JP6454792B2 - 回転霧化式塗装装置及び噴霧ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、回転霧化式塗装装置及びこれに用いられる噴霧ヘッドに関する。
背景技術
従来、噴霧ヘッドを回転させながら噴霧ヘッドから霧化状態の塗料を被塗装体に向けて噴出する回転霧化式塗装装置が知られている(例:特許文献1,2)。
特許文献1,2の回転霧化式塗装装置では、噴霧ヘッドは、大径側と小径側の両端が開口した円錐台形状の筒体からなる外側部材と、該外側部材の内側に配設される内側部材とを有し、外側部材の小径開口端から内側部材に供給された塗料を、内側部材の周辺部に形成された複数の導出孔を介して外側部材の大径開口端の側に導出し、外側部材の大径開口端から噴霧するように構成されている。そして、噴霧ヘッドに塗料を供給する塗料供給機が外側部材の小径開口端に係合して、噴霧ヘッドを筒体の軸線の周りに回転させながら内側部材に塗料を供給するようになっている。
このような塗装装置は、例えば自動車の車体を塗装する工程で用いられているが、その塗装のグレードを高めるために、塗料にメタルや天然石等の硬質のフレークを混ぜることがある。このような硬質のフレークを混ぜた塗料を、高速で回転する噴霧ヘッドの内側に供給して外側部材の内面に沿って大径側に移動させる際、内側部材の導出孔から導出された塗料に混合されているフレークが噴霧ヘッドの内側面に激しく衝突する。そのため、フレークのない塗料による塗装の場合よりも早く噴霧ヘッドの内側面が摩耗する結果、噴霧ヘッドの寿命が低下することになる。
これに対処するため、特許文献1の回転霧化式塗装装置では、耐摩耗性の被膜で外側部材の内側面を被覆することで、噴霧ヘッドの内側面の摩耗を低減するようにしている。
特開2003−80123号公報 特許第5594735号公報
しかしながら、特許文献1の対処法では、噴霧ヘッドの内側面に被膜を形成する工程が付加される分、製造の手間とコストが増大することとなる。
本発明の目的は、上記のような回転霧化式塗装装置において、噴霧ヘッドの内側に被膜を形成することとは別の手段で、噴霧ヘッドの摩耗を低減することによって噴霧ヘッドの長寿命化を可能にすることである。
本発明の回転霧化式塗装装置は、
大径側と小径側の両端が開口した円錐台形状の筒体からなる外側部材、該外側部材の内側に配設される内側部材、及び該内側部材の周辺部に形成された複数の導出孔を有し、前記外側部材の小径開口端から前記内側部材に供給された塗料を、前記導出孔を介して前記外側部材の大径開口端の側に導出し、前記大径開口端から噴霧するように構成された噴霧ヘッドと、
前記小径開口端に係合して前記噴霧ヘッドを前記筒体の軸線の周りに回転させながら前記内側部材に塗料を供給する塗料供給機とを備え、
前記内側部材は、前記大径開口端に向かって次第に薄くなるように張り出す環状張り出し部を有し、その外側面が前記外側部材の内側面に密着するように形成され、
前記導出孔と前記環状張り出し部は、前記筒体の軸線に対する前記導出孔の導出方向の角度と前記環状張り出し部の内側面の角度が、前記筒体の軸線方向における前記導出孔の前記大径開口端側の端の位置で等しくなるように形成されていることを特徴とする。
本発明の回転霧化式塗装装置によれば、回転している噴霧ヘッドの内側部材に供給された塗料は、導出孔から導出された後、環状張り出し部において周方向に広がりながら、外側部材の内側面に移動する。ここで、環状張り出し部は外側部材の大径開口端に向かって次第に薄くなるように形成されているので、導出孔から導出された塗料は、環状張り出し部から外側部材の内側面に円滑に移動することができる。これにより、外側部材の内側面に対する塗料の衝突力が緩和される。
また、筒体の軸線に対する導出孔の導出方向の角度と環状張り出し部の内側面の角度が、筒体の軸線方向における導出孔の大径開口端側の端の位置で等しく設定されているので、塗料は、導出孔から環状張り出し部の内側面に沿って略直線状に移動することになり、環状張り出し部の内側面との衝撃力を緩和されつつ、該内側面から離れることなく外側部材の内側面に移動できる。
こうして、回転霧化式塗装装置において、噴霧ヘッドの外側部材の内側面への塗料の衝突に因る摩耗を抑制して、長寿命化を可能にすることができる。
