JP2005226937A - 地熱熱交換パイプユニットの施工方法 - Google Patents

地熱熱交換パイプユニットの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】工期の短縮やコストの低減が容易な地熱熱交換パイプユニットの施工方法を提供する。
【解決手段】地表面GLから地中に構築される土留壁10は、ソイルセメント体11と、このソイルセメント体11内に同ソイルセメント体11の未硬化時に立て込まれるH鋼12を備えている。H鋼12が未硬化のソイルセメント体11に立て込まれる前に、地熱熱交換パイプユニット20はH鋼12に保持具30を用いて固定されていて、H鋼12が未硬化のソイルセメント体11に立て込まれるときに、地熱熱交換パイプユニット20はH鋼12と共に未硬化のソイルセメント体11に立て込まれる。土留壁10の構築工程完了時には地熱熱交換パイプユニット20がその端部開口21を地表面GLに向けて露出させた状態で土留壁10に埋設される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、地熱熱交換パイプユニットの施工方法、すなわち、内部を循環する媒体を介して地中から熱を吸収したり放出することが可能な地熱熱交換パイプユニットを地中に埋設するための施工方法に関する。
地熱熱交換パイプユニットを地中に埋設する場合、一般には、地表面から地中に所定の深さまで掘削機等にて掘削穴を設けて、この掘削穴に地熱熱交換パイプユニットを立て込んだ後に、掘削穴を埋め戻すようにしている。なお、出願人は、先行技術文献の調査を行っていないため、先行技術文献を知らない。
ところで、上記した従来の一般的な地熱熱交換パイプユニットの施工方法は、基礎工事等とは別個で単独に実施されるものであるため、それ自体の工期やコストが必要であり、工期の短縮やコストの低減は難しいものである。
本発明は、上記した実状に対処すべくなされたものであり、工期の短縮やコストの低減が容易な地熱熱交換パイプユニットの施工方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するために、本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法では、地表面から地中に地中構造体を構築する構築工程中に、内部を循環する媒体を介して地中から熱を吸収したり放出することが可能な地熱熱交換パイプユニットが設置され、前記地中構造体の構築工程完了時には、前記地熱熱交換パイプユニットが前記地中構造体に埋設されるようにした。
本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法によれば、地表面から地中に地中構造体を構築する構築工程中に、地熱熱交換パイプユニットを設置することで、地中構造体の構築と同時に地熱熱交換パイプユニットを地中に埋設することが可能であるため、従来の一般的な地熱熱交換パイプユニットの施工方法に比して、地熱熱交換パイプユニットの施工に要する工期の短縮やコストの低減が容易であり、地熱熱交換パイプユニットを短期間に低コストにて地中に埋設することが可能である。
また、本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法では、地熱熱交換パイプユニットが地中構造体に埋設された状態にて地中に埋設されるため、地熱熱交換パイプユニットが地中構造体の応力負担材としても機能して、地中構造体の強度を高めることが可能であるとともに、地熱熱交換パイプユニットが地中構造体によって保護されてその耐久性が向上する。
また、本発明の実施に際して、前記地熱熱交換パイプユニットはその端部開口が地表面に露出するように設置され、前記地中構造体の構築工程完了時には前記地熱熱交換パイプユニットがその端部開口を地表面に向けて露出させた状態で前記地中構造体に埋設されることも可能である。この場合には、地熱熱交換パイプユニットがその端部開口を地表面に向けて露出させた状態で地中構造体に埋設されるため、地中構造体の構築後に実施される地熱熱交換パイプユニットの接続作業を容易に実施することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記地中構造体がソイルセメント体とこのソイルセメント体内に同ソイルセメント体の未硬化時に立て込まれるH鋼を備えた土留壁である場合には、前記H鋼が未硬化の前記ソイルセメント体に立て込まれる前に、前記地熱熱交換パイプユニットは前記H鋼に固定されていて、前記H鋼が未硬化の前記ソイルセメント体に立て込まれるときに、前記地熱熱交換パイプユニットは前記H鋼と共に未硬化の前記ソイルセメント体に立て込まれることも可能である。