JP2017076464A - 二次電池 - Google Patents

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Hiroya Umeyama
浩哉 梅山
寛史 高松
Hiroshi Takamatsu
寛史 高松
裕明 今西
Hiroaki Imanishi
裕明 今西
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Abstract

【課題】レーザ光を照射し突合せ溶接して電池ケースに電池蓋を固定する場合に、角部における溶接状態の信頼性を向上させることを可能とする二次電池を提供する。【解決手段】二次電池において、開口は、4つの角部とこの角部を連結する4つの直線部とを含み、角部における溶接痕の溶接幅は、角部における溶接開始位置を0度、溶接終了位置を90度とした場合に、角部に連結する直線部の溶接幅に対して、角部の0度、45度、および、90度の位置における溶接幅は95%〜105%であり、角部に連結する直線部の溶接幅に対して、角部の75度の位置における溶接幅は70%〜90%である。【選択図】図3

Description

本発明は、二次電池の構造に関する。
たとえば、リチウムイオン二次電池、ナトリウム電池、電気二重層キャパシタ、およびリチウムイオンキャパシタ等の蓄電素子は、発電を行なう発電要素を有底の電池筐体に収容される。電池筐体は、電池ケースとこの電池ケースの開口に挿入される電池蓋とを有し、電池ケースと電池蓋との突合せ部に、レーザ光を照射し突合せ溶接して電池ケースに電池蓋が固定される。
通常、電池筐体は平面視において矩形を有し、四隅の角部は円弧形状に仕上げられている。特開2014−010910号公報(特許文献1)には、角部における溶接状態を改善する目的から、角部においては、電池ケース側の肉厚を厚くし、溶接時には電池ケース側から溶接することで、電池ケースと電池蓋との隙間を埋め、溶接の信頼性の向上を図っている。
特開2014−010910号公報
電池ケースに電池蓋を挿入する工程においては、電池ケースに電池蓋が接触すると欠損が生じ、金属片が電池ケース内に落下するおそれがある。金属の異物は電池の性能に悪影響を与えるおそれがあるため、電池ケースに電池蓋を挿入する際の欠損を避けるために、一般的には、電池ケースの直線部よりも角部の方を、電池蓋のサイズを小さくしている。
なお、電池ケースと電池蓋との間に隙間を設ける場合には、電池ケース内への溶接スパッタの混入を防ぐため、電池ケース側に段差を設け、この段差に電池蓋を載置するようにしている。しかし、この段差を電池ケースの開口の全周に設けることは生産上困難であるため、長辺側には段差を設けず、短辺側と4つの角部に段差を設けるようにしている。
そのため、長辺側においては、電池ケースと電池蓋との間に形成される隙間は極力小さくし、短辺側と4つの角部において、比較的大きな隙間が形成されるようにしている。
また、近年の加工速度の高速化、量産の低コスト化の要請から、レーザ光を照射し突合せ溶接を形成する加工速度の向上が望まれている。速度に応じてレーザ光の出力を高くすることで単位時間あたりのエネルギーを保ち、従来通りの溶接強度を確保することは理論上可能である。
しかし、加工速度の高速化を検討すると、角部の終端で、空気が爆ぜて溶接不良を生じる現象が生じることが明らかになってきた。これは、溶接による溶融池に空気を取り込み、その空気がレーザ光の熱により膨張することで生じる。電池ケースおよび電池蓋を構成するアルミの溶融温度は、約660度であることに加え、レーザー光の照射付近は、金属蒸気(アルミ沸点約2500度)やプラズマが発生していることから、3000度近い温度雰囲気であると推測される。仮に空気が600度まで加熱されたとすると、体積は約3倍となり溶融池を押し退けて噴出し、溶融体積の減少による溶接の強度不足、気密不良の原因となる。
ここで、レーザー光の前方は熱伝導によって、電池ケースおよび電池蓋ともに溶融し隙間を塞ぐことになる。通常は、溶融金属に触れて熱せられた空気の多くは下方に逃げる。しかし、角部においては、特に隙間が減少する位置(角部の終端から直線に向かう領域)では、レーザー光の前方の溶融池により隙間の上方は塞がれ、空気の逃げ道は下方のみとなる。しかし、角部においては下方には段差が設けられていることから、空気の逃げ道が少なくなる。加工速度が高速化すると、空気は下方に逃げるよりも、レーザー光によって加熱される割合が多くなり、結果として、空気の体積が膨張し、溶融池を押し退けて噴出することになる。
たとえば、レーザー光の加工速度が9m/minに場合には、角部における爆ぜの発生は0回、21m/minに場合には、角部における爆ぜの発生は3回、33m/minに場合には、角部における爆ぜの発生は8回と、加工速度が増加するにつれて、角部における爆ぜの発生回数が増加する。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、レーザ光を照射し突合せ溶接して電池ケースに電池蓋を固定する場合に、角部における溶接状態の信頼性を向上させることを可能とする二次電池を提供することにある。
