JP6010449B2 - 突起部用塗布ブラシ及び突起部塗布方法 - Google Patents

突起部用塗布ブラシ及び突起部塗布方法 Download PDF

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本発明の実施形態は、突起部用塗布ブラシ及び突起部塗布方法に関する。
従来、航空機の燃料タンク等の部品同士を結合するボルトの頭側及びナット側の所定の範囲には、シーラントが塗布される。シーラントは硬化するまでの時間が短いため、シーラントを塗布する作業は短時間で行うことが必要である。
一方、ボルトやナット自体を塗装するための様々な塗装用具が提案されている。具体例として、ナットを締めつけたボルトを手際よく塗装できるように、刷毛を円筒状の容器に一体化した塗装用具が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4参照)。
特開2006−102725号公報 特開2004−16305号公報 実公平6−14834号公報 特開2001−46150号公報
航空機の部品を結合するためのボルトの数は非常に多く、かつボルトを含む部品へのシーラントの塗布条件には様々な条件がある。すなわち、ボルトの種類等に応じてシーラントを塗布すべき範囲が設計仕様として定められている。具体的には、ボルトの頭及びナットを中心とする所定の大きさの円形の範囲内にシーラントを塗布しなければならない。
従って、従来、シーラントを塗布する作業は筆による手作業となっている。しかも、シーラントの塗布は、熟練を要する作業となっている。特に、設計仕様で定められた正確な範囲にシーラントを塗布する技能に加え、ボルトの頭やナット等の立体的な部分にシーラントを均一に塗布する技能が要求される。これらの技能が不十分であると、シーラント溜まり等の塗布ムラやシーラントの硬化後における剥がれ等の不具合が発生する恐れがある。そのような場合、品質要求を満足するために、修理作業が発生する場合もある。
このような問題は、ボルト及びナットへのシーラントの塗布作業に限らず、突起部に対するプライマや塗料等の塗布材料の塗布作業においても同様である。
そこで、本発明は、ボルトやナット等の突起部を基準に定められる所定の範囲を、シーラント等の塗布材料で仕様に従って適切かつ容易に塗布できるようにすることを目的とする。
本発明の実施形態に係る突起部用塗布ブラシは、ブラシと回転軸とを有する。前記ブラシは、ボルト及び前記ボルトに締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象の、少なくとも前記ナットを中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材を塗布する。前記回転軸は、前記ブラシを回転させる。また、前記ブラシは、前記ナットとの干渉を避けるための空隙部分の周囲に、前記ブラシを回転させた場合に前記アニュラス形状の範囲をカバーするように複数の毛を植毛し、かつ前記ナットに接触させて前記塗布材を塗布するための複数の毛を植毛して構成される。また、前記ブラシに、前記ナットに隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、前記回転軸に垂直な方向への前記ブラシの位置ずれを防止するプレートで形成された第1のガイドと、前記塗布対象に接触することによって、前記塗布対象に押し付けられる前記複数の毛の長さを均一にし、前記塗布対象に接する平坦な部分を有するプレートで形成された第2のガイドとを設けた。
また、本発明の実施形態に係る突起部用塗布ブラシは、ブラシと回転軸とを有する。前記ブラシは、ボルト及び前記ボルトに締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象の、少なくとも前記ボルトの頭を中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材を塗布する。前記回転軸は、前記ブラシを回転させる。また、前記ブラシは、前記ボルトの頭との干渉を避けるための空隙部分の周囲に、前記ブラシを回転させた場合に前記アニュラス形状の範囲をカバーし、かつ前記ボルトの頭とオーバーラップするように複数の毛を植毛して構成される。また、前記ブラシに、前記ボルトの頭に隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、前記回転軸に垂直な方向への前記ブラシの位置ずれを防止するプレートで形成された第1のガイドと、前記塗布対象に接触することによって、前記塗布対象に押し付けられる前記複数の毛の長さを均一にし、前記塗布対象に接する平坦な部分を有するプレートで形成された第2のガイドとを設けた。
