JP6021637B2 - 発電システム、発電方法 - Google Patents

発電システム、発電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6021637B2
JP6021637B2 JP2012288961A JP2012288961A JP6021637B2 JP 6021637 B2 JP6021637 B2 JP 6021637B2 JP 2012288961 A JP2012288961 A JP 2012288961A JP 2012288961 A JP2012288961 A JP 2012288961A JP 6021637 B2 JP6021637 B2 JP 6021637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
expander
power generation
flow rate
generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012288961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014129797A (ja
Inventor
平尾 豊隆
豊隆 平尾
太一 舘石
太一 舘石
隆史 渡辺
隆史 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012288961A priority Critical patent/JP6021637B2/ja
Priority to EP13867524.4A priority patent/EP2940254B1/en
Priority to CN201380066060.7A priority patent/CN104870757B/zh
Priority to PCT/JP2013/085133 priority patent/WO2014104307A1/ja
Priority to US14/650,601 priority patent/US20150318810A1/en
Publication of JP2014129797A publication Critical patent/JP2014129797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6021637B2 publication Critical patent/JP6021637B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/04Control effected upon non-electric prime mover and dependent upon electric output value of the generator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/20Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted
    • F01D17/22Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted the operation or power assistance being predominantly non-mechanical
    • F01D17/24Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted the operation or power assistance being predominantly non-mechanical electrical
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K13/00General layout or general methods of operation of complete plants
    • F01K13/02Controlling, e.g. stopping or starting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

本発明は、船舶,工場,ガスタービン等からの排熱、地熱、太陽熱、海洋温度差等を熱源として発電を行う発電システム、発電方法に関する。
近年、エネルギの有効利用、環境保全等の観点から、船舶,工場,ガスタービン等からの排熱、地熱、太陽熱、海洋温度差等を熱源として発電を行うシステムとして、ランキンサイクル式の発電システムが検討されている(例えば、特許文献1〜3参照)。この際、上記のような熱源を利用する場合には、媒体として、例えば水よりも沸点の低い媒体、より詳しくはフロン系媒体などの有機流体が用いられる。
このような発電システムにおいては、図7に示すように、予熱器1、蒸発器2、タービン3、凝縮器4を有したサイクル回路5内を、循環ポンプ6によって、有機流体などの低沸点の媒体を循環させる。そして、上記したような熱源から熱を回収した熱媒を、蒸発器2に送り込み、媒体と熱交換させ、媒体を蒸発させてガス化する。また、蒸発器2を経た熱媒は、蒸発器2の前段に設けられた予熱器1において、媒体を予熱する。
ガス化された媒体は、タービン3において膨張することによって主軸3aを回転駆動し、発電機7を駆動する。タービン3で膨張した媒体は、凝縮器4で凝縮され、循環ポンプ6に循環される。
発電機7が駆動されることによって出力される交流電流(AC)は、整流器9で直流電流(DC)に変換され、さらに、系統連系インバータ10で交流電流に再変換され、発電電力として外部に出力される。
特開2006−299996号公報 特開2006−313048号公報 特開2006−313049号公報
ところで、上記のような排熱を熱源とした場合や、地熱、太陽熱、海洋温度差等の自然エネルギを熱源とした場合などにおいては、熱源から出力される熱エネルギの変動量が大きい。熱源側からの熱エネルギが変動すると、蒸発器2で媒体が蒸発することによって得られたガスのタービン3への流入量が変動することとなる。すると、熱源側からの熱エネルギの変動にともなって、タービン3の回転数が変動する。タービン3を発電機7の駆動源としている構成においては、タービン3を仕事効率の高い回転領域で作動させるのが好ましい。しかし、熱源側からの熱エネルギの変動にともなうタービン3の回転数変動により、仕事効率の高い回転領域を外れてしまうことがある。
