け渡すように配備されている。また、支持部材27の前端部29及び後端部30の上面は、タンディッシュ2の上面(カバー体13の上面)とほぼ面一となる位置とされている。
以上より、支持部材27は、中途部31が側面視において、下方に凸状(U字状)に突出し且つ前端部29及び後端部30が上方に突出した形状を有する。すなわち、支持部材27は、円筒部材とされた前端部29から後方斜め下側へ突出し、中途部31で略水平状態となって後方へ延び、そして後方斜め上側を向いて、円筒部材とされた後端部30へ繋がる形状である。
本実施形態の昇降フレーム16は、前後方向に延びる、2つの支持部材27で長尺タンディッシュ2を支持しているので、安全である。また、従来の支持方法である、1つの支持部材27でのみ長尺タンディッシュ2を支持する方法より、タンディッシュ2のオーバーハング量を小さくできるのでタンディッシュ2に大きな応力が発生せず変形も少ない。
本実施形態においては、前後方向を向く支持部材27の外側には、サドルフレーム17が配備されている。
サドルフレーム17は、台車フレーム15を構成する2つのビーム部材21の上方にそれぞれ配備されている。サドルフレーム17は、昇降フレーム16を構成する2つの支持部材27をそれぞれ外から囲い、且つ昇降フレーム16に支えられる部材である。サドルフレーム17は、上方からタンディッシュ2が載置されると共に、載置されたタンディッシュ2を前後方向に移動自在とするものとされている。
サドルフレーム17は、タンディッシュ2における溶鋼吐出位置と、鋳型3の中心とが一致するように、サドルフレーム17の前後方向の位置を微調整するタンディッシュ2のセンタリング機能を有するものである。なお、サドルフレーム17の左右方向の微調整は、台車フレーム15が左右方向に走行することで行われる。
サドルフレーム17の前端部35及び後端部36は、それぞれ台車フレーム15の四隅の上方に位置している。すなわち、サドルフレーム17の前端部35及び後端部36は、支持部材27の前端部29及び後端部30のそれぞれを左右外側から覆うように配備されている。
このサドルフレーム17の前端部35及び後端部36は、内部にロードセル20と油圧シリンダ19が格納され、且つ円筒形状とされた支持部材27の前端部29及び後端部30の外周囲を、左右方向から囲むように覆う枠体とされている。
サドルフレーム17は、支持部材27の前端部29及び後端部30に突設された係合部材34を介して、前後方向に移動自在に載置されている。この係合部材34には、回動自在のローラ53が備えられていて、そのローラにサドルフレーム17が当接しているので、サドルフレーム17は小さな力で前後方向に移動可能とされている。
サドルフレーム17の前後方向中途部37は、前端部35及び後端部36の間を掛け渡すように、且つ二股形状に形成されている。この中途部37は、下方から支持されているタンディッシュ2の底部より下方を通過するように形成されている。
具体的には、サドルフレーム17の中途部37においては、2本の長尺の棒材が左右方向に所定の間隔を空けて、サドルフレーム17の前端部35と後端部36とを掛け渡すように配備されている。2本の棒材の間に形成された空間38、すなわち二股形状とされた中途部37に形成された空間38に、昇降フレーム16を構成する支持部材27の中途部31が、挿入される。
なお、サドルフレーム17の中途部37も、支持部材27の中途部31と同様に、台車フレーム15を構成するビーム部材21の中途部25の下面より、下方に突出しないように形成されている。つまり、サドルフレーム17の中途部37の下面と、ビーム部材21の中途部25の下面は、昇降フレーム15が下限になった時、面一となる。一方で、サドルフレーム17の中途部37の上面と、ビーム部材21の中途部25の上面も、昇降フレーム15が下限になった時、面一となる。すなわち、サドルフレーム17の中途部37は、側面視で、ビーム部材21の中途部25及び支持部材27の中途部31と同様の高さとされている。