また、本発明の実施形態に係る突起部塗布方法は、前記突起部用塗布ブラシに植毛された前記複数の毛に塗布材を付着させるステップと、前記突起部用塗布ブラシの前記空隙部分に前記ボルトの頭又は前記ナットを挿入させて前記複数の毛の少なくとも一部を前記塗布対象に接触させるステップと、前記突起部用塗布ブラシを回転させることによって前記塗布材が塗布された前記塗布対象を製造するステップとを有する。
本発明の実施形態に係る突起部用塗布ブラシ及び突起部塗布方法によれば、ボルトやナット等の突起部を基準に定められる所定の範囲を、シーラント等の塗布材料で仕様に従って適切かつ容易に塗布することができる。
本発明の実施形態に係るボルト頭用塗布ブラシの斜視図。 図1に示すボルト頭用塗布ブラシの正面図。 図1に示すボルト頭用塗布ブラシの下面図。 図1に示すボルト頭用塗布ブラシの側面図。 図1に示すボルト頭用塗布ブラシを下方から見た斜視図。 本発明の実施形態に係るナット用塗布ブラシの構成を示す斜視図。 図6に示すナット用塗布ブラシの正面図。 図6に示す縦ブラシを外した状態におけるナット用塗布ブラシの下面図。 図6に示すナット用塗布ブラシの側面図。 図6に示す縦ブラシを外した状態におけるナット用塗布ブラシを下方から見た斜視図。 図1に示す縦ブラシをブラシ側から見た図。 図1に示すボルト頭用塗布ブラシを用いたシーラントの塗布方法を説明する図。 図6に示すナット用塗布ブラシを用いたシーラントの塗布方法を説明する図。
本発明の実施形態に係る突起部用塗布ブラシ及び突起部塗布方法について添付図面を参照して説明する。
(構成および機能)
図1は本発明の実施形態に係るボルト頭用塗布ブラシの斜視図、図2は図1に示すボルト頭用塗布ブラシの正面図、図3は図1に示すボルト頭用塗布ブラシの下面図、図4は図1に示すボルト頭用塗布ブラシの側面図、図5は図1に示すボルト頭用塗布ブラシを下方から見た斜視図である。
ボルト頭用塗布ブラシ1は、ボルト2及びボルト2に締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象に塗布材を塗布するための器具である。以下、塗布対象としての航空機の機体4にシーラントを塗布する場合を例に説明する。尚、塗料やプライマ等の塗布材についても同様に塗布対象に塗布することができる。
航空機の機体4では、ボルト2及びナットが締付けられた部品4Aがシーラントの塗布領域Aとなる。具体的には、ボルト2の頭2A及びナットを中心とする円の内側がシーラントの塗布領域Aとして定められる。従って、シーラントの塗布領域Aは、ボルト頭2A側であれば、ボルト頭2A自体及びボルト2が締付けられた部品4Aのボルト2を中心とする円環(アニュラス)形状の範囲となる。アニュラス形状の範囲は、ドーナツ状又はトーラス面と表現することもできる。一方、ナット側であれば、ナット自体及びナットが締付けられた部品4Aのボルト2を中心とするアニュラス形状の範囲が、シーラントの塗布領域Aとなる。また、ボルト2が締付けられる部分が平面であれば、アニュラス形状の範囲も平面となり、ボルト2が締付けられる部分が曲面であれば、アニュラス形状の範囲も曲面となる。
ボルト頭用塗布ブラシ1は、ボルト頭2A側から機体4にシーラントを塗布するためのツールである。具体的には、ボルト頭用塗布ブラシ1は、回転軸5にブラシ6を取り付けることによって構成される。すなわち、回転軸5を回転させることによってブラシ6を回転させることができる。図示された例では、回転軸5として、エア式ハンドドリル等のハンドツールや工作機械のヘッドに着脱できるよう六角の回転軸5が用いられている。
ブラシ6は、塗布対象である機体4に塗布材としてのシーラントをボルト頭2A側から塗布するための本体部分である。従って、ブラシ6は、少なくともボルト2の頭2Aを中心とするアニュラス形状の範囲にシーラントを塗布できるように構成される。具体的には、ブラシ6は、ボルト2の頭2Aとの干渉を避けるための空隙部分7の周囲に、ブラシ6を回転させた場合にアニュラス形状の範囲をカバーするように複数の毛8を植毛して構成される。
図示された例では、複数の毛8を植毛した矩形のプレート9を箱型の回転体10に嵌合することによってブラシ6が構成されている。このため、ブラシ6の毛8の部分を容易に交換することができる。これにより、シーラントの塗布作業後にシーラントが毛8に付着して残った場合であっても、速やかに毛8の部分を交換してボルト頭用塗布ブラシ1を再使用することができる。すなわち、ブラシ6に毛8を取り付けた状態での清掃作業の手間を回避することができる。
