JP6014478B2 - 記録装置及びロール紙の搬送制御方法 - Google Patents

記録装置及びロール紙の搬送制御方法 Download PDF

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Description

本発明は記録装置及びロール紙の搬送制御方法に関する。本発明は、特に、搬送ローラにより、例えば、ロール紙の搬送におけるバックテンション変動を安定化させる記録装置及びその装置におけるロール紙の搬送制御方法に関するものである。
DCモータのトルク制御は、モータに印加された電流値や電圧値を検出する検出部での検出結果を基に、所望の電流が流れるように駆動回路に印加する電圧を調整することで、モータに印加される電流値を補償するフィードバック制御が一般的な回路構成である。
このような構成を持つDCモータのトルク制御として、例えば、特許文献1は、電流センサと電圧センサとにより、回転位置・回転速度を推定し、その推定値を基に制御を行う方法を開示している。これは、現時点での回転位置・回転速度の推定値と、前の時点での回転位置・回転速度の推定値とを比較し、その比較結果から所定の基準変化量より大きく変化している場合には、センサに何らかのノイズが混入し誤差を生じていると判断する。そして、現時点での推定値を代替値にて置換することにより、ノイズの重畳による動作安定性の低下を防止している。
特開平8−130893号公報
しかしながら上記従来例のようなDCモータ制御回路では次のような問題があった。
例えば、特許文献1では、回転位置と回転速度の推定値を算出する際に、平均負荷トルクの移動平均を用いている。このため、移動平均期間が短い場合、そのフィードバック制御系に大きなノイズが混入されると、移動平均値に対するノイズの影響が大きいため、正確な制御ができなくなる。また、移動平均期間が長い場合、ノイズ耐性は向上するが、微小変動に対しての追従性が低下するという課題がある。
また、推定値を算出するために複雑なアルゴリズムを用いるため、CPUでの演算における誤差が発生したり、回路規模が増大すると言った問題がある。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、DCモータを記録媒体の搬送駆動源に用いる場合、DCモータの安定性を保ちつつ、負荷変動に対する追従性を向上させた記録装置とその装置におけるロール紙の搬送制御方法とを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は、次のような構成からなる。
即ち、用紙がロール状に巻かれたロール紙を給紙し、前記給紙したロール紙を間欠搬送して記録を行なう記録装置であって、前記ロール紙からの給紙と前記ロール紙にバックテンションをかけるために前記ロール紙を回転させるDCモータと、前記DCモータをPWM制御して駆動する駆動手段と、前記DCモータを駆動するために供給する電流を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される電流値とPWM制御のための目標値とを比較する比較手段と、予め定められたクロックを用いて、PWM制御信号の1周期分、前記比較手段による比較結果を示す値をカウントするカウント手段と、前記PWM制御信号の1周期ごとに、前記カウント手段により得られたカウント値に基づいて、前記比較手段による比較結果の出力の傾向を調べ、該傾向を符号として符号化する符号化手段と、前記符号化手段により符号化された符号の値を、前記PWM制御信号の予め定められた周期分、格納する記憶手段と、過去のPWM制御の傾向に関し、第1の期間と前記第1の期間より長い第2の期間の両方において前記記憶手段に格納された符号の値を調べて、前記PWM制御信号を調整し、該調整されたPWM制御信号により前記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また他の発明によれば、用紙がロール状に巻かれたロール紙と、前記ロール紙からの給紙と前記ロール紙にバックテンションをかけるために前記ロール紙を回転させるDCモータとを備え、前記DCモータをPWM制御して駆動することにより、前記給紙したロール紙を間欠搬送して記録を行なう記録装置におけるロール紙の搬送制御方法であって、前記DCモータを駆動するために供給する電流を検出する検出工程と、前記検出工程において検出される電流値とPWM制御のための目標値とを比較する比較工程と、予め定められたクロックを用いて、PWM制御信号の1周期分、前記比較工程における比較結果を示す値をカウントするカウント工程と、前記PWM制御信号の1周期ごとに、前記カウント工程において得られたカウント値に基づいて、前記比較工程における比較結果の出力の傾向を調べ、該傾向を符号として符号化する符号化工程と、前記符号化工程において符号化された符号の値を、前記PWM制御信号の予め定められた周期分、記憶部に格納する格納工程と、過去のPWM制御の傾向に関し、第1の期間と前記第1の期間より長い第2の期間の両方において前記記憶部に格納された符号の値を調べて、前記PWM制御信号を調整し、該調整されたPWM制御信号により前記DCモータの駆動を制御する制御工程とを有することを特徴とするロール紙の搬送制御方法を備える。