以上より、サドルフレーム17は、中途部37が側面視において、下方に凸状(U字状)に突出した形状であり、且つ平面視で二股状とされた部材である。すなわち、サドルフレーム17は、前端部35から後方斜め下側へ突出し、中途部37で略水平状態となって後方へ延び、そして後方斜め上側を向いて、後端部36へ繋がる形状である。
このサドルフレーム17は、支持部材27の中途部31より左右方向に幅広に形成されていて、支持部材27の中途部31を外から囲い、台車フレーム15を構成するビーム部材の中途部25に形成された空間26に挿入されるものである。
サドルフレーム17の前端部35及び後端部36から後方斜め下側へ突出した部位には、タンディッシュ2が載置される載置部材39が設けられている。
さて、サドルフレーム17の後端部36には、サドルフレーム17を水平方向の移動させるサドルフレーム駆動装置42が後方を向いて備えられている。
本実施形態においては、サドルフレーム駆動装置42に、油圧シリンダを採用している。このサドルフレーム駆動装置42は、トラニオン部43がサドルフレーム17の後端部36に設けられている取り付け部材40の孔に挿嵌されると共に、クレビス部44が支持部材27の後端部30に設けられている取り付け部材41にピンで結合されている。サドルフレーム駆動装置42の伸縮により、支持部材27の後端部30に対するサドルフレーム17の前後位置を可変としている。
このサドルフレーム駆動装置42は、タンディッシュ2における溶鋼吐出位置が鋳型3に対して中心に位置するように、サドルフレーム17の位置を微調整することを目的にしている。
なお、サドルフレーム駆動装置42は、サドルフレーム17の前端部35に配備されていてもよい。
ところで、溶鋼4が装入されているタンディッシュ2を支持している昇降フレーム16は、上述したように、ロードセル20(計重装置)を介して、油圧シリンダ19上に載置されている。それ故、タンディッシュ2、溶鋼4、昇降フレーム16並びにサドルフレーム17などの被計重物は、4個のロードセル20の上でフローティング状態(ゆりかご状態)となっている。
本実施形態においては、ダブルコンベックス型(自動調心型)のロードセル20を採用している。このダブルコンベックス型のロードセル20は、傾斜すると直立しようとする復元力が働く性質を有している。
フローティング状態の昇降フレーム16は、ダブルコンベックス型のロードセル20のみに当接して、被計重物を計重しているので、計重精度を悪化させる摺動抵抗(例えば、計重の抵抗となるサイドガイド)が無いので、極めて高精度な計重が可能になる。
しかし、タンディッシュカー14が加速及び減速するときには、タンディッシュ2(被搭載物)に水平方向に力が作用することとなり、ロードセル20が一時的に大きく傾斜するが、定速走行あるいは走行を停止すれば、復元力によってロードセル20は直立する。
ところが、ロードセル20が過剰に傾斜することは、ロードセル20自身が損傷してしまう虞があるので、好ましくない。
次いで、油圧シリンダ19及びロードセル20の配備位置について、詳細に説明する。
台車フレーム15の四隅に配備された車輪18の直上に、油圧シリンダ19が4つ配備され、その各油圧シリンダ19の頂部、すなわちシリンダロッドの先端に、ロードセル20が4つ配備されている。この4つロードセル20の上部に、矩形枠体の昇降フレーム16が載置されている。つまり、ロードセル20は、油圧シリンダ19の頂部であって、油圧シリンダ19と昇降フレーム16との間に配備されていることとなる。
このとき、車輪18と軌道との接点でタンディッシュ2の全自重(タンディッシュ2・溶鋼4・昇降フレーム16・台車フレーム15・サドルフレーム17など)を受けているが、レールと車輪18との接触点、車輪18の中心軸、油圧シリンダ19(シリンダロッド)の上下方向の軸心、ロードセル20の中心点のそれぞれが上下方向同一直線上(鉛直方向)にならんでいるので、矩形状とされた昇降フレーム16における、それぞれの枠体の繋ぎ部位、すなわち支持部材27の前端部29及び後端部30と各連結部材28との連結部位、支持部材27における前端部29及び後端部30と中途部31との連結部位(中途部31の基端側)に、「モーメント荷重」や「ねじり荷重」などの偏荷重が作用しない。
