JP6011348B2 - 空調装置用送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置に用いられ、少なくとも2つの通路に対して送風する空調装置用送風機に関する。
従来の車両用空調装置では、2つの通路の各上流部それぞれに、スクロール状のケーシング内に遠心ファンが設けられている。そして、各遠心ファンが回転軸線方向に所定の空間を隔てて配置されており、2つの遠心ファンは一つの電動モータにて一体に回転するようになっている。またケーシングには、2つの通路を形成するために、内部の空気通路を2つに仕切る平板の仕切壁が形成されている。このような従来の車両用空調装置では、一方の通路から他方の通路に空気が漏れる漏れ流れが発生するので、漏れ流れによってスクロールケース内の流れの乱れを招き、騒音悪化および送風効率が低下するという問題がある。
このような問題を解決する技術として、特許文献1,2には、二つのファン間のシール性を向上させるため、ラビリンス構造などを取り入れた構造が開示されている。しかしラビリンス構造は、製造的課題が多くコスト高となるという問題がある。またラビリンス構造では、完全に風漏れをとめることができず、漏れた流れが一方の通路に混入し、一方の通路のファンから噴出す主流が作り出す旋回流れと漏れ流れとが正面衝突し、不安定なスクロール内流れとなってしまい騒音悪化を招くという問題がある。
このような問題を解決する技術として、特許文献3には、一方の通路へ漏れてきた流れと一方のファンから噴出す流れとが直交するように衝突させる構造が開示されている。これによって漏れ流れによる衝突状態を一定とし、衝突におけるスクロール内の乱れた流れを比較的安定したものとし、低騒音化している。
特開平10−71828号公報 特開2001−213134号公報 特開2002−127729号公報
前述の特許文献3に記載の技術では、直交といえども積極的に漏れ流れを衝突させているので、乱れ流れ発生を抑制しているわけでない。したがって乱れ流れに起因して、騒音が発生し、送風効率が低下するという問題がある。さらに直交する漏れ流れによって、エアカーテンのような影響も出てくるため、送風効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、一方の通路から他方の通路への漏れ流れによる騒音および抵抗を低減することができる空調装置用送風機を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、第2ファンには、回転軸線方向における第1ファン側に位置する端部(15)に、径方向外方に突出する突出部(20)が設けられ、仕切壁には、突出部とは間隔をあけて、突出部を覆うように設けられるテーパ部(21)であって、径方向外方に向かうにつれて回転軸線方向において第2ファン側に向かうように傾斜し、第1空気通路から第2空気通路へ第1ファンによって送風された空気を案内するテーパ部(21)を有し、第1空気通路から第2空気通路に送風された空気は、テーパ部によって径方向外方に案内されることを特徴とする空調装置用送風機である。
このような本発明に従えば、第2ファンには、突出部が設けられる。突出部は、回転軸線方向における第2ファン側に位置する端部に、径方向外方に突出するように設けられる。また仕切壁には、突出部とは第1ファン側に間隔をあけて、突出部を覆うようにテーパ部が設けられる。テーパ部は、径方向外方に向かうにつれて、第1ファン側に向かうように傾斜している。第1ファンと第2ファンとは、1つのモータによって一体に駆動されるので、モータが駆動すると第1空気通路および第2空気通路の両方に送風されることになる。