ブラシ6を構成する複数の毛8の植毛パターンは、クロスステッチ状(千鳥状)にすることが好適である。複数の毛8をクロスステッチ状にプレート9に植毛することによって、毛8の隙間をできるだけ減らし、かつ均一にすることができる。これにより、シーラントの塗布ムラの発生を防止し、シーラントをより均一に塗布することができる。
ブラシ6を構成する毛8の材質としては、天然素材又は人工素材で非金属の剛毛が適している。特に、豚毛及び馬毛がブラシ6用の毛8に適している。尚、図3において、直線上に並べた毛8の間隔P1を3.2mm、直線上に配置された複数の毛8の配置ライン間の間隔P2を2.5mmとし、直径が2mmの豚毛を用いて実際にクロスステッチ状のブラシ6を製作した。すなわち、3.2mmの間隔で直線上に並べた直径が2mmの豚毛を、互い違いに2.5mmの間隔で複数列植毛したクロスステッチ状のブラシ6を製作した。
ブラシ6の回転によって機体4のアニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するためには、ブラシ6を回転させた場合に植毛領域の軌跡となるアニュラス形状の範囲の外径Dを、少なくともシーラントの塗布領域Aの外径以上とする必要がある。好適には、ブラシ6の植毛領域の中心軸からの最大距離が、仕様として定められるシーラントの塗布領域Aの半径よりも0.5mmから1mm程度長くなるように植毛領域が決定される。換言すれば、ブラシ6の植毛領域を回転させた場合における軌跡として得られるアニュラス形状の範囲の外径Dを、シーラントの塗布領域Aとなるアニュラス形状の範囲の外径よりも1mmから2mm長くすることが望ましい。
このように、シーラントの塗布領域Aよりも植毛領域の軌跡となる領域のサイズを大きくすることによって、ブラシ6を回転させることによって毛8が撓み、毛8が機体4から離れたとしても、仕様通りの塗布領域Aにシーラントを塗布することができる。
また、上述したように、ブラシ6には、ボルト2の頭2Aとの干渉を避けるための空隙部分7が設けられる。従って、ボルト2の頭2Aを挿入できるように、植毛領域又は毛8の長さが決定される。例えば、ブラシ6の回転軸5中心を中心とし、かつボルト2の頭2Aの直径以上の直径を有する円形の範囲には、毛8を植毛しないようにすることができる。すなわち、ボルト2の頭2Aを挿入する部分を植毛領域から除外することができる。
但し、図示されるように、ボルト2の頭2Aが挿入される部分にも、相対的に他の部分よりも長さが短い毛8を植毛すれば、ブラシ6の回転によってボルト2の頭2Aにもシーラントを塗布することができる。その場合には、ボルト2が取り付けられた機体4のアニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するための毛8を接触させた場合に、ボルト2の頭2Aにシーラントを塗布するための毛8がボルト2の頭2Aに接触するように、毛8の長さを決定することが重要である。
毛8の長さが短くなると毛8の可撓性が低下し、シーラントを塗布するためにブラシ6に与えるべき負荷が大きくなる。また、毛8の長さが短くなる程、ブラシ6に含浸させることが可能なシーラントの量が減少する。逆に、毛8の長さが長すぎると、シーラントが過剰に毛8に含浸されたり、毛8が過剰に撓る恐れがある。
このような理由から機体4のアニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するための毛8の長さL1は、14mm以上16mm以下とすることが適切である。特に、アニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するための毛8の長さL1を15mmにすることがより好適である。すなわち、14mm以上16mm以下、特に15mmの長さL1の毛8を植毛することによって、適切な撓り量とシーラントの含浸量を得ることができる。
ボルト2の頭2Aにシーラントを塗布するための毛8の長さは、機体4のアニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するための毛8の長さよりも、ボルト2の頭2Aの高さ分だけ短くなる。その結果、図示される例では、ボルト2の頭2Aに対応する中心付近の毛8が相対的に短く、アニュラス形状の範囲に対応する両側の部分の毛8が相対的に長くなっている。すなわち、矩形の植毛領域が3つの領域に分割され、中心の領域に植毛される毛8の長さが両側の毛8の長さよりも短くなっている。
但し、図示された例に限らず、ブラシ6を回転させた場合に、ボルト2の頭2Aとアニュラス形状の範囲に毛8が接触するように、任意の植毛領域及び毛8の長さを決定することができる。例えば、アニュラス形状の範囲に毛8が接触するように、点対称な3つ以上の植毛領域を設けたり、連続的なアニュラス形状の植毛領域を設けるようにしてもよい。