この二次電池においては、平面視において矩形形状の開口が設けられた電池ケースに、上記開口の形状に沿った形状の電池蓋を挿入し、上記電池ケースと上記電池蓋との突合せ部にレーザ光を照射して溶接を行なうことにより、上記電池ケースと上記電池蓋との間に溶接痕が形成され、上記電池ケースと上記電池蓋とが固定される、二次電池であって、上記開口は、4つの角部と上記角部を連結する4つの直線部とを含み、上記角部における溶接痕の溶接幅は、上記角部における溶接開始位置を0度、溶接終了位置を90度とした場合に、上記角部に連結する上記直線部の上記溶接幅に対して、上記角部の0度、45度、および、90度の位置における上記溶接幅は95%〜105%であり、上記角部に連結する上記直線部の上記溶接幅に対して、上記角部の75度の位置における上記溶接幅は70%〜90%である。
この二次電池によれば、角部に連結する直線部の溶接幅に対して、角部の75度の位置における溶接幅を70%〜90%と小さくしている。これは、溶接による溶融池が隙間を多い空気の逃げ場が少なくなる前に、溶融池を一度小さくすることを意味している。これにより、この領域においては、一旦隙間における空気の存在を少なくなるため、空気が熱膨張した場合であっても、爆ぜの発生を抑制することが可能となる。
その結果、二次電池において、レーザ光を照射し突合せ溶接して電池ケースに電池蓋を固定する場合に、角部における溶接状態の信頼性を向上させることを可能とする。
実施の形態における二次電池の全体構成を示す斜視図である。 図1中のIIで囲まれる領域の平面視における、電池蓋と電池ケースとの溶接前の突合せ状態を示す図である。 図1中のIIで囲まれる領域の平面視における、電池蓋と電池ケースとの溶接後の突合せ状態を示す図である。 比較例1から比較例5、および、実施例1から実施例6における角部における溶接幅(ビード幅)を示す図である。 角部における溶接幅の直線部と角部回転角度位置との関係を示す図である。
本発明に基づいた一例における実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。また、図においては、実際の寸法比率では記載しておらず、構造の理解を容易にするために、一部比率を異ならせて記載している。
[二次電池10の全体構成]
図1を参照して、本実施の形態における二次電池10の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態における二次電池10の全体構成を示す斜視図である。この二次電池10は、非水電解二次電池であり、複数個が直列に組み合わされて組電池とされ、ハイブリッド自動車等に好適に搭載されている。その組電池は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関とともにハイブリッド自動車の動力源とされている。ただし、以下に示す二次電池10の構造は、非水電解二次電池に限定されるものではない。
二次電池10は、電池要素(不図示)、電池要素を収容する電池ケース2、電池蓋1、正極端子3P、および、負極端子3Nを有する。電池ケース2は、有底の一方向に開口2Aを有する略直方体のケース形状を有し、その内部には、電池要素が収容されている。電池蓋1は、矩形の平面視を有する平板形状を有し、電池ケース2に設けられた開口2Aを塞ぐように嵌合されている。電池ケース2および電池蓋1は、アルミニウム等の金属材料が用いられている。
開口2Aは、4つの角部2Cと角部2Cを連結する4つの直線部2S1、2S2と含み、電池蓋1は、この開口2Aに対して嵌合する形状を有している。直線部2S1は、長辺側であり、直線部2S2は、短辺側である。
[角部2Cの形状]
次に、図2を参照して、電池蓋1と電池ケース2との角部2Cにおける溶接前の突合せ状態について説明する。図2は、図1中のIIで囲まれる領域の平面視における、電池蓋1と電池ケース2との溶接前の突合せ状態を示す図である。なお、以下では、1か所の角部2Cについて説明しているが、全ての角部2Cにおいて同様である。
開口2Aの内周側と電池蓋1の外周側とは基本的には略同一の形状を有し、電池蓋1を開口2Aに嵌合させた状態では、微細な隙間が形成されている。本実施の形態では、長辺側の直線部2S1における隙間S(設計上は、0.0mm)は一定の幅であるが、角部2Cにおいては、0度および90度の位置では、隙間Sは、直線部の隙間と同じであるが、45度の位置においては、隙間Sは最も広く(設計上は、0.1mm)なるように形成されている。
なお、0度の位置は、レーザ光を照射する軌跡Lにおいて、直線部STから角部2Cに突入するポイントであり、レーザ光の回転角度に沿って、15度、45度、60度、75度、および90度を図示している。よって、90度の位置は、角部2Cから直線部STに再突入ポイントとなる。
次に、図3を参照して、電池蓋1と電池ケース2との角部2Cにおける溶接後の突合せ状態について説明する。図3は、図1中のIIで囲まれる領域の平面視における、電池蓋1と電池ケース2との溶接後の突合せ状態を示す図である。本実施の形態では、直線部における溶接幅をW1とした場合には、溶接部BWにおいて、0度位置での溶接幅(W2)、45度位置での溶接幅(W3)、60度位置での溶接幅(W6)、75位置での溶接幅(W5)、および90度位置での溶接幅(W4)において、溶接幅を異ならせるようにしている。
図4に比較例1から比較例5、および、実施例1から実施例6として、0度位置での溶接幅(W2)、45度位置での溶接幅(W3)、60度位置での溶接幅(W6)、75度位置での溶接幅(W5)、および90度位置での溶接幅(W4)において、溶接幅を異ならせた場合の、爆ぜ(爆飛)の発生回数、未接合箇所の発生回数、および、良品数を示す。