そこでなされた本発明の目的は、熱源側のエネルギ変動に対応しつつ、膨張器の効率の高い領域において運転することのできる発電システム、発電方法を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の発電システムは、媒体を循環させる媒体循環回路と、前記媒体を加圧して前記媒体循環回路内で循環させる循環ポンプと、加圧された前記媒体を、熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加熱して蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器で蒸発された前記媒体により駆動される膨張器と、前記膨張器により駆動されて発電する発電機と、前記外部の熱源の熱量が変動したときも、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御する流量制御手段と、を備え、少なくとも前記膨張器および前記発電機を備えた発電ユニットが、複数組並列して設けられ、前記流量制御手段は、稼動させる前記発電ユニットの数を増減させることによって、稼動中のそれぞれの前記発電ユニットにおける前記膨張器または前記発電機の回転数が、前記規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする。
船舶,工場,ガスタービン等からの排熱の熱エネルギ量は、船舶,工場,ガスタービン等の稼動状況によって変動する。また、地熱、太陽熱、海洋温度差等の自然エネルギーも、自然現象にともなって変動し得る。このように熱量が変動し得る外部の熱源を用いた発電システムにおいて、外部の熱源の熱エネルギ量が変動したときも、膨張器または発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、膨張器に流入する媒体の流量を制御することで、効率の高い領域において膨張器を運転することができる。
前記流量制御手段は、前記媒体循環回路に設けた流量調整弁の開度、または、前記循環ポンプの回転数を制御することによって、前記媒体の流量を制御するようにしてもよい。
媒体循環回路における媒体の流量を制御することで、膨張器または発電機の回転数を制御できる。これによって、膨張器または発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、膨張器に流入する媒体の流量を制御することができる。
複数組の発電ユニットを備える場合は、稼動させる発電ユニットの数を増減させることによって、各発電ユニットの膨張器に送り込まれる媒体の流量が増減する。これによって、膨張器または発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、膨張器に流入する媒体の流量を制御することができる。
また、本発明の発電システムは、媒体を循環させる媒体循環回路と、前記媒体を加圧して前記媒体循環回路内で循環させる循環ポンプと、加圧された前記媒体を、熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加熱して蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器で蒸発された前記媒体により駆動される膨張器と、前記膨張器により駆動されて発電する発電機と、前記外部の熱源の熱量が変動したときも、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御する流量制御手段と、前記外部の熱源の温度、前記外部の熱源から前記蒸発器に供給される熱媒の温度または流量、および前記蒸発器の出口における前記媒体の温度の少なくとも一つを計測する計測手段とを備え、前記流量制御手段は、前記計測手段における計測結果の変化に基づき、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御するようにしてもよい。
このようにして、外部の熱源側から供給される熱エネルギの変動を予測し、これに基づいて媒体の流量を制御することができる。
また、本発明は、少なくとも膨張器および発電機を備えた発電ユニットを複数組並列して設け、媒体を加圧して媒体循環回路を循環させ、前記媒体を熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加圧して蒸発させ、蒸発した前記媒体により前記膨張器を回転させることによって前記発電機を駆動して発電する発電方法であって、前記膨張器または前記発電機の回転数を検出するステップと、検出された前記回転数が、予め設定された規定回転数領域内にあるか否かを判定するステップと、前記回転数が前記規定回転数領域内にないときに、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御するステップと、を備え、前記流量を制御するステップは、稼動させる前記発電ユニットの数を増減させることによって、稼動中のそれぞれの前記発電ユニットにおける前記膨張器または前記発電機の回転数が、前記規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする。
また、本発明は、媒体を加圧して媒体循環回路を循環させ、蒸発器によって前記媒体を熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加圧して蒸発させ、蒸発した前記媒体により膨張器を回転させることによって発電機を駆動して発電する発電方法であって、前記膨張器または前記発電機の回転数を検出するステップと、検出された前記回転数が、予め設定された規定回転数領域内にあるか否かを判定するステップと、前記回転数が前記規定回転数領域内にないときに、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御するステップと、前記外部の熱源の温度、前記外部の熱源から前記蒸発器に供給される熱媒の温度または流量、および前記蒸発器の出口における前記媒体の温度の少なくとも一つを計測するステップとを備え、前記流量を制御するステップは、前記計測するステップにおける計測結果の変化に基づき、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする。
このように、熱量が変動し得る外部の熱源を用いた発電システムにおいて、外部の熱源の熱量が変動したときも、膨張器または発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、膨張器に流入する媒体の流量を制御することで、効率の高い領域において膨張器を運転することができる。
本発明によれば、熱源側のエネルギ変動に対応しつつ、効率の高い領域において発電システムを運転することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る発電システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る発電方法の流れを示す図である。 タービンにおける回転数と効率の関係の一例、および設定した規定回転数領域の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る発電システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る発電方法の流れを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る発電システムの構成を示す図である。 従来の発電システムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による発電システム、発電方法を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1に示すように、発電システム20Aは、船舶,工場,ガスタービン等からの排熱、地熱、太陽熱、海洋温度差等の熱源から熱媒が送り込まれる熱媒回路21と、この熱媒回路21の熱媒と熱交換することによって熱エネルギを得る媒体を循環させる媒体循環回路22と、を備える。