尚、アニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するための毛8の植毛領域を、ボルト2の頭2Aとオーバーラップするように設けるか、或いはボルト2の頭2Aの輪郭に合わせてアニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するための毛8の植毛領域の境界を決定すると、ボルト2の頭2Aと機体4表面とが接触する部分にシーラントを良好に塗布することが可能となる。例えば、図示された例であれば、中央の植毛領域の幅を、ボルト2の頭2Aの直径以下とすることが好適である。
更に、ブラシ6には、シーラントの塗布領域Aに対するブラシ6の位置ずれを防止するための位置決め用の第1のガイドと、ブラシ6の押し付け方向における位置決め用の第2のガイドを設けることが好適である。図示された例では、第1及び第2のガイドを兼ねた2枚の位置決めプレート11がブラシ6に取り付けられている。
2枚の位置決めプレート11は、箱型の回転体10の両側に、2本のシャフト12を介して互いに対向した状態で連結される。すなわち、2本のシャフト12が、2枚の位置決めプレート11及び回転体10を貫通する2つの貫通孔に挿入され、シャフト12の両端が止めネジ13によって締付けられる。これにより、各位置決めプレート11が回転体10の両側に固定される。
各位置決めプレート11は、回転体10と同様に任意の材料で構成することができる。例えば、ポリアセタール(ポリオキシメチレン)等の樹脂で位置決めプレート11を構成すれば、様々な形状の位置決めプレート11を容易に製作することができる。
各位置決めプレート11の回転体10よりも毛8側に突出した部分の回転体10側には、互いに対向する凹部11Aが形成されている。対向する2つの凹部11Aは、ボルト2の頭2Aにフィットするように円筒内面の一部の形状を有している。このため、ボルト2の頭2Aを2つの位置決めプレート11の間に適度な隙間を設けた状態で回転可能に差し込むことができる。すなわち、第1のガイドとしての2つの位置決めプレート11に、ボルト2の頭2Aを隙間嵌めにより回転可能に嵌合することができる。
これにより、ボルト2の中心軸を軸として2つの位置決めプレート11でブラシ6を位置決めすることができる。この結果、回転軸5に垂直な方向へのブラシ6の位置ずれを防止することができる。また、ブラシ6の回転中には、ブラシ6の振れを抑制することができる。このため、アニュラス形状の範囲に一層正確にシーラントを塗布することができる。
各位置決めプレート11の毛8側には、面状又は線状の平坦な部分11Bが設けられる。但し、各位置決めプレート11の平坦な部分11Bは、同一平面上となるように設けられる。また、各位置決めプレート11の平坦な部分11Bよりも、シーラントの塗布対象側に向かってブラシ6の毛8が所定の長さL2だけ突出するような位置に、各位置決めプレート11の平坦な部分11Bが設けられる。
これにより、2つの位置決めプレート11は、シーラントの塗布対象に接触することによって、塗布対象に押し付けられる複数の毛8の長さを均一にするための第2のガイドとして機能する。この場合、第2のガイドとしての2つの位置決めプレート11から、アニュラス形状の範囲にシーラントを塗布するための複数の毛8を、回転軸5の軸方向に1mm以上2mm以下の範囲の長さL2で突出させることが好適である。
このように、円形の第1のガイドに加え、平面状の第2のガイドをブラシ6に設けると、第2のガイドを機体4に押し当てることができる。このため、アニュラス形状のシーラントの塗布領域Aに対してブラシ6を一定の力で擦り付けることが可能となる。これにより、スクラブ効果が得られ、ブラシ6の毛8を適度に撓らせることができる。その結果、シーラントのムラを抑制し、密着性を向上させることができる。
次に、ナット側から機体4にシーラントを塗布するための突起部用塗布ブラシ6の構成及び機能について説明する。
図6は本発明の実施形態に係るナット用塗布ブラシの構成を示す斜視図、図7は図6に示すナット用塗布ブラシの正面図、図8は図6に示す縦ブラシを外した状態におけるナット用塗布ブラシの下面図、図9は図6に示すナット用塗布ブラシの側面図、図10は図6に示す縦ブラシを外した状態におけるナット用塗布ブラシを下方から見た斜視図、図11は図1に示す縦ブラシをブラシ側から見た図である。
ナット用塗布ブラシ20にも、ボルト頭用塗布ブラシ1と同様にブラシ21に回転軸22を取り付けて構成することができる。従って、以下に特記する特徴以外のナット用塗布ブラシの特徴は、ボルト頭用塗布ブラシ1の特徴と同様である。
