JP2015120389A - 車輌用乗降ステップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車輌の乗降場に対する停車姿勢に拘わらず、乗降場に近接させて、極力段差なく橋渡しすることが可能な、車輌用乗降ステップ装置を提供する。
【解決手段】降ステップ装置1において、車輌の乗降口3から乗降場4に向けてステップ5を展開する車輌用乗降ステップ装置1に関し、ステップ5が分割されてなる複数のサブステップ5a,5b,6cと、複数のサブステップ5a,5b,6cを互いに独立に制御する制御機構とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】降ステップ装置1において、車輌の乗降口3から乗降場4に向けてステップ5を展開する車輌用乗降ステップ装置1に関し、ステップ5が分割されてなる複数のサブステップ5a,5b,6cと、複数のサブステップ5a,5b,6cを互いに独立に制御する制御機構とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、車輌用乗降ステップ装置に関し、特に、車輌の乗降口から乗降場に向けてステップを展開する車輌用乗降ステップ装置の技術分野に関する。
一般に、多くの乗客を運ぶバス等の車輌においては、車室のフロアは構造上、路面に比べて比較的高い位置に設定されているため、乗降口には少なからず段差が存在している。このような段差は乗客にとって乗降時の負担となるため、段差を軽減するための補助用の乗降ステップが設けられている場合がある。
特に、近年は社会的にバリアフリー化が推進されており、その一環としてバスの低床化(いわゆるノンステップバス)の普及が進んでいる。このようなバリアフリー化は、上述のバス等の他にも、いわゆるワンボックスカー等の一般車輌でも展開が進んでいる。
特に、近年は社会的にバリアフリー化が推進されており、その一環としてバスの低床化(いわゆるノンステップバス)の普及が進んでいる。このようなバリアフリー化は、上述のバス等の他にも、いわゆるワンボックスカー等の一般車輌でも展開が進んでいる。
この種の車輌用乗降ステップ装置に関する技術の一例として、特許文献1がある。特許文献1では、車輌に格納されたステップを水平方向に展開することに加えて、上下方向にも駆動することによって、乗降時の負担を軽減すると共に、格納時のレイアウトに柔軟性を持たせることで格納状態にあるステップによって車輌全体のデザイン性が阻害されることを防止可能な車両用乗降ステップ装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の可動ステップが、展開状態にあるときには、格納位置よりも低い位置に保持され、乗員の乗降性を高めることができるものであるとしても、乗降場の形状によっては車輌側のフロアとの間に隙間が生じる場合が考えられ、依然として乗降性の改善の余地がある。例えば、可動ステップが、格納位置よりも低い位置に保持されることで、バス等が、乗降場、すなわち停留所に停車するようなときには、乗降口から乗降場までの段差は生じることになり、例えば、車椅子や、ベビーカー、高齢者が乗降する際に支障をきたす場合が想定されうる。
また、乗降場の形状によらずとも、停車時の車輌姿勢によっては(例えば乗降場に対して斜めに停車した場合)、格納位置から展開したステップと乗降場側との間にギャップが生じてしまう場合がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、様々な乗降場の形状や車輌の停車姿勢においても、乗降者の負担を効果的に軽減可能な車輌用乗降ステップ装置を提供することを目的とする。
また、乗降場の形状によらずとも、停車時の車輌姿勢によっては(例えば乗降場に対して斜めに停車した場合)、格納位置から展開したステップと乗降場側との間にギャップが生じてしまう場合がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、様々な乗降場の形状や車輌の停車姿勢においても、乗降者の負担を効果的に軽減可能な車輌用乗降ステップ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車輌用乗降ステップ装置は上記課題を解決するために、車輌の乗降口から乗降場に向けてステップを展開する車輌用乗降ステップ装置であって、前記ステップが分割されてなる複数のサブステップと、前記複数のサブステップを互いに独立に制御する制御機構とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、乗降ステップを複数のサブステップに分割し、互いに独立に制御可能とすることにより、様々な乗降場の形状や車輌の停車姿勢によらず、乗降場と車輌との間に生じる空間形状に柔軟に対応した形状でステップを展開させることができる。その結果、様々な乗降場の形状や車輌の停車姿勢においても、乗降者の負担を効果的に軽減することができる。