ここで、媒体循環回路22の媒体としては、例えば、HFC−134a,HFC−245fa,HFO−1234yf,HFO−1234zeといったフロン系媒体等の媒体を用いることができる。
熱媒回路21は、熱源から熱を回収することによって得た蒸気、水(湯)等の熱媒を供給する。
媒体循環回路22には、循環ポンプ23、予熱器24、蒸発器25、タービン(膨張器)26、凝縮器27が備えられている。
循環ポンプ23は、媒体を圧縮して送り出すことで、媒体が予熱器24、蒸発器25、タービン26、凝縮器27を順に経るよう、媒体を媒体循環回路22内で循環させる。
予熱器24および蒸発器25は、熱媒回路21の熱媒と媒体循環回路22の媒体とを熱交換するもので、蒸発器25は、加圧された媒体を熱媒(外部の熱源)との熱交換によって加熱して蒸発させ、予熱器24は、蒸発器25を経た熱媒の余熱によって媒体を予熱する。
タービン26は、媒体がタービン室内で膨張することによって、主軸26aをその軸線周りに回転駆動させる。この主軸26aには、発電機28の回転子(図示無し)が連結されており、この回転子(図示無し)が発電機28の固定子(図示無し)に対向して回転駆動される。これによって、発電機28では交流電流を出力する。
発電機28から出力された交流電流は、整流器29で直流電流に変換され、さらに、系統連系インバータ30で交流電流に再変換されて、発電電力として外部の送電網に出力される。
上記発電システム20Aにおいては、制御部(流量制御手段)35が備えられている。この制御部35では、発電システム20Aを構成する各機器の作動状態等をモニタリングしながら、熱媒回路21の熱媒供給、媒体循環回路22の循環ポンプ23の作動を制御する。
以下に、制御部35における発電システム20Aの運転制御方法について説明する。
図2に示すように、制御部35においては、発電システム20Aを所定の手順で起動した後(ステップS101)、一定時間ごとに、タービン26の回転数(または発電機28における発電量)を計測する(ステップS102)。
排熱、地熱、太陽熱、海洋温度差等の熱源においては、熱源側から熱媒回路21を介して送給される熱媒の温度や流量が大きく変動し得る。熱媒の温度や流量が変動すると、蒸発器25において発生される蒸気量が変動し、その結果、タービン26の回転数が変動する。そこで、図3に示すように、タービン26においては、タービン効率の良い規定回転数領域を予め設定しておく。
そして、制御部35は、計測されたタービン26の回転数が、規定回転数領域の上限以上であるか否かを判定する(ステップS103)。
その結果、計測された回転数が規定回転数領域の上限以上であると判定された場合、循環ポンプ23の回転数を下げる(ステップS104)。このとき、循環ポンプ23の回転数は、例えば、一定回転数(例えば30rpm)ごとに複数ステップに変更できるようにしておき、回転数を変えるときには、1ステップ分ずつ、循環ポンプ23の回転数を変えることができる。
次いで、制御部35は、計測されたタービン26の回転数が、規定回転数領域の下限以下であるか否かを判定する(ステップS105)。
その結果、計測された回転数が規定回転数領域の下限以下である場合、循環ポンプ23の回転数を上げる(ステップS106)。
このようにして、一定時間ごとにタービン26の回転数をモニタリングして、その回転数が規定回転数領域から外れているときには、規定回転数領域内に回転数を戻すようになっている。
制御部35においては、さらに、上記ステップS101〜S106の制御に加え、熱源側からの熱エネルギ供給変動をモニタリングすることによって、その変動を予測した、いわゆるフィードフォワード制御を行うことができる。
すなわち、熱源の温度、熱媒回路21内の熱媒の温度または流量、あるいは、蒸発器25の出口温度の少なくとも一つを、図示しない計測手段によって一定時間ごとに計測し、直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上増加しているか否かを判定する(ステップS107,S108)。
そして、一定以上の増加があった場合には、熱源側からの熱エネルギ供給が増大する傾向にあると予測し、予め、循環ポンプ23の回転数を上げる(ステップS109)。
また、ステップS107における計測値が、直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上減少しているか否かを判定する(ステップS110)。
そして、一定以上の減少があった場合には、熱源側からの熱エネルギ供給が減少する傾向にあると予測し、予め、循環ポンプ23の回転数を下げる(ステップS111)。
そして、発電システム20Aの運転が終了されるまで、上記ステップS102〜S111の処理を一定時間ごとに繰り返す(ステップS112)。
上述したようにして、タービン26の回転数が、予め定めた、作動効率の良い規定回転数領域外にあるときには、循環ポンプ23の回転数を変えて媒体の循環流量を調整するようにした。これによって、熱源側のエネルギ変動に対応して、タービン26を作動効率の良い規定回転数領域内で運転して、発電機28で効率良く発電を行うことが可能となる。
なお、上記第1の実施形態においては、循環ポンプ23の回転数を調整することによって、タービン26の回転数が規定回転数領域内に収まるようにしたが、これに代えて、媒体循環回路22に、媒体の流量を調整する流量調整弁70(図1参照)を備えるようにしてもよい。この場合、制御部35において、タービン26の回転数に応じて、流量調整弁70の開度を調整することによって、タービン26の回転数が規定回転数領域内に収まるよう制御してもよい。
また、フィードフォーワード制御として、ステップS109、ステップS111では、計測手段での計測値の増減量に基づいて、循環ポンプ23の回転数を増減させるものとしたが、計測値と循環ポンプ23の回転数との相関データに基づいて循環ポンプ23の回転数を増減させるものとしてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、図2を参照しつつ説明した制御の流れは、同様の機能を発揮できるのであれば、その流れの順序等を適宜変更しても何ら支障がないことは言うまでもない。