各比較例および各実施例において、実験数として30個に対してレーザ加工を行なった。なお、溶接幅とは、レーザ光の回転中心から延びる半径線(図2,図3中の一点鎖線)上での長さを意味し、30個の平均値を示している。
この各比較例および各実施例においては、レーザ溶接は、出力を制御することで溶接幅を制御するようにした。加工速度は、33m/minとして、直線部におけるレーザ出力は1600Wとした。角部では、所定の溶接幅となるように出力を制御した。
(比較例1)
従来と同様の製造方法によりレーザ溶接を行なった。0度位置での溶接幅(W2)は1.07mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.08mm、60度位置での溶接幅(W6)は1.07mm、75度位置での溶接幅(W5)は1.07mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.07mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.07mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、全て100%となる。
この比較例1では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は8個、未接合箇所の発生回数0個、および、良品数22個であった。以上により本比較例では、従来と同様の結論が得られた。
(比較例2)
0度位置での溶接幅(W2)は1.02mm、45度位置での溶接幅(W3)は0.91mm、60度位置での溶接幅(W6)は0.91mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.91mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.03mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.02mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では101%、45度位置では89%、60度位置では89%、75度位置では89%、90度位置では101%となる。
この比較例2では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数3個、および、良品数27個であった。以上により本比較例では、45度位置での溶接幅(W3)が、約90%のときに、未接合部分が発生した。45度付近は最も隙間が大きいため、ビート幅が狭い場合には、45度付近では十分な溶接ができない。
(比較例3)
0度位置での溶接幅(W2)は1.05mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.06mm、60度位置での溶接幅(W6)は1.05mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.94mm、および90度位置での溶接幅(W5)は0.94mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.05mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では100%、45度位置では101%、60度位置では100%、75度位置では90%、90度位置では89%となる。
この比較例3では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数2個、および、良品数28個であった。角部2Cの終端で未溶接箇所が発生した。加工条件は、一般的には直線部で最適されるため、直線部は、溶接幅が本来よりも狭くなると未溶接箇所が発生することとなる。
(比較例4)
0度位置での溶接幅(W2)は1.07mm、45度位置での溶接幅(W3)は0.75mm、60度位置での溶接幅(W6)は0.75mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.76mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.06mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.06mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では100%、45度位置では70%、60度位置では70%、75度位置では71%、90度位置では100%となる。
この比較例4では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数9個、および、良品数21個であった。比較例2に対して、45度位置での溶接幅(W3)、60度位置での溶接幅(W6)、および、75度位置での溶接幅(W5)を小さくすることで、比較例2での課題が悪化することとなった。
(比較例5)