本発明によれば、乗降ステップを複数のサブステップに分割し、互いに独立に制御可能とすることにより、様々な乗降場の形状や車輌の停車姿勢によらず、乗降場と車輌との間に生じる空間形状に柔軟に対応した形状でステップを展開させることができる。その結果、様々な乗降場の形状や車輌の停車姿勢においても、乗降者の負担を効果的に軽減することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
図1乃至図12に、本発明にかかる車輌用乗降ステップ装置1の一実施形態を示す。
この車輌用乗降ステップ装置1(以下、乗降ステップ装置1)を示し、この乗降ステップ装置1は、ここでは、車輌として大量に乗客を運ぶバスに設けられることを想定している。勿論、車輌としてはワンボックスカーや、いわゆるミニバン等も対象となっている。
この車輌用乗降ステップ装置1(以下、乗降ステップ装置1)を示し、この乗降ステップ装置1は、ここでは、車輌として大量に乗客を運ぶバスに設けられることを想定している。勿論、車輌としてはワンボックスカーや、いわゆるミニバン等も対象となっている。
図1に、乗降ステップ装置1を車輌2(以下、バス2)の前方左側側面部の乗降口3に適用した例を示している。ここでのバス2は、車体側に段差のない、いわゆるノンステップバスを示している。ノンステップバスは、乗降口3において、路面からの高さが27cm以下とし、乗降口3の有効幅が90cm以上としている。
図1、図2に示すように、乗降ステップ装置1は車輌2の乗降口3における床下に配設される。
すなわち、乗降ステップ装置1は、バス2の乗降口3から乗降場4(停留所4)に向けて、展開格納可能に設けた複数の乗降ステップ5と、停留所4に、複数の乗降ステップ5を、それぞれ、乗降ステップ5の上面が停留所4と段差なく、且つ端縁部5eが停留所4の端縁部4e(縁石4e)に近接可能に駆動調節するステップ駆動機構(後述)と、を備えている。なお、ステップ駆動機構は、ドア(図示省略)の開閉動作に連動して乗降ステップ5を展開格納可能に構成することができる。すなわち、本実施形態では、ドアが閉じた状態では乗降ステップ5が床下の格納位置に保持され、ドアが開くと乗降ステップ5が車輌2の車幅方向外側の展開位置まで展開するようになっている。
図1、図2に示すように、乗降ステップ装置1は車輌2の乗降口3における床下に配設される。
すなわち、乗降ステップ装置1は、バス2の乗降口3から乗降場4(停留所4)に向けて、展開格納可能に設けた複数の乗降ステップ5と、停留所4に、複数の乗降ステップ5を、それぞれ、乗降ステップ5の上面が停留所4と段差なく、且つ端縁部5eが停留所4の端縁部4e(縁石4e)に近接可能に駆動調節するステップ駆動機構(後述)と、を備えている。なお、ステップ駆動機構は、ドア(図示省略)の開閉動作に連動して乗降ステップ5を展開格納可能に構成することができる。すなわち、本実施形態では、ドアが閉じた状態では乗降ステップ5が床下の格納位置に保持され、ドアが開くと乗降ステップ5が車輌2の車幅方向外側の展開位置まで展開するようになっている。
停留所4は、いわゆるバスストップで、道路の路肩にあって、バス2を寄せて一時停車することができるように、所定範囲で、道路の幅員を所定距離拡幅させた、縁石4eと同高さ(例えば車道に対して15cm)に盛り上げられた歩道部4Pが形成されている。
次に、乗降ステップ5は、車輌2の乗降口3における床下に、ステップ駆動機構を収容した筐体(後述)から、格納展開可能に保持される構成となっている。
ここでの乗降ステップ5は、3つの先端半円形状で全体方形状の第1のサブステップ5aと、第2のサブステップ5bと、第3のサブステップ5cとからなる(図3参照)。
これら第1〜第3サブステップ5a〜5cは、互いに近接して並列的に、且つそれぞれが独立的に進退可能に、バス2の乗降口3の床下に設置された筐体6に収容されている。
ここでの乗降ステップ5は、3つの先端半円形状で全体方形状の第1のサブステップ5aと、第2のサブステップ5bと、第3のサブステップ5cとからなる(図3参照)。
これら第1〜第3サブステップ5a〜5cは、互いに近接して並列的に、且つそれぞれが独立的に進退可能に、バス2の乗降口3の床下に設置された筐体6に収容されている。
バス2の乗降口3の床下に設置された筐体6は、図4、図5に示すように、扁平な方形体形状で基体6aと蓋体6bとを有し、乗降口3の側方に対応する側面が第1〜第3サブステップ5a〜5cが進退可能とするように開口され、この開口寸法が乗降口3の間口と同等の寸法としている。