送風された空気は、ケーシング内の内壁に衝突し、旋回する流れも発生する。第1空気通路では仕切壁にはテーパ部があり、テーパ部は傾斜している。したがってテーパ部が傾斜しているので、テーパ部が第1ファンによって発生する第1空気通路内の旋回流れの抵抗となることを抑制することができる。またテーパ部と突出部とを通過して、第1空気通路から第2空気通路に流れ込む漏れ流れは、テーパ部によって第2空気空気通路内にて径方向外方に案内される。これによって第2空気通路内にて第2ファンによる径方向外方への空気流れの抵抗となることを抑制することができる。したがって本発明の空調装置用送風機では、漏れ流れに起因する騒音および抵抗を低減することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の送風機11を示す断面図である。 図1の一部を拡大して示す断面図である。 図2の一部を拡大して示す断面図である。 傾斜角度αが45度の場合を示す模式図である。 傾斜角度αが20度の場合を示す模式図である。 傾斜角度αが70度の場合を示す模式図である。 傾斜角度αと騒音との関係の一例を示すグラフである。 第2実施形態の送風機11の一部を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図7を用いて説明する。車両用空調装置における室内ユニットは、車室内へ送風される車室内送風空気を送風する送風機ユニット10、および送風機ユニット10から送風された車室内送風空気の温度を調整する空調ユニット(図示せず)に大別される。室内ユニットは、エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルと、車室内最前部のインストルメントパネル(計器盤)との間の空間に配置されている。
図示しない空調ユニットの内部には、送風機ユニット10から送風された車室内送風空気が流れる空気通路が形成されている。そして、この空気通路内には、車室内送風空気を冷却する冷却用熱交換器、冷却用熱交換器にて冷却された冷風を再加熱する加熱用熱交換器および加熱用熱交換器で再加熱する冷風量を調整するエアミックスドアなどが配置される。
空調ユニット内で温度調整された車室内送風空気は、空調ユニットの空気流れ最下流部に形成された開口部およびダクトを介して車室内に設けられた吹出口から車室内へ送風される。
送風機ユニット10は、内気と外気とを切替導入する内外気切替装置(図示せず)と、内外気切替装置によって導入された内気および外気を空調ユニットに向けて送風する送風機11とを一体に構成してなるものである。図1の例では、内外気切替装置を上方側に配置し、送風機11を下方側に配置している。
送風機11は、共通する1つの送風機用モータ12を駆動源として、第1ファン13および第2ファン14の2つのファンを回転駆動させる遠心ファンである。送風機用モータ12は、その回転軸がモータ本体部の一方向(一端側)のみに突出する片軸モータである。図1の例では、送風機11の軸方向Y(回転軸の方向)が上下方向を向いている。
送風機用モータ12としては、直流モータおよび交流モータのいずれを採用してもよい。送風機用モータ12は、空調制御装置(図示せず)から出力される制御信号(制御電圧または制御周半数信号など)によって、その作動が制御される。
第1ファン13および第2ファン14は、遠心式多翼ファン(遠心式ファン)であり、その軸方向Y一端側から空気を吸い込む片吸いファンである。具体的には、第1ファン13および第2ファン14は、送風機用モータ12の回転軸周りに複数枚のブレードを一定間隔で環状に配置して構成されている。各ブレードは、円板状の主板15,16に一体に形成されている。したがって、第1ファン13および第2ファン14は、互いに同軸上に配置されている。第1ファン13は、上方から空気を吸い込み、第2ファン14は下方から空気を吸い込む。したがって第1ファン13の主板15は下方に位置し、第2ファン14の主板16は上方に位置する。換言すると、第1ファン13の回転軸線方向Yにおける第2ファン14側に位置する端部は、第1ファン13の主板15になる。同様に、第2ファン14の回転軸線方向Yにおける第1ファン13側に位置する端部は、第2ファン14の主板16になる。第1ファン13および第2ファン14を1つの遠心式ファンとして見ると、回転軸線方向Yの両側から空気を吸い込むファンとなる。
本実施形態では、送風機用モータ12が第2ファン14側に位置しているので、第2ファン14のファン内径を第1ファン13のファン内径より大きくしている。これによって第2ファン14側の吸入抵抗が第1ファン13側の吸入抵抗に比べて過度に大きくなることを防止している。
第1ファン13および第2ファン14は、それぞれ別々の第1スクロールケーシング17および第2スクロールケーシング(以下、それぞれ第1ケーシングおよび第2ケーシングということがある)18内に、回転可能に収納されている。
