JP6013944B2 - プラットホーム柵 - Google Patents

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Description

本発明は、駅のプラットホームに設置されるプラットホーム柵に関するものである。
従来、駅のプラットホームからの転落や列車との接触等を防止するためにプラットホームの軌道側の縁部に沿って設置され、扉により乗降用開口を開閉可能なプラットホーム柵が知られており、このようなプラットホーム柵の一例が下記特許文献1に示されている。
下記特許文献1に開示されたプラットホーム柵は、プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように配置された複数の戸袋ユニットを備えている。各戸袋ユニットは、プラットホームの軌道側の縁部に沿って移動可能となるように設けられた戸袋と、その戸袋から両側に進退自在となるように設けられた一対の扉とを有している。
国際公開第2011/058940号
列車の乗降口は、設けられている位置が列車の種類によって異なる。このため、駅のプラットホームに到着する列車の各乗降口は、プラットホーム柵の複数の乗降用開口のうち必ずしも一定の乗降用開口に対応した位置で停止するわけではない。このため、駅のプラットホーム上の乗客は、いずれの乗降用開口の前で列車の到着を待てばよいか分かりにくい。
本発明は、この課題を解決するためになされたものであり、その目的は、プラットホーム上の乗客が次に到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口の位置を容易に知ることが可能なプラットホーム柵を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明によるプラットホーム柵は、プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え、前記乗降位置報知手段は、前記各扉にそれぞれ設けられて光を出射可能な複数の扉発光装置と、前記各扉発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成され、前記各戸袋は、前記溝部に沿って移動可能となるように前記プラットホームに設置され、前記各扉発光装置は、前記各扉の戸先部に設けられ、その扉発光装置が設けられた前記扉が前記戸袋側に退避した状態で前記溝部のうち当該扉発光装置が設けられた前記扉によって開放された前記乗降用開口に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置され、前記制御装置は、前記複数の扉発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口を開閉する前記扉に設けられた前記扉発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口を開閉する前記扉に設けられた前記扉発光装置には光を出射させず、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその扉に設けられている前記扉発光装置に光を出射させる
このプラットホーム柵では、プラットホームに列車が到着する前からその列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で出射される光により、その乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせることができるので、プラットホーム上の乗客が次にプラットホームに到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口の位置を容易に知ることができる。また、このプラットホーム柵によれば、プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段を具体的に構成することができる。また、このプラットホーム柵の構成によれば、扉が乗降用開口を開放したときに溝部を扉発光装置からの光で照らして視認しやすくすることができる。このため、特に乗降用開口付近が暗いときにその乗降用開口を通る乗降客に足元の溝部に対する注意を喚起して、乗降客が溝部に躓いたり、傘や杖等の先端を溝部に嵌り込ませたりするのを回避できる。また、このプラットホーム柵の構成では、発光装置の設置数を抑制することができる。具体的には、仮に溝部への注意を喚起するために溝部に沿ってその全体に発光装置を設置する場合には、非常に多数の発光装置を設置する必要があるが、本構成では、各扉の戸先部に扉発光装置を設けるだけでよいので、発光装置の設置数を抑制することができる。
また、本発明によるプラットホーム柵は、プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え、前記乗降位置報知手段は、前記各戸袋にそれぞれ設けられて光を出射可能な複数の戸袋発光装置と、前記各戸袋発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成され、前記各戸袋は、前記溝部に沿って移動可能となるように前記プラットホームに設置され、前記各戸袋発光装置は、前記各戸袋のうちの前記溝部に沿う方向における端部に設けられ、前記溝部のうち当該戸袋発光装置が設けられた前記戸袋によって形成される前記乗降用開口に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置され、前記制御装置は、前記複数の戸袋発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口を形成する前記戸袋に設けられた前記戸袋発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口を形成する前記戸袋に設けられた前記戸袋発光装置には光を出射させず、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその開放された乗降用開口を形成する前記戸袋に設けられた前記戸袋発光装置に光を出射させる。
このプラットホーム柵では、プラットホームに列車が到着する前からその列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で出射される光により、その乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせることができるので、プラットホーム上の乗客が次にプラットホームに到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口の位置を容易に知ることができる。また、このプラットホーム柵によれば、プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段を具体的に構成することができる。また、このプラットホーム柵の構成によれば、各戸袋のうちの溝部に沿う方向における端部に戸袋発光装置を設けるだけでよく、また、その各戸袋の端部に設けられた戸袋発光装置から出射される光で、開放された乗降用開口に対応する箇所の溝部を照らして視認しやすくすることができるので、上記各扉の戸先部に扉発光装置が設けられている構成と同様、発光装置の設置数を抑制しつつ、乗降客が乗降用開口を通るときに溝部に躓いたり、傘や杖等の先端を溝部に嵌り込ませたりするのを回避できる。
