JP6013873B2 - 機器枡の埋設方法および機器枡 - Google Patents

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Description

本発明は、機器枡の埋設方法および機器枡に関する。
従来から既設管のある地中を掘削した掘削孔に据付けることができる地中埋設コンクリートブロックおよび地中コンクリートブロックの施工方法について提案されている。
たとえば、特開2012−19592号公報に記載された地中埋設コンクリートブロックは、下面に下部開口部が形成されたブロック本体と、このブロック本体の下面部と、ブロック本体部の長さ方向端部に設けられた端面部とを備える。ブロック本体部は、上面部と、左右側面部とを含む。端面部は、上端面部と、下端面部とを含み、上端面部の下縁には既設管を挿入する端面凹部が形成されている。
地中コンクリートブロックを地中に埋設する場合には、まず、掘削孔を形成する。その後、ブロック本体部の下部開口部が既設管を通るように、ブロック本体部を掘削孔内の底面に配置する。その後、ブロック本体部の端面部に下端面部および上端面部を配置する。その後、ブロック本体部の下部開口部に下面部を形成する。
上記の地中ブロックの施工方法において、下面部を形成する場合には、ブロック本体の下端部に間隔保持材を配置し、その後、間隔保持材をコンクリートで埋め込むようにして、下面部を形成し、直ちに周辺を埋め戻しする。通常、コンクリートの養生に時間を要するが、間隔保持材により強度を確保するものとしている。
このように間隔保持材を配置することで、左右側面部に土圧が加えられた時に、コンクリート養生前、すなわち、規定強度まで固まる前でも、ブロック本体の下端部の寸法を保持するようにしている。
特開2012−19592号公報
特開2012−19592号公報に記載された地中埋設コンクリートブロック等の機器枡の施工方法においては、間隔保持材を下面部内に埋設するため、間隔保持材の設置位置はブロック本体の下端部となる。下端部の厚みは、標準的なコンクリート施工であれば、約10cm程度である。
このため地中コンクリートブロックなどの機器枡の左右側面部に土圧が加えられたときに、下面部との接続部、すなわち、狭い面積に土圧が集中するため、コンクリート養生前において左右側面部が損傷するおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、機器枡の側面部などに土圧が加えられたとしても、機器枡の側面部などが損傷することを抑制することができる機器枡の埋設方法および機器枡を提供することである。
本発明に係る機器枡の埋設方法は、配管が埋設された地面を掘削して、掘削孔を形成する工程と、上面開口部が形成された天板部と、天板部から垂下する第1側壁部と、第1側壁部と対向し天板部から垂下する第2側壁部とを含む機器枡が配管を跨ぐように掘削孔内に機器枡を配置する工程と、第1側壁部と第2側壁部とを支持し、第1側壁部と第2側壁部との間隔を保持する支持部材を第1側壁部および第2側壁部の下端部よりも上方に配置する工程と、第1側壁部の下端部と第2側壁部の下端部との間に位置する掘削孔の底部にコンクリートを打設する工程とを備える。上記支持部材は、コンクリートの上方に位置する。
好ましくは、上記機器枡は、第1側壁部および第2側壁部の配列方向よりも第1端面および第2端面が配列する方向に長尺に形成される。機器枡は、上記第1側壁部の内壁面に設けられ、第1端面と第2端面との配列方向に延びる第1介在部材と、第2側壁部の内壁面に設けられ、第1端面と第2端面との配列方向に延びる第2介在部材とをさらに備える。上記支持部材は、第1端面と第2端面との配列方向に間隔をあけて複数設けられると共に、第1介在部材を介して第1側壁部の内壁面を支持し、第2介在部材を介して第2側壁部を支持する。
好ましくは、複複数の機器枡を掘削孔に配置する工程と、複数配列する機器枡の両端に妻壁を配置する工程と、機器枡同士を連結する工程と、機器枡と妻壁とを連結する工程とをさらに備える。
好ましくは、上記第1側壁部底部の内壁面と第2側壁部底部の内壁面とには、配筋挿入孔が形成される。底面にコンクリートを打設する工程においては、上記機器枡を掘削孔に挿入した後に、配筋挿入孔に配筋を挿入する工程と、配筋を用いてメッシュ状のメッシュ配筋を形成する工程とをさらに備える。上記メッシュ配筋は、コンクリートが打設されることで、コンクリート内に埋設される。
また、上記コンクリートを打設し、養生した後に支持部材を取り除く工程をさらに備えてもよい。