この場合には、土留壁に使用されるH鋼の数に相当する数の地熱熱交換パイプユニットを地中に埋設することが可能であり、多数の地熱熱交換パイプユニットを容易かつ安価に施工することが可能である。なお、地熱熱交換パイプユニットは、土留壁に使用される全てのH鋼に固定する必要はない。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法の第1実施形態を示していて、この第1実施形態においては、地表面GLから地中に構築される地中構造体が土留壁10である。土留壁10は、公知の掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで構築される壁状のソイルセメント体11と、このソイルセメント体11内に同ソイルセメント体11の未硬化時に立て込まれる多数のH鋼12を備えている。なお、図1は、土留壁10が地表面GLから地中に構築された後に、同土留壁10の上部右側が掘削機にて地表面GLから所定量掘削されて、土留壁10の上部右側が露呈した状態を示している。
各H鋼12は、それ自体周知のものであって、所定の長さを有しており、その中央部には地熱熱交換パイプユニット20が保持具30を用いて固定されている。また、各H鋼12には、地熱熱交換パイプユニット20を取付けるための切欠12aが下端部に形成されるとともに、切欠12aから上端部までの間に各一対の保持具30を連結するための取付孔12b(図4参照)が適宜間隔にて形成されている。なお、下端が開放している切欠12aに代えて、パイプ挿通孔を設けて実施することも可能である。
各地熱熱交換パイプユニット20は、内部を循環する媒体を介して地中から熱を吸収したり放出することが可能なものであり、U字状に形成されていて、H鋼12が未硬化のソイルセメント体11に立て込まれる前に、H鋼12に保持具30を用いて固定されている。また、各地熱熱交換パイプユニット20は、H鋼12の下端部を除いてH鋼12の長手方向に沿って延在していて、その端部開口21を地表面GLに露出させた状態でソイルセメント体11に埋設されている。なお、各地熱熱交換パイプユニット20の端部開口21には、キャップ22(図1および図2の仮想線参照)が脱着可能に取付けられている。
各保持具30は、図4にて詳細に示したように、H鋼12に複数個のボルト41とナット42を用いて固定されるプレート31と、このプレート31に基端にて固着されてプレート31に対して略直交するように延びるアーム32と、このアーム32の先端に固着された固定クランプ33(アーム32と一体的に形成することも可能である)と、この固定クランプ33に回動可能に組付けられてボルト43とナット44を用いて固定されることにより地熱熱交換パイプユニット20を固定クランプ33とにより挟持する可動クランプ34によって構成されている。
なお、各保持具30のH鋼12および地熱熱交換パイプユニット20への組付順は適宜変更可能であり、各保持具30をH鋼12に予め組付けておいて、各保持具30に地熱熱交換パイプユニット20が組付けられるようにしてもよく、各保持具30を地熱熱交換パイプユニット20に予め組付けておいて、各保持具30がH鋼12に組付けられるようにしてもよい。
ところで、上記した構成の第1実施形態においては、土留壁10を構築する構築工程中、具体的には、ソイルセメント体11が公知の掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで構築されて、ソイルセメント体11が硬化する前に、地熱熱交換パイプユニット20がH鋼12と共にソイルセメント体11に立て込まれ、土留壁10の構築工程完了時には地熱熱交換パイプユニット20がその端部開口21を地表面GLに向けて露出させた状態で土留壁10に埋設される。なお、地熱熱交換パイプユニット20がH鋼12と共に未硬化のソイルセメント体11に立て込まれる際には、地熱熱交換パイプユニット20とH鋼12が支持体(図示省略)にて支持されて未硬化のソイルセメント体11に無用に沈下するのを防止される。
したがって、上記した地熱熱交換パイプユニット20の施工方法によれば、土留壁10を構築する構築工程中に、H鋼12と共に地熱熱交換パイプユニット20をその端部開口21が地表面GLに露出するように設置することで、土留壁10の構築と同時に地熱熱交換パイプユニット20を地中に埋設することが可能である。このため、従来の一般的な地熱熱交換パイプユニットの施工方法に比して、地熱熱交換パイプユニット20の施工に要する工期の短縮やコストの低減が容易であり、地熱熱交換パイプユニット20を短期間に低コストにて地中に埋設することが可能である。