また、本発明によるプラットホーム柵は、プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え、前記乗降位置報知手段は、前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って並ぶように前記プラットホームに設けられているとともに前記プラットホームのうちの前記複数の乗降用開口に対応する複数箇所にそれぞれ配置されて光を出射可能な複数のホーム発光装置と、前記各ホーム発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、前記各戸袋は、前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って移動可能となるように前記プラットホームに設置され、前記ホーム発光装置は、前記プラットホームの前記各乗降用開口に対応する箇所に加えて前記プラットホームの前記各戸袋の設置位置に対応する箇所にも設けられ、前記制御装置は、前記複数のホーム発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には光を出射させず、前記戸袋が前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って移動されて前記乗降用開口の形成位置が変更されるときに、前もって、変更後の前記乗降用開口の形成位置に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置に光を出射させる。
このプラットホーム柵では、プラットホームに列車が到着する前からその列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で出射される光により、その乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせることができるので、プラットホーム上の乗客が次にプラットホームに到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口の位置を容易に知ることができる。また、このプラットホーム柵によれば、プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段を具体的に構成することができる。また、このプラットホーム柵の構成では、プラットホームの各乗降用開口に対応する各箇所に大きな光の出射面積を持つホーム発光装置をそれぞれ設置することが可能であり、その大きな出射面積を持つホーム発光装置から出射される光によって列車の停止予定位置に対応する乗降用開口をより明確に知らせることができる。また、このプラットホーム柵の構成によれば、戸袋がプラットホームの軌道側の縁部に沿って移動されて乗降用開口の形成位置が変更されるときに、その変更後の乗降用開口の形成位置をプラットホーム上の乗客に事前に知らせることができる。
上記乗降位置報知手段がホーム発光装置を有するプラットホーム柵の構成において、前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成されていて、前記各戸袋は、この溝部に沿って移動可能であり、前記複数のホーム発光装置は、前記溝部に沿って並ぶように前記プラットホームの床下に設置されているとともに前記溝部の下側から上側へ光を出射可能な姿勢で配置され、前記制御装置は、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその開放された乗降用開口に対応する位置に設けられた前記ホーム発光装置に光を出射させることが好ましい。
この構成によれば、ホーム発光装置から出射される光で、開放された乗降用開口に対応する箇所の溝部を照らして視認しやすくすることができるので、乗降客が乗降用開口を通るときに足元の溝部に躓いたり、傘や杖等の先端を溝部に嵌り込ませたりするのを回避できる。しかも、この構成では、ホーム発光装置から出射された光が溝部を通じてプラットホーム上へ出射されるので、プラットホームの上側からは溝部が光っているように見える。このため、溝部の視認性をより向上することができ、溝部に対する注意をより有効に喚起することができる。
また、本発明によるプラットホーム柵は、プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え、前記乗降位置報知手段は、前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って並ぶように前記プラットホームに設けられているとともに前記プラットホームのうちの前記複数の乗降用開口に対応する複数箇所にそれぞれ配置されて光を出射可能な複数のホーム発光装置と、前記各ホーム発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成されていて、前記各戸袋は、この溝部に沿って移動可能であり、前記複数のホーム発光装置は、前記溝部に沿って並ぶように前記プラットホームの床下に設置されているとともに前記溝部の下側から上側へ光を出射可能な姿勢で配置され、前記制御装置は、前記複数のホーム発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には光を出射させず、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその開放された乗降用開口に対応する位置に設けられた前記ホーム発光装置に光を出射させる。
このプラットホーム柵では、プラットホームに列車が到着する前からその列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で出射される光により、その乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせることができるので、プラットホーム上の乗客が次にプラットホームに到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口の位置を容易に知ることができる。また、このプラットホーム柵によれば、プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段を具体的に構成することができる。また、このプラットホーム柵の構成では、プラットホームの各乗降用開口に対応する各箇所に大きな光の出射面積を持つホーム発光装置をそれぞれ設置することが可能であり、その大きな出射面積を持つホーム発光装置から出射される光によって列車の停止予定位置に対応する乗降用開口をより明確に知らせることができる。また、このプラットホーム柵の構成によれば、ホーム発光装置から出射される光で、開放された乗降用開口に対応する箇所の溝部を照らして視認しやすくすることができるので、乗降客が乗降用開口を通るときに足元の溝部に躓いたり、傘や杖等の先端を溝部に嵌り込ませたりするのを回避できる。しかも、この構成では、ホーム発光装置から出射された光が溝部を通じてプラットホーム上へ出射されるので、プラットホームの上側からは溝部が光っているように見える。このため、溝部の視認性をより向上することができ、溝部に対する注意をより有効に喚起することができる。
以上説明したように、本発明によれば、プラットホーム上の乗客が次に到着する列車に乗り込むための乗降用開口の位置を事前に知ることができる。