また、矩形状とされた台車フレーム15における、それぞれの枠体の繋ぎ部位、すなわちビーム部材21の前端部23及び後端部24と各梁部材22との連結部位、ビーム部材21における前端部23及び後端部24と中途部25との連結部位(中途部25の基端側)にも、「モーメント荷重」や「ねじり荷重」が発生しない。それ故、本実施形態においては、重量が特に重たいタンディッシュ2でも支持可能である。
また、本発明においては、ロードセル20が熱の影響を受けない位置に配置されているため、タンディッシュ2が高温であっても、高精度に計重することができる。
そこで、本実施形態においては、昇降フレーム16及びサドルフレーム17の水平方向の移動を所定の範囲に規制する水平方向規制手段45を設けている。本実施形態の水平方向規制手段45は、第1規制部46と第2規制部47を有している。
第1規制部46は、台車フレーム15を構成するビーム部材21の中途部25に形成されている空間26の前端側及び後端側にそれぞれ設けられている。第1規制部46は、ビーム部材21の上面から上方に突出した板片であって、板片が所定の間隔を空けて左右一対配備されている。2つの板片の間に形成されている空間48に、昇降フレーム16を構成する支持部材27の基端側が挿入される。つまり、2つの板片で構成される第1規制部46は、支持部材27を挟み込んだ、左右方向に遊挿状態としている。
また、第2規制部47は、支持部材27の前側基端32及び後側基端33(中途部31と前端部29とが連結されている部位、及び、中途部31と後端部30とが連結されている部位)にそれぞれ設けられている。
第2規制部47は、支持部材27の基端32,33の側壁面から左右方向に突出した2つ板片に、軸心が前後方向を向く短尺の棒材49を取り付けた略井桁状の部材である。この第2規制部47は、支持部材27の前側基端32の左側壁及び右側壁、後側基端33の左側壁及び右側壁に、それぞれ配備されている。
第2規制部47を構成する棒材49の先端と、その棒材49に対面する第1規制部46との間には、一定の隙間が存在する。
以上より、水平方向規制手段45は、台車フレーム15に立設された第1規制部46(ストッパ)に、昇降フレーム16が当接することで、水平方向で、且つ左右方向における昇降フレーム16の動揺量が過大になることを規制する機構である。また、水平方向規制手段45は、台車フレーム15に立設されたストッパに、昇降フレーム16の支持部材27に設けられている第2規制部47が第1規制部46に当接することで、水平方向で、且つ前後方向における昇降フレーム16の動揺量が過大になることを規制する機構でもある。
タンディッシュ2をタンディッシュカー14に載置する時やタンディッシュカー14の加速時及び減速時に、ロードセル20が一時的に大きく傾斜しようするが、水平方向規制手段45を構成する第1規制部46と支持部材27、及び、第1規制部46(板片)と第2規制部47(棒材49)がそれぞれ当接することによって、ロードセル20が必要以上に傾斜することを規制している。言い換えれば、昇降フレーム16が水平方向で且つ、前後方向及び左右方向に大きく動揺することを防止している。
つまり、水平方向規制手段45は、タンディッシュ2に水平方向の過剰な力が作用しても、過剰な力によるロードセル20や昇降手段などの損傷を防止することができると共に、昇降フレーム16を一定のフローティング状態で維持することが可能となる。
さらには、タンディッシュカー14にタンディッシュ2を載置する際、天井クレーンで吊上げたタンディッシュ2がふら付くので、タンディッシュカー14(昇降フレーム16)に対して押し付けられるように載置されるようになるが、水平方向規制手段45が備えられていることにより、昇降フレーム16を保護することができる。
以下に、水平方向規制手段45の構成を、図を参照しながら詳しく説明する。