ナット用塗布ブラシ20の本体部分を構成するブラシ21は、少なくともナット2Bを中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材であるシーラントを塗布できるように構成されている。従って、ブラシ21は、ナット2Bとの干渉を避けるための空隙部分23の周囲に、ブラシ21を回転させた場合にアニュラス形状の範囲をカバーするように複数の毛24Aを植毛して構成される。
図示された例では、複数の毛24Aを植毛した2つの矩形のプレート25を箱型の回転体26に嵌合することによってブラシ21が構成されている。このため、ブラシ21の毛24Aの部分を容易に交換することができる。また、ブラシ21には、ナット2Bを挿入するための空隙部分23を避けて2箇所の植毛領域が形成される。但し、図示された例に限らず、3箇所以上の植毛領域を設けたり、アニュラス形状の植毛領域をブラシ21に設けるようにしてもよい。
ナット用塗布ブラシ20にも、ナット2Bに隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、回転軸22に垂直な方向へのブラシ21の位置ずれを防止する第1のガイドを設けることができる。加えて、シーラントの塗布対象に接触することによって、塗布対象に押し付けられる複数の毛24Aの長さを均一にするための第2のガイドをブラシ21に設けることもできる。
図示された例では、箱型の回転体26のブラシ21側の中央部分に、ナット2Bを保持するための円筒の内面の一部の形状を有する凹部26Aが設けられている。このため、箱型の回転体26に設けられる円形の凹部26Aが、回転軸22に垂直な方向へのブラシ21の位置ずれを防止する第1のガイドとして機能する。
一方、アニュラス形状のシーラントの塗布領域Aに対してブラシ21を一定の力で擦り付けることができるようにするための第2のガイドとして、ボルト頭用塗布ブラシ1に設けた位置決めプレート11と同様な、毛24A側に面状又は線状の平坦な部分27Aを有する2枚の位置決めプレート27をブラシ21に設けることができる。2枚の位置決めプレート27は、ボルト頭用塗布ブラシ1と同様に、シャフト28と止めネジ29によって箱型の回転体26に固定することができる。2枚の位置決めプレート27から毛24Aの先端を突出させる点についても、ボルト頭用塗布ブラシ1と同様である。
更に、ナット用塗布ブラシ20のブラシ21には、ナット2Bに接触させてシーラントを塗布するための複数の毛24Bを更に植毛することが好適である。これにより、アニュラス形状のシーラントの塗布領域Aに加え、突起部となるナット2Bの外周面にシーラントを塗布することが可能となる。図示された例では、2枚の位置決めプレート27の互いに対向する側の面に、それぞれナット2Bにシーラントを塗布するための複数の毛24Bが植毛されている。従って、2枚の位置決めプレート27は、ナット2Bへのシーラントの塗布用の毛24Bを植毛するための基体プレートとしての役割も兼ねている。
ナット2B用の毛24Bの長さL3は、7mm以上12mm以下とすることが適切であり、特にナット2B用の毛24Bの長さL3を10mmとすることが適切である。これにより、適切な毛24Bの撓り量とシーラントの含浸量を得ることができる。
更に、ナット2Bにシーラントを塗布するための複数の毛24Bの長さ方向を、ボルト2の長さ方向に垂直な面に対して4度以上6度以下の角度θで傾斜させることが望ましい。換言すれば、ナット2B用の毛24Bの長さが一定であれば、ナット2B用の毛24Bを植毛するための面の角度を、ナット2Bの中心軸に対して4度以上6度以下の角度θで傾斜させることが好適である。より好適な傾斜角度θは、5度である。
図示された例では、長さが一定のナット2B用の毛24Bを傾斜させてブラシ21に設けるために、2枚の位置決めプレート27が、ナット2Bの中心軸に対して傾斜した状態で回転体26に固定されている。そのために、2枚の位置決めプレート27と接触する回転体26の2つの側面もテーパしている。
このようにナット2B用の毛24Bを傾斜させると、ナット2B用の毛24Bと、アニュラス形状の塗布領域A用の毛24Aとが互いに協働し、ナット2Bの座面付近及びナット2Bの中心部分までブラシ21の毛24A,24Bが届くようになる。このため、適切な角度でナット2B用の毛24Bを傾斜させることによって、シーラントの塗り残しを生じさせることなくシーラントを塗布することが可能となる。尚、ナット2B用の毛24Bの傾斜角度を過剰に大きくすると、適切にシーラントを塗布できなくなることが確認された。
