JP5781181B1 - エレベータの制御システム - Google Patents

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【課題】行先階釦の不具合が発生しても、エレベータの運転に対する影響を軽減することができるエレベータの制御システムを提供すること。【解決手段】実施形態のエレベータの制御システム1は、かご操作盤2と、エレベータ制御盤3とを備える。かご操作盤2は、エレベータのかご110に設置され、かご110の着床可能階に対応した行先階釦211〜nを有する。エレベータ制御盤3は、かご操作盤2と電気的に接続され、行先階釦211〜nの押下に応じてエレベータを制御する。エレベータ制御盤3は、行先階釦211〜nが押下された状態が所定時間以上という時間条件を満たすと、押下されている行先階釦211〜nに応じた行先階登録を一時的に無効とする無効制御を実施する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、エレベータの制御システムに関する。
エレベータのかごには、かご内の利用者がエレベータを操作するためのかご操作盤が設置されている。かご操作盤には、開釦、閉釦、行先階釦などの操作釦が設けられている。操作釦は、利用者が押下することで、エレベータ制御盤に操作釦が操作されたことを操作信号として出力するものであり、利用者が押下を止めると元の位置に復帰するように構成されている。
特開2005−194049号公報
ところで、かご内の利用者が行先階釦を押下すると、エレベータ制御盤に押下した行先階が目標階として登録され、エレベータ制御盤によりかごが登録された目標階に向けて昇降し、目標階で着床する。エレベータ制御盤は、目標階に着床後、ドアが開状態となり閉状態となると、登録を消去する。従って、登録が消去された後で、同じ行先階が再び押下されると、目標階として登録することができる。
ここで、行先階釦は、行先階釦の機構部分の動作不円滑により機械的にセリ(乗員による行先階釦に対する押圧力がなくなっても元に戻らない状態)が発生する。かご内の利用者が行先階釦を押下した際に、セリが発生すると、押下した行先階である目標階にかごが着床後、ドアが閉状態となると再びセリが発生した行先階が目標階として登録され、かごが他の階に着床後、再びセリが発生した行先階に着床するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、行先階釦の不具合が発生しても、エレベータの運転に対する影響を軽減することができるエレベータの制御システムを提供することを目的とする。
実施形態のエレベータの制御システムは、かご操作装置と、制御装置と荷重検出装置と、を備える。かご操作装置は、エレベータのかごに設置され、かごの着床可能階に対応した行先階釦を有する。制御装置は、かご操作装置と電気的に接続され、行先階釦の押下に応じてエレベータを制御する。荷重検出装置は、かご内の荷重を検出する。制御装置は、行先階釦が押下された状態が所定時間以上という時間条件を満たすとともに、前記荷重検出装置により前記かご内に利用者がいないという無人条件を満たすと、押下されている行先階釦に応じた行先階登録を一時的に無効とする無効制御を実施する。
図1は、実施形態に係るエレベータの概略構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係るエレベータの制御システムのかご操作盤の概略構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るエレベータの制御システムのブロック図である。 図4は、実施形態に係るエレベータの制御システムの制御フローを示す図である。
以下に、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態は例示であり、発明の範囲がそれらに限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係るエレベータの概略構成例を示す図である。図2は、実施形態に係るエレベータの制御システムのかご操作盤の概略構成例を示す図である。図3は、実施形態に係るエレベータの制御システムのブロック図である。エレベータ100は、図1に示すように、かご110と、ウェイト120と、メインロープ130と、巻上機140とを有し、さらにそらせシーブ150と、エレベータ制御盤3とを有して構成されている。なお、本実施形態では、かご110、ウェイト120、メインロープ130は、昇降路160内に配置されている。また、巻上機140、そらせシーブ150およびエレベータ制御盤3は、機械室170内に配置されている。なお、機械室170を設けずに、巻上機140、エレベータ制御盤3を昇降路160内に配置してもよい。
