JP6019762B2 - 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ - Google Patents

光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6019762B2
JP6019762B2 JP2012123247A JP2012123247A JP6019762B2 JP 6019762 B2 JP6019762 B2 JP 6019762B2 JP 2012123247 A JP2012123247 A JP 2012123247A JP 2012123247 A JP2012123247 A JP 2012123247A JP 6019762 B2 JP6019762 B2 JP 6019762B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
wavelength conversion
conversion member
source device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012123247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013250321A (ja
Inventor
卓史 杉山
卓史 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2012123247A priority Critical patent/JP6019762B2/ja
Priority to US13/903,029 priority patent/US20130322055A1/en
Publication of JP2013250321A publication Critical patent/JP2013250321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6019762B2 publication Critical patent/JP6019762B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2006Lamp housings characterised by the light source
    • G03B21/2033LED or laser light sources
    • G03B21/204LED or laser light sources using secondary light emission, e.g. luminescence or fluorescence
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B33/00Colour photography, other than mere exposure or projection of a colour film

Description

本発明は、光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタに関する。
プロジェクタに使用される光源装置として、青色光を射出する光源と蛍光体を用いて、青色光と緑色光を取り出す技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、青色光を射出する光源と、光源からの光で励起されることで所定の波長の光を発する蛍光体が配設された蛍光体領域と光源からの光を透過させる透過領域とを有する蛍光ホイールと、を備える蛍光発光装置が記載されている。
特開2011―133784号
しかしながら、特許文献1のような蛍光ホイールは、蛍光ホイールに取り付けられたホイールモータによって駆動するが、ホイールモータの寿命が来ると蛍光ホイールが停止してしまうため、長時間に亘って駆動し続けることが困難であった。また、蛍光ホイールは回転駆動するため、蛍光体が励起されることで生じる熱を排熱可能な部材を蛍光体に接合するように設けることができなかった。このため、蛍光体で生じる熱を十分排熱することができず、蛍光体の劣化が早まり、蛍光体の長期寿命の確保が困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、蛍光ホイールを用いることなく長時間に亘って性能を維持することができる光源装置を提供することを目的とする。
一態様に係る光源装置は、第1光源と、蛍光体を有する波長変換部材と、第1光源からの光が波長変換部材に向かって進行する経路上に設けられ、第1光源からの光の透過と反射とを切り替えるための光制御部材と、を備える。
本発明によれば、長時間に亘って性能を維持することができる光源装置を提供することができる。
本発明に係る光源装置の上面図である。 本発明に係る波長変換装置の平面図である。 図2における波長変換装置のA−Aの断面図である。 本発明に係るプロジェクタの内部構造を示す上面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る光源装置及びプロジェクタを実施するための形態について説明する。ただし、以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明を以下に限定するものではない。また、各図面が示す部材の位置や大きさ等は、説明を明確にするため誇張していることがある。同一の名称、符号については、原則として同一もしくは同質の部材を示しており、重複した説明は省略する。