本発明の回転霧化式塗装装置において、前記筒体の軸線方向の前記環状張り出し部の前記大径開口端側の端の位置において、前記筒体の軸線に対する前記環状張り出し部の内側面の傾斜角は前記外側部材の内側面の傾斜角以上に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、塗料は、環状張り出し部から外側部材の内側面に移動する際に、外側部材の内側面から乖離することなく、大径開口端の方へ拡散していく。これにより、噴霧ヘッドの内側における塗料の拡散性が改善される。
本発明の回転霧化式塗装装置において、前記内側部材は、前記外側部材に着脱自在に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、塗料による摩耗が環状張り出し部の内側面及び導出孔において生じたときは、内側部材の交換で対処することができる。これにより、噴霧ヘッド全体を交換するよりも簡単かつ経済的に対処することができる。
本発明の回転霧化式塗装装置において、
前記外側部材は、前記環状張り出し部より前記大径開口端側の内側面において、前記筒体の軸線に向かって凸状の曲面で構成される第1塗料拡散部と、該第1塗料拡散部から前記大径開口端の外縁に延在し、前記筒体の軸線に向かって凹状の曲面で構成される第2塗料拡散部とを有し、
前記第2塗料拡散部は、前記外縁に設けられた複数の溝を有することが好ましい。
この構成によれば、環状張り出し部の内側面から外側部材の内側面に進入した塗料は、第1塗料拡散部を移動する。第1塗料拡散部は、筒体の軸線に向かって凸状の曲面で構成されているので、塗料の進行方向が遠心力の方向に近付く。これにより、塗料は、第1塗料拡散部において、薄膜化による進行速度の低減を抑制されつつ、良好に拡散する。そし
て、第2塗料拡散部は、筒体の軸線に向かって凹状の曲面で構成されているので、第2塗料拡散部の溝は、テーパ面に形成されるときよりも、筒体の軸線方向の長さが確保され、塗料は、溝で適切に液糸化されて、噴霧ヘッドより放出される。
本発明の噴霧ヘッドは、
大径側と小径側の両端が開口した円錐台形状の筒体からなる外側部材、該外側部材の内側に配設される内側部材、及び該内側部材の周辺部に形成された複数の導出孔を有し、前記外側部材の小径開口端から前記内側部材に供給された塗料を、前記導出孔を介して前記外側部材の大径開口端の側に導出し、前記大径開口端から噴霧するように構成された噴霧ヘッドであって、
前記内側部材は、前記大径開口端に向かって次第に薄くなるように張り出す環状張り出し部を有し、その外側面が前記外側部材の内側面に密着するように形成され、
前記導出孔と前記環状張り出し部は、前記筒体の軸線に対する前記導出孔の導出方向の角度と前記環状張り出し部の内側面の角度が、前記筒体の軸線方向における前記導出孔の前記大径開口端側の端の位置で等しくなるように形成されていることを特徴とする。
本発明の噴霧ヘッドによれば、回転している噴霧ヘッドの内側部材に供給された塗料は、導出孔から導出され環状張り出し部において周方向に広がりながら、外側部材の内側面に移動する。ここで、環状張り出し部は外側部材の大径開口端に向かって次第に薄くなるように形成されているので、導出孔から導出された塗料は、環状張り出し部の端から外側部材の内側面に円滑に移動することができる。これにより、外側部材の内側面に対する塗料の衝突力が緩和される。
また、筒体の軸線に対する導出孔の導出方向の角度と環状張り出し部の内側面の角度が、筒体の軸線方向における導出孔の大径開口端側の端の位置で等しく設定されているので、塗料は、導出孔から環状張り出し部の内側面に沿って略直線状に移動することになり、環状張り出し部の内側面との衝撃力を緩和されつつ、該内側面から離れることなく外側部材の内側面に移動できる。
こうして、噴霧ヘッドの外側部材の内側面への塗料の衝突に因る摩耗を抑制して、長寿命化を可能にすることができる。
図1A、図1B及び図1Cは、それぞれ本発明の回転霧化式塗装装置の第1実施形態の断面図、導出孔の拡大斜視図及び第1実施形態のL字状溝と突起とによる結合に代わる螺合結合を示す図。 第1実施形態の所定部位における傾斜角についての説明図。 本発明の回転霧化式塗装装置の第2実施形態の断面図。 第2実施形態の所定部位における傾斜角についての説明図。 第1実施形態の回転霧化式塗装装置の変形例における噴霧ヘッドの主要部の断面図。
図1Aは、回転霧化式塗装装置1の縦断面図である。この回転霧化式塗装装置1及び後述の回転霧化式塗装装置71(図3),101(図5)は、例えば、自動車の車体の塗装工程で使用される。車体の塗装では、塗料にメタルや天然石等の硬質のフレークを混ぜて塗装する場合がある。なお、図1A及び図5の回転霧化式塗装装置1,101は、高速回転で塗料を霧化するときに使用され、図3の回転霧化式塗装装置71は、低速回転で塗料を霧化するときに使用される。
