JP6013842B2 - 経路計画装置 - Google Patents
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Description
パズル式駐車システム1は、経路計画装置10及び格納庫30の他、格納庫30への車両の入庫及び格納庫30からの車両の出庫の操作信号を入力する入力装置40及び経路計画装置で計画された経路で格納庫30を制御する制御装置20を備えている。
経路計画装置10は、図1に示すように、制御装置20から経路の計画を要求するリクエスト信号を入力すると、制御装置20から格納庫30のレイアウトデータを取得する取得部11と、レイアウトデータを利用して呼出パレット105の移動経路を探索する第1探索部12と、1セル幅通路108との位置関係を判定する通路判定部13と、パレット102の移動経路を探索する第2探索部14と、探索されたパレット102の移動経路に関する移動経路データを送信する送信部15と、レイアウトデータを記憶するレイアウトデータ記憶部16とを備えている。
図5に示すフローチャートを利用して、図4のフローチャートのステップS03において第1探索部12が呼出パレット105の移動経路を探索する処理の一例について説明する。まず、第1探索部12は、呼出パレット105が移動可能な隣接棚を全て選択する(S11)。
図6に示すフローチャートを利用して、図4のフローチャートのステップS04において通路判定部13が呼出パレット105の移動経路における1セル幅通路108の有無を判定する処理の一例について説明する。
続いて、図7に示すフローチャートを利用して、図4のフローチャートのステップS06において第2探索部14がパレット102の移動経路を探索する処理の一例について説明する。ここで、図4のフローチャートのステップS04で1セル幅通路108の先に複数の空棚が必要であると判定されたか否かによりパレットの移動経路の探索処理は異なる。したがって、1セル幅通路108の先に複数の空棚104が必要ないと判定された場合の移動経路の探索について図7(a)を用いて説明し、1セル幅通路108の先に複数の空棚104が必要であると判定された場合の移動経路の探索について図7(b)を用いて説明する。
図7(a)に示すように、まず、第2探索部14は、次移動位置に最も近い空棚104の隣接棚のうち、この空棚104に移動可能なパレット102が存在する隣接棚を全て選択する(S31)。
図7(b)に示すように、まず、第2探索部14は、空棚104にする必要がある複数の棚101を目的棚とする(S41)。具体的には、次移動位置と次移動位置以外の空棚104にする必要がある棚101が目的棚となり、図3の例では、1−cの棚、1−dの棚及び1−eの棚が目的棚となる。
2:目的棚1と空棚1、目的棚2と空棚3、目的棚3と空棚2 (2×3×3通り)
3:目的棚1と空棚2、目的棚2と空棚1、目的棚3と空棚3 (3×2×3通り)
4:目的棚1と空棚2、目的棚2と空棚3、目的棚3と空棚1 (3×3×2通り)
5:目的棚1と空棚3、目的棚2と空棚1、目的棚3と空棚2 (3×2×3通り)
6:目的棚1と空棚3、目的棚2と空棚2、目的棚3と空棚1 (3×3×2通り)
目的棚と空棚104の隣接棚の組合せを作成すると、第2探索部14は、各組合せについて、隣接棚から目的棚までのコストの合計をコストとして算出する(S43)。具体的には、第2探索部14は、コストt(n)に、組合せ毎に対応する隣接棚から目的棚までの距離(例えば、マンハッタン距離)の合計や隣接棚から目的棚までのパレット102の移動に要する時間の合計を利用する。
コスト1:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−1までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−1までのコスト」の合計、
コスト2:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−1までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−2までのコスト」の合計、
コスト3:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−1までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−3までのコスト」の合計、
コスト4:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−2までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−1までのコスト」の合計、
コスト5:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−2までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−2までのコスト」の合計、
コスト6:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−2までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−3までのコスト」の合計、
コスト7:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−3までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−1までのコスト」の合計、
コスト8:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−3までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−2までのコスト」の合計、
コスト9:「目的棚1から隣接棚1−1までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−3までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−3までのコスト」の合計、
コスト10:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−1までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−1までのコスト」の合計、