0度位置での溶接幅(W2)は1.10mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.09mm、60度位置での溶接幅(W6)は1.10mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.77mm、および90度位置での溶接幅(W5)は0.77mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.09mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では101%、45度位置では100%、60度位置では101%、75度位置では71%、90度位置では71%となる。
この比較例5では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数7個、および、良品数23個であった。比較例3に対して、45度位置での溶接幅(W3)、60度位置での溶接幅(W6)、および、75度位置での溶接幅(W5)を小さくすることで、比較例2での課題が悪化することとなった。
(実施例1)
0度位置での溶接幅(W2)は1.01mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.01mm、60度位置での溶接幅(W6)は1.09mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.76mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.03mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.09mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では100%、45度位置では100%、60度位置では100%、75度位置では70%、90度位置では100%となる。
この実施例1では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数0個、および、良品数30個であった。75度位置では溶接幅(W5)を70%とした。角部は直線部に比較して、角部は円軌道であることから熱源との距離が近くなり溶融し易くなる。そのため、短い溶接距離であれば溶接幅も約70%で問題ないことが確認できた。
(実施例2)
0度位置での溶接幅(W2)は1.01mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.07mm、60度位置での溶接幅(W6)は0.77mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.74mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.02mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.02mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では101%、45度位置では101%、60度位置では71%、75度位置では70%、90度位置では101%となる。
この実施例2では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数0個、および、良品数30個であった。60度位置での溶接幅(W6)、および、75度位置での溶接幅(W5)が約70%の場合であっても、未溶接箇所を発生させることなく溶接加工が可能であったことが確認できた。
(実施例3)
0度位置での溶接幅(W2)は1.06mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.06mm、60度位置での溶接幅(W6)は1.05mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.95mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.01mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.08mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では100%、45度位置では100%、60度位置では100%、75度位置では89%、90度位置では101%となる。
この実施例3では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数0個、および、良品数30個であった。75度位置での溶接幅(W5)が約89%(おおよそ90%)でも、爆ぜ(爆飛)を発生させることなく溶接加工が可能であったことが確認できた。
(実施例4)
0度位置での溶接幅(W2)は1.08mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.04mm、60度位置での溶接幅(W6)は0.92mm、75度位置での溶接幅(W5)は0.92mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.04mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.04mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では101%、45度位置では101%、60度位置では89%(おおよそ90%)、75度位置では89%、90度位置では101%となる。