本発明の第1実施形態によるプラットホーム柵の概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態によるプラットホーム柵の乗降用開口が閉鎖されている状態を軌道側からプラットホーム側に向かって見た図である。 本発明の第1実施形態によるプラットホーム柵の乗降用開口を開閉する第1扉と第2扉が対応する戸袋側へある程度退避した状態を上から見た図である。 乗降用開口を開閉する第1扉と第2扉が対応する戸袋側へ完全に退避して乗降用開口が開放された状態を示す図2相当図である。 本発明の第1実施形態によるプラットホーム柵の戸袋の底部及び走行路内でのレールによる戸袋の車輪の案内のための構造を示す図である。 本発明の第1実施形態によるプラットホーム柵の制御系統を示す機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態によるプラットホーム柵の乗降用開口が開放された状態を軌道側からプラットホーム側へ向かって見た図である。 本発明の第2実施形態における発光装置の設置状態及び構成を示すプラットホームの床面近傍の部分的な縦断面図である。 本発明の第2実施形態によるプラットホーム柵の制御系統を示す機能ブロック図である。 本発明の参考例によるプラットホーム柵の乗降用開口が第1扉と第2扉によって閉鎖された状態を上から見た図である。 本発明の参考例によるプラットホーム柵の制御系統を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態の変形例によるプラットホーム柵の乗降用開口が開放された状態を軌道側からプラットホーム側へ向かって見た図である。 本発明の第1変形例によるプラットホーム柵の乗降用開口が第1扉と第2扉によって閉鎖された状態を上から見た図である。 本発明の第2変形例によるプラットホーム柵の制御系統を示す機能ブロック図である。 本発明の第3変形例によるプラットホーム柵の制御系統を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態によるプラットホーム柵1の構成について説明する。
この第1実施形態によるプラットホーム柵1は、図1に示すように駅のプラットホーム100の軌道側の縁部に沿って設置されて、プラットホーム100からの人の転落や列車との接触等を防止するためのものである。なお、図1は、プラットホーム柵1の概略的な構成を示しており、各部の詳細な構成については図示を省略している。プラットホーム100の床面のうち軌道側の縁部から少し内側(軌道と反対側)に入った位置には、前記軌道側の縁部に沿って延びる2本の溝部101が形成されている。この2本の溝部101は、後述する戸袋4の移動方向に延びている。また、プラットホーム100の床面の下(プラットホーム100の内部)には、前記2本の溝部101に連通し、前記軌道側の縁部に沿って延びる空間である走行路102が形成されている。走行路102内には、前記軌道側の縁部(前記2本の溝部101)に沿って延びる2本のレール103(図2及び図5参照)が設置されている。
プラットホーム柵1は、複数の戸袋ユニット2(図1参照)と、総合制御装置3(図6参照)と、情報伝送装置3a(図6参照)とを備えている。
複数の戸袋ユニット2は、プラットホーム100の軌道側の縁部に沿って並ぶように配置され、その軌道側の縁部に沿って移動可能となるように設けられている。
各戸袋ユニット2は、戸袋4と、第1扉8と、第2扉10と、図略の第1扉駆動装置と、図略の第2扉駆動装置と、第1発光装置14(図2参照)と、第2発光装置16(図2参照)と、個別制御装置18(図6参照)とを有する。
戸袋4は、第1扉8及び第2扉10を収容するとともに、それ自体がプラットホーム100の外側の空間(軌道上の空間)と内側の空間(プラットホーム100上の空間)とを仕切る役割を担う。戸袋4は、プラットホーム100に設けられた溝部101に沿って、換言すればプラットホーム100の軌道側の縁部に沿って移動可能にプラットホーム100に設置されている。すなわち、プラットホーム100の軌道側の縁部に沿って並ぶように複数の戸袋4が設置されている。そして、隣り合う戸袋ユニット2の戸袋4が間隔をあけて配置されることによって、それらの戸袋4同士の間に乗降客が通る乗降用開口50(図4参照)が形成されるようになっている。この乗降用開口50は、全ての隣り合う戸袋4間に形成されるわけではなく、プラットホーム100に入線する列車の各乗降口が停止する位置に応じた箇所において隣り合う戸袋4間に形成される。
戸袋4は、戸袋本体20と、一対の支持ブラケット22と、複数の車輪24とを有する(図2参照)。
戸袋本体20は、プラットホーム100の溝部101上に配置されている。戸袋本体20は、第1扉8と第2扉10を収容するものである。
一対の支持ブラケット22は、戸袋4の移動方向(溝部101の延びる方向)において間隔をあけて戸袋本体20の底部に取り付けられている。各支持ブラケット22は、車輪24を支持するものであり、プラットホーム100の床面の上側の位置で戸袋本体20の底部に取り付けられるとともに、溝部101を通ってプラットホーム100の床面の下の走行路102内に延びている。
具体的には、各支持ブラケット22は、プラットホーム100の床面の上側で戸袋本体20の底面に沿うように配置されてその戸袋本体20の底面に取り付けられた取付部22aと、その取付部22aの軌道側の端部から下方に延出されて前記2本の溝部101のうちの軌道側の溝部101を通り、走行路102内に延びる軌道側支持部22bと、取付部22aの軌道側と反対側の端部から下方に延出されて前記2本の溝部101のうち軌道と反対側の溝部101を通り、走行路102内に延びる反軌道側支持部22cとを有する。軌道側支持部22bと反軌道側支持部22cは、それぞれ2つの車輪24を回転可能となるように支持している。軌道側支持部22bによって支持された2つの車輪24は、前記2本のレール103のうちの軌道側のレール103に載せられてそのレール103上を転動可能となっており、反軌道側支持部22cによって支持された2つの車輪24は、前記2本のレール103のうち軌道側と反対側のレール103に載せられてそのレール103上を転動可能となっている。このような構成により、戸袋4がレール103に沿って案内されるようになっている。
また、プラットホーム柵1は、複数の戸袋ユニット2に対応する図略の複数の戸袋駆動装置を備えている。この戸袋駆動装置は、対応する戸袋4が溝部101(前記軌道側の縁部)に沿って移動するようにその戸袋4を駆動するものである。戸袋駆動装置は、走行路102内に設けられている。戸袋駆動装置は、電動モータである戸袋用モータ26(図6参照)と、その戸袋用モータ26の動力を戸袋4の移動方向への動力に変換して戸袋4に伝達する図略の戸袋動力伝達機構とによって構成されている。
第1扉8と第2扉10は、隣り合う戸袋ユニット2の戸袋4間に形成される乗降用開口50を開閉するためのものである。第1扉8は、前記溝部101に沿う方向(戸袋4の移動方向)において戸袋本体20から一方側(軌道側に向かって左側)に進退可能となるように設けられており、第2扉10は、前記溝部101に沿う方向(戸袋4の移動方向)において戸袋本体20から第1扉8と反対側(軌道側に向かって右側)に進退可能となるように設けられている。第1扉8と第2扉10は、入れ子状に構成されており、それらが両方とも戸袋本体20側に退避するときには、第2扉10の内側に第1扉8が入り込むようになっている。
図略の第1扉駆動装置は、第1扉8を戸袋本体20から進退移動させるためのものであり、図略の第2扉駆動装置は、第2扉10を戸袋本体20から進退移動させるためのものである。第1扉駆動装置は、電動モータである第1扉用モータ28(図6参照)と、図略の第1扉動力伝達機構とを有する。第1扉動力伝達機構は、第1扉用モータ28の動力を第1扉8の進退方向への動力に変換して第1扉8に伝達するように構成されている。また、第2扉駆動装置は、電動モータである第2扉用モータ30(図6参照)と、図略の第2扉動力伝達機構とを有する。第2扉動力伝達機構は、第2扉用モータ30の動力を第2扉10の進退方向への動力に変換して第2扉10に伝達するように構成されている。
第1発光装置14及び第2発光装置16は、光を出射してプラットホーム100に到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせるため、及び、プラットホーム100における溝部101の視認性を向上させて乗降客にその溝部101に対する注意を喚起するために溝部101に光を照射するためのものである。これらの発光装置14,16は、本発明の扉発光装置の一例である。第1発光装置14及び第2発光装置16は、電力が供給されることによって光を出射(発光)し、それらの発光装置14,16として、LEDを用いた光照射装置や、点滅するフラッシュライト、その他の各種照明装置等が用いられる。第1発光装置14及び第2発光装置16は、それらが属する戸袋ユニット2の個別制御装置18と電気的に接続されており、図略の電源から総合制御装置3及び個別制御装置18を介して電力が供給されるようになっている。