従って本発明によれば、PWM制御信号の1周期毎に、DCモータへの供給電流値と目標値との比較の結果の出力の傾向を調べ、この傾向を符号として表現し、その符号の値に基づいてPWM制御信号を調整することができる。このため、小さいノイズが電流の検出に混入してもPWM制御には影響を与えることはなく、ノイズに対する耐性が向上させることができるという効果がある。
また、過去のPWM制御の傾向を第1の期間とそれより長い第2の期間の両方において記憶部に格納された符号の値を考慮して、PWM制御信号を調整するので、たとえ、比較的に大きなノイズが混入しても、そのノイズの影響を最小限に留めることができる。そして、追従性に優れたDCモータのPWM制御を実現できる。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。 図1におけるロール紙のスプール部の構成を示した斜視図である。 図1に示したロール紙の給紙機構を備えた記録装置の概略構成を示す側断面図である。 ロール紙搬送機構の構成を模式的に示す上面図である。 本発明におけるDCモータ制御回路のブロック図 本発明におけるDCモータ制御回路の基本動作を示すタイミングチャート 本発明におけるDCモータ制御回路の制御フローを示すフローチャート 図8はPWM制御実行中のPWM制御信号とカウンタ値と記憶部にセットされる値の時間変化を示すタイミングチャートである。 カウンタによるカウント値が目標値に漸近していく様子(追従性)を表した図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
図1は本発明の代表的な実施例であるロール紙の給紙機構を備えたインクジェット記録装置(以下、記録装置)の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1におけるロール紙のスプール部の構成を示した斜視図である。図3は、図1に示したロール紙の給紙機構を備えた記録装置の概略構成を示す側断面図である。
まず、記録媒体であるロール紙のセット操作について説明する。
この実施例では記録媒体として、ロール状に巻かれた連続紙であるロール紙Rが用いられる。図2に示す斜視図のように、ロール紙Rは、巻き中心にある紙管Sにスプールシャフト32を貫通させる。スプールシャフト32上に配置された基準側ロール紙ホルダ30の装填部28が紙管Sの内壁に対して半径方向への弾性力によって食い込むことで固定保持される。尚、基準側ロール紙ホルダ30はスプールシャフト32に関して回転しないように固定されている。
さらに、ロール紙Rを挟み込むように、基準側ロール紙ホルダ30の反対側から非基準側ロール紙ホルダ31をスプールシャフト32に通して、紙管Sにセットする。尚、非基準側ロール紙ホルダ31にも装填部29があり、半径方向への弾性力を伴って紙管Sに対して固定保持される。そして、図1に示すようにスプールシャフト32の両端を記録装置の本体部1で回動自在に支持することによって、ロール紙Rも回動自在に保持される。以下の説明では、ロール紙Rの先端部をRpとして説明する。
次に、給紙動作について説明する。
図3に示す位置にセットされたロール紙Rの先端部Rpは、ユーザによって搬送口2へと導かれる。そして、ユーザがロール紙Rを半時計回転(CCW)方向へと回転させることで、ロール紙Rの先端部Rpは搬送路を通って下流へと送られていく。搬送路の途中には、反射型の用紙検知センサが設けられており、ロール紙Rの先端部Rpの通過を検知すると、搬送ローラ(LFローラ)9は、搬送モータ(LFモータ)8により用紙搬送方向であるCCW方向に回転を開始する。
引き続きユーザによって下流へと送られたロール紙Rの先端部Rpは、LFローラ対9、10のニップ部まで到達し、用紙はLFローラ対9、10に挟まれた状態でプラテン19上へと搬送される。この際、キャリッジ12に搭載された端部検知センサ(不図示)によって用紙の通紙検知が行われ、確実に用紙がプラテン上まで届いていることを確認する。尚、以降の動作では、LFローラ対9、10によって自動で用紙搬送が行われるので、この時点でユーザは手をロール紙から離すことになる。
続いて、プラテン19まで搬送されたロール紙Rに対する画像形成について説明する。