この実施例4では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数0個、および、良品数30個であった。60度位置での溶接幅(W6)、および、75度位置での溶接幅(W5)が約89%(おおよそ90%)の場合であっても、爆ぜ(爆飛)を発生させることなく溶接加工が可能であったことが確認できた。
(実施例5)
0度位置での溶接幅(W2)は0.99mm、45度位置での溶接幅(W3)は0.99mm、60度位置での溶接幅(W6)は0.99mm、75度位置での溶接幅(W5)は1.00mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.00mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.07mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では94.2%、45度位置では94.2%、60度位置では94.2%、75度位置では90.9%、90度位置では94.6%となる。
この実施例5では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数0個、および、良品数30個であった。60度位置での溶接幅(W6)が約94.2%(おおよそ95%)、および、75度位置での溶接幅(W5)が約90.9%の場合であっても、爆ぜ(爆飛)を発生させることなく溶接加工が可能であったことが確認できた。
(実施例6)
0度位置での溶接幅(W2)は1.06mm、45度位置での溶接幅(W3)は1.09mm、60度位置での溶接幅(W6)は1.09mm、75度位置での溶接幅(W5)は1.00mm、および90度位置での溶接幅(W5)は1.15mmとした。直線部での溶接幅(W1)は1.05mmである。直線部の溶接幅(W1)との比率は、0度位置では105.4%、45度位置では105.2%、60度位置では105.2%、75度位置では90.5%、90度位置では105.8%となる。
この実施例6では、爆ぜ(爆飛)の発生回数は0個、未接合箇所の発生回数0個、および、良品数30個であった。60度位置での溶接幅(W6)が約105.2%(おおよそ105%)、および、75度位置での溶接幅(W5)が約90.5%の場合であっても、爆ぜ(爆飛)を発生させることなく溶接加工が可能であったことが確認できた。
上記比較例1から5、および、実施例1から6の結果から、角部に連結する直線部の溶接幅に対して、角部の0度、45度、および、90度の位置における溶接幅は95%〜105%であり、角部に連結する直線部の溶接幅に対して、角部の75度の位置における溶接幅は70%〜90%であるとよい。
より好ましくは、角部の0度、45度、および、90度の位置における溶接幅は100%〜101%であり、角部に連結する直線部の溶接幅に対して、角部の75度の位置における溶接幅は70%〜89%であるとよい。図5に、角部における溶接幅の直線部と角部回転角度位置との関係を示す。
以上、本実施の形態における二次電池によれば、角部に連結する直線部の溶接幅に対して、角部の75度の位置における溶接幅を70%〜90%と小さくしている。これは、溶接による溶融池が隙間を多い空気の逃げ場が少なくなる前に、溶融池を一度小さくすることを意味している。これにより、この領域においては、一旦隙間における空気の存在を少なくなるため、空気が熱膨張した場合であっても、爆ぜの発生を抑制することが可能となる。
以上、本発明に基づいた実施の形態および実施例について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電池蓋、2 電池ケース、2A 開口、2C 角部、2S1,2S2 直線部、3N 負極端子、3P 正極端子、10 二次電池。

Claims (1)

  1. 平面視において矩形形状の開口が設けられた電池ケースに、前記開口の形状に沿った形状の電池蓋を挿入し、前記電池ケースと前記電池蓋との突合せ部にレーザ光を照射して溶接を行なうことにより、前記電池ケースと前記電池蓋との間に溶接痕が形成され、前記電池ケースと前記電池蓋とが固定される、二次電池であって、
    前記開口は、4つの角部と前記角部を連結する4つの直線部とを含み、前記角部における溶接痕の溶接幅は、前記角部における溶接開始位置を0度、溶接終了位置を90度とした場合に、
    前記角部に連結する前記直線部の前記溶接幅に対して、前記角部の0度、45度、および、90度の位置における前記溶接幅は95%〜105%であり、
    前記角部に連結する前記直線部の前記溶接幅に対して、前記角部の75度の位置における前記溶接幅は70%〜90%である、二次電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019133905A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司Contemporary Amperex Technology Co., Limited トップカバープレートと二次電池

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