また、ナット2Bを塗布するための複数の毛24Bを、回転軸22の軸に線対称となるように互いに異なる複数の向きで植毛することによって、ブラシ21の芯出し機能をブラシ21に設けることができる。すなわち、図示されるように、例えば2方向からナット2Bにシーラントが塗布されるようにナット2B用の毛24Bの植毛領域を設ければ、回転軸22の軸に向かってテーパする複数の毛24Bが撓ることによって、ナット2Bを基準とするブラシ21のセンタリングを行うことが可能となる。つまり、ナット2B用の毛24Bがブラシ21の回転中心の芯出し部及び第1のガイドである円形の切欠き部内にナット2Bを案内するガイドとして機能する。
そして、以上のようなボルト頭用塗布ブラシ1及びナット用塗布ブラシ20等の突起部用塗布ブラシを用いることによって、ユーザの熟練度を要することなく、ボルト2及びナット2Bが取付けられた機体4への画一的なシーラントの塗布作業を行うことが可能となる。また、作業性の悪い環境であってもガイド機構によって、容易に突起部用塗布ブラシの位置決めを行うことが可能である。
(動作および作用)
次にボルト頭用塗布ブラシ1及びナット用塗布ブラシ20を用いたシーラントの塗布方法について説明する。
図12は、図1に示すボルト頭用塗布ブラシ1を用いたシーラントの塗布方法を説明する図である。尚、図12(A)及び(B)では、手前側の位置決めプレート11の図示が省略されている。また、図12(C)では、ブラシ6の毛8の図示が省略されている。
まずボルト頭用塗布ブラシ1が電動ドリルに取り付けられる。ボルト頭用塗布ブラシ1を取付ける電動ドリルは、正回転及び逆回転させることが可能なモータユニットを備えた電動ドリルとすることが、効果的にシーラントを塗布する観点から望ましい。
次に、ボルト頭用塗布ブラシ1に植毛された複数の毛8に適量のシーラントが付着される。続いて、ボルト頭用塗布ブラシ1の空隙部分7にボルト2の頭2Aを挿入させることによって、複数の毛8の少なくとも一部が塗布対象となる機体4の部分に接触される。
図12(A)は、ボルト頭用塗布ブラシ1の空隙部分7にボルト2の頭2Aを挿入させる前の状態を示している。図12(A)に示す状態からボルト頭用塗布ブラシ1の位置決めプレート11が機体4表面に密着するまでボルト頭用塗布ブラシ1が押し付けられる。この際、ボルト頭用塗布ブラシ1を手作業によって回転させながら機体4表面に押し付けることが作業性の向上に繋がる。
ボルト頭用塗布ブラシ1の空隙部分7にボルト2の頭2Aが挿入されると、電動ドリルが駆動される。このため、ボルト頭用塗布ブラシ1が回転し、ボルト2の頭2A及びボルト2の頭2Aを中心とする円内の機体4表面の領域にシーラントが塗布される。電動ドリル及びボルト頭用塗布ブラシ1の回転数は、200〜300rpm(round per minute)が適切である。
また、図12(B)に示すように電動ドリルを1〜3秒ほど正転又は逆転させた後、更に1〜3秒ほど逆転又は正転させることが効果的である。すなわち、ボルト頭用塗布ブラシ1の回転方向を反転させると、良好にスクラブ効果を得ることができる。しかも、図12(C)に示すようにボルト頭用塗布ブラシ1の位置決めプレート11によって機体4表面に押し付けられる毛8の長さが一定となり、かつボルト2の頭2Aの中心がブラシ6の回転中心となるように、ボルト頭用塗布ブラシ1が位置決めされている。
このため、塗布ムラを回避し、仕様通りの正確な円形のシーラントの塗布領域A及び良好な密着性を得ることができる。そして、ボルト頭用塗布ブラシ1が退避される。これにより、シーラントが塗布された塗布対象として航空機の部品4Aを含む機体4を製造することができる。
図13は、図6に示すナット用塗布ブラシ20を用いたシーラントの塗布方法を説明する図である。尚、図13(A)及び(C)では、手前側の位置決めプレート27及びナット2B用の毛24Bの図示が省略されている。また、図13(B)及び(D)では、アニュラス形状の塗布領域Aにシーラントを塗布するための毛24A及び回転体26の図示が省略されている。
ナット用塗布ブラシ20についてもボルト頭用塗布ブラシ1と同様に扱うことができる。すなわち、図13(A)及び(B)に示すようにナット用塗布ブラシ20の空隙部分23にナット2Bを挿入させて複数の毛24A、24Bの少なくとも一部を塗布対象に接触させ、ナット用塗布ブラシ20を回転させることによってシーラントを塗布することができる。また、図13(C)及び(D)に示すように、ナット用塗布ブラシ20の回転方向を反転させることによって効果的にシーラントを塗布することができる。特に、傾斜するナット2B用の毛24Bによって、ナット2Bと機体4との接触部分Rにおけるシーラントの塗り残しを防止することができる。