かご110は、利用者が乗降するものである。かご110は、昇降路160内に設置された図示しない一対のかご用ガイドレールの間に配置され、かご用ガイドレールに対して1以上設けられた図示しない案内装置を介してかご用ガイドレールに沿って昇降することで、昇降路160内を昇降するものである。かご110には、かご側ドア111が開閉自在に設けられている。かご側ドア111は、かご110のかご側乗降口112を閉塞、開放するものである。かご側ドア111は、かご110の昇降時は閉状態を維持し、かご110が着床した場合に、図示しない駆動装置により閉状態から開状態となる。なお、かご110には、図示しない開閉センサなどが設けられており、これらのセンサがエレベータ制御盤3と電気的に接続されており、かご側ドア111、すなわち乗り場側ドア2011〜nを含むドアDの開閉状態がエレベータ制御盤3に入力される。
ウェイト120は、かご110の昇降に連動して昇降路160内を昇降するものである。ウェイト120は、図示しない一対のウェイト用ガイドレールの間に配置され、ウェイト用ガイドレールに対して1以上設けられた図示しない案内装置を介してウェイト用ガイドレールに沿って昇降する。ここで、ウェイト120は、かご110が所定積載量(例えば、最大積載量に対して0〜1/2程度)の場合に巻上機140を挟んで、かご110と釣り合うように重量が設定されている。
メインロープ130は、かご110とウェイト120とを連結する1以上のロープであり、巻上機140のメインシーブ141およびそらせシーブ150に巻き掛けられている。メインロープ130は、かご110と、ウェイト120とをトラクション式に昇降させるものである。メインロープ130は、本実施形態では、一方の端部がかご110に連結され、他方の端部がウェイト120に連結されている。本実施形態では、メインロープ130は、一方の端部がかご110の鉛直方向上部に固定され、他方の端部がウェイト120の鉛直方向上部に固定されている。
巻上機140は、回転することでメインシーブ141に巻き掛けられたメインロープ130をモータ142により巻上げ、かご110とウェイト120との昇降方向における相対位置を変化させることで、かご110を昇降路160内で昇降させるものである。巻上機140は、エレベータ制御盤3と電気的に接続されており、エレベータ制御盤3を介して供給される電力によりモータ142の駆動制御が行われる。
ここで、エレベータ100が設置される建物には、乗り場2001〜n(nは、かご110が停止可能な階数)が設けられている。乗り場2001〜nは、かご110が停止可能な階に設けられている。乗り場2001〜nには、乗り場側ドア2011〜nが開閉自在にそれぞれ設けられている。乗り場側ドア2011〜nは、乗り場2001〜nの乗り場側乗降口2021〜nをそれぞれ閉塞、開放するものである。乗り場側乗降口2021〜nは、かご110が着床した際にかご側乗降口112と対向する位置に形成されている。乗り場側ドア2011〜nは、通常、閉状態であり、図示しないロック機構により、開状態への動作が規制されている。乗り場側ドア2011〜nは、かご110が着床して、かご側ドア111が閉状態から開状態に動作するのに連動して、ロック機構によるロックを解除するとともに、閉状態から開状態となる。また、乗り場2001〜nには、図示しない乗り場操作盤がそれぞれ設定されており、各乗り場操作盤は、エレベータ制御盤3と電気的に接続されている。乗り場操作盤には、呼び釦が設けられており、エレベータ100の利用者が呼び釦を押下することで、利用者が操作した乗り場2001〜nに対応する階が目的階としてエレベータ制御盤3に呼び登録される。
本実施形態に係るエレベータ100の制御システム1は、図3に示すように、かご操作盤2と、エレベータ制御盤3と、報知装置4と、荷重検出装置5と、通信装置6とを含んで構成されている。
かご操作盤2は、かご操作装置であり、図3に示すように、かご110内に設定されている。かご操作盤2は、図2に示すように、行先階釦21と、開釦22と、閉釦23と、表示部24とを含んで構成され、これらがかご110内に露出して設けられている。なお、本実施形態におけるかご操作盤2には、報知装置4が取り付けられている。
行先階釦21は、かご110が着床することができる階、すなわち着床可能階に対応したものである、各着床可能階に応じた行先階釦211〜nがそれぞれ設けられている。各行先階釦211〜nは、かご110内の利用者に押下されることで、各行先階釦211〜nに応じた行先階信号をエレベータ制御盤3に出力する。なお、各行先階釦211〜nは、後述のエレベータ制御盤3により行先階登録されると、点灯するものである。
開釦22は、かご110の着床時に、押下されることで、ドアDを開状態とする。開釦22は、かご110内の利用者に押下されることで、開信号をエレベータ制御盤3に出力する。なお、開釦22は、押下されている間、点灯するものである。