第1実施形態の回転霧化式塗装装置1は、液糸状に霧化された塗料を大径側から噴射する噴霧ヘッド2と、噴霧ヘッド2の小径側に係合され、噴霧ヘッド2を軸線Coの周りに回転させながら噴霧ヘッド2に塗料を供給する塗料供給機3とを備える。
塗料供給機3は、中空の回転軸11と、回転軸11に対して相対回転自在に回転軸11内に支持されている塗料供給管(図示せず)と、該塗料供給管の先端に配備されたノズル部14とを有している。塗料は、所定のポンプ(図示せず)から塗料供給管内を圧送され、ノズル部14から噴射される。
噴霧ヘッド2は、大径側と小径側の両端がそれぞれ大径側開口7及び小径側開口8により開口した円錐台形状の筒体からなる外側部材4と、該外側部材4の内側に着脱自在に配設される内側部材5とを備えている。
噴霧ヘッド2は、塗料を大径側開口7から噴霧する。外側部材4は例えばアルミニウム製であり、内側部材5は例えば樹脂製である。回転軸11は、外側部材4の小径側の端部に螺合等により結合される。
図1Aにおいて、軸線Coは、噴霧ヘッド2の中心線であり、噴霧ヘッド2は、塗装作業中、軸線Coの周り(軸線周り)に回転軸11と一体に回転する。軸線Coは、また、外側部材4及び内側部材5の中心線にもなっている。以下、単に「大径側」及び「小径側」というときは、噴霧ヘッド2において軸線Coの方向(以下、適宜「軸線方向」という)に大径開口端の側及び小径開口端の側を意味するものとする。
外側部材4の内側面は、大径側開口7から内側部材5の小径側の端までの軸線方向範囲において大径側開口7から順番に凹面部26、凸面部27、テーパ面部28、及び円筒面部31,32が形成されている。円筒面部32は円筒面部31より小径であり、円筒面部32には後述のL字状溝30が形成されている。
凹面部26及び凸面部27は、その凹状及び凸状の曲面を軸線Coに向けている。テーパ面部28は、内径が外側部材4の小径側ほど漸減するように、形成されている。
複数の縦溝29は、外側部材4の大径開口端の外縁としての凹面部26に周方向に等角度間隔で延在するように、形成されている。縦溝29は、外側部材4の大径側ほど深さが増大するように、軸線方向の各位置の深さが規定されている。
外側部材4の内側面の円筒部32には、複数のL字状溝30が周方向に等角度に形成されている。L字状溝30は、軸線方向に平行な縦部分と、該縦部分の小径側の端において該端に連通して軸線Co周りの方向(以下、「周方向」という)に延在する周部分とを有する。
内側部材5は、内部に塗料溜り部33を有する。塗料溜り部33は、塗料が遠心力で大径側へ円滑に移動するように、大径側に向かって径が増大する形状になっている。
内側部材5は、塗料溜り部33を軸線方向に大径側及び小径側から画成する大径側端壁34及び小径側端壁41と、大径側に向かって次第に薄くなるように大径側端壁34の外面の周辺部から大径側へ張り出す環状張り出し部38とを有している。
内側部材5の外側面は、外側部材4のテーパ面部28と接触する部分が軸線Coに対するテーパ面部28の傾斜角と同一の傾斜角のテーパ面となっている。内側部材5の外側面は、また、外側部材4の円筒面部31,32と接触するそれぞれの部分が円筒面部31,
32と同一径の円筒面となっている。
環状張り出し部38の大径側端53は、鋭角に尖らせてもよいが、通常は、損傷防止のために、テーパ面部28との実質的な径方向の段差無しの状態に維持される範囲でアールが付けられている。大径側端53は、大径側開口7から見て円周線となる。
開口35は、小径側端壁41の中心部に形成され、塗料溜り部33を小径側開口8の方へ連通させている。
円形凹所45は、大径側端壁34の外面の中心部に形成される。大径側端壁34の内面は、中心部において小径側の方に円錐状に隆起する隆起部となっている。複数の通孔46は、それらの中心線が円形凹所45より大径側の一点に集まるように、軸線Coに対して所定の傾斜角で隆起部に形成され、大径側端壁34の中心部において塗料溜り部33と円形凹所45とを連通させている。
スリット状の複数の導出孔49は、内側部材5の周方向に長い長方形(厳密には2つの長辺は円弧である)状のスリット断面形状で、大径側端壁34の周辺部に周方向に等角度間隔で穿設される。導出孔49は、塗料溜り部33の周辺部の塗料を環状張り出し部38の内側面の根元に導出する。
