JP2549325Y2 - 連続鋳造設備におけるレ−ドルタ−レットの昇降装置 - Google Patents

連続鋳造設備におけるレ−ドルタ−レットの昇降装置

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JP2549325Y2
JP2549325Y2 JP10827191U JP10827191U JP2549325Y2 JP 2549325 Y2 JP2549325 Y2 JP 2549325Y2 JP 10827191 U JP10827191 U JP 10827191U JP 10827191 U JP10827191 U JP 10827191U JP 2549325 Y2 JP2549325 Y2 JP 2549325Y2
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和男 阿部
隆 川上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連続鋳造設備における
レ−ドルタ−レットの昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、連続鋳造設備におけ
るレ−ドルは、ノズルやストッパ−の材質が向上した
り、大量の溶鋼を鋳込むようになったので、底注ぎ型の
レ−ドルが主流になっている。この底注ぎ型レ−ドル
は、連続鋳造設備が多ストランド化して、作業ヤ−ドに
おけるクレ−ンの干渉防止や安全性や作業スペ−スの確
保のため、タ−レットで支持されるようになった。
【0003】かかるレ−ドルタ−レットは、垂直軸の回
りで旋回する1対の片持状ア−ムを設け、これらのア−
ムの先端側にフォ−ク部を形成し、このフォ−ク部上
に、昇降装置を介して、昇降ビ−ムを横設し、この昇降
ビ−ム上にレ−ドルを取外し可能に載置した構造になっ
ている。したがって、一方のレ−ドルからタンディシュ
に注湯を続け、空になった旧レ−ドルはクレ−ンによっ
て運び出すようになっている(例えば、実公昭51−2
212号公報、実開昭61−58949号公報、実公平
1−28932号公報等参照)。
【0004】ところで、この種のレ−ドルタ−レットで
は、新旧レ−ドルを交代させるため垂直軸を旋回させる
が、底注ぎ型レ−ドルには、その底部よりノズルが突設
されているので、旋回時タンディシュとの干渉を避ける
ため、昇降装置によりレ−ドルを上方に持上げてから旋
回している。この昇降装置には、通常、油圧シリンダ−
(前掲の実開昭61−58949号公報参照)やスクリ
ュ−ジャッキ(前掲の実公昭51−2212号公報、実
公平1−28932号公報等参照)が用いられている。
【0005】一方、連続鋳造設備を自動制御化するた
め、レ−ドルタ−レットには、前掲の実開昭61−58
949号公報でも示されている如く、フォ−ク部と昇降
ビ−ムとの間にロ−ドセルを介在させて溶鋼量を検知し
ている。
【0006】ところが、レ−ドル昇降装置にスクリュ−
ジャッキ(ウォ−ムジャッキともいう)を用い、このス
クリュ−ジャッキをユニバ−サルジョイントで同期させ
て駆動するようにしたレ−ドルタ−レットにあっては、
昇降ビ−ムにロ−ドセルや、レ−ドルを傾動させるレ−
ドル傾動装置を付加すると、レ−ドルの載置位置が高く
なり、しかも、ユニバ−サルジョイントとこれらのロ−
ドセルやレ−ドル傾動装置との設置場所が干渉すること
になる。この干渉を避けるためには、昇降ビ−ムを拡大
する必要が生じ、ひいてはレ−ドルタ−レットが大型化
する問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
問題を解決するために案出されたもので、その要旨とす
るところは、垂直軸の回りで旋回する1対の片持状ア−
ムを設け、これらのア−ムの先端側にフォ−ク部を形成
し、このフォ−ク部の基端側および先端側に、ユニバ−
サルジョイントで互に連結されたスクリュ−ジャッキを
それぞれ設け、これらのスクリュ−ジャッキにより昇降
ビ−ムを両端支持し、該昇降ビ−ムに設けた貫通孔に、
前記ユニバ−サルジョイントを挿通すると共に、該昇降
ビ−ム上にレ−ドルを取外し可能に載置した連続鋳造設
備におけるレ−ドルタ−レットにおいて、前記昇降ビ−
ムを側面視でU字状に形成すると共に、該U字状昇降ビ
−ムに、中央部から両側のスクリュ−ジャッキに向って
拡大する末広がり状の貫通孔を設け、かつ該貫通孔の中