閉釦23は、かご110の着床時に、押下されることで、ドアDを閉状態とするものである。閉釦23は、かご110内の利用者に押下されることで、閉信号をエレベータ制御盤3に出力する。なお、閉釦23は、押下されている間、点灯するものである。ここで、上記各釦21〜23は、利用者が押下することで、信号をエレベータ制御盤3に出力し、利用者が押下を止めると、元の位置に復帰する、公知の釦であり、例えば、弾性部材により元の位置となるように付勢された構成である。
表示部24は、かご110内の利用者に対してエレベータ100の運転状態を表示するものである。表示部24は、例えば、複数のLED(Light Emitting Diode)などの発光素子で形成されるディスプレイ、または液晶ディスプレイ等が用いられる。表示部24は、エレベータ制御盤3からの表示信号に基づいて例えば、かご110の現在階を示す数字、かご110の昇降方向を示す矢印などを表示する。なお、表示部24は、例えば、オレンジや赤などの視認性の高い色を発光して表示を行う。
エレベータ制御盤3は、制御装置であり、図3に示すように、かご操作盤2と電気的に接続されている。エレベータ制御盤3は、エレベータ100の運転を制御するものであり、少なくともかご側ドア111の開閉制御、巻上機140の駆動制御を行う。エレベータ制御盤3は、各釦21〜23の押下に応じて、すなわち行先階信号、開信号、閉信号に基づいてエレベータ100を制御する。エレベータ制御盤3は、行先階信号に基づいて、押下された行先階釦211〜nに対応する行き先階1〜nを目的階として行先階登録し、かご110を昇降させ行先階に着床させる。ここで、エレベータ制御盤3の行先階登録は、かご110が行先階に着床し、ドアDの開動作が開始された際に、消去される。エレベータ制御盤3は、開信号に基づいて、ドアDの開状態を所定時間延長させる。従って、エレベータ制御盤3は、ドアDが開状態である場合は、開信号により自動的に閉状態となるまでの時間を延長し、ドアDが閉状態に移行している場合は、図示しない駆動装置により、ドアDを開状態とする。エレベータ制御盤3は、閉信号に基づいて、ドアDを閉状態にさせる。従って、エレベータ制御盤3は、ドアが開状態である場合は、閉信号により、強制的に、図示しない駆動装置によりドアを閉状態にさせる。エレベータ制御盤3は、荷重判定部31と、故障判定部32とを機能として含んで構成されている。
荷重判定部31は、荷重検出装置5により検出されたかご110内の荷重、すなわちかご110内の積載量に基づいて、かご110内に利用者がいるか否かを検出するものである。荷重判定部31は、積載量が所定積載量以下であるか否かを判定する。ここで、所定積載量とは、かご110内に利用者が乗っていないと判定できる積載量であり、例えば、子供の体重を考慮して、20kgよりも低い値あるいは0kgとする。つまり、荷重判定部31は、かご110内に利用者がいないという無人条件を満たすか否かを判定する。
故障判定部32は、行先階釦211〜nが押下された状態が所定時間以上である、すなわち時間条件を満たすか否かを判定し、時間条件を満たす場合は、押下されている行先階釦211〜nに応じた行先階登録を一時的に無効とする無効制御を実施するものである。本実施形態における故障判定部32は、時間条件を満たすと、報知装置4による報知を行い、無人条件を満たすと、無効制御、すなわち押下されている行先階釦211〜nに対応する行先階登録を行わない。また、故障判定部32は、無効制御を実施した場合に、通信装置6に故障信号を出力する。ここで、所定時間とは、行先階釦211〜nの押下が利用者の故意により行われていないと判断できる程度の時間であり、例えば120秒程度である。また、一時的とは、押下されている行先階釦211〜nが押下されなくなるまで、あるいは無効制御を実行してから、かご110が押下されている行先階釦211〜nに対応する階以外の階に着床するまでなどをいう。
報知装置4は、かご110内に報知を行うものであり、かご110内に利用者がいる場合、報知されたことを認識できるものである。報知装置4は、エレベータ制御盤3と電気的に接続されており、スピーカー41と、警報器42とを有して構成されている。
スピーカー41は、かご110内に向けて音声を発生することで、行先階釦211〜nに対する所定時間以上の押下が、かご110内の利用者により行われている場合、すなわちいたずらである場合に、いたずらをした利用者に対して注意喚起をするものである。スピーカー41は、報知装置4において予め設定された音声、例えば、「釦を離してください」、「釦にいたずらをしないでください」など、人に言葉として認識できる音をエレベータ制御盤3からの注意喚起指示信号により発生する。
警報器42は、かご110内に向けて、言葉として認識できる音声ではなく、人を緊張させるような音を発生することで、いたずらをした利用者に対して警告するものである。警報器42は、いわゆるサイレンであり、エレベータ制御盤3からの警報指示信号により、かご110内に向けて大きな音を発生することで、いたずらをした利用者のみならず、かご110内にいる他の利用者に対しても音により警告するものである。警報器42は、予め設定された音、例えば、「ウー」などの単一の音を発生する。