記録装置の本体部1には、図1において破線3によって囲まれた画像記録部が備えられている。画像記録部3はインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)11と、記録ヘッド11を載置するキャリッジ12と、記録ヘッド11に対向して設けられたプラテン19とによって構成されている。
記録ヘッド11は記録面に対向した面において、ロール紙の搬送方向に複数のノズル列(不図示)を備え、ノズル列ごとに異なる色のインクを吐出する。尚、記録ヘッド11には各色のノズルに対して各々のインク供給チューブ13を介してインクタンク14より各色のインクが供給される。また、キャリッジ12は、本体部1のフレーム15に両端部が固定され互いに平行に配置されたガイドシャフト16とガイドレール(不図示)に沿って摺動可能に支持されている。
そして、画像記録部3まで搬送されたロール紙に向け、キャリッジ12を往復移動させながら記録ヘッド11よりインクを吐出することにより、ロール紙に画像が記録される。キャリッジ12の往路走査または復路走査による1ライン分の走査により画像を記録すると、ロール紙をLFローラ対9、10により搬送方向に所定ピッチだけ搬送し、キャリッジ12を再び移動させて次のラインの画像記録を行う。このようにロール紙の間欠搬送を繰り返してロール紙に対して1頁分の画像を記録し、記録の終了した部分は排紙トレイ22へとに搬送される。そして、画像記録が終了すると、ロール紙はLFローラ対9、10により所定の切断位置まで搬送され、カッタ21によって切断される。
以上がロール紙のセットから排紙までの一連の流れである。
図4は、ロール紙搬送機構の構成を模式的に示す上面図である。ロール紙搬送機構にはロール紙Rに駆動力を付与する給紙モータ34、給紙モータ34の駆動力をスプールシャフト32に伝達するギア列35〜37、給紙エンコーダ38を備える。この構成により、スプールシャフト32が回転することでロール紙Rも回転し、用紙がLFローラ対9、10へ送られる。
図5は図1に示す記録装置においてロール紙の搬送制御に用いるバックテンション制御用モータを制御するDCモータ制御ユニットの構成を示すブロック図である。
この実施例では、バックテンション制御用モータとして給紙モータ34を用いる。そして、この給紙モータとしてDCモータが用いられる。DCモータ34はモータドライバ40により駆動される。また、モータドライバ40はASIC39からPWM制御される。
一方、DCモータ34に供給している電流は電流検出回路41により検出され、その検出された電流値は電流電圧変換回路42により電圧値に変換され、比較器43の一方の端子に入力される。ここで、比較器43のもう一方の端子にはASIC39より(直接的にはCPU48より)目標値が入力され、その比較結果が比較器43より出力される。比較器43からの比較結果は、カウンタ44に入力され、出力されたデジタル信号がハイであったかローであったかを、源振クロック単位で計数する。そして、PWM制御信号1周期分をカウンタ44でカウントした値が正又は0であったか負であったかを示す符号を複数の周期分、記憶部(メモリ或いはレジスタ)45に保持する。これを符号化という。
さて、判定回路46はカウンタ44と記憶部(メモリ或いはレジスタ)45に保持された値に基づいて、次周期のPWM制御信号のパルス幅を増減もしくは変化させないかを判定する。PWM発生回路47は、判定回路46での判定結果に基づいて、次周期のPWM制御信号をモータドライバ40へ出力する。
なお、CPU48はASIC39の内部もしくは外部に設けられ、カウンタ44と記憶部45と判定回路46とPWM発生回路47とを含むDCモータ制御部49を制御し、モータドライバ40へのPWM駆動信号入力の開始・停止を指令する。また、前述のようにCPU48は、比較器43へ入力する目標値の設定も行う。
図6はPWM制御信号1周期分のカウンタ44と記憶部45の動作について説明したタイミングチャートである。
時刻t=t0においてCPU48からの駆動開始指令を受けると、同様にCPU48から指定された回転方向および初期のパルス幅に従ってPWM発生回路47からPWM制御信号がモータドライバ40へ入力される。PWM制御信号がハイとなると、モータドライバ40によってバックテンション制御用のDCモータ34が駆動され、正方向の電流が流れ始める。電流値がCPU48によって予め設定された目標値よりも上回ると、比較器43の比較器出力がハイとなる。この時、カウンタ44は比較器出力がハイであるかローであるかを、源振クロックを単位としてカウントし、ハイの場合はカウント値を“1”だけ増加させ、ローの場合はカウント値を“1”だけ減少させる。