央部に連結軸ユニットを固定すると共に、前記ユニバ−
サルジョイントを基端側と先端側とに2分割して前記連
結軸ユニットを介して互に連結し、ユニバ−サルジョイ
ントを貫通孔内で、上下方向に傾動可能としたことを特
徴とする連続鋳造設備におけるレ−ドルタ−レットの昇
降装置にある。
【0008】
【実施例】本考案の構成を作用と共に、添付図面に示す
実施例により詳細に述べる。図1は本考案の実施例の模
式平面図、図2は本実施例の詳細側面図、図3は図2の
作動説明図、図4は他の実施例の側面図である。
【0009】本実施例は鋼の多ストランドの連続鋳造設
備に用いられる大型(例えば、溶鋼量250ton )のレ
−ドルタ−レットに好適である。
【0010】先ず、本実施例の概要を述べる。図1は、
不図示の垂直軸回りで旋回する1対の片持状ア−ムの片
側を示している。このア−ム1の先端側にはフォ−ク部
1a,1aを形成している。以下、これらの両サイドの
フォ−ク部1a,1aのうち、片側のフォ−ク部1aに
ついて述べる。このフォ−ク部1aには、ア−ム基端側
と先端側にそれぞれスクリュ−ジャッキ2,3を設け、
これらのスクリュ−ジャッキ2,3により昇降ビ−ム4
が両端支持されている。この昇降ビ−ム4にレ−ドル5
のトラニオン6から延設したフランジ6aが載置される
ようになっている。これらのスクリュ−ジャッキ2,3
は、1対の片持状ア−ム1に、それぞれ別個に搭載され
た電動機7によって昇降可能に駆動される。すなわち、
この電動機7からのトルクは、ブレ−キ8(他のサイド
のフォ−ク部には不要)→第1のユニバ−サルジョイン
ト9→ベベルギヤ10→第2のユニバ−サルジョイント
11→基端側のスクリュ−ジャッキ2→第3のユニバ−
サルジョイント12→先端側のスクリュ−ジャッキ3に
伝えられる。
【0011】ここにおいて、この第3のユニバ−サルジ
ョイント12は、次のように構成されて昇降ビ−ム4に
挿通されている。すなわち、図2、図3に示すように、
第3のユニバ−サルジョイント12は、基端側のユニバ
−サルジョイント12aと先端側のユニバ−サルジョイ
ント12bとに分割され、前記昇降ビ−ム4に形成され
た貫通孔14,14に挿通されている。そして、これら
は貫通孔14の中間部に設けた連結軸ユニット13を介
して互に連結されている。
【0012】すなわち、この昇降ビ−ム4は、図示しな
いが平面視で厚肉の板体に、側面視(図2参照)で略U
字状に、2板の鋼板を張り合せて形成されている。この
昇降ビ−ム4には、側面視において垂直中心線Oを挟ん
で対称的に、両側のスクリュ−ジャッキ2,3に向って
末広がり状に拡大した貫通孔14,14が形成されてい
る。これらの貫通孔14は、垂直中心線O上(中間部)
に形成されたタマゴ状の中心孔15を介して、互に連通
している。そして、この中心孔15内に連結軸ユニット
13が着脱可能に固定され、この連結軸ユニット13を
介して、基端側と先端側のユニバ−サルジョイント12
a,12bが互に連結されている。
【0013】この昇降ビ−ム4の両端側にはフランジ部
4a,4bが形成され、昇降ビ−ム4はこれらのフラン
ジ部4a,4bを介して前記スクリュ−ジャッキ2,3
によって持上げられるようになっている。したがって、
これらのスクリュ−ジャッキ2,3の昇降によって連結
ユニット13は昇降する。その結果、基端側と先端側の
ユニバ−サルジョイント12a,12bは末広がり状の
貫通孔14内で上下方向に傾動する。
【0014】また、この昇降ビ−ム4のU底上面には2
個のロ−ドセル16,16が設けられている。これらの
ロ−ドセル16,16は、レ−ドル5のフランジ6aを
支持して、レ−ドルの重量、すなわちレ−ドル5内の溶
鋼量を検知している。また、これらのロ−ドセル16
は、昇降ビ−ム4に横架されたサブビ−ム17に取付け
られ、上下方向にガイドされるが、水平方向には移動規
制されている。なお、このサブビ−ム17は、1対のブ
ラケット18,18を介してその両端がピン結合により
昇降ビ−ム4に取付けられている。
【0015】次に、本実施例の作用を述べる。レ−ドル
5から不図示のタンディシュへの注湯が終了すれば、レ
−ドル5の新旧交代を行うため、レ−ドル5を上昇させ
るべく、電動機7を駆動すると、第1、第2および第3
のユニバ−サルジョイント9,11,12によって、基
端側および先端側のスクリュ−ジャッキ2,3は同期し
て上昇作動をする。その結果、昇降ビ−ム4がこれらの