また、上記した地熱熱交換パイプユニット20の施工方法によれば、地熱熱交換パイプユニット20が土留壁10に埋設された状態にて地中に埋設されるため、地熱熱交換パイプユニット20が土留壁10の応力負担材としても機能して、土留壁10の強度を高めることが可能であるとともに、地熱熱交換パイプユニット20が土留壁10によって保護されてその耐久性が向上する。
また、上記した地熱熱交換パイプユニット20の施工方法によれば、地熱熱交換パイプユニット20がその端部開口21を地表面GLに露出させた状態で土留壁10に埋設されるため、土留壁10の構築後に実施される地熱熱交換パイプユニット20の接続作業を容易に実施することが可能である。
また、上記した地熱熱交換パイプユニット20の施工方法によれば、H鋼12が未硬化のソイルセメント体11に立て込まれる前に、地熱熱交換パイプユニット20がH鋼12に固定されていて、H鋼12が未硬化のソイルセメント体11に立て込まれるときに、地熱熱交換パイプユニット20がH鋼12と共に未硬化のソイルセメント体11に立て込まれる。
このため、土留壁10に使用されるH鋼12の数に相当する数の地熱熱交換パイプユニット20を地中に埋設することが可能であり、多数の地熱熱交換パイプユニット20を容易かつ安価に施工することが可能である。なお、各地熱熱交換パイプユニット20は、キャップ22を外して各端部開口21を適宜接続した状態で、内部を媒体が循環するように構成されて使用され、冬季には地中から熱を吸収し夏季には地中に熱を放出して、地熱を有効に活用することが可能である。
上記した第1実施形態においては、地中に構築される地中構造体が図1〜図3に示した土留壁10である場合について説明したが、地中に構築される地中構造体が図5〜図7に示した第2実施形態の土留壁110または図8〜図10に示した第3実施形態の土留壁210である場合にも、本発明は上記した第1実施形態と同様に実施することが可能である。なお、第1〜第3の実施形態において、地熱熱交換パイプユニット20がH鋼の中央部より一側に偏移した位置に固定されるようにして実施することも可能である。
図5〜図7に示した第2実施形態の土留壁110は、公知の掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで構築される円柱状のソイルセメント体111Aおよび壁状のソイルセメント体111Bと、各円柱状ソイルセメント体111A内に同ソイルセメント体111Aの未硬化時に立て込まれる多数のH鋼112を備えていて、各H鋼112には、上記した第1実施形態と同様に、地熱熱交換パイプユニット20が保持具30を用いて固定されている。
なお、各H鋼112には、上記したH鋼12と同様に、下端部に切欠112aが形成されるとともに、保持具30のための取付孔(図示省略)が形成されている。また、この第2実施形態においては、特定のH鋼112にのみ地熱熱交換パイプユニット20が保持具30を用いて固定されている。その他の構成は、上記した第1実施形態と同じであるため、説明は省略する。また、この第2実施形態にて得られる作用効果は、上記した第1実施形態と同じであるため、説明は省略する。
図8〜図10に示した第3実施形態の土留壁210は、公知の掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで構築される多数の連続した円柱状ソイルセメント体からなる壁状のソイルセメント体211と、このソイルセメント体211内に同ソイルセメント体211の未硬化時に適宜間隔にて立て込まれる多数のH鋼212を備えていて、各H鋼212には、上記した第1実施形態と同様に、地熱熱交換パイプユニット20が保持具30を用いて固定されている。
なお、各H鋼212には、上記したH鋼12と同様に、下端部に切欠212aが形成されるとともに、保持具30のための取付孔(図示省略)が形成されている。また、この第3実施形態においては、特定のH鋼212にのみ地熱熱交換パイプユニット20が保持具30を用いて固定されている。その他の構成は、上記した第1実施形態と同じであるため、説明は省略する。また、この第3実施形態にて得られる作用効果は、上記した第1実施形態と同じであるため、説明は省略する。
また、上記した各実施形態においては、地中に構築される地中構造体が土留壁10、110または210である場合について説明したが、地中に構築される地中構造体が基礎構造体、具体的には、図11〜図13に示した第4実施形態の現場打鉄筋コンクリート杭310または図14〜図16に示した第5実施形態の柱状改良杭410である場合にも本発明は実施することが可能である。なお、土留壁10、110または210は、地中に5〜20m程度で構築され、現場打鉄筋コンクリート杭310は地中に5〜30m程度で構築され、柱状改良杭410は地中に5〜10m程度で構築される。
