JP6015373B2 - 密閉容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を有する金属製のケース本体と、開口部を閉塞する金属製の蓋体との合わせ部を接合する密閉容器の製造方法に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。また、二次電池のケースのような密閉容器においては、内部圧力が上昇しても破壊されないために耐圧強度を高め、気体漏れを防止するために気密性を高めることが重要である。
例えば、特許文献1の角形密閉電池(二次電池)の密閉容器は、金属製の電池外装缶(ケース本体)に電極組立体を収容し、その電池外装缶の開口部に封口体(蓋体)を接合することによって形成されている。電池外装体と封口体は、パルスレーザ溶接で接合されており、パルスレーザ光を矩形波形の第1のパルスレーザ光と第2のパルスレーザ光との連続パルスからなる2段波形により構成し、第1のパルスレーザ光のピーク出力値を第2のパルスレーザ光のピーク出力値よりも大きくしている。そして、溶接部を2層に形成することで、1層目の溶接部の形成時には、凝固していく1層目の溶接部に溶融池から溶湯が補充されていくため、例えば溶接部のひけ巣等の欠陥部には溶湯が補完され、気密性が高められる。また、2層目の溶接部の形成時には、1層目の溶接部とは結晶粒径及び結晶方位が異なる溶接部が形成されていき、更に1層目の溶接部が2層目の溶接部に作用する収縮力を吸収するため、溶接部の溶接割れの発生を防止でき、耐圧強度が高められる。
特開2011−200915号公報
ところで、密閉容器においては、耐圧強度と気密性を高めるために、欠陥の無い接合部を形成することが望まれている。
本発明は、耐圧強度と気密性を高めつつ欠陥の無い接合部を形成することができる密閉容器の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の密閉容器の製造方法は、開口部を有する金属製のケース本体と、前記開口部を閉塞する金属製の蓋体との合わせ部を接合する密閉容器の製造方法であって、前記密閉容器の外面から前記合わせ部の全ての繋ぎ目に向けてレーザ光を照射して溶接する第1接合工程と、前記第1接合工程で形成された溶接部の全てに回転する回転ツールを接触させて摩擦攪拌接合により接合する第2接合工程と、を有することを要旨とする。
これによれば、例えば、第1接合工程をレーザ光のエネルギー密度を高くしたキーホール型溶接とすると、十分な溶け込み深さを確保して、接合強度の高い接合部を形成することができる。第2接合工程では、摩擦攪拌接合を行うが、この摩擦攪拌接合では、蓋体とケース本体を摩擦熱で軟化させ、その軟化した材料を攪拌して固相接合する。このため、レーザ溶接のように、ケース本体と蓋体との合わせ部を高温にして溶融させないため、ブローホールが形成されることが防止される。したがって、第1接合工程及び第2接合工程を経ることで、耐圧強度と気密性を高めつつ欠陥の無い接合部を形成することができる。
また、前記密閉容器は蓄電装置のケースであり、前記第1接合工程の前に、前記ケース本体内に蓄電要素である電極組立体を収容する収容工程を有していてもよい。
これによれば、電極組立体をケース本体内に収容した後、蓋体で開口部を閉塞してケースが製造される。そして、ケース内で、電極組立体と電解液との反応により気体が発生しても、ケース本体と蓋体の接合部によって、気体がケース外へ漏れることを防止することができるとともに、内部圧力が上昇しても蓋体がケース本体から外れることを防止できる。
また、前記合わせ部のうち、前記密閉容器の外面に露出する繋ぎ目は、前記密閉容器の1つの面内に位置しているのが好ましい。
これによれば、第1接合工程では、レーザ光の照射装置を繋ぎ目に沿って移動させ、第2接合工程では、第1接合工程で繋ぎ目に沿って形成された溶接部に沿って回転ツールを移動させる。このとき、繋ぎ目が1つの面内にあるため、照射装置及び回転ツールを1つの面内で移動させればよく、繋ぎ目が、ケースの複数面に亘っている場合と比べて、第1接合工程び第2接合工程を簡単に行うことできるとともに、接合部での溶接不良が発生しにくくなる。
本発明によれば、耐圧強度と気密性を高めつつ欠陥の無い接合部を形成することができる。
実施形態の二次電池を示す斜視図。 (a)は接合部を形成する前の合わせ部を示す断面図、(b)は接合部を示す図1の2−2線断面図。 ケース本体と蓋体を示す分解斜視図。 第1接合工程を示す斜視図。 第2接合工程を示す斜視図。 (a)は別例のケースの合わせ部を示す断面図、(b)は別例の接合部を示す断面図。
以下、二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1及び図3に示すように、二次電池(蓄電装置)10において、密閉容器としてのケース11には、電極組立体12が収容されている。なお、二次電池10は電気自動車の電源として搭載されている。