図1は、本発明に係る光源装置100の上面図である。図2は、本発明に係る波長変換装置30の平面図である。図3は、図2における波長変換装置30のA−Aの断面図である。なお、図1では、波長変換部材31の一側面が光源装置100の上面を向くように配置される。
図1に示すように、光源装置100は、第1光源10と、蛍光体を有する波長変換部材31と、第1光源10からの光が波長変換部材31に向かって進行する経路上に設けられ、第1光源10からの光の透過と反射とを切り替えるための光制御部材40と、を備える。
これにより、第1光源10からの光は、2種類の波長の異なる光(すなわち、第1光源10と同じ波長の光及び波長変換部材31で第1光源とは異なる波長に変換された光)となり、光制御部材40で透過/反射を切り替えることで光源装置100から2種類の波長の光を時間的に切り替えることができる。また、上記した構成であれば、長時間に亘って性能を維持することができる。
つまり、図1に示すように、第1光源10から出射され、光制御部材40に到達する光は、光制御部材40によって進行する経路が切り替えられる。第1光源10からの光が光制御部材40で反射される場合は、第1光源10からの光と同じ波長の光が反射される。一方、第1光源10からの光が光制御部材40で透過される場合は、波長変換部材31に到達し、波長変換部材31で第1光源10とは異なる波長の光に変換され、外部へ放出される。これにより、第1光源10からの光で2種類の波長の光を交互に得ることができる。
また、光源装置100は、蛍光体を有する波長変換部材31をモータで駆動させる必要がないため、モータで駆動する蛍光ホイールに比べて、長時間に亘って性能を維持することができる。
以下、光源装置100の各要素について説明する。
(光源)
第1光源10は、長時間に亘って駆動可能な光源が好ましく、例えば、半導体レーザ素子又は発光ダイオード(LED)素子を用いることができる。特に、半導体レーザ素子であれば、LEDに比べて光の放射角が狭いため、レンズ等での損失を低減することができる。さらに、発光スペクトル幅が非常に狭いことにより、本実施形態の光源装置100をプロジェクタの光源として使用すれば、色再現性を広くすることが可能となる。第1光源10は、後述する波長変換部材31を効率良く励起させるために、ピーク発光スペクトルが400nm〜480nmの光を放出するものを用いることが好ましい。後述する実施例では、第1光源10として青色光を発する半導体レーザ素子を用いる。これにより、第1光源10からの光を利用して、後述する波長変換部材31から高出力の緑色光を得ることができ、光源装置100で得られる2種類の光(青色光と緑色光)を共に高出力にすることができる。
なお、第1光源10は、図1では1個のみ配置しているが、第1光源10の出力を向上させるために、複数個を並べて配置しても良い。
第2光源20は、プロジェクタとして使用する場合に必要な3色(赤色、青色、緑色)の光のうち、光源装置100で得ることのできない色の光を補うための光源である。後述する実施例では、第1光源の発する光が青色であり、波長変換された光が緑色であるので、第2光源として赤色光を発する半導体レーザ素子を用いる。光源装置100と第2光源20とを備えることで、高出力の3色光を得ることができ、プロジェクタ用の光源として使用することができる。また、光源装置100では2種類の波長の異なる光を時間的に切り替えることができるため、第1光源10と第2光源20のON/OFFのタイミングを適宜調整すれば、赤色→青色→緑色→赤色→青色→・・・のように時間的に切り替えることができる。これにより、プロジェクタを投影する投影素子70に後述するDMDを使用する場合において、DMDに赤色→青色→緑色→赤色→青色→・・・と時間的に分割された光が照射されるため、プロジェクタ光として、白色を良好に表示することができる。
(波長変換部材)
波長変換部材31は、第1光源10からの光により波長変換部材31の蛍光体が励起され、波長変換された光を放出する部材である。後述する実施例では、第1光源からの光で励起されることにより、波長500〜600nmの緑色光〜黄色光を発する蛍光体を用いている。このような条件を満たす蛍光体として、LuAl12、YAl12などが挙げられる。波長変換部材31は、蛍光体単体で構成することや、蛍光体と蛍光体を保持するためのバインダーとの混合物にすることができる。バインダーをアルミナなどの無機材料とすることで、樹脂にした場合と比較して、第1光源からの光が長時間照射されても、変色しにくいため、出力低下を抑制することができる。これにより、波長変換部材31の寿命を長くすることができる。
波長変換部材31は、図1に示すように波長変換部材31単体で使用しても良いし、図2に示すように、ヒートシンク33、反射膜34及び反射防止用保護膜36を設けた波長変換装置30に置き換えて使用することもできる。なお、波長変換装置100は、上記部材をすべて揃えるものに限定されず、上記部材の中から適宜選択することもできる。例えば、波長変換装置30を波長変換部材31とヒートシンク33で構成し、ヒートシンク33が排熱性及び光反射性を有する材料を選択すれば、波長変換部材30を構成する部材の点数を削減でき、コスト低減となる。また、別の部材を追加することもできる。例えば、波長変換部材31とヒートシンク33の間に、波長変換部材31とヒートシンク33との線膨張係数の差を小さくことを目的として、サブマウントを設けることもできる(図示なし)。サブマウントの線膨張係数は、波長変換部材31の値より大きく、ヒートシンクの値より小さいことが好ましい。これにより、線膨張係数が小さい波長変換部材31にクラックが生じるのを抑制できる。なお、サブマウントの材料を熱伝導率に優れるカーボン、AlN、SiC、ダイヤモンド、GaN等を使用すれば、波長変換部材31で生じる熱を良好に排熱することができる。