図6に示す例の場合は、時刻t=t0でカウント値は“0”であり、次のクロックでは比較器出力がローのため、カウント値は“1”だけ減少し“−1”となる。時刻t=t1において、比較器出力はハイとなっているので、カウント値は“1”だけ増加し“0”となる。次に、PWM制御信号がローとなると、モータドライバ40によってDCモータ34は逆方向の電流が流れるように駆動される。この時、電流が目標値を下回ると、比較器43の出力がローとなり、カウンタ44ではカウント値が“1”だけ減少される。この動作をPWM制御信号の1周期分繰り返すことで、時刻t=t2において、カウント値は“−82”となる。
この時、記憶部45(この実施例では32ビットのレジスタ)の最下位ビットに、カウント値の符号(正又は0の場合は0、負の場合は1)を保持するようにする。この場合は、カウント値“−82”の符号となる“1”が保持され、記憶部45のレジスタ値は0000_0001hとなる。
次に、時刻t=t2からPWM制御信号がさらに1周期進み時刻t=t3になると、カウント値は“−50”となる。この時、記憶部45はセットされた値(この場合はLSBビットの“1”)を1ビットだけ上位ビットへシフトし、最下位ビットにカウント値“−50”に対応する符号1が代入され、結果として0000_0003hが保持される。同様に時刻t=t4では、カウント値が“+10”となり、記憶部45はさらにセットされているビットを1ビットだけ上位ビットへシフトし、最下位ビットにカウント値“+10”に対応する符号0が代入される。その結果、記憶部45には0000_0006hが保持される。さらに同様に、時刻t=t5においてはカウント値が“0”となり、記憶部45にセットされているビットを1ビットだけ上位ビットへシフトし、最下位ビットにカウント値“0”に対応する符号0が代入される。その結果、記憶部45には0000_000Chが保持され、以降同様の動作が行われる。
このようにして、記憶部45の32ビットのレジスタにはPWM制御信号32周期分の各周期の比較結果を反映した情報をレジスタの各ビットに格納する。
次に、フローチャートとタイミングチャートを参照して、カウンタ44のカウント値と記憶部45に格納された情報に基づいて、DCモータをPWM制御してロール紙のバックテンションを制御する処理について説明する。
図7はバックテンション制御用のDCモータ34のPWM制御を示すフローチャートである。また、図8はPWM制御実行中のPWM制御信号とカウンタ値と記憶部にセットされる値の時間変化を示すタイミングチャートである。なお、図8において、源振クロックは省略してあり、また、カウンタ値については、PWM制御信号の各周期の最終の源振クロックにてカウントした最終値のみを記載してある。
ここでは、特に、追従値が通常モードと加速モード1と加速モード2の3つの追従値を持つ場合の動作について説明する。ここで、追従値とは、前周期のPWM制御信号のハイ期間に対し、次周期のPWM制御信号のハイ期間をどれだけ増加させるのかを定める値である。
まず、時刻t=t6では、ある初期状態のパルス幅によってPWM制御信号が印加される。このPWM制御信号に応じて電流が流れ、その電流に応じて比較器43から比較結果が出力される。カウンタ44はステップS1において、源振クロック毎に比較器43から出力がハイの場合は“+1”、ローの場合は“−1”を加算していく。次に、ステップS2では、PWM制御信号1周期分のカウントが終了したかどうかを調べ、カウント継続であれば処理はステップS1に戻り、カウント終了であれば処理はステップS3に進む。
ステップS3では、PWM制御信号1周期分の比較器43からの出力を計数した時点(時刻t=t7)で記憶部45にセットされている値を1ビット分だけ上位ビットへシフトする。そして、記憶部45のLSBへ今回計数したカウント値に対応する符号(正又は0の場合0、負の場合1)を格納する。図8(a)に示す場合は、時刻t=t7でのカウント値は−500であるので、記憶部45のLSBには符号として1が格納され、記憶部45には0000_0001hが保持される。
なお、図8(a)は特に外来ノイズが混入していない場合の動作を示すタイミングチャートである。
次に、ステップS4では、動作開始からPWM制御信号6周期分以上の測定したかどうかを判断する。時刻t=t7の時点では、動作開始後6周期未満であるので、処理はステップS6に進み、仮追従値WpreとしてW0をセットする。さらにステップS8ではステップS4と同様に、動作開始後、28周期以上測定したかどうかを調べる。時刻t=t7の時点では、動作開始後28周期未満であるので、処理はステップS10へ進み、追従値WとしてWpre(時刻t=t7の場合はW0)がセットされる。