コスト11:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−1までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−2までのコスト」の合計、
コスト12:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−1までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−3までのコスト」の合計、
コスト13:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−2までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−1までのコスト」の合計、
コスト14:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−2までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−2までのコスト」の合計、
コスト15:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−2までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−3までのコスト」の合計、
コスト16:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−3までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−1までのコスト」の合計、
コスト17:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−3までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−2までのコスト」の合計、
コスト18:「目的棚1から隣接棚1−2までのコスト」、「目的棚2から隣接棚2−3までのコスト」及び「目的棚3から隣接棚3−3までのコスト」の合計、
の18通りのコストをそれぞれ求める。すなわち108通りの組合せの場合には、108通りコストを求める。
上述した実施形態に係る経路計画装置10において、第2探索部14では、1セル幅通路108の先に複数の空棚を配置する必要がある場合、図7(b)に示した方法でパレット102の移動経路を探索していた。これに対し、変形例1に係る経路計画装置10の第2探索部14では、図7(b)に示した方法に代えて、図8に示すようにパレット102の移動経路を探索してもよい。
また、上述した経路計画装置10においては、通路判定部13において呼出パレット105の次移動位置が1セル幅通路108の手前であるか否かを判定してパレット102の移動経路を探索していた。これに対し、図9に示すように、1セル幅通路108を境として格納空間100をリフト103を含む領域A(第1領域)とリフトを含まない領域B(第2領域)との2つの領域に分割し、各領域内における空棚の数を設定してもよい。
10…経路計画装置
11…取得部
12…第1探索部
13…通路判定部
14…第2探索部
15…送信部
16…レイアウトデータ記憶部
20…制御装置
30…格納庫
100…格納空間
101…棚
102…パレット
103…リフト
104…空棚
105…呼出パレット
106…壁
107…故障棚
108…1セル幅通路
40…入力装置
Claims (2)
- 格納物を載置可能なパレットが配置される棚とパレットが配置されない空棚とで構成される格納空間を有する格納庫と接続され、前記格納空間内でパレットの空棚へのスライド移動を制御するとともに、指定されたパレットである呼出パレットを入庫口又は出庫口であるバースまで移動させるパレットの移動経路を計画する経路計画装置であって、
入庫又は出庫のリクエストとともに、いずれかの棚に配置されるパレットが呼出パレットとして選択されると、前記格納庫のレイアウトに関するレイアウトデータを記憶部から読み出し、前記呼出パレットが現在存在する棚から、リクエストされた動作に利用される棚まで移動させる移動経路を探索する第1探索部と、
前記第1探索部で探索された移動経路において、前記呼出パレットが次に移動する棚の直前の棚が迂回不可能な1セル幅通路の直前であるか否かを判定し、前記移動経路に配置する空棚の数を決定する通路判定部と、
前記通路判定部で判定された数の棚を空棚にするとともに、前記呼出パレットが前記第1探索部で探索された移動経路で移動するために、前記格納空間におけるパレットの移動経路を探索する第2探索部と、
前記第1探索部及び前記第2探索部で探索された移動経路をパレットの移動を制御する制御装置に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする経路計画装置。 - 格納物を載置可能なパレットが配置される棚とパレットが配置されない空棚とで構成される格納空間を有する格納庫と接続され、前記格納空間内でパレットの空棚へのスライド移動を制御するとともに、指定されたパレットである呼出パレットを入庫口又は出庫口であるバースまで移動させるパレットの移動経路を計画する経路計画装置であって、
入庫又は出庫のリクエストとともに、いずれかの棚に配置されるパレットが呼出パレットとして選択されると、前記格納庫のレイアウトに関するレイアウトデータを記憶部から読み出し、前記呼出パレットが現在存在する棚から、リクエストされた動作に利用される棚まで移動させる移動経路を探索する第1探索部と、
1セル幅通路を境界として前記格納空間を分割したとき、前記リクエストで指定された棚を含む第1領域の空棚の数と、前記リクエストで指定された棚を含まない第2領域の空棚の数とを予め定め、前記呼出パレットを前記第1探索部で検索された移動経路を利用して前記呼出パレットを移動させたと仮定した場合、前記第1領域及び前記第2領域の空棚の数が所定値であるか否かを判定する通路判定部と、
前記通路判定部の判定結果に応じて前記第1領域及び前記第2領域の空棚の数が所定値になるように、前記呼出パレットが前記第1探索部で探索された移動経路で移動するために、前記格納空間におけるパレットの移動経路を探索する第2探索部と、
前記第1探索部及び前記第2探索部で探索された移動経路をパレットの移動を制御する制御装置に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする経路計画装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2012
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