図8〜図13に、水平方向規制手段45の構成を示した図を示す。なお、図8〜図13においては、サドルフレーム17を省略して描いている。また、各図に関しては、各装置・部材の構成をわかりやすくするため、部分的に断面して描いている箇所がある。
図8、図9は、昇降フレーム16が搭載された通常時の状態における、水平方向規制手段45の構成の概略を示した図である。また、図10、図11は、昇降フレーム16が上昇された状態における、水平方向規制手段45の構成の概略を示した図である。図12、図13は、水平方向規制手段45の具体的な構成を示した図である。
本実施形態では、台車フレーム15上に油圧シリンダ19が立設されていて、その頂部に、圧縮型かつ自動調心型とされているロードセル20が配備されている。昇降フレーム16は、ロードセル20及び油圧シリンダ19を介して、台車フレーム15上に搭載されている。
本実施形態の水平方向規制手段45は、走行中などに生じる、水平方向の力が台車フレーム15に作用したときにおけるロードセル20の振れを抑制する手段である。
水平方向規制手段45は、台車フレーム15及び昇降フレーム16に設けられている。また、水平方向規制手段45は、昇降フレーム16の昇降の上限位置及び下限位置の間において、昇降フレーム16の水平方向の移動を規制する構成とされている。また、昇降フレーム16と水平方向規制手段45との間には、台車フレーム15停止時に、水平方向規制手段45と昇降フレーム16とが非接触となる遊隙が設けられている。
この水平方向規制手段45は、例えば、タンディッシュカー14の左側においては、支持部材27の前側基端32の対応する位置に2つ、後側基端33の対応する位置に2つずつ設けられている。また、右側の昇降フレーム16においても左側と同様に、水平方向規制手段45は、前側基端32に2つ、後側基端33に2つずつ設けられている。
詳しくは、左側の台車フレーム15に着目すると、昇降フレーム16が水平方向で且つ左右方向に移動することを規制する第1規制部46が、台車フレーム15の左側の前端部23及び後端部24に、それぞれ1つ設けられている。
また、左側の昇降フレーム16に着目すると、昇降フレーム16が水平方向で且つ前後方向に移動することを規制する第2規制部47が、昇降フレーム16(支持部材27)の前側基端32の右側面及び左側面にそれぞれ1つずつ設けられるとともに、後側基端33の右側面及び左側面にそれぞれ1つずつ設けられている。
一方で、タンディッシュカー14の右側に設けられる水平方向規制手段45については、前述の左側の配置と同様に、第1規制部46が台車フレーム15の右側の前端部23及び後端部24にそれぞれ設けられ、第2規制部47が右側の昇降フレーム16(支持部材27)の前側基端32及び後側基端33にそれぞれ設けられている。
この水平方向規制手段45は、昇降フレーム16が第1規制部46に当接することで、その昇降フレーム16の水平方向で且つ左右方向の移動を規制する構成である。また、水平方向規制手段45は、第1規制部46に第2規制部47が当接することで、昇降フレーム16の水平方向で且つ前後方向の移動を規制する構成である。
図12、図13に示すように、第1規制部46は、長尺の板材で形成されていて、昇降フレーム16が下降した状態(通常時)における、第2規制部47の上下方向の配備位置から上方に延びるように、ボルトなど締結手段52によって、台車フレーム15に取り付けられている。
第1規制部46は、昇降フレーム16を挟み込む、すなわち支持部材27の前側基端32及び後側基端33が空間48内に挿入可能となるように、台車フレーム15に左右一対取り付けられている。この第1規制部46は、昇降フレーム16が上昇した状態(上昇時)においても、支持部材27(昇降フレーム16)を挟み込むことが可能となるような、長尺の板材で形成されている。
すなわち、第1規制部46の高さは、昇降フレーム16が上昇した状態における第2規制部47の移動高さより高いものである。
第1規制部46は、昇降フレーム16の下降位置(通常時)から上昇位置まで対応可能となっているので、昇降フレーム16が上下方向で何れの高さに存在しても、昇降フレーム16の水平方向の移動を規制することが可能となる。なお、第1規制部46は、台車フレーム15と一体構造とされていてもよい。