好ましくは、上記複数の機器枡を掘削孔に配置する工程と、機器枡同士を連結する工程とをさらに備える。
本発明に係る機器枡は、上面開口部が形成された天板部と、天板部から垂下する第1側壁部と、第1側壁部と対向し、天板部から垂下する第2側壁部と、第1側壁部の下端部と第2側壁部の下端部との間に形成された下部コンクリートと、下部コンクリートよりも上方に位置し、第1側壁部と第2側壁部とを支持すると共に、第1側壁部と第2側壁部との間隔を保持する支持部材とを備える。上記下部コンクリートは、第1側壁部の内壁面の下辺側と、第2側壁部の内壁面の下辺側とに形成された複数の挿入孔に配置された複数の配筋と、配筋を覆うコンクリートとを含む。
本発明に係る機器枡の埋設方法および機器枡によれば、コンクリート養生前に機器枡の側面部に土圧が加えられたとしても、機器枡の下面などが損傷することを抑制することができ、また、コンクリート養生前に周辺土を埋め戻すことができ、工期の短縮を図ることができる。
本実施の形態に係る機器枡1を示す斜視図である。 機器枡1を埋設する工程の第1工程を模式的に示す斜視図である。 図2に示す工程後の工程を模式的に示す斜視図である。 図3に示す工程後の工程を模式的に示す斜視図である。 図4に示す工程後の工程を模式的に示す斜視図である。 図5に示す工程後の工程を模式的に示す断面図である。 図6に示す工程後の工程を模式的に示す断面図である。 図7に示す工程後の工程を模式的に示す断面図である。 本実施の形態1に係る機器枡1の変形例を模式的に示す斜視図である。
図1から図9を用いて、本実施の形態に係る機器枡の埋設方法および機器枡について説明する。なお、同一または実質的に同一の符号については、同一の符号を付してその説明を繰り返さない場合がある。
図1は、本実施の形態に係る機器枡1を示す斜視図である。機器枡1は、幅方向3よりも長手方向2に長尺に形成されており、機器枡1は、長手方向2に配列する端面6および端面7を含む。機器枡1は、上面開口部11が形成された天板部10と、天板部10の一方の側辺部から下方に垂下する第1側壁部12と、第1側壁部12と対向する第2側壁部13とを備える。天板部10には、複数の吊具14が設けられている。
上面開口部11は、機器枡1の幅方向3の中央部から第2側壁部13側にオフセットするように形成されていてもよく、上面開口部11は、第1側壁部12よりも第2側壁部13に近接するように形成されていてもよい。
第1側壁部12の内壁面の下端部には、張出部15が形成されている。この張出部15は、機器枡1の長手方向2に延び、機器枡1の端面6から端面7に亘って形成されている。
張出部15は、テーパ面19Aと、テーパ面19Aの下辺部に連設された垂下面19Bとを含む。テーパ面19Aは、下方に向かうにつれて、第2側壁部13に近づくように傾斜している。図1では、第1側壁部12にのみ張出部15を設けているが、これはケーブルの位置関係から第2側壁部13に張出部を形成することができない場合に使用する形状であり、標準的な構成としては、第2側壁部13に張出部を形成する。
第2側壁部13の内壁面のうち、下端部側に位置する部分には、複数のアンカー孔16が形成されている。なお、この図1に示す例においは、アンカー孔16は、長手方向2に間隔をあけて複数形成されており、高さ方向4に2つ間隔をあけて形成されている。
なお、張出部15の垂下面19Bにも、第2側壁部13と同様に複数のアンカー孔が形成されている。
長手方向2における機器枡1の端面6,7は、天板部10、第1側壁部12および第2側壁部13の端面によって略コ字状に形成され、機器枡1の端面6,7には、端面開口部17が形成されている。
機器枡1の下面には、第1側壁部12および第2側壁部13によって下部開口部18が形成されている。端面開口部17の開口内縁部24には、複数の連結部20,21,22が設けられている。
連結部20は、張出部15の端面に設けられている。連結部21は、天板部10と第1側壁部12との角部に設けられている。連結部22は、天板部10と第2側壁部13との角部に設けられている。連結部20,21,22は、ボルトを挿入することができる孔部が形成された壁部と、挿入されたボルトの軸部にナットを受け入れる凹み部とを含む。
なお、この図1に示す例においては、機器枡1の一方の端面に設けられた連結部について説明したが、機器枡1の他方の端面にも同様に複数の連結部が設けられていてもよい。
上記のように構成された機器枡1を既設管が設けられた地面に複数埋設する埋設方法について、図2から図9を用いて説明する。