第1ケーシング17は、その内部に第1ファン13から吹き出された空気を通過させる渦巻き状の第1空気通路17aを形成するものである。具体的には、第1ケーシング17の外壁面は、回転軸に垂直な方向から見たとき、回転軸からの距離(スクロール半径)が第1ファン13の回転方向に向かって徐々に拡大する形状になっている。第1ケーシング17のうち、回転軸に垂直な壁面であって、送風機用モータ12から離れた側の壁面には、第1ファン13の内周側に空気を吸入させる円形状の第1吸入口17bが形成されている。また第1ケーシング17の空気通路の巻き終わり側には、空気を吹き出す第1吹出口(図示せず)が形成されている。
第2ケーシング18は、その内部に第2ファン14から吹き出された空気を通過させる第2空気通路18aを形成するもので、その基本的構成は、第1ケーシング17と同様である。したがって、第2ケーシング18にも、第1ケーシング17と同様の第2吸入口18bおよび第2吹出口(図示せず)が形成されている。第2ファン14は、第1ファン13よりも送風機用モータ12側に配置されており、第2吸入口18bは、下方側を向いて開口している。
また第1ファン13の主板15と第2ファン14の主板16とは、回転軸線方向Y(図1の上下方向)に所定の間隔があいて配置されている。また第1ケーシング17および第2ケーシング18の境界には、仕切壁19が形成されている。仕切壁19は、第1ファン13および第2ファン14の回転を妨げないように、第1ケーシング17と第2ケーシング18との境界から各ファンの径方向内方X2に向かって直線的に延びるように形成されている。仕切壁19によって、第1空気通路17aと第2空気通路18aとを仕切り、第1ファン13から吹き出した空気と第2ファン14から吹き出した空気とが混合することを防止している。
第2ファン14には、図2に示すように、回転軸線方向Yにおける第1ファン13側に位置する端部に、径方向外方X1に突出する突出部20が設けられる。換言すると、突出部20は、第2ファン14の回転軸線方向上方Y1に位置する。突出部20は、主板16に一体に設けられる。換言すると、第2ファン14において、各ブレードの回転軸線方向上方Y1の端部には、ブレードから径方向外方X1に突出する突出部20が設けられる。したがって全体でみると、突出部20は環状に設けられている。
仕切壁19には、図2に示すように、回転軸線方向Yにおいて突出部20とは第1ファン13側に間隔をあけて、突出部20を覆うように設けられるテーパ部21が設けられる。テーパ部21は、第2ケーシング18の内壁から第2ファン14を見ると、仕切壁19の先端に設けられる。換言すると、テーパ部21は、仕切壁19の径方向内方X2の端部に設けられる。テーパ部21は、径方向外方X1(図2の左方)に向かうにつれて、回転軸線方向下方Y2(図2の下方)に向かうように傾斜する部分を有する。テーパ部21と突出部20とによって、漏れ通路22が形成される。漏れ通路22は、第1空気通路17aから漏れた空気を第2空気通路18aに案内する。
テーパ部21の径方向Xの寸法は、突出部20の突出寸法よりも大きくなるように形成される。テーパ部21の先端は、第1ファン13の主板15よりも回転軸線方向下方Y2(第2ファン14側)に位置する。テーパ部21の先端とは、テーパ部21の径方向内方X2(図2の右方)に位置する端部である。また突出部20とテーパ部21との回転軸線方向Yにおける間隔Laは、図3に示すように、第1ファン13の主板15と第2ファン14の主板16との回転軸線方向Yにおける間隔Lb以下となるように設定される(La≦Lb)。換言すると、漏れ通路22の幅Laは、各ファン13,14の間隔Lb以下となるように設定される。これによって、第1ファン13から送風された空気が、直接、漏れ通路22に流入することを防止することができる。
次に、各空気通路17a,18a内の空気流れについて、図2を用いて説明する。図2にに示す矢印は、図2に示す断面における流れの方向を示している。実際は、図2の紙面奥側にも空気は流れている。したがって各空気通路17a,18aでは、空気は図2における断面にて旋回しながら周方向に流れている。図2に示すように、第1空気通路17a内および第2空気通路18a内では、各ファン13,14からの送風によって時計回りおよび反時計回りの旋回流がそれぞれ形成される。そして図2の紙面奧側に向けて、各空気通路17a,18aから下流側に送風される。テーパ部21は、第1空気通路17a内で下方に位置する反時計回りの旋回流を案内する方向に傾斜している。したがってテーパ部21を設けることによって、第1空気通路17a内での下方側の旋回流を乱れさせることを抑制することができる。