波長変換部材31は、図3に示すように、第1主面32aと、第1主面32aと反対側の第2主面32bと、を有し、第1主面32a側に第1光源10からの光が照射され、第2主面32b側にヒートシンク33を接合させることができる。これにより、第1光源10からの光で蛍光体が励起されて熱を生じても、ヒートシンク33側に熱を逃がすことができる。したがって、波長変換部材31の劣化を抑制することができ、光源装置100の性能を長時間に亘って維持することができる。また、波長変換部材31は、板状体であることが好ましい。これにより、ヒートシンク33との接触面積が大きくなり、波長変換部材31で生じる熱を良好にヒートシンク33へ排熱することができる。なお、図3に示すように、ヒートシンク33は、波長変換部材31よりも幅広くすれば、より効果的に排熱することができる。
波長変換部材31の膜厚は、0.01mm〜1mmが好ましい。これにより、波長変換部材31で生じる熱を良好に排熱することができる。さらに、0.05mm〜0.3mmであれば、上記効果に加えて光の取出し効率を高めることができる。
ヒートシンク33の材料は、放熱性が高い材料であれば良く、例えば銅、銅合金、アルミニウム、鉄が挙げられる。さらに、腐食防止のため、めっき加工を施しても良い。後述する実施例では、銅を用いる。銅であれば、高熱伝導率のため波長変換部材31で生じる熱をすばやく逃がすことができると共に、腐食しにくいため長時間に亘って性能を維持することができる。
また、図3に示すように、波長変換部材31の第2主面32b側において、第2主面32bとヒートシンク33との間に反射膜34を設けることができる。反射膜34を設けることで、波長変換部材31から第2主面32b側に向かって放出される光を第1主面32aに反射させることができる。この構成では、反射膜34の両側にそれぞれ波長変換部材31とヒートシンク33を接合することが好ましい。これによって、波長変換部材31の熱を反射膜34を介してヒートシンク33へ排熱することができるため、ヒートシンク33による排熱性を低下させることなく波長変換部材31から第2主面32b側に向かって放出する光を第1主面32a側に効率良く反射させることができる。これにより、第1主面32a側への光出力向上とヒートシンクによる排熱性を両立することができる。
反射膜34は、光源10からの光及び波長変換部材31で波長変換された光を反射可能な材料が好ましく、例えばAg、Al、Au、Rhのようなこれらの光に対して反射率の高い金属、又はSiO、Al、AlN、ZrO、TiO、Nbなどを組み合わせた誘電体多層膜が挙げられる。なお、反射膜34は、上記した材料を2種類以上積層させて形成されてもよい。例えば、波長変換部材31の第2主面32b側からAl、Agの順に設けることができる。この構成であれば、波長変換部材31から第2主面32b側に向かって放出される光をAlで全反射することができ、さらに、Alで反射しなかった光をAgで確実に反射することができるため、第1主面32a側への光出力を向上できる。
図3に示すように、波長変換部材31は接合膜35を介してヒートシンク33と接合することが好ましい。これにより、波長変換部材31とヒートシンク33とが空間的に離間している場合に比べて、波長変換部材31で生じる熱を素早くヒートシンク33側へ逃がすことができる。接合膜は、Au―Sn膜、Au膜などの金属の膜が挙げられる。なお、波長変換部材31に反射膜34を設けている場合は、反射膜34とヒートシンク33とが接合膜35を介して接合されるのが好ましい。これにより、波長変換部材31と接合膜35とを直接接合する場合と比べて、良好に接合することができる。
また、図3に示すように、波長変換部材31の第1主面32a側に、波長変換部材31の保護と第1主面32a側への光取り出し効率の向上を目的として反射防止用保護膜36を設けても良い。反射防止用保護膜36の材料としては、SiOなどが挙げられる。
また、図2又は図3に示すように、波長変換装置30を固定するために、ヒートシンク33にねじ穴37を設けてねじ止めすることができる。
なお、波長変換部材31は、図4に示すように、第1主面32aが第1光源10から到来する光の方向に対して垂直になるように配置している。この構成であれば、1つのコリメータレンズ51によって、波長変換部材31に到来する光及び波長変換部材31から出射する光を共に平行にすることができる。これにより、波長変換部材31に到来する光及び波長変換部材31から出射される光を平行にするためのコリメータレンズを別々に配置する必要がなくなるため、部品点数を少なくすることができ、コストの低減が可能となる。また、波長変換部材31は、第1主面31aが第1光源10から到来する光の方向に対して斜めになるように配置することもできる。第1光源10からの光が波長変換部材31の第1主面に対して斜めに照射されることで、垂直に照射される場合に比べて、照射領域を広げることができる。これにより、波長変換部材31に照射される光密度を低減でき、波長変換部材31への負荷を低減できる。
(光制御部材40)