次に処理はステップS12においてカウント値が“0”であるかどうか、また、ステップS13においてカウント値が負であるかどうかを調べ、追従値Wの符号を決定、もしくは追従値を0とし、前周期とPWMデューティを同じにするかどうかを決定する。図8(a)によれば、時刻t=t7でのカウント値は−500であるので、処理はステップS15に進み、最終的な追従値を+W0とする。このような追従値でPWM制御がなされる場合、動作は通常モードにあるという。
つまり、時刻t=t7では、時刻t=t6〜t7で出力したPWM制御信号のハイ期間よりも、時刻t=t7以降の次の周期では+W0だけPWM制御信号のハイ期間を長くして出力する。次周期の追従値が決定されると、ステップS17でカウンタをリセットし、再び次の周期についても同様の制御を実行する。
上述のような処理をPWM制御信号5周期分にわたって実行し、その全てでカウンタ値が負の値であった場合、時刻t=t9の直前では、記憶部45には0000_001Fhが保持されることとなる。そして、時刻t=t9で記憶部45の値は、カウンタ44のカウント値−400の符号である1がLSBに代入され0000_003Fhとなる。
この時点で、ステップS4の条件がYESとなるため、処理はステップS5に進む。ステップS5では、過去8周期の履歴、つまり記憶部45の下位8ビットの値を確認し、その中に0または1が6個以上あれば、処理はステップS7に進み、仮追従値WpreをW1(W1>W0)にセットする。時刻t=t9では、“1”の値が6個となるので、仮追従値Wpre=W1と設定される。そして、ステップS8へ進むが、ここでは、まだ6周期分の測定をしているだけなので、処理はステップS10に進み、追従値WとしてW=Wpre(=W1)を設定する。そして、ステップS12とS13において、追従方向が決定され、処理はステップS15に進み、最終的な追従値を時刻t=t9において、+W1とする。このような場合、W1>W0なので、このような追従値でPWM制御がなされる場合、動作は加速モード1へと移行する。
以降、同様にPWM制御信号27周期分にわたって測定を行い、時刻t=t10までカウンタ値が負で推移した場合、追従値は+W1のままPWM制御信号のハイ期間が増加するように制御される。図8(a)によれば、時刻t=t10では、記憶部45の値は07FF_FFFFhとなる。そして、時刻t=t11では、記憶部45の値は、カウンタ44のカウント値−280の符号である1がLSBにセットされるので、0FFF_FFFFhとなる。
この時点で図7のフローチャートの処理によれば、ステップS4とステップS5のそれぞれでYESの判断となり、処理はステップS7において、Wpre=W1となる。そしてさらに、既に動作開始以降28周期分以上の測定を行っているので、ステップS8における判断もYESとなり、処理はステップS9へ進む。ステップS9では過去32周期分の履歴、つまり記憶部45の全ビットの値を確認し、その中に0または1が28個以上あれば、処理はステップS11に進み、追従値WをW2(W2>W1>W0)とする。時刻t=t11では、1の数は28個となるので、処理はステップS11に進み、追従値W=W2と設定される。そして、ステップS12とステップS13において、追従方向が決定され、処理はステップS15に進み、最終的な追従値を時刻t=t11において+W2とする。このような場合、W2>W1>W0なので、このような追従値でPWM制御がなされる場合、動作は加速モード2へと移行する。以降予め設定した追従値に漸近するまで同様の制御を実行する。
図9はカウンタによるカウント値が目標値に漸近していく様子(追従性)を表した図である。図9において、横軸は時間、縦軸にカウント値、目標値としてカウント値=0としている。また、図8で示したのと同じ時刻には同じ符号を付してある。
図9(a)は特に、外来ノイズが混入していない場合の、目標値への追従状態を示す図である。
図9(a)によれば、時刻t=t9で追従値がW1となり、さらに、時刻t=t11で追従値がW2となり加速しながら目標値へ漸近していく。時刻t=t12では、カウント値が正となり、追従方向が逆となるが、図7でのステップS9の判断はYESとなるため、追従値は−W2となる。同様の動作を続け、時刻t=t13になると、図7でのステップS9の条件がNOとなるため、追従値は−W1となる。さらに同様の動作が続くと時刻t=t14では、図7でのステップS5の判断がNOとなり、追従値は+W0となり、以降目標値付近で、追従値が±W0(符号はカウンタ値の符号により異なる)で定常状態となる。
図8(b)と図9(b)は、時刻t=t10からの1周期において、比較的小さな何らかのノイズがDCモータ34に供給している電流にノイズが混入した場合におけるタイミングチャートと、カウンタ値が目標値に漸近していく様子を表したものである。なお、図8(b)と図9(b)において、図8(a)と図9(a)で既に説明したタイミングと同じ時刻には同じ記号を付してある。
