JP2017214023A - 鉄道関連設備の戸閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この戸閉装置は、戸先に緩衝材を有し、開閉する引戸と、引戸を開閉方向へ駆動する駆動部と、緩衝材の内部に設けられ、引戸により仕切られる境界を挟んだ一方の側と他方の側との両方へ光を照射可能な発光体とを備え、緩衝材の少なくとも発光体を囲う部位が透明又は半透明であり、発光体は駆動部の制御と連動して発光制御される構成とする。
【選択図】図4
Description
また、車体の側面あるいはドアの鴨居部分に設けられた表示灯により発光を行う構成を検討したところ、この構成では車両の乗降者にインパクトのある注意喚起を促すことが困難であることが判明した。このことは、表示灯がドアから離れて設置されることで発光が乗降者の目に止まりにくいこと、並びに、点滅等の発光動作を行ったとしても、位置が固定した発光よりも開閉により位置が変化するドアの方へ、乗降者の注意が集中してしまうことが原因だと考えられた。
鉄道関連設備の戸閉装置であって、
戸先に緩衝材を有し、開閉する引戸と、
前記引戸を開閉方向へ駆動する駆動部と、
前記緩衝材の内部に設けられ、前記引戸により仕切られる境界を挟んだ一方の側と他方の側との両方へ光を照射可能な発光体と、
を備え、前記緩衝材の少なくとも前記発光体を囲う部位が透明又は半透明であり、前記発光体は前記駆動部の制御と連動して発光制御されることを特徴とする。
この構成によれば、開閉する引戸の戸先に引戸の一方の側と他方の側とに向けて光を照射する発光体が設けられているので、戸口を通過する利用者の目にとまりやすく、引戸の開閉に伴って位置が変化する発光が得られる。これにより、今までにないインパクトのある注意喚起を利用者に促すことができる。
前記引戸に物が挟まったことを検知する戸挟み検知部と、
外部からの開閉指令と前記戸挟み検知部の検知結果とに基づいて前記駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、少なくとも、前記開閉指令に基づき前記引戸を開く標準開パターンと、前記開閉指令に基づき前記引戸を閉じる標準閉パターンと、前記戸挟み検知部の検知に基づき前記引戸を再開閉する再開閉パターンとを含む、複数の開閉パターンで前記駆動部を制御可能であり、
前記発光体は、前記複数の開閉パターンにそれぞれ対応する複数の発光パターンの何れかで発光制御されるように構成してもよい。
前記発光体を前記複数の発光パターンでそれぞれ発光させる複数のパターン信号を入力する信号入力部を備え、
前記制御部の制御信号に基づき前記複数のパターン信号の何れかが選択されて前記発光体の発光制御に使用されるように構成してもよい。
前記複数の外向き発光素子は前記複数の内向き発光素子より多く設けられてもよい。
鉄道車両のドア、或いはホームドアにおいて注意喚起を促す場合、ホーム側へ向かう発光は、車両側へ向かう発光よりも多くの光量が必要となる。そこで、上記の構成によれば、内向き発光素子と外向き発光素子との数を異ならせることで、無駄なく余計な制御も必要なく、照射する向きに応じた必要な光量を実現することができる。
前記緩衝材の前記発光体を内蔵する部位とその他の部位とが一体化された構成としてもよい。
緩衝材の内部に発光体を設けることで、緩衝材の硬さの調整の自由度が低下する場合がある。一方、白杖やベビーカーの脚フレームなどの戸挟み対策として、引戸の下段部で緩衝材の硬度を高くし、引戸が閉まったときに緩衝材の下段部に強い圧力が掛かるように、戸先とその当接相手との間隔が狭くなるように設定されることがある。そのため、硬度の調整を厳しく設定する必要のある範囲に発光体を設けると、硬度をうまく設定できない可能性が生じる。しかしながら、上記の構成では、発光体を引戸の中央より上方に配置しているので、戸挟み対策に必要な緩衝材の硬度の調整を阻害しない。加えて、発光体を内蔵する部位とその他の部位とが一体化されているので、例えば鉄道車両のドアである場合に洗車時にこれらの部位の間から車内に水が入ることを防止できる。
図1は、本発明の実施形態の戸閉装置を示す構成図である。
本発明の実施形態の戸閉装置1は、鉄道車両の乗客の乗降口に設けられ、乗務員室からの指令により自動で引戸を開閉する装置である。戸閉装置1は、引戸11と、レール12と、スライド部材13と、駆動装置14と、方向転換器15と、制御部21と、切替器22と、ケーブル23と、ケーブルガイド24とを備えている。
駆動装置14は、電気的な駆動により左右一対のスライド部材13をレール12に沿ってそれぞれ移動させる。一方のスライド部材13は、方向転換器15により駆動装置14の駆動力が左右に方向転換されて伝達され、これにより他方のスライド部材13と逆向きに移動する。2つのスライド部材13には左右一対の引戸11がそれぞれ固定されており、スライド部材13が移動することで引戸11が開閉方向に移動する。
発光体32の駆動電流は、ケーブル23を介して切替器22から供給される。ケーブル23は、例えば引戸11の上縁部とケーブルガイド24とを亘って延設され、切替器22と発光体32とを電気的に結ぶ。ケーブル23の一端は、引戸11に固定されて引戸11の開閉とともに左右に移動するが、ケーブル23の中ほどの部分は、ケーブルガイド24に沿って移動し、所定の位置で弛み量が増減可能なように曲げられて配置されている。このようなケーブル23の引き回しにより、引戸11の開閉を阻害することなくケーブル23により戸先の発光体32と切替器22とを電気的に結ぶことができる。