第1発光装置14は、図2に示すように第1扉8の戸先部の下部内に設けられているとともに、図3に示すように前記軌道側の溝部101の上方に配置されている。第1発光装置14は、当該第1発光装置14が設けられた第1扉8の戸先部の先端面からその第1扉8に隣り合う戸袋ユニット2の第2扉10側へ向かって水平方向から僅かに下向きに光を出射するようになっている。換言すれば、第1発光装置14は、当該第1発光装置14が設けられた第1扉8が対応する戸袋4側に退避した状態でその戸袋4と当該第1扉8側で隣り合う戸袋ユニット2の戸袋4との間に乗降用開口50が形成された場合に前記軌道側の溝部101のうちその乗降用開口50に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置されている。この第1発光装置14によって、前記軌道側の溝部101のうちの乗降用開口50に対応する部分に光が照射される。
第2発光装置16は、図2に示すように第2扉10の戸先部の下部内に設けられているとともに、図3に示すように前記軌道側と反対側の溝部101の上方に配置されている。第2発光装置16は、当該第2発光装置16が設けられた第2扉10の戸先部の先端面からその第2扉10に隣り合う戸袋ユニット2の第1扉8側へ向かって水平方向から僅かに下向きに光を出射するようになっている。換言すれば、第2発光装置16は、当該第2発光装置16が設けられた第2扉10が対応する戸袋4側に退避した状態でその戸袋4と当該第2扉10側で隣り合う戸袋ユニット2の戸袋4との間に乗降用開口50が形成された場合に前記軌道側と反対側の溝部101のうちその乗降用開口50に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置されている。この第2発光装置16によって、前記軌道側と反対側の溝部101のうち乗降用開口50に対応する部分に光が照射される。
個別制御装置18(図6参照)は、戸袋本体20内に設けられており、当該個別制御装置18が設けられた戸袋ユニット2に対応する戸袋用モータ26、第1扉用モータ28及び第2扉用モータ30に制御信号を送り、それによって、それらのモータ26,28,30の動作を制御する。
総合制御装置3は、各戸袋ユニット2の個別制御装置18へ指令信号を送ることにより、各戸袋ユニット2の個別制御装置18にその戸袋ユニット2に対応する戸袋用モータ26、第1扉用モータ28及び第2扉用モータ30の動作の制御を実行させる。プラットホーム100に到着する列車の乗降口が設けられた位置は、その列車の種類等に応じて様々であり、プラットホーム柵における現在の乗降用開口50の位置と一致しない場合がある。また、列車が正規の停止予定位置から行き過ぎて停止したり、手前で停止したりする場合があり、その場合も列車の乗降口の停止位置が現在の乗降用開口50の位置と一致しない。総合制御装置3は、これらの場合に乗降用開口50の形成位置が列車の乗降口の停止予定位置に合うように戸袋4を移動させるべく、対象となる戸袋ユニット2の個別制御装置18に指令信号を送って戸袋駆動装置の戸袋用モータ26に戸袋4の移動を実行させる。
情報伝送装置3aは、総合制御装置3へプラットホーム100に到着する列車の情報を送る。具体的には、情報伝送装置3aは、次にプラットホーム100に到着する列車の到着予定時刻、及び、その列車の乗降口が設けられた位置等の情報を総合制御装置3へ送る。
そして、この第1実施形態では、総合制御装置3、情報伝送装置3a、各個別制御装置18、各第1発光装置14及び各第2発光装置16によって、プラットホーム100に列車が到着する前からその到着する列車の各乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して複数の乗降用開口50のうち列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50を知らせる乗降位置報知手段19が構成されている。
具体的には、個別制御装置18は、対応する発光装置14,16への電力の供給と非供給とを切り換えることにより発光装置14,16を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切り換えるようになっている。すなわち、個別制御装置18は、電源から発光装置14,16への電力の供給を許容することによって発光装置14,16に光を出射させる一方、電源から発光装置14,16への電力供給を遮断することによって発光装置14,16に光を出射させない。そして、総合制御装置3は、情報伝送装置3aから送られる情報に基づいて、次にプラットホーム100に到着する列車の到着予定時刻の所定時間前に、その到着する列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50を開閉する扉8,10の発光装置14,16と繋がる個別制御装置18へ指令信号を送る。この総合制御装置3からの指令信号を受けた個別制御装置18は、その指令信号に応じて、列車の乗降口が停止する予定の乗降用開口50を閉鎖している扉8,10の発光装置14,16に光を出射させる。これにより、プラットホーム100に列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で発光装置14,16から光が出射されてその光が乗降用開口50を閉鎖している扉8,10の戸先部間の隙間から漏れ、それによって複数の乗降用開口50のうち乗降口の前記停止予定位置に対応する乗降用開口50が報知される。一方、このとき、総合制御装置3は、列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50以外の乗降用開口50を開閉する扉8,10の発光装置14,16と繋がる個別制御装置18へは指令信号を送らず、それらの個別制御装置18は、対応する発光装置14,16に光を出射させない。
また、乗降位置報知手段19は、プラットホーム100における溝部101の視認性を向上させてその溝部101に対する注意を喚起するための注意喚起手段としての機能も有する。具体的には、総合制御装置3は、各乗降用開口50の開放時には、各乗降用開口50を形成している戸袋4(各乗降用開口50の左右両側の戸袋4)が属する戸袋ユニット2の個別制御装置18にのみその乗降用開口50の開放を指示する指令信号を送る。その指令信号を受けた戸袋ユニット2の個別制御装置18は、開放対象の乗降用開口50を閉じている扉8,10をその戸袋ユニット2の戸袋4側へ退避させるように対応する扉用モータ28,30を作動させるとともに、その退避させる扉8,10に設けられている扉発光装置14,16への電力の供給を許容してその扉発光装置14,16に光を出射させる。これにより、乗降用開口50を閉じていた扉8,10が対応する戸袋4側へ退避して乗降用開口50を開放するとともに、前記2本の溝部101のうちその乗降用開口50に対応する部分に光が照射される。
一方、総合制御装置3は、各乗降用開口50の閉鎖時には、各乗降用開口50を形成している戸袋4(各乗降用開口50の左右両側の戸袋4)が属する戸袋ユニット2の個別制御装置18へその乗降用開口50の閉鎖を指示する指令信号を送る。その指令信号を受けた戸袋ユニット2の個別制御装置18は、閉鎖対象の乗降用開口50を閉鎖するための扉8,10をその戸袋ユニット2の戸袋4から進出させるように対応する扉用モータ28,30を作動させるとともに、その進出させる扉8,10に設けられている発光装置14,16への電力の供給を遮断してその発光装置14,16による光の出射を停止させる。これにより、扉8,10が対応する戸袋4から進出して乗降用開口50を閉鎖するとともに、前記2本の溝部101のうちその乗降用開口50に対応する部分への光の照射が停止される。