図11〜図13に示した第4実施形態の現場打鉄筋コンクリート杭310は、掘削機にて掘削した大径で円柱状の縦穴Aに構築された鉄筋かご311と、この鉄筋かご311が図11の一点鎖線で示したように埋まるように、トレミー管等を用いて打設されたコンクリート312を備えていて、鉄筋かご311には一対の地熱熱交換パイプユニット320が各固定具330を用いて固定されている。なお、図11は、現場打鉄筋コンクリート杭310が地表面GLから地中に構築された後に、地盤が掘削機にて地表面GLから所定量掘削されるとともに、打設されたコンクリート312の上端部が削り取られて鉄筋かご311と地熱熱交換パイプユニット320の上端部が露呈した状態、すなわち、現場打鉄筋コンクリート杭310の上に基礎が構築される前の状態を示している。
各地熱熱交換パイプユニット320は、内部を循環する媒体を介して地中から熱を吸収したり放出することが可能なものであり、U字状に形成されていて、コンクリート312が打設される前に、鉄筋かご311に固定具330を用いて固定されている。また、各地熱熱交換パイプユニット320は、鉄筋かご311の長手方向に沿って延在していて、その端部開口321を地表面GLに向けた状態でコンクリート312に埋設されている。なお、各地熱熱交換パイプユニット320の端部開口321には、キャップ322(図11の仮想線参照)が脱着可能に取付けられている。
各固定具330は、図13にて示したように、鉄筋かご311にプレート固定バンド331を用いて固定されるプレート332と、このプレート332に地熱熱交換パイプユニット320を固定するためのパイプ固定バンド333、ボルト334およびナット335によって構成されている。なお、各固定具330の鉄筋かご311および地熱熱交換パイプユニット320への組付順は適宜変更可能である。
ところで、上記した構成の第4実施形態においては、現場打鉄筋コンクリート杭310を構築する構築工程中、具体的には、鉄筋かご311が縦穴Aに構築されて、コンクリート312が打設される前に、地熱熱交換パイプユニット320が固定具330を用いて鉄筋かご311に固定されて、熱熱交換パイプユニット320の端部開口321が地表面GLに向けて露出可能に設置され、その後にコンクリート312が縦穴Aに打設される。
このため、図11に示した現場打鉄筋コンクリート杭310の構築工程完了時には、地熱熱交換パイプユニット320がその端部開口321を地表面GLに向けて露出させた状態で現場打鉄筋コンクリート杭310に埋設される。したがって、この第4実施形態の施工方法においても、上記した第1実施形態の施工方法と同様の作用効果が得られる。
図14〜図16に示した第5実施形態の柱状改良杭410は、公知の掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで構築される円柱状のソイルセメント体であり、この柱状改良杭410には地熱熱交換パイプユニット420が埋設されている。なお、図14は、柱状改良杭410が地表面GLから地中に構築された後に、地盤が掘削機にて地表面GLから所定量掘削されて、地熱熱交換パイプユニット420の上端部が露呈した状態、すなわち、柱状改良杭410の上に基礎が構築される前の状態を示している。
地熱熱交換パイプユニット420は、内部を循環する媒体を介して地中から熱を吸収したり放出することが可能なものであり、U字状に形成されていて、柱状改良杭410が未硬化であるときに柱状改良杭410に立て込まれている。また、地熱熱交換パイプユニット420は、上下方向にて所定間隔に設けた複数の形状保持具430にてその形状を保持されていて、その端部開口421を地表面GLに向けて露出させた状態で柱状改良杭410に埋設されている。なお、地熱熱交換パイプユニット420の端部開口421には、キャップ422(図14の仮想線参照)が脱着可能に取付けられている。
各形状保持具430は、地熱熱交換パイプユニット420が柱状改良杭410に立て込まれる前に、地熱熱交換パイプユニット420に組付けられていて、図16にて示したように、一対のU字ボルト431と同U字ボルト431に組付けられるナット432を用いて地熱熱交換パイプユニット420に固定される連結プレート433を備えている。