図1Bは導出孔49の拡大斜視図である。図1A及び図1Bにおいて、導出孔49は、大径側の端49aと、小径側の端49bと、端49a,49bを連通する連通部49cとを有する。塗料は、導出孔49において端49bから端49aの方向(図2の矢印D1の方向)に流れる。
突起43は、内側部材5の外側面の小径側端に、外側部材4の前述のL字状溝30と同数、周方向に等角度間隔で形成される。突起43の突出量は、前述のL字状溝30の深さに等しく設定される。
図1Cは、図1AのL字状溝30と突起43とによる結合構造の変形例の断面図である。図1Aでは、L字状溝30と突起43とにより内側部材5を外側部材4の内周に着脱自在に結合しているが、変形例として螺合構造を採用することもできる。該変形例では、外側部材4の雌ねじ32bと、内側部材5の雄ねじ43bとが螺合して、外側部材4と内側部材5とが結合する。雌ねじ32bは、軸線方向に図1Aの円筒面部32の部位に形成されている。
図2は、第1実施形態の噴霧ヘッド2の所定部位における傾斜角についての説明図である。
図2において、P1は、導出孔49の端49aの中心の位置を示す。P2は、環状張り出し部38の内側面の根元位置を示す。P3は、環状張り出し部38の先端位置(大径側の端位置)を示す。位置P1と位置P2とは、軸線方向に同一位置になる。位置P3は、軸線方向に位置P2より環状張り出し部38の長さ相当分だけ大径側にある。
図2において、矢印D1は、位置P1における塗料の導出方向を示す。この実施形態では、導出孔49は、長方形断面で直線状に延在しているので、矢印D1は導出孔49の中心線に一致する。直線D2は、軸線Coと位置P2とを含む平面で内側部材5を切断したときの切断面上の環状張り出し部38の内側面の輪郭線についての位置P2における接線である。
直線D3は、軸線Coと位置P3とを含む平面で内側部材5を切断したときの切断面上の環状張り出し部38の内側面の輪郭線についての位置P3における接線である。この実施形態では、環状張り出し部38の内側面はテーパ面で形成されているので、直線D2,D3は重なる。直線D4は、軸線Coと位置P3とを含む平面で外側部材4を切断したときの切断面上の外側部材4の内側面の輪郭線についての位置P3における接線である。
図2において、補助軸線C1〜C4は、傾斜角θ1〜θ4を説明する便宜上、記載したものであり、軸線Coに対して平行な直線となっている。θ1は、軸線Coに対する矢印D1の傾斜角であり、位置P1における導出孔49の導出方向の傾斜角を意味する。θ2は、軸線Coに対する直線D2の傾斜角であり、位置P2における環状張り出し部38の内側面の傾斜角を意味する。θ3は、軸線Coに対する直線D3の傾斜角であり、位置P3における環状張り出し部38の内側面の傾斜角を意味する。θ4は、軸線Coに対する直線D4の傾斜角であり、軸線Coに対する位置P3におけるテーパ面部28の傾斜角を意味する。
θ1=θ2、θ3>θ4と設定されるように、テーパ面部28、導出孔49、環状張り出し部38の内側面、及び内側部材5の外側面が形成される。なお、θ3<θ4でなければ、θ3=θ4であってもよい。また、導出孔49は、位置P2において噴霧ヘッド2の径方向の段差無しの状態で、環状張り出し部38の内側面に軸線方向に連なっている。
この噴霧ヘッド2では、θ1,θ2、θ3は50°、θ4は28°に設定されている。
次に、上記回転霧化式塗装装置1の作用を説明する。
塗料供給機3の回転軸11は、噴霧ヘッド2とは反対側の端部にタービン翼(図示せず)を有し、該タービン翼への加圧空気の吹き付けにより、回転軸11は所定の回転速度で回転する。これにより、噴霧ヘッド2は回転軸11と同一の回転速度で軸線Coの周りに回転する。
塗料供給機3は、噴霧ヘッド2を回転させるとともに、ノズル部14から噴霧ヘッド2の塗料溜り部33内へ塗料を供給する。塗料溜り部33内の塗料は、噴霧ヘッド2の回転により発生する遠心力を受けて、塗料溜り部33内を周辺側に移動し、導出孔49を介して環状張り出し部38の内側面に押し出されて導出される。
導出孔49からの塗料の導出方向と環状張り出し部38の内側面とは、図2で説明したように、θ1=θ2の関係で形成されている。したがって、導出孔49が導出された塗料は、導出孔49における進行方向を維持しつつ、かつ環状張り出し部38の内側面から外側部材4の径方向に乖離することなく、環状張り出し部38の内側面との接触を維持されて、環状張り出し部38の大径側端53の方へ進むことになる。