図8(b)と図9(b)とに示すように、時刻t=t10〜t11において電流波形にノイズが混入すると、比較器43からの出力が、ノイズが混入している期間ハイになる。そのため、カウンタ値も影響を受けることになり、ノイズが無い場合のカウンタ値(図8(a)のt=t11における−280)に対して、その同じ時刻には−80という値となる。
ここで、カウンタ値−80という値で図7のフローチャートに従い追従値を算出すると、ノイズの混入がない場合と同じ判定となり、次の時刻t=t11では、追従値W=+W2となる。即ち、この実施例に従えば、電流波形にノイズが混入してもカウンタ値の符号に影響の無い範囲である限り、ノイズの影響を全く受けることなく目標値への追従が可能となる。その結果、目標値までの追従時間はノイズが混入しない場合と比較して全く変わることがないという効果を得ることができる。
次に従来技術に従う例を比較例として用い、この実施例により達成する効果についてさらに説明する。
このため、比較例において、加速モード1に遷移する条件(ステップS5でのYES)を満たした場合と、加速モード2に遷移する条件(ステップS9でのYES)を満たした場合のタイミングチャートを図8(c)と図9(c)に夫々、示す。なお、図8(c)と図9(c)において、図8(a)と図9(a)で既に説明したタイミングと同じ時刻には同じ記号を付してある。
図8(c)と図9(c)とに示すように、時刻t=t10〜t11において電流波形に図8(b)や図9(b)と比較しても大きなノイズが混入することにより、比較器43からの出力が、ノイズが混入されている期間ハイになる。そのため、カウンタ値も影響を受けることになり、ノイズが無い場合のカウンタ値(図8(a)のt=t11における280)に対して、その同じ時刻には+100という値となる。
時刻t=t11において、PWM制御信号の次の周期の追従値を決定する場合、図7のフローチャートのステップS4の判断とステップS5の判断は両方ともYESとなり、仮追従値Wpre=W1となる。また、ステップS8での判断はYESとなるが、記憶部45の値は0FFF_FFFEhであり、1の個数は27個となるため、ステップS9での判断はNOとなる。さらに、ステップS12での判断はNO、ステップS13での判断はノイズが混入されない場合と異なりNOとなり、処理はステップS14に進み、最終的な追従値はW=−W1となる。
そして、その1周期の出力が終了した時刻t=t11’では、ステップS5での判断はYES、ステップS9での判断はNOとなるため、最終的な追従値はW=+W1となる。ところが次の時刻t=t15において、記憶部45の値は3FFF_FF8Fhとなるため、ステップS5の判断とステップS9の判断とは両方ともNOとなり、最終的な追従値は通常状態の追従値W=W0となってしまう。
以降、図9(c)の時刻t=t16〜t20では、図9(a)におけるt=t9〜t14に示したノイズが混入しない場合のようにカウント値は変化するが、タイミングは図9(a)に示したのとはタイミングが大きく遅延した追従波形となる。即ち、目標値への追従時間が、ノイズが混入されない場合と比較して大きく遅れてしまうこととなる。
次に、この実施例における、図8(c)と図9(c)に示したのと同様に比較的大きなノイズが混入した場合におけるタイミングチャートを図8(d)と図9(d)に夫々、示す。なお、ここでも図8(a)と図9(a)で既に説明したタイミングと同じ時刻には同じ記号を付してある。
図8(d)と図9(d)とに示すように、時刻t=t10〜t11において電流波形に図8(c)や図9(c)と同様に、比較的大きなノイズが混入することにより、比較器43からの出力が、ノイズが混入されている期間ハイになる。そのため、カウンタ値も影響を受けることになり、ノイズが無い場合のカウンタ値(図8(a)のt=t11における−280)に対して、+100という値となる。
時刻t=t11において、PWM制御信号の次の周期の追従値を決定する場合、図7のフローチャートのステップS4の判断とステップS5の判断とは両方ともYESとなり、仮追従値Wpre=W1となる。また、ステップS8の判断はYESとなるが、記憶部45の値は0FFF_FFFEhであり、1の個数が27個となるため、ステップS9の判断はNOとなる。さらに、ステップS12の判断はNO、ステップS13はノイズが混入されない場合と異なりNOとなり、処理はステップS14に進み、最終的な追従値はW= −W1となる。
しかしながら、次の周期である時刻t=t11〜t11’ではノイズの混入が無くなり、時刻t=t11’での最終カウント値は−280となり、再び負の値となる。従って、時刻t=t11’では、記憶部45の値は1FFF_FFFDhとなり、1の個数が28個となる。よって、図7のフローチャートのステップS9の判断はYESとなり、次周期での最終的な追従値はW=+W2となる。