つまり以上のような突起部用塗布ブラシは、ボルト2の頭2A又はナット2Bとの干渉を避けるための空隙部分7、23を回転中心付近に設け、電動ドリル等のハンドツールを用いてアニュラス形状の塗布領域Aにシーラント等の塗布材を塗布できるようにしたものである。また、突起部用塗布ブラシは、回転面方向における位置決め用の第1のガイドと、押し付け量を一定にするための第2のガイドとを設けたものである。更に、ナット用塗布ブラシ20については、ナット2Bに塗布材を塗布するための毛24Bを植毛したものである。
(効果)
このため、突起部用塗布ブラシによれば、ユーザの熟練度を要することなく、仕様通りの塗布領域Aに塗布材を塗布することができる。すなわち、ボルト2やナット2B等の突起部を基準に定められる所定の範囲を、シーラント等の塗布材料で仕様に従って適切かつ容易に塗布することができる。特にシーラントを塗布する場合であれば、ムラや塗り残しの発生を回避し、良好な密着性を得ることができる。
(他の実施形態)
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
例えば、上述した実施形態では、特定のサイズのボルト2及びナット2Bに適応させた突起部用塗布ブラシを例示したが、ボルト2及びナット2Bのサイズに合わせて干渉回避用の空隙部分7、23のサイズを調節できるようにしてもよい。位置決め用の第1のガイドについても同様に、ボルト2の頭2A又はナット2Bのサイズに合わせてサイズを調節できるようにすることができる。その場合には、空隙部分7、23を形成する部分或いは第1のガイドを形成する位置決めプレート11又は回転体26の凹部26Aを形成する部分等の構成要素が、ボールネジ等の調節機構によって可動するようにすればよい。
また、突起部用塗布ブラシは、シーラントに限らず、プライマや塗料を塗布するためのプライマ塗布用ブラシ又は塗装用ブラシとして使用することができる。更に、塗布材を塗布する用途に限らず、ボルト2及びナット2Bの周辺を清掃するための清掃用ブラシとして突起部用塗布ブラシを使用することもできる。
1 ボルト頭用塗布ブラシ
2 ボルト
2A 頭
2B ナット
4 機体
4A 部品
5 回転軸
6 ブラシ
7 空隙部分
8 毛
9 プレート
10 回転体
11 位置決めプレート
11A 凹部
11B 平坦な部分
12 シャフト
13 止めネジ
20 ナット用塗布ブラシ
21 ブラシ
22 回転軸
23 空隙部分
24A、24B 毛
25 プレート
26 回転体
26A 凹部
27 位置決めプレート
27A 平坦な部分
28 シャフト
29 止めネジ
A 塗布領域

Claims (14)

  1. ボルト及び前記ボルトに締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象の、少なくとも前記ナットを中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材を塗布するためのブラシと、
    前記ブラシを回転させるための回転軸とを有し、
    前記ブラシは、前記ナットとの干渉を避けるための空隙部分の周囲に、前記ブラシを回転させた場合に前記アニュラス形状の範囲をカバーするように複数の毛を植毛し、かつ前記ナットに接触させて前記塗布材を塗布するための複数の毛を植毛して構成され
    前記ブラシに、
    前記ナットに隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、前記回転軸に垂直な方向への前記ブラシの位置ずれを防止するプレートで形成された第1のガイドと、
    前記塗布対象に接触することによって、前記塗布対象に押し付けられる前記複数の毛の長さを均一にし、前記塗布対象に接する平坦な部分を有するプレートで形成された第2のガイドと、
    を設けた突起部用塗布ブラシ。
  2. ボルト及び前記ボルトに締め付けられるナットが取り付けられる塗布対象の、少なくとも前記ボルトの頭を中心とするアニュラス形状の範囲に塗布材を塗布するためのブラシと、
    前記ブラシを回転させるための回転軸とを有し、
    前記ブラシは、前記ボルトの頭との干渉を避けるための空隙部分の周囲に、前記ブラシを回転させた場合に前記アニュラス形状の範囲をカバーし、かつ前記ボルトの頭とオーバーラップするように複数の毛を植毛して構成され、
    前記ブラシに、
    前記ボルトの頭に隙間嵌めにより回転可能に嵌合することによって、前記回転軸に垂直な方向への前記ブラシの位置ずれを防止するプレートで形成された第1のガイドと、