荷重検出装置5は、かご110内の荷重を検出するものであり、エレベータ制御盤3と電気的に接続されている。本実施形態における荷重検出装置5は、かご110の下部(図1参照)に設けられており、かご110の床のたわみ量に基づいて荷重を検出するリニアフォーマである。
通信装置6は、外部装置300、例えば、エレベータ100が設置された建築物内部の監視室に設置された監視盤や警報盤、建築物外部の管理センタに設置された管理装置などと、有線あるいは無線を介して電気的に接続されている。通信装置6は、故障信号が入力されると、押下されたままの行先階釦211〜nが故障しているという情報を外部装置300に発信、すなわち通報する。
次に、本実施形態に係るエレベータ100の制御システム1の動作について説明する。図4は、実施形態に係るエレベータの制御システムの制御フローを示す図である。以下では、一例として、行先階釦21が押下したままとなった場合について説明する。
まず、エレベータ制御盤3の故障判定部32は、目的階に対応する行先階釦21が所定時間以上押下されているか否かを判定する(ステップST1)。故障判定部32は、利用者のいたずらが原因か、行先階釦21に対するセリの発生が原因かに拘わらず、行先階釦21が押下したままとなっているか否かを判定する。
次に、故障判定部32は、行先階釦21が所定時間以上押下されていると判定する(ステップST1:Yes)と、注意喚起を行う(ステップST2)。故障判定部32は、利用者によるいたずらが原因であると、利用者が押下を止めると、行先階釦21の押下が終わるので、利用者が行先階釦21の押下を止めるように、報知装置4に注意喚起指示信号を出力して、スピーカー41が人に言葉として認識できる音声を発生する。なお、故障判定部32は、行先階釦21の押下が所定時間未満である判定(ステップST1:No)と、所定時間以上押下されるまで、ステップST1を繰り返す。
次に、故障判定部32は、行先階釦21が押下されたままであるか否か判定する(ステップST3)。故障判定部32は、利用者によるいたずらが原因であると、注意喚起により、利用者が行先階釦21の押下を止める場合があるので、利用者が行先階釦21の押下を止めたか否かを判定する。
次に、故障判定部32は、行先階釦21が押下されていると判定する(ステップST3:Yes)と、警報を行う(ステップST4)。故障判定部32は、利用者によるいたずらが原因であり、注意喚起をしても利用者が行先階釦21の押下を止めない場合に、報知装置4に警報指示信号を出力して、警報器42がかご110内に向けて大きな音を発生する。
次に、故障判定部32は、行先階釦21が押下されたままであるか否か判定する(ステップST5)。故障判定部32は、利用者によるいたずらが原因であると、注意喚起よりも強い警報により、利用者が行先階釦21の押下を止める場合があるので、利用者が行先階釦21の押下を止めたか否かを判定する。
次に、荷重判定部31は、故障判定部32により行先階釦21が押下されていると判定される(ステップST5:Yes)と、かご110内に荷重があるか否かを判定する(ステップST6)。故障判定部32は、警報をしても行先階釦21の押下されたままの場合に、行先階釦21に対するセリの発生が原因であるので、かご110内に利用者がいない状態で、行先階釦21の押下されたままとなっているか否かを積載量が所定積載量以下であるか否かで判定する。
次に、故障判定部32は、荷重判定部31によりかご110内に荷重がないと判定する(ステップST6:No)と、無効制御を実施する(ステップST7)。故障判定部32は、無人条件を満たした場合に行先階釦21に対するセリが発生したと判定し、エレベータ制御盤3により、かご110が押下されている行先階釦21に対応する行先階に着床し、行先階登録が消去されても、再度押下されている行先階釦21に対応する行先階登録を行わない。なお、再度押下されている行先階釦21に対応する行先階登録が行われないので、行先階釦21は消灯させる。
次に、故障判定部32は、外部装置300に通報する(ステップST8)。故障判定部32は、行先階釦21に対するセリが発生したと判定し、通信装置6を介して、外部装置300に行先階釦21が故障していることを通報する。
また、故障判定部32は、行先階釦21が押下されていないと判定する(ステップST3,ST5:No)と、制御を終了する。注意喚起や警報により、行先階釦21が押下されなくなる場合は、利用者によるいたずらが原因であり、行先階釦21が故障していないので、無効制御や、外部装置300への通報を行わない。
また、故障判定部32は、荷重判定部31によりかご110内に荷重があると判定する(ステップST6:Yes)と、制御を終了する。利用者によるいたずらが原因か、行先階釦21に対するセリの発生が原因かが判定できない場合は、注意喚起、警報を繰り返し、行先階釦21が故障していると確定できないので、無効制御や、外部装置300への通報を行わない。