この第1実施形態では、プラットホーム100に列車が到着する前からその列車の乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口50を開閉する扉8,10に設けられた発光装置14,16が出射する光により、その乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口50を知らせることができる。このため、プラットホーム100上で待っている乗客が次にプラットホーム100に到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口50の位置を容易に知ることができる。
また、第1実施形態では、列車の乗降口が停止した位置に対応する第1扉8と第2扉10が乗降用開口50を開放したときに、その第1扉8に設けられた第1発光装置14とその第2扉10に設けられた第2発光装置16とが2本の溝部101のうちの開放された乗降用開口50に対応する部分に光を照射するため、それらの溝部101を視認しやすくすることができる。このため、特に乗降用開口50付近が暗いときに乗降用開口50を通る乗降客に足元の溝部101に対する注意を喚起して、乗降客が溝部101に躓いたり、傘や杖等の先端を溝部101に嵌り込ませたりするのを回避することができる。
また、第1実施形態では、各第1扉8の戸先部に第1発光装置14が設けられ、各第2扉10の戸先部に第2発光装置16が設けられているので、発光装置14,16の設置数を抑制することができる。仮に、溝部101への注意を喚起するために溝部101に沿ってその全体に発光装置を設置する場合には、非常に多数の発光装置を設置する必要があるが、第1実施形態では、各扉8,10の戸先部に発光装置14,16を設けるだけでよいので、発光装置14,16の設置数を抑制することができる。
また、第1実施形態では、各戸袋ユニット2の扉8,10に設けられた発光装置14,16のうち乗降用開口50を開閉する扉8,10に設けられた発光装置14,16が光を出射する一方、その発光装置14,16以外の発光装置14,16は光を出射しないため、仮に全ての発光装置14,16が溝部101へ光を照射する場合に比べて、発光装置14,16による消費電力を削減することができる。また、開放される乗降用開口50以外の領域は、乗降客が通らないので、その領域の溝部101に注意を喚起する必要はないが、この第1実施形態のように溝部101のうち開放される乗降用開口50に対応する部分に光を照射すれば、乗降客が乗降用開口50を通るときに足元の溝部101への注意を喚起することができ、乗降客がその足元の溝部101に躓いたり傘や杖等を嵌り込ませたりするのを十分に回避することができる。
(第2実施形態)
次に、図7〜図9を参照して、本発明の第2実施形態によるプラットホーム柵の構成について説明する。
この第2実施形態によるプラットホーム柵では、上記第1実施形態において各戸袋ユニット2の扉8,10に設けられた発光装置14,16の代わりに、プラットホーム100の床下に設置されて各溝部101の下側から上側へ光を出射する多数の床下発光装置32を備えている。なお、床下発光装置32は、本発明のホーム発光装置の一例である。
この第2実施形態では、床下発光装置32は、プラットホーム100の床下に形成された走行路102内で2本の溝部101の下方の位置にその各溝部101の延びる方向に沿って所定間隔毎に設置されている。すなわち、床下発光装置32は、2本の溝部101の下方でその溝部101に沿って2列に並ぶように配置されている。各床下発光装置32は、溝部101の下側から上側へ向かって光を出射可能な姿勢で配置されている。具体的には、各床下発光装置32は、図8に示すように、光の出射口が上側を向くような姿勢で設置されており、その出射口から上向きに光を出射するようになっている。この床下発光装置32から光が出射されることによって、その光は、溝部101を通じてプラットホーム100の床面の上側へ出射される。床下発光装置32としては、上記第1実施形態の第1発光装置14及び第2発光装置16として採用されるものと同様の装置が用いられる。
また、この第2実施形態では、総合制御装置3と、情報伝送装置3aと、プラットホーム100の床下に設けられた全ての床下発光装置32とによって、乗降位置報知手段19が構成されている。
全ての床下発光装置32は、溝部101に沿って並ぶ所定数の床下発光装置32からなる発光装置群32a(図9参照)毎に分けられている。すなわち、プラットホーム100の床下には、溝部101に沿って所定数の床下発光装置32からなる複数の発光装置群32aが並んで設置されていることになる。そして、発光装置群32aを1つの単位として光の出射制御が行われる。プラットホーム100に到着する列車の種類に応じてその列車の各乗降口の停止予定位置は、予め設定されており、その各乗降口の停止予定位置に対応する位置に設けられた各発光装置群32aが総合制御装置3と電気配線によって直列に接続されている。すなわち、到着する列車の乗降口の停止予定位置のパターン毎に、総合制御装置3と繋がる電気配線が設けられており、その乗降口の停止予定位置のパターンに対応する各位置の発光装置群32aが対応する電気配線と接続されている。
そして、総合制御装置3は、情報伝送装置3aから送られる情報に基づいて、次にプラットホーム100に到着する列車の到着予定時刻の所定時間前に、その到着する列車の乗降口のパターンに応じた電気配線を選択するとともにその選択した電気配線を通じて、到着する列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aへ図略の電源からの電力の供給を許容し、それらの発光装置群32aに光を出射させる。これにより、プラットホーム100に列車が到着する前からその到着する列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aから光が出射されてその光が溝部101を通じてプラットホーム100の床面の上側へ出射されるとともにプラットホーム100の床面と扉8,10の下端との間の隙間から漏れ、それによって複数の乗降用開口50のうち列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50が報知される。一方、このとき、総合制御装置3は、選択しなかった電気配線へは電源からの電力を供給しない。すなわち、列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50の範囲外に設けられた発光装置群32aには電源からの電力を供給せず、それらの発光装置群32aには光を出射させない。
また、この第2実施形態においても、乗降位置報知手段19は、溝部101に対する注意を喚起するための注意喚起手段としての機能も有する。具体的には、総合制御装置3は、乗降用開口50の開放を指示する指令信号をその乗降用開口50を形成している戸袋4が属する戸袋ユニット2の個別制御装置18へ送るときには図略の電源からその開放する乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aへの電力の供給を許容してそれらの発光装置群32aに光を出射させる。これにより、プラットホーム100に到着した列車の各乗降口に対応する各乗降用開口50を閉鎖していた扉8,10が対応する戸袋4側へ退避して乗降用開口50を開放し、乗降客がその乗降用開口50を通るときに、その乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aはプラットホーム100の床下から溝部101を通じて継続して光を出射する。そして、総合制御装置3は、乗降用開口50の閉鎖を指示する指令信号をその乗降用開口50を形成している戸袋4が属する戸袋ユニット2の個別制御装置18へ送るときには図略の電源から発光装置群32aへの電力の供給を遮断して光を出射していた発光装置群32aに光の出射を停止させる。これにより、列車の各乗降口の停止位置に対応する各乗降用開口50を開放した扉8,10が対応する戸袋4から進出してその乗降用開口50を閉鎖するときには、その乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aは光の出射を停止する。