ところで、上記した構成の第5実施形態においては、柱状改良杭410を構築する構築工程中、具体的には、柱状改良杭410が公知の掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで構築されて、柱状改良杭410が硬化する前に、地熱熱交換パイプユニット420が各形状保持具430と共に柱状改良杭410に立て込まれ、柱状改良杭410の構築工程完了時には地熱熱交換パイプユニット420がその端部開口421を地表面GLに向けて露出させた状態で柱状改良杭410に埋設される。したがって、この第5実施形態の施工方法においても、上記した第1実施形態の施工方法と同様の作用効果が得られる。
上記した各実施形態においては、地熱熱交換パイプユニットがその端部開口を地表面に向けて露出させた状態で地中構造体(土留壁、現場打鉄筋コンクリート杭、柱状改良杭等)に埋設されるようにして実施したが、図17に示した第6実施形態のように、地熱熱交換パイプユニット20がその端部開口21をキャップ22にてカバーされた状態にて土留壁10(地中構造体)中に埋設されるようにし、土留壁10の構築後、すなわち、土留壁10の上部右側が掘削機にて地表面GLから所定量掘削された後に、キャップ22が掘り出されて地熱熱交換パイプユニット20がその端部開口21にて接続されるように実施することも可能である。
また、上記した各実施形態においては、地熱熱交換パイプユニットが単にU字状に形成されてシンプルな構造の場合について説明したが、地熱熱交換パイプユニットの形状・構造は適宜変更可能であり、例えば、地熱熱交換パイプユニットの下端部に熱交換を良好とするためのフィン等を一体的に形成したものであってもよい。
本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法の第1実施形態を概略的に示した縦断側面図である。 図1のL1−L1線に沿った断面図である。 図2のL2−L2線に沿った断面図である。 図1〜図3に示したH鋼と地熱熱交換パイプユニットと保持具の関係を拡大して示す横断平面図である。 本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法の第2実施形態を概略的に示した縦断側面図である。 図5のL3−L3線に沿った断面図である。 図6のL4−L4線に沿った断面図である。 本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法の第3実施形態を概略的に示した縦断側面図である。 図8のL5−L5線に沿った断面図である。 図9のL6−L6線に沿った断面図である。 本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法の第4実施形態を概略的に示した縦断側面図である。 図11のL7−L7線に沿った断面図である。 図12の部分拡大図である。 本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法の第5実施形態を概略的に示した縦断側面図である。 図14のL8−L8線に沿った断面図である。 図14および図15に示した地熱熱交換パイプユニットと形状保持具の関係を拡大して示す横断平面図である。 本発明による地熱熱交換パイプユニットの施工方法の第6実施形態を概略的に示した縦断側面図である。
符号の説明
10…土留壁(地中構造体)、11…ソイルセメント体、12…H鋼、20…地熱熱交換パイプユニット、21…端部開口、22…キャップ、30…保持具、GL…地表面

Claims (3)

  1. 地表面から地中に地中構造体を構築する構築工程中に、内部を循環する媒体を介して地中から熱を吸収したり放出することが可能な地熱熱交換パイプユニットが設置され、前記地中構造体の構築工程完了時には、前記地熱熱交換パイプユニットが前記地中構造体に埋設されることを特徴とする地熱熱交換パイプユニットの施工方法。
  2. 請求項1に記載の地熱熱交換パイプユニットの施工方法において、前記地熱熱交換パイプユニットはその端部開口が地表面に向けて露出するように設置され、前記地中構造体の構築工程完了時には前記地熱熱交換パイプユニットがその端部開口を地表面に露出させた状態で前記地中構造体に埋設されることを特徴とする地熱熱交換パイプユニットの施工方法。
  3. 請求項1または2に記載の地熱熱交換パイプユニットの施工方法において、前記地中構造体はソイルセメント体とこのソイルセメント体内に同ソイルセメント体の未硬化時に立て込まれるH鋼を備えた土留壁であり、前記H鋼が未硬化の前記ソイルセメント体に立て込まれる前に、前記地熱熱交換パイプユニットは前記H鋼に固定されていて、前記H鋼が未硬化の前記ソイルセメント体に立て込まれるときに、前記地熱熱交換パイプユニットは前記H鋼と共に未硬化の前記ソイルセメント体に立て込まれることを特徴とする地熱熱交換パイプユニットの施工方法。
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