図2は、機器枡1を埋設する工程の第1工程を模式的に示す斜視図である。この図2に示すように、複数の配管30が埋め込まれた地面に掘削孔31を形成する。なお、この図2においては、掘削孔31は、家屋32と隣り合うと共に、道路33にも隣接する位置に形成されており、道路33に沿って長尺に掘削されている。
図3は、図2に示す工程後の工程を模式的に示す斜視図である。この図3に示すように、掘削孔31の底面に粗い砂等を敷いて基礎部34を形成する。基礎部34は、地質に応じて栗石を敷いたり、捨てコンクリートを打設したりすることで形成する場合もある。なお、本実施の形態においては、基礎部34を形成した例について説明するが、基礎部34を形成しなくてもよい。
基礎部34を形成した後、吊具14にフックを引っかけて、ワイヤで機器枡1Aを懸架した状態で、機器枡1Aを掘削孔31内に配置する。機器枡1Aを上方から掘削孔31内に挿入する。機器枡1は、配管30を跨ぐように掘削孔31内に配置される。
基礎部34を掘削孔31の底面に敷くことで、機器枡1Aが設置される接地面を平坦化することができ、機器枡1が傾斜することを抑制することができる。
図4は、図3に示す工程後の工程を模式的に示す斜視図である。この図4に示すように、機器枡1Aと隣り合う位置に機器枡1Bを配置する。
機器枡1A,1Bの上面開口部11が家屋32側に近接するように、機器枡1A,1Bを掘削孔31内に挿入する。
次に、図5に示すように、機器枡1Aの端面7に妻壁36を配置し、機器枡1Bの端面6に妻壁37を配置することにより、土砂流入を防止している。妻壁36および妻壁37にも、機器枡1A、1Bの連結部と同じ位置に連結部が設けられている。
そして、機器枡1Aの連結部20,21,22と、機器枡1Bの連結部20,21,22をボルトとナットで連結する。また、妻壁36の連結部と、機器枡1Aの連結部20,21,22とをボルトとナットで連結し、妻壁37の連結部と、機器枡1Bの連結部20,21,22とをボルトとナットで連結する。これにより、妻壁36と、機器枡1Aと、機器枡1Bと、妻壁37とが一体化する。
次に、図6に示すように、機器枡1Aの第1側壁部12と第2側壁部13との間に支持部材40と、台部(第1介在部材)41と、台部(第2介在部材)42とを配置する。
支持部材40は、長手方向2に間隔をあけて複数配置されている。支持部材40は、棒状に形成されており、支持部材40の長手方向の長さは調整可能とされている。支持部材40は、張出部15よりも上方であって、高さ方向4における第1側壁部12の中央部よりも下方に位置する部分に設けられる。
台部41は、第1側壁部12の内壁面に設けられている。台部41は、機器枡1Aの長手方向2に延び、端面6側から端面7側に亘って配置されている。台部42は、第2側壁部13の内壁面に設けられている。台部42は、端面6側から端面7側に亘って配置されている。
台部41は、第1側壁部12の内壁面に設けられ、支持部材40の一方の端部と第1側壁部12との間に配置される。台部42は、第2側壁部13の内壁面に設けられ、支持部材40の他方の端部と第2側壁部13との間に配置される。台部41および台部42は、機器枡1A,1Bの長手方向に長尺な部材であり、たとえば、H鋼や枕木などを採用することができる。
支持部材40の長さを調整することで、台部41が第1側壁部12に押圧固定され、台部42が第2側壁部13に押圧固定される。このように、複数の支持部材40は、台部41を介して、第1側壁部12の内壁面を支持している。また、複数の支持部材40は、台部42を介して、第2側壁部13の内壁面を支持している。
台部41と第1側壁部12との接触面積S2は、支持部材40の端部と台部41との接触面積S1よりも大きい。また、台部42と第2側壁部13との接触面積は、支持部材40の端部と台部42との接触面積よりも大きい。
このため、支持部材40を第1側壁部12および第2側壁部13の内壁面に直接接触させた場合よりも、第1側壁部12および第2側壁部13に加えられる応力を小さく抑えることができる。さらに、複数の支持部材40を配置することで、台部41,42、第1側壁部12および第2側壁部13の特定の部位に応力が集中することを抑制することができる。これにより、周辺土埋め戻し後において、第1側壁部12および第2側壁部13が損傷することを抑制することができる。
また、支持部材40、台部41および台部42は、張出部15よりも上方であって、機器枡1A,1Bの高さ方向4の中央部よりも下方に配置されており、第1側壁部12および第2側壁部13に土圧が加えられた時に、第1側壁部12および第2側壁部13に応力の高い領域が生じることを抑制することができ、第1側壁部12および第2側壁部13が損傷することを抑制することができる。