ケース11は、開口部Sを有する直方体状のケース本体13と、ケース本体13の開口部Sを閉塞する矩形平板状の蓋体14とを有する。ケース本体13と蓋体14は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。また、本実施形態の二次電池10は、その外観が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
また、ケース11に収容された蓄電要素としての電極組立体12には、正極端子15と負極端子16が電気的に接続されている。そして、正極端子15及び負極端子16には、ケース11から絶縁するためのリング状の絶縁リング17aがそれぞれ取り付けられている。また、正極端子15と負極端子16は、蓋体14からケース11外に露出している。
ケース本体13と蓋体14は、接合部Yによって接合されている。
まず、ケース本体13と蓋体14の構成について説明する。
図1及び図3に示すように、ケース本体13は、有底四角筒状であり、矩形平板状の底壁13aと、この底壁13aの四辺から立設された四角筒状の周壁13bと、を有する。図2(a)に示すように、ケース本体13の底壁13aの内面及び外面に直交する方向であり、かつ周壁13bが底壁13aから立設する方向を、ケース本体13の軸方向とする。周壁13bは、その先端における内周面側に、蓋体14を支持する環状の支持面13cを有し、支持面13cより外周面側に環状リブ13gを有する。支持面13cは、軸方向に直交し、かつ底壁13aの内面と平行をなす平坦面状である。環状リブ13gの内周面は、支持面13cに対し直交している。また、周壁13bの内周面は、支持面13cに直交し、かつ軸方向に平行に延びる平坦面状である。
蓋体14は、矩形平板状であり、蓋体14の外周形状は、環状リブ13gの内周形状より僅かに小さく、蓋体14は、環状リブ13gの内側に嵌合されている。蓋体14は、外周部が周壁13bの支持面13cに支持されている。蓋体14において、ケース本体13の支持面13cに支持される面を被支持面14bとする。また、蓋体14の外周面より外側には、環状リブ13gの内周面が位置している。そして、蓋体14の外周面を、環状リブ13gの内周面に対向する蓋体側対向面14aとするとともに、環状リブ13gの内周面であって、蓋体側対向面14aと対向する面をケース側対向面13eとする。
そして、蓋体14において、被支持面14b及び蓋体側対向面14aは、ケース本体13に対向する蓋体側合わせ面14fとなっており、ケース本体13において、支持面13c及びケース側対向面13eは、蓋体側合わせ面14fと対向するケース側合わせ面13fとなっている。
図4に示すように、ケース11は、ケース側合わせ面13fと蓋体側合わせ面14fとからなる合わせ部(突合わせ面)40を有する。合わせ部40は、ケース11の全周に亘って設けられている。合わせ部40において、ケース11の外面に露出する繋ぎ目40aは、ケース11の六つの外面のうち、蓋体14の外面が露出する一つの外面(ケース11の上面11a)に位置している。
図2(b)に示すように、ケース本体13と蓋体14は、レーザ溶接及び摩擦攪拌接合によって形成される接合部Yで一体化されている。接合部Yは、蓋体側合わせ面14fのうちの蓋体側対向面14aの一部と、ケース側合わせ面13fのうちのケース側対向面13eの一部とを接合している。接合部Yは、ケース11の内から外に向かって合わせ部40が延びる方向において、内側に位置する第1接合部Y1(ドットハッチの密度の大きい方)と、第1接合部Y1よりも外側の第2接合部Y2(ドットハッチの密度の小さい方)の2層構造となっている。ケース11の外から内に向けた接合部Yの深さFのうち、第1接合部Y1の深さはF1となっており、第2接合部Y2の深さはF2となっている。
次に、ケース11の製造方法について説明する。
まず、図3に示すように、ケース本体13と蓋体14が分離された状態において、ケース本体13の開口部Sを介して電極組立体12をケース本体13に収容する収容工程を行う。次に、図2(a)に示すように、蓋体14を環状リブ13gの内側に嵌合し、周壁13bの支持面13cに、蓋体14の被支持面14bを支持させるとともに、ケース側合わせ面13fと蓋体側合わせ面14fを対向させ、合わせ部40を形成する。
次に、図4に示すように、第1接合工程では、蓋体14の上面(外面)11a側に配置される照射装置50から、合わせ部40の繋ぎ目40aに向けてレーザ光Lを照射するレーザ溶接を行う。具体的には、ケース11の上面11a上で、照射装置50を繋ぎ目40aに沿って移動させ、ケース11の上面11aに露出する全ての繋ぎ目40aからケース側合わせ面13fと蓋体側合わせ面14fを溶接する。このとき、照射装置50から照射されるレーザ光Lのエネルギー密度を高くしてキーホール型溶接とすることで、深い溶け込み形状となり、合わせ部(突合わせ面)40の広範(繋ぎ目40aから深い部分まで)で溶接される。