例えば、ステップS103〜S106に代えて、規定回転数領域の下限以下であるか否かを判定した後に、計測された回転数が下限値以下であると判定された場合に循環ポンプの回転数を上げ、さらにその後に規定回転数領域の上限以上であるかを判定した後に、計測された回転数が上限以上であると判定された場合、循環ポンプ23の回転数を下げる構成としてもよい。また、規定回転数領域が上限以上であるか、下限以下であるかを同時に判定した後に、計測された回転数が上限以上であれば循環ポンプ23の回転数を下げ、下限以下であると判定された場合に循環ポンプの回転数を上げる構成としてもよい。
また、ステップS107〜S111に代えて、まず、熱源の温度、熱媒回路21内の熱媒の温度または流量、あるいは、蒸発器25の出口温度の少なくとも一つを、図示しない計測手段によって一定時間ごとに計測し、直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上減少しているか否かを判定し、一定以上の減少があった場合には、熱源側からの熱エネルギ供給が減少する傾向にあると予測し、予め、循環ポンプ23の回転数を下げる構成としてもよい。次いで、計測値が直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上増加しているか否かを判定し、一定以上の増加があった場合には、熱源側からの熱エネルギ供給が増加する傾向にあると予測し、予め、循環ポンプ23の回転数を上げる構成としてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかる発電システム、発電方法の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態においては、上記第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態に係る発電システム20Bは、複数組の発電ユニット50A,50B,50C,…を備える。
発電ユニット50A,50B,50C,…のそれぞれは、上記第1の実施形態で示した同様の構成の、熱媒回路21、媒体循環回路22、循環ポンプ23、予熱器24、蒸発器25、タービン26、凝縮器27、発電機28、整流器29を備えている。
そして、複数組の発電ユニット50A,50B,50C,…のそれぞれの整流器29が、一つの系統連系インバータ30に接続されている。
このような発電システム20Bにおいては、発電ユニット50A,50B,50C,…のそれぞれにおいて、循環ポンプ23により、媒体が、媒体循環回路22内で予熱器24、蒸発器25、タービン26、凝縮器27を順に経るよう、媒体を循環させる。そして、予熱器24で予熱され、さらに蒸発器25で蒸発してガス化したガス媒体は、タービン26のタービン室内で膨張することによって、発電機28を駆動する。発電機28においては、交流電流を出力し、これが整流器29で直流電流に変換され、系統連系インバータ30へと出力する。
そして、系統連系インバータ30では、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の整流器29から出力された直流電流を、交流電流に再変換し、発電電力として外部の送電網に出力する。
発電システム20Bの制御部35は、発電システム20Bを構成する各機器の作動状態等をモニタリングしながら、熱媒回路21の熱媒供給、媒体循環回路22の循環ポンプ23の作動を制御する。
また、制御部35においては、タービン26について、その稼動時間の積算値をカウントし、その積算値に基づいた発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動制御を行う。
このような発電システム20Bは、制御部35の制御により、熱媒回路21から送られてくる熱媒の入力熱エネルギ量や、出力側における要求電力量に応じて、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…を選択的に稼動させることによって、稼動させるユニット数(すなわちタービン26の稼動台数)を変化させ、発電量を段階的に変えることができるようになっている。
以下に、制御部35における発電システム20Bの運転制御方法について説明する。
図5に示すように、制御部35においては、発電システム20Bを所定の手順で起動した後(ステップS201)、一定時間ごとに、タービン26の回転数(または発電機28における発電量)を計測する(ステップS202)。
制御部35は、計測されたタービン26の回転数が、予め設定された、タービン効率の良い規定回転数領域(図3参照)の上限以上であるか否かを判定する(ステップS203)。
その結果、計測された回転数が規定回転数領域の上限以上である場合、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台減らす(ステップS204)。すると各ユニットのタービン26における一台当たりの媒体流量が増加し、回転数が上昇する。
次いで、制御部35は、計測されたタービン26の回転数が、規定回転数領域の下限以下であるか否かを判定する(ステップS205)。
その結果、計測された回転数が規定回転数領域の下限以下である場合、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台増やす(ステップS206)。すると各ユニットのタービン26における一台当たりの媒体流量が減少し、回転数が下がる。
このようにして、一定時間ごとにタービン26の回転数をモニタリングして、その回転数が規定回転数領域から外れているときには、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を増減させることによって、規定回転数領域内に回転数を戻すようになっている。
制御部35においては、さらに、上記ステップS201〜S206の制御に加え、熱源側からの熱エネルギ供給変動に応じた運転制御を行うことができる。
すなわち、熱媒回路21内の熱媒の温度または流量を一定時間ごとに計測し、直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上増加しているか否かを判定する(ステップS207,S208)。
そして、一定以上の増加があった場合には、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台増やす(ステップS209)。
また、ステップS207における計測値が、直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上減少しているか否かを判定する(ステップS210)。
そして、一定以上の減少があった場合には、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台減らす(ステップS211)。
そして、発電システム20Bの運転が終了されるまで、上記ステップS202〜S211の処理を一定時間ごとに繰り返す(ステップS212)。