第2規制部47は、支持部材27(昇降フレーム16)の基端32,33の側壁面から左右方向に突出した一対の板片に、短尺の棒材49軸心が前後方向を向く(第1規制部46の左右方向を向く平面に対して略直交する)方向となるように、取り付けられた略井桁状の部材である。第2規制部47は、棒材49の一方端が、第1規制部46の左右方向を向く平面に近接するように、支持部材27の基端32,33にそれぞれ設けられている。
ところで、台車フレーム15が静止している状態では、昇降フレーム16は、台車フレーム15の四隅に配備されている、油圧シリンダ19の上部に配備されているロードセル20の上に、動揺状態(ゆりかご状態)で搭載されている。なお、本実施形態で採用している、ダブルコンベックス型ロードセルは、圧縮型かつ自動調心型(自動復帰型)である。それ故、このロードセル20は、傾斜しようとすると、直立しようとする復元力が働く性質を有している。
また、タンディッシュカー14(台車フレーム15)の静止状態においては、昇降フレーム16には水平方向に作用する力(水平力)が作用しないので、昇降フレーム16はロードセル20のみに接触(点接触)していて、ロードセル20以外に接触している箇所が一切存在していない。
即ち、タンディッシュカー14の静止状態(例えば、鋳造中の非走行時)では、昇降フレーム16は、台車フレーム15側のいずれの箇所にも接しておらず、水平方向規制手段45にも接触していないので、計重の抵抗となるサイドガイドのなどの部材を設けておく必要がない。
ロードセル20の軸心線は、ロードセル20の復元力によって、鉛直方向となる(ロードセル20が傾斜していない)ため、台車フレーム15の静止状態においては、高精度の計重が可能となる。なお、復元力の理論的説明については、例えば、特開2012−58149号公報の段落[0019]および図3など、に開示されている。
しかし、走行中のタンディッシュカー14が加減速する時や振動した時には、昇降フレーム16に対して、左方向または右方向の水平力が作用する。この水平力によって、ロードセル20が左右方向に傾くので、昇降フレーム16は台車フレーム15に対して、水平方向で且つ左右方向に移動(動揺)してしまうこととなる。
走行中のタンディッシュカー14(台車フレーム15)に生じる水平力は、走行方向(即ち、左右方向)に限定されたものである。しかしながら、タンディッシュ2を搭載して走行している時など、昇降フレーム16が揺動しやすい状況においては、この昇降フレーム16に全方向から水平力が作用してしまう虞がある。
本実施形態では、走行中のタンディッシュカー14の前後方向に、水平力が作用すると、ロードセル20が前後方向に傾こうとするが、第2規制部47が第1規制部46に当接するようになっているので、昇降フレーム16は台車フレーム15に対して前後方向に移動(動揺)が規制される。
なお、タンディッシュカー14の走行は、鋳型3の上端よりも浸漬ノズル8の下端が高位の位置になければ走行することができないので、通常、昇降フレーム16を上昇させた状態で行われている。従って、水平方向規制手段45は、少なくとも昇降フレーム16が上昇しても対応可能な位置となるように設けておくことが好ましい。
それ故、本実施形態では、昇降フレーム16が上昇しても、第2規制部47が必ず第1規制部46に当接するような構成である(図11、図12参照)。
一方、タンディッシュ2をタンディッシュカー14に搭載する場合、タンディッシュ2の搭載による衝撃を、油圧シリンダ19に付与させたくないので、通常、昇降フレーム16を下限の状態(通常時)にして行われている。従って、水平方向規制手段45は、昇降フレーム16が下降した位置においても、対応可能となるようにしておくことが好ましい。
それ故、本実施形態では、昇降フレーム16の下降状態でも、第2規制部47が必ず第1規制部46に当接するような構成である(図9、図12参照)。