この結果、塗料が、導出孔49から環状張り出し部38に出た直後の環状張り出し部38の内側面に対する衝撃、すなわち衝突力が緩和される。また、塗料は、減速を抑制されつつ、環状張り出し部38の内側面を周方向に広がって、薄膜化される。
その後、塗料は、環状張り出し部38からテーパ面部28へ移動する。すなわち、塗料は、導出孔49から出た後、環状張り出し部38の内側面において適当に薄膜化されてから、テーパ面部28に進入する。さらに、環状張り出し部38は、大径側端53に向かうにつれて、次第に薄くされて、大径側端53(位置P3)において径方向の段差無し(ただし、大径側端53のアールの分の段差が僅かに存在する)の状態でテーパ面部28に軸線方向に連なる。このことは、塗料が、環状張り出し部38からテーパ面部28へ移動し
た直後のテーパ面部28に対する塗料の衝撃が緩和されて、テーパ面部28の摩耗が抑制されることを意味する。
一方、図2で説明したように、θ3≧θ4(図2ではθ3>θ4となっているが、θ3=θ4でもよい)の関係がある。これは、塗料が、環状張り出し部38からテーパ面部28に移動した直後、テーパ面部28から乖離せずに、テーパ面部28との接触状態を維持することを意味する。この結果、塗料は、テーパ面部28において適切に拡散する。
その後、塗料は、凸面部27(本発明の「第1塗料拡散部」に相当)に進入する。凸面部27は、軸線Coに向かって凸状の曲面で構成されているので、塗料の進行方向が遠心力の方向に近付く。これにより、塗料は、凸面部27において、一部の箇所における滞留を抑制されつつ、進行速度が増加して、一層の薄膜化が促進される。
その後、塗料は凹面部26(本発明の「第2塗料拡散部」に相当)に進入する。凹面部26は、軸線Coに向かって凹状の曲面で構成されているので、凹面部26がテーパ面であるときよりも軸線Co方向の縦溝29の長さが確保される。こうして、塗料は、縦溝29で適切に液糸化されて、噴霧ヘッド2より放出される。
次に、内側部材5の交換作業について説明する。内側部材5の環状張り出し部38の内側面の摩耗に伴い、内側部材5を交換する必要が生じる。なお、内側部材5の交換は、塗装の塗料の色を変更するときや、内側部材5の洗浄作業に代えて、新規交換するときにも、実施することもできる。
作業者は、所定の係止工具(図示せず)を小径側開口8から外側部材4内に挿入し、該係止工具を用いて、内側部材5を外側部材4に対して所定量回転させてから、内側部材5を外側部材4の内側において軸線方向へ大径側開口7の方へ押す。
これにより、内側部材5の突起43は、L字状溝30の周部分を移動した後、L字状溝30の縦部分を大径側開口7の方へ押し出され、L字状溝30から抜け出る。この後、内側部材5は、大径側開口7を介して外側部材4の外へ排出される。
次に、新規の内側部材5が、大径側開口7を介して外側部材4の内へ挿入され、小径側開口8の方へ押し込まれ、内側部材5の突起43は、L字状溝30の縦部分を軸線方向へ移動した後、L字状溝30の周部分を周方向へ回転して、外側部材4に係止状態(装着状態)にされる。
内側部材5は、樹脂製であって、弾力性を有しているので、外側部材4の内側面への内側部材5の装着に伴い、内側部材5は径方向に適切に圧縮される。こうして、内側部材5の外側面は、内側部材5の装着後は外側部材4の内側面に密着した状態に保持される。
次に、図3は、第2実施形態の回転霧化式塗装装置71の縦断面図である。回転霧化式塗装装置71は、前述した第1実施形態の回転霧化式塗装装置1に対して、低速回転で塗料を霧化できる構造になっている。
回転霧化式塗装装置71は、噴霧ヘッド72と塗料供給機3とを備える。塗料供給機3は、回転霧化式塗装装置1と回転霧化式塗装装置71とで同一であり、説明は省略する。噴霧ヘッド72は、噴霧ヘッド2とは一部の構造のみが相異し、他は同一である。噴霧ヘッド72において、噴霧ヘッド2の構造部位と同一の構造部位は、噴霧ヘッド2の構造部位に付けた符号と同一の符号を付けて、説明は省略する。
噴霧ヘッド72は、外側部材74と、外側部材74内に配設される内側部材75とを有する。外側部材74は、肉厚が回転霧化式塗装装置1の噴霧ヘッド2の外側部材4と相違するのみであり、基本的な構成は外側部材4と同一である。外側部材74は、アルミニウム製であり、軸線方向両端に大径側開口77と小径側開口78とをもつ。