なお、図6を用いて、機器枡1A内に台部41,42を配置すると共に、複数の支持部材40を配置して、第1側壁部12および第2側壁部13を支持することについて説明したが、機器枡1Bにおいても同様に、台部41,42を配置すると共に、複数の支持部材40を配置して、第1側壁部12および第2側壁部13を支持する。
次に、図7に示すように、第2側壁部13に形成された各アンカー孔16にアンカー鉄筋を挿入し、また、張出部15に形成されたアンカー孔16にもアンカー鉄筋を挿入する。このアンカー鉄筋は、機器枡1の幅方向3に延びるように形成されている。このアンカー鉄筋には、比較的に短い鉄筋を番線で固定する。また、アンカー鉄筋やアンカー鉄筋に固定された鉄筋に、機器枡1の長手方向に延びる複数の鉄筋を固定する。固定方法は、溶接でなくても、番線を用いてもよい。
このようにして、幅方向3方向に延びる鉄筋が長手方向2に間隔をあけて複数固定されると共に、長手方向2に延びる鉄筋が幅方向3に間隔をあけて複数固定され、メッシュ状のメッシュ鉄筋45が形成される。
また、当該配筋作業において、場所に応じてコ型鉄筋で補強してもよい。なお、この配筋作業と合わせて、図5に示す妻壁36と機器枡1Aとの連結と、妻壁37と機器枡1Bとの連結とを強化する配筋を行う。
なお、本実施の形態においては、支持部材40、台部41および台部42を第1側壁部12および第2側壁部13の間に固定した状態で、上記のメッシュ鉄筋45を形成しているが、メッシュ鉄筋45を形成した後に、支持部材40、台部41および台部42を第1側壁部12および第2側壁部13の間に固定するようにしてもよい。
次に、図8に示すように、基礎部34上であって、第1側壁部12および第2側壁部13の間にコンクリート46を打設する。
これにより、メッシュ鉄筋45がコンクリート46内に埋設される。なお、コンクリート46は、支持部材40および台部41,42の下方に位置しており、コンクリート46の上面は平坦化される。次に、機器枡1A,1Bの周辺土を埋め戻しする。このように、支持部材40が第1側壁部12および第2側壁部13を支持しているので、コンクリート46の養生前であっても、周辺土の埋め戻しをすることができ、施工日数を大幅に短くすることができる。たとえば、標準的なコンクリートの養生には1ヶ月程度の期間を要する。そして、平坦化されたコンクリート46が養生後に固まることで、底壁部47が形成される。
ここで、底壁部47には、土圧のみならず振動等で垂直方向にも荷重が掛かる。その一方で、上記のように、底壁部47は、内部にメッシュ状のメッシュ鉄筋45が埋設されており、ラーメン構造の有筋コンクリートであるため、底壁部47に様々な方向から引張力・圧縮力が加えられたとしても底壁部47が損傷することを抑制することができる。
また、メッシュ鉄筋45にコ型鉄筋を利用した場合においても、底壁部47の耐久性の向上を図ることができる。
そして、上記のように、コンクリート46を打設し、養生した後に支持部材40、台部41および台部42を取り除く。このようにして、既設配管である配管30を収容する機器枡1A,1Bを設けることができる。
なお、支持部材40、台部41および台部42を取り外すことは必須ではなく、支持部材40、台部41および台部42を置いていてもよい。また、支持部材40などを撤去するタイミングは、上記のタイミングに限られず、適宜、作業の状況に合わせて撤去するようにしてもよい。
ここで、機器枡1A,1Bには、天板部10には上面開口部11が形成されている。このため、天板部10上に配線用変換器などを配置し、上面開口部11から機器枡1A,1B内のケーブルの一部を引き出して、配線用変換器に接続することができる。
また、ケーブル取替工事を行う際に、上面開口部11を用いることで容易に作業を行うことができる。さらに、点検作業を行うときには、上面開口部11から点検作業者が機器枡1A,1内に入ることができる。
なお、図5などに示すように、上面開口部11は、家屋32側に近接するように配置されており、道路33から離れた位置に形成されているため、各作業を行いやすくなっている。
図9は、本実施の形態1に係る機器枡1の変形例を模式的に示す斜視図である。この図9に示す例においては、機器枡1は、第2側壁部13の内壁面の下辺部に設けられた複数の鉄筋50と、第1側壁部12の内壁面の下辺部に設けられた複数の鉄筋51とを備える。
鉄筋50は、長手方向2に間隔をあけて複数設けられている。鉄筋51も長手方向2に間隔をあけて複数設けられている。なお、鉄筋51は、張出部15のテーパ面19Aに設けられている。