次に、図5に示すように、第1接合工程で形成された溶接部(溶接ビード)B上を摩擦攪拌接合する第2接合工程を行う。具体的には、ケース11の内から外に向けて延びる合わせ部40の延長線上から、溶接部Bに対し回転する回転ツールTを押し当てる。そして、回転ツールTを、溶接部Bの所定の深さまでの挿入し、溶接部Bの全周に亘って回転ツールTを移動させる。すると、溶接部Bの一部が摩擦熱で軟化し、その軟化した溶接部Bの一部を含めケース本体13及び蓋体14が攪拌されて固相接合される。その結果、合わせ部40の内から外に向かう方向において、第1接合工程で形成された第1接合部Y1と、第2接合工程で形成された第1接合部Y1よりも外側の第2接合部Y2の2層構造の接合部Yが形成される。そして、接合部Yが形成されると、ケース本体13と蓋体14が接合され、ケース11が形成される。
次に、ケース11の製造方法の作用について説明する。
接合部Yは、キーホール型溶接で形成された第1接合部Y1と、その第1接合部Y1より外側で、摩擦攪拌接合によって形成された第2接合部Y2とから形成されている。第1接合部Y1を形成するキーホール型溶接は、レーザ溶接法のうちの熱伝導型溶接に比して照射されるレーザ光Lのエネルギー密度が高い。このため、第1接合工程を行うことで、十分な溶け込み深さを確保して、第1接合部Y1の接合強度を高めることができる。
ここで、第1接合部Y1を形成するキーホール型溶接は、深く溶け込むことから、第1接合部Y1にブローホールが形成される虞がある。このため、第1接合工程で形成された溶接部Bの表面から摩擦攪拌接合を行う。摩擦攪拌接合は、レーザ溶接のように、その接合箇所を高温にして溶融させないため、第2接合工程で形成される第2接合部Y2に気体が取り込まれず、ブローホールが形成されることがない。したがって、接合部Yにおいては、第1接合部Y1で接合強度を高めて耐圧強度を高めつつ、第2接合部Y2で気密性を高めることで、欠陥の無い接合部Yを形成することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)接合部Yを、レーザ溶接のキーホール型溶接で形成された第1接合部Y1と、第1接合部Y1より外側で摩擦攪拌接合によって形成された第2接合部Y2の2層構造にした。第1接合部Y1では十分な溶け込み深さを確保して、ケース本体13と蓋体14の接合強度を高めることができる。第2接合部Y2では、第1接合工程で形成した溶接部Bを摩擦熱で軟化させ、その軟化した溶接部Bを攪拌して固相接合したため、ブローホールが形成されることが防止される。したがって、第1接合部Y1でケース11の耐圧強度を高めつつ、第2接合部Y2で気密性を高めた欠陥の無い接合部Yを形成することができる。
(2)接合部Yにおいて、第1接合部Y1にブローホールが形成されても、その第1接合部Y1よりも外側の第2接合部Y2ではブローホールが形成され難い。このため、接合部Y全体で気密性を確保することができる。
(3)キーホール型溶接を行う第1接合工程において、ケース側合わせ面13fと蓋体側合わせ面14fとの間に隙間が大きく空いていると、各合わせ面13f,14fが溶けた後、接合されず隙間が形成されてしまう虞がある。しかし、第1接合工程の後に、摩擦攪拌接合を行って第2接合工程を行うことで、第2接合部Y2で第1接合部Y1に形成された隙間を無くすことができる。
(4)二次電池10を製造する際、電極組立体12をケース本体13に収容し、蓋体14で開口部Sを閉塞した後、第1接合工程及び第2接合工程を行って接合部Yを形成した。そして、ケース11内で、電極組立体12と電解液との反応により気体が発生しても、接合部Yによって、気体がケース11外へ漏れることを防止することができるとともに、内部圧力が上昇しても蓋体14がケース本体13から外れることを防止できる。
(5)第1接合工程では、レーザ光Lの照射装置50を繋ぎ目40aに沿って移動させ、第2接合工程では回転ツールTを溶接部Bに沿って移動させる。繋ぎ目40aが、ケース11の上面11a内にあるため、照射装置50及び回転ツールTを1つの面内で移動させればよく、繋ぎ目40aが、ケース11の複数面に亘っている場合と比べて、第1接合工程及び第2接合工程を簡単に行うことができるとともに、接合部Yに接合不良が発生しなくなる。