外側部材74の内側面は、大径側開口77から内側部材75の小径側の端までの軸線方向範囲において、大径側から順番に凹面部86、凸面部87、テーパ面部88、及び円筒面部89、90を有している。円筒面部90は円筒面部89より小径であり、L字状溝30は円筒面部90に形成されている。外側部材74と内側部材75とを着脱自在にする結合構造においても、L字状溝30と突起43とによる結合構造に代えて、図1Cで示した螺合構造を採用することもできる。
凹面部86及び凸面部87は、その凹面及び凸面を軸線Coの側から大径側までの範囲に向けている。テーパ面部88は、内径が軸線方向に噴霧ヘッド72の小径側の位置ほど小さくなるように、形成されている。
凸面部87は、回転霧化式塗装装置1の凸面部27に比して、軸線方向長さが増大している。したがって、その分、テーパ面部88は、回転霧化式塗装装置1のテーパ面部28より軸線方向長さが減少し、外側部材74の肉厚も外側部材4(図1A)の肉厚とは異なるものになる。縦溝91は、回転霧化式塗装装置1の縦溝29と同一の形状及び寸法で凹面部86に形成される。
内側部材75は、樹脂製であり、導出孔100を除いて、構成は回転霧化式塗装装置1の噴霧ヘッド2の内側部材5と同一である。
複数の導出孔100は、円形断面の通孔からなり、大径側端壁34の周辺部に周方向に等角度間隔で穿設される。導出孔100は、直線で延在し、塗料溜り部33の周辺部の塗料をテーパ面部88の小径側端に導出する。
図4は、第2実施形態の噴霧ヘッド72の所定部位における傾斜角についての説明図である。
図4において、位置Q1〜Q3、矢印E1、及び直線E2〜E4は、図2の位置P1〜P3、矢印D1、及び直線D2〜D4に対応するものである。Q1は、導出孔100の大径側端の中心の位置を示す。Q2は、環状張り出し部38の根元位置(小径側の端位置)を示す。Q3は、環状張り出し部38の先端位置(大径側端53の位置)を示す。位置Q1と位置Q2とは、軸線方向に同一位置になる。位置Q3は軸線方向に位置Q2より環状張り出し部38の張り出し長さ相当分、大径側にある。
図4において、矢印E1は、位置Q1における塗料の導出方向を示す。この実施形態では、導出孔100は、円形断面で直線状に延在しているので、矢印E1は導出孔100の中心線に一致する。直線E2は、軸線Coと位置Q2とを含む平面で内側部材75を切断したときの切断面上の環状張り出し部38の内側面の輪郭線についての位置Q2における接線である。
直線E3は、軸線Coと位置Q3とを含む平面で内側部材75を切断したときの切断面上の環状張り出し部38の内側面の輪郭線についての位置Q3における接線である。この実施形態では、環状張り出し部38の内側面はテーパに形成されているので、直線E2,E3は重なる。直線E4は、軸線Coと位置Q3とを含む平面で外側部材74を切断したときの切断面上の外側部材74の内側面の輪郭線についての位置Q3における接線である
図4において、補助軸線C1〜C4は図2のものと同一に定義される。γ1は、軸線Coに対する矢印E1の傾斜角であり、位置Q1における導出孔100の導出方向の傾斜角を意味する。γ2は、軸線Coに対する直線E2の傾斜角であり、位置Q2における環状張り出し部38の内側面の傾斜角を意味する。γ3は、軸線Coに対する直線E3の傾斜角であり、位置Q3における環状張り出し部38の内側面の傾斜角を意味する。γ4は、軸線Coに対する直線E4の傾斜角であり、位置Q3における軸線Coに対するテーパ面部88の傾斜角を意味する。
γ1=γ2、γ3>γ4と設定されるように、テーパ面部88、導出孔100及び環状張り出し部38が形成される。なお、γ3<γ4でなければ、γ3=γ4であってもよい。また、導出孔100は、位置Q2において径方向の段差無しの状態で、環状張り出し部38の内側面に軸線方向に連なっている。
この噴霧ヘッド72では、γ1,γ2、γ3は50°、γ4は35°に設定されている。
回転霧化式塗装装置71の作用を説明する。なお、回転霧化式塗装装置1の作用と重複する部分は、説明を省略し、回転霧化式塗装装置1の作用との相違点及び主要点についてのみ説明する。
塗料溜り部33内の塗料は、噴霧ヘッド72の回転により発生する遠心力を受けて、塗料溜り部33内を周辺側に移動し、導出孔100を介して環状張り出し部38の内側面に導出される。