光制御部材40は、第1光源10からの光の透過と反射とを切り替えるための部材である。光制御部材40は、図1に示すように、第1光源10からの光が波長変換部材31に向かって進行する経路上に設けられる。
光制御部材40は、例えば、ホイール、シャッターなどが挙げられる。ホイールを使用する場合は、ホイールの一部に光を透過できる開口領域を形成し、図1のx軸を中心に回転させれば良い。これにより、ホイールの回転中において、ホイールに第1光源からの光が到来して、ホイールと重なる場合は反射させ、ホイールの開口領域と重なる場合は透過させることができる。また、光の反射/透過を機械的に制御するシャッターを使用する場合、図1のy方向、z方向のいずれかの方向にスライドさせたり、片側の端部を固定してy−z平面で往復移動させれば良い。これにより、シャッターの駆動中において、シャッターに第1光源からの光が到来して、シャッターで光の進路を塞ぐ場合は反射させ、シャッターで光の進路を塞いでいない場合は透過させることができる。また、光制御部材40として、光の反射/透過を電気的に制御する液晶部材を使用することもできる。この場合は、液晶部材に印加する電圧の有無で、第1光源10からの光の透過と反射とを切り替えることができる。すなわち、液晶部材に電圧が印加されない場合は第1光源10からの光は透過し、一方、液晶部材に電圧が印加される場合は第1光源10からの光は反射する。後述する実施例では、液晶部材を用いる。液晶部材は、光の反射/透過を電気的に制御する部材であるため、機械的に制御するシャッターやホイールなどの部材より所望の機能を長時間維持することができる。
光制御部材40において第1光源10からの光を反射する光反射面41は、光制御部材40自体を反射性の高い材料とすることで形成しても良いし、光制御部材40に第1光源10の波長に対して反射率が高い材料を別途設けることで形成しても良い。第1光源を400〜460nmの波長を使用する場合、反射率が高い材料として、Ag又はAlが挙げられる。
図1に示すように、光制御部材40の光反射面41は、光源10から入射する光の方向に対して斜めに配置されることが好ましい。これにより、光制御部材40で反射する光が光制御部材40に入射する光と重なることなく取り出すことができる。
光制御部材40の反射面41が光源から入射する光の方向に対して垂直に配置される場合は、光制御部材40に入射する光を透過させ、光制御部材40で反射した光を反射させ進行方向を変えるための部材を設ける必要があるが、上記構成であれば、その部材を設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。また、入射光の透過と反射光の反射とを両立させる部材としてダイクロイックミラーが知られているが、本発明は、光制御部材40に入射する光及び光制御部材40で反射した光は、同じ波長であるため、ダイクロイックミラーを使用することができない。このため、このような部材を必要としない構成、つまり、光制御部材40の光反射面41は、光源10から入射する光の方向に対して斜めに配置される構成が好ましい。
以下、プロジェクタ200を構成する要素に関して、上記した以外の要素について説明する。
(コリメートレンズ51、52、53)
コリメートレンズ51は、波長変換部材31から発する光を平行光にするための部材である。波長変換部材31から発する光は、一定の広がりをもって放出するため、コリメートレンズ51は、波長変換部材31に近い位置に配置されるのが好ましい。これにより、光の広がりが大きくならないうちにコリメートレンズ51に集光されるので、径の大きなレンズを必要とせず、光源装置100の小型化とコストの低減を両立できる。従来の蛍光ホイールでは、ホイールの回転時に回転面と垂直な方向にブレが生じるため、ホイール上に形成される蛍光体の近くにコリメートレンズを配置することが困難であった。これに対して、本発明は、蛍光体を有する波長変換部材31を固定して配置することができるため、コリメートレンズ51を波長変換部材31により近づけて配置することができる。なお、第1光源10及び第2光源20からの光も一定の広がりをもって放出するため、図1又は図4に示すように、第1光源10及び第2光源20の出射側にコリメートレンズ(52、53)を設けることもできる。
コリメートレンズの材料は、例えば、樹脂、ガラスなどが挙げられる。短波長の光、例えば400〜480nmの光を本発明の光源として使用する場合は、短波長の光に対する耐性が樹脂より高いガラスが好ましい。
なお、図1では、第1光源10、第2光源20及び波長変換部材31の各部材に対してコリメートレンズを1つずつ配置しているが、数個配置することもできる。1つのコリメートレンズでより高い平行性を実現しようとすると、非常に複雑な形状が必要であるが、簡易な形状のコリメートレンズを光の進行方向に複数個重ねるようにして配置することで、高い平行性を実現することが可能となる。
(ダイクロイックミラー61、62、63)
ダイクロイックミラー61、62、63は、特定の光を透過させ、それ以外の光を所望の方向に反射させるための部材である。ダイクロイックミラー61、62、63を適宜配置することで、図4に示すように、第1光源10、第2光源20及び波長変換部材31の各部材から発する光が一方向に揃って後述する投影素子70に進行する。
(投影素子70)
投影素子70は、第1光源10、第2光源20及び波長変換部材31の各部材から到来する光を用いて、映像を作成するための部材である。投影素子70としては、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)又はDMD(Digital Mirror Device)などが挙げられる。