    前記塗布対象に接触することによって、前記塗布対象に押し付けられる前記複数の毛の長さを均一にし、前記塗布対象に接する平坦な部分を有するプレートで形成された第2のガイドと、
    を設けた突起部用塗布ブラシ。
  3. 前記第1のガイドは、
    第1の凹部が形成された第1のプレートと、
    前記第1の凹部に対向する第2の凹部が形成された第2のプレートと、
    を有し、
    前記第1の凹部及び前記第2の凹部は、前記ナットに隙間嵌めにより回転可能に嵌合するように円筒内面の一部の形状を有する請求項1記載の突起部用塗布ブラシ。
  4. 前記ブラシに、前記ナットを塗布するための前記複数の毛の長さ方向を、前記ボルトの長さ方向に垂直な面に対して4度以上6度以下の角度で傾斜させた請求項1又は3記載の突起部用塗布ブラシ。
  5. 前記ブラシに、前記ナットを塗布するための前記複数の毛を、前記回転軸の軸に線対称となるように互いに異なる複数の向きで植毛することによって、前記ブラシの芯出しを行うことができるように構成した請求項記載の突起部用塗布ブラシ。
  6. 前記第1のガイドは、
    第1の凹部が形成された第1のプレートと、
    前記第1の凹部に対向する第2の凹部が形成された第2のプレートと、
    を有し、
    前記第1の凹部及び前記第2の凹部は、前記ボルトの頭に隙間嵌めにより回転可能に嵌合するように円筒内面の一部の形状を有する請求項2記載の突起部用塗布ブラシ。
  7. 前記ブラシは、前記ボルトの頭が挿入される部分に、前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の長さよりも短い複数の毛であって、前記ボルトの頭に塗布材を塗布するための複数の毛を更に植毛して構成され、
    前記第2のガイドを形成する前記プレートの前記平坦な部分が、前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の先端と、前記ボルトの頭に前記塗布材を塗布するための前記複数の毛の先端との間に配置されるようにした請求項2又は6記載の突起部用塗布ブラシ。
  8. 前記ブラシは、前記第1のガイドを形成する前記プレート以外のプレートであって前記第2のガイドを形成する前記プレート以外のプレートに、前記ブラシを回転させた場合に少なくとも前記アニュラス形状の範囲をカバーするように複数の毛を植毛して構成される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
  9. 前記第2のガイドは、前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛を前記回転軸の軸方向に1mm以上2mm以下の範囲の長さで突出させるように構成される請求項1乃至8のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
  10. 前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の長さを14mm以上16mm以下にした請求項9記載の突起部用塗布ブラシ。
  11. 前記塗布材の塗布領域となる前記アニュラス形状の範囲をカバーするように植毛される前記複数の毛の植毛領域を回転させた場合における軌跡として得られるアニュラス形状の範囲の外径を、前記塗布材の塗布領域となる前記アニュラス形状の範囲の外径よりも1mmから2mm長くなるようにした請求項1乃至10のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
  12. 前記第2のガイドは、前記塗布材の塗布領域となる前記アニュラス形状の範囲の外径を直径とする円よりも内側において前記塗布対象と接触するようにした請求項1乃至11のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシ。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の突起部用塗布ブラシに植毛された前記複数の毛に塗布材を付着させるステップと、
    前記突起部用塗布ブラシの前記空隙部分に前記ボルトの頭又は前記ナットを挿入させて前記複数の毛の少なくとも一部を前記塗布対象に接触させるステップと、
    前記突起部用塗布ブラシを回転させることによって前記塗布材が塗布された前記塗布対象を製造するステップと、
    を有する突起部塗布方法。
  14. 前記突起部用塗布ブラシの回転方向を反転させるステップを更に有する請求項13記載の突起部塗布方法。
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