またテーパ部21と突出部20との間を通過した漏れ流れは、第2空気通路18a内に流入する。そして流入した漏れ流れは、第2空気通路18a内の上方側に位置する時計回りの旋回流を形成する第2ファン14からの吐出流れに合流する。したがって漏れ流れによって、第2空気通路18a内における旋回流が乱れることを抑制している。
次に、テーパ部21の傾斜角度に関して、図4〜図7を用いて説明する。テーパ部21の径方向Xに対する傾斜角度は、最も好ましい角度は45度(図4参照)である。図7に示すように、傾斜角度が45度から小さくなるにつれて、騒音が大きくなっている。傾斜角度が小さくなると、漏れ通路22が漏れ流れを案内する効果が小さくなり、漏れ流れの流量が一定でなくばらつきが生じる。漏れ流れがばらつくと、第2空気通路18aにおける流れに変動を与えるので、騒音が大きくなるからである。
また傾斜角度が45度から大きくなるにつれても、騒音が大きくなっている。傾斜角度が大きくなると、第1空気通路17aでテーパ部21が抵抗となり、第1空気通路17a内での旋回流を悪化させることになる。また第2空気通路18a内おいても、漏れ流れが第2空気通路18aに進入する進入角度が大きくなるので、漏れ流れが第2空気通路18a内の旋回流に衝突しやすくなる。この結果、傾斜角度が45度から大きくなると騒音が大きくなる。傾斜角度が20度(図5参照)以上70度(図6参照)以下であると、傾斜角度が90度のときの騒音レベルの半分以下に抑えることができる。したがってテーパ部21の傾斜角度は、図7に示すように、20度以上70度以下であることが好ましく、最も好ましい角度は45度である。また送風効率の実験結果によると、ファンの送風効率は、傾斜角度が90度の場合に比べて、傾斜角度が45度の場合の方が、0.5Pt(0.5%)向上している。したがって傾斜角度が45度の方が、送風抵抗が減少していることがわかる。
以上説明したように本実施形態の送風機11では、仕切壁19にはテーパ部21があり、テーパ部21は傾斜しているので、第1ファン13によって発生する第1ケーシング17内の旋回流れの抵抗となることを抑制することができる。またテーパ部21と突出部20とを通過して、第1ファン13から第2ファン14側に流れ込む漏れ流れは、テーパ部21によって径方向外方X1に案内される。これによって第2ファン14による径方向外方X1への空気流れの抵抗となることを抑制することができる。したがって本実施形態の送風機11では、図7に示すように、漏れ流れに起因する騒音および抵抗を低減することができる。換言すると、テーパ部21と突出部20とによって、漏れ流れが流入された側の主流との干渉や衝突を極力低減させることができ、低騒音・高効率化することができる。
また本実施形態では、テーパ部21は、回転軸線方向Yにおいて、第2ファン14に設けられる突出部20とは第1ファン13側に間隔をあけて位置するように設けられる。したがってテーパ部21は、径方向Xにおいて第1ファン13と第2ファン14との間に重なるような位置関係となる。これによって第1ファン13と径方向Xに重なる重なり度合いを小さくすることができるので、第1ファン13から直接、漏れ通路22に流れ込む空気量を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図8を用いて説明する。本実施形態では、突出部20Aの先端30の形状に特徴を有する。突出部20Aの先端30は、図8に示すように、径方向外方X1に向かうにつれて、第2ファン14側に向かうように傾斜している。換言すると、突出部20Aの先端30は、テーパ部21と同じ傾斜方向に傾斜している。また突出部20Aの先端30の傾斜角度は、好ましくは20度以上70度以下であり、さらに好ましくはテーパ部21と同じ傾斜角度である。これによって突出部20Aの先端30が、漏れ流れの通風抵抗となることを抑制することができ、騒音の発生および効率低下をさらに抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、2つのファンを有する構成であったが、2つに限るものではなく3つ以上であってもよい。たとえば他の実施形態の送風機として、内外気2層タイプの車両用空調装置において、少なくとも2つのファンを有し、この2つのファンを仕切る仕切壁19を有し、少なくとも2つのファンは、上下に配列され、ファンの少なくとも一方の端部に突出部20を有し、この突出部20を覆うように仕切壁19はテーパを有するテーパ部21を有する構成であればよい。