筐体6内は、第1〜第3サブステップ5a〜5cがそれぞれ独立的に進退可能とするための複数の案内枠7が基体6aに筐体6の開口に向かって平行に設けられている。それぞれの案内枠7は、第1〜第3サブステップ5a〜5cがそれぞれ案内枠7間の空間に配置することができるように間隔が開けられ、案内枠7の上面には、軸方向に沿って第1〜第3サブステップ5a〜5cを移動自在に支持するためのベアリングbrが敷設される。
筐体6内は、第1〜第3サブステップ5a〜5cがそれぞれ独立的に進退可能とするための複数の案内枠7が基体6aに筐体6の開口に向かって平行に設けられている。それぞれの案内枠7は、第1〜第3サブステップ5a〜5cがそれぞれ案内枠7間の空間に配置することができるように間隔が開けられ、案内枠7の上面には、軸方向に沿って第1〜第3サブステップ5a〜5cを移動自在に支持するためのベアリングbrが敷設される。
第1〜第3サブステップ5a〜5cは、それぞれ先端半円形状で全体方形状の外縁部8を備える。かかる外縁部8は、先端半円形状の部位を除いて両側の直線部位の底面部が、案内枠7のベアリングbr上を移動自在に載置されるようになっている。
また、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位には、ステッププレート9a、9b、9cが配置される。ステッププレート9a、9b、9cは、表面凹凸加工が施されている。
また、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位には、ステッププレート9a、9b、9cが配置される。ステッププレート9a、9b、9cは、表面凹凸加工が施されている。
そして、第1〜第3サブステップ5a〜5cのステッププレート9a〜9cを除いた後方側には、ステップ駆動機構10a、10b、10cがそれぞれ配設されている。
ステップ駆動機構10a〜10cは、第1〜第3サブステップ5a〜5cの底板11a〜11cに配設されたモータ12a〜12cとモータ12a〜12cを駆動源とするラック&ピニオン13a〜13cで構成される。
この場合、ラック&ピニオン13a〜13cにおけるピニオン13ap〜13cpは、それぞれ一対、底板11a〜11cに鉛直な回転軸を中心に設けられ、対応するラック13ar〜13crは、第1〜第3サブステップ5a〜5cにおける外縁部8の両側の直線部位の内側に取り付けられる。
モータ12a〜12cの出力軸に接続される傘歯車12ag〜12cgから、ピニオン13ap〜13cpを介してラック13ar〜13crに伝達され、これにより、各第1〜第3サブステップ5a〜5cが基体6aに筐体6の開口に向かって平行に設けられている案内枠7の上面のベアリングbr上を、進退移動する構成である。
ステップ駆動機構10a〜10cは、第1〜第3サブステップ5a〜5cの底板11a〜11cに配設されたモータ12a〜12cとモータ12a〜12cを駆動源とするラック&ピニオン13a〜13cで構成される。
この場合、ラック&ピニオン13a〜13cにおけるピニオン13ap〜13cpは、それぞれ一対、底板11a〜11cに鉛直な回転軸を中心に設けられ、対応するラック13ar〜13crは、第1〜第3サブステップ5a〜5cにおける外縁部8の両側の直線部位の内側に取り付けられる。
モータ12a〜12cの出力軸に接続される傘歯車12ag〜12cgから、ピニオン13ap〜13cpを介してラック13ar〜13crに伝達され、これにより、各第1〜第3サブステップ5a〜5cが基体6aに筐体6の開口に向かって平行に設けられている案内枠7の上面のベアリングbr上を、進退移動する構成である。
また、ステップ駆動機構10a〜10cを配設する底板11a〜11cには、センサボックス14a〜14cが配設される(図5参照)。センサボックス14a〜14cには、外縁部8の先端半円形状の部位に向かって、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端側と対向する停留所4の縁石4eまでの接近状態を検出するセンサ15a〜15cが搭載される。かかるセンサ15a〜15cによる検知信号に基づいてステップ駆動機構10a〜10cを制御し、第1〜第3サブステップ5a〜5cの進退調節を行う構成である。
なお、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位には、LED等のスポットライトユニットsLが配設され、夜間の乗降ステップ5の視認性を高めている。
また、筐体6の基体6aには、上述のステップ駆動機構10a〜cにおけるモータ12a〜12cへの給電用ハーネス溝hdが形成されている。
また、筐体6の基体6aには、上述のステップ駆動機構10a〜cにおけるモータ12a〜12cへの給電用ハーネス溝hdが形成されている。
次に、本実施形態に係る乗降ステップ装置1の動作について図6、図7に示すフローチャートに基づいて、以下説明する。