また、総合制御装置3は、戸袋4をプラットホーム100の軌道側の縁部に沿って移動させて戸袋4の配置を変更することにより乗降用開口50の形成位置を変更するときには、前もって変更後の乗降用開口50の形成位置に対応する発光装置群32aに光を出射させる。具体的には、総合制御装置3は、移動させる戸袋4が属する戸袋ユニット2の個別制御装置18に指令信号を送って戸袋用モータ26に戸袋4の移動を実行させるときに、前もって、変更後の乗降用開口50の形成位置に対応する位置に設けられている発光装置群32aへの電力の供給を許容してその発光装置群32aに光を出射させる。
この第2実施形態によるプラットホーム柵の上記以外の構成は、上記第1実施形態によるプラットホーム柵の構成と同様である。
この第2実施形態では、プラットホーム100に列車が到着する前からその列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aがプラットホーム100の床下から溝部101を通じて出射する光により、その各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50を知らせることができる。このため、プラットホーム100上で待っている乗客が次にプラットホーム100に到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口50の位置を容易に知ることができる。
また、第2実施形態では、列車の各乗降口が停止した位置に対応する乗降用開口50が開放されたときに、その乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aがプラットホーム100の床下から溝部101を通じてプラットホーム100の床面の上側へ光を出射するため、プラットホーム100の上側からは、溝部101のうち開放された乗降用開口50に対応する部分が光っているように見え、溝部101の当該部分の視認性をより向上することができる。このため、乗降用開口50を通る乗降客に足元の溝部101に対する注意をより有効に喚起することができる。
また、第2実施形態では、プラットホーム100に設けられた全ての床下発光装置32のうち開放される乗降用開口50の範囲に設けられた発光装置群32aが光を出射する一方、それらの発光装置群32a以外の床下発光装置32は、光を出射しないため、仮に全ての床下発光装置32が光を出射する場合に比べて、床下発光装置32による消費電力を削減することができる。
また、第2実施形態では、乗降用開口50の形成位置を変更するために戸袋4の配置が変更される前に、変更後の乗降用開口50の形成位置に対応する位置に設けられた発光装置群32aから光が出射されるので、変更後の乗降用開口50の形成位置をプラットホーム100上の乗客に事前に知らせることができる。
参考例
次に、図10及び図11を参照して、本発明の参考例によるプラットホーム柵の構成について説明する。
この参考例のプラットホーム柵では、乗降位置報知手段19は、上記注意喚起手段としての機能を有しておらず、プラットホーム100に到着する列車の各乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して複数の乗降用開口50のうち列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50を知らせる機能のみを有する。
具体的には、この参考例では、プラットホーム100に前記溝部101は形成されておらず、各戸袋ユニット2の各戸袋4は、プラットホーム100の床面上に固定されている。すなわち、図10に示すように、複数の戸袋4が、プラットホーム100の軌道側の縁部に沿って等間隔で並んだ状態で固設されている。
そして、この参考例では、乗降位置報知手段19(図11参照)は、総合制御装置3と、プラットホーム100に設けられた全てのホーム発光装置34とによって構成されている。
ホーム発光装置34は、図10に示すように、プラットホーム100のうち各戸袋4間の各乗降用開口50に対応する位置にそれぞれ設置されている。具体的には、ホーム発光装置34は、乗降用開口50の幅に略等しい長さを有する細長い形状に形成されており、戸袋4の軌道側と反対側の側面近傍の位置で乗降用開口50の幅方向全体に亘ってプラットホーム100の軌道側の縁部に沿って延びるようにプラットホーム100の床面に埋設されている。ホーム発光装置34は、その長手方向の全体から上方へ光を出射可能に構成されている。
プラットホーム100に到着する列車の種類に応じてその列車の各乗降口の停止予定位置は、予め設定されており、その各乗降口の各停止予定位置に対応する位置に設けられたホーム発光装置34が総合制御装置3と電気配線によって直列に接続されている。すなわち、到着する列車の乗降口の停止予定位置のパターン毎に、総合制御装置3と繋がる電気配線が設けられており、その乗降口の停止予定位置のパターンに対応する各位置のホーム発光装置34が対応する電気配線と接続されている。
そして、総合制御装置3は、情報伝送装置3aから送られる情報に基づいて、次にプラットホーム100に到着する列車の到着予定時刻の所定時間前に、その到着する列車の乗降口のパターンに応じた電気配線を選択するとともにその選択した電気配線を通じて、到着する列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50の位置に設けられたホーム発光装置34へ図略の電源からの電力の供給を許容し、それらのホーム発光装置34に光を出射させる。これにより、プラットホーム100に列車が到着する前からその到着する列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50の位置に設けられたホーム発光装置34から光が出射され、それによって複数の乗降用開口50のうち列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50が報知される。一方、このとき、総合制御装置3は、選択しなかった電気配線へは電源からの電力を供給しない。すなわち、列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50以外の乗降用開口50の位置に設けられたホーム発光装置34には電源からの電力を供給せず、それらのホーム発光装置34には光を出射させない。
また、総合制御装置3は、上記のホーム発光装置34からの光の出射を列車がプラットホーム100に到着してその列車の各乗降口の停止位置に対応する扉8,10を戸袋4側へ退避させて各乗降口の停止位置に対応する各乗降用開口50を開放させた後まで継続させ、列車への乗降客の乗降が完了し、開放されていた乗降用開口50を扉8,10に閉鎖させるときにホーム発光装置34からの光の出射を停止させる。このときの、総合制御装置3によるホーム発光装置34の制御は、上記第2実施形態における総合制御装置3による床下発光装置32の制御と同様である。また、扉8,10の駆動装置の構成及びその駆動装置の制御については、上記第1実施形態と同様である。
この参考例では、プラットホーム100に列車が到着する前からその列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50の位置に設けられたホーム発光装置34が出射する光により、その各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口50を知らせることができる。このため、プラットホーム100上で待っている乗客が次にプラットホーム100に到着する列車に乗り込むことが可能な乗降用開口50の位置を容易に知ることができる。