導出孔100からの塗料の導出方向と環状張り出し部38の内側面とは、図4で説明したように、γ1=γ2の関係で形成されている。したがって、導出孔100が導出された塗料は、進行方向を維持しつつ、かつ環状張り出し部38の内側面から外側部材74の径方向に乖離することなく、環状張り出し部38の内側面との接触を維持されて、環状張り出し部38の大径側端53の方へ進むことになる。
この結果、塗料が、導出孔100から環状張り出し部38に出た際に、環状張り出し部38の内側面に対する衝撃、すなわち衝突力が緩和される。また、塗料は、減速を抑制しながら環状張り出し部38の内側面を周方向に広がって、薄膜化される。
その後、塗料は、環状張り出し部38からテーパ面部88へ移動する。すなわち、塗料は、導出孔100から出た後、環状張り出し部38において適当に薄膜化されてから、テーパ面部88に進入する。さらに、環状張り出し部38は、大径側端53に向かうにつれて、薄くされて、大径側端53において径方向の段差無し(ただし、大径側端53のアールの分の段差が僅かに存在する)の状態でテーパ面部88に軸線方向に連なる。このことは、塗料が、環状張り出し部38からテーパ面部88へ移動した直後のテーパ面部88に対する塗料の衝撃が緩和されて、テーパ面部88の摩耗が抑制されることを意味する。
一方、図4で説明したように、γ3≧γ4(図4ではγ3>γ4となっているが、γ3=γ4でもよい)の関係がある。これは、塗料が、環状張り出し部38からテーパ面部88に移動する際に、テーパ面部88から乖離せずに、テーパ面部88との接触状態を維持することを意味する。この結果、塗料は、テーパ面部88において適切に拡散する。
その後、塗料は、凸面部87に進入する。凸面部87は、軸線Coに向かって凸状の曲
面で構成されているので、塗料の進行方向が遠心力の方向に近付く。これにより、塗料は、凸面部87において、一部の箇所における滞留を抑制されつつ、進行速度が増加して、一層の薄膜化が促進される。
その後、塗料は凹面部86に進入する。凹面部86は、軸線Coに向かって凹状の曲面で構成されているので、凹面部86がテーパ面であるときよりも軸線Co方向の縦溝91の長さが確保される。こうして、塗料は、縦溝91で適切に液糸化されて、噴霧ヘッド2より放出される。
内側部材75の交換作業については、回転霧化式塗装装置1の内側部材5の交換作業と同一であり、説明は省略する。
図5は、図1Aの回転霧化式塗装装置1の変形例としての回転霧化式塗装装置101における噴霧ヘッド102の主要部の断面図である。回転霧化式塗装装置101は、塗料供給機3(図1A)と、噴霧ヘッド2(図1A及び図2)に代替される噴霧ヘッド102とを備える。噴霧ヘッド102において、噴霧ヘッド2と同一の構造部位は、噴霧ヘッド2に用いた符号と同一の符号で指示することにして、説明は省略する。
図1A及び図2の噴霧ヘッド2と図5の噴霧ヘッド102とは、外側部材と内側部材との装着部位の面形状が相違するのみであり、その他の構造は同一となっている。すなわち、噴霧ヘッド2では、外側部材4の内側面において、軸線方向にテーパ面部28と小径の円筒面部32との間に大径の円筒面部31が存在する。これに対し、噴霧ヘッド102では、外側部材104の内側面において、大径の円筒面部31は存在せず、テーパ面部28と小径の円筒面部32とは軸線方向に直接に連なっている。
内側部材105の外側面は、装着部位における外側部材104の内側面に対応する形状面になっている。具体的には、内側部材105の外側面には、図1A及び図2の外側部材104の円筒面部31に対応する円筒面部は存在しない。換言すると、内側部材105の外側面は、外側部材4のテーパ面部28に対応するテーパ面部と、円筒面部32に対応する円筒面部とを有している。
このように、回転霧化式塗装装置1,71,101では、内側部材5,75,105において、大径側端53に向かうにつれて薄くなる環状張り出し部38を大径側端53の周辺部に形成するとともに、径方向の段差無しの状態で環状張り出し部38の大径側端53を外側部材4,74,104のテーパ面部28,88に軸線方向に連ねている。さらに、軸線Coに対する導出孔49,100の導出方向の傾斜角θ1,γ1と環状張り出し部38の内側面の傾斜角θ2,γ2とは、軸線方向の導出孔49,100の大径側の端の位置P1,Q1において等しく設定されている。
これにより、噴霧ヘッド2,72,102の内側面に対する塗料の衝突力を弱めて、回転霧化式塗装装置1,71及び噴霧ヘッド2,72,102の長寿命化を可能にすることできる。