以降、図9(a)で説明した時刻t=t12〜t14と同様の傾向を示す、時刻t=t12’〜t14’では、カウント値は目標値に漸近していく。図9(b)と比較しても、図9(d)の場合には、時刻t=t12’〜t14’はそれぞれ、時刻t=t12〜t14に対しPWM制御信号1周期分のみの遅れが生じるに過ぎない。
以上説明したように、この実施例では、PWM制御信号の1周期分にわたって比較器からの出力の傾向を調べ、その傾向を符号として表わし、予め定められた周期分(ここでは32周期分)、その符号をレジスタに格納保持する。
さらに、この実施例ではPWM制御信号でレジスタに格納された過去8周期分の比較的短い期間(第1の期間)にわたる比較器による出力傾向を調べる。そして、目標値よりカウント値が大きい傾向か、或いは、目標値よりカウント値が小さい傾向が強いなら、より大きな追従値(W1)を用いてPWM制御信号のハイとなる時間を調整する。これに対して、目標値よりカウント値が大きい場合と目標値よりカウント値が小さい場合とのバランスがとれているなら、小さな追従値(W0)を用いてPWM制御信号のハイとなる時間を調整するか、或いは、そのハイとなる時間を前の周期と同じに維持する。
さらに、レジスタに格納されたPWM制御信号で過去24周期分の比較的長い期間(第2の期間)における比較器による出力傾向を調べる。そして、目標値よりカウント値が大きい傾向か、或いは、目標値よりカウント値が小さい傾向が著しく強いなら、更により大きな追従値(W2)を用いてPWM制御信号のハイとなる時間を調整する。
なお、便宜上、WOを第1の追従値、W1を第2の追従値、W2を第3の追従値ともいう。
従って以上説明した実施例に従えば、PWM制御信号1周期分にわたる比較器からの出力傾向を用いてPWM制御を行うので、比較的小さなノイズが混入した場合でも、PWM制御のために用いるカウンタ値の符号に影響を与えない。このために、ノイズが混入しない場合と比較しても全く同様の時間で目標値への漸近を達成できる。
また、カウンタ値の符号に影響を及ぼすような大きなノイズが混入した場合でも、ノイズが混入しない場合と比較してPWM制御信号の1周期のみの遅れでカウント値は目標値へ漸近する。このように、従来例と比較して、高速な追従性を保ちつつノイズに対する安定性を飛躍的に向上させることが可能となる。
また、従来例では複雑な計算を行っていたため、回路規模の増大や、CPUの演算誤差による精度低下があったが、この実施例によれば、複雑な計算を行うことがないので、演算量を減らすことができる。これは、演算回路の回路規模の大幅な削減と演算誤差による精度低下を抑制することに資するものとなる。さらに、カウンタによる計数結果ではなく、計数結果の符号のみを保持することで、記憶領域の削減も可能となる。
なお、以上説明した実施例では、追従モードとして、通常モード、加速モード1、加速モード2の3つを例示したが、本発明はこれによって限定されるものではない。少なくとも2つのモードを持つ制御回路に本発明は適用可能である。
さらに、通常モードから加速モードへ移行するかどうか判断する際に、記憶部45に格納された符号に対し、現時刻より遠い過去の時刻において得られた符号よりも、現時刻により近い過去において得られた符号により重みを付けて判定するようにしても良い。これにより、更なる精度向上が期待できる。

Claims (9)

  1. 用紙がロール状に巻かれたロール紙を給紙し、前記給紙したロール紙を間欠搬送して記録を行なう記録装置であって、
    前記ロール紙からの給紙と前記ロール紙にバックテンションをかけるために前記ロール紙を回転させるDCモータと、
    前記DCモータをPWM制御して駆動する駆動手段と、
    前記DCモータを駆動するために供給する電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される電流値とPWM制御のための目標値とを比較する比較手段と、
    予め定められたクロックを用いて、PWM制御信号の1周期分、前記比較手段による比較結果を示す値をカウントするカウント手段と、
    前記PWM制御信号の1周期ごとに、前記カウント手段により得られたカウント値に基づいて、前記比較手段による比較結果の出力の傾向を調べ、該傾向を符号として符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段により符号化された符号の値を、前記PWM制御信号の予め定められた周期分、格納する記憶手段と、