すなわち、本実施形態の水平方向規制手段45においては、昇降フレーム16の上昇位置から下限位置までの全域に対応するような構成としている。この場合、昇降フレーム16の昇降が中間位置となっていても、タンディッシュカー14の走行や、タンディッシュカー14にタンディッシュ2を搭載することが可能になる。
さて、図12、図13に示すように、第1規制部46と第2規制部47との隙間、第1規制部46と昇降フレーム16との隙間である、遊隙量(C1〜C3)は、ロードセル20の傾斜許容値(ロードセル20が損傷する傾斜角度の限界値)を超えないことが好ましい。また、遊隙量は、油圧シリンダ19の水平方向の許容値(油圧シリンダ19が損傷する水平力の限界値)を超えないことが好ましい。
すなわち、昇降フレーム16が水平方向規制手段45に接触したときに生じる、ロードセル20の傾斜角度が、ロードセル20の許容傾斜角度を超えない範囲(ロードセル20が傾斜可能な角度以上に傾斜すると、ロードセル20が損傷する限界値)に対応する、遊隙量であることが好ましい。
また、昇降フレーム16が水平方向規制手段45に接触したときのロードセル20の傾斜によって生じる水平方向の復元力が、油圧シリンダ19の水平方向に作用する力の許容値を超えない範囲(油圧シリンダ19に作用可能な水平力以上の水平力が作用すると、油圧シリンダ19が損傷する限界値)に対応する、遊隙量であることが好ましい。
この遊隙量を適正に調整することにより、タンディッシュカー14の緩やかな加減速時や軽微な振動時に、昇降フレーム16が水平方向規制手段45に当接することはないが、タンディッシュカー14の急峻な加減速時や大きな振動時には、昇降フレーム16が水平方向規制手段45に当接することによって、ロードセル20と油圧シリンダ19を保護することができる。
そして、タンディッシュカー14が停止すれば、台車フレーム15に作用する水平力が無くなるので、ロードセル20の復元力によりロードセル20が直立して、昇降フレーム16が水平方向規制手段45と離れるので正確な計重が可能になる。
ここで、適正な遊隙量について説明する。
例えば、150ton用ロードセル20の傾斜許容値は、2.5°程度である。この場合、台車フレーム15に対する昇降フレーム16における水平方向の移動量は、±10mmに相当する。このとき、ロードセル1台当たりの載荷荷重を100tonとすると、ロードセル1台当たりの復元力は5700kgfとなる。この例では、遊隙量を7mm程度にするのが好ましい。
即ち、昇降フレーム16が後側に7mm、且つ左側に7mmの水平方向に移動が生じたとしても、その合成移動量(斜め左後方向への移動量)を10mm以内とすることができるからである。
昇降フレーム16が上昇状態、つまり油圧シリンダ19のシリンダロッドが最も突出した状態のときに、タンディッシュカー14の急峻な加減速が行われると、そのシリンダロッドの頂部には5700kgfの水平力が作用することになる。なお、本実施形態の場合、耐水平力が8500kgfの油圧シリンダ19を採用しているので、この油圧シリンダ19が損傷することはない。好ましくは、本実施形態の如く、遊隙量調整手段50,51を設けるとよい。
図12、図13に示すように、第1遊隙量調整手段50(図例は、ねじ機構)を、水平方向規制手段45を構成する第1規制部46の上部に設けている。本実施形態では、当該第1遊隙量調整手段50により、遊隙量C2を7mm、遊隙量C3を7mmに設定している。
また、水平方向規制手段45の第2規制部47に、第2遊隙量調整手段51(図例は、ねじ機構)を設けている。本実施形態では、当該第2遊隙量調整手段51により、遊隙量C1を7mmに設定している。なお、遊隙量C1〜C3は一例であり、この値に限定されない。
以上より、水平方向規制手段45を設けることで、計重精度を低下させる要因を排除し、高精度の計重を実現することができる。また、ロードセル20を保護することができ、油圧シリンダ19に大きな水平力を作用させないことが可能となる。また、支持部材27の前端部29及び後端部30を円筒部材とし、その内部に油圧シリンダ19、ロードセル20を上下に一直線状に配備することで、筒状ガイドなどの複雑な昇降ガイド機構を採用しなくても済み、温度変化の少ない環境にロードセル20を配備することができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
