JP6010449B2 - 突起部用塗布ブラシ及び突起部塗布方法 - Google Patents
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また、本発明の実施形態に係る突起部用塗布ブラシは、ブラシと回転軸とを有する。前記ブラシは、ボルト及び前記ボルトに締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象の、少なくとも前記ボルトの頭を中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材を塗布する。前記回転軸は、前記ブラシを回転させる。また、前記ブラシは、前記ボルトの頭との干渉を避けるための空隙部分の周囲に、前記ブラシを回転させた場合に前記アニュラス形状の範囲をカバーし、かつ前記ボルトの頭とオーバーラップするように複数の毛を植毛して構成される。また、前記ブラシに、前記ボルトの頭に隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、前記回転軸に垂直な方向への前記ブラシの位置ずれを防止するプレートで形成された第1のガイドと、前記塗布対象に接触することによって、前記塗布対象に押し付けられる前記複数の毛の長さを均一にし、前記塗布対象に接する平坦な部分を有するプレートで形成された第2のガイドとを設けた。
また、本発明の実施形態に係る突起部塗布方法は、前記突起部用塗布ブラシに植毛された前記複数の毛に塗布材を付着させるステップと、前記突起部用塗布ブラシの前記空隙部分に前記ボルトの頭又は前記ナットを挿入させて前記複数の毛の少なくとも一部を前記塗布対象に接触させるステップと、前記突起部用塗布ブラシを回転させることによって前記塗布材が塗布された前記塗布対象を製造するステップとを有する。
図1は本発明の実施形態に係るボルト頭用塗布ブラシの斜視図、図2は図1に示すボルト頭用塗布ブラシの正面図、図3は図1に示すボルト頭用塗布ブラシの下面図、図4は図1に示すボルト頭用塗布ブラシの側面図、図5は図1に示すボルト頭用塗布ブラシを下方から見た斜視図である。
次にボルト頭用塗布ブラシ1及びナット用塗布ブラシ20を用いたシーラントの塗布方法について説明する。
このため、突起部用塗布ブラシによれば、ユーザの熟練度を要することなく、仕様通りの塗布領域Aに塗布材を塗布することができる。すなわち、ボルト2やナット2B等の突起部を基準に定められる所定の範囲を、シーラント等の塗布材料で仕様に従って適切かつ容易に塗布することができる。特にシーラントを塗布する場合であれば、ムラや塗り残しの発生を回避し、良好な密着性を得ることができる。
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
2 ボルト
2A 頭
2B ナット
4 機体
4A 部品
5 回転軸
6 ブラシ
7 空隙部分
8 毛
9 プレート
10 回転体
11 位置決めプレート
11A 凹部
11B 平坦な部分
12 シャフト
13 止めネジ
20 ナット用塗布ブラシ
21 ブラシ
22 回転軸
23 空隙部分
24A、24B 毛
25 プレート
26 回転体
26A 凹部
27 位置決めプレート
27A 平坦な部分
28 シャフト
29 止めネジ
A 塗布領域
Claims (14)
- ボルト及び前記ボルトに締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象の、少なくとも前記ナットを中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材を塗布するためのブラシと、
前記ブラシを回転させるための回転軸とを有し、
前記ブラシは、前記ナットとの干渉を避けるための空隙部分の周囲に、前記ブラシを回転させた場合に前記アニュラス形状の範囲をカバーするように複数の毛を植毛し、かつ前記ナットに接触させて前記塗布材を塗布するための複数の毛を植毛して構成され、
前記ブラシに、
前記ナットに隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、前記回転軸に垂直な方向への前記ブラシの位置ずれを防止するプレートで形成された第1のガイドと、
前記塗布対象に接触することによって、前記塗布対象に押し付けられる前記複数の毛の長さを均一にし、前記塗布対象に接する平坦な部分を有するプレートで形成された第2のガイドと、
を設けた突起部用塗布ブラシ。 - ボルト及び前記ボルトに締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象の、少なくとも前記ボルトの頭を中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材を塗布するためのブラシと、
前記ブラシを回転させるための回転軸とを有し、
前記ブラシは、前記ボルトの頭との干渉を避けるための空隙部分の周囲に、前記ブラシを回転させた場合に前記アニュラス形状の範囲をカバーし、かつ前記ボルトの頭とオーバーラップするように複数の毛を植毛して構成され、
前記ブラシに、