    過去のPWM制御の傾向に関し、第1の期間と前記第1の期間より長い第2の期間の両方において前記記憶手段に格納された符号の値を調べて、前記PWM制御信号を調整し、該調整されたPWM制御信号により前記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の期間にわたる前記記憶手段に格納された符号の値から、前記比較手段による前記比較結果を示す値の出力傾向を調べ、
    前記目標値より前記電流値が大きい場合と前記目標値より前記電流値が小さい場合とのバランスがとれているなら、第1の追従値を用いて前記PWM制御信号のハイとなる時間を調整するよう制御するか、或いは、該ハイとなる時間を前記PWM制御信号の前の周期と同じに維持するよう制御し、
    前記電流値より前記目標値が大きい傾向か、或いは、前記目標値より前記電流値が小さい傾向が強いなら、前記第1の追従値より大きな値をもつ第2の追従値を用いて前記PWM制御信号のハイとなる時間を調整するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段はさらに、前記第2の期間にわたる前記記憶手段に格納された符号の値から、前記比較手段による前記比較結果を示す値の出力傾向を調べ、
    前記目標値より前記電流値が大きい傾向か、或いは、前記目標値より前記電流値が小さい傾向が著しく強いなら、前記第2の追従値より大きな値をもつ第3の追従値を用いて前記PWM制御信号のハイとなる時間を調整するよう制御することを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記カウント手段は、前記比較手段による比較結果を示す値が前記電流値が前記目標値より大きいことを示す場合には、“+1”を加算し、前記比較結果を示す値が前記電流値が前記目標値り小さいことを示す場合には、“−1”を加算し、
    前記符号化手段は、前記カウント手段により得られたカウント値が、正又は0である場合には前記符号として“0”を設定し、前記カウント手段により得られたカウント値が、負である場合には前記符号として“1”を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記記憶手段はレジスタであり、
    前記符号化手段により得られた符号を前記レジスタのLSBにセットし、前記レジスタに既にセットされている符号は上位ビットにシフトして保持することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記検出手段は前記検出された電流の値を電圧値に変換する変換手段を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の期間、或いは、前記第2の期間にわたって、前記記憶手段に格納された符号の値を調べる際に、現時刻から遠い過去の時刻において得られた符号よりも前記現時刻に近い過去の時刻において得られた符号に対し、より大きな重みを持たせることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記ロール紙に対してインクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドをさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 用紙がロール状に巻かれたロール紙と、前記ロール紙からの給紙と前記ロール紙にバックテンションをかけるために前記ロール紙を回転させるDCモータとを備え、前記DCモータをPWM制御して駆動することにより、前記給紙したロール紙を間欠搬送して記録を行なう記録装置におけるロール紙の搬送制御方法であって、
    前記DCモータを駆動するために供給する電流を検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出される電流値とPWM制御のための目標値とを比較する比較工程と、
    予め定められたクロックを用いて、PWM制御信号の1周期分、前記比較工程における比較結果を示す値をカウントするカウント工程と、
    前記PWM制御信号の1周期ごとに、前記カウント工程において得られたカウント値に基づいて、前記比較工程における比較結果の出力の傾向を調べ、該傾向を符号として符号化する符号化工程と、
    前記符号化工程において符号化された符号の値を、前記PWM制御信号の予め定められた周期分、記憶部に格納する格納工程と、
    過去のPWM制御の傾向に関し、第1の期間と前記第1の期間より長い第2の期間の両方において前記記憶部に格納された符号の値を調べて、前記PWM制御信号を調整し、該調整されたPWM制御信号により前記DCモータの駆動を制御する制御工程とを有することを特徴とするロール紙の搬送制御方法。
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