(6)蓋体14は、ケース本体13の支持面13cに支持された状態では、環状リブ13gの内側に嵌合される。このため、環状リブ13gによって、ケース11の上面11aに沿う方向への蓋体14の移動が規制される。よって、合わせ部40を形成した状態では、繋ぎ目40aが開くことが規制され、第1接合工程が行いやすい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図6(a)に示すように、ケース本体13の周壁13bは環状リブ13gを備えず、平坦面状の支持面13cだけの構成としてもよい。一方、蓋体14は、矩形平板状の蓋本体20と、この蓋本体20のケース本体13側の内面から突設され、かつ蓋本体20の外周面より一回り小さい矩形板状の挿入部21と、を有する構成としてもよい。蓋本体20において、その外周部であり、かつ挿入部21の周囲よりも外方へ延びる部位はフランジ部22となっている。蓋体14は、挿入部21が周壁13b内に挿入されるとともに、フランジ部22が周壁13bの支持面13cに支持される。フランジ部22の外周面22bと、周壁13bの外周面13dは同一平面上に位置している。フランジ部22において、ケース本体13の支持面13cに支持される環状面を被支持面22aとする。被支持面22aは平坦面状である。また、挿入部21の外周面を、周壁13bの内周面に対向する蓋体側対向面21aとするとともに、周壁13bの内周面であって、蓋体側対向面21aと対向する面をケース側対向面13hとする。
そして、蓋体14において、被支持面22a及び蓋体側対向面21aは、ケース本体13に対向する蓋体側合わせ面14fとなっており、ケース本体13において、支持面13c及びケース側対向面13hは、蓋体側合わせ面14fと対向するケース側合わせ面13fとなっている。そして、ケース側合わせ面13fと蓋体側合わせ面14fによって合わせ部60が形成されている。
合わせ部60は、ケース11の四つの側面に亘って設けられ、繋ぎ目60aも、ケース11の四つの面に跨ってケース11の外面に露出している。そして、この合わせ部60において、図6(b)に示すように、繋ぎ目60aから第1接合部Y1と第2接合部Y2を形成して接合部Yを形成してもよい。
○ 第1接合部Y1をレーザ溶接法のキーホール型溶接で形成したが、熱伝導型溶接で形成してもよい。
○ ケース本体13を円筒にしてもよい。つまり、本実施形態の製造方法は、円筒型の二次電池のケース本体と蓋体を溶接する場合にも適用することができる。
○ 積層型の二次電池10に限らず、帯状の正極電極と帯状の負極電極を捲回して層状に積層した捲回型の二次電池に適用してもよい。
○ 二次電池10は、車両用電源として自動車に搭載してもよいし、産業用車両に搭載してもよい。また、定置用の蓄電装置に適用してもよい。
○ 本実施形態の構成を、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用しても良い。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池に限らず、他の二次電池であっても良い。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 本実施形態の構成を二次電池10の密閉容器としてのケース11に具体化したが、二次電池10以外の密閉容器に具体化してもよい。
○ ケース11の形状は、円柱状や、楕円柱状に形成してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記第1接合工程は、レーザ溶接におけるキーホール型溶接で行われる密閉容器の製造方法。
(ロ)開口部を有する金属製のケース本体と、前記開口部を閉塞する金属製の蓋体との合わせ部が接合部によって接合された密閉容器であって、前記接合部が、レーザ光を照射した溶接により形成された第1接合部と、前記第1接合部より外側で摩擦攪拌接合により形成された第2接合部と、を有することを特徴とする密閉容器。
(ハ)前記密閉容器は蓄電装置のケースであり、前記ケース本体内には蓄電要素である電極組立体が収容されている密閉容器。
B…溶接部、L…レーザ光、S…開口部、T…回転ツール、10…蓄電装置としての二次電池、11…密閉容器としてのケース、11a…密閉容器の1つの面としての上面、12…電極組立体、13…ケース本体、14…蓋体、40,60…合わせ部、40a,60a…繋ぎ目。

Claims (3)

  1. 開口部を有する金属製のケース本体と、前記開口部を閉塞する金属製の蓋体との合わせ部を接合する密閉容器の製造方法であって、
    前記密閉容器の外面から前記合わせ部の全ての繋ぎ目に向けてレーザ光を照射して溶接する第1接合工程と、
    前記第1接合工程で形成された溶接部の全てに回転する回転ツールを接触させて摩擦攪拌接合により接合する第2接合工程と、を有することを特徴とする密閉容器の製造方法。
  2. 前記密閉容器は蓄電装置のケースであり、前記第1接合工程の前に、前記ケース本体内に蓄電要素である電極組立体を収容する収容工程を有する請求項1に記載の密閉容器の製造方法。
  3. 前記合わせ部のうち、前記密閉容器の外面に露出する繋ぎ目は、前記密閉容器の1つの面内に位置している請求項1又は請求項2に記載の密閉容器の製造方法。
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