ところで、上記したような一連の処理において、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を増減させる際には、発電ユニット50A,50B,50C,…の各タービン26の稼動時間に基づいて、稼動または停止させるユニットを決定するのが好ましい。そこで、制御部35においては、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…のうち、稼動させるユニット数を減らすときには、稼動中のユニットのうち稼動時間が最も長いタービン26を備えたユニットから先行して稼動を停止させるようにする。また、発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を増やすときには、稼動中のユニットのうち稼動時間が最も短いタービン26を備えたユニットから先行して稼動させるようにする。
上述したようにして、タービン26の回転数が、予め定めた作動効率の良い規定回転数領域外にあるときには、発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を変えるようにした。これによって、熱源側のエネルギ変動に対応して、タービン26を作動効率の良い規定回転数領域内で運転して、発電機28で効率良く発電を行うことが可能となる。
また、発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を増減させる際には、発電ユニット50A,50B,50C,…の各タービン26の稼動時間に基づいて稼動または停止させるユニットを決定するようにした。これにより、発電ユニット50A,50B,50C,…間で、タービン26の稼動時間を平均化することができる。その結果、タービン26のメンテナンスの間隔を延ばすことができる。また、これにより、すべてのタービン26のメンテナンスタイミングを近くすることによって、メンテナンスを集中的に効率良く行うこともできる。
なお、上記第2の実施形態において、熱源側のエネルギ変動に対応して、発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を増減するようにしたが、これに、上記第1の実施形態で示した構成を組み合わせることも可能である。
すなわち、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を増減するのに加え、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…のそれぞれにおいて、循環ポンプ23または流量調整弁70において、媒体循環回路22における媒体流量を調整することができる。例えば、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動中のユニットにおいて、ユニット間で媒体流量を異ならせ、タービン26の回転数を異ならせることも可能である。そこで、稼動時間の短いタービン26においては、回転数を他のタービン26よりも高め、負荷を高めるようなこともできる。
なお、上記第2の実施形態において、図5を参照しつつ説明した制御の流れは、同様の機能を発揮できるのであれば、その流れの順序等を適宜変更しても何ら支障がないことは言うまでもない。
例えば、ステップS203〜S206に代えて、規定回転数領域の下限以下であるか否かを判定した後に、計測された回転数が規定回転数領域の下限以下である場合、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台増やし)、さらにその後に規定回転数領域の上限以上であるかを判定した後に、計測された回転数が規定回転数領域の上限以上である場合、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台減らす構成としてもよい。また、規定回転数領域が上限以上であるか、下限以下であるかを同時に判定した後に、計測された回転数が上限以上であれば循環ポンプ23の回転数を複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台減らし、下限以下であると判定された場合に循環ポンプの回転数を上げる構成としてもよい。
また、ステップS207〜S211に代えて、まず、熱源の温度、熱媒回路21内の熱媒の温度または流量、あるいは、蒸発器25の出口温度の少なくとも一つを、図示しない計測手段によって一定時間ごとに計測し、直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上減少しているか否かを判定し、一定以上の減少があった場合には、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台減らすようにしてもよい。次いで、計測値が直前に計測を行ったときの温度または流量よりも、一定以上増加しているか否かを判定し、一定以上の増加があった場合には、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の稼動ユニット数を1台増やすようにしてもよい。
(第2の実施形態の変形例)
上記第2の実施形態においては、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…の整流器29を、一つの系統連系インバータ30に接続する構成としたが、これに限るものではない。例えば、複数の発電ユニット50A,50B,50C,…のそれぞれにおいて、整流器29にそれぞれ系統連系インバータ30を備えるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明にかかる発電システム、発電方法の第3の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第3の実施形態においては、上記第1、第2の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る発電システム20Cは、複数組の発電ユニット60A,60B,60C,…を備える。
発電システム20Cにおいては、一つの熱媒回路21に対し、一組の媒体循環回路22、循環ポンプ23、予熱器24、蒸発器25、凝縮器27が設けられ、蒸発器25と凝縮器27との間で、熱媒回路21が複数の分岐管21a,21b,21c,…に分岐している。そして、分岐管21a,21b,21c,…のそれぞれに、タービン26、発電機28、整流器29が設けられることで、発電ユニット60A,60B,60C,…が形成されている。
そして、複数組の発電ユニット60A,60B,60C,…のそれぞれの整流器29が、一つの系統連系インバータ30に並列に接続されている。
このような構成の発電システム20Cにおいては、循環ポンプ23から送り出された媒体は、媒体循環回路22内で、予熱器24、蒸発器25を経た後、発電ユニット60A,60B,60C,…の分岐管21a,21b,21c,…に分岐する。この媒体は、発電ユニット60A,60B,60C,…のそれぞれにおいて、タービン26を駆動させて発電機28で発電した後、凝縮器27を順に経て循環ポンプ23に戻る。
そして、系統連系インバータ30では、複数の発電ユニット60A,60B,60C,…の整流器29から出力された直流電流を、交流電流に再変換し、発電電力として外部の送電網に出力する。
このような発電システム20Cにおいても、上記第2の実施形態と同様にして、制御部35の制御により、熱源側のエネルギ変動に対応して、複数の発電ユニット60A,60B,60C,…の稼動ユニット数を増減させる。これによって、熱源側のエネルギ変動が生じても、タービン26を作動効率の規定回転数領域内で運転して、発電機28で効率良く発電を行うことが可能となる。
また、制御部35においては、複数の発電ユニット60A,60B,60C,…のうち、稼動ユニット数を増減するときには、各タービン26の稼動時間に基づいて稼動または停止させるユニットを決定する。これにより、複数の発電ユニット60A,60B,60C,…間で、タービン26の稼動時間を平均化することができる。その結果、タービン26のメンテナンスの間隔を延ばすことができる。また、これにより、すべてのタービン26のメンテナンスタイミングを近くすることによって、メンテナンスを集中的に効率良く行うこともできる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の発電システム、発電方法は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記各実施形態の発電システム20A,20B,20Cにおいては、船舶,工場,ガスタービン等からの排熱を熱源とし、または、地熱、太陽熱、海洋温度差等の自然エネルギーを熱源として発電に用いるようにしたが、これらに限られるものではない。その熱源の種類はなんら問うものではなく、少なくとも熱量が変動し得る熱源を用いる場合に好適である。
また、上記各実施形態では、膨張器としてタービン26を例示したが、タービン26に代えてスクロール式の膨張器等を採用することもできる。 また、上記第2、第3実施形態において複数の発電機の運転時間を記憶する装置と、その運転時間を表示する装置を備えていてもよい。この場合、運転時間は発電システムの表示盤に表示しても良いし、インターネットを介して発電システム外への表示盤に表示しても良い。この場合、発電システムの管理者、メンテナンス従事者は各発電機の運転状況を確認でき、運転管理、メンテナンスを行うことが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記各実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
20A,20B,20C 発電システム
21 熱媒回路
21a,21b,21c, 分岐管
22 媒体循環回路
23 循環ポンプ
24 予熱器
25 蒸発器
26 タービン(膨張器)
26a 主軸
27 凝縮器
28 発電機
29 整流器
30 系統連系インバータ
35 制御部(流量制御手段)
50A,50B,50C, 発電ユニット
60A,60B,60C, 発電ユニット
70 流量調整弁

Claims (6)

  1. 媒体を循環させる媒体循環回路と、
    前記媒体を加圧して前記媒体循環回路内で循環させる循環ポンプと、
    加圧された前記媒体を、熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加熱して蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器で蒸発された前記媒体により駆動される膨張器と、
    前記膨張器により駆動されて発電する発電機と、
    前記外部の熱源の熱量が変動したときも、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御する流量制御手段と、
    を備え
    少なくとも前記膨張器および前記発電機を備えた発電ユニットが、複数組並列して設けられ、
    前記流量制御手段は、稼動させる前記発電ユニットの数を増減させることによって、稼動中のそれぞれの前記発電ユニットにおける前記膨張器または前記発電機の回転数が、前記規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする発電システム。
  2. 媒体を循環させる媒体循環回路と、
    前記媒体を加圧して前記媒体循環回路内で循環させる循環ポンプと、
    加圧された前記媒体を、熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加熱して蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器で蒸発された前記媒体により駆動される膨張器と、
    前記膨張器により駆動されて発電する発電機と、
    前記外部の熱源の熱量が変動したときも、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御する流量制御手段と、
    前記外部の熱源の温度、前記外部の熱源から前記蒸発器に供給される熱媒の温度または流量、および前記蒸発器の出口における前記媒体の温度の少なくとも一つを計測する計測手段とを備え、
    前記流量制御手段は、前記計測手段における計測結果の変化に基づき、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする発電システム。
  3. 少なくとも前記膨張器および前記発電機を備えた発電ユニットが、複数組並列して設けられ、
    前記流量制御手段は、稼動させる前記発電ユニットの数を増減させることによって、稼動中のそれぞれの前記発電ユニットにおける前記膨張器または前記発電機の回転数が、前記規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする請求項2に記載の発電システム。
  4. 前記流量制御手段は、前記媒体循環回路に設けた流量調整弁の開度、または、前記循環ポンプの回転数を制御することによって、前記媒体の流量を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の発電システム。
  5. 少なくとも膨張器および発電機を備えた発電ユニットを複数組並列して設け、媒体を加圧して媒体循環回路を循環させ、前記媒体を熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加圧して蒸発させ、蒸発した前記媒体により前記膨張器を回転させることによって前記発電機を駆動して発電する発電方法であって、
    前記膨張器または前記発電機の回転数を検出するステップと、
    検出された前記回転数が、予め設定された規定回転数領域内にあるか否かを判定するステップと、
    前記回転数が前記規定回転数領域内にないときに、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御するステップと、
    を備え、
    前記流量を制御するステップは、稼動させる前記発電ユニットの数を増減させることによって、稼動中のそれぞれの前記発電ユニットにおける前記膨張器または前記発電機の回転数が、前記規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする発電方法。
  6. 媒体を加圧して媒体循環回路を循環させ、蒸発器によって前記媒体を熱量が変動し得る外部の熱源から得られる熱媒の熱エネルギにより加圧して蒸発させ、蒸発した前記媒体により膨張器を回転させることによって発電機を駆動して発電する発電方法であって、
    前記膨張器または前記発電機の回転数を検出するステップと、
    検出された前記回転数が、予め設定された規定回転数領域内にあるか否かを判定するステップと、
    前記回転数が前記規定回転数領域内にないときに、前記膨張器または前記発電機の回転数が、予め設定された規定回転数領域内となるように、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御するステップと、
    前記外部の熱源の温度、前記外部の熱源から前記蒸発器に供給される熱媒の温度または流量、および前記蒸発器の出口における前記媒体の温度の少なくとも一つを計測するステップとを備え、
    前記流量を制御するステップは、前記計測するステップにおける計測結果の変化に基づき、前記膨張器に流入する前記媒体の流量を制御することを特徴とする発電方法。
JP2012288961A 2012-12-28 2012-12-28 発電システム、発電方法 Active JP6021637B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012288961A JP6021637B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 発電システム、発電方法
EP13867524.4A EP2940254B1 (en) 2012-12-28 2013-12-27 Power generation system and power generation method
CN201380066060.7A CN104870757B (zh) 2012-12-28 2013-12-27 发电系统、发电方法
PCT/JP2013/085133 WO2014104307A1 (ja) 2012-12-28 2013-12-27 発電システム、発電方法
US14/650,601 US20150318810A1 (en) 2012-12-28 2013-12-27 Power generation system and power generation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012288961A JP6021637B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 発電システム、発電方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014129797A JP2014129797A (ja) 2014-07-10
JP6021637B2 true JP6021637B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=51021376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012288961A Active JP6021637B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 発電システム、発電方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20150318810A1 (ja)
EP (1) EP2940254B1 (ja)
JP (1) JP6021637B2 (ja)
CN (1) CN104870757B (ja)
WO (1) WO2014104307A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106463972A (zh) * 2014-02-19 2017-02-22 博格华纳股份有限公司 优化并联连接发电机的系统的效率的方法
JP2017014986A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 アネスト岩田株式会社 バイナリー発電システムおよびバイナリー発電方法
JP6778475B2 (ja) * 2015-07-01 2020-11-04 アネスト岩田株式会社 発電システムおよび発電方法
JP6991103B2 (ja) * 2018-06-15 2022-01-12 日鉄エンジニアリング株式会社 バイナリー発電システム、およびバイナリー発電システムの制御方法
CN109356674A (zh) * 2018-12-25 2019-02-19 大庆特博科技发展有限公司 一种可调喷嘴数量的有机工质透平
CN113036812B (zh) * 2021-04-28 2023-05-12 南方海洋科学与工程广东省实验室(湛江) 一种用于海洋温差能发电的并网系统

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4013877A (en) * 1974-08-13 1977-03-22 Westinghouse Electric Corporation Combined cycle electric power plant with a steam turbine having an improved valve control system
US4412422A (en) * 1981-08-31 1983-11-01 General Electric Company Apparatus and method for controlling a multi-turbine installation
JPS59131710A (ja) * 1983-01-18 1984-07-28 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 舶用タ−ボ発電機制御装置
JPS6088806A (ja) * 1983-10-21 1985-05-18 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 内燃機関の廃熱回収装置
IL88571A (en) * 1988-12-02 1998-06-15 Ormat Turbines 1965 Ltd Method of and apparatus for producing power using steam
US6784565B2 (en) * 1997-09-08 2004-08-31 Capstone Turbine Corporation Turbogenerator with electrical brake
US7019412B2 (en) * 2002-04-16 2006-03-28 Research Sciences, L.L.C. Power generation methods and systems
JP3901608B2 (ja) * 2002-07-24 2007-04-04 本田技研工業株式会社 ランキンサイクル装置
JP3901609B2 (ja) * 2002-07-25 2007-04-04 本田技研工業株式会社 ランキンサイクル装置
US7290393B2 (en) * 2004-05-06 2007-11-06 Utc Power Corporation Method for synchronizing an induction generator of an ORC plant to a grid
JP2005337065A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Toyota Industries Corp ランキンサイクル装置
JP4829526B2 (ja) 2005-04-22 2011-12-07 株式会社荏原製作所 排熱利用システム及び運転方法
JP5116949B2 (ja) 2005-05-09 2013-01-09 株式会社荏原製作所 排熱利用システム、及びその運転方法
JP4883935B2 (ja) 2005-05-09 2012-02-22 株式会社荏原製作所 排熱利用システム及びその運転方法
JP4714159B2 (ja) * 2007-01-17 2011-06-29 ヤンマー株式会社 ランキンサイクル動力回収装置
EP2249017B1 (en) * 2008-02-14 2013-03-27 Sanden Corporation Waste heat utilization device for internal combustion engine
US8353160B2 (en) * 2008-06-01 2013-01-15 John Pesce Thermo-electric engine
JP5001928B2 (ja) * 2008-10-20 2012-08-15 サンデン株式会社 内燃機関の廃熱回収システム
JP5221443B2 (ja) * 2009-05-08 2013-06-26 株式会社東芝 一軸型複合サイクル発電プラントの起動方法および一軸型複合サイクル発電プラント
CN101929360B (zh) * 2010-09-02 2013-08-21 上海交通大学 基于能量梯级利用的中低温热源发电装置及其热循环方法
US8667799B2 (en) * 2011-07-25 2014-03-11 Ormat Technologies Inc. Cascaded power plant using low and medium temperature source fluid
CN102619641A (zh) * 2012-04-12 2012-08-01 北京工业大学 同时利用内燃机排气和冷却余热的发电系统及控制方法
CN102787889A (zh) * 2012-08-14 2012-11-21 天津大学 柴油机排气余热双效回收系统
JP5964229B2 (ja) * 2012-12-28 2016-08-03 三菱重工業株式会社 発電システム
JP6187852B2 (ja) * 2012-12-28 2017-08-30 三菱重工業株式会社 発電システムのメンテナンス方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2940254A1 (en) 2015-11-04
CN104870757A (zh) 2015-08-26
US20150318810A1 (en) 2015-11-05
WO2014104307A1 (ja) 2014-07-03
JP2014129797A (ja) 2014-07-10
EP2940254A4 (en) 2016-11-16
EP2940254B1 (en) 2017-11-22
CN104870757B (zh) 2016-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6021637B2 (ja) 発電システム、発電方法
JP6086726B2 (ja) 発電システム、発電方法
US8375716B2 (en) Operating a sub-sea organic Rankine cycle (ORC) system using individual pressure vessels
JP6187852B2 (ja) 発電システムのメンテナンス方法
RU2545255C2 (ru) Регулирование теплового циклического процесса
EP2540995B1 (en) Power generation apparatus
JP5964229B2 (ja) 発電システム
JP5596606B2 (ja) 発電装置
Nematollahi et al. An evaluation of wind turbine waste heat recovery using organic Rankine cycle
JP6110706B2 (ja) 蒸気処理設備
JP2008309046A (ja) 排熱発電装置、排熱発電装置の作動媒体蒸気過熱度制御方法
JP2016127755A (ja) 発電電力の平滑化システム
JP5871663B2 (ja) バイナリ発電装置の制御方法
JP5192736B2 (ja) 排熱発電装置、排熱発電装置の運転方法
JP2014122576A (ja) 太陽熱利用システム
JP5924980B2 (ja) バイナリ発電装置およびその制御方法
WO2016170653A1 (ja) 蒸気タービンシステム
JP2018044439A (ja) 地熱発電反対を抑制し、我国地熱エネルギ活用を促進し、我国地熱発電を促進する方法
JP2017186982A (ja) 自然再生可能エネルギー蓄熱システム
KR101808111B1 (ko) 저온 발전 시스템
JP2022154612A (ja) バイナリー発電装置
JP2005278232A (ja) 発電システム
JP2013059170A (ja) 発電装置及び発電装置の起動方法
JP2013170553A (ja) 地熱発電装置
Tang Combined Rankin and Organic Rankin Cycles with Screw Expenders

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161004

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6021637

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151