本実施形態のタンディッシュカー14においては、その構成する部材である、昇降フレーム16の支持部材27(長手方向中途部31)と、サドルフレーム17の長手方向中途部37が、タンディッシュ2の底部の下方を通過する形状(側面視で凹形状)としているが、この凹形状は種々あるタンディッシュカーのうちの一例を示しただけであり、本発明は、様々なタンディッシュカーに適用可能な技術である。
また、昇降フレーム16を4つの枠辺で構成される平面視矩形状の枠体としたが、タンディッシュ2を下方から支持できる構成であれば、特に形状は問わない。例えば、昇降フレーム16をオペレータの作業が行われるエリアを除く(例えば、前側の左右方向を向く2つの枠辺28が無い平面視コ字状)3つの枠辺で構成される平面視コ字状の枠体としてもよい。平面視コ字状の枠体の場合、例えば鋳型3への鋳造作業を行うオペレータの頭上空間が開放になるので作業性が向上する。また、昇降フレーム16の左右方向を向く2つの枠辺(連結部材)28を無くして、左右に独立した構造にしてもよい。
また、本実施形態おいては、昇降フレーム16の支持部材27にサドルフレーム17が外から囲う構成としたが、昇降フレーム16に直接タンディッシュ2を搭載する構成としても、本発明の技術は適用可能である。
また、タンディッシュ2を有底箱形に形成された平面視で略T形状の容器としたが、平面視でI形状の容器としてもよい。なお、遊隙量調整手段50,51を省略することも可能である。
1 連続鋳造設備
2 タンディッシュ
3 鋳型
4 溶鋼
5 鋳片
6 サポートロール
7 取鍋
8 浸漬ノズル
9 本体部
10 注入室
11 分配室
12 張り出し部
13 カバー体
14 タンディッシュカー
15 台車フレーム
16 昇降フレーム
17 サドルフレーム
18 車輪
19 昇降装置(油圧シリンダ)
20 計重装置(ロードセル)
21 前後方向を向く2つの枠辺(ビーム部材)
22 左右方向を向く2つの枠辺(梁部材)
23 前端部
24 後端部
25 前後方向中途部
26 空間
27 前後方向を向く2つの枠辺(支持部材)
28 左右方向を向く2つの枠辺(連結部材)
29 前端部
30 後端部
31 前後方向中途部
32 前側基端
33 後側基端
34 係合部材
35 前端部
36 後端部
37 前後方向中途部
38 空間
39 載置部材
40 取り付け部材
41 取り付け部材
42 サドルフレーム駆動装置
43 トラニオン部
44 クレビス部
45 水平方向規制手段
46 第1規制部
47 第2規制部
48 空間
49 棒材
50 第1遊隙量調整手段
51 第2遊隙量調整手段
52 締結手段
53 ローラ
F 床面

Claims (9)

  1. タンディッシュを支持するための昇降フレームと、前記昇降フレームを上下方向に昇降させる昇降装置と、前記昇降装置と前記昇降フレームとが搭載され、前記昇降装置の下方であって走行可能な車輪が配備されている台車フレームと、を備えたタンディッシュカーにおいて、
    前記台車フレームに前記昇降装置が立設され、且つ前記昇降装置の頂部であって、前記昇降装置と前記昇降フレームとの間に、圧縮型かつ自動調心型とされた前記計重装置が配備されていて、
    前記昇降フレームは、前記計重装置及び前記昇降装置を介して、前記台車フレーム上に搭載されていて、
    前記昇降フレームの水平方向の移動を所定の範囲に規制する水平方向規制手段が、前記台車フレーム及び前記昇降フレームの少なくとも一方に設けられており、
    前記昇降フレームと前記水平方向規制手段との間に、前記台車フレーム停止時に、前記水平方向規制手段と前記昇降フレームとが非接触となる遊隙を設けておき、