また前述の第1実施形態では、テーパ部21は、突出部20Aとは第1ファン13側に間隔をあけて位置しているが、第2ファン14側に間隔をあける構成であってもよい。これによって第2ファン14からの漏れ流れが第1空気通路17aに流れ込む構成になる。
また前述の第1実施形態では、突出部20は第2ファン14に設けられているが、第1ファン13に設けてもよい。したがって第1実施形態とは上下対称となるように、突出部20およびテーパ部21を設けてもよい。
また前述の第1実施形態では、送風機11は、車両用空調装置に用いられる車両用空調装置用送風機であったが、車両用に限るものではなく、他の空調装置用の送風機に用いてもよい。
11…送風機(遠心式ファン) 12…送風機用モータ(モータ)
13…第1ファン 14…第2ファン 15…第1ファンの主板
16…第2ファンの主板 17…第1ケーシング 17a…第1空気通路
18…第2ケーシング 18a…第2空気通路 19…仕切壁
20…突出部 21…テーパ部 22…漏れ通路
30…突出部の先端

Claims (5)

  1. 内部に空気通路(17a,18a)を形成するケーシング(17,18)と、
    前記ケーシング内に収納され、回転軸線方向の両側から空気を吸い込む遠心式ファン(11)と、
    前記ケーシング内を前記遠心式ファンの回転軸線方向において、第1空気通路(17a)と第2空気通路(18a)との2つの通路に仕切る仕切壁(19)と、を含み、
    前記遠心式ファンは、複数のファンとして、少なくとも前記第1空気通路に配置された第1ファン(13)と前記第2空気通路に配置された第2ファン(14)と、を含み、
    前記第1ファンおよび前記第2ファンは、1つのモータ(12)によって一体に駆動されるように構成され、
    前記第2ファンには、前記回転軸線方向における前記第1ファン側に位置する端部(15)に、径方向外方に突出する突出部(20)が設けられ、
    前記仕切壁には、前記突出部とは間隔をあけて、前記突出部を覆うように設けられるテーパ部(21)であって、前記径方向外方に向かうにつれて前記回転軸線方向において前記第2ファン側に向かうように傾斜し、前記第1空気通路から前記第2空気通路へ前記第1ファンによって送風された空気を案内するテーパ部(21)を有し、
    前記第1空気通路から前記第2空気通路に送風された空気は、前記テーパ部によって前記径方向外方に案内されることを特徴とする空調装置用送風機。
  2. 前記テーパ部は、前記回転軸線方向において、前記突出部とは前記第1ファン側に間隔をあけて位置するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の空調装置用送風機。
  3. 前記突出部の先端(30)は、前記径方向外方に向かうにつれて、前記回転軸線方向において前記第2ファン側に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の空調装置用送風機。
  4. 前記テーパ部は、前記突出部とは前記第1ファン側に間隔をあけて位置し、
    前記テーパ部の前記径方向内方に位置する端部は、前記第1ファンの回転軸線方向における前記第2ファン側に位置する端部よりも、前記第2ファン側に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の空調装置用送風機。
  5. 前記テーパ部の径方向に対する傾斜角度は、20度以上70度以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の空調装置用送風機。
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