道路の路肩に所定範囲で、道路の幅員を所定距離拡幅させた停留所4に、バス2を寄せて停車させる際、バス2の乗降口3を縁石4eと同高さに盛り上げられた歩道部4Pに接近させるようにする。この際バス2は、バス2と歩道部4Pの縁石4eとが略平行になるように停車させることが望ましい。
道路の路肩に所定範囲で、道路の幅員を所定距離拡幅させた停留所4に、バス2を寄せて停車させる際、バス2の乗降口3を縁石4eと同高さに盛り上げられた歩道部4Pに接近させるようにする。この際バス2は、バス2と歩道部4Pの縁石4eとが略平行になるように停車させることが望ましい。
バス2が停留所4の縁石4eに寄せて停車が完了すると、運転手は、乗降口3のドアを開けるスイッチを操作する。これにより、乗降ステップ装置1は、ドア開閉スイッチの操作信号を動作開始指令として、乗降ステップ5である第1〜第3サブステップ5a〜5cの各ステップ駆動機構10a〜cに制御指令が出力され、第1〜第3サブステップ5a〜5cのモータ12a〜12cに通電を行う(第1ステップS1)。
第1〜第3サブステップ5a〜5cのモータ12a〜12cを駆動すると、モータ12a〜12cの出力軸の傘歯車12ag〜12cgから、ピニオン13ap〜13cpを介してラック13ar〜13crに伝達される。これにより、各第1〜第3サブステップ5a〜5cが基体6aに筐体6の開口に向かって平行に設けられている案内枠7の上面のベアリングbr上を、突出移動する。そして、バス2の乗降口3の床下の筐体6から、乗降口3の側方に第1〜第3サブステップ5a〜5cが突出し、それぞれ、停留所4の縁石4eに向けて近接させることができる(図7参照)。
第1〜第3サブステップ5a〜5cのモータ12a〜12cを駆動すると、モータ12a〜12cの出力軸の傘歯車12ag〜12cgから、ピニオン13ap〜13cpを介してラック13ar〜13crに伝達される。これにより、各第1〜第3サブステップ5a〜5cが基体6aに筐体6の開口に向かって平行に設けられている案内枠7の上面のベアリングbr上を、突出移動する。そして、バス2の乗降口3の床下の筐体6から、乗降口3の側方に第1〜第3サブステップ5a〜5cが突出し、それぞれ、停留所4の縁石4eに向けて近接させることができる(図7参照)。
第1〜第3サブステップ5a〜5cが縁石4eに向けて近接していくと、それぞれに設けられた、センサボックス14a〜14cのセンサ15a〜15cが第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端側と対向する停留所4の縁石4eまでの接近状態を検出する。この際、接近状態が所定のクリアランスcL(所定の閾値)に達したか否かが判定される(第2ステップS2)。このクリアランスcLは、乗降時にバス2の車体が揺れても、第1〜第3サブステップ5a〜5cと縁石4eとが接触し、ぶつかり合うことがないクリアランスcLを想定している。
第1〜第3サブステップ5a〜5cが縁石4eまで接近して所定のクリアランスcLに達したと判定されると、第1〜第3サブステップ5a〜5cのモータ12a〜12cを停止させ(第3ステップS3)、乗降ステップ装置1の一連の動作は完了する。
このように、乗降ステップ5は、第1〜第3サブステップ5a〜5cに分割され、それぞれが、センサボックス14a〜14cによって接近状態を監視して、各ステップ駆動機構10a〜cを個々に制御して第1〜第3サブステップ5a〜5cを停留所4の縁石4eまで、所定のクリアランスに達するように作動させることができるので、例え、バス2が停留所4に、斜向した状態で停車しても、第1〜第3サブステップ5a〜5cを個々に制御して停留所4の縁石4eまで、所定のクリアランスに達するように作動させることができ、乗客は支障なく乗降ステップ5を橋渡しとして乗降を行うことができる(図8、図9参照)。
この場合、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位には、LED等のスポットライトユニットsLが配設され、夜間の乗降ステップ5の視認性が確保され、一層、安全に乗降を行うことができる。
このように、乗降ステップ5は、第1〜第3サブステップ5a〜5cに分割され、それぞれが、センサボックス14a〜14cによって接近状態を監視して、各ステップ駆動機構10a〜cを個々に制御して第1〜第3サブステップ5a〜5cを停留所4の縁石4eまで、所定のクリアランスに達するように作動させることができるので、例え、バス2が停留所4に、斜向した状態で停車しても、第1〜第3サブステップ5a〜5cを個々に制御して停留所4の縁石4eまで、所定のクリアランスに達するように作動させることができ、乗客は支障なく乗降ステップ5を橋渡しとして乗降を行うことができる(図8、図9参照)。