    前記水平方向規制手段は、昇降フレームの昇降上限位置、昇降下限位置、及び昇降フレームの昇降上限位置及び昇降下限位置の間のいずれかにおいて、前記昇降フレームの水平方向の移動を規制する構成とされている
    ことを特徴とするタンディッシュカー。
  2. 前記昇降フレームが前記水平方向規制手段に接触したときに生じる、前記計重装置の傾斜角度が、前記計重装置の許容傾斜角度を超えない範囲に対応する、前記遊隙量である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタンディッシュカー。
  3. 前記昇降フレームが前記水平方向規制手段に接触したときの前記計重装置の傾斜によって生じる水平方向の復元力が、前記昇降装置の水平方向の許容値を超えない範囲に対応する、前記遊隙量である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタンディッシュカー。
  4. 前記水平方向規制手段は、前記台車フレームから上方に延びるように取り付けられていて、前記昇降フレームが左右方向に移動することを規制する第1規制部と、前記昇降フレームに取り付けられていて、前記昇降フレームが前後方向に移動することを規制する第2規制部と、を有し、
    前記第1規制部に前記第2規制部が当接することで、前記昇降フレームが前後方向に移動することを規制する構成であり、
    前記第1規制部の高さは、前記昇降フレームが上昇した状態における前記第2規制部の移動高さと同一乃至は前記第2規制部の移動高さより高いものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のタンディッシュカー。
  5. 前記昇降装置には、油圧シリンダが採用されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のタンディッシュカー。
  6. 前記タンディッシュは左右方向に長尺とされ、当該タンディッシュの左右方向一方端及び他方端が、前記台車フレームの左右方向一方端及び他方端よりも外側に位置するものであって、
    前記昇降フレーム及び前記台車フレームは、平面視矩形枠型に形成されていて、
    前記昇降フレームを構成する枠辺であって前後方向を向く2つの枠辺が、前記台車フレームを構成する枠辺であって前後方向を向く2つの枠辺の上方に配備され、
    前記昇降フレームの前記前後方向を向く2つの枠辺が、当該昇降フレームに支持されている前記タンディッシュの底部より下方を通過するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のタンディッシュカー。
  7. 前記昇降フレームの前後方向を向く2つの枠辺のそれぞれを外から囲い、且つ前記昇降フレームを支えるサドルフレームが配備されていて、
    前記サドルフレームは、上方から前記タンディッシュが載置されると共に、載置された前記タンディッシュを水平方向に移動自在とするものとされ、
    前記サドルフレームが、前記台車フレームを構成する枠辺であって前後方向を向く2つの枠辺の上方に配備されると共に、前記タンディッシュの底部より下方を通過するように形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のタンディッシュカー。
  8. 前記台車フレームの前後方向を向く2つの枠辺は、前後方向中途部が二股形状に形成されていて、前記二股形状とされた中途部の内部に、前記昇降フレームの前後方向を向く2つの枠辺の中途部が上方から挿入可能とされていることを特徴とする請求項6に記載のタンディッシュカー。
  9. 前記台車フレームの前後方向を向く2つの枠辺は、前後方向中途部が二股形状に形成されていて、前記二股形状とされた中途部の内部に、前記昇降フレームの前後方向を向く2つの枠辺の中途部がサドルフレームを伴った状態で上方から挿入可能とされていることを特徴とする請求項6に記載のタンディッシュカー。
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