スクリュ−ジャッキ2,3によって水平状に持上げられ
るので、ユニバ−サルジョイント12a,12bを連結
する連結軸ユニット13も上昇する。したがって、これ
らのユニバ−サルジョイント12a,12bは貫通孔1
4内で中央部に向って上向きに傾動しながらトルクを伝
える。この際、昇降ビ−ム4は側面視でU字状に形成さ
れていて、大容量のレ−ドル5がそのU字状底部に載置
されているので、レ−ドル5の載置位置は低くなり安定
性を保つことができる。しかも、フォ−ク1aのスクリ
ュ−ジャッキ2,3の取付け位置は高位置になるため、
レ−ドル5の下方に位置するタンディシュとの干渉も防
止できる。
【0016】次に、本考案の第2の実施例について述べ
る。第2の実施例は、図4に示すように、第1の実施例
におけるサブビ−ム17の一方のブラケット18をサブ
ビ−ムガイド19で構成し、このサブビ−ムガイド19
が、昇降ビ−ム4のU字状の傾斜部に沿って上下に摺動
するように設けられている。そして、このサブビ−ムガ
イド19に傾動用油圧シリンダ−20のロッド21がピ
ン結合されている。この傾動用油圧シリンダ−20は、
昇降ビ−ム4のフランジ部4aの上に立設されたスタン
ド22に揺動可能に取付けられている。
【0017】したがって、第2の実施例では、傾動用油
圧シリンダ−20を作動させてレ−ドル5を傾け、レ−
ドル5の底に溜まっている溶鋼を排出することができ
る。このように傾動用油圧シリンダ−20が連結された
サブビ−ム17を設けた場合も、本考案によれば、貫通
孔14に挿通されたユニバ−サルジョイント12a,1
2bは傾動しながらスクリュ−ジャッキ2,3に同期し
て回転を伝達するので作動には支障がない。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、側面視でU字状の昇降
ビ−ムとしたので、大容量のレ−ドルを載置して、しか
も、例えば昇降ビ−ム上にロ−ドセルを設けても、レ−
ドルの載置位置を低くし、安定性を保つことができると
共に、この昇降ビ−ムを両端支持したスクリュ−ジャッ
キを互に連結したユニバ−サルジョイントは2分割し、
昇降ビ−ムに設けた貫通孔内で上下方向に傾動可能とし
たので、昇降ビ−ムをコンパクトに構成しながら、ユニ
バ−サルジョイントをレ−ドル(フランジ)やロ−ドセ
ルと干渉することなく配置できるので、スクリュ−ジャ
ッキを同期して駆動することができるから昇降ビ−ムは
確実に水平に保たれて昇降する。したがって、前記レ−
ドルの低い載置位置による安全性と相俟って、更に安全
に操業することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の模式平面図である。
【図2】本実施例の詳細側面図である。
【図3】図2の作動説明図である。
【図4】他の実施例の側面図である。
【符号の説明】
1…ア−ム、1a,…フォ−ク部、2,3…スクリュ−
ジャッキ、4…昇降ビ−ム、5…レ−ドル、12a,1
2b…ユニバ−サルジョイント、14…貫通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直軸の回りで旋回する1対の片持状ア
    −ムを設け、これらのア−ムの先端側にフォ−ク部を形
    成し、このフォ−ク部の基端側および先端側に、ユニバ
    −サルジョイントで互に連結されたスクリュ−ジャッキ
    をそれぞれ設け、これらのスクリュ−ジャッキにより昇
    降ビ−ムを両端支持し、該昇降ビ−ムに設けた貫通孔
    に、前記ユニバ−サルジョイントを挿通すると共に、該
    昇降ビ−ム上にレ−ドルを取外し可能に載置した連続鋳
    造設備におけるレ−ドルタ−レットにおいて、 前記昇降ビ−ムを側面視でU字状に形成すると共に、該
    U字状昇降ビ−ムに、中央部から両側のスクリュ−ジャ
    ッキに向って拡大する末広がり状の貫通孔を設け、かつ
    該貫通孔の中央部に連結軸ユニットを固定すると共に、
    前記ユニバ−サルジョイントを基端側と先端側とに2分
    割して前記連結軸ユニットを介して互に連結し、ユニバ
    −サルジョイントを貫通孔内で、上下方向に傾動可能と
    したことを特徴とする連続鋳造設備におけるレ−ドルタ
    −レットの昇降装置。
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