鉄筋50は、第2側壁部13側から第1側壁部12に向かうにつれて、上方に向かうように曲げられている。鉄筋51は、第1側壁部12側から第2側壁部13に向かうにつれて、上方に向かうように曲げられている。
このように、製造の段階で、鉄筋50および鉄筋51を機器枡1に設けておくことで、図7に示す配筋作業の軽減を図ることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1,1A,1B 機器枡、2 長手方向、3 幅方向、10 天板部、11 上面開口部、12 第1側壁部、13 第2側壁部、15 張出部、16 アンカー孔、17 端面開口部、18 下部開口部、19A テーパ面、19B 垂下面、20,21,22 連結部、30 配管、31 掘削孔、32 家屋、33 道路、34 基礎部、36,37 妻壁、40 支持部材、41,42 台部、45 メッシュ鉄筋、46 コンクリート、47 底壁部、50,51 鉄筋、S1,S2 接触面積。

Claims (5)

  1. 配管が埋設された地面を掘削して、掘削孔を形成する工程と、
    上面開口部が形成された天板部と、前記天板部から垂下する第1側壁部と、前記第1側壁部と対向し前記天板部から垂下する第2側壁部とを含む機器枡が前記配管を跨ぐように前記掘削孔内に前記機器枡を配置する工程と、
    前記第1側壁部と前記第2側壁部とを支持し、前記第1側壁部と前記第2側壁部との間隔を保持する支持部材を前記第1側壁部および前記第2側壁部の下端部よりも上方に配置する工程と、
    前記第1側壁部の下端部と前記第2側壁部の下端部との間に位置する前記掘削孔の底部にコンクリートを打設する工程と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記コンクリートを打設し、養生した後に、取り除くことが可能となるように、前記コンクリートの上方に位置する、機器枡の埋設方法。
  2. 前記機器枡は、前記第1側壁部および前記第2側壁部の配列方向よりも第1端面および第2端面が配列する方向に長尺に形成され、
    前記第1側壁部の内壁面に設けられ、前記第1端面と前記第2端面との配列方向に延びる第1介在部材と、前記第2側壁部の内壁面に設けられ、前記第1端面と前記第2端面との配列方向に延びる第2介在部材とをさらに備え、
    前記支持部材は、前記第1端面と前記第2端面との配列方向に間隔をあけて複数設けられると共に、前記第1介在部材を介して前記第1側壁部の内壁面を支持し、前記第2介在部材を介して前記第2側壁部を支持する、請求項1に記載の機器枡の埋設方法。
  3. 複数の機器枡を前記掘削孔に配置する工程と、
    複数配列する機器枡の両端に妻壁を配置する工程と、
    機器枡同士を連結する工程と、
    前記機器枡と前記妻壁とを連結する工程と、
    をさらに備えた、請求項1または請求項2に記載の機器枡の埋設方法。
  4. 前記第1側壁部の内壁面と前記第2側壁部の内壁面とには、配筋挿入孔が形成され、
    前記機器枡を前記掘削孔に配置した後に、前記配筋挿入孔に配筋を挿入する工程と、前記配筋を用いてメッシュ状のメッシュ配筋を形成する工程とをさらに備え、
    前記メッシュ配筋は、前記コンクリートが打設されることで、前記コンクリート内に埋設され、
    前記コンクリートを打設し、養生した後に前記支持部材を取り除く工程をさらに備えた、請求項1から請求項3のいずれかに記載の機器枡の埋設方法。
  5. 上面開口部が形成された天板部と、
    前記天板部から垂下する第1側壁部と、
    前記第1側壁部と対向し、前記天板部から垂下する第2側壁部と、
    前記第1側壁部の下端部と前記第2側壁部の下端部との間に形成された下部コンクリートと、
    前記下部コンクリートよりも上方に位置し、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを支持すると共に、前記第1側壁部と前記第2側壁部との間隔を保持する支持部材と、
    を備え、
    前記下部コンクリートは、前記第1側壁部の内壁面の下辺側と、前記第2側壁部の内壁面の下辺側とに形成された複数の挿入孔に配置された複数の配筋と、前記配筋を覆うコンクリートとを含み、
    前記支持部材は、前記コンクリートを打設し、養生した後に、取り除くことが可能となる位置に配置される、機器枡。
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