また、この参考例では、プラットホーム100の各乗降用開口50の幅に対応する比較的大きな光の出射面積を持つホーム発光装置34から出射される光によって、列車の停止予定位置に対応する乗降用開口50をより明確に知らせることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記第1実施形態では、各戸袋ユニット2の扉8,10に発光装置14,16を設けたが、発光装置を各戸袋ユニットの扉以外の構成部材に設けてもよい。例えば、図12に示す第1実施形態の変形例のように、各戸袋ユニット2の戸袋4に発光装置14,16を設けてもよい。この変形例において戸袋4に設けられた発光装置14,16は、本発明の戸袋発光装置の一例である。
具体的には、各戸袋4の戸袋本体20のうち第1扉8が進退する側の端部(軌道側に向かって左側の端部)に第1発光装置14を設けるとともに、各戸袋4の戸袋本体20のうち第2扉10が進退する側の端部(軌道側に向かって右側の端部)に第2発光装置16を設ければよい。この場合、例えば、第1扉8及び第2扉10の底面が戸袋本体20の底板から上側に離間した位置に配置されるように第1扉8と第2扉10を構成し、それによって確保された戸袋本体20内の底板と両扉8,10との底面との間のスペースに第1発光装置14と第2発光装置16を設ける。第1発光装置14と第2発光装置16は、それらが設けられた戸袋4の端部から外側へ溝部101に沿って水平方向から僅かに下向きに光を出射する。すなわち、この変形例では、第1発光装置14は、当該第1発光装置14が設けられた戸袋4と当該第1発光装置14が配置された側で隣り合う戸袋ユニット2の戸袋4との間に乗降用開口50が形成された場合に軌道側の溝部101のうちその乗降用開口50に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置されており、第2発光装置16は、当該第2発光装置16が設けられた戸袋4と当該第2発光装置16が配置された側で隣り合う戸袋ユニット2の戸袋4との間に乗降用開口50が形成された場合に軌道と反対側の溝部101のうちその乗降用開口50に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置されている。
また、この変形例では、個別制御装置18は、その個別制御装置18が設けられた戸袋ユニット2の戸袋4が乗降用開口50を形成している場合には、その戸袋4の乗降用開口50側の端部に設けられた第1発光装置14又は第2発光装置16への光の供給を許容してその発光装置に光を出射させる一方、それ以外の発光装置14,16には電力の供給を遮断して光の出射を停止させる。
この変形例における上記以外の構成は、上記第1実施形態と同様であり、当該変形例では、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記参考例の構成において、戸袋4がプラットホーム100の軌道側の縁部に沿って移動可能となっていてもよい。具体的には、この変形例では、プラットホーム100及び複数の戸袋ユニット2は、上記第1実施形態と同様に構成されている。そして、図13に示すように、プラットホーム100のうち各乗降用開口50の形成位置に対応する箇所には、上記参考例と同様にホーム発光装置34が埋設されており、それに加えて、プラットホーム100のうち各戸袋4の設置位置に対応する位置にも細長いホーム発光装置34が同様に埋設されている。すなわち、各乗降用開口50の軌道と反対側の箇所に設置された複数のホーム発光装置34と、各戸袋4の軌道と反対側の箇所に設置された複数のホーム発光装置34とが、プラットホーム100の軌道側の縁部及び前記溝部101に沿って一列に並ぶように配置されている。この変形例では、総合制御装置3は、戸袋4をプラットホーム100の軌道側の縁部に沿って移動させて戸袋4の配置を変更することにより乗降用開口50の形成位置を変更するときには、上記第2実施形態と同様、前もって変更後の乗降用開口50の形成位置に対応するホーム発光装置34に光を出射させる。当該変形例の上記以外の構成、及び、列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口を事前に報知するためのホーム発光装置34の光の出射制御については、上記参考例と同様である。また、当該変形例の各戸袋4及び各扉8,10を駆動するための制御は、上記第1実施形態と同様である。
この変形例によれば、乗降用開口50の形成位置を変更するために戸袋4の配置が変更される前に、変更後の乗降用開口50の形成位置に対応する位置に設けられたホーム発光装置34から光が出射されるので、変更後の乗降用開口50の形成位置をプラットホーム100上の乗客に事前に知らせることができる。
また、各戸袋ユニット2の個別制御装置18と、プラットホーム100に設けられた対応するホーム発光装置34とが電気配線により接続され、個別制御装置18が接続されたホーム発光装置34への電力の供給/非供給を切り換えることによりホーム発光装置34からの光の出射/出射停止を切り換えてもよい。
例えば、図14に示すように、各戸袋ユニット2の個別制御装置18とその戸袋ユニット2の両側に配置された2つのホーム発光装置34とが電気配線を介して接続されており、各個別制御装置18が接続された2つのホーム発光装置34の光の出射制御を行ってもよい。この光の出射制御は、上記第1実施形態において個別制御装置18が扉8,10に設けられた発光装置14,16の光の出射制御を行った方式と同様の方式で行うことができる。また、この変形例の構成は、戸袋4がプラットホーム100の軌道側の縁部に沿って移動可能な形態のプラットホーム柵についても適用可能である。この場合には、各戸袋ユニット2の個別制御装置18からプラットホーム100の床下に配置された戸袋駆動モータへ電力を供給する電気配線からホーム発光装置34に電力を供給するための電気配線を接続して、個別制御装置18が対応するホーム発光装置34の光の出射制御を行えるようにすればよい。
また、上記参考例のように戸袋4がプラットホーム100上で固定されているプラットホーム柵では、各戸袋4間の各乗降用開口50に対応する位置に1つずつ設置された各ホーム発光装置34とそのホーム発光装置34に対して一方側に隣接する戸袋ユニット2の個別制御装置18とを電気配線を介して接続し、各個別制御装置18が接続されたホーム発光装置34の光の出射制御を行ってもよい(図15参照)。
また、上記発光装置は、光を連続して出射するのではなく、光を間欠的に出射するようになっていてもよい。具体的には、個別制御装置又は総合制御装置が、発光装置への電力の供給と非供給とを短時間で繰り返し切り換えることによって、発光装置が光を間欠的に出射するようにしてもよい。すなわち、この場合には、発光装置が点滅を繰り返して、列車の各乗降口の停止予定位置に対応する各乗降用開口を報知したり、プラットホームの溝部に対する注意を喚起したりする。
また、上記構成では、戸袋用モータや扉用モータを制御する個別制御装置又は総合制御装置が、発光装置の光の出射と出射停止を切換制御するようにしたが、個別制御装置及び総合制御装置とは別に発光装置用の制御装置を設けて、その発光装置用の制御装置が発光装置の光の出射と出射停止を切換制御するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態のようにプラットホームの床下の走行路に発光装置を設ける場合に、その発光装置として溝部に沿って延びるように配置される棒状の発光体を用いてもよい。
1 プラットホーム柵
3 総合制御装置(制御装置)
4 戸袋
8 第1扉
10 第2扉
14 第1発光装置(扉発光装置)
16 第2発光装置(扉発光装置)
18 個別制御装置(制御装置)
19 乗降位置報知手段
32 床下発光装置(ホーム発光装置)
34 ホーム発光装置
100 プラットホーム
101 溝部

Claims (5)

  1. プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、
    前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、
    前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え