この場合、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位には、LED等のスポットライトユニットsLが配設され、夜間の乗降ステップ5の視認性が確保され、一層、安全に乗降を行うことができる。
そして、乗降が終了すると、運転手は、乗降口3のドアを閉じるようにスイッチを操作する。これにより、乗降ステップ装置1は、ドア開閉スイッチの操作信号を動作開始指令として、乗降ステップ5である第1〜第3サブステップ5a〜5cの各ステップ駆動機構10に制御指令が出力され、図10に示すように、第1〜第3サブステップ5a〜5cのモータ12a〜12cに通電を行う(第4ステップS4)。これにより、第1〜第3サブステップ5a〜5cの各ステップ駆動機構10a〜cを個々に制御して、第1〜第3サブステップ5a〜5cを基体6aの案内枠7の上面のベアリングbr上を筐体6内に退動させることができる。
以上のように本発明によれば、停留所4に寄せて停車した際、ステップ駆動機構10を駆動させて、複数の乗降ステップ5をそれぞれバス2の乗降口3から停留所4の縁石4eに向けて展開させることができる。これにより、バス2が停留所4の縁石4eに斜め状に停車したとしても、それぞれの第1〜第3サブステップ5a〜5cを、停留所4の縁石4eに適度なクリアランスcLとなるように追随させて近接させることができる。しかも、夜間であっても、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位にLED等のスポットライトユニットsLが配設されて、夜間の乗降ステップ5の視認性が確保され、したがって、高齢者や車椅子利用者、幼児であっても、安全に乗り降りが可能となる。
以上、本発明にかかる乗降ステップ装置の一実施形態を挙げ、説明した。
上記実施形態はあくまでも一例であって、例えばステップ駆動機構10a〜cには、リニアアクチュエータも可能である。
また、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位にスポットライトユニットsLを設けるほか、ステッププレート9a〜9cに蛍光反射板を貼って、乗降口3における照射ライトにより光らせて夜間の視認性を確保することも考えられる。
上記実施形態はあくまでも一例であって、例えばステップ駆動機構10a〜cには、リニアアクチュエータも可能である。
また、第1〜第3サブステップ5a〜5cの先端半円形状の部位にスポットライトユニットsLを設けるほか、ステッププレート9a〜9cに蛍光反射板を貼って、乗降口3における照射ライトにより光らせて夜間の視認性を確保することも考えられる。
本発明は、バスに限らず、車輌としてはワンボックスカーや、いわゆるミニバン等のように、地上から乗降口が高い位置にあるものに広範に適用できる。
1 乗降ステップ装置
2 バス
3 乗降口
4 停留所
4e 縁石
4p 歩道部
5 乗降ステップ
5e 端縁部
5a 第1サブステップ
5b 第2サブステップ
5c 第3サブステップ
6 筐体
6a 基体
6b 蓋体
7 案内枠
8 外縁部
9a、9b、9c ステッププレート
10a〜10c ステップ駆動機構
11a〜11c 底板
12a〜12c モータ
13a〜13c ラック&ピニオン
13ap〜13cp ピニオン
13ar〜13cr ラック
14a〜14c センサボックス
15a〜15c センサ
2 バス
3 乗降口
4 停留所
4e 縁石
4p 歩道部
5 乗降ステップ
5e 端縁部
5a 第1サブステップ
5b 第2サブステップ
5c 第3サブステップ
6 筐体
6a 基体
6b 蓋体
7 案内枠
8 外縁部
9a、9b、9c ステッププレート
10a〜10c ステップ駆動機構
11a〜11c 底板
12a〜12c モータ
13a〜13c ラック&ピニオン
13ap〜13cp ピニオン
13ar〜13cr ラック
14a〜14c センサボックス
15a〜15c センサ
Claims (1)
- 車輌の乗降口から乗降場に向けてステップを展開する車輌用乗降ステップ装置であって、
前記ステップが分割されてなる複数のサブステップと、
前記複数のサブステップを互いに独立に制御する制御機構と
を備えることを特徴とする車輌用乗降ステップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013264659A JP2015120389A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | 車輌用乗降ステップ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=53532467
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2013
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