以上のように、本実施形態に係るエレベータ100の制御システム1では、行先階釦21が押下されたままであると、無効制御を実施し、再度押下されている行先階釦21に対応する行先階登録を行わないので、かご110内の利用者にとって押下されたままの行先階釦21に対応して行先階登録された1階が目的階でない場合に、かご110が利用者の目的階に着床する前に、行先階登録された1階に着床することを避けることができる。従って、行先階釦211〜nの不具合が発生しても、かご110内の利用者の利便性の低減を抑制することができ、エレベータ100の運転に対する影響を軽減することができる。
また、利用者によるいたずらが原因の場合は、無効制御を実施する前に、利用者にいたずらをやめることを、注意喚起、警報により促すことができるので、利用者による行先階釦21の押下を止めさせることができる。これにより、エレベータ100の運転に対する影響を軽減することができる。
また、行先階釦21に対するセリの発生が原因の場合は、外部装置300に行先階釦21が故障したことを通報するので、行先階釦21の故障を早急に修理することができる。これにより、エレベータ100の運転に対する影響を軽減することができる。
なお、上記実施形態では、時間条件および無人条件を満たすと無効制御を実施するが本発明はこれに限定されるものではない。時間条件を満たすと無効制御を実施してもよい。この場合は、所定時間以上押下されている行先階釦211〜nに対応する行先階登録を行わないがそれ以外の行先階釦211〜nに対応する行先階登録は可能である。無効制御が実施されている場合は、無効制御の対象である行先階釦211〜nが消灯されている。従って、セリの発生が原因で無効制御が実施されている場合において、かご110の利用者は、押下されたままとなっている行先階釦211〜nに対応する行先階211〜nに行きたい場合に、無効制御の対象となっている行先階釦211〜nにセリが発生していることは認識せずに、押下することとなる。このとき、行先階釦21に対するセリの発生が解消されれば、無効制御が実施されなくなる。無効制御が実施されてなくなっても、押下した行先階釦211〜nが消灯しているので、利用者は再度押下することとなる。これにより、セリの発生が解消された行先階釦21を押下して、押下した行先階釦211〜nに行き先階登録が行われることとなる。また、利用者が無効制御の対象である行先階釦211〜nを押下しても、セリの発生が解消されない場合は、時間条件が満たされた後、エレベータ制御盤3からの注意喚起指示信号により、スピーカー41が「釦を離してください」、「釦にいたずらをしないでください」などともに、「押された行先階は、釦の故障により通過します。押された行き先階の行先階を押して降りてください」と音声を発生してもよい。
また、本実施形態における故障判定部32の機能は、かご操作盤2が有していてもよいし、かご操作盤2とエレベータ制御盤3とにより1つの機能として有していてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 制御システム、2 かご操作盤、211〜n 行先階釦、22 開釦、23 閉釦 24 表示部、3 エレベータ制御盤、31 荷重判定部、32 故障判定部、4 報知装置、41 スピーカー、42 警報器、5 荷重検出装置、6 通信装置、100 エレベータ、110 かご

Claims (3)

  1. エレベータのかごに設置され、前記かごの着床可能階に対応した行先階釦を有するかご操作装置と、前記かご操作装置と電気的に接続され、前記行先階釦の押下に応じて前記エレベータを制御する制御装置と、前記かご内の荷重を検出する荷重検出装置と、を備え、前記制御装置は、前記行先階釦が押下された状態が所定時間以上という時間条件を満たすとともに、前記荷重検出装置により前記かご内に利用者がいないという無人条件を満たすと、押下されている前記行先階釦に応じた行先階登録を一時的に無効とする無効制御を実施する、エレベータの制御システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータの制御システムにおいて、前記かご内に報知を行う報知装置をさらに備え、前記制御装置は、前記時間条件を満たすと、前記報知装置による前記かご内への報知を行い、前記報知後に無効制御を実施する、エレベータの制御システム。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータの制御システムにおいて、前記制御装置は、前記エレベータの外部に設置された外部装置に情報を出力可能であり、前記制御装置は、前記無効制御に基づいた情報を前記外部装置に出力する、エレベータの制御システム。
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