    前記乗降位置報知手段は、前記各扉にそれぞれ設けられて光を出射可能な複数の扉発光装置と、前記各扉発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、
    前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成され、
    前記各戸袋は、前記溝部に沿って移動可能となるように前記プラットホームに設置され、
    前記各扉発光装置は、前記各扉の戸先部に設けられ、その扉発光装置が設けられた前記扉が前記戸袋側に退避した状態で前記溝部のうち当該扉発光装置が設けられた前記扉によって開放された前記乗降用開口に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置され、
    前記制御装置は、前記複数の扉発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口を開閉する前記扉に設けられた前記扉発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口を開閉する前記扉に設けられた前記扉発光装置には光を出射させず、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその扉に設けられている前記扉発光装置に光を出射させる、プラットホーム柵。
  2. プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、
    前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、
    前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え、
    前記乗降位置報知手段は、前記各戸袋にそれぞれ設けられて光を出射可能な複数の戸袋発光装置と、前記各戸袋発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、
    前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成され、
    前記各戸袋は、前記溝部に沿って移動可能となるように前記プラットホームに設置され、
    前記各戸袋発光装置は、前記各戸袋のうちの前記溝部に沿う方向における端部に設けられ、前記溝部のうち当該戸袋発光装置が設けられた前記戸袋によって形成される前記乗降用開口に対応する部分へ光を出射可能な姿勢で配置され、
    前記制御装置は、前記複数の戸袋発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口を形成する前記戸袋に設けられた前記戸袋発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口を形成する前記戸袋に設けられた前記戸袋発光装置には光を出射させず、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその開放された乗降用開口を形成する前記戸袋に設けられた前記戸袋発光装置に光を出射させる、プラットホーム柵。
  3. プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、
    前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、
    前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え、
    前記乗降位置報知手段は、前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って並ぶように前記プラットホームに設けられているとともに前記プラットホームのうちの前記複数の乗降用開口に対応する複数箇所にそれぞれ配置されて光を出射可能な複数のホーム発光装置と、前記各ホーム発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、
    前記各戸袋は、前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って移動可能となるように前記プラットホームに設置され、
    前記ホーム発光装置は、前記プラットホームの前記各乗降用開口に対応する箇所に加えて前記プラットホームの前記各戸袋の設置位置に対応する箇所にも設けられ、
    前記制御装置は、前記複数のホーム発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には光を出射させず、前記戸袋が前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って移動されて前記乗降用開口の形成位置が変更されるときに、前もって、変更後の前記乗降用開口の形成位置に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置に光を出射させる、プラットホーム柵。
  4. 前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成されていて、前記各戸袋は、この溝部に沿って移動可能であり、
    前記複数のホーム発光装置は、前記溝部に沿って並ぶように前記プラットホームの床下に設置されているとともに前記溝部の下側から上側へ光を出射可能な姿勢で配置され、
    前記制御装置は、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその開放された乗降用開口に対応する位置に設けられた前記ホーム発光装置に光を出射させる、請求項に記載のプラットホーム柵。
  5. プラットホームの軌道側の縁部に沿って並ぶように設置される複数の戸袋と、
    前記各戸袋から前記軌道側の縁部に沿って進退可能となるように前記各戸袋に設けられ、隣り合う前記各戸袋同士の間にそれぞれ形成される複数の乗降用開口を開閉する複数の扉と、
    前記プラットホームに列車が到着する前からその到着する列車の乗降口の停止予定位置に対応する位置で光を出射して前記複数の乗降用開口のうち前記乗降口の停止予定位置に対応する乗降用開口を知らせる乗降位置報知手段とを備え、
    前記乗降位置報知手段は、前記プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って並ぶように前記プラットホームに設けられているとともに前記プラットホームのうちの前記複数の乗降用開口に対応する複数箇所にそれぞれ配置されて光を出射可能な複数のホーム発光装置と、前記各ホーム発光装置を光を出射する状態と光を出射しない状態とに切換制御する制御装置とを有し、
    前記プラットホームの床面には、当該プラットホームの前記軌道側の縁部に沿って延びる溝部が形成されていて、前記各戸袋は、この溝部に沿って移動可能であり、
    前記複数のホーム発光装置は、前記溝部に沿って並ぶように前記プラットホームの床下に設置されているとともに前記溝部の下側から上側へ光を出射可能な姿勢で配置され、
    前記制御装置は、前記複数のホーム発光装置のうち前記乗降口の停止予定位置の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には、前記プラットホームに列車が到着する前から光を出射させる一方、前記乗降口の停止予定位置以外の前記乗降用開口に対応する箇所に設けられた前記ホーム発光装置には光を出射させず、前記扉が前記戸袋側へ退避して前記乗降用開口を開放したときにその開放された乗降用開口に対応する位置に設けられた前記ホーム発光装置に光を出射させる、プラットホーム柵。
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