前記ボルトの頭に隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、前記回転軸に垂直な方向への前記ブラシの位置ずれを防止するプレートで形成された第1のガイドと、
前記塗布対象に接触することによって、前記塗布対象に押し付けられる前記複数の毛の長さを均一にし、前記塗布対象に接する平坦な部分を有するプレートで形成された第2のガイドと、
を設けた突起部用塗布ブラシ。 - 前記第1のガイドは、
第1の凹部が形成された第1のプレートと、
前記第1の凹部に対向する第2の凹部が形成された第2のプレートと、
を有し、
前記第1の凹部及び前記第2の凹部は、前記ナットに隙間嵌めにより回転可能に嵌合するように円筒内面の一部の形状を有する請求項1記載の突起部用塗布ブラシ。 - 前記ブラシに、前記ナットを塗布するための前記複数の毛の長さ方向を、前記ボルトの長さ方向に垂直な面に対して4度以上6度以下の角度で傾斜させた請求項1又は3記載の突起部用塗布ブラシ。
- 前記ブラシに、前記ナットを塗布するための前記複数の毛を、前記回転軸の軸に線対称となるように互いに異なる複数の向きで植毛することによって、前記ブラシの芯出しを行うことができるように構成した請求項4記載の突起部用塗布ブラシ。
- 前記第1のガイドは、
第1の凹部が形成された第1のプレートと、
前記第1の凹部に対向する第2の凹部が形成された第2のプレートと、
を有し、
前記第1の凹部及び前記第2の凹部は、前記ボルトの頭に隙間嵌めにより回転可能に嵌合するように円筒内面の一部の形状を有する請求項2記載の突起部用塗布ブラシ。 - 前記ブラシは、前記ボルトの頭が挿入される部分に、前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の長さよりも短い複数の毛であって、前記ボルトの頭に塗布材を塗布するための複数の毛を更に植毛して構成され、
前記第2のガイドを形成する前記プレートの前記平坦な部分が、前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の先端と、前記ボルトの頭に前記塗布材を塗布するための前記複数の毛の先端との間に配置されるようにした請求項2又は6記載の突起部用塗布ブラシ。 - 前記ブラシは、前記第1のガイドを形成する前記プレート以外のプレートであって前記第2のガイドを形成する前記プレート以外のプレートに、前記ブラシを回転させた場合に少なくとも前記アニュラス形状の範囲をカバーするように複数の毛を植毛して構成される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
- 前記第2のガイドは、前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛を前記回転軸の軸方向に1mm以上2mm以下の範囲の長さで突出させるように構成される請求項1乃至8のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
- 前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の長さを14mm以上16mm以下にした請求項9記載の突起部用塗布ブラシ。
- 前記塗布材の塗布領域となる前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の植毛領域を回転させた場合における軌跡として得られるアニュラス形状の範囲の外径を、前記塗布材の塗布領域となる前記アニュラス形状の範囲の外径よりも1mmから2mm長くなるようにした請求項1乃至10のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
- 前記第2のガイドは、前記塗布材の塗布領域となる前記アニュラス形状の範囲の外径を直径とする円よりも内側において前記塗布対象と接触するようにした請求項1乃至11のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
- 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシに植毛された前記複数の毛に塗布材を付着させるステップと、
前記突起部用塗布ブラシの前記空隙部分に前記ボルトの頭又は前記ナットを挿入させて前記複数の毛の少なくとも一部を前記塗布対象に接触させるステップと、
前記突起部用塗布ブラシを回転させることによって前記塗布材が塗布された前記塗布対象を製造するステップと、
を有する突起部塗布方法。 - 前記突起部用塗布ブラシの回転方向を反転させるステップを更に有する請求項13記載の突起部塗布方法。
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JP2012276778A JP6010449B2 (ja) | 2012-12-19 | 2012-12-19 | 突起部用塗布ブラシ及び突起部塗布方法 |
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ID=51173028
Family Applications (1)
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