(実施例)
以下に、本発明の実施例を図4に基づいて説明する。図4は、本発明に係るプロジェクタの上面図である。なお、図4に示す波長変換装置30は、波長変換部材31とヒートシンク33のみ記載し、その他の部材は省略する。
第1光源10からの放出される青色光は、コリメートレンズ52で平行光となった後、光制御部材40で反射されると、直交する方向に反射される。その後、ダイクロイックミラー63で反射され投影素子70側に進行する。
一方、第1光源10からの放出される青色光が光制御部材40で透過されるとダイクロイックミラー61を透過し、波長変換装置30の第1主面32a側に照射される。青色光を吸収した波長変換装置30は、緑色光を第1主面32a側に放出する。放出された緑色光は、コリメートレンズ51で平行光となり、ダイクロイックミラー61で直交する方向に反射される。その後、ダイクロイックミラー62で反射され、ダイクロイックミラー63を透過し、投影素子70側に進行する。
また、第2光源20から放出される赤色光は、コリメートレンズ52で平行光となった後、ダイクロイックミラー62、63を透過して、投影素子70側に進行する。
投影素子70側へ進行する3色(赤色、青色、緑色)の光は、メニスカスレンズ54aを経由し、ロッドインテグレータ55に進入する。そして、ロッドインテグレータ55内を通過することで光の強度分布が均一になった後、メニスカスレンズ54bを経由して、投影素子70に進行する。
投影素子70として、DMDを使用し、DMDへ赤色光、青色光、緑色光を異なったタイミングで照射することで、プロジェクタとしての映像を作成することができる。
100・・・光源装置
200・・・プロジェクタ
10・・・第1光源
20・・・第2光源
30・・・波長変換装置
31・・・波長変換部材
32a・・・第1主面
32b・・・第2主面
33・・・ヒートシンク
34・・・反射膜
35・・・接合膜
36・・・反射防止用保護膜
37・・・ねじ穴
40・・・光制御部材
41・・・光反射面
51、52、53・・・コリメートレンズ
54a、54b・・・メニスカスレンズ
55・・・ロッドインテグレータ
61、62、63・・・ダイクロイックミラー
70・・・投影素子

Claims (8)

  1. 第1光を発する第1光源と、
    第1主面及び前記第1主面と反対側の第2主面を有し、前記第1主面に前記第1光が照射されることにより蛍光を発する、蛍光体を有する波長変換部材と、
    前記波長変換部材の第2主面の側に接合されたヒートシンクと、
    前記第1光が前記波長変換部材に向かって進行する経路上に設けられ、前記第1光の透過と反射とを切り替えるための光制御部材と、
    前記光制御部材を透過した前記第1光が前記波長変換部材に向かって進行する経路上に設けられ、前記第1光を透過する一方で前記蛍光を反射する第1ダイクロイックミラーと、
    前記第1ダイクロイックミラーと前記波長変換部材との間に設けられ、前記第1光及び前記蛍光を透過するレンズと、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記光制御部材の光反射面は、前記第1光が入射する方向に対して斜めに配置されることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1光源は、青色光の光を発する半導体レーザ素子を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記蛍光体は、前記第1光で励起されることにより緑色光を発することを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  5. 前記光制御部材は、液晶部材であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光源装置。
  6. 前記波長変換部材から発する光は、前記レンズを介して平行光として取り出されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光源装置。
  7. 前記ヒートシンクは、前記波長変換部材の第2主面側から誘電体多層膜と金属膜とをこの順に有する反射膜を介して、前記波長変換部材に接合されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光源装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光源装置と、
    第2光を発する第2光源と、を備えるプロジェクタであって、
    前記第2光の経路上に、
    前記第2光を透過する一方で前記第1ダイクロイックミラーで反射された光を反射する第2ダイクロイックミラーと、
    前記第2光を透過する一方で前記光制御部材で反射された光を反射する第3のダイクロイックミラーと、が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
JP2012123247A 2012-05-30 2012-05-30 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ Active JP6019762B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012123247A JP6019762B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ
US13/903,029 US20130322055A1 (en) 2012-05-30 2013-05-28 Light source device and projector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012123247A JP6019762B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013250321A JP2013250321A (ja) 2013-12-12
JP6019762B2 true JP6019762B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=49670019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012123247A Active JP6019762B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20130322055A1 (ja)
JP (1) JP6019762B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6102132B2 (ja) * 2012-09-12 2017-03-29 株式会社リコー 照明光源装置及びこの照明光源装置を備えた投射装置及び投射装置の制御方法
JP6314472B2 (ja) * 2013-12-20 2018-04-25 日本電気硝子株式会社 プロジェクター用蛍光ホイール、その製造方法及びプロジェクター用発光デバイス
JP2015138168A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 セイコーエプソン株式会社 蛍光発光素子およびプロジェクター
US10174925B2 (en) 2015-12-25 2019-01-08 Nichia Corporation Wavelength conversion member and light source device having wavelength conversion member
DE102018120112A1 (de) * 2018-08-17 2020-02-20 Osram Opto Semiconductors Gmbh Strahlungsemittierendes Bauteil
CN110888291B (zh) * 2018-09-07 2021-05-11 深圳光峰科技股份有限公司 光源系统及投影装置
JP2022033284A (ja) * 2020-02-10 2022-02-28 マテリオン コーポレイション 光学的に向上された固体状態の光変換器
CN114995036A (zh) * 2022-06-29 2022-09-02 青岛海信激光显示股份有限公司 一种光源装置和投影系统

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6897999B1 (en) * 1998-11-25 2005-05-24 The Research Foundation Of The University Of Central Florida Optically written display
JP4737880B2 (ja) * 2001-07-26 2011-08-03 株式会社リコー 照明装置および映像装置
US7090355B2 (en) * 2003-05-19 2006-08-15 Superimaging, Inc. System and method for a transparent color image display utilizing fluorescence conversion of nano particles and molecules
US7070300B2 (en) * 2004-06-04 2006-07-04 Philips Lumileds Lighting Company, Llc Remote wavelength conversion in an illumination device
JP4900736B2 (ja) * 2009-03-31 2012-03-21 カシオ計算機株式会社 光源装置及びプロジェクタ
JP5633185B2 (ja) * 2010-05-12 2014-12-03 株式会社ジェイテクト 転がり軸受
JP5671256B2 (ja) * 2010-05-18 2015-02-18 株式会社大一商会 遊技機
JP2013178290A (ja) * 2010-06-30 2013-09-09 Jvc Kenwood Corp 光源装置及び照明装置
JP5686552B2 (ja) * 2010-08-31 2015-03-18 三菱アルミニウム株式会社 押出加工用ダイス装置およびそれを用いた押出材の製造方法
JP5427719B2 (ja) * 2010-07-21 2014-02-26 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 投写型映像表示装置
JP5311155B2 (ja) * 2010-12-14 2013-10-09 カシオ計算機株式会社 光源装置及びプロジェクタ