以上、図示した実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、導出孔49,100はスリット状断面や円形断面となっているが、これに限らず、例えば楕円断面であってもよい。
また、上記実施形態では、外側部材4,74,104にテーパ面部28,88が形成されているが、テーパ面部28,88は省略することができる。
上記実施形態では、外側部材4,74,104における内側面に塗料に対する摩耗防止用の塗膜を被覆していないが、該塗膜を適宜、形成して、耐摩耗性をさらに強化することもできる。
図5の噴霧ヘッド102は、図1Aの噴霧ヘッド2に対して外側部材4の円筒面部31及び該円筒面部31に対応する内側部材5の円筒面部が省略されている構造となっている。同様に、図3の噴霧ヘッド72に対して外側部材74の円筒面部89及び該円筒面部89に対応する内側部材75の円筒面部が省略されている構造を噴霧ヘッド72にも採用することができる。
1,71,101・・・回転霧化式塗装装置、2,72,102・・・噴霧ヘッド、3・・・塗料供給機、4,74,104・・・外側部材、5,75,105・・・内側部材、7,77・・・大径側開口、8,87・・・小径側開口、26,86・・・凹面部(第2塗料拡散部)、27,87・・・凸面部(第1塗料拡散部)、29,91・・・縦溝、38・・・環状張り出し部、49,100・・・導出孔、53・・・大径側端。

Claims (5)

  1. 大径側と小径側の両端が開口した円錐台形状の筒体からなる外側部材、該外側部材の内側に配設される内側部材、及び該内側部材の周辺部に形成された複数の導出孔を有し、前記外側部材の小径開口端から前記内側部材に供給された塗料を、前記導出孔を介して前記外側部材の大径開口端の側に導出し、前記大径開口端から噴霧するように構成された噴霧ヘッドと、
    前記小径開口端に係合して前記噴霧ヘッドを前記筒体の軸線の周りに回転させながら前記内側部材に塗料を供給する塗料供給機とを備え、
    前記内側部材は、前記大径開口端に向かって次第に薄くなるように張り出す環状張り出し部を有し、その外側面が前記外側部材の内側面に密着するように形成され、
    前記導出孔と前記環状張り出し部は、前記筒体の軸線に対する前記導出孔の導出方向の角度と前記環状張り出し部の内側面の角度が、前記筒体の軸線方向における前記導出孔の前記大径開口端側の端の位置で等しくなるように形成されていることを特徴とする回転霧化式塗装装置。
  2. 請求項1記載の回転霧化式塗装装置において、
    前記筒体の軸線方向の前記環状張り出し部の前記大径開口端側の端の位置において、前記筒体の軸線に対する前記環状張り出し部の内側面の傾斜角は前記外側部材の内側面の傾斜角以上に設定されていることを特徴とする回転霧化式塗装装置。
  3. 請求項1又は2記載の回転霧化式塗装装置において、
    前記内側部材は、前記外側部材に着脱自在に構成されていることを特徴とする回転霧化式塗装装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転霧化式塗装装置において、
    前記外側部材は、前記環状張り出し部より前記大径開口端側の内側面において、前記筒体の軸線に向かって凸状の曲面で構成される第1塗料拡散部と、該第1塗料拡散部から前記大径開口端の外縁に延在し、前記筒体の軸線に向かって凹状の曲面で構成される第2塗料拡散部とを有し、
    前記第2塗料拡散部は、前記外縁に設けられた複数の溝を有することを特徴とする回転霧化式塗装装置。
  5. 大径側と小径側の両端が開口した円錐台形状の筒体からなる外側部材、該外側部材の内側に配設される内側部材、及び該内側部材の周辺部に形成された複数の導出孔を有し、前記外側部材の小径開口端から前記内側部材に供給された塗料を、前記導出孔を介して前記外側部材の大径開口端の側に導出し、前記大径開口端から噴霧するように構成された噴霧ヘッドであって、
    前記内側部材は、前記大径開口端に向かって次第に薄くなるように張り出す環状張り出し部を有し、その外側面が前記外側部材の内側面に密着するように形成され、
    前記導出孔と前記環状張り出し部は、前記筒体の軸線に対する前記導出孔の導出方向の角度と前記環状張り出し部の内側面の角度が、前記筒体の軸線方向における前記導出孔の前記大径開口端側の端の位置で等しくなるように形成されていることを特徴とする噴霧ヘッド。
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