図2は、実施形態の緩衝材の上端部を示す平面図である。図3は、実施形態の緩衝材を示す側面図であり、図3(A)は一方から見た側面図、図3(B)はその逆方から見た側面図である。
緩衝材31は、例えば複数種類のゴム材から構成され、上段部31aは中空筒状で透明又は乳白色など光を透過する半透明の材料から構成される。中段部31bと下段部31cとは、例えば黒色など光を遮る有色の構成である。中段部31bは、中空の硬質ゴムの中に軟質ゴムを埋め込んだ構成であり、下段部31cは、中空の硬質ゴムの中に比較的硬質なゴムを埋め込んだ構成である。このように下段部31cを硬くしていることで、白杖やベビーカーのフレームなどの細いものが引戸11に挟まった場合に対応して、戸挟み検知部18による検知感度を高くできる。
発光体32は、緩衝材31の上段部31aの中空部分に固定されている。発光体32は、複数の発光素子322が基板321に実装されて構成される。発光素子322としては、例えば赤、緑、黄などの複数色の発光が可能な高輝度LED(発光ダイオード)を採用できる。
鉄道車両のドアにおいて注意喚起を行う場合、ホーム側へ向かう発光は、車両側へ向かう発光よりも多くの光量が必要となる。そこで、上記のように発光素子322の個数を調整することで、余計な制御を必要とせずに、光を照射する方向に応じた必要な光量を実現することができる。
続いて、引戸11の開閉制御に連動した発光体32の発光制御の一例について説明する。
図4は、実施形態の引戸の開閉パターンおよび発光パターンの一例を示す説明図である。図4(A)は、開指令に基づき引戸11を開く標準開パターンの動作時を示している。図4(B)は、閉指令に基づき引戸11を閉じる標準閉パターンの動作時を示している。図4(C)は、閉指令時、戸挟みを検知したときに引戸11を少し開動作させて再び閉動作させる再開閉パターンの動作時を示している。
図4(A)に示すように、標準開パターンの動作時には、第1パターンとして緑点灯の発光制御がなされる。第1パターンの発光制御は、引戸11が閉じている状態から全開となる期間に行われる。さらに、全開となった後、次に閉まる動作が開始される直前まで、第1パターンの発光制御が行われるようにしてもよい。
図4(C)に示すように、再開閉パターンの動作時には、第3パターンとして黄点滅の発光制御がなされる。第3パターンの発光制御は、引戸11の再開閉動作の開始から引戸11が全閉となるか、或いは、閉指令が解除されて開指令が入力されるまで行われる。
また、引戸11の開閉制御に応じて異なる発光パターンで発光体32が発光するので、例えば引戸が閉まるときに利用者に強い注意喚起を促し、荷物挟まりが生じたときに周囲の利用者に異常の発生を強く報知するなどの、状況に適した発光動作を実現できる。
11 引戸
14 駆動装置(駆動部)
15 方向転換器
18 戸挟み検知部
21 制御部
22 切替器
23 ケーブル
31 緩衝材
32 発光体
321 基板
322 発光素子
Claims (5)
- 戸先に緩衝材を有し、開閉する引戸と、
前記引戸を開閉方向へ駆動する駆動部と、
前記緩衝材の内部に設けられ、前記引戸により仕切られる境界を挟んだ一方の側と他方の側との両方へ光を照射可能な発光体と、
を備え、前記緩衝材の少なくとも前記発光体を囲う部位が透明又は半透明であり、前記発光体は前記駆動部の制御と連動して発光制御されることを特徴とする鉄道関連設備の戸閉装置。 - 前記引戸に物が挟まったことを検知する戸挟み検知部と、
外部からの開閉指令と前記戸挟み検知部の検知結果とに基づいて前記駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、少なくとも、前記開閉指令に基づき前記引戸を開く標準開パターンと、前記開閉指令に基づき前記引戸を閉じる標準閉パターンと、前記戸挟み検知部の検知に基づき前記引戸を再開閉する再開閉パターンとを含む、複数の開閉パターンで前記駆動部を制御可能であり、
前記発光体は、前記複数の開閉パターンにそれぞれ対応する複数の発光パターンの何れかで発光制御されることを特徴とする請求項1記載の鉄道関連設備の戸閉装置。 - 前記複数の発光パターンは、発光色および点滅パターンの一方又は両方が互いに異なる発光パターンであり、
前記発光体を前記複数の発光パターンでそれぞれ発光させる複数のパターン信号を入力する信号入力部を備え、
前記制御部の制御信号に基づき前記複数のパターン信号の何れかが選択されて前記発光体の発光制御に使用されることを特徴とする請求項2記載の鉄道関連設備の戸閉装置。 - 前記発光体は、鉄道車両の外から内へ向かう方向を向いた複数の内向き発光素子と、鉄道車両の内から外へ向かう方向を向いた複数の外向き発光素子とを有し、
前記複数の外向き発光素子は前記複数の内向き発光素子より多く設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の鉄道関連設備の戸閉装置。 - 前記発光体は、前記引戸の中央より上方に配置され、
前記緩衝材の前記発光体を内蔵する部位とその他の部位とが一体化されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の鉄道関連設備の戸閉装置。
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