JP5780153B2 (ja) * 2011-01-24 2015-09-16 株式会社Jvcケンウッド 光源装置及び投射型表示装置
TWI427397B (zh) * 2011-03-23 2014-02-21 Delta Electronics Inc 光源系統
JP5440548B2 (ja) * 2011-04-28 2014-03-12 カシオ計算機株式会社 投影装置、投影方法及びプログラム
JP5987368B2 (ja) * 2011-07-05 2016-09-07 株式会社リコー 照明装置および投射装置
US9033518B2 (en) * 2011-09-15 2015-05-19 Young Optics Inc. Illumination system comprising a rotation wheel with transmissive and reflective regions and a phosphor used for converting a light beam of a first color from the reflective or transmissive region to a second color and projection apparatus
JP5834723B2 (ja) * 2011-09-30 2015-12-24 カシオ計算機株式会社 光源装置及びプロジェクタ装置
US20130088689A1 (en) * 2011-10-07 2013-04-11 Young Optics Inc. Light source module and projection apparatus
CN103376634B (zh) * 2012-04-24 2015-11-18 中强光电股份有限公司 光源模组与投影装置
US9435996B2 (en) * 2012-12-07 2016-09-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Illumination optical system for beam projector
US9170475B2 (en) * 2013-02-27 2015-10-27 Barco N.V. Light valve projector with laser-phosphor light converter

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013250321A (ja) 2013-12-12
US20130322055A1 (en) 2013-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6019762B2 (ja) 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ
JP6786546B2 (ja) 波長変換装置、発光装置及び投影システム
US9429830B2 (en) Fluorescent light emitting element and projector
US10101645B2 (en) Wavelength conversion element, light source device, and projector
JP2018525836A (ja) レーザダイオードを用いた特殊一体型光源
WO2014156550A1 (ja) 蛍光光源装置
US10865950B2 (en) Light source unit and projection-type display
CN110389492B (zh) 光源装置和投影仪
WO2016181768A1 (ja) 蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置
JP2017075973A (ja) 光源装置、および投写型映像表示装置
JPWO2019035307A1 (ja) 光源装置および投射型表示装置
JPWO2016185850A1 (ja) 光変換装置および光源装置、ならびにプロジェクタ
WO2020250668A1 (ja) 光源装置および投射型表示装置
JP2019045620A (ja) 波長変換素子、光源装置及びプロジェクター
JP2023067918A (ja) 発光装置、及び、光学装置
WO2007125772A1 (ja) 発光素子、発光モジュール、照明装置、および画像投影装置
JPWO2016185860A1 (ja) 蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置
JP6754946B2 (ja) 波長変換部材、プロジェクタおよび照明装置
JP2018147703A (ja) 光源装置
JP6079130B2 (ja) 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ
JP2018036457A (ja) 波長変換素子、光源装置、およびプロジェクター
CN112068390B (zh) 波长转换元件、光源装置和投影仪
JP6741982B2 (ja) 発光素子および照明装置
CN105527787B (zh) 发光装置、光源系统和投影系统
JP6149